この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
「ミサワホームで家を建てたいけれど、坪単価はどれくらい?」「他のハウスメーカーと比較して、どんな特徴がある?」「後悔しないためには、どんなことに注意すれば良い?」家づくりは、人生で最も大きな買い物の一つですから、このような疑問や不安も多いことでしょう。
今回は、ミサワホームの坪単価の相場と、商品ラインナップごとの詳しい特徴を解説します。また、ミサワホームならではの強みである、耐震性や断熱性、デザイン性、収納力などについても紹介します。ミサワホームで理想の住まいを実現するための情報を、詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
ミサワホームの注文住宅とは
ミサワホームは、1967年に設立された日本を代表するハウスメーカーの1つです。「日本の住宅を良くしたい」という創業者の強い想いのもと、これまで日本の住宅業界を牽引してきました。
その技術力は、過酷な環境下での建築が求められる「南極昭和基地」の建設に携わったことからも明らかで、その信頼性は揺るぎないものとなっています。
ミサワホームと聞いて、多くの方が「蔵のある家」を思い浮かべるのではないでしょうか?「蔵のある家」は、小屋裏や床下といった、通常ではデッドスペースになりがちな空間を有効活用した、大容量の収納空間を設けています。

ミサワホームの革新的なアイデアを象徴する存在として、長年愛され続けています。
さらに、ミサワホームは1996年以来、35年連続でグッドデザイン賞を受賞するという快挙を成し遂げていることも特徴的です。この受賞歴は、ミサワホームのデザイン性が、単に見た目の美しさだけではなく、機能性や住み心地の良さ、そして環境への配慮など、多岐にわたる観点から長年にわたって高く評価されている証明といえるでしょう。
ミサワホームの注文住宅の特徴
ミサワホームの注文住宅には、他のハウスメーカーにはない独自の魅力が数多くあります。ここでは、その中でも特に注目すべき6つの特徴をピックアップし、詳細に解説します。これらの特徴を理解することで、ミサワホームの家づくりの強みがより明確になるでしょう。
- デザイン性が高く35年連続グッドデザイン賞を受賞している
- 木質パネル接着工法により品質が安定している
- 耐震性能が高い
- 断熱性能に優れている
- 「蔵」による大容量の収納空間がある
- 快適な全館空調システムを採用している
デザイン性が高く35年連続グッドデザイン賞を受賞している
ミサワホームは、1996年から35年という長きにわたり、グッドデザイン賞を受賞し続けています。これは、単に美しいデザインというだけではなく、機能性、使いやすさ、そして環境への配慮など、さまざまな視点から見て優れていると認められた結果です。

この事実から、ミサワホームが提供する住宅のデザインが、一時的な流行に左右されることなく、普遍的な価値を持ち続けていることがわかります。
また、ミサワホームは、多様なデザインテイストに対応できる柔軟性も持ち合わせていることも特徴です。シンプルモダンや重厚感のある邸宅風デザイン、日本の伝統美を取り入れた和風建築など、幅広いラインナップを用意しています。
お客様の個性や好みに合わせた、世界に一つだけの住まいをデザインします。シンプルでありながらも洗練された、飽きのこないデザインを追求し続けている点も魅力の一つです。
木質パネル接着工法により品質が安定している
ミサワホームの主力工法である「木質パネル接着工法」は、高品質な住宅を安定的に供給するための、ミサワホーム独自の技術です。この工法は、工場で精密に生産された木質パネルを、現場で高強度の接着剤を用いて一体化させるというものです。現場での作業を減らし、品質を高める工夫がされています。

工場生産のメリットは、天候に左右されず、安定した環境下で部材を製造できる点にあります。これにより、部材の品質が均一に保たれ、ミリ単位の誤差も許さない高精度な施工が可能です。
接着剤の使用は、木材同士を強固に結合させ、構造体全体の強度と耐久性を飛躍的に向上させます。木質パネルと接着剤の組み合わせは、地震や台風などの自然災害に対して、優れた抵抗力を発揮します。
耐震性能が高い
ミサワホームの住宅は、最高等級である耐震等級3の取得が可能であり、標準仕様で耐震等級3相当の強度を確保しています。これは、建築基準法で定められている耐震基準の1.5倍の耐震性能に相当し、数百年に一度発生するとされる大規模地震(震度6強から7程度)が発生しても、倒壊・崩壊しないレベルの強さを誇ります。大地震が起きた後も、安心して住み続けられる住まいを提供できる、非常に心強いハウスメーカーだといえるでしょう。
さらに、ミサワホームでは、制振装置「MGEO(エムジオ)」を標準装備またはオプションで採用することで、地震の揺れを効果的に抑制する設計を可能にしています。

