最新のパナソニックホームズの特徴はこちらから。
【2024年最新】パナソニックホームズの特徴11選〜すべてがわかる!〜
今回は『パナソニックホームズ徹底解説(特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介)【2023年版】』というテーマでお話していこうと思います。
本記事を最後まで読んでいただくことで、パナソニックホームズがどういうハウスメーカーで、何に気をつけなければならないのかがわかるようになります。
これからハウスメーカーで注文住宅の建築を検討される方は是非最後までご覧ください。
過渡期を迎えた住宅業界
今までも私はYouTubeで、パナソニックホームズやその他のハウスメーカーの解説動画を出してきたのですが、去年2022年10月から住宅業界は過渡期になりました。
これがどういうことなのかというと、建物には断熱等級と呼ばれるものがあるのですが、それが今までは最高等級が4でした。
しかし去年2022年10月から断熱等級の最高等級が7に引き上げになったのです。
このことをイメージしやすいように簡単にお伝えをすると、本州でも北海道で建てるような家を建てましょう!ということです。
要はそれだけ断熱材を分厚く入れ、家に空いている隙間を埋め気密性を担保することで、室内の温度を快適な状態でずっと維持できる地球環境に配慮した住宅をつくらなければならなくなったわけです。
そしてこの制度改正というのは住宅業界の中でいうと、例えるならガラケーからスマホに切り替わった時と同じくらいインパクトがデカいことなのです。
ですのでハウスメーカー各社もそのために今いろいろと対策をしているという状況でもあるわけです。
ただし、ここで問題になってくることが、担当の営業マンのアンテナの高さとリテラシーの高さ、これによって、皆さんが建てる建物の性能が大きく変わってしまうということです。
なぜなら、ハウスメーカー本体が用意するのは選択肢であって、その選択肢をチョイスするのは最終的に担当の営業マンだからです。
もう少し具体的に説明をすると、ハウスメーカー側は選択肢を用意しても「これが正解!」というのは決めません。
正解を決めてしまうと、それ以外が全てダメとなってしまい、リーチする客層の幅を縮めてしまうからですね。
だからこそ担当の営業マンがコーディネートできるように幅を持たせているのですが、先ほどもお伝えしたように今の住宅業界は過渡期なのです。
誰が担当になるのか、自分の担当の営業マンのアンテナの高さとリテラシーの高さで提案されるものが大きく変わってきてしまうわけです。
誰もがそうだと思いますが、せっかく新築を建てたのに後々になって性能の低い仕様だったと気がついたらショックですよね。
「なんで教えてくれなかったの?」となりますよね。
そうならないために、次の章からパナソニックホームズについて詳しく解説していきます。
パナソニックホームズの会社概要と特徴・強み
パナソニックホームズは経営の神様と呼ばれている『松下幸之助さん』が『良い家』をつくることを目標にして生まれた鉄骨住宅専門のハウスメーカーです。
そのため松下幸之助さんは
「住まいというものは心身の置きどころであり、また、人格の成長をはかる場所でもあり、人間が生活していくうえで最も大切なもの。それにふさわしい良い家をつくりたい。」
このような言葉を残し、それが今のパナソニックホームズの原点となっているわけです。
『良家』という理念
パナソニックホームズには『良家』という理念が掲げられています。
ただ『良家』と言われても、非常に抽象的ですよね?
