木造住宅のメリット・デメリットとは?鉄骨造住宅と比較してわかりやすく解説 

木造住宅のメリット・デメリットとは?鉄骨造住宅と比較してわかりやすく解説 メグリエ編集部記事
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マイホームを考えたとき、多くの人が選ぶ「木造住宅」ですが、木の温もりやデザインの自由さに惹かれる一方で「音が響きやすいのでは?」「火事が心配」といった不安を感じていませんか?たしかに、木造住宅にはデメリットもありますが、その多くは現代の技術で解決できます。

今回は、木造住宅のメリット・デメリットを徹底比較し、鉄骨造との違いもわかりやすく解説します。理想の家づくりに木造住宅が合っているのか、ぜひ見極めてください。

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木造住宅のメリット

木造住宅

木造住宅を選ぶことには、たくさんの魅力があります。たとえば、建築にかかる費用を抑えやすかったり、自分たちの理想に合わせて自由に設計しやすかったりする点が挙げられます。

また、木という自然素材ならではの温もりや快適さは、日々の暮らしに安らぎを与えてくれるでしょう。ここでは、木造住宅が持つさまざまなメリットについて解説します。

建築コストが安い

木造住宅の大きなメリットは、建築コストを抑えやすい点です

鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造と比べて、主要な材料である木材が安価な傾向にあります。また、建材が軽いため大がかりな基礎工事が必要なく、工期も短縮しやすいため、人件費を含めた総工費を削減することにつながります。

たとえば、建物で抑えられた予算を、最新の住宅設備やこだわりのインテリア、庭づくりなどに充てることも可能です。

設計の自由度が高い

設計の自由度が高いことも、木造住宅が持つ魅力の一つです。

日本の住宅で広く採用されている「在来工法」は、柱と梁で建物を支える構造のため、壁の配置に関する制約が少なく、間取りを柔軟に計画できます。これにより、リビングに開放的な吹き抜けを設けたり、屋根の形を活かしたおしゃれな勾配天井にしたりと、デザイン性の高い空間を実現することが可能です。

なお、注文住宅の間取りのポイントについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「注文住宅で失敗する間取りの特徴【ハウスメーカー】」を参考にしてください

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自然素材の快適性がある

木という自然素材がもたらす、快適な住環境も木造住宅ならではのメリットです

木材には、空気中の水分を吸収したり放出したりする「調湿効果」があり、室内の湿度を快適な状態に保ってくれます。この働きのおかげで、夏は湿気を和らげ、冬は過度な乾燥を防ぐことができ、結露やカビの発生を抑える効果も期待できます。

断熱性能が高い

木造住宅は、断熱性能に優れているというメリットも持っています。木材は、熱を伝えにくい性質を持っており、その熱伝導率はコンクリートの約10分の1といわれるほどです。

この性質と高性能な断熱材を組み合わせることで、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくなります。結果として、冷暖房の効率が良くなり、毎月の光熱費の節約につながります。

木造住宅のデメリット

シロアリの被害

木造住宅には多くのメリットがある一方で、知っておきたいデメリットもあります。たとえば、音の響きやすさや、シロアリ被害への備えなど、構造上の特性からくる課題です。

しかし、これらのデメリットの多くは、現代の建築技術や適切な対策によって解消、または軽減することが可能です。ここでは、木造住宅を建てる前に理解しておきたい注意点と、その対策について解説します。

防音性が低い

木造住宅は、鉄骨造やコンクリート造の建物と比較して、防音性が低い傾向にあります。これは、建材である木がコンクリートなどよりも音を通しやすいためです。

そのため、上の階を歩く音や隣の部屋の話し声といった生活音が、響きやすいと感じることがあるかもしれません。しかし、この問題は設計段階からの工夫で大きく改善できます。壁や天井の中に吸音材を入れたり、床を二重構造にしたりすることで、音の伝わりを和らげることが可能です。

