今回は『【2025年最新】住友林業の特徴11選〜これさえ見ておけば大丈夫!〜』というテーマでお話していきます。
今回は初心者用に、かなり簡単にサクッと内容をまとめています。
これから家づくりをしようと考えている方で「住友林業には興味があるけれど、どんな企業なの?」「ざっくり企業の概要を知りたい。」と思っている方は、ぜひとも最後までお読みください。
住友林業の特徴1:評価
住友林業の評価に関してですが、こちらの通りになります。
住友林業で家を建てるメリット・デメリットを簡単にお伝えすると、メリットが
- 標準仕様とオプション仕様が明確に設定されている
- フローリングに独自のR溝があり、高級感がある
- 木を使ったアイテムが豊富に用意されている
- 間取りの提案力が高い傾向にある
これらになります。
一方でデメリットは、
- 1階と2階の間に幕板が入る
- アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシを混ぜて使えない
- 軒と天井を完全にはつなげられない
以上になります。
住友林業の最大の特徴は、誰が担当でも一定以上の住友林業らしさを出せる仕組みが存在するというところです。
ただ一方で、細かく見ていくと苦手な部分も結構あったりします。
この辺がどういうことなのかも含めて、全体像から徐々に掘り下げていこうと思います。
住友林業の特徴2:木
住友林業が他のハウスメーカーと比較してこだわっている点が、何と言っても「木」です。
というのも、住友林業は製造と販売が一体となっている会社なので、床材の風合いを独自で研究したり、床材や外構とのつながりをどう持たせるのか、それを仕組み化していたりするのです。
それゆえに多くのお客様に人気があるわけですが、住友林業が好きな方は最初から住友林業の雰囲気が好きという方が多い印象です。
涼温房
住友林業は、誤解されやすいハウスメーカーでもあります。
これがどういうことかというと、住友林業には「涼温房」という考え方があります。
住友林業のホームページには「風・太陽・緑という自然の恵みを活かして心地いい住環境をつくること、それこそが涼温房です。」というような書かれ方をしています。
これだけを見るとすごくポエムっぽく、インフルエンサーの中には「住友林業は建物の性能よりも四季を感じながら住める住宅をつくることを優先しているハウスメーカーです。」と説明している方もいます。
確かに表面的な解釈だけですとそうかもしれませんが「涼温房」は住友林業風に言い方を変えているだけで、要は「パッシブ設計をしています。」ということなのです。
パッシブ設計というのは、昨今流行りの高気密高断熱住宅をつくる際に絶対に必要な設計手法で、冬場は南面の窓から日差しを取り入れ、夏場は軒を深くして日差しを遮ることで快適な住環境をつくる設計手法のことです。
高気密高断熱住宅になればなるほど、家の中の保温力が高くなります。
ですので、夏場に暑い日差しを室内に取り入れてしまうと、逆に冷房が効かない空間になってしまいますし、冬場に日中の日差しが入らないと構造躯体自体が温まらず、高気密高断熱住宅であるにもかかわらず暖房が効かない空間になってしまいます。
建物のスペックも大事ですが、住み心地のいい高気密高断熱住宅をつくるためには、最終的にパッシブ設計になっているかどうかが重要なわけです。
住友林業は「パッシブ設計ができますよ。」というのを「涼温房」という自社の言葉に置き換えて伝えているのです。
決して建物の性能を二の次にしているハウスメーカーではありません。
実際に、住友林業の断熱性能は業界トップクラスというわけではありませんが、ハイコスト系のハウスメーカーの中では「中の上」くらいの立ち位置でバランスがいいですし、気密性能に関しては、木造系のハイコストメーカーの中では一番安定してC値1を切れるハウスメーカーです。
ですので、全然性能が低いわけではありません。
住友林業はバランスのいいハウスメーカーだと理解していただきつつ、きちんとパッシブ設計の心得のあるハウスメーカーだと思っていただければと思います。
外構
パッシブ設計をする時に必要な考え方の1つとして、外構をいかにして考えるのかということがあります。
なぜかというと、その方が安く、きれいに見せられる可能性があるからです。
これがどういうことかというと、そもそも多くのハウスメーカーは建物の打ち合わせが終わってから最後に外構を考えます。
これですと、どうしても後付け感が否めない庭になってしまうのです。
ただ、最初の段階からどこにどのような植栽を植えるのかを考えて樹木を植えれば、それを活かした設計ができます。
特に落葉樹とよばれる葉っぱが落ちるタイプの樹木、例えば紅葉などは、夏場は太陽の日差しをうまく遮ってくれて、冬場は落葉するので逆に日差しを通すのです。
つまり、わざわざ建物の断熱性能を上げなくても、大きな落葉樹系の木を1本植えて日射のコントロールをすれば、それだけであまりコストをかけずに快適な住環境をつくれるわけです。
ですので、パッシブ設計的な側面からも、建物の見た目的な側面からも、外構計画は早めに考えておくことが重要です。
住友林業は、そういう建物と外構を一緒に提案してくれる土台が整っているのです。
これは「住友林業緑化」という外構工事を専属で行う部署があるからこそできることで、他のハウスメーカーと比較して強い部分です。
住友林業の特徴3:GRAND LIFE
ここ最近、軒と天井の素材を一緒にしてつなげる、床とウッドデッキをつなげて広さ感を演出する、そういうのが流行っています。
こういう素材をつなげて広さ感を演出するのは、2階建、3階建の家よりも正直平屋が向いていて、それもあってか住友林業でも平屋で家を建てる人が増えているのです。
ちなみに、住友林業には「GRAND LIFE」という平屋商品があるのですが、
この商品には「プラスカイ」といって、1.5階の空間が提案できるようになっているのです。
これによって、平屋だけれど少し変わった空間に仕上げることができるため、割と検討している方も多い印象です。
住友林業の特徴4:BF構法
住友林業の間取りの自由度を支えているのが、住友林業オリジナルの「ビッグフレーム構法(BF構法)」になります。
BF構法は、ものすごい大きな柱を使って空間をつくり上げるという工法で、これによって木造なのに木造とは思えない鉄骨住宅並みの大開口・大空間をつくれるのです。
具体的にお伝えすると、普通の木造軸組工法のハウスメーカーですと、最大で3m64cmまでしか取れないハウスメーカーが多いですが、住友林業のBF構法ですと、最大7.1mまでの大開口・大空間を取れるのです。
ですので、非常に大きなLDKが取れるという特徴もありますし、コーナーサッシといって、壁の角まで窓にすることもできるのです。
住友林業は、外構提案が得意である、鉄骨並みの大開口・大空間がつくれるという特性上、都心部の住宅密集地で家を建てる方よりも、割と広めの土地で家を建てる方向けのハウスメーカーだったりします。
ただ、使っている寸法基準が尺モジュールだったり、設計士のレベルが高かったりするので、都心部であってもおしゃれな家を提案してくれます。
あくまで住友林業の強みを最大限活かすことを考えると、広めの土地で家を建てる方がいいのかな、くらいの感覚でいていただければと思います。
あと住友林業は、具体的な間取り提案をしてもらうためには、5万円を支払う必要があります。
ここ最近では、住友林業と同じく5万円を払わなければ間取りを書かないというハウスメーカーも増えてきましたが、住友林業に本気で間取り提案をしてもらうためには、この5万円は必要経費だと考えておいてください。
住友林業の特徴5:デザイン
デザインについてですが、住友林業のデザインは安定していて非常にかっこいいです。
最近、住友林業で家を建てる方が増えてきているなという印象で、やはり住友林業に憧れて、住友林業の内装に近づけて家を建てたいという方もたくさんいます。
床材
住友林業のデザインの核となる部分が、やはり床材です。
というのも住友林業では、アッシュ・ジャパニーズオーク・チーク・マホガニー・ウォルナット・チェリー・オークなどの樹種から床材を選べるのですが、担当の営業マンによってはものすごく木に詳しくて、かなりマニアックに説明をしてくれます。
そういうマニアックさが伝わってくると「この人、住友林業のこと、ひいては木のことが好きなんだな。」というのが伝わってきますし、聞いていてシンプルに楽しいです。
そういう楽しさが住友林業の打ち合わせにはあるのです。
もし私が住友林業で家を建てるのだったら、ウォルナットかオークを使うかなと思います。
理由はシンプルで、家具に合わせやすいからです。
特に最近ですと、ジャパンディーという北欧家具と和を合わせたテイストが流行っていることから、オークの需要が増えていて、ウォルナットよりもオークの価格の方が高くなってきているような話があります。
もしかしたら近い将来、オークは高級木材の仲間入りをしてしまうかもしれないので、気になる方は今のうちから採用してみるといいかもしれません。
それ以外にも、住友林業では床材が最もきれいに見える大きさとして、厚みと幅が1:8になるようにつくられています。
そして、床材の幅をウッドデッキと同じ114mmに揃えることで、床材とウッドデッキをつなげた内外一体のデザイン提案を可能としています。
こういった細かい提案ができるのは、製造と販売が一体である住友林業ならではの特徴となります。
外壁
住友林業の特徴といえば、やはり外壁です。
ほとんどのハウスメーカーがサイディングもしくはタイルを推奨している中で、住友林業は吹き付け外壁を推奨しています。
吹き付け外壁は、サイディングやタイル外壁に比べ、目地とよばれるつなぎ目がないため一体感が出るのです。
しかも悪目立ちしない外観になるので、街並みに溶け込むようなデザインの外観になりやすいです。
そういったこともあって、建築家の方たちも好んで使うのが吹き付け外壁です。
住友林業は独自の吹き付け外壁を2つ持っていて、それが「シーサンドコート(12色)」と「SODO(10色)」という外壁です。
シーサンドコートは12色、SODOが10色あるのですが、シーサンドコートは貝殻やサンゴを混ぜ込んでつくられているので、若干ですがキラキラと光ります。
しかも、実際に触ってみるとわかるのですが、少し粘りがあるのです。
吹き付け外壁にすると割れる、クラック(ヒビ)が入るなどと言われることがありますが、シーサンドコートはどう考えても割れないものになっています。
これは、みなさんも一度触ってみたらわかるはずです。
一方でシーサンドコートに比べて、少しマットな感じなのがSODOで、これはこれでいい味を出しているなと思いつつ、他のハウスメーカーで使える吹き付け外壁と大きな違いを感じにくいというものでもあります。
少し悩ましいところではあります。
フォトリアル3D
住友林業には「フォトリアル3D」というシステムがあり、家を建てる前に打ち合わせの段階で床材の雰囲気を本物っぽい3Dで見せてくれたり、床材の色を変えたり、どのように日の光が入ってくるかなどを3Dで出してくれるわけです。
また、VRでそれを確認することもできるのですが、他のハウスメーカーと比べて結構リアルなので、想像した通りに家をつくりやすい仕組みが整っているなという印象です。
住友林業の特徴6:しょぼりん
住友林業は多くの人にとって憧れのハウスメーカーであることもあり、SNS上ではマウントの取り合いのようなことが繰り広げられています。
住友林業であまりおしゃれではない家や「それって住友林業で建てる意味があったの?」というような家のことを「しょぼりん」と言っています。
しかし、住友林業はハイコスト系のハウスメーカーの中でも、コスト・性能・デザインの全てがバランスのいいハウスメーカーなのです。
ですので「しょぼりん」になった、ならなかったというのは正直気にしなくていいかなと思います。
自分の好みで建てたのだからそれでいいのです。
家というのは最終的に自己満足の世界です。
周りが何と言おうと、気にしないでいただければと思います。
住友林業の特徴7:断熱性能
建物の断熱性能についてですが、このような感じになります。
床、壁、天井の3つのパーツを切り分けて、それぞれの断熱材の厚みと種類を比較すると、そのハウスメーカーの断熱性能の良し悪しがわかります。
結論からお伝えすると、東北以南の仕様であれば「中の上」くらい、東北・北海道仕様であれば「中の下」くらいの性能です。
ですので、住友林業の断熱性能の総評としては、ものすごく良くもなければ、悪くもないという感じです。
ただ、先ほどもお伝えしたように、気密性能に関しては非常にいいです。
住友林業は気密測定はやらないのですが、施主側が段取りをすればできますし、大体測定してみるとわかるのですが、C値1を切ることが本当に多いです。
大手ハウスメーカーの中で、これほどまでに安定した気密性能を出せるハウスメーカーは、正直住友林業くらいなので、これはかなり強いです。
また窓に関しては、フレームの外側がアルミ、内側が樹脂の一般的なアルミ樹脂複合サッシのペアガラスが標準的な仕様です。
ただ、トリプルガラスも選べますし、樹脂サッシも選べます。
換気システムも、第3種換気が標準的な仕様ですが、第1種換気も全館空調も採用可能となっています。
構造躯体の断熱性能だけにフォーカスをすると、ものすごく良くもなければ、悪くもないという感じですが、諸々の強化はできますし、強化すれば決して悪いハウスメーカーではありません。
住友林業のことをよく「木や自然を感じることに重きを置いているハウスメーカーだ。」「建物の性能の低さを日の光を入れたり、植栽を入れたり、そういうデザインでカバーしているハウスメーカーだ。」と言う人達がいるのですが、それは全く違います。
確かに動くのが遅いことはありますが、住友林業は実直に、石橋を叩いて慎重に動くハウスメーカーなのです。
ですので、業界に先駆けて建物の断熱性能を上げるということはしていませんが、全体的にかなりバランスよくしっかりとやっています。
私は住友林業の気密測定の現場に何度も立ちあっていますし、諸々知っている私が言うので、正直間違いないと思います。
それと住友林業には規格住宅の「Forest Selection BF」という商品があるのですが、これ、規格住宅の中ではかなり性能がいいです。
というのも、他のハウスメーカーの規格住宅は、建物の断熱性能が最低限のスカスカ仕様になっていることがほとんどです。
ただ、住友林業は良くも悪くも断熱材の厚さを変えられないのです。
そのため、普通に注文住宅を建てるのも、規格住宅を建てるのも建物の断熱性能は変わらないのです。
しかし他のハウスメーカーはかなり変わってくるので、それを考えると住友林業の規格住宅「Forest Selection BF」はかなりコスパのいい穴場的商品になります。
住友林業の特徴8:災害
災害についてです。
住友林業はビッグフレーム構法(BF構法)といって、ものすごく太い柱と梁を使って家づくりをしているハウスメーカーです。
そしてこの柱と梁に使われている木も、強度が高いものを管理選別してつくっているので、かなりしっかりしたものになっています。
ですので、7.1mもの大空間をつくれるのですが、それもあって非常にレベルの高い耐震性能を実現できています。
また、住友林業は「筑波研究所」というところできちんと建物に耐震性能があるかどうかなどを研究しています。
ですので、耐震性能に関しては安心できるハウスメーカーかなと思います。
将来的には住友林業は、超高層ビルを木造で建てようとしているのです。
そういうことをしようと思っていろいろ動いているハウスメーカーは、唯一住友林業だけなのです。
そういったことにも積極的に取り組んでいるので、建物の強度における安心感はかなりあるはずです。
ただし、太陽光パネルや蓄電池、あとはV2Hなど、これらの設備機器に関してはそこまで特別なものであるかと言われれば、それは特にありません。
ものすごく普通なので、この辺に関しては過度に期待せず「一般的で何か特徴があるわけではないんだな。」くらいに思っていただければと思います。
住友林業の特徴9:コスト
住友林業はハイコスト系のハウスメーカーなので、正直金額は高めです。
具体的に、建物だけの坪単価で大体125万円くらいです。
規格型の商品であれば、建物の坪単価で100万円前後です。
ただ、完全な注文住宅を考えるのだったら、建物だけの坪単価125万円は覚悟する必要があります。
ただし、住友林業を考える場合に必要なことがあって、それが標準仕様とオプション仕様が明確に決まっているという点です。
そしてそれと同時に、住友林業では標準仕様で契約する場合が多いという特徴もあります。
これがどういうことかというと、本来注文住宅は「なんでもあり」が注文住宅なのです。
そのため標準仕様もオプション仕様も存在しないのです。
しかし住友林業は、標準仕様とオプション仕様を明確に定めることで、誰が担当者であっても一定の住友林業らしさが出せるように仕組み化しているのです。
これによって、他のハウスメーカーと比較して、見積もりを出すスピードを早くすることができているのですが、標準仕様、言い換えると見積もりをスピーディーに取るための初期仕様で最初に契約することが多いのです。
ですので、例えばですが「細かい打ち合わせは契約後に行います。」「これがうちの標準仕様なのでまずは一旦これで仮契約しましょう。」などと言って契約を迫ってくる営業マンが結構います。
何も考えずに契約をしてしまうと、契約後にものすごく増額してしまったりします。
特に住友林業はその傾向が強めのハウスメーカーなので、最終的には担当者によるものだということ、そしてもし仮に打ち合わせに違和感を感じたのなら、一旦ストップして別の担当者で話を進めてみるか、なるべく細かく打ち合わせをした上で契約に挑むことをおすすめします。
住友林業の特徴10:メンテナンス
メンテナンスについてです。
メンテナンスは正直普通です。
よく住友林業で家を建てるとメンテナンス代がかかるとネット上で言われているのですが、そんなことはありません。
全くかからないわけではないですが、だからといって法外なメンテナンス費用がかかるわけでもありません。
いたって普通です。
というのも、メンテナンスでよくお金がかかるのは屋根、外壁、白アリ、この3つです。
屋根
屋根に関してはお金を出せばメンテナンスの頻度がかなり少ない瓦系の屋根に変更できますし、お金を出さなければメンテナンスの頻度が多いスレート系の屋根になります。
つまり、どこまで初期投資でお金をかけるのかで、その後のメンテナンスの金額が変わってくるということです。
ですので、住友林業だからメンテナンス費用がかかるわけではないのです。
個人のお財布次第と家のクオリティ次第なので、人によって変わるのです。
外壁
外壁ですが、住友林業のシーサンドコートやSODOは塗り壁なので、目地の補修はありません。
ただ、30年に1度の塗り替え工事は必要と言われています。
これも住友林業だからというわけではなく、どのハウスメーカーの吹き付け外壁でも一緒です。
仮にタイルにした場合、60年間メンテナンスは必要ないのですが、継ぎ目の目地のメンテナンスは30年に1度は必要になります。
サイディングにした場合、30年目には塗装をし直す必要があるので、タイルと同様に目地の補修も必要になります。
これも住友林業だからという話ではなく、他のハウスメーカーでも同じなので大差はありません。
シロアリ
シロアリ対策ですが、住友林業ではタームガードシステムといって、家の周りにチューブを入れてそこにシロアリ対策の薬剤を入れるという仕組みを取っています。
これによってメンテナンスの頻度は10年に1度になっています。
これに関しても普通です。
どのハウスメーカーもシロアリ対策の方法は違えど、メンテナンス頻度は基本的に10年に1度ですので、住友林業だからシロアリ対策でお金がかかるわけでもないですし、お金がかからないわけでもありません。
何度も言いますが、いたって普通です。
しかしこの話を聞いて「住友林業って無垢とか自然素材系の建材を推しているハウスメーカーだから、そっちでメンテナンスの手間やお金がかかるんでしょう。」と思われた方もいると思います。
しかし、基本的にメンテナンスが必要ないものなんてこの世の中には存在しません。
メンテナンスフリーとよばれるものは、メンテナンスできないからメンテナンスフリーなのです。
ちなみに、住友林業でメンテナンスフリーにすることにこだわるのであれば、床材をシート系床材にすれば、いわゆるメンテナンスフリーにできます。
ですので、どうしてもメンテナンスフリーにこだわるのであれば、シート系の床材を採用すればいいと思います。
ただ、耐久性や見た目、これは共にあまりよろしくないので、メンテナンスフリーという言葉に騙されないようにしてください。
無垢床や挽き板、突き板を採用すれば確かにメンテナンスはかかりますが、メンテナンスという名の掃除ですので、思っている以上に負担は少ないはずです。
床にワックスを塗ってじっくり手入れするというようなことは本当に一昔前の話です。
先入観だけで判断しないようにご注意ください。
住友林業の特徴11:比較するべきハウスメーカー
最後に、住友林業と比較するべきハウスメーカーについてお話をします。
結論としては、積水ハウス、ダイワハウスの木造、三井ホーム、この3つになります。
積水ハウス
積水ハウスは、住友林業と同様に自然素材を推すハウスメーカーです。
ですので、住友林業とデザインが似ている傾向にありますし、提案力が高いハウスメーカーでもあるので、比べるのにはちょうどいいかなと思います。
ダイワハウス(木造)
ダイワハウスの木造と三井ホームに関しては、意外に思う方も多いと思いますが、ダイワハウスの木造は間取りの自由度も高いですし、住友林業が得意とする大空間や大開口も簡単につくれます。
また、無垢材も普通に入れられるので「積水ハウスは金額が高いな。でもちょっと価格の下のハウスメーカーと比較したいな。」と思われている方がいたら、ダイワハウスの木造と住友林業を比較するのはありかなと思います。
三井ホーム
そして最後に三井ホームです。
三井ホームは、最近構造躯体が新しくなりました。
今まで三井ホームは横に広い開口をつくれなかったのですが、構造躯体が新しくなったことで、積水ハウスや住友林業、あとはダイワハウスの木造と同じく横に広い大開口・大空間がつくれるようになったのです。
ですので、構造躯体のポテンシャルだけでいえば、住友林業と比較しても十分に遜色のないハウスメーカーになりました。
しかし、三井ホームは最近モダン系のデザインにも力を入れてはいるのですが、住宅展示場が洋風ばかりなのです。
そのため、洋風が苦手な方の中には、展示場の印象で三井ホームを検討しないとなってしまう人もまあまあいます。
ただ、構造躯体のポテンシャルや三井ホームが洋風だけが得意なわけではないので、総合的に勘案すると、住友林業の比較検討先になるかなという印象です。
ちなみに、建物の坪単価を並べると、
- 積水ハウス:坪140〜150万円
- ダイワハウス(木造):坪145〜148万円
- 住友林業:坪125万円
- 三井ホーム:坪120万円
このようになