今回は、Instagramでヘーベルハウスの印象について、意見を募集しました。

その中から、ヘーベルハウスの印象・評判について辛口レビューを9個紹介します。
多くの方から忖度のない意見をいただいたので、ぜひ参考にしてください。
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー1:最近外観がすごくお洒落になっている
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー2:金持ちが好きそう
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー3:箱!!
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー4:地震に強い
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー5:myDESSINの選べる範囲が少なすぎる
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー6:2階 夏はエアコン無しだと暑くて冬は寒い
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー7:土地探しを頑張ってくれなかった
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー8:Asu-hausがどこでも売れるようになれば最強!!
- ヘーベルハウスの評判・印象レビュー9:お豆腐
- ヘーベルハウスの口コミ9選|評判・印象を辛口レビューまとめ
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー1:最近外観がすごくお洒落になっている

『最近 外観がすごくお洒落になっている』
「RATIUS|RD」からシンプルな外観構成が増えた印象があります。

元々ヘーベルハウス自体はおしゃれです。
きちんと「モダニズム」という考え方を踏襲した上で商品化しています。
これはすばらしいことだと思っていて、日本の住宅は「工業化住宅」が先行しているので、つくること前提の文化ですし、街並みがごちゃごちゃしていて、言い方が悪いですが安っぽい箱のような家が乱立しているのが日本の普通になっています。
一方で海外もそうですが、建築家の方が建てた文化を踏襲した家づくりもあり、ヘーベルハウスに関しては、モダニズム、つまり装飾のない建築をつくろうという、そういう世界的な文化からデザインを落とし込んで日本の家づくりとしています。
そういうハウスメーカーなので、そもそもの出発点が違います。
社内でどれだけ言語化できているのかという問題はあるのですが、基本的には装飾性のない建物をつくっていくということで、商品を打ち出しています。
モダンがベースにあって、その上での商品展開なので、それはおしゃれになります。
モダンという概念をしっかりと踏襲して建物をつくっているのは、ヘーベルハウスにしかない特徴かなと思いますし、モダニズム系の建築をつくるのであれば、ヘーベルハウスが頭一つ抜けているかなとは思います。
ヘーベルハウスは家具提案も得意です。

モダニズムといえば、ミッドセンチュリーの家具とばっちり合います。
「LC1」「LC2」「バルセロナチェア」、この辺はモダニズムと相性ピッタリの家具です。

そこから派生して現代家具、ミノッティなど、そういったところもきちんと提案するようなメーカーなので、内装提案はばっちりです。
展示場に行くとシューズロングなどが絶対に置いてあります。

女性の像を模してつくられたラシェーズもあります。

「こういう建物デザインを提案していく」というのが最初から決まっているので、そういう意味ではブレなくてやはり強いです。
ヘーベルハウスはモダニズム建築をつくるという軸があるのでわかりやすく、おしゃれになりやすいメーカーです。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー2:金持ちが好きそう

『金持ちが好きそう』
タイル貼りにすることが多いですし、RC(鉄筋コンクリート造)的な外観を感じるのもあります。
ガレージハウスのイメージもあります。
海外の建築が好きな人が真似をして日本で建てているという感じです。
それがお金持ち、感度の高い人たちが海外の住宅を真似したがるので、結果お金持ちがそれを建てているというのに近いかもしれません。
お金持ちが感度が高くて海外の情報をいち早く取ってくるという流れのような気がします。
海外の住宅は基本天井高が高いですし、 木が取れなかったということもあり、石造りで建築していることが多いです。
材質が木だったら細く加工して柱を多く出してそこに窓をつけることになり、「窓を小さくする」「重心を低くする」「天井を低くする」ということになります。

海外ですと石材が使われるので、ある程度の大きさがあり、それによって空間を大きくして、そこに大きな家具を置くというのが主流になっているということです。

日本は木が主流なので、あまり天井高を取れず、どちらかというと低めに取って横に大きく広げるという文化です。

海外は意外と木材がなく、石の方が取れるので、石を積み上げてつくります。

そのため天井高が高くなり、それに合わせてそれなりに家具のボリュームをつけなければならないので、割と肉厚系の家具が配置されます。
結果多くの人がいけすかないと思っている家具を入れなければいけなくなります。
ですので「お金持ちが好きそう」というのはあながち間違ってはいないと思います。
石っぽいフローリングにするのであれば、海外のテイストを真似なければいけない、海外のテイストを真似るということは、日本の建築とは違って天井高を上げなければいけない、天井高を上げるのであれば、それに合ったボリューム感のある家具を入れなければならない、そうすると、イタリアやフランス系の家具を入れるため、結果いけすかない雰囲気になり、金持ちしか建てられない家になるのだと思います。
基本モダニズムは無機質系のものであり、産業革命が起きた時に、大量生産しやすく均一なものをつくっていこうというのが前提にあったので、金属、プラスチック、ガラス、こういった素材感を使うことがモダニズムとなっているわけです。

