今回は『【2026年最新】地震に強いハウスメーカーランキングTOP18』というテーマでお話をします。
全18社をランキング形式にして、地震に強いハウスメーカーはどこなのか、それをランク付けしていこうと思います。
ただ、断熱性能と違い、地震に強いハウスメーカーはランキングがつけにくいのです。
理由は2つあり、まず1つ目は、耐震等級3さえ取ってしまえば、どこのハウスメーカー、どこの工務店で家を建てても同じだからです。
今現在大体どこのハウスメーカー、工務店も許容応力度計算をして耐震性能の高い家をつくっています。
許容応力度計算をする場合は「耐震等級3を取ること」を目的にして、逆算して柱の本数、基礎の大きさ、基礎の配筋の本数を決めていくのです。
「逆算して」なので、結局同じところに集約していくわけです。
つまり、わかりやすく例えるのであれば、カレーをつくることを目的にして、逆算してカレーをつくる方法を考えるというような話です。
カレーをつくることを目的にしているわけなので、結局カレーにはなります。
それと同じで、耐震等級3を取ることを目的にして計算をするので、結局耐震等級3になるのです。
耐震等級3さえ取ってしまえば、別にどこも同じなわけです。
制震装置や制震ダンパーなど、そういうものもありますが、あれはカレーで例えると福神漬けのようなもので、あってもいいけどなくてもいいものになります。
もちろんあった方が揺れにくくなるなど、そういったことはあるのですが、耐震等級3を取れているわけなので、正直制震装置があってもなくてもいいと言えばいいわけです。
2つ目の理由が、型式適合認定がブラックボックスすぎるということです。
戦後系の大手ハウスメーカーは、住宅の大量生産をしやすいように、型式適合認定というものを取得しています。
型式適合認定というのは、国が認めた構造躯体であれば、一定の建築申請手順を省いてもいいですよという制度です。
これがあることで、複雑な建築申請を簡略化して今まで住宅の大量生産を行ってきたわけですが、型式適合認定はどんぶり勘定的な計算をしていることが多いのです。
というのも基礎に関して言えば、例えばA・B・Cという3パターンが用意されていて、この形状の建物であればAパターンの基礎、この形状の建物であればBパターンの基礎、というように、最初から用意されている基礎の型に建物を合わせていくという進め方をするのです。
細かく計算して基礎の形状や配筋の数を変えるというわけではありません。
ざっくりなのです。
そのざっくりな感じが、いい意味でのざっくりなのか、それとも悪い意味でのざっくりなのか、ここはブラックボックスになっているので誰にもわからないのです。
そのためランキングがつけづらいのです。
このように2つの理由があって、地震に強いハウスメーカーはランキングしにくいのですが、今回は公式がどこまで耐震性に対する数字、試験、設計思想を出しているのか、これを点数化してランキングしていこうと思います。
なぜなら、性能に自信があるのであれば、他社との差別化のために公式が細かく情報を載せているはずだからです。
この業界は、本当に差別化がしにくい業界なので、少しでも差別化をして自社有利に進めたいのであれば、それ相応に公式が情報を載せているはずです。
ですので、その仮説のもと、今回は透明性と建物の基礎、この2つの項目に分けて計算していきます。
一応それぞれ説明をすると、まず透明性に関しては
- その耐震性能はどういう前提、数値、条件で成立をしているのか
- 地盤が変わったらどうするのか
- 何をもって安全と言っているのか
これらを説明している会社と説明していない会社があるわけです。
それを判断して数値化して見ていこうというものです。
具体的には3つの項目があります。
1.数値の具体性(5点満点)
- 設計基準強度、寸法、配筋、試験条件など複数の数値が公式に明示されている
- 寸法or配筋など一部のみ数値あり
- 言葉のみの説明(「強固」「高耐久」など)
- 説明がほぼない

2.設計・検証プロセスの明示(5点満点)
- 「全棟構造計算」「一棟ごと設計」を明言
- 構造計算ありだが詳細不明
- 建築基準法レベルの最低限の説明のみ
- 記載なし

3.適用条件・注意書きの明示(5点満点)
- 試験条件など詳細まで記載がある
- 一部の条件のみ記載がある
- 前提条件が曖昧に記載している
- メーカーに都合の良い話だけ記載

