今回は『【2025年最新】ミサワホームの特徴8選〜これさえ見ておけば大丈夫!〜』というテーマでお話していきます。

今回は初心者用に、かなり簡単にサクッとまとめています。
これから家づくりをしようと思っている方で「ミサワホームに興味があるけれど実際どんな企業なの?」「ざっくりどんな企業か知りたいな。」と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ミサワホームの特徴1:評価
ミサワホームの評価はこちらになります。

ミサワホームで家を建てるメリット・デメリットを簡単にお伝えすると、メリットが
- 高さ1.4mの収納空間「蔵」を使った間取り提案が得意
- 価格に合わせた商品ラインナップが豊富
- デザイン性の高い商品が多い
- 断熱性能・気密性能が取りやすい
デメリットは
- 「蔵」一辺倒の提案になりやすい
- 横に広い開口が取りにくい
- 高天井メインの空間提案になりやすい
以上になります。
実はミサワホームは、一昔前までは住宅業界を牽引していた企業でした。
というのも、住宅業界で初めて木造住宅の型式適合認定を取得した企業だからです。
そもそもの話として、ミサワホームは日本の木造建築の工法や耐震研究の第一人者として知られる東京大学名誉教授の杉山英男さん、その教え子の一人である三澤千代治さんが立ち上げたハウスメーカーなのです。
三澤千代治さんは、当時戦後で家が少なかったことやベビーブームがあったこともあり、とにかく住宅の大量生産が必要だった時代に「木造で住宅の大量生産をすることができないか」を考えました。
理由はシンプルで、鉄骨住宅よりも木造住宅の方が断熱性能・気密性能・耐震性能が有利だからです。

ただし、木造住宅の大量生産はかなりハードルが高かったのです。
それまでの住宅業界は鉄骨で住宅の大量生産を行っていましたが、鉄骨は溶接して素材を完全に一体化できるため、構造躯体の強度を算出しやすかったのです。

そのため、鉄骨住宅は国が認めた構造躯体で家を建てる場合、構造計算を簡略化してもいいですよ、という通称「型式適合認定」を取得しやすく、それによって住宅の大量生産を可能にしていました。
一方で、木造住宅は鉄骨と違って溶接ができません。

強度などの問題があり、当時「型式適合認定」を取るのが難しかったのです。
しかし、そんな状況を覆すべく、三澤千代治さんが何をやったのかというと、高分子接着剤という接着剤を使って木造住宅をつくることを思いついたのです。

今でこそ飛行機や車にも接着剤は当たり前のように使われていますが、当時は接着剤に市民権がなかったわけです。
ましてや「接着剤をどう強化するべきなのか?」「接着剤を使って建てられた家は本当に問題ないのか?」など、誰にも正解がわからなかったため、議論を巻き起こしました。
しかし、東大教授の杉山英男さんの力もあり、接着剤で家を建てることの評価方法を確立。
それによってミサワホームは、木造住宅で初めて建築基準法旧第38条、通称サンパチ認定とよばれる、今でいう「型式適合認定」の取得に成功したのです。
そしてようやく誕生したのが、ミサワホームが今もなお販売している「木質パネル接着工法」というものになります。

この工法は、木の中に断熱材を入れ、構造用合板でサンドし、1枚のパネルを形成、形成したパネルを高分子接着剤とよばれる接着剤を使って住宅をつくり上げる工法なのですが、

工場でパネルを必要枚数生産し、あとは現場に運んで接着剤を使って組み立てるだけなので、非常に合理的な建築方法なわけです。

しかも、工場生産であることから当然コストも抑えられますし、施工の精度も一定に保てます。

こういったこともあり、木質パネル接着工法は、工業化住宅における1つの完成形と言っても過言ではない工法なのです。
そのため、ある種「偉業」とも言えるようなことを成し遂げたため、ミサワホームは住宅業界を牽引していた企業だったのです。
ちなみに、東大教授の杉山英男さんの教え子には「家は、性能」のキャッチコピーで有名な一条工務店の社長もいました。