暮らし始めてからの音のストレスを減らすために、事前に防音対策を検討しておくと良いでしょう。

耐火性が劣る

木は燃える素材であるため、木造住宅は火事に弱いというイメージを持たれがちです。たしかに木は燃えますが、ある程度の太さがある柱や梁は、表面が燃えると「炭化層」を形成します。この炭化層が内部への燃焼の進行を遅らせ、建物がすぐに倒壊するのを防ぐ役割を果たします。

さらに現在の建築基準では、壁や天井を石膏ボードのような燃えにくい材料で覆うことが義務付けられています。省令準耐火構造などを採用すれば、耐火性を高め、火災保険料を抑えることも可能です。適切な対策を施すことで、火災のリスクは十分に管理できます。

シロアリ被害のリスクがある

木材を栄養源とするシロアリは、木造住宅にとって注意すべき存在です。特に湿気が多く、風通しの悪い床下はシロアリが発生しやすい環境となり、被害に気づかないまま進行すると、土台や柱の強度が低下する恐れがあります。そのため、木造住宅を建てる際には、適切なシロアリ対策が不可欠です。

建築時に地面からの湿気を防ぐ工法を採用し、土台や柱に防蟻処理を施すのが一般的です。さらに、定期的な点検と薬剤の再処理を計画的に行うことで、大切な住まいをシロアリの被害から守り続けることができます。

施工品質にばらつきがある

木造住宅、特に昔ながらの在来工法では、現場で作業する職人の技術力によって、品質に差が生まれることがあります。設計図が同じでも、木材の加工や組み立ての精度は、大工さんの経験や技量に左右される側面があるためです。この課題に対応するため、近年では多くの住宅で「プレカット工法」が採用されています。

これは、建物の構造材を工場内の機械で精密に加工し、現場で組み立てる方法です。手作業によるばらつきをなくし、どの住宅でも安定した品質を確保しやすくなるというメリットがあります。

法定耐用年数が短い

税法上で定められている木造住宅の「法定耐用年数」は22年です。鉄骨造(34年)など他の構造と比べると短いため、寿命が短いと誤解されることがあります。

しかし、この年数はあくまで減価償却に使うための基準であり、住宅そのものの寿命を示すものではありません。実際の寿命は、日々の手入れや定期的なメンテナンスによって大きく変わります

適切な管理を行えば、数十年以上にわたって快適に住み続けることは十分に可能です。税制上は、資産価値が早く下がることで固定資産税の負担が軽減されやすいという見方もできます。

木造住宅と鉄骨造住宅の違いを比較

木造の注文住宅の建築工事

マイホームを考えるとき、多くの方が木造と鉄骨造で迷われます。どちらも良い面がありますが、建築費用や住み心地、将来のメンテナンスに至るまで、さまざまな違いがあります。

自分たちのライフスタイルや価値観に合った住まいを選ぶためには、それぞれの特徴を正しく理解し、比較検討することが大切です。ここでは、木造と鉄骨造の代表的な違いを6つのポイントに分けて解説します。

建築費用

家づくりの初期費用において、木造は鉄骨造に比べてコストを抑えやすい傾向にあります。これは、木材という材料そのものが比較的安価であることに加え、建材が軽いために基礎工事の規模を小さくでき、工期も短縮できるためです。

一方、鉄骨造は頑丈な鉄骨を使用するため材料費が高くなりやすく、建物の重量に対応するための強固な地盤や基礎が必要になることから、初期費用は高くなるのが一般的です。ただし、最終的な建築費用は、導入する設備や内外装のグレードによっても大きく変動します。

耐用年数

税法上の資産価値を示す法定耐用年数は、構造によって異なり、木造が22年であるのに対し、鉄骨造は19年〜34年とされています。この数字だけを見ると鉄骨造の方が長持ちするように思えますが、これはあくまで税務上の基準です。

実際の建物の寿命は、どちらの構造であっても定期的なメンテナンスをいかに適切に行うかによって決まります。法定耐用年数の違いは、住宅ローンの審査や税金の計算に関わる要素と捉え、耐久性とコストのバランスを考えて判断することが大切です。

防音性能

一般的に、防音性能は鉄骨造の方が高いとされています鉄骨造は建材の密度が高く、重量があるため、音が伝わりにくく振動も抑えやすいからです。特にアパートなどの集合住宅では、鉄骨造の方が上下階の生活音に関するトラブルが少ない傾向があります。

