【2025】注文住宅の内装の決め方|おしゃれなデザインにするためのポイントを解説 

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この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。

注文住宅の内装は、理想の住まいを叶える重要なポイントです。素材や色、間取りを自由に選べるため、ライフスタイルや家族構成に合わせた空間づくりができます。

とはいえ、「内装は何から決めればいい?」「失敗しないコツは?」と不安に感じる方も多いはずです。そこで今回は、注文住宅の内装の決め方や手順をわかりやすく解説します。さらに、失敗を防ぐコツやおしゃれに仕上げるポイントも詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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注文住宅の内装の決め方・手順

注文住宅のリビング

注文住宅の内装は、理想の住まいをつくるための重要な工程です。間取りや予算、テイストなど決めることが多く、難しく感じる方も少なくありません。

床・壁・天井などの素材や色を自由に選べる反面、完成するまで実物を確認できないため、コーディネートに不安を感じる方もいるでしょう。しかし、基本的な手順やポイントを押さえれば、誰でもスムーズに理想の内装を形にできます。

ここでは、内装を決める5つの手順を詳しく解説します。流れを理解し、満足度の高い家づくりを進めましょう。

手順1:施工事例を見て好みのテイストを見つける

最初に、施工事例を見て自分たちの好みに合うテイストを明確にしましょう。テイストが定まれば、内装全体のコーディネートがしやすくなり、失敗や後悔を防ぎやすくなります。

デザインには、「モダン」「ナチュラル」「北欧風」「和風」などさまざまな種類があります。気に入った事例は写真で保存し、家族や担当者とイメージを共有できるようにしましょう。これにより、認識のズレが起きにくく、理想の住まいに近づきます。

施工事例は、ハウスメーカーや工務店の公式サイト、展示場、SNSなどで探せます。先入観にとらわれず、幅広くチェックしてから決めることがポイントです。

手順2:家族で話し合う

家族の意見をまとめておくと、内装の打ち合わせがスムーズに進みます。間取りや設備、デザインに対する理想や要望を事前に共有しましょう。

「ここは譲れない」「これがあると便利」といった希望を出し合うことで、優先順位も明確になります。意見がまとまらない場合は、ハウスメーカーや工務店の担当者にも相談し、プロ目線のアドバイスをもらいながら進めると安心です。

手順3:内装で決める箇所を把握する

内装の打ち合わせでは、次のように多くの項目を決めていきます。事前に把握しておくと、空間全体のバランスを考えやすくなります。

主な内装の決定項目

  • 床材
  • 壁材・天井材
  • 建具(ドア・窓枠など)
  • 住宅設備(キッチン・浴室・トイレなど)
  • 照明・スイッチ・コンセント

なお、打ち合わせの流れはハウスメーカーや工務店によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

手順4:テイストに合わせて素材や色を決める

テイストが決まったら、次は素材や色を選びます。内装に統一感を持たせるには、「床」「壁」「天井」の色味を揃えるのが効果的です。

素材や色は、サンプルを実際に目で見て、手に取って確認しましょう。可能であれば、実際の部屋に近い環境で確認すると、仕上がりのイメージがより明確になります。難しい場合は、照明の明るさや色温度の違いを踏まえて選ぶようにしましょう。

手順5:建材や設備を決める

最後に、内装に使用する建材や設備を具体的に決めます。床・壁などの面積が大きい部分から決めていくと、全体のイメージがしやすくなります。

主に決める内容

  • 建具
  • 天井
  • キッチン・浴室・トイレなどの設備
  • 照明デザインと配置
  • 家具・インテリア

面積の大きい部分が決まったら、ドアやキッチン扉など細部の素材や色を選びましょう。キッチンを重視する場合は、先にキッチンを決めてから、他をコーディネートしても構いません。

内装材で失敗したくないという方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【要注意】住んでから後悔する内装材の落とし穴」をチェックしてみてください。