そうなってくると、ウールやシルクなどではなく、革など少し冷たいテカテカしたものがモダニズムとして該当してきます。
当然その人のセンスで部分部分にウール系のクッションや絨毯を入れるなどはアリはアリなのですが、元をたどると基本的にはテカテカツルツルの素材で、素材が均一なものを入れましょうというのがモダニズムなので、それがいけすかない感じになります。
カチっとしているのでプレッシャーに感じ、リラックス感がないので、それを「ちょっとな…」と思う人も多いです。
モダニズムの原点を辿っていくと、建物の内装もインテリアの配置もどうしてもそういうテイストになりやすいので仕方ないかと思います。
ヘーベルハウスがそういう家ばかりかと言われればそうではなく、普通に無垢床も使えますが、お金持ちが好きそうというのはあながち間違っていないイメージかなと思います。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー3:箱!!

『箱!!みんな一緒!!箱!!』
モダニズムなので、あのような形状のものがシンプルでいいということで、ボックス型の形状になっています。

ヘーベルハウスのデザインを理解した上で選んでもらえればいいかと思います。
逆にヘーベルハウスで三角屋根、寄せ棟の家を建てるのは少し違うかもしれません。
ただ、最近世の中の流れ的に、寄せ棟にして軒を深くするというテイストがとても多いです。

それに合わせて、ヘーベルハウスも軒深い住宅がつくれますという提案もしています。
ただ、一周回ってそういうテイストに多くの人が見飽きている気がします。
おしゃれというのは人と違うためおしゃれですし、非日常感があるためおしゃれなわけです。
それを考えると、昨今はそういった「寄せ棟」「緩勾配」「軒深く」というものではない建物の方が非日常感を演出しやすいという話にもなります。
「フラット屋根の方がいい」という時代が来るのではないかと思います。
そうしたら、ヘーベルハウスの箱っぽい外観が強みになるでしょう。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー4:地震に強い

『防火に優れたヘーベル板 地震に強い』
これはそうです。
ヘーベルハウスといったら地震に対する強さ、あとは周辺被害から身を守れる防火性のような部分に特化したハウスメーカーなので、まさにその通りです。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー5:myDESSINの選べる範囲が少なすぎる

『myDESSIN(マイデッサン)の選べる範囲が少なすぎる 良さが感じられない』
規格住宅のため仕方ないですし、コストを優先している建て方なので、断熱性能を強化する、気密性能を強化する、ルールを超えてカスタマイズをするなど、そういう住宅ではありません。
価格を抑えたいなら、その辺の制限に関しては仕方ないと思ってもらった方がいいでしょう。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー6:2階 夏はエアコン無しだと暑くて冬は寒い

『2階 夏はエアコン無しだと暑くて冬は寒かったです』
気密や断熱を求めているメーカーではないので、仕方ないかなと思います。
工業化住宅は、クオリティを追求するよりかは多くの人たちに同じ質の家を届ける、平均点80点くらいの家を届けましょうというのが根本なのです。
ヘーベルハウスは結構ルールがしっかり決まっているので、高気密高断熱住宅はつくれないというのが正直なところです。
ただ、2024年11月からヘーベルハウスのネオマフォームの厚さが厚くなりました。

そのため、一応ヘーベルハウスでも断熱等級6は取れるように変わりました。
ヘーベルハウスはヘーベル板を売る会社なので、極端に断熱材を厚くすることは難しかったりもしますし、壁が一部そうなったとしても床と天井の断熱材も厚くしなければいけなかったりするので、壁だけやればいいわけではありませんが、一応世の中の流れに合わせて少しずつ変化しています。
当然エアコンをつけなければ高気密高断熱住宅でも2階は暑くなるので、一旦ご自身で体感していただければと思います。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー7:土地探しを頑張ってくれなかった

『土地探し 頑張ってくれなかった』
これはヘーベルハウスがではなく、営業マンによります。
ヘーベルハウスはあまりリスクを負いたくないという会社なので、自社で分譲地を仕入れて販売するということはほぼしません。
そういった意味では土地探しの情報が入ってきにくい面はあるかもしれません。
しかし、入ってきやすいメーカーは逆に限られていて、積水ハウスとダイワハウスくらいだと思います。
地主さんとの繋がりがあるそれらのメーカーは、水面下での土地の情報が入ってきたりもしますが、それ以外のメーカーは賃貸に力を入れているわけではないですし、今はネット社会なので自社で抱えているよりはサイトにいい物件を載せ、お客さんを大量に集客してリストを取った方が不動産屋としても賢いです。
同じような土地を検討している人たちをリストとして大量に抱えることができたら「そこの土地は売れてしまったけど、こちらの土地はありますよ。どうですか?」と営業をかけられます。
そのため変に抱えておく必要性がなく、むしろネットに上げた方が利益がある気がします。
土地の情報が水面下で来ないから土地探しが弱いというわけではありません。
あと、営業マンによって土地探しのスタンスが違いますし、考え方も進め方も本当に違うので、ヘーベルハウスだからというわけではありません。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー8:Asu-hausがどこでも売れるようになれば最強!!

