今回はダイワハウスが新しい仕様と新しい商品を出したので、それらを徹底的に解説していこうと思います。
今回は
- 新断熱仕様
- 新商品の「xevo BeWood」
- ダイワハウスを検討する上で注意するべきこと
これらについて順番に説明していきます。
ダイワハウス「xevo GranWood」の新断熱仕様
まずは新断熱仕様について解説します。
新断熱仕様のリリース
私は年明けにダイワハウスが大手ハウスメーカーで初めて断熱等級7を取れる仕様を出します!という情報を出しました。
そして「新しい断熱仕様は2023年4月にリリースになる予定です」という話をしていたのです。
しかし、現場の対応が遅れていて、4月リリースにはなりませんでした。
情報の非対称性を考えると、正式リリースの情報は早めに出してあげた方がよかったわけですが、当初、4月に等級7仕様がリリースされるはずだったのに、それが延期されると知った時は、私もまさかの展開に「マジか……」と思いました。
そこは早めに対応してほしかったなと思う反面、一方でこれまで住宅業界は断熱に関してほとんど力を入れてこなかったので、諸々の段取りを急ピッチで進めたとしても、多少の遅れは仕方ないのかな、という感じでした。
今となってみたら、実はダイワハウス側もけっこう頑張ったのではないかなと思います。
ようやく、等級7仕様が5月からプレリリースになり、6月から正式リリースになることが決まったわけです。
これにより、皆さんにも正式にダイワハウスの新しい断熱仕様の詳細を解説できるようになりました。
新断熱仕様は木造の「xevo GranWood」のみ
ちなみに最初にお伝えをしておきますが、今回の新しい断熱仕様は木造商品のxevo GranWood(ジーヴォグランウッド)のみです。
ダイワハウスの商品の種類
そもそもダイワハウスには
- 鉄骨造の商品であるxevo Σ(ジーヴォシグマ)
- 木造の商品であるxevo GranWood(ジーヴォグランウッド)
- お金さえあれば何でも対応できるMARE -希-(マレ)
大きく分けるとこの3つの商品が存在するわけです。
その中で鉄骨造の商品であるxevo Σ(ジーヴォ シグマ)は、今回新しい断熱仕様を出していません。
また、MARE -希-(マレ)に関しては、何でもありの商品なので、決まった仕様というのが特に存在しません。
ですので元から新しい仕様といった、そういう概念すらない商品になります。
ということで、今回は木造の商品であるxevo GranWoodのみが新しい仕様を出した、という形になるわけです。
木造の「xevo GranWood」のみが新仕様を出した理由
ではなぜ木造の商品であるxevo GranWoodのみが新しい仕様を出すことになったのか、なぜ本来主力商品のはずである鉄骨造のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)では新しい仕様を出さないのか、それはシンプルに、断熱性能、気密性能を取るなら、やはり木造住宅の方が確実だからです。
これは一般的な話にはなりますが、鉄は木の400倍熱を伝えやすいと言われていますし、鉄は温度によって多少伸び縮みするのです。
その400倍の差分を埋める工夫や、温度によって伸び縮みするという性質をどうやって克服するかが、鉄骨住宅を建てる上でのポイントになってくるわけです。
しかしこれはとても難しく、特に気密が取りにくいのです。
それがなぜかというと、鉄骨住宅で気密を取る時は、建物の内側部分に木枠をつくります。
そうしなければ柱が鉄骨なので、気密シートと呼ばれる気密を取るための建材を止めておくことができないのです。
ですのでわざわざ木枠をつくって気密シートを施工するわけですが、そもそも木枠をつくるということ自体が手間で複雑なのです。
そのため当然、気密を取るのも難しくなります。
一方で木造住宅は柱が木なので、余計な手間を加えずに気密シートを貼れます。
ですので、昨今流行っている住宅の高気密高断熱化を目指すのであれば、やはり木造住宅の方が有利なのです。
そういう背景があって、ダイワハウス側も木造に力を入れている、という状況です。
一応、簡単に背景は説明させていただきましたが、これは序の口で、住宅は事前に知っておかなければならない知識が非常に多いのです。