運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元住宅営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

YouTubeチャンネルでは、大手ハウスメーカーの特徴やメリット・デメリット、注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。

注文住宅の内装で失敗しないためのポイント

注文住宅の内装での注意点

注文住宅は、住み始めてから「こうしておけばよかった」と後悔するケースが少なくありません。だからこそ、内装計画の段階で失敗を防ぐためのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、内装づくりで後悔しないための具体的なコツを解説します。

優先順位を決める

内装はこだわり始めるとキリがありません。まずは「何を優先するか」を明確にしましょう。すべてを叶えようとすると、予算オーバーや仕様変更による妥協が発生し、満足度が下がってしまいます。

優先順位を決めておけば必要な部分から順に決めていけるため、計画的かつ楽しく家づくりを進められます。内装に限らず、家づくりは予算感覚が狂いやすいため、無理のない予算内で進める意識も重要です。

カラーや素材は必ず目で見て確認する

内装材やカラーは、光の当たり方や空間の広さによって印象が大きく変わります。イメージどおりに仕上げるには、カタログや画面上ではなく、必ず実物サンプルを目で見て確認しましょう。

また、「面積効果」も意識することが大切です。明るい色は実際よりもより明るく、暗い色はより暗く見えるなど錯覚が起こります。柄の見え方も、面積によって印象が変わるため注意しましょう。

多くのハウスメーカーやメーカーではサンプルを用意していますが、小さなカットサンプルだけで決めてしまうと、完成後にギャップを感じやすくなります。可能であれば、モデルハウスや住宅展示場で実物大の仕上がりを確認するのがおすすめです。

収納スペースを確保する

内装デザインだけでなく、収納計画も家づくりには欠かせません。収納が不足すると、モノが散乱しやすく、生活感のある空間になってしまうためです。

収納には「見せる収納」「隠す収納」など種類がありますが、暮らし方や持ち物の量・サイズに合わせて、無理なく使える収納スペースを計画しましょう。

機能性も重視する

内装デザインに夢中になりがちですが、忘れてはならないのが機能性です。見た目が良くても、家事動線が悪かったり、コンセントが足りなかったりすると、暮らしにくさの原因になります。

生活動線や家事動線、コンセントの位置、収納量、家族構成や将来の変化も考慮し、デザイン性と使いやすさのバランスをとることが大切です。

家事導線の間取りについて詳しく知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【後悔】家事がしんどいと感じる間取り」をチェックしてみてください。

現在の住まいの不満を書き出す

失敗しない内装づくりのためには、今の住まいで感じている不満を整理することが有効です。不満を明確にしておけば、新しい住まいで改善策を盛り込みやすくなります。

家族全員で不満点や要望を出し合い、優先度の高いものから整理しておきましょう。

イメージをハウスメーカーと共有する

注文住宅では、設計担当者とのイメージ共有がとても重要です。同じ「モダン」でも、シンプル系なのか、ナチュラル寄りなのかで内装の仕上がりは大きく変わります。

打ち合わせでは、口頭だけでなく、施工事例やインテリアの写真、モデルハウスの見学などを活用し、視覚的にイメージを伝えましょう。ハウスメーカーやSNSで集めた参考事例を共有しておくと、認識のズレを防げます。

内装の失敗例を知っておきたいという方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【実例共有】内装の失敗パターン3選」をチェックしてみてください。

注文住宅の内装をおしゃれにする工夫

間接照明

注文住宅は、内装の自由度が高いからこそ、工夫次第でおしゃれで機能的な空間に仕上げられます。デザイン性と実用性の両立が重要です。ここでは、注文住宅の内装をより魅力的にするための具体的な工夫を紹介します。

床材は1種類に統一する

床材は種類や色を変えすぎると、見切り材が目立ったり、空間に統一感がなくなったりします。内装全体を美しく仕上げるためには、床材は1種類・1色に絞ることが基本です。シンプルにまとめることで、空間に一体感が生まれ、完成度が高まります。