しかし、木造住宅でも防音性能を高めることは可能です。たとえば、壁や天井に吸音材や遮音シートを追加したり、窓を二重サッシにしたり、床を二重構造にしたりといった対策を設計段階で取り入れることで、音のストレスは大幅に軽減できます。

設計自由度

設計の自由度については、木造と鉄骨造で得意なことが異なります。

木造住宅は、柱や梁で構造を支えているため、壁の配置に制約が少なく、間取りの変更やリフォームがしやすいというメリットがあります。

一方、鉄骨造は強度が高い鉄骨を使うことで、柱の少ない広々とした空間をつくりやすいのが特徴です。そのため、大きな窓を設けた開放的なリビングや、柱のないビルトインガレージなどを希望する場合には鉄骨造が向いています。

税金面

住宅を所有すると毎年かかる固定資産税は、建物の評価額に基づいて計算され、年数が経つにつれて下がっていきます。

木造住宅は法定耐用年数が短いため、鉄骨造に比べて評価額の下落スピードが速い傾向にあります。つまり、年々支払う固定資産税が比較的早く安くなっていくということです。

反対に、鉄骨造は資産価値が下がりにくいため、長期にわたって評価額が維持されやすい側面があります。

将来の税負担も考慮しながら、長期的な視点で資金計画を立てることが必要です。

メンテナンスコスト

住宅の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

木造住宅では、外壁や屋根の塗装に加えて、シロアリを防ぐための防蟻処理がおよそ5〜10年周期で必要になります。

一方、鉄骨造では、構造体である鉄骨が錆びないようにするための防錆処理が重要です。こちらも外壁塗装などのメンテナンスは同様に発生します。

どちらの構造を選ぶにしても、将来のメンテナンス費用をあらかじめ見込んでおくことが大切です。

木造住宅のデメリットを解消する方法

高性能な木造住宅

木造住宅にはデメリットがありますが、その多くは現代の建築技術や正しい知識を持つことで解決できます。防音性や耐火性といった性能面の不安も、適切な対策を施せば大きく向上させることが可能です。ここでは、木造住宅のデメリットを解消するための方法について解説します。

防音性能を高める

木造住宅の課題である防音性は、建物の構造を工夫することで高められます。たとえば、壁や天井の内部にグラスウールなどの吸音材を充填したり、遮音シートを施工したりする方法が効果的です。

これにより、室内の音が外に漏れたり、外の騒音が室内に入ってきたりするのを軽減できます。また、窓を防音性の高いサッシや二重窓に交換することも有効な対策です。

耐火性能を高める

耐火性能に関する不安は、燃えにくい建材の採用や防火区画の設置によって解消できます。

現在の木造住宅では、柱や梁といった構造体を石膏ボードなどの不燃材で覆うことで、火が燃え移るまでの時間を稼ぐ設計が一般的です。玄関ドアを防火ドアにしたり、延焼の恐れがある部分の窓に網入りガラスを採用したりすることも、火災の被害を広げないために有効です。

シロアリ被害を防ぐ

シロアリから大切な住まいを守るためには、予防策を徹底することがカギとなります

まず、建物の基礎部分に隙間なくコンクリートを流し込む「ベタ基礎」を採用することで、地面からのシロアリの侵入経路を物理的に遮断します。加えて、基礎と土台の間に「基礎パッキン」を挟んで床下の風通しを良くし、シロアリが好む湿気が溜まらないようにすることも重要です。

施工品質を安定させる

職人の技術力によって品質が左右されるという課題は、工法の選択と施工会社の管理体制によって解決できます

現在主流となっている「プレカット工法」は、工場で木材を機械加工するため、手作業に比べて精度が高く、どの現場でも安定した品質を確保しやすいのが特徴です。また、建築現場で第三者機関による検査を複数回行うなど、客観的な品質チェックの体制が整っている施工会社を選ぶことも安心材料になります。

木造住宅が向いている人の特徴

木造の建築現場

住まいづくりにおいて、どのような構造を選ぶかは、その後の暮らしの満足度を大きく左右します。木造住宅には、その特性から特に相性の良いライフスタイルや価値観があります。

たとえば、デザインの自由度を活かして理想の空間を追求したい方や、コストを賢く管理しながら家づくりを進めたい方にとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。ここでは、どのような考えを持つ方に木造住宅が向いているのか、3つの特徴に分けて解説します。

デザインにこだわりがある人

住まいのデザインや雰囲気に強いこだわりがある方にとって、木造住宅は最適な選択肢といえます

木という自然素材が持つ温かみや優しい風合いは、他の構造では得難い安らぎの空間を生み出します。また、木造住宅は間取りの自由度が高いため、開放感あふれる吹き抜けや、たっぷりと光を取り込む大きな窓、勾配を活かした天井など、思い描く理想の空間を実現しやすいのも魅力です。

こだわりのインテリアや照明計画と組み合わせることで、自分だけのオリジナルな住まいを追求したい方にぴったりです。

コスト意識がある人

家づくり全体の予算を賢く管理したいという、コスト意識の高い方にも木造住宅は向いています

一般的に、木造は鉄骨造などに比べて建築時の初期費用を抑えやすい傾向があります。これにより、建物本体で節約できた分の予算を、立地条件の良い土地の購入費用や、質の良い家具・家電の購入費用に充てるといった柔軟な資金計画が可能になります。

なお、注文住宅を安く買うコツについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【2021年】大手ハウスメーカー金額ランキングと安く買うコツ」を参考にしてください

リフォーム意欲がある人

将来のライフスタイルの変化を見据えて、柔軟に住まいを変えていきたいと考えている方にも、木造住宅はおすすめです。木造住宅は構造的に間取りの変更がしやすく、家族構成の変化に合わせて部屋を増やしたり、壁を取り払って広い空間をつくったりといったリフォームや増築に比較的対応しやすい特徴があります。

子どもたちの成長や独立、二世帯での同居など、暮らしのステージが変わるたびに大がかりな建て替えをすることなく、その時々の最適な形に住まいをアップデートしていくことが可能です。

木造住宅のデメリットに関するよくある質問

木造住宅を検討していると、昔からのイメージや噂を耳にして、不安に思うことがあるかもしれません。特に、音の問題や冬の寒さについては、多くの方が気になるポイントのようです。

しかし、昔と今とでは、住宅の性能は大きく進化しています。最後に、木造住宅のデメリットに関してよくある質問とその回答を紹介します。

「木造アパートはやめとけ」といわれるのはなぜですか?

「木造アパートはやめとけ」といわれる主な理由は、防音性の低さにあります。特に、建築基準が古かった時代に建てられた物件では、壁や床の遮音性能が十分ではなく、隣の部屋の話し声や上の階の足音といった生活音が響きやすい傾向がありました。

この経験からくるネガティブなイメージが、今も広く残っていると考えられます。しかし、最近の木造アパートでは、壁の中に遮音材を入れたり、音が伝わりにくい間取りを工夫したりと、防音対策が格段に進歩している物件も多くなっています。

木造住宅は寒いと聞きますが本当ですか?

木造住宅が寒いといわれることがありますが、これは断熱性能が低かった昔の住宅のイメージが強く残っているためです。かつての住宅は、壁の中の断熱材が不十分であったり、窓などの隙間から冷たい空気が入り込んだりすることがありました。

しかし、現在の住宅は建築基準が厳しくなり、高性能な断熱材の使用や、建物全体の気密性を高める施工が標準となっています。これにより、魔法瓶のように室内の暖かい空気を外に逃がしにくくなっています。

窓の断熱性能や効率的な換気システムの導入も進んでおり、適切に設計・施工された現代の木造住宅は、冬でも暖かく快適に過ごせるでしょう。

まとめ

木造住宅のデメリットへの不安も、現代の技術で対策可能だとご理解いただけたでしょう。後悔しない家づくりのために、まずは専門家へ相談することから始めましょう。

大手ハウスメーカーの木造住宅について具体的に知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者のまかろにおが各社の特徴を比較解説しており、より深い知識が得られます。

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