「xevo GranWood」の断熱仕様の種類
ここからはいよいよxevo GranWoodの新断熱仕様について具体的にお話をしていきます。
まずダイワハウスのxevo GranWoodには以前まで4つの断熱仕様が存在していました。
それが
- スタンダードW断熱仕様
- ハイクラスW断熱仕様
- エクストラW断熱仕様
- プレミアムW断熱仕様
以上の4つだったわけです。
そこに今回、新しい断熱仕様であるウルトラW断熱仕様、これが加わり合計5つの断熱仕様になりました。
また全体的に断熱仕様が見直されているので、全ての断熱仕様が一新されています。
そして更に今回の仕様から基礎断熱ができなくなり、床下断熱に仕様変更となりました。
この部分はちょっと残念ポイントで……本来は基礎断熱の方が気密断熱が取りやすいのです。
しかも大手ハウスメーカーの木造で唯一、基礎断熱ができたのがxevo GranWoodだったので、他社と差別化を図れる良いポイントだったのですけどね……。
最初は、基礎断熱も床下断熱も両方選べるようにする、という話も出ていたのですが……残念極まりないです。
ですが、そんなことを言っていても仕方ないので、それぞれの断熱仕様の詳細を見ていきます。
スタンダードW断熱仕様
まずはスタンダードW断熱仕様。
壁
- 外張り部分:押出ポリスチレンフォーム30mm
- 充填部分:高性能グラスウール10k 100mm
天井
- 高性能グラスウール14k 100mm
床下断熱
- 押出ポリスチレンフォーム65mm+大引き上断熱材15mm+断熱浴槽
ハイクラスW断熱仕様
次にハイクラスW断熱仕様。
壁
- 外張り部分:押出ポリスチレンフォーム30mm
- 充填部分:高性能グラスウール14k 105mm
天井
- セルロースファイバー280mmもしくは高性能グラスウール14k 310mm
床下断熱
- 押出ポリスチレンフォーム65mm+大引き上断熱材15mm+断熱浴槽
エクストラW断熱仕様
次にエクストラW断熱仕様
壁
- 外張り部分:押出ポリスチレンフォーム30mm
- 充填部分:高性能グラスウール16k 120mm
天井
- セルロースファイバー280mmもしくは高性能グラスウール14k 310mm
床下断熱
- 硬質ウレタンフォーム100mm+大引き上断熱材15mm+断熱浴槽
プレミアムW断熱仕様
次にプレミアムW断熱仕様。
壁
- 外張り部分:押出ポリスチレンフォーム90mm
- 充填部分:高性能グラスウール16k 120mm
天井
- セルロースファイバー280mmもしくは高性能グラスウール14k 310mm
床下断熱
- 硬質ウレタンフォーム100mm+大引き上断熱材15mm+断熱浴槽
ウルトラW断熱仕様
次に今回新しく出たウルトラw断熱仕様。
壁
- 外張り部分:押出ポリスチレンフォーム90mm
- 充填部分:アクリアウールα 36k 105mm+20k 89mm
天井
- 高性能グラスウール20k 400mm
床下断熱
- 硬質ウレタンフォーム200mm+大引き上断熱材15mm+断熱浴槽
ダイワハウス「xevo GranWood」の新断熱仕様「ウルトラW断熱仕様」
新しく出たウルトラW断熱仕様、これは断熱等級7を取りに行く仕様だけあってかなり断熱材が分厚くなっています。
ウルトラW断熱仕様の断熱性能
基本的に建物の断熱性能はどんな断熱材を、どのくらいの厚さのものを使っているかで性能が決まってきます。
シンプルに、断熱材は厚ければ厚い分だけ性能が良くなると思ってもらって問題ないわけです。
事実、ここでは名前を伏せますが、大手ハウスメーカーのS社と比較をすると、天井も壁も床も、全てにおいて2倍の断熱材が入っているのが、今回新しく出たダイワハウスのウルトラW断熱仕様なのです。
気になる方は各ハウスメーカーのカタログに掲載されている断熱材の厚さを比較してみてください。
私が以前に出した『【2023年最新】ハウスメーカー断熱性能ランキング』という記事でダイワハウスを上位にランクインさせたら、「ダイワハウスが断熱性能が高いなんてあり得ない」「まかろにおはこれから家を建てる人をだましている」とさんざん言われ、その時は情報を公開できなかったので、悔しいなと思いながら我慢していたわけです。
しかしやっと皆さんに根拠を提示できたので、ウルトラW断熱仕様がどれだけ優れているのかがわかっていただけたのではないかと思います。
