最新のダイワハウス徹底解説は下記をご覧ください。
【2023年最新】ダイワハウス徹底解説(特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介)
今回は、これから注文住宅を検討される方に向けて『ダイワハウス』の特徴を分かりやすく解説していきます。
ダイワハウス=大和マンとか、ダイワハウス=松坂桃李というイメージだけがあって、具体的にどんな商品を扱っているメーカーなのか、そしてどんな特徴があるのかピンとこないと思います。
だから『ダイワハウスってどんな商品を扱っているのだろう』と疑問に思って調べる人も多いと思いますが、なかなかその特徴をわかりやすく解説している記事は少ないように思います。
何故ならダイワハウスって他のメーカーと比べて、特に「マニアック」なので、余計にダイワハウスの魅力がわかりづらくなっています。
だから今回はダイワハウスとは一体どんなメーカーで、何が特徴なのか、詳しく解説していきます。
これから注文住宅を建てようとしている方でダイワハウスを検討したい!
という方は是非とも参考にしてみてください。
ダイワハウスの会社概要
大和ハウスの創業は1955年で、当時は大型の台風が来た影響や戦後の復興の影響で木材が足りないという状況でした。
そのため創業者の石橋信夫さんは強風にさらされても折れない稲や竹から着想を得て『パイプハウス』という鉄パイプで作った家を開発しました。
更に戦後のベビーブームで急激に家族数が増え、手狭になってしまった住宅問題を解決するために1959年に「ミゼットハウス」という商品も開発。
これは工場でパーツのほとんどを作り、現場ではプラモデルのように組み立てることでわずか3時間で建つ家として爆発的にヒットしました。
こういった常識を打ち破る画期的な商品を生み出したことで、ダイワハウスは企業としても成長し、更に「住宅の工業化」を加速させ、日本の住宅そのものを大きく進歩させてきた企業です。
しかも「ミゼットハウス」は、その後も技術開発を重ね、戸建住宅や仮設住宅、店舗などさまざまな商品へと展開しています。
つまり、ダイワハウスは「ミゼットハウス」を出発点として様々な研究開発を日夜行い、進化(evolution)している企業だということです。
これが今のダイワハウスの商品ラインナップにも繋がっており、この後解説するダイワハウスの商品、xevoシリーズは『住まいは技術で進化する』というダイワハウスのメッセージが込められています。だから冒頭でも記載したとおり、ダイワハウスの商品はマニアックな技術が至る所にちりばめられています。
実際にそれがどういうことなのかを商品ラインナップと特徴で触れていきます。
代表的な商品ラインナップと特徴
ダイワハウスの商品は大きく分けて2つ存在します。
- 鉄骨造のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)
- 木造のxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)
更にこれら2つのパワーアップ商品として、
- 鉄骨造のxevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)
- 木造のPREMIUM GranWood(プレミアム グランウッド)
が存在します。
それでは、それぞれ解説していきます。
鉄骨造のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴
先ずは鉄骨造のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)についてです。
xevo Σ(ジーヴォ シグマ)は、大手ハウスメーカーで唯一東日本大震災以降に発売された、新しい構造の商品になります。(2022年3月調べ)
この商品の特徴は主に3つあり、
- 天井高と開口幅
- 持続型耐震
- 付加断(内断熱+外張り断熱)
これらが主な特徴になります。
順々に説明していきます。
天井高と開口幅
まずは、『天井高と開口幅』について。ダイワハウスのxevo Σ(ジーヴォ シグマ)は独自のテクノロジーで2m72cmの天井高を実現することができます。
更にリビングは折り上げ天井にすることによって天井高を2m80cm、更に更に、床を下げることによって最大3m16cmの天井高の空間をつくることもできます。
また、窓の開口幅も最大7m10cmとかなり広く取ることが可能です。
分かりやすく例えるなら、高さがバスケットのゴールくらいの高さまで取れて開口がサッカーのゴールと同じくらいの大きさが取れるということです。
※間取りや法令で制限がある場合があります。
では、そこまで大きな空間が取れると何が良いの?という話ですが、そのメリットにも触れていきます。
大きな空間が取れることによる2つのメリットは
- 構造躯体が強いことの証明である
- 設計対応力に優れている
ということがあります。
構造躯体が強いことの証明である
構造躯体が弱ければ、それだけ建物を支えるために柱や壁が多くなります。それはつまり、思っている以上に柱や壁があるので、「自分たちの思うように間取りが作れない」とか、開口も大きく取れないので結局、「分譲住宅のような大きさの窓しか付けられない」とか、そのようなことになります。
せっかく注文住宅を建てるわけなので、自分達が思い描いた家を造りたいですよね。
つまり、大きな空間を取れるということはシンプルにそのメーカーの構造躯体が強いことの証明であると言えます。
一方で、大きな空間を作れる家なんて限られている!と思われている方もいるかと思います。確かに展示場のような80坪とか100坪あるような家はそうそう建てられるものではないですし、現実離れしている感じが物凄くしますよね。
そこで、見方を変えてメリットの2つ目である『設計対応力』というところに目を向けてみてください。
設計対応力に優れている
これは、例えば家を建てると言っても、法規制が厳しいところや複雑な敷地形状のところにどうしても家を建てないといけない場合もありますよね。都心部は特にそうだと思います。
それを考えると柔軟にあれこれ調整できると自分達に取って理想の住まいを作りやすいわけです。例えば、1階と2階の天井高に変化を付けることで高さ制限をクリアできたり、インナーガレージやキャンチルームなんかも法規制が厳しいところで家を建てる時に使える有効的な手段になります。
これが使えるかどうかで、間取りの表現の幅が大きく変わります。
そんな中でダイワハウスは先ほど説明した、
- 高天井
- インナーガレージ
- キャンチルーム
これらが作れるのはもちろんのこと、その他にも22.7cmきざみで間取りの変更が可能です。
つまり、大きな空間が作れると言うことは、そもそもの構造躯体が強いことの証明であるということと、設計対応力に優れているということ、この2つが大開口を作れる構造躯体のメリットになります。
『天井高や開口幅』の話って人によっては、『建築地がそんな大きくないし、自分達には関係ないや』と思ってしまいがちなのですが、そんなことはありません。『設計対応力』は非常に重要な要素ですので、見落としがないようご注意ください。
持続型耐震
続いて、xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴2つ目、持続型耐震構造についてです。
持続型耐震構造とは、震度7クラスの地震を振り返し受けても倒壊しない構造のことを言います。
具体的言うと、
『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』+『基礎』=『持続型耐震構造』
となります。
この『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST』と『基礎』については後で詳しく説明しますが、そもそもの大枠として何故、震度7クラスの地震を振り返し受けても倒壊しない構造が必要なのかというと、それは震災って起きた直後は言うに及ばず、復興まで如何に耐え忍ぶかもたいへん重要になるからです。
持続型耐震構造が必要な理由
例えば、2016年4月に起きた熊本地震(くまもとじしん)が最たる例です。
熊本地震は日本で使われている震度階級では最も大きい震度7を2回観測した後に、最大震度6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生した地震です。また地震発生から3ヶ月の間で、震度1以上を観測した合計は1888回にも及んでいます。
そして、その結果どうなったのかと言うと、中々復興することができませんでした。
更に避難所に人が流れ込み過ぎて、プライベートスペースがなくなってしまいました。そのため、車中泊を行う人も多くいたのですが、中にはエコノミークラス症候群を起こして死亡するという事例も起きてしまったわけです。
こういったことも実際にあったので、地震を繰り返し受けても倒壊しない構造でないと、復興までの時間を耐え忍ぶことが出来なくなってしまいます。
復興までの時間を耐え忍ぶ「全天候型3電池連携システム」
余談ですが、ダイワハウスでは業界初の全天候型3電池連携システムというオプションがあります。
これは太陽光パネル、エネファーム、蓄電池、これらを搭載することで停電時に曇りの日でも10日間ほど電気が使えるというオプションです。
使用条件等があるみたいなので気になる人は営業担当に確認してみてください。
また、この3つを採用し状況によって切り替えることができる切り替え盤や
断水に備え36リッターの飲料水貯留システム
台風の飛来物に強い防災瓦ルーガなど
とにかく、震災が起きた後、復興までの時間を如何に耐え忍ぶか、これに重点を置いた商品がラインナップされています。中々マニアックですよね。必要な理由がわかれば納得のポイントだと思います。
それで話を戻しまして、XEVO Σ(ジーヴォ シグマ)の持続型耐震構造が震災から復興までの時間を如何に耐え忍ぶかに焦点を当てられた商品だと言うことは、ご理解いただけたかと思います。
では、今度は実際に持続型耐震構造を構成している『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』と『基礎』これがどう言う仕組みで、地震に対する強さを作り出しているのかについて深掘りをしていきます。
エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト) × 基礎
先ずはD-NΣQST(ディーネクスト)ですが、D-NΣQSTはアルファベットのNのような形をした部材のことです。
そして、この部材の下にあるΣ型デバイスという部材が地震エネルギーを吸収してくれる仕組みになっています。
xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の商品名もここから来ている訳ですが、これがあることによって先ほども説明した震度7クラスの地震を振り返して受けても倒壊しない粘り強さを作り出すことが出来るそうです。
ちなみにこのΣ型のデバイスは、色々と研究した結果、この形になったとのことです。
ここからも『住宅は技術で進化する』というダイワハウスのメッセージが伝わってきます。
また基礎に関しては、立ち上がり幅は業界屈指の180mm主筋の太さも22mmとかなり太いです。
そこに直径22mmのアンカーボルトが突き刺さり、80mm角の柱とつながることで地震時の引き抜きにも強くなっています。
このように、『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』と『基礎』、これらの工夫があるので、ダイワハウスは持続型耐震構造と言う繰り返しの地震に強い構造を作ることが出来ています。
付加断熱(内断熱+外張り断熱)
そして、XEVO Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴3つ目、付加断熱(内断熱+外張り断熱)についてです。
そもそも外張り断熱って何?と言う人もいると思いますので、先ずはそこから説明していきます。
断熱には3つの断熱方法があり、
それが
- 柱や梁の間に断熱材を入れる充填断熱(内断熱)
- 柱や梁などの外側に断熱材を貼り付ける外張り断熱(外断熱)
- 充填断熱と外張り断熱、両方を行う付加断熱(内断熱+外張り断熱)
この3つの断熱方法です。
そして、どの断熱工法が良いのかと言うと、当然3つ目の内断熱+外張り断熱の付加断熱が最も効果を発揮する断熱工法になるわけです。
1つよりも2つを組み合わせた方が何となく高い効果を発揮しそうと言うのは、なんとなく分かるかと思います。※外張り断熱材は現在は白色のようです。
ただし、施工の手間とコストがかかることから、これを行っているハウスメーカーは少ないです。ところが、ダイワハウスでは付加断熱を標準で行っています。
例えば、実際の構造の断面図を見てもらうとわかりますが、高密度グラスウールボードという、グラスウールという断熱材をギュッと圧縮した断熱材と高性能グラスウールを外側に、内側には熱橋補強断熱材と呼ばれる鉄の温度変化を遮断する断熱材と高性能グラスウールを入れ込んでいます。
また断熱仕様のグレードを上げてエクストラV断熱仕様にすると、更に内側部分に52mmの高性能グラスウールを充填することになります。
このようにダイワハウスの断熱仕様は最初からでも、非常に良いものになっていますが、仕様を上げると更に良くなる構造になっています。
因みに余談ですが、最初からエクストラV断熱仕様を想定して空洞を開けているあたりが思慮深いなーと思います。
というのも、他のハウスメーカーで断熱材の仕様を上げようとすると、それに伴って急に壁厚が厚くなったりします。例えば、それにより打ち合わせの途中で「間取りが狭くなった」なんてことが起きます。
ただし、ダイワハウスの場合は、恐らくそれを見越して、あえて空洞を開けており、打ち合わせの途中で、断熱材の仕様を上げても急に間取りが狭くなった、なんてことは起こらないのです。
この辺りからダイワハウスの頭の良さが伺えます。
話を本題に戻すと、xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴3つ目は付加断熱(内断熱+外張り断熱)というお話でした。
ここまででxevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴を3つ解説してきましたが、まとめると
- 天井高と開口幅
- 持続型耐震構造
- 付加断熱(内断熱+外張り断熱)
これらの特徴があるということでした。
鉄骨造のxevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)の特徴
続いて、xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の3つの特徴をベースに、更なるパワーアップが施されたxevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)について見ていきましょう。
xevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)は、今までオプションだったエクストラV断熱仕様が標準装備。
窓には新高断熱アルミ樹脂複合サッシを使います。
また、先ほど書いた持続型耐震構造のD-NΣQST(ディーネクスト)は新型耐力壁「KyureK(キュレック)」にパワーアップ。
そしてベルサイクスと呼ばれる12mmの堀のある外壁も標準装備。この凹凸により作り出された陰影で風格と趣ができます。
また、外壁表面には「KIRARI+(キラリ プラス)」という高い耐久性の塗装を施していますが、こちらは30年程度で塗り直しが必要になります。
以上がxevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)の簡単な説明です。
何となくわかったかと思いますが、xevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)はベースとなっているxevo Σ(ジーヴォ シグマ)のフルカスタマイズ仕様みたいなイメージです。
性能もデザインも妥協できないという方は、フルカスタマイズxevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)でも良いかもしれませんが、やはりそこはどうしてもお財布と相談になります。
木造のxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の特徴
続いてはダイワハウスの木造商品、xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)についてです。
これも、ここまでで説明したxevo Σ(ジーヴォ シグマ)のように、ベースとなるxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)があり、そこからフルカスタマイズしたPremium GranWood(プレミアム グランウッド)があるイメージです。
そのため、まずはxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)のベースとなる以下の特徴3つである、
- 外張り断熱
- 基礎
- 通気
これらについて簡単に説明していきます。
外張り断熱
先ずは1つ目の外張り断熱です。
xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の標準仕様では、柱の外に断熱材を貼り付ける外張り断熱工法を採用しています。 その理由は、従来の充填断熱工法と比べて柱の外側で断熱するので効果的に断熱ができるからです。
もう少し詳しく説明すると、充填断熱工法は柱と柱の間に断熱材を充填しますので、どうしても断熱材のない柱の部分は熱を通しやすくなってしまいます。
これだと効果的に断熱が出来ません。更に充填断熱工法は断熱材を充填していくために断熱材を構造体にはめ込んでいくわけですが、それだと隙間ができる可能性があるので施工不備が起こりやすくなります。
ただし外張り断熱であれば、断熱材ですっぽりと家全体を覆うことになるので充填断熱とは違い、
柱自体も断熱材で守れ、何より施工ムラなどの不備もなくせます。
ただしその分、施工するのにコストがかかるわけなのですが・・・とにかく、ダイワハウスのxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)では建物の断熱性能を効果的に引き出すために充填断熱よりも外張り断熱を施しているわけです。
基礎
続いて特徴の2つ目、基礎についてです。
ダイワハウスのxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の基礎は大きく分けて2つの特徴があります。
一回で打設する(一回で基礎を造るので強度が高い)
まず、xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の基礎は一回で打設するタイプの基礎です。
だから基礎としての強度は非常に高いです。簡単に説明すると、基礎は「二回に分けて作るタイプ」と、「一回で作るタイプ」があります。
当然二回に分けて基礎を作ると、継ぎ目の部分の強度が脆くなります。すると、そこからヒビが入る可能性もあり、シロアリの侵入経路にもなる可能性があります。
そのため、基礎はなるべく一回で作った方が良いです。
しかしながら、木造住宅の場合は上物が軽いという理由で二回で基礎を作るケースが大半となります。これは木造系の大手ハウスメーカーでもその限りではありません。その点、ダイワハウスの木造が「一回で基礎を作っている」のは非常にポイントが高いです。
よくよく調べないとわからない部分なので、分かりにくい部分ですが、やっぱり基礎は建物を支える重要な部分です。当然、頑丈な方が良いですよね。 これが一つ目の特徴です。
断熱材が入っている(基礎に断熱材が入っている)
そしてもう一つ、xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の基礎には断熱材が入っています。これは、大手ハウスメーカーでは非常に珍しくて、基礎に断熱材があることによって、冬場の冷たい空気が床から伝わってくることもないです。
さらに、見ていただければ分かるのですが、断熱材上部が斜めになっていますよね?
これ、実はシロアリ対策なのです。シロアリは断熱材も食べると言われているのですが、万が一シロアリが侵入して断熱材を食べ進んだ場合、外に逃すために断熱材上部が斜めになっているのです。
これは、とても面白く、見て『なるほど』と思いました。
まとめると、ダイワハウスのxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)の基礎は大手ハウスメーカーでは珍しく「一回で基礎を作るので強度が高い」ということ、そして「基礎に断熱材が入っている」ということ、この2つが特徴でした。
通気
そして最後、xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)3つ目の通気についてです。
これもなかなかマニアックな話になりますが、今流行りの冬は暖かくて、夏は涼しい家、つまり高気密高断熱の家を作るためには、通気に対する工夫が必須です。なぜなら、通気に対する工夫がないと構造体内部が湿気で傷みやすくなるからです。
ダイワハウスのxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)はワイドフロー通気工法という、専用の金物を使って通気層を確保しています。
これによって室外の温度変化によって出来る結露を防止し、更に室内側に関しては、そもそも外張り断熱によって結露が出来ない状態になっています。
日本で家を建てる以上、結露対策はマストです。このことを知っているのと、知らないのとでは、そのハウスメーカーの家作りへの配慮が全然違って見えてきます。そのため、木造で新築を検討されている皆さんは是非とも各ハウスメーカーの通気に対する拘りに着目してください。
ということでxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)のベースとなる特徴3つである
- 外張り断熱
- 基礎
- 通気
これらについて簡単に説明をしました。
木造のPREMIUM GranWood(プレミアム グランウッド)の特徴
そして、ここからxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)のパワーアップ商品PREMIUM GranWood(プレミアム グランウッド)について説明していきます。
PREMIUM GranWood(プレミアム グランウッド)は、通常のxevo GranWood(ジーヴォ グランウッド))に更にGran-Device(グランデバイス)というエネルギー吸収型木造制震耐力壁が付きます。
断熱材も内側と外側両方から断熱される付加断熱(新 遮熱外張り断熱通気外壁)に変更され、
更に基礎の断熱材も内側部分にも追加(基礎ダブル断熱)されます。
また窓は真空トリプルガラス樹脂サッシになり断熱性能が一気に向上します。
とにかく、住宅の性能を上げるために色々てんこ盛りされた仕様です。それにも関わらずデザイン性の高い住宅を作っています。
一般的に、デザインと性能は両立することが難しいのですが、それを難なくこなせてしまうところにダイワハウスの凄さがあります。
その他の特徴
続いて『その他の特徴』も簡単に説明します。
建物金額1億円以上の案件担当の設計チームが造る商品【MARE-希-】
まずは、ダイワハウスの『MARE-希-』という商品です。
こちらは、建物金額1億円上の案件を担当する設計チームが造る商品のことを『マレ』と言います。
つまり、限られた一部の設計士がデザインしたものにだけ『マレ』というブランドを付与できる、ということです。
そのため、かなり幅広く、いろんなことが出来ます。もし1億円以上の建物を建てるなら、是非とも頼んでみると良いかもしれません。
防水の初期保証が30年
後は保証についてです。ダイワハウスの主要商品の保証は防水が初期保証30年と業界でもかなり良い方です。
これは木造と鉄骨両方ともです。
※一部商品は異なるみたいなので、気になる方はダイワハウスの営業担当に確認してみてください。
やはり家のトラブルで一番多いのが雨漏れですので、初期保証がこれだけ長いのは魅力的だと思います。
ただし、xevo Σ(ジーヴォ シグマ)のNXウォールという外壁の場合は、防水の初期保証が15年になるのでご注意ください。
※保証に関しては、商品によって異なったり条件があるみたいなので、詳しい内容はダイワハウスの営業担当に確認してください。
以上がその他の特徴で重要な部分になります。
ダイワハウスの坪単価
最後にダイワハウスの坪単価についてです。
去年一年間で集めた各ハウスメーカーの資金計画書、合計2113枚の中から値引き後の建物本体価格と建物の坪数、これを割って坪単価を算出し、中央値を出しております。
もちろん地域の特性や、家族構成、中に入っている設備仕様によって金額は大きく異なります。
そのため、あくまで参考程度にしかなりませんが、それでもネットに掲載されているどこの情報よりも正確な情報になってくるとは思います。
その中でのダイワハウスの坪単価ですが87.3万円でした。
ダイワハウス以外の坪単価も含めた坪単価ランキングについてはこちらの記事をご覧ください。
「2023年 大手ハウスメーカー坪単価ランキング」
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