『良家』とは具体的にどういうことなのかというと、それは
- 地震に強いこと
- 多くの人が生涯の負担が少なくなるように家を建てること
これら2つのことになります。
簡単に一言でまとめると『地震に対する強さ』×『暮らしやすさ』=『良家』だということなのですが、この考え方は1961年に発表された松下1号型住宅の原型となった第一次試作住宅、そこからずっと引き継がれている考え方になります。
ではここからパナソニックホームズの具体的な特徴に触れていくために『地震に対する強さ』×『暮らしやすさ』=『良家』の
- 地震に対する強さ
- 暮らしやすさ
この2つをそれぞれ分解して深掘りをしていきます。
地震に対する強さ
パナソニックホームズの地震に対する強さ、これを一言で言い表すなら『繰り返しの地震に対する強さ』この一言につきます。
限界加振に耐えられることを実験で証明
パナソニックホームズはハウスメーカーで唯一、限界加振にも耐えられる住まいづくりをしているのです。
それがどういうことなのかというと、実は日本には耐震実験ができる施設が何箇所かあります。
その中でよく使われているのが『イーディフェンス』と呼ばれる国の実験施設です。
『イーディフェンス』は兵庫県にあるのですが、『日本最大級』というのを売りにしている実験施設です。
何が最大級なのかというと、実は『敷地面積が日本最大級』という意味なのです。
ですので2棟横並びに家を建てて、どちらの家の方が強いのかという実験に向いているのです。
YouTubeでも『イーディフェンス 実験』で検索すれば、実験の様子が映された動画が出てくるはずです。
でも、このイーディフェンスでは、阪神淡路大震災クラスの振動実験しかできないのです。
純粋な強度実験となると『イーディフェンス』よりも他の実験施設の方がより正確な強度を知ることができるわけです。
ただこんな話をすると「そこまでして建物の強度を測る必要があるのか?」「イーディフェンスでも十分なんじゃないか?」という言葉が返ってきそうですが、皆さんも思い返してみてください。
- 阪神淡路大震災がマグニチュード7.3
- 東北地方太平洋沖地震がマグニチュード9.0
なのです。
そう考えると東北地方太平洋沖地震に耐えられるくらいの家の強度があった方が、絶対に安心ですよね。
また2016年4月に起きた熊本地震は、日本で使われている震度階級では最も大きい震度7を2回観測した後に、最大震度6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生した地震です。
また地震発生から3ヶ月の間で、震度1以上を観測した合計は1,888回にも及んでいるのです。
当然それだけ頻繁に地震が発生していたわけなので、なかなか復興することもできませんでした。
更に避難所に人が流れ込み過ぎて、プライベートスペースがなくなってしまいました。
そのため車中泊を行う人も多くいたのですが、中にはエコノミークラス症候群を起こして死亡するという事例までも起きてしまったわけです。
想像するだけでもしんどいのがイメージできますよね。
つまりここから皆さんに何を伝えたいのかというと、大きい地震に1回だけ耐えられるのでは意味がないということです。
大きい地震が何回来ても、その後に今までと変わらず住み続けることができなければ意味がないのです。
また今後30年以内に太平洋の海域で東海地震、東南海地震、南海地震という3つの巨大地震が発生すると予測もされています。
可能性としては
- 東海地方から首都圏までの東海地震がマグニチュード8.0で88%
- 中部から近畿・四国までの東南海地震がマグニチュード8.1で70%
- 南海地震がマグニチュード8.4で60%
という非常に高い確率で3つの地震が起こるとされています。
しかもその確率が年々上昇しているのです。
更に1995年の阪神淡路大震災から内陸地震の活動期に入ったとされていて、だいたいそれから40年後に先ほどお話しした3つの地震全てが起こる、通称南海トラフ地震が起きるとされています。
専門家が出した数字は2038年ごろから、どんなに遅くても2050年までには確実に巨大地震が来るとされています。
こうやって状況を整理してみると、建物の頑丈さがいかに重要なのかがわかると思います。
そしてそんな状況の中でパナソニックホームズは、大林組というゼネコンが所有している『ダイナミックス実験棟』という実験施設を使って、阪神・淡路大震災のレベルの大地震を57回、さらに中地震83回、計140回揺らして繰り返しの地震に強いことを証明しています。
そしてその後に阪神淡路大震災の4.3倍、つまり限界加振と呼ばれる今日本で出せる最大級の震度に耐えられるということを証明しているのです。
これを証明しているのは大手ハウスメーカー何社もある中で、唯一パナソニックホームズだけなのです。
しかも実験もリアルに再現していて、総重量4t近くあるキラテックと呼ばれるタイルを付け、更に陶器瓦とソーラーパネルを設置しています。
建物は重くなればなるほど、地震の影響を受けやすくなるため、あえて不利な状態で実験しているのですね。
あと地味なポイントですが、窓に鍵を閉めながら実験をしている所もポイントが高いです。
窓は、地震による揺れが大きいと歪み、窓ガラスが割れるのです。
ですのでどことは言いませんが、窓を開けながら実大振動実験をしているハウスメーカーもありますし、窓をアクリル板にしてごまかしているハウスメーカーも実際にあるのです。
このような感じで意外と知られていないのですが、パナソニックホームズは実は非常に地震に強いハウスメーカーなのです。
しかも実際にダイナミックス実験棟でパナソニックームズの実験を見ていた大林組のお偉いさんは、パナソニックホームズの地震に対する強さに惚れ込んでパナソニックホームズで家を建てています。
これに関してはさりげなくカタログに載っているので気になる方は見つけてみてください!
ということでここまでの説明でパナソニックホームズの地震に対する強さ、それは言い換えると『繰り返しの地震に対する強さ』であり、ハウスメーカーで唯一、今日本で出せる最大級の震度である限界加振、これにも耐えられる住まいづくりをしているということです。
そしてその実験を見ていた超大手のゼネコン、大林組のお偉いさんもパナソニックホームズで家を建てている、というお話しでした。
制震技術『座屈拘束技術』
では、ここで「なんでパナソニックホームズがそんなに地震に強いのか?」と疑問に思った方もいると思います。
鉄骨で建てたらどこでも同じような気がしますし、それだけ地震に強いということは何かしらの秘密があるわけですからね。
では、その秘密とは何なのかというと、実はパナソニックホームズでは座屈拘束技術と呼ばれる高層ビルにも使われている制震技術、これをダウンサイジングして取り入れているのです。
これが地震の強さの秘密になるのです。
というのも、この座屈拘束技術は身近な所で言うと、例えば六本木ヒルズでも使われている技術なのです。
昔の高層ビルは左右に3mくらい揺れながら地震の揺れを受け流す設計になっていました。
ただ六本木ヒルズには座屈拘束技術が使用されているので、東日本大震災クラスの地震でも揺れ幅が32cmくらいで2、3分でビルの揺れも止まったとされています。
そんな技術がダウンサイジングされて、パナソニックホームズには入っているわけなので、鉄骨の強度を持ちつつ、木造並みに揺れ幅の少ない家になっているのです。
地震あんしん保証
更に地震に対しての強さに自信があるからか、パナソニックホームズでは独自で『地震あんしん保証』という制度を展開しています。
『地震あんしん保証』とは万が⼀パナソニックホームズの家が地震によって全壊、半壊してしまった場合、保証限度額(5,000万円)を上限にパナソニックホームズが原状回復してくれるという制度です。
しかも保険のような掛け⾦も不要で、パナソニックホームズで家を購入したら確実に入ることのできる保証なのです。
そしてこの補償があることによって、震災によって「住まいを失う」という最も⼤きい精神的な不安を解消することができるわけです。
非常に魅力的な保証内容ですよね。
ただし一方でこの地震あんしん保証は年度で保証限度額が決まっています。
具体的にお伝えすると、
- 2020年度:2億円
- 2021年度:4億円
- 2022年度:6億円
といった感じで、毎年2億円ずつ保証限度額は増えているものの、その年度で使える金額が決まっているのです。
つまりどういうことかと言うと、例えば保証限度額が6億円の場合、仮に大地震が起きて保証金額5,000万円フルで使う家が12棟出てきたら、それでお金を全て使い切ってしまうということなのです。
更にこのお金を使いきると、「保証額を減額します」とも記載されています。
では一体いくらまで減額されるのかというと、これは謎なのです。
ただし、不確定要素が多い状態であるにも関わらず、大手ハウスメーカーがこういった商品を出すわけなので、何か根拠があるわけです。
その根拠が今まで説明してきた『繰返しの地震に対する強さ』であり、更にハウスメーカーで唯一『限界加振にも耐えられる住まいづくりをしている』ということになるのです。
ここまでがパナソニックホームズの『地震に対する強さ』、これに関する説明です。
暮らしやすさ
続いて『地震に対する強さ』×『暮らしやすさ』=『良家』の『暮らしやすさ』についてです。
パナソニックホームズの暮らしやすさは
- 全館空調『エアロハス』
- タイル外壁『キラテック』
この2つから成り立っているので、こちらもそれぞれ順番に説明していきます。
全館空調『エアロハス』
まずは全館空調『エアロハス』についてですが、これはその名の通り、家全体の温度を均一にする機械設備のことです。