この3つの項目を0点から5点で加点し、合計15点満点で計算をしていきます。
次に基礎についてですが、なぜ基礎を採点するのかというと、建物を支えているのは基礎であって、地震の影響を一番受けるものだからです。

それに先ほどもお伝えしたように、結局耐震等級3さえ取れてしまえば大きくは変わらないですし、型式適合認定もブラックボックスなので、ランキングのつけようがないわけです。
しかし、基礎に関しては、地震の影響を直接受ける場所です。
そして、標準仕様が会社ごとに違いすぎる部分でもあるのです。
それなのに公開されている情報が極端に少ないです。
もちろんハウスメーカーや工務店側からすると、基礎は地盤ごとに変わる、地域ごとに変わる、個別設計が前提なので、公式の情報として掲載していないという理屈を言ってくると思うのですが、この基礎の部分に関しては、基礎の性能を加点しているのではなく、基礎についてどこまで語っているのかの評価になります。
ですので、基礎に関してはきちんと公式に記載があるのかの量を見るため、積み上げ型の評価としていき、4つの項目から採点を行います。
1.設計基準強度の明示(0点〜8点)
- 基礎の耐久年数が100年以上の30ニュートン級は高加点
- 耐久年数60年程度の24ニュートンも加点
- 設計基準強度が不明は0点

2.基礎寸法の具体値(0点〜6点)
- 耐圧盤の厚さ、立ち上がり幅、基礎幅、かぶり厚などが数値で出ていれば加点

3.配筋・アンカーボルトなどの具体性(0点〜4点)
- 配筋のピッチ、ダブル配筋、アンカーボルトの径などきちんと記載があるか

4.地盤調査・基礎計画の明示(0点〜2点)
- 地盤に応じた基礎、杭、解析方法などが明確なら加点

以上4つの項目を合計20点満点として採点し、透明性と基礎を合わせて35点満点中何点取れるかをランキング形式にしていきたいと思います。
ですので、今回のランキングは、耐震性能の優劣をつけるランキングではなくて、根拠の公開度、つまりは地震に対してどこまで自信を持っているのかのランキングだということです。
根拠が薄い会社というのは地震に弱いというわけではなく、裏取りできないので加点できないという感じです。
基礎についての話をすると「地盤によって基礎なんて変わるんだから、ホームページに載せられるわけないだろう」と言われそうですが、今回評価するのは、どのような考え方の基準や数値で基礎を決めているのかが公式で説明されているかどうかです。
料理に例えると、毎回つくる食べ物は違っても、火力の考え方や味付けの仕方、食材の切り方、これら料理をする上での考え方やルールは、料理が違っても説明できます。
基礎も同じです。
地盤が違ったとしても、共通のルールとして説明できる部分があるわけです。
そこを今回は採点していくというイメージです。
つまりは根拠を見せられる覚悟がある会社かどうかということです。
これなら公平性があるかと思うので、今回は地震に強いハウスメーカーランキングと題して各社をランキング付けしていきたいと思います。
是非とも皆さん楽しみにこのランキング結果を見ていただければと思います。
16位・合計4点:住友不動産ハウジング、アキュラホーム、ヤマト住建
透明性と基礎、合計4点ということで、3社が同一順位でランクインです。
住友不動産ハウジング

住友不動産ハウジングは、公式サイトにて、独自のベタ基礎を標準採用としていることや、基礎の形状を明文化している点が確認できます。
透明性
- 「数値の具体性」 本当に最低限なので1点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 言及がないため0点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 最低限であるため1点。
- 合計2点
また基礎に関しては、設計基準強度や試験運用の数値に関しては公式では確認できませんでした。
ただ、標準仕様としての基礎の形状が公式に示されています。
ですので、そこを最低限評価させていただきました。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 基礎の形状が最低限記載されているので2点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎の計画の明示」 未記載なので0点。
- 合計2点
透明性と基礎、合計4点とさせていただきました。
住友不動産ハウジングは公式ホームページを見ると、標準仕様は示しますが、根拠は語らない会社になっているなという印象です。
アキュラホーム

アキュラホームは公式サイトで、「全地盤調査を実施し、調査・解析・保証をする」ということが明示されています。
ただしアキュラホームに関しては、基礎のスペックというよりかは、誰が何をするかという地盤調査の運用・体制で、安心をつくる方を押しているのです。
そのため、数値を出すというよりかは、プロセスの透明性で語るという傾向になっています。
透明性
- 「数値の具体性」 弱いため0点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 地盤調査など運用の説明がされているため1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 運用などの思想がきちんと書かれているため2点。
- 合計3点
続いて基礎についてですが、基礎の強度、寸法の数値は、公式情報として確認できず、地盤調査から設計の流れで語っていることが多いことから、最低限の加点としました。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 未記載なので0点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 きちんと調査をするという思想が書かれているため1点。
- 合計1点
ですので、アキュラホームも住友不動産ハウジングと同様に、透明性と基礎、合計4点とさせていただきました。
アキュラホームに関しては、プロセスや運用的なところは見せるのですが、根拠的な情報はあまり見せない会社だなという印象です。
ヤマト住建

ヤマト住建は公式サイトにおいて、ベタ基礎を標準採用し、基礎全体で建物の荷重を面で支えるという考え方が明示されています。
また、基礎の底面全体に配筋を配置することで、不同沈下や局所的な応力集中を抑える思想が文章で確認することもできます。
ただし、数値よりも考え方で説明をしている場面が多く、第三者が検証できる数値が少ないというのがネックとなります。
透明性
- 「数値の具体性」 強くないため0点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 言及がないので0点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 ベタ基礎の思想がきちんと書かれているので2点。
- 合計2点
また基礎に関しては、基礎のコンクリートの設計基準強度、耐圧盤の厚さ、配筋の径やピッチといった数値仕様は公式ベース上では確認できません。
そのため、今回のランキングでは少し残念ですが、基礎の形式の明示、設計思想の説明は評価できるものの、数値による裏取りができない点を踏まえて、加点は限定的としています。
基礎
- 「設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「設計の寸法の具体性」 未記載なので0点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 調査前の思想が提示されているので2点。
- 合計2点
ですので、ヤマト住建に関しても、透明性と基礎を合わせて合計4点となります。
ヤマト住建に関しては、思想は語るのですが、検証可能な情報はあまり出さない会社だなというのが公式の情報を調べて思ったことです。
14位・合計7点:ミサワホーム、トヨタホーム
2社が同一順位でのランクインになります。
ミサワホーム

ミサワホームは公式サイトにおいて、地盤調査を行い、条件に応じて基礎の形式を選定する設計方針を明示しています。
さらに、布基礎、ベタ基礎など、複数の選択肢を用意し、敷地条件に合わせて検討する思想も確認できます。
ですが、標準寸法や材料の強度を一律に出すスタイルではなく、結果として設計思想は見えるのですが、数値の層が薄くなってしまっているのです。
透明性
- 「数値の具体性」 限定的なので2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 地盤に応じた検討思想があるので2点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 詳細が弱いため1点。
- 合計5点
また基礎に関しては、基礎のコンクリートの設計基準強度や配筋の径、耐圧盤の厚さといった数値仕様は、公式の情報として確認できませんでした。
第三者が比較に使える材料が少なかったため、抑えた評価となります。
基礎
- 「基礎の設計基準強度」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 未記載なので0点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 地盤対応の思想は書かれているので2点。
- 合計2点
透明性と基礎、合計7点という評価になります。
総括すると、ミサワホームは、建物の揺れや得意な部分だけは数値を出しますが、それ以外は対応力で語っていて、実はそこまで数値では語らない、そんな印象が強かったです。
トヨタホーム

トヨタホームは公式サイトで、柱125mm角やダイアフラム構造など、上部構造の説明を数値付きで詳細に公開しています。
工場生産の強みを構造と品質で語っているため、構造躯体の透明性は高いと判断できます。
一方で基礎に関しては、一体打ち工法などの施工思想は説明されているものの、基礎コンクリートの設計基準強度や圧縮試験運用などの数値情報は公式では確認できません。
構造躯体と基礎の説明に情報量の差があるため、評価は中位に留まっています。
透明性
- 「数値の具体性」 上部構造の数値を出しているため3点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 工場品質の説明があるため1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 明文化がないため0点。
- 合計4点
トヨタホームは基礎の数値仕様よりも工法や考え方の説明に寄っているため、寸法と思想で最低限は拾えますが、得点が全然伸びませんでした。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 一部のみ記載されていたので2点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 思想が明示されていたので1点。
- 合計3点
そのため、トヨタホームもミサワホームと同様に透明性と基礎の合計点が7点となっています。
トヨタホームは構造は語るのですが、基礎に関しては脇役扱いになっているなというのが調べていてわかったことです。
10位・合計8点:アイ工務店、ダイワハウス、三菱地所ホーム、一条工務店
4社が同一順位でランクインです。
同一順位が多いのは、個人的な感情を排除し、同じ採点基準で客観的に評価した結果になります。
アイ工務店