つまり、ミサワホームも一条工務店も、元をたどれば師匠は一緒で、両者ともに根底にあるのは「木造住宅の工業化」なのです。
ミサワホームは、きちんと背景から説明しなければなかなか理解できないハウスメーカーなのです。
ミサワホームの特徴2:デザイン
デザインについてです。

ミサワホームといえば「デザインのミサワ」とよばれるくらい、デザインに力を入れているハウスメーカーになります。
モダニズム
「デザインのミサワ」を象徴する存在として、モダニズムの権化たるミッフィーがミサワホームのマスコットとして使われています。

これは、デザインの歴史がわかっている人でないと意味がわからないと思います。
シンプルに「なんでミサワホームってミッフィー使ってるの?」と思いますよね。
これにはきちんとした理由があって、ミッフィーを使うことで「自分たちは新時代のデザインをつくり上げているんだ」というミサワホームの強い意思があらわれているのです。
この辺りの詳細を大枠から説明すると、まず誰もが耳にしたことのある「モダン」という言葉は「モダニズム」という言葉から来ているものになります。
モダニズムとは「装飾性の排除」という意味の言葉で、産業革命以前はコテコテの装飾性に溢れたもの、それこそがかっこいいとされていました。
王様の椅子やお城など、誰がどう見てもゴテゴテしています。

昔はあれがよかったのです。
ただ、産業革命が起きた時に、装飾性のあるものはつくりにくいということもあって、今までの「ゴテゴテしたもの=かっこいい」という概念を一度リセットし、ゼロから新時代のデザイン、具体的には生産しやすい形で、なおかつシンプルなデザイン性の高いものをつくろうという流れが生まれたのです。
そして、この時に誕生したのが「バウハウス」という学校なのですが、バウハウスでは形状だけではなく色柄についても、どんな色柄がよくて、どんな構成要素が最小単位なんだろうと考え、最終的に丸・三角・四角、そして青・赤・黄色、これこそが色柄の根源要素ではないかというふうに考えました。

そして、この流れを組んだオランダのモダニズム集団「デ・ステイル」は、色の根源要素は赤・青・黄の3色で、デザインの根源要素は垂直線と水平線だけと定めたのです。
この「デ・ステイル」の考えを踏襲しているのが、オランダのデザイナー、ディック・ブルーナであり、ミッフィーの作者です。
皆さんもミッフィーの世界観を思い出してみてください。
最低限の線と原色に近い色合い、限りなくモダニズムな要素で構成されています。
つまりあのウサギは、デザインの新時代を代表するモダニズムの権化なわけです。
ミッフィーが使われている理由
ここまででモダニズムが何なのか、ミッフィーがどういう経緯で誕生したのかをものすごくざっくり把握できたと思いますが、ではなぜミサワホームがミッフィーを使っているのかというと、それまで日本で主流だった職人に依存した家づくりから脱却し、新時代の家づくりの方法である木造の工業化住宅を生み出したからです。
そしてそれは、日本の住宅業界におけるデザインの革命であり、バウハウスに通じるところがあるとしてミッフィーを使っているのです。
事実ミサワホームには「バウハウスコレクション」という施設がありますし、ミサワホームの商品は「有名建築家のオマージュ?」と思うような建物が非常に多いのです。

例えば「MISAWA ONE GF」、これは近代建築の三大巨匠であり、モダニズムを世に広めたミース・ファン・デル・ローエのファンズワースにそっくりですし、

一時ミサワホームのテレビCMに出ていたこの建物、有名建築家の谷口吉生さんが設計したモダニズムと和の融合を目指した建築物である東京国立博物館法隆寺宝物館にそっくりです。