『Asu-hausがどこでも売れるようになれば最強!!』
Asu-hausは塔数制限があります。
ずっと鉄骨住宅を売っていましたが、一時ヘーベルハウスでも木造住宅を売っていた時がありました。
しかしその商品が廃止になり、そこからずっと鉄骨一本だったという経緯があり、今回また木造住宅が出てきたわけです。

ただ木造住宅に関してもカニバリを起こしてしまいます。
世の中的には木造シフトと呼ばれていて「木造住宅の方が省エネ性能が優れている」「断熱・気密性能が高い」「地震の時もなんだかんだ木造住宅の方が基本揺れないよね、もちろん鉄骨住宅も揺れないように制震装置を入れて木造住宅並みに揺れないようにはつくっていますが、基本的なことを考えたらやはり木造の方が有利だよね」というのに世の中の人たちが気づき始め、ヘーベルハウスも木造住宅を出さざるを得なかったのかなと思います。
ヘーベルハウスが出しているAsu-hausはそのようなことをやって木造を売ってしまうとカニバリを起こしてしまうので、別会社のような立ち位置で販売しています。
今後もAsu-hausを全国的にバーンと展開していくことは考えにくいです。
営業よりも技術寄りの人たちが直接監修するので普及しづらく、そもそもコンセプトがずれてしまうので、普及しようとも思っていないと思います。
ヘーベルハウスもそのくらいの技術力があるというのを世に知らしめるための1つの手段としてAsu-hausがあるような気もします。
Asu-hausが本当に全国展開したら多分大手のハウスメーカーは一斉にコケ始めると思います。
あと「ヴァナキュラー建築」というのが、ヒットする人とヒットしない人がいると思います。

ヴァナキュラー建築は特定の建築家がつくった家ではなく、その地域に住むにあたって勝手に出てきたデザインです。
例えば夏場すごく暑かったら当然快適に過ごしたいと思って涼しい家づくりをしようとするわけです。
「涼しい家ってどういう形状になるのかな?」と現地の人たちが考え、勝手に出てきたデザインがヴァナキュラー建築になります。
白川郷の合掌造りなど、その地域由来のデザインということです。
ヘーベルハウスのAsu-hausもまさにヴァナキュラー建築をデザインとしてやっていくと打ち出しているわけです。
そのため、日本らしい住宅になります。
そうするとホテルライクなど海外テイストなデザインではなくなり、それこそヘーベルハウスがやっているモダニズムとは相反するものになってきます。
ヘーベルハウスは、海外製品のデザイン、日本に土着したデザイン、この棲み分けがうまくできているような気がします。
「ヴァナキュラー建築はちょっときついな」「自分たちの好みじゃないな」と思うのであれば、そもそも外れてしまいます。
そこの好き嫌いはあると思いますが、性能はピカイチというのがAsu-hausです。
ヘーベルハウスの評判・印象レビュー9:お豆腐

『お豆腐』
モダニズム系のデザインでかっこよく、外観も外構計画を含めてつくりやすいなと思うのですが、間口が狭い土地になった瞬間キノコの山のようになるので、その時の対応策は持っておかなければならないなと思います。

どこの土地でもおしゃれになるというのは違います。
あと外観もそうですが、リビングに大きい窓をつけて軒が繋がるという、中からの見た目が画一的になるなと思います。

建築家さんがつくる家は、軒が斜めに落ちてきて軒裏に竹が張ってあるなど、あれが内包感に繋がるのですが、そういうのは生まれないと思います。
平面的な空間構成重視になりやすいというのはあります。
ただ、ヘーベルのお豆腐、四角い形がダサいかと言われたら、全然そんなことはないと思います。
また、ヘーベルハウスはしっかり防水処理をしていますが、メンテナンス性、防水の観点で「どうなの?」と不安に思う人は、メンテナンスがどれくらいかかるのかを確認した方がいいかもしれません。
そこさえ確認すれば、見た目は普通にかっこいいです。
ヘーベルハウスの口コミ9選|評判・印象を辛口レビューまとめ
ヘーベルハウスの評判・印象レビューということで説明してきました。
ぜひ参考にしてください。
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