ウルトラW断熱仕様がおすすめの人
「どういう人にダイワハウスの新仕様がおすすめなの?」という話だと思うので、それも一応説明をしておくと、例えば「デザインと機能の両立を図りたい方」こういう方はダイワハウスを検討してもいいのではないかなと思います。
というのも、すでに高気密高断熱住宅をつくることで知られている一条工務店というハウスメーカーがあります。
こちらのハウスメーカーは非常に良いハウスメーカーではあるものの、間取りの自由度がなかったり、どれも同じような外観になってしまったりで、けっこう好き嫌いが分かれるハウスメーカーでもあるのです。
一方でダイワハウスの木造はかなり間取りに自由度がありますし、基本的に何でも対応が可能となります。
更に断熱材の一部強化ということもできるので、例えば、床下だけ断熱材を強化したい、壁だけ断熱材を強化したい、そういう柔軟なカスタマイズも可能なわけです。
一条工務店ができないことがダイワハウスの木造ならできるので、コストを抑えつつ、家の性能のみを求めたい方は一条工務店、多少お金はかかってもデザインと機能の両立を図りたい方はダイワハウス、そのようなすみ分けで検討してみるといいのかもしれません。
ちなみに完全に余談にはなるのですが、鉄骨商品のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)の場合、
- スタンダードV断熱
- ハイクラスV断熱
- エクストラV断熱
という3つの断熱仕様しかありません。
一応、xevo Σ PREMIUMという、ラーメンでいうトッピング全部のせのような仕様もあるのですが、
こちらの断熱仕様はエクストラV断熱仕様がそのまま使われています。
これが非常にややこしくて、鉄骨のxevo Σ PREMIUMと木造のxevo GranWoodのプレミアムW断熱仕様が似たようなネーミングなのです。
そのため鉄骨もxevo Σ PREMIUMにすれば断熱仕様が上がると勘違いされる方が多いのです。
しかしそれは違います。
xevo GranWoodのプレミアムW断熱仕様は断熱仕様のことを指していますが、xevo Σ PREMIUMはダイワハウスが鉄骨造で提供できる最上級品を1つのパッケージにしたもののことを言っているのです。
ですので、鉄骨造のxevo Σ PREMIUMの中身はエクストラV断熱で、PREMIUMにしても断熱仕様は変わらない、ということは覚えておいください。
ということで、ここまでの話をまとめると、
- 6月からxevo GranWoodの断熱仕様が一新された
- 新たに断熱等級7が取れるウルトラW断熱仕様が登場した
- 今まで選べた基礎断熱が選べなくなり、床下断熱に変更になった
これらがダイワハウスの新断熱仕様の説明になります。
ダイワハウスの新商品「xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)」
続いてはダイワハウス木造の新商品の「xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)」について解説をしていきます。
xevo BeWoodは簡単にお伝えすると、xevo GranWoodのお手軽バージョンといった感じです。
これがどういうことかというと、xevo BeWoodは基本的に何でもできる自由設計の商品となります。
そのため例えばつくれる間取りに制限がある、選べる仕様に制限がある、そういうルールは存在しないということです。
ただし、xevo GranWoodとの違いが大きく分けて3つ存在します。
具体的には
- xevo BeWoodではxevo GranWoodが強みとしていたメーターモジュールではなく、尺モジュールを使用する
- 国産材ではなく外国の木材を使用している
- xevo GranWoodと比較して選べる断熱仕様が少ない
以上の3つです。
それではそれぞれ順番に説明をしていきます。
尺モジュールを使用
まず1つ目、xevo BeWoodではxevo GranWoodが強みとしていたメーターモジュールではなく、尺モジュールを使用するということなのですが……これはそのままの意味ですね。
尺モジュール、メーターモジュールとは?