「これって有名建築家が設計した建物のオマージュ?」と思うような建物がミサワホームにはいくつもあるのです。

また、どの建物も垂直線と水平線によって構成されているため、モダニズム要素を感じられる建物になっています。
こういった諸々の背景もあり、ミサワホームはデザインに力を入れているハウスメーカーになります。
ただし残念なことに、なんでミッフィーが使われているのか、なんでミサワホームはバウハウスのアイテムをコレクションしているのか、この辺りを説明できる営業マンや設計士が少し少ない印象です。
また、ミサワホームには「シンプルイズベスト」という言葉があるのですが、それが一人歩きしてしまい「普通の家が結局一番」という解釈で使われていたりします。
個人的には「そうじゃないんだけどな。」とは思っているのですが、この辺りの解釈がきちんとできているかどうかで、間取りの提案レベルが変わってくるのではないかと思っています。
ですので、もし今後ミサワホームを検討するとなったら「なんでミサワホームってミッフィーを使ってるんですか?」「モダニズムってどういう意味ですか?」などと聞いてみると、自分の担当者のレベルがわかるかと思います。
ミサワホームの特徴3:間取り
間取りについてです。

ミサワホームは構造躯体が特殊であることもあって、他のハウスメーカーにはない仕組みが存在するのです。
それをうまく活用できるかできないかで、間取りの自由度が大きく変わってきます。
木質パネル接着工法
ミサワホームの木質パネル接着工法は、ベースは枠組壁工法で、それを強化したのが木質パネル接着工法というようなイメージです。
そのため、ミサワホームの木質パネル接着工法は、枠組壁工法のデメリットである横に大きい開口が取りにくいという弱点も引き継いでしまっているわけです。
実際木質パネル接着工法は、普通に間取りをつくると、4モジュール開口までの間取りしかつくれません。

1モジュールが91cmなので、91cm × 4で3.64mの窓しか設置できないということです。
そのため、ミサワホームをはじめ枠組壁工法系のハウスメーカーは、横ではなく縦に大きい窓を設置して天井の高さをPRすることで、苦手な横に大きい開口に目を向けさせないようにしているのです。
ただ、ミサワホームでは簡易計算のブロックチェックシステムという構造計算ではなく、確認ルート計算というものを使えば、6モジュール開口の間取りがつくれるようになります。

つまり、5.45mまで横に大きい開口をつくれるようになるということです。
そのため、積水ハウスや住友林業、そういうハウスメーカーがつくるような横に広い開口をミサワホームでもつくろうと思ったら、確認ルート計算は必須になりますがつくれるのです。
蔵
ミサワホームといえば「蔵」とよばれる収納空間を活用した立体的な間取り提案が得意です。

昔は特許を取っていたので、こういう多層階をつくりたいのであればミサワホームでしか建てられないというようなことがあったのですが、今は他のハウスメーカーでもつくれるようになってしまいました。
ただ、パイオニアというだけあって、規格住宅も含めて「蔵」を活用した間取り提案はダントツで多いです。
「蔵」があることで非日常感を感じやすくなりますし、非日常感とはつまりおしゃれさでもあるわけです。
ですので、せっかくミサワホームで検討するのであれば「蔵」のある家を提案してもらうと、簡単におしゃれさを出せるかなと思います。
ミサワホームの特徴4:災害
災害についてです。

結論、ミサワホームは強いです。
高分子接着剤、制震装置「MGEO」
ミサワホームは高分子接着剤を使って家づくりをしています。
これを使うことによって、鉄骨が溶接されているのと同様に木材でも溶接したかのような強度を出せるからです。
ですので、そのつくり方による特性上、地震が来てもほとんど揺れないつくりになっています。
さらに、ミサワホームの家には「MGEO」とよばれる制震装置が入ります。

接着剤でガッチガチに固めた構造躯体と制震装置の効果によって、ミサワホームでは阪神淡路大震災クラスの地震、つまり震度7相当の地震が来ても建物は8.2mmしか揺れないとされています。
例えるなら、震度7相当の地震が来ても、ボールペンの横幅と同じくらいの大きさしか揺れないということです。
それだけ強固なつくりになっているのです。
強固な家を目指している理由
なぜミサワホームは揺れない家、強固な家を目指しているのかというと、理由は3つあります。
内装被害の軽減
1つ目が内装被害の軽減です。
当たり前ですが、地震に耐えられるだけではダメで、地震の後でも住み続けられる家でないと意味がありません。
大震災の後、家の中がぐちゃぐちゃになっていたり、内装や家具などに破損があったりしたら、余計に補修費用がかかることになります。
地震の後でも住み続けられるような家にするために、ミサワホームは「揺れない家」を目指してつくっているのです。
断熱材のズレ防止
2つ目が断熱材のズレ防止です。
ミサワホームを含め、大手ハウスメーカー各社が使っている断熱材はグラスウールというものになります。
なぜグラスウールを使っているのかというと、かけたお金に対して得られる断熱性能を考えると、費用対効果が一番高いからです。
ただし、グラスウールはきちんと現場で施工しなければ、本来の断熱性能を発揮できないという弱点があります。

しかも、最初はきちんと施工できていたとしても、地震の揺れなどによって断熱材がずれてしまっては、これまた本来の断熱性能を引き出せなくなります。

こういった諸々のことを考え、ミサワホームではグラスウールを使っていて、さらには長期的なことを考えて揺れない家をつくることで、断熱材がずれない家づくりをしているのです。
気密性能の保持
3つ目が気密性能の保持です。

家の隙間がどれだけ空いているのかを表す数値にC値とよばれるものがあります。
このC値は低ければ低いほど、
- 室内の保温力が向上する
- 湿度調整がしやすくなる
- 換気がきちんとできるようになる
- ダニ・カビ・ノミ・ゴキブリの発生を抑制できる
- 室内の温度ムラをなくしやすい環境をつくれる
これらの効果を得ることができます。
ただしこのC値という値は、築年数が経過すればするほど劣化していくとされています。
例えば、新築当初C値が1だったとしても、数年後には1.5や2になっている可能性もあるわけです。
これでは意味がありません。
ですので、ミサワホームではC値が劣化しないようにする1つの対策として、揺れない家をつくっているのです。
これらの理由から、ミサワホームは揺れない家づくりをしているわけです。
耐震等級
「ミサワホームで家づくりをすれば安全安心!」……と言いたいのですが、実はミサワホームの建物は「耐震等級2」になることがあるのです。
というか、油断すると耐震等級2になりやすい気さえしています。
これがどういうことかというと、そもそも耐震等級とは、地震に対する建物の強度を表す指標の1つで、具体的には耐震等級1・2・3という感じでランクが3段階に分かれています。

そして、その数字が大きければ大きいほど、建物の耐震性能が高いということを表します。
耐震等級は1よりも2、2よりも3の方が耐震性に優れているということなのですが、ミサワホームの建物は耐震等級2になることがあるわけです。
それはなぜなのか、その背景から説明すると、実はミサワホームの木質パネル接着工法は、その特殊な建て方ゆえに耐震計算がやや複雑なのです。
そのため、比較的簡単に計算できる方法として、ブロックチェックシステムという計算方法が用意されています。
これを使うと簡単に建物の耐震性能を計算できるものの、ざっくりとした計算しかできないため、耐震等級が下がってしまうのです。
一方で、確認ルート計算という方法を使えばしっかりと計算できるため、耐震等級3も取れるようになります。
簡易計算のブロックチェックシステムを使うのか、きちんと計算する確認ルート計算を使うのかで耐震性能も変わりますし、できる間取りも大きく異なってくるというのがミサワホームなのです。
この点は要注意なので、ミサワホームで検討する場合は、知識のある営業担当者や設計担当者についてもらうようにしてください。
ミサワホームの特徴5:性能
性能についてです。

ミサワホームは南極基地をつくっているようなハウスメーカーです。
そのため、実は断熱性能もかなり高い水準で提供できるハウスメーカーなのですが、いろいろな価格帯に合わせて商品を展開している都合上、落とし穴的な断熱仕様もあったりします。
ただし、今回断熱仕様をわかりやすくするために「スマートテック断熱」というものが登場しました。

スマートテック断熱
「スマートテック断熱」が登場したことで、断熱仕様のパッケージ化が行われ、選びやすくなりました。
まず「スマートテック断熱90」という仕様があります。
これは、
- 屋根:高性能グラスウール14K 255mm
- 壁:<充填断熱>高性能グラスウール24K 75mm
- 床:高性能グラスウール24K 100mm
以上になっています。
続いて「スマートテック断熱120」は、
- 屋根:高性能グラスウール14K 255mm
- 壁:<充填断熱>高性能グラスウール24K 100mm
- 床:高性能グラスウール24K 100mm
となっています。
この2つの断熱仕様ですが「スマートテック断熱90」は正直ちょっと論外で、最低でも「スマートテック断熱120」にしなければアウトになります。
業界的に「スマートテック断熱90」は断熱仕様としてレベルが低めです。
また、断熱等級6以上は当たり前の世の中になってきているため、それも考えると「スマートテック断熱90」を選ぶのは得策ではありません。
そしてもう1つ「スマートテック断熱アドバンス」という仕様があるのですが、これは断熱等級7を取得できる仕様で、
- 屋根:高性能グラスウール20K 400mm
- 壁:<充填断熱>高性能グラスウール24K 100mm
<外張断熱>フェノールフォーム 60mm
- 床:フェノールフォーム 100mm
になっています。
正直、他のハウスメーカーでも同じく断熱等級7仕様を出してきているので「スマートテック断熱アドバンス」がものすごく優れているのかと言われれば、そこまで大絶賛できる仕様ではありません。
各ハウスメーカーの断熱仕様、つまり断熱材の厚さを比較してみるとわかりますが、今の世の中これくらいの断熱材の厚さは普通です。
そのため、私としてはミサワホームで家を建てるなら「スマートテック断熱アドバンス」は絶対に入れてほしいです。
もし予算的に厳しい場合は、最低でも「スマートテック断熱120」を選んでほしいと思っています。
ミサワホームは工場で断熱材を入れ込んで、その部材を現地に持って行って組み立てるという方法を取っています。

そのため、グラスウールがずれたり、うまく施工できておらず隙間ができてしまったりということがありません。
業界的には、断熱材がうまく入っておらず隙間ができてしまうことを「断熱欠損」と言いますが、それをなくせるというのはミサワホームの強みかなと思います。
気密施工オプション
ミサワホームには「気密施工オプション」が存在します。

これは大手ハウスメーカーの中で唯一の仕様で、C値2を切るのに追加で約5万円、C値1を切るのにさらに追加で5万円が必要になり、合計で約10万円の追加費用がかかるものです。
一般的に高気密高断熱住宅の定義はC値1以下とされています。
ミサワホームではきちんと追加オプションを選ぶことで、確実にC値1を切ることができるので、高気密高断熱住宅にしやすいのです。
大手ハウスメーカー各社の中でC値を確約してくれるハウスメーカーはないので、これはかなり安心です。
金額もそこまで高いわけではないので、ミサワホームで検討する場合は必ず「気密施工オプション」を入れるようにしてください。
その他にもミサワホームには、熱交換率85%以上、最大で95% 、さらに2つのモーターを使って狙った量の換気を可能とした「フロアセントラル換気システムA7型」という換気システムや、

複数のエアコンをまとめて自動制御する 「全館空調システム コモンズエア」というものもあります。

ですので、しっかりと知識を身につけた上で強化をしていけば、ミサワホームでも高気密高断熱住宅をつくることができます。

ただし、何もわからないまま話を進めてしまうと、断熱性能も高くない、気密性能もよくない家になってしまうので本当にご注意ください。
ミサワホームの特徴6:コスト
コストについてです。

ミサワホームは現在、
- CENTURY
- SMART STYLE
- MJ Wood
という3商品で運用しています。
それぞれの価格に関しては、
- CENTURY 坪120万円
- SMART STYLE 坪97万円
- MJ Wood 坪100万円
というのが目安になっています。
「ミサワホームって安いんじゃないの?」と思われていた方も多いかもしれませんし、実際にSNS上でそのような発信をしている人もいるのですが、そんなことはありません。
ただ、ミサワホームは自分たちの予算に合わせていろいろできることがあるというのは事実なので、今回お伝えした金額はあくまで1つの参考にしていただき、自分たちの予算や要望に合わせて商品を選んでいただければと思います。
ミサワホームの特徴7:メンテナンス
メンテナンスについてです。

外壁、屋根
メンテナンスに関しては普通よりもかかりにくいですが、選ぶ素材によってそれも変わってくるというのがミサワホームのメンテナンスです。
というのも、構造躯体が揺れないので、そもそものダメージが少ないつくりにはなっているのです。
ただし、ミサワホームの場合はメーカー独自の外壁などがないので、タイルではなくサイディングを選べばメンテナンス頻度は増えますし、瓦→ガルバリウム鋼板→スレート瓦という順にメンテナンスの頻度が増えていきます。
シロアリ
シロアリに関してですが、ミサワホームは防蟻シートというものを使ってシロアリを寄せつけないようにしています。

この防蟻シートとよばれるものにはフィトンチッドとよばれるシロアリが嫌う成分が含まれていて、それが忌避剤の役割を果たしてくれているのです。
そのため、シロアリを寄せつけないようになっているのです。
これは他のメーカーにはない特殊なつくり方です。
保証
保証内容に関してはこちらの通りです。

特徴は、定期点検と定期補修を行えばエンドレスに保証を延長してくれるということと、設備保証が他のハウスメーカーに比べて少し長いということです。
保証が長ければいいというわけではないですが、この保証制度に関してはミサワホームの1つの強みかなと思います。
ミサワホームの特徴8:比較するべきハウスメーカー
比較するべきハウスメーカーについてです。
三井ホーム
ミサワホームに関しては比較するのが非常に難しいハウスメーカーだなという印象ですが、ミサワホームと同じく空間設計を得意としている三井ホームは比較検討先に入ってくるかなと思います。

ダイワハウス
純粋に価格のみの比較であれば、ダイワハウスの木造xevoBeWood(ジーヴォビーウッド)が比較対象に上がってくると思います。

積水ハウス、住友林業
ミサワホーム側の担当者がどれだけ優秀かで変わってくるイメージで、本当に優秀な担当者であれば、積水ハウスや住友林業も競合しても対応できるかなという感じです。
ミサワホームは規格住宅の販売に力を入れているので、規格住宅慣れしている営業マンと、そうでない営業マンとに分かれます。
そういう意味では注文住宅慣れしている営業マンが担当でしたら、積水ハウスや住友林業もいい感じに比較検討できるかと思います。
今現在ミサワホームを検討している方は、自分の担当者が規格住宅をよく売っている営業マンなのか、それとも注文住宅をよく売っている営業マンなのか「どちらですか?」と聞いてみるといいかもしれません。
ぜひとも参考にしてみてください。
ミサワホームの特徴のまとめ
『【2025年最新】ミサワホームの特徴8選』ということでお話してきました。
ミサワホームは知れば知るほど奥深いハウスメーカーとなっています。
価格も大手のハウスメーカーの中ではまだリーズナブルな方かと思うので、ぜひとも検討してみてください。
そして最後に告知です。
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