MGEOは、地震のエネルギーを吸収し、建物の揺れ幅を最大で約50%も低減できる高性能な装置です。
断熱性能に優れている
ミサワホームは、断熱性能においても業界トップクラスの技術力を誇ります。その高い断熱性能を実現しているのが「外張り断熱」と「充填断熱」を組み合わせた、独自の「ダブル断熱」構造です。
ミサワホームの断熱へのこだわりは、外壁の内側と外側、両方に断熱材を施す徹底ぶりに表れています。建物全体を断熱材で包み込むことで、外気温の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすい、魔法瓶のような構造を実現しています。
また、断熱性能を示す指標としてUA値(外皮平均熱貫流率)やQ値(熱損失係数)といった数値が用いられます。これらの数値は、小さいほど断熱性能が高いことを示します。
ミサワホームの住宅は、これらの数値においても優れた性能を示しており、快適な住環境と省エネルギー性を両立させています。
「蔵」による大容量の収納空間がある
ミサワホームの代名詞ともいえる「蔵のある家」は、単なる収納スペースを超えた、住まいの可能性を広げる革新的な空間といえるでしょう。「蔵」は、1階と2階の間に設けられる、天井高最大1.4mの空間であり、床面積には算入されないため、空間を有効活用できます。

「蔵」の最大の魅力は、その圧倒的な収納力にあります。季節ごとの衣類や家電製品、普段は使わない来客用の布団、アウトドア用品、防災グッズ、さらには思い出の品々まで、あらゆるものをまとめて収納することが可能です。一般的な住宅では収納場所に困るような大型の荷物や、長尺物も、「蔵」があればすっきりと片付けることができます。
快適な全館空調システムを採用している
ミサワホームでは、快適な室内環境を実現し、健康的な暮らしをサポートするために、全館空調システム「フロアセントラル換気システムA7型」を推奨しています。

このシステムは、高い熱交換率を誇り、外気を室温に限りなく近づけて取り込むことで、冷暖房の負荷を大幅に軽減し、エネルギー効率を高めることが可能です。
「フロアセントラル換気システムA7型」は、複数のエアコンを連携させ、統合的に制御するシステムを採用しています。各部屋に設置されたエアコンを個別に運転するのではなく、システム全体で連携して運転することで、家全体の温度をムラなく均一に保ちます。部屋ごとの温度差を解消し、ヒートショックのリスクを低減する効果も期待できるでしょう。
ミサワホームの注文住宅の坪単価
ミサワホームの注文住宅の坪単価は、選択する商品ラインナップや追加するオプション、建築する地域によっても大きく異なります。ここでは、ミサワホームの主要な商品ラインナップごとの坪単価の目安について詳しく解説します。
商品ラインナップ別の坪単価
ミサワホームでは、お客様の多様なニーズやライフスタイル、そして予算に合わせて、幅広い商品ラインナップを展開しています。各商品の特徴と、坪単価の相場は次のとおりです。
商品 | 特徴 | 坪単価 |
---|---|---|
CENTURY(センチュリー) | ミサワホームが誇る最上位ブランドであり、最高級の品質とデザインを追求した住宅です。 | 100万円~ |
GENIUS(ジニアス) | ミサワホームの代名詞ともいえる「蔵のある家」をはじめ、多彩なプランを展開する主力商品です。 | 85万円~ |
SMARTSTYLE(スマートスタイル) | あらかじめ用意されたプランから選択する、企画型住宅です。 | 70万円~ |
MISAWADESIGNERS’CODE(ミサワデザイナーズコード) | 国内外で活躍する著名な建築家やデザイナーとコラボレーションした、個性豊かな住宅です。 | 65万円~ |
ミサワホームの注文住宅は、商品ラインナップによって価格帯に幅があるものの、一般的には高価格帯に位置づけられます。これは、高性能な住宅を提供するというミサワホームのこだわりが、価格に反映されているためです。
坪単価に含まれるものと含まれないもの
坪単価は、家づくりの総費用を把握する上で、一つの目安となります。しかし、坪単価だけで判断してしまうと、後々予算オーバーとなる可能性もあるため、注意が必要です。坪単価に含まれるもの、含まれないものを正確に理解しておくことが、資金計画を立てる上で非常に大切です。
坪単価に含まれるものと含まれないものは、次のとおりです。
含まれるもの | ・構造躯体・屋根材・外壁材・床・壁・建具・住宅設備 |
含まれないもの | ・外構工事・造作家具・オプション設備・インフラなどの付帯工事 |
坪単価に含まれない費用は、数百万円から、場合によっては1,000万円を超えることもあります。特に、土地の条件や、選択するオプションによっては費用が大きく変動するため、注意が必要です。事前にしっかりと確認し、資金計画に組み込んでおくことが重要になります。
費用を抑えるポイント
ミサワホームの注文住宅は、高性能であるがゆえに、価格も高くなる傾向があります。しかし、工夫次第で、費用を抑えることは十分に可能です。
建物の形状は、シンプルなほど建築コストを抑えられます。外壁の凹凸を減らし、正方形や長方形に近い形状にすることで、外壁の面積を最小限に抑え、材料費や施工費を削減できます。無駄を省き、効率的な設計を心がけましょう。
1階と2階の床面積を同じにする「総二階」は、最もコストパフォーマンスの高い形状です。基礎や屋根の面積を最小限に抑えられ、建築費用を大幅に削減できるでしょう。壁やドアなどの間仕切りを減らすことでも、材料費や施工費を削減できます。
ミサワホームでは、期間限定のキャンペーンや、特定の条件を満たす場合に利用できる割引制度を設けていることがあります。これらの情報をこまめにチェックし、積極的に活用することで、建築費用を抑えましょう。
住宅系YouTuber「まかろにお」のYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」では、ミサワホームをはじめとする大手ハウスメーカーとの交渉術や、値引きのコツなどを公開しています。ハウスメーカー選びにお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
ミサワホームの注文住宅がおすすめの人
ミサワホームの注文住宅は、高いデザイン性や耐震性、断熱性、そして「蔵」による大容量収納など、多くの魅力を持つ一方で、すべての人に最適とは限りません。ここでは、ミサワホームの家づくりが特におすすめできる人の特徴を具体的に解説します。
収納力を重視している
「物が多くて、収納スペースが足りない」や「部屋が片付かない」とお悩みの方にとって、ミサワホームの「蔵のある家」は、まさに理想的な住まいといえるでしょう。ミサワホームの代名詞ともいえる「蔵」は、1階と2階の間に設けられた大容量の収納空間で、床面積には含まれないため、空間を有効活用できます。
「蔵」の魅力は、単に収納量が多いだけではなく、その配置によって居住空間をすっきりと広く見せる効果があることです。季節家電や衣類、アウトドア用品、防災グッズなど、普段使わないものや、かさばるものをまとめて収納できるため、生活感のない、モデルルームのような空間を維持できます。
耐震性能にこだわりがある
地震大国である日本において、住宅の耐震性能は、最も重要な要素の一つです。ミサワホームの木質パネル接着工法は、地震に強い家づくりを実現するための、独自の技術であり、その強度は折り紙付きです。

ミサワホームの住宅は、建築基準法で定められた耐震基準を大幅に上回る、耐震等級3(最高等級)の取得が可能です。さらに、制振装置「MGEO」を搭載することで、地震の揺れを吸収し、建物の損傷を最小限に抑えます。
高いデザイン性を求めている
ミサワホームは、35年連続でグッドデザイン賞を受賞していることからもわかるように、デザイン性の高さにも定評があります。シンプルモダン、邸宅風デザイン、和風など、幅広いデザインテイストに対応可能で、お客様の個性や好みに合わせた、世界に一つだけの住まいをデザインできます。洗練されたデザインは、住む人の満足度を高めてくれるでしょう。
特に、「蔵のある家」は、その独特な外観だけではなく、空間を有効活用する機能性も兼ね備えた、ミサワホームならではのデザインです。さらに、著名な建築家やデザイナーとのコラボレーションによる、個性的な住宅プランも提供しており、デザインにこだわりたい方にとって、ミサワホームは魅力的な選択肢となるでしょう。
保証や長期メンテナンスを重視している
ミサワホームは、長く安心して住み続けられるよう、充実した保証制度とアフターサービスを提供しています。構造躯体については最長35年、防水については30年、シロアリ対策については10年という長期保証が付帯されています。

また、ミサワホームでは、専門スタッフによる定期的な点検や必要に応じたメンテナンスを行うことで、建物の性能を長く維持し、快適な暮らしをサポートしてくれるでしょう。
ミサワホームの注文住宅で後悔しないためのポイント
ミサワホームの注文住宅は、多くの魅力を持つ一方で、注意すべき点もあります。最後に、ミサワホームで家を建てた後に後悔しないために、事前に確認しておくべきポイントを具体的に解説します。
モデルハウス・展示場での確認ポイント
まずは「蔵」は必ず中に入り、広さ、天井高、収納のしやすさを体感しましょう。図面ではわからない、実際の使い勝手を確認することが重要です。
次に、モデルハウスは特別仕様であると認識し、断熱性や遮音性は、外気温や騒音を意識しながら、体感レベルで確認をしてください。
また、標準仕様とオプション仕様の区別を明確にし、標準仕様でどこまで理想に近づけるかを把握することが大切です。そして、営業担当者の対応や提案力、相性を見極め、信頼できるパートナーを選びましょう。
これらのポイントを押さえ、五感をフル活用して見学することで、単なる見学から後悔のない住まい選びを実現するためのヒントとなるでしょう。
設計・プランニングの注意点
ミサワホームで理想の住まいを実現するためには、設計・プランニングが最も重要です。
「蔵」の配置や大きさ、使い道は、家族構成やライフスタイルに合わせて具体的に計画しましょう。収納物リストの作成や図面への書き込みでシミュレーションも有効です。「蔵」だけではなく、家全体の収納計画もしっかりと検討しましょう。
将来の家族構成の変化を見据え、間取りや部屋数、バリアフリー設計も検討が必要です。さらに、最高等級の耐震等級3を確実に取得するため、詳細な構造計算(許容応力度計算)の依頼も検討しましょう。これらを総合的に考慮し、綿密なプランニングで、後悔のない家づくりを目指してください。
契約前の確認事項
見積もりは、建物本体価格だけではなく、オプション工事費、付帯工事費、諸費用など、全ての項目を詳細に確認し、不明点は必ず質問をしましょう。標準仕様とオプション仕様の違いも明確に理解することが大切です。
次に、ミサワホームの長期保証やアフターサービスの内容、期間は商品や契約内容で異なります。保証範囲や期間、定期点検の頻度や内容、修理費用負担などを確認し、保証書や関連書類は大切に保管しましょう。
また、住宅ローン利用の有無に関わらず、費用の支払い時期と金額を事前に確認し、資金計画を立てましょう。ローン利用時は審査や手続きのスケジュールも確認。支払いの遅れは工事遅延や契約解除につながる可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
ミサワホームの注文住宅の特徴、坪単価、後悔しないためのポイントなどについて詳しく解説しました。
ミサワホームの注文住宅には、高いデザイン性や耐震性、断熱性、そして「蔵」による大容量収納など、多くの魅力があります。しかし、坪単価が高めであること、商品ラインナップやオプションによって価格が大きく変動すること、設計の自由度に制約があることなど、注意すべき点もあります。
これらの情報を総合的に検討し、自分たちにとって最適な選択をすることが、理想の住まいを実現するための第一歩となります。後悔のない家づくりをするために、慎重に検討を進めていきましょう。
より詳しい家づくりの情報は、住宅系YouTuber「まかろにお」のYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」をご覧ください。ミサワホームを含む大手ハウスメーカーの特徴や、家づくりのノウハウをわかりやすく解説しています。
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