人によっては「メーターモジュールって何?」「尺モジュールと何が違うの?」という感じだと思うので、尺モジュールとメーターモジュールの違いを詳しく説明していこうと思います。
実はそもそもの設計手法として、建築には「910mm✕910mmのマス」を積み上げてつくる尺モジュールと「1,000mm✕1,000mmのマス」を積み上げてつくるメーターモジュールがあります。
そしてメーターモジュールをメインで使っているメーカーは、積水ハウス、トヨタホーム、そしてダイワハウスの木造(xevo GranWood)これらしかありません。
ダイワハウスの鉄骨造xevo Σ(ジーヴォ シグマ)は尺モジュールということになりますし、今お伝えした積水ハウス、トヨタホーム、ダイワハウスの木造(xevo GranWood)以外のメーカーは全て尺モジュールとなるわけです。
そのため例えば基本的にはメーターモジュールのメーカーはメーターモジュールしか使えませんし、尺モジュールのメーカーは尺モジュールしか使えません。
同じような間取りでもメーターモジュールと尺モジュールでは全然違うので、実はこれはとても重要な部分なのです。
尺モジュールとメーターモジュールの違い
では、尺モジュールとメーターモジュールとでは、何がどう違うのかというと、メーターモジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が広くなり、尺モジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が狭くなるという特徴があります。
限られた空間というのは、洗面、廊下、トイレ、お風呂、階段、これらのことを言いますが、これがどういうことなのかというと、例えばトイレをつくる場合2マスの正方形を積み上げてつくります。
つまり尺モジュールの場合は910mm✕1820mm、メーターモジュールの場合は1,000mm✕2,000mmとなります。
そしてここからもわかるように、尺モジュールとメーターモジュールとでは幅は9cm、奥行きは18cm違いが出てくることになるのです。
けっこう違いますよね?
もっとイメージしやすいように、この違いを具体例を出してお伝えすると、尺モジュールとメーターモジュールとでは、飛行機のエコノミークラスとビジネスクラスくらい差があるのです。
そしてこれはトイレに限ったことではなく、先ほどもお伝えした廊下、お風呂、階段、これらの場所にも違いが出てくるということなのです。
特に尺モジュールでつくられた家の階段に関しては、勾配がかなり急になります。
一方でメーターモジュールでつくられた家の階段は勾配がかなり緩やかになります。
そういった特徴があるので、メーターモジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が広くなり、反対に尺モジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が狭くなるわけなのです。
メーターモジュールのデメリット
「メーターモジュール最強じゃん!」と思うと思いますが、メーターモジュールにもデメリットがあります。
それが
- 価格が高くなる
- コンパクトな設計に向かない
この2点になります。
というのも、実は世の中の建材はそのほとんどが尺モジュール用につくられているので、メーターモジュールにするといろいろな建材をオーダー発注のような形にしなければいけません。
その都合上、どうしても金額が高くなってしまうのです。
また35坪未満のコンパクトな家をつくる場合、メーターモジュールの『限られた空間』が広くなるという特徴が足を引っ張って、LDKが狭くなってしまう場合もあります。
もちろん間取りの構成次第では、そのデメリットを感じさせないような間取りをつくることも可能ではあるのですが、そこは設計士のレベルによって大きく左右される部分になります。
メーターモジュールも完璧ではないわけです。