間接照明で奥行きと雰囲気を演出する

間接照明は、内装に奥行きと柔らかい雰囲気を与える効果的なテクニックです。壁や天井に光を反射させることで、光源を直接見せずに上質な空間を演出できます

間接照明には種類があります。使う場所や生活シーンに合わせて、適切な間接照明を取り入れましょう。

  • 天井を照らす:コーブ照明
  • 壁を照らす:コーニス照明
  • 天井・壁の両方を照らす:バランス照明

室内の壁は1色+アクセントでまとめる

壁は、インテリアの印象を左右する重要な要素です。複数の色や柄を使いすぎると、空間にまとまりがなくなるため、基本は1色にまとめましょう

「単調になりそう」と感じる場合は、素材感やアクセントクロスを上手に使って個性を加えます。和紙壁紙や織物壁紙など、質感が魅力的な素材を選ぶと、シンプルでもおしゃれに仕上がります。

アクセントクロスは、照明やスイッチがない壁面に取り入れると効果的です。

下がり天井で空間にメリハリをつける

下がり天井とは、一部の天井を下げて空間に変化をつけるデザインです。間接照明を仕込んだり、視線を集めるアクセントにもなったりしります。

また、窓の高さが十分に取れない場合でも、下がり天井を活用することでバランス良く見せられることがメリットです。ただし、やりすぎると空間が重くなるため、適切な場所に絞って取り入れましょう。

スイッチやコンセントを目立たせない

スイッチやコンセントが目立つと、せっかくの空間デザインが損なわれます。できるだけ目立たない位置に設置し、すっきりと仕上げましょう。

スイッチ類は、パントリー内や玄関付近にまとめたり、コンセントは床下や家具裏に配置したりするなど工夫すると効果的です。ただし、使い勝手を優先し、生活動線も考慮して配置を決めましょう。

収納は埋め込み式で造作する

収納は、できる限り埋め込み式にすることで空間に一体感が生まれます。

近年の住宅は「モダニズム」が主流で、装飾を排除したシンプルな空間が好まれます。埋め込み収納は、設計段階からプランに組み込む必要があります。建物・家具・収納が一体化することで、洗練された内装に仕上がります。

巾木・幕板は極力省略する

巾木や幕板は、空間に不必要なラインを増やしてしまうことが多く、デザインを損ねる原因になります。巾木は細くするか、アルミアングルなどを用いて目立たなくしましょう。

また、ハウスメーカーによっては、1階と2階の間に幕板が設置される場合もありますが、不要であれば排除するのがベターです。細部まで工夫することで、より洗練された空間を目指せます。

注文住宅の内装をおしゃれにする方法をさらに詳しく知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【簡単】注文住宅でおしゃれな内装を作るための5つのSTEP」をチェックしてみてください。

まとめ

内装の決め方や失敗を防ぐポイント、おしゃれに仕上げるコツを詳しく解説しました。注文住宅の内装は、理想の住まいを形にするうえで欠かせない重要な要素です。内装は自由度が高いからこそ、事前にしっかり準備し、計画的に進めることが大切です。

ただ理想を詰め込むだけでは、予算オーバーや統一感のない空間につながりかねません。大切なのは、優先順位を決め、バランスを考えながら素材や設備を選ぶことです。今回紹介した手順や注意点を踏まえておけば、初めての家づくりでもスムーズに理想の内装を実現できます。

注文住宅の内装についてもっと詳しく知りたいという方は、住宅系YouTuber「まかろにお」のYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」をチェックしてください。動画では、各ハウスメーカーの優秀な営業マンから得たリアルな情報をもとに、役立つコンテンツを多数配信しています。

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家づくりは事前に勉強をしておくことで、後悔することが少なくなります。正しい知識を身につけて、後悔しない理想の住まいを建てられるようにしましょう。

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