ただこの説明だとあまりにもざっくりしすぎているので、全館空調についてもう少し噛み砕いて説明をすると『換気システムと空調システムを足し合わせて、家全体に空気を供給するシステム』ということになります。
実際の画像を見てもらえるとわかるのですが、基礎の中にある設備機器が換気システムで、2階にある専用スペースにあるのが空調システムです。
これら2つの設備機器の合わせ技がいわゆる『全館空調』というもので、これを入れることで真夏・真冬も24時間365⽇、家中を安定した温度に保つことが可能になるわけです。
では、それぞれ換気システムと空調システムに分けて詳しく説明をしていきます。
換気システム
パナソニックホームズの換気システムはハウスメーカーの中でも非常に特殊な換気です。
なぜなら『基礎を活用した空気清浄』と『地熱の活用』これら2つを駆使して換気を行っているからです。
どういうことかそれぞれ見ていきます。
基礎を活用した空気清浄
まず『基礎を活用した空気清浄』に関してです。
実は、基礎から空気を取り入れる際にHEPAフィルターというのを通して、空気を清浄してから室内に取り入れる仕組みになっているのです。
そもそも基礎は外気に比べて1/20の風量しかないため、そこで花粉やほこりが7割沈殿します。
そして残り3割の花粉や埃をHEPAフィルターが99.97%カットしてくれるのです。
これにより、世界一きれいな空気と呼ばれるアイスランドの150倍きれいな空気を取り入れることができると言われているのです。
少し話が逸れるのですが、この換気システムは全館空調と相性が良いという特徴もあります。
というのも全館空調はよくデメリットとしてダクト内部がカビると言われるのです。
確かにダクト内がカビてしまったら、せっかく基礎下の空間とHEPAフィルターできれいにした空気がまた汚れてしまいます。
それでは意味がないですよね。
しかしパナソニックホームズの全館空調の場合は、ダクト内がカビる原因である空気の滞留、これを発生させないようにするために換気システムのダクトを使って常に空気が動き続ける設計になっているのです。
そのため通常の全館空調とは違い、ダクト内の空気が滞留せず、ダクト内がカビてしまうという心配がないのです。
これはすごいですよね。
ですので、基礎下の空間とHEPAフィルターできれいにした空気がダクトによって再度汚れることはなく、きれいなまま室内に行きわたるようになっているのです。
これが『基礎を活用した空気清浄』ということになります。
地熱の活用
次に『地熱の活用』についてです。
パナソニックホームズでは基礎から空気を取り入れて、その際に『地熱』を利用することで、空気の温度を調整しています。
ではなぜ地熱なのかというと、土の温度は寒冷地だろうと温暖な地域だろうと一定して約17度だからです。
これがどういうことかというと、例えば冬の時期に外気が0度だったとしますよね?
その空気を基礎の中に取り入れると、基礎の中は地熱の影響でだいたい17度で保たれているので、0度の外気と17度の内気が合わさって14度の空気が冬場は室内に入ることになるのです。
逆に夏場は外気が38度だとします。
そうすると、38度の外気と17度の内気が合わさってだいたい25度くらいの温度の空気が室内に入るのです。
要は何が言いたいのかというと、地熱を利用することで『エアコンの稼働率が減る』ということなのです。
エアコンは取り入れる空気と設定温度の差分が大きければ大きいほど消費電力が上がってしまいます。
ですのでエアコンの稼働率を減らす工夫として地熱を活用すれば、日々の電気代を削減するのに有効なわけです。
この辺りは人それぞれあるとは思いますが、聞く所によると冬場4人家族でトータル3万くらい電気代が安くなるとのことですね。
結構な金額だと思いませんか?