一方で尺モジュールにすると限られた空間である洗面、廊下、トイレ、お風呂、階段、これらがメーターモジュールと比較して狭くなってしまいますが、その代わりにメインであるLDKは広めに取れるわけですし、コストは抑えられるのです。
このような感じで、尺モジュールとメーターモジュールとではかなり違いがあります。
そして今回の新商品であるxevo BeWoodは、先ほども説明したとおり、尺モジュールです。
ですのでどちらかというと、35坪未満の建物向きで、かつコストメリットを優先させた商品ということになるわけです。
外国の木材を使用
次に2つ目の国産材ではなく外国の木材を使用している、ということです。
実はxevo GranWoodは国産材をメインで使っているという特徴がありますが、今回の新商品xevo BeWoodは、外国の木材を使用することでコストを削減しているのです。
ただここで気になるのが「外国の木材を使って大丈夫なの?」ということだと思います。
何となく、国産材の方が良いような気がしますし、安心ですよね。
そのため「外国の木材が使われていて本当に大丈夫なのか?」と心配になる気持ちもよくわかるのですが、実は日本の木材より、外国の木材の方が強度が高いのです。
ですので日本の木材より、海外の木材を使った方が合理的だったりするわけです。
昨今、いろんな物が値上がりしているので、ダイワハウスも合理を突きつめて、価格の圧縮に取り組んだ感じです。
選べる断熱仕様が少ない
そして最後に3つ目がxevo GranWoodと比較して選べる断熱仕様が少ない、ということについてです。
先ほど、ダイワハウスのxevo GranWoodには
- スタンダードW断熱仕様
- ハイクラスW断熱仕様
- エクストラW断熱仕様
- プレミアムW断熱仕様
- ウルトラW断熱仕様
以上の5つの断熱仕様が存在している、という話はしたと思いますが、xevo BeWoodは
- スタンダードW断熱仕様
- ハイクラスW断熱仕様
- エクストラW断熱仕様
この3つしか存在しません。
しかもxevo BeWoodのエクストラW断熱仕様に限っては、xevo GranWoodが壁の充填断熱部分が「高性能グラスウール16k 120mm」なのに対して、xevo BeWoodの壁の充填断熱部分は「高性能グラスウール16k 105mm」に変更になっています。
これは尺モジュールとメーターモジュールとでは使う木材の柱の太さに違いがあるから起こることで、そもそも充填断熱は柱と柱の間の壁厚を利用して断熱材を入れ込む方法なわけです。
そのため、柱の大きさが小さくなれば当然断熱材が入る厚さも変化せざるを得ないのです。
断熱材が多少薄くなるのは仕方のない部分なのです。
ただ仕組みを知らないと、xevo GranWoodと比較した時に「なんで断熱仕様が違うんだ?」「まさか裏でこっそり仕様を落としたんじゃないか?」と思ってしまうと思います。
しかしそうではないですし、一応ダイワハウス側もよくある間取りで、
- スタンダードW断熱仕様でUa値0.55
- ハイクラスW断熱仕様でUa値0.47
- エクストラW断熱仕様でUa値0.38
これらの数値は取れる想定で断熱仕様を決めています。
ですので、xevo GranWoodと比較して確かにxevo BeWoodのエクストラW断熱仕様の断熱材は若干減っていますが、そこは問題ないということはご理解いただければと思います。
ということでxevo BeWoodとxevo GranWoodの違いについて
- xevo BeWoodではxevo GranWoodが強みとしていたメーターモジュールではなく、尺モジュールを使用する
- 国産材ではなく外国の木材を使用している
- xevo GranWoodと比較して選べる断熱仕様が少ない
以上の3つを解説してきました。
簡単にまとめると、断熱等級7はいらないけど、6までは取れてなおかつコスパ良くデザインと機能を両立した家づくりをしたいという方や、メーターモジュールが足を引っ張るような土地で家を建てる、という方向けの商品かなというところです。