アイ工務店は競合対策として「従来よりも厚い・広い」といった改善の見せ方は得意なのですが、設計の方法や材料強度まで踏み込んだ情報は少なかったです。
透明性
- 「数値の具体性」 基礎幅など改善点が数値化されていたので2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 言及が限定的だったため1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 最低限で1点。
- 合計4点
基礎については、形状改善という意味では加点できるのですが、地盤の条件によって基礎の仕様をどのように切り替えるのかという判断ルールまで見えなかったため、頭打ちとなります。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 幅など一部の数値があったため3点。
- 「基礎の配筋の具体性」 一部のみだったので1点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 未記載だったので0点。
- 合計4点
透明性と基礎を合わせて合計8点がアイ工務店の評価となります。
競合対策としていろいろな訴求をしてはいるものの、競合対策が基準になっているため「アイ工務店の思う良い家=競合に勝てる家」という感じになっている印象でした。
ダイワハウス

ダイワハウスは公式ホームページなどで、基礎の立ち上がり幅180mmなど断面寸法に関する情報を公開していて、基礎形状の概要も確認できます。
外部調査委員会による報告も公開しているため、企業姿勢としての情報開示は評価対象となります。
ただしダイワハウスは商品ラインナップが多いため、仕様が一律になりにくいということもあってか、公式サイトで細部まで数値を固定して書いていません。
結果として説明はするのですが、どこまでが標準的なものなのかがわかりにくくなっているなと感じました。
透明性
- 「数値の具体性」 断面寸法など一部のみ書かれているので2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 言い切りが弱いため1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 条件の明文化は限定的なので1点。
- 合計4点
基礎については、形状の話はしていますが、設計基準強度や試験運用など踏み込んだ内容までは公開されていませんでした。
それもあって、加点に関しては部分的に拾える範囲に留まっていて、点数が分散して伸びない構造になっています。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 一部寸法の明示があるので2点。
- 「基礎の配筋の具体性」 一部のみ記載されているので1点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 地盤対応の思想は最低限書かれているので1点。
- 合計4点
透明性と基礎、合計8点となっています。
商品の数が多いので仕方ないですが、公式の情報が結構分散していて、まとめるのが難しい会社だなという印象でした。
お客さん側からしても、わかりにくいかなと思います。
三菱地所ホーム

三菱地所ホームは、公式サイトで全棟構造計算を実施し、耐震等級3を標準とする方針を明示しています。
設計プロセスの透明性は高いですが、基礎に関する設計基準強度や寸法、配筋の数値情報は公式ページでは確認できませんでした。
設計思想は評価するものの、基礎数値が不足する分、点数は限定的となります。
透明性
- 「数値の具体性」 具体的な数値が限定的なため2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 全棟構造計算などの言及があるため4点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 弱いため1点。
- 合計7点
ここまではよかったのですが、基礎に関しては数値公開よりも、設計の総合品質で語る比重が高くなっていたのです。
結果として、基礎は説明しているのですが、数値で裏取りがしにくいという状況となっていました。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 一部のみなので1点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査や基礎計画の明示」 未記載なので0点。
- 合計1点
透明性と基礎を合わせて合計8点です。
三菱地所ホームは、論より証拠というよりは、証拠より論という感じが強く、思想が強めの会社だなという感じでした。
一条工務店

一条工務店は、性能が高く、地震に強いというイメージを持っている人も多いと思いますが、今回の加点基準で考えるとこの順位となってしまいました。
公式サイトで基礎配筋ピッチ200mmなど、自社基準を数値で明示している点が評価できます。
建築基準法より厳しい独自基準を採用していることも公式に説明されているので、非常に印象がいいのです。
ただ、細かい条件まではさすがにホームページに記載されていませんでした。
透明性
- 「数値の具体性」 配筋ピッチなど一部は数値が出ているので3点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 言い切りが弱かったため1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 記載がないため0点。
- 合計4点
基礎については、基礎の形状と配筋に関しては掲載されているものの、基礎コンクリートの設計基準強度や圧縮強度試験の運用については公式情報として数値確認ができなかったため、基礎の評価は限定的となっています。
点数は頭打ちになってしまいました。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 一部のみなので2点。
- 「基礎の配筋の具体性」 一部数値が確認できたので2点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 未記載なので0点。
- 合計4点
透明性と基礎を合わせて合計8点となります。
一条工務店は、自社基準の話や、それによって開発した商品を説明していることが多く、詳しくはあまり口外しないハウスメーカーという印象でした。
9位・合計9点:パナソニックホームズ

パナソニックホームズは公式ホームページで、実大住宅による耐震実験を140回実施したことを公開し、さらに基礎を設置しない条件での実験であるという点まで明記しています。
これは検証条件を正直に明示しているという点で、透明性が非常に高いです。
一方で、設計基準強度や耐圧盤の厚さ、配筋仕様などの数値情報は公式情報として確認できなかったため、基礎の評価は残念ながら限定的となっています。
透明性
- 「数値の具体性」 実験回数など一部の数値が出ているため2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 実大実験など検証は明示しているため2点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 試験条件や前提の注記が比較的丁寧に記載されているため3点。
- 合計7点
しかし基礎に関しては、パナソニックホームズは論より証拠という情報掲載の仕方になっていて、実験で見せるタイプとなっています。
公式の情報としては、基礎そのものの仕様を語らない構成となっていて判断がしにくく、基礎点が乗りにくい状況となっています。
実験のデータが非常にインパクトが強いので、わざわざ数値で語る必要がないという考え方もわかるはわかります。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 未記載なので0点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 思想が明示されていたので2点。
- 合計2点
ですので、透明性と基礎を合わせると合計9点という結果になっているわけです。
パナソニックホームズは、実験は見せるけれど細かくは語らない会社という感じになっていて、本当に論より証拠、力こそ正義というような押し出し方をしているという印象を受けました。
7位・合計10点:住友林業、ヤマダホームズ
ここも同一順位で2つのハウスメーカーがランクインしています。
住友林業

住友林業は公式サイトで、独自の構造計算システム「WiNX」を用いて、全棟で構造計算及び基礎を含む解析を行うことを明示しています。
有限要素法による解析や設計プロセスが文章で説明されていて、設計思想の透明性は非常に高くなっています。
ただし、細かい数値はあまり書かれていません。
透明性
- 「数値の具体性」 具体的な数値が限定的なため2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 全棟構造計算をしていることや、解析がなされることが書かれているため5点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 最低限だったため1点。
- 合計8点
そして基礎に関してですが、基礎コンクリートの設計基準強度や耐圧盤の厚さ、配筋径など具体的な数値仕様は公式情報として確認できませんでした。
そのため、設計プロセスという面では評価できるのですが、数値の裏付けという部分では不足するので、評価は限定的となっています。
強い弱いではなく、第三者が数値で裏取りできる材料が少ないということがそのまま点数に反映されてしまったという感じです。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 未記載なので0点。
- 「基礎配筋の具体性」は、未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎設計の明示」 地盤に応じた設計思想が明示されているので2点。
- 合計2点
透明性と基礎の合計で10点という結果が住友林業の採点となります。
住友林業は見せるところはしっかり見せるのですが、足元の数字は見せないという公式情報になっていました。
おそらく競合対策なども考えてのことなのかなと思います。
ヤマダホームズ

ヤマダホームズは公式ホームページで、耐圧盤の厚さ150mmなど基礎仕様の一部を数値で明示しています。
基礎形状が可視化されているという点は評価できるのですが、基礎コンクリートの設計基準強度や試験運用については確認できませんでした。
仕様を開示しているというところは評価しつつも、材料強度の根拠不足によって点数を抑えた結果となっています。
透明性
- 「数値の具体性」 底板の厚さなど最低限記載されているので2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 言及が限定的だったため1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 最低限だったため1点。
- 合計4点
基礎
- 「基礎設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 耐圧盤などしっかりと寸法が記載されていたので6点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 未記載なので0点。
- 合計6点
透明性と基礎を合わせて10点というのがヤマダホームズの評価となります。
ヤマダホームズは公式情報だけを見ると最低限は見せるのですが、深掘りはそこまでしていない会社というイメージでした。
6位・合計11点:積水ハウス

積水ハウスは公式技術ページにおいて、木造シャーウッドの基礎構造として立ち上がりの高さ約760mm、基礎幅約160mmという具体的な寸法を明示していて、基礎仕様の可視性は高くなっています。
ただしそれは木造のシャーウッドのみで、鉄骨のイズ・ロイエに関しては情報はありません。
透明性
- 「数値の具体性」 3点。
- 「設計検証プロセスの明示」 構造計算や検証プロセスの説明は限定的だったので1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 かなり説明が弱かったため1点。
- 合計5点
基礎に関してですが、基礎コンクリートの設計基準強度や圧縮強度試験の運用については、公式ホームページ上では数値として確認はできません。
このランキングでは説明可能性を重視しているので、寸法が明示されている点は評価できるのですが、材料強度や品質管理運用が確認できない分、点数が伸びなかったです。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 明示されていないので0点。
- 「基礎寸法の具体性」 耐圧盤などの寸法は書かれていたので6点。
- 「基礎の配筋の具体性」 数値の網羅が弱かったので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 これに関しても明文化がかなり弱かったので0点。
- 合計6点
透明性と基礎、合計11点とさせていただきました。
積水ハウスは、基礎の大きさで安心感を与えている会社という印象でした。
4位・合計12点:ウェルネストホーム、三井ホーム
ここでも2社が同一順位でランクインです。
ウェルネストホーム

ウェルネストホームといえば、高性能住宅をつくっている会社で有名です。
それもあって、割と細かく数字は掲載されています。
ただ細かい運用条件までは記載されていませんでした。
透明性
- 「数値の具体性」 確信をつくような数字が明示されているので3点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 言及が限定的だったので1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 かなり弱かったので0点。
- 合計4点
基礎に関しては、設計基準強度一本足打法といった感じで、こちらもそれ以外の細かい運用について言及はされていない形となります。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 設計基準強度30ニュートンを明示しているので8点。
- 「基礎の寸法の具体性」 未記載なので0点。
- 「基礎の配筋の具体性」 未記載なので0点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 未記載なので0点。
- 合計8点
透明性と基礎の合計点数は、12点とさせていただきました。
ウェルネストホームのホームページはいろんなことが掲載されているので、住宅の情報を勉強するという意味では非常にいいホームページになっているかと思います。
ただ肝心のウェルネストホームの全体像が見えてこないというのが、少し残念なポイントだったかなと思います。
三井ホーム

三井ホームは公式ホームページにおいて、一邸ごとの構造基礎解析を行うことを明示しています。
設計プロセスが文章で説明されていて、解析に基づいて基礎を設計する思想は明確であるので、透明性の点数に関してはかなり良かったです。
透明性
- 「数値の具体性」 2点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 邸別ごとの解析をするということが記載されていたので5点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 弱めだったので1点。
- 合計8点
基礎に関しては、基礎コンクリートの設計基準強度や耐圧盤の厚さ、配筋の径といった数値仕様は公式情報としては確認できず、ここでの点数は抑えた評価としました。
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載なので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 一部のみなので2点。
- 「基礎の配筋の具体性」 一部のみなので1点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 思想が明示されているので1点。
- 合計4点
透明性と基礎合計12点となっています。
三井ホームは結構しっかりと掲載しているハウスメーカーではあるものの、計算プロセス重視で、数値仕様に関してはあまり語らないという印象でした。
3位・合計15点:セキスイハイム

セキスイハイムは、公式ホームページにて、基礎コンクリートの設計基準強度が24ニュートンであることが明記されています。
さらに、全邸で圧縮強度試験を実施し、成績書で管理していることも明示されています。
基礎の材料強度と品質管理運用がここまで具体的に公開されているという点は、他社と比較しても非常に透明性が高いです。
ただし工業化住宅の強みが製造品質と検査にあるため、設計ロジックよりも品質運用が全面に出ていました。
そのため、地盤条件ごとの基礎の仕様変更に関する明文化が弱く、今回のランキングでは設計思想面での加点は控えめにさせてもらいました。
透明性
- 「数値の具体性」 設計基準強度が出ているので3点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 品質検査の運用が見えるため1点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 条件の詳細が弱かったので1点。
- 合計5点
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 6点。
- 「基礎の寸法の具体性」 こちらに関しても明示がありましたが2点。
- 「基礎の配筋の具体性」 一部のみだったので1点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 1点。
- 合計10点
以上となっていて、透明性と基礎で合計15点としました。
セキスイハイムに関しては、品質管理で信頼を担保する会社という感じです。
2位・合計16点:ヘーベルハウス

ヘーベルハウスは、旭化成ホームズの公式PDFにおいて設計基準強度24ニュートン、主筋D16・ダブル配筋といった基礎仕様を数値で明示しています。
さらに地盤調査結果をもとに、一邸ごとに基礎仕様を設計する方針が公式文書で確認できます。
設計思想と数値根拠の両方がきちんとあるわけです。
ヘーベルハウスが行っている全邸圧縮試験などの具体的な運用面は確認できなかったものの、基礎の透明性という観点においては非常に高い評価となります。
透明性
- 「数値の具体性」 基準強度や配筋の径など、核心的な数値が出ているので3点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 一邸ごとの設計思想が見えるので2点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 限定的だったので1点。
- 合計6点
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 24ニュートンという具体的な数字が明示されているので6点。
- 「基礎の寸法の具体性」 情報が限定的だったので2点。
- 「基礎の配筋の具体性」 D16等の明示がされているので2点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 明文化が弱かったので0点。
- 合計10点
透明性と基礎で合計16点としました。
さすがヘーベルハウス、基礎に関してはかなりこだわってつくっているということが伺い知れる内容となっていました。
1位・合計21点:桧家住宅

意外に思う人も多いと思いますが、1位は桧家住宅です。
桧家住宅は耐圧盤の厚さ150mmや配筋ピッチ200mmといった基礎形状、構成要素を具体的な数値で公開していて、「数値の具体性」で高得点となっています。
また「全棟で基礎構造解析を実施」と明言していて、設計や検証プロセスも評価できます。
一方で、地盤条件による仕様の変更や判断ルールに関してはさすがに公開されておらず、適用条件は最低限の加点にとどまっています。
桧家住宅は標準仕様としてのわかりやすさを重視する会社なのかなというのがホームページを見ていてわかる内容で、営業マンやこれから家を建てる人にとって使いやすい情報は出しますが、設計判断の裁量部分までは外には出さない思想が読み取れる気がしました。
透明性
- 「数値の具体性」 耐圧盤150mm、配筋200mmなど具体的な数値が明示されているので4点。
- 「設計・検証プロセスの明示」 全棟基礎構造解析が明示されているので4点。
- 「適用条件・注意書きの明示」 少し弱めだったので1点。
- 合計9点
基礎
- 「基礎の設計基準強度の明示」 未記載だったので0点。
- 「基礎の寸法の具体性」 耐圧盤の厚さ、立ち上がり寸法が明示されていたので6点。
- 「基礎の配筋の具体性」 具体的なピッチも明示されていたので4点。
- 「地盤調査・基礎計画の明示」 思想が明示されていたので2点。
- 合計12点
透明性と基礎を合計して21点となりました。
桧家住宅はかなりしっかりつくり込んで公式から情報発信がされているので、それだけ自信をもって商品をつくっているのだなという印象でした。
地震に強いハウスメーカーランキングのまとめ
今回は『【2026年最新】地震に強いハウスメーカーランキングTOP18』というテーマでお話をしました。
結果をまとめると、このような感じです。
- 1位 合計21点|桧家住宅
- 2位 合計16点|ヘーベルハウス
- 3位 合計15点|セキスイハイム
- 4位 合計12点|ウェルネストホーム・三井ホーム
- 6位 合計11点|積水ハウス
- 7位 合計10点|住友林業・ヤマダホームズ
- 9位 合計9点|パナソニックホームズ
- 10位 合計8点|アイ工務店・ダイワハウス・三菱地所ホーム・一条工務店
- 14位 合計7点|ミサワホーム・トヨタホーム
- 16位 合計4点|住友不動産ハウジング・アキュラホーム・ヤマト住建

賛否両論ありそうではありますが、私自身かなり意識しながら客観的に調べた結果のランキングなので、それなりに参考になるのではないかと思います。
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