そういった理由もあって、パナソニックホームズは地熱を利用しているのです。
ということで、最初に外気を基礎から取り入れ、この時に『基礎を活用した空気清浄』と『地熱の活用』、この2つを駆使して換気を行っているため、非常に特殊な換気方法だということでした。
空調システム
次に空調システムについてですが、換気システムによって清浄され引き上げられた空気は、2階にある全館空調の専用スペースを通ることになります。
そして中に入っている家庭用の8畳エアコン1台で各部屋に暖かい空気や涼しい空気を行き渡らせるのです。
ただしこの時にポイントになってくるのは、全館空調を設置する場合『専用スペース』が必要だということです。
初めて見る方は少し驚かれると思うのですが、全館空調を設置するには畳1枚の半分くらいスペースが必要になります。
ですので、「全館空調が入る空間を収納空間にできるじゃん!」ということで、中には全館空調を入れるかどうか迷う人もいます。
実際に見てみるとわかりますが、エアロハスは結構大きいですからね。
その代わりに60坪以下の建物であれば、エアロハス内部の家庭用8畳エアコン1台で家全体を暖めたり、涼しくしたりすることが可能になるわけです。
ハウスメーカーの中にはエアコンを大量に入れて家の周りが室外機だらけになる提案をするメーカーもあります。
ですので、快適性をとって全館空調を設置するために『全館空調専用スペース』をつくるのか、部屋の広さや収納量をとって全館空調は入れないようにするのか、この辺りはしっかり検討する必要があるかと思います。
あとは「理論理屈がわかったけど、実際のところエアロハスの使用感ってどうなの?」と思われる方もいると思うので、そこについても触れておきますと、エアロハスは夏はとても快適です。
というのもエアロハスは、夏場、相対湿度40%をキープできる空調設備なので、梅雨や夏場の時期に湿気で床がぺたぺたするようなことはほとんどない印象です。
私はもう何十件もパナソニックホームズの優秀な営業マンとお客さんを繋いできているのですが、どのお客さんも夏場は快適と言ってくださいます。
ただ一方で冬場はどうしても乾燥しやすいです。
もちろん、乾燥対策としてパナソニックホームズでは石膏ボードの中に稚内産の珪藻土が練り込まれています。
これにより、夏場は湿気を吸い、冬場は湿気を吐き出してくれるはずなのですが、それでも乾燥はしやすいイメージです。
気になる方は加湿器が必要かもしれません。
またそれ以外にも、
- 建物の大きさが60坪以上の大きさになるとエアロハスが2台必要
- パナソニックの換気システムは月々400円くらいの電気代がかかる
- 空気の吹き出し口付近はどうしても暖かくなったり、涼しくなったりする
- 反対にトイレなど、吹き出し口が無いところは、やや温度変化がある
- エアロハスが壊れていた時用に壁付けエアコンを設置する準備が必要
といった気をつけなければならない所も存在します。
ただそれでも基本的には8畳エアコン1台で真夏・真冬も、24時間365⽇、家中を安定した温度に保つことが可能になり、更には1系統のダクトしか使っていないため、メンテナンスもほとんどいらないつくりになっているわけです。
ですので『暮らしやすさ』を考えるとパナソニックの全館空調エアロハスは非常に魅力的な商品かなと思います。
光触媒のタイル外壁『キラテック』
パナソニックホームズには『キラテック』と呼ばれる光触媒のタイル外壁があります。
これは紫外線で汚れを浮かせて雨で洗い流せるのできれいな外観を保てるといった特徴があり、メンテナンスがほぼ必要のない外壁です。
ですので何年経っても新築のようなきれいな外観を保てるのです。
これは誇張しているわけではなく、本当にそうで、実際に私の家の近所にもパナソニックホームズが建てた3階建てのマンションがあるのですが、築6年経っているのに汚れが一切目立たないです。
更に、目地からタイルを貼っているため、目地の交換も不要です。
例えば、目地による境目が気になる方や、外観をスタイリッシュに、かつメンテナンスいらずの家にしたいという方には非常におすすめの外壁材になります。
そしてキラテックの中でおすすめなのが『KDスタック』という新しい柄のキラテックです。
キラテックは今までは全体的にツルッとしたタイルが多かったのです。
しかしこの『KDスタック』は、今までと違って少し陰影が出ます。
これは今までのキラテックにはないデザインなので、これから検討する方は是非とも採用していただきたいですね。
ただしこの『KDスタック』もそうですが、キラテックはタイル外壁なので金額が高いです。
具体的に言うと、坪5万円は上がってしまいます。
またコストダウンをするためにキラテックではなくサイディングにするとなった場合、パナソニックホームズでは選べるサイディングの数が少ないというデメリットもあります。
ですので基本的にパナソニックホームズで家を建てることを検討する場合、キラテックを採用する前提でいた方が良いかもしれません。
この点はご注意ください!
パナソニックホームズの『良家』とは
ということでここまでの話をまとめると、パナソニックホームズは『地震に対する強さ』×『暮らしやすさ』=『良家』としており、「地震に対する強さ」に関しては大手ハウスメーカー何社もある中で、唯一パナソニックホームズだけが限界加振と呼ばれる今日本で出せる最大級の震度に耐えられることを証明しているということ、そして『暮らしやすさ』に関しては、全館空調で快適さを得つつ、タイル外壁キラテックによって、住んだあとにお金のかからない家にすることで暮らしやすい家をつくっているということでした。
パナソニックホームズの商品ラインナップ
パナソニックホームズの商品ラインナップについて見ていきます。
パナソニックホームズには3つの構法が存在します。
- 制震鉄骨軸組構造『HS構法』
- 大型パネル構造『F構法』
- 重量鉄骨ラーメン構造『NS構法』
以上の3つになります。
これら3つの中から自分たちにあった構造を選び、打ち合わせを進めていくことになるのですが、それぞれ何が違うの?と思うと思うので、それぞれ順に深掘りして解説していきます。
制震鉄骨軸組構造『HS構法』
まずは制震鉄骨軸組構造と呼ばれる『HS構法』についてです。
パナソニックホームズといえば『コレ』というのがこの構法ですね。
HS構法は正式名称『ハイパースペース構法』と言い、この構法の特徴は、縦にも横にも15センチピッチで間取りの調整ができるということなのです。
それだけ細かく建物の高さと広さを調整できるため、どんな敷地形状の土地でも有効活用できるわけです。
更に都心部の複雑な法規制にも柔軟に対応が可能です。
ですので例えば2階や3階を高天井にすることで、ゆとりある広々としたリビングもつくれますし、2階部分にせり出すオーバーハングをつくることも可能です。
駐車場上のスペースを有効に活用することもできるわけです。
このような感じで縦と横に15センチずつ調整が可能なHS構法は幅広いプラン提案が可能な構法になります。
大型パネル構造『F構法』
続いて、大型パネル構造と呼ばれる『F構法』についてです。
こちらはHS構法に比べて比較的安価な構法になります。
具体的には大体坪5万円くらい安くなると言われていますね。
ではなぜ『HS構法』に比べて『F構法』は安いのかというと、それはF構法は『HS構法の性能をそのままにコスパ良く建てる』というのがコンセプトだからです。
具体的に説明をすると、耐震性能や換気システム、珪藻土を使った石膏ボード、タイルなど、これらがHS構法と同じ性能になるようにコスパ良くつくられているのです。
更にF構法だけの強みとして、工場生産率が非常に高いため、現場での作業工程をかなり削減できるので、上棟工事が1日で完了します。
雨に濡れずサッと家が上棟するのは安心ですよね。
また鉄骨唯一のモノコック構法である特徴を活かして、外壁に耐力を持たせることで、建物の中の柱や壁をとにかく少なくすることが可能なのです。
例えばプランをいろいろと検討している時に「柱や壁が構造上どうしても抜けないため、思うように間取りがつくれない」という状況をなくせるのです。
コスパが良いだけではなく、こういったF構法ならではの強みもきちんと存在するのです。
また今年に入ってからF構法はリブランディングされ、2つの商品が発売になりました。
具体的にお伝えすると、今までF構法では採用することのできなかったエアロハス、これを採用できるようになった『フォルティナX』、第一種換気システムのエコナビ搭載換気システムHEPA+採用型の『フォルティナS』この2つの商品です。
これに関してはコロナの影響もあって「一部の窓を常時開けている」「換気扇やレンジフードを常時稼働している」「玄関ドアを少し開けて空気の流れを良くしている」という人が増えたのでつくられた商品になります。
確かに近年では、PM2.5等の大気汚染物質による呼吸器・循環器などへの健康リスクも懸念されているので、そういったことを気にする人にもピッタリの商品かと思います。
ただし、もちろんデメリットも存在します。
それが
- 断熱性能のグレードアップができない
- HS構法と比べて最小45センチピッチでの変更しかできない
これらの制約があるということです。
そもそも全く違う構法なので比較すること自体が違う気もしますが、HS構法と比較すると、どうしても見劣りしてしまう部分があるのも事実です。
ただしこの辺りの制約は特に気にならない!とにかくコスパ良くパナソニックホームズの家を建てたい!という方はF構法でも良いかもしれません。
重量鉄骨ラーメン構造『NS構法』
そして最後に、3〜9階建まで対応可能な重量鉄骨ラーメン構造の『NS構法』です。
こちらは都心部など、敷地は狭いけど建物の高さが取れる土地に対して強みを発揮する構法です。
というのも、NS構法には無足場構法という方法で、外部足場なしで建物をつくることができるのです。
これによって、3階建の場合は敷地境界からわずか30cmの隙間があれば建築できます。
ですので、都心部の限られた敷地を限界ギリギリまで有効活用することが可能なのです。
これは他のメーカーではなかなかできないことなのです。
実際にパナソニックホームズではこれを強みにして都心部で『Vieuno(ビューノ)』という商品を販売しまくっています。
基本的に都心部で多層界住宅を建てるならパナソニックホームズか積水ハウス、それかヘーベルハウス、この3択になっている気がします。
また、今話したこと以外にも限られた敷地を有効活用できる方法として、『NS構法』では、張り出し幅が3.6mまで可能なオーバーハング、建物内に耐力壁を必要としない最大10.8mのビッグスパン、これらも可能となっています。
先ほどお話しした『HS構法』もそうですが、パナソニックホームズは敷地対応力にかなり特化している印象です。
敷地の特性を活かした柔軟なプランニングを要望されている方は一度パナソニックホームズを検討してみても良いかもしれませんね。
ということでパナソニックホームズの商品ラインナップ
- 制震鉄骨軸組構造『HS構法』
- 大型パネル構造『F構法』
- 重量鉄骨ラーメン構造『NS構法』
以上の3つを解説しました。
簡単にまとめると『HS構法』はパナソニックと言えばコレ!という構法で、ほとんどがHS構法での提案になります。
『F構法』はHS構法と比較すると価格が抑えられた構法となっておりエアロハス採用型の『フォルティナX』と、第一種換気システムのエコナビ搭載換気システムHEPA+採用型の『フォルティナS』、目的に合わせてどちらか選べるようになっています。
『NS構法』は3〜9階建まで対応可能な構法です。
無足場工法という方法で、外部足場なしで建物をつくれるので、敷地境界からわずか30cmの隙間があれば建築が可能な構法になっています。
パナソニックホームズで選ぶ場合、この3種類のどれかで建築をすることになるので、営業マンにすすめられた、あるいは自分達で選んだ構法はどれなのかはしっかりと把握するようにしておきましょう!
パナソニックホームズの商品のおすすめ仕様
私がおすすめする仕様は、
- スタンダード断熱からハイグレード断熱にしてもらう
になります。
これはこれからパナソニックホームズで家を建てるならマストで選択するべき仕様であると私は思っています。
スタンダード断熱からハイグレード断熱にしてもらう
注文住宅は、断熱→気密→換気→空調の順番でつくっていかなければダメなのです。
そしてその原理原則に則って考えるとまずは断熱、この部分はできるだけ厚くしておく必要があるわけです。
特に今まで断熱等級と呼ばれるものの最高等級が4でしたが、2022年10月からそれが7に引き上げになっているわけです。
それだけ断熱性能に関して高い水準が求められているのが今の時代です。
またパナソニックホームズ側もこの制度改正を受けて、今年のどこかで新しい断熱仕様を出すような話が出ていたり、出ていなかったり……。
とにかくそのような状況なので、スタンダード断熱仕様では型落ち感が否めなくなってしまいます。
ですのでこれからパナソニックホームズで家を建てるならスタンダード断熱からハイグレード断熱に必ずしてもらうようにしてください。
ただし、断熱材だけを厚くすれば良いというものではありません。
先ほども断熱、気密、換気、空調、この順番が大切だとお伝えしましたよね?
ですので断熱材を厚くしたら次は気密を考えなければいけないわけです。
気密とはどれだけ家に隙間が空いているのかを一言で言い表したものになります。
難しい言葉でC値と言ったりするのですが、この数値をできるだけ小さくしなければならないということですね。
ただ一般論として鉄骨住宅は気密性能が確保しにくいのです。
これはパナソニックホームズに限らず、他の鉄骨メーカーでも同様です。
最後に繰り返しにはなりますが、パナソニックホームズで家を建てるならハイグレード断熱に必ずしてもらうようにしてください。
パナソニックホームズの注意事項
パナソニックホームズの注意事項は2つあります。
それが
- オール樹脂サッシが使用禁止になっている
- デザイン力が他のメーカーと比較してやや劣る
この2つです。
それぞれ説明していきます。
オール樹脂サッシが使用禁止
『オール樹脂サッシが使用禁止になっている』ということについてです。
ネットで情報を収集していると必ず
- オール樹脂サッシの方が性能が良い
- オール樹脂サッシを入れないハウスメーカーはあり得ない
といった書き込みや投稿が目に入ります。
確かにハウスメーカーが今標準で使っているアルミ樹脂複合サッシよりも樹脂サッシの方が性能が良いというのは事実です。
それにも関わらずハウスメーカーの中でアルミ樹脂複合サッシが未だに主流になっているのも事実です。
「じゃあ、オール樹脂サッシにすれば良いじゃん?」という話なのですが、オール樹脂サッシは窓枠が太くなるので、アルミ樹脂複合サッシに比べて意匠性が落ちます。
一方でアルミ樹脂複合サッシはオール樹脂サッシと比べて断熱性は劣るものの、耐久性・耐候性・デザイン性に優れているというメリットも存在するわけです。
双方一長一短あるので、見た目が重要なメイン所はアルミ樹脂複合サッシ、それ以外はオール樹脂サッシ、この組み合わせにするのが今私が推奨しているサッシの選び方になるのですが、パナソニックホームズはそもそも樹脂サッシ自体の使用を禁止しています。
その理由は耐久性に問題があるから、とのことだったのですが……。
正直この部分に関しては、早めにオール樹脂サッシの使用を解禁してほしいなという気持ちがあります。
実際に以前、私がパナソニックホームズに紹介を出したお客さんも「オール樹脂サッシを入れたい。」と強く望んでいましたが、本社がNG回答を出したとのことで入れられなかったのです。
そのお客さんは私に「どうにかしてください。」と依頼してきたので、私が本社に交渉し、最終的には支社判断でどうにかオール樹脂サッシを入れることができたのです。
しかしこれはかなりイレギュラーケースで、そこの支社長と私が面識があり、日頃からお世話になっていたという背景があって、その支社長が責任を取ってくれる形でオール樹脂サッシを入れることができたのです。
ですのでパナソニックホームズでは基本的にはオール樹脂サッシは入れられないのです。
私は嘘を言っていませんが、「本当かよ」と思う方は是非ともご自身で確認してみてください。
またパナソニックホームズでオール樹脂サッシを入れたいと思う方は、一度私にご連絡いただければなんとかできるように動いてみます。
デザイン力が他のメーカーと比較してやや劣る
『デザイン力が他のメーカーと比較してやや劣る』ということについてです。
正直、ハウスメーカーの中でもかなり頑張っている方なのですが、SNS映えするような家をつくるのはどうしても苦手な印象です。
どちらかというとパナソニックホームズは機能性メインのハウスメーカーという感じですね。
ですのでその辺りは理解した上でパナソニックホームズを選ぶ必要があります。
またパナソニックホームズのつくり方が気に入ったけれど、どうにかしてSNS映えする家をつくりたい、ということであればいろんな確認といろんな根回しが必要ではありますが、外部の設計士を入れることもできなくはないです。
実際に私がパナソニックホームズに紹介を出したお客さんの中には、私が用意した外部の設計士と打ち合わせをし、そこで契約にもなっています。
更にはその実績を見て、先ほどもお話ししたオール樹脂サッシを入れることを許可してくださったとあるエリアの支店長は、私が用意した外部の設計士と顧問契約までしてくれました。
その支店長は私の無理を毎回聞いてくださるので本当に頭が上がらないです。
いつもありがとうございます。
ただこれもイレギュラーケースなので、どの地域でも通用する方法ではないのですが、とはいえ、こんな感じで言えば現場単位でいろいろ動いてくれたりはしています。
ですので非常に柔軟性のあるハウスメーカーだなと思うので、デザインが気になるという方は素直に相談してみると良いかもしれません。
パナソニックホームズの坪単価
最後にパナソニックホームズの坪単価についてです。
去年1年間で集めた各ハウスメーカーの資金計画書、合計1,600枚の中から値引き後の建物本体価格と建物の坪数、これを割って坪単価を算出し、中央値を出しています。
もちろん地域の特性や家族構成、中に入っている設備仕様によって金額は大きく異なります。
そのため、あくまで参考程度にしかなりませんが、それでもネットに掲載されているどこの情報よりも正確な情報になってくるとは思います。
その中でパナソニックホームズの坪単価は110.1万円でした。
パナソニックホームズ以外の坪単価も含めた坪単価ランキングについてはこちらの記事をご覧ください。 「【2023年最新】大手ハウスメーカー坪単価ランキング」
パナソニックホームズ徹底解説 特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介【2023年版】のまとめ
今回は『パナソニックホームズ徹底解説 特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介【2023年版】』というテーマでお話をしてきました。
そのほかのハウスメーカー解説の記事も出しますので、いろいろと見比べてみて自分達にマッチしそうなハウスメーカーを是非とも見つけてもらえればと思います。
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