ダイワハウスを検討する上で注意するべきこと
ダイワハウスの新仕様と新商品を説明してきたわけですが、かなり良いことばかりお伝えしてきたような気がします。
これだとダイワハウスの回し者と言われてしまいそうですし、良いものは良い、悪いものは悪いということこそが私の役割でもあると思っているので、ここからは今現在、ダイワハウスを検討する上で注意するべきこと、こちらについて説明をしようと思います。
昔ながらの営業スタイルの人が多い
ダイワハウスを検討する上で注意するべきこと、それは『昔ながらの営業スタイルの人がとても多い』ということです。
というのもダイワハウスは、とにかく安く家を売ったものがち、という文化がかなりあるように思えます。
もちろん、その中でも少数ではあるものの、家づくりが好きな人もいるのですが、私が知っている限り、全国で両手に収まるくらいの人数しかいない印象です。
せっかく良い商品があるのに、それを「使いこなせていない」というか、「あえて使いこなさない」という選択をしている人が多いのです。
そしてその結果、ダイワハウスが本来持っている魅力を1%も引き出せていなかったり、社員自らが自社のブランド価値を下げてしまっていたり、ものすごくもったいない状況なのです。
こんなことが全国各地で起こっているので、ダイワハウス内部は本当に今、改革が必要な時なのです。
ダイワハウスはこれから変わっていくところ
私はダイワハウス本社の皆様と協力をして、柔軟に対応できる全国の優秀な営業マンをピックアップしています。
そして私に紹介依頼をいただいた方には、優先的にその数少ない優秀な営業マンを担当につける手配をしたり、あとはダイワハウスの足りない部分を補うべく、お客さんの図面チェックを行ったり、いろいろ根回しをして特別な設計士を入れたりと、もう手取り足取りサポートしてきているのです。
これだけ聞くと私がダイワハウスを推しているようにも思えるかもしれませんが、それは違います。
私を通じてダイワハウスと関わったこれから家を建てる皆様が不幸になるのが嫌なので、全力を尽くしているのです。
あくまでダイワハウスで家を建てるならこの仕様がベスト、というアドバイスしかしておりませんのでそこは勘違いしないでください。
全てはお客さんにとっての良い家を建てるために私は活動しているのであって、ハウスメーカーはその手段でしかないのです。
これだけやってきている私が言うので間違いないと思っていただければと思うのですが、本当にこれからダイワハウスは変わっていくという段階であって、まだまだ現場は完全には整っていない状況です。
ですので例えば、ダイワハウスの木造はデザインと機能の両立を図れる商品であるものの「思ったような性能やデザインの家が提案されない」、「木造を希望しているのに木造を提案してくれない」そういうことが起こるリスクがあると思っていただければと思います。
もしダイワハウスの商品に魅力を感じて、検討をしてみたいということであれば、ダイワハウス本社と協力をして、ダイワハウス内で間違いない営業マンを紹介します。
希望する方は、公式LINEかメグリエからお気軽にお声がけいただければと思います。
ダイワハウスの新断熱仕様と新商品「xevo BeWood」を解説のまとめ
今回は『ダイワハウスの新断熱仕様と新商品「xevo BeWood」を解説』というテーマで、ダイワハウスの木造xevo GranWoodの新断熱仕様の解説と新商品のxevo BeWoodの解説、そして最後に今現在、ダイワハウスを検討する上で注意するべきこと、これらについてお話をしてきました。
これから注文住宅の購入を検討したいという方は、わたくし、まかろにおが提供している注文住宅オンライン相談サービス「メグリエ」で大手ハウスメーカーの優秀営業担当を無料でご紹介しています。
ぜひ、無料会員登録の上で地域の優秀営業担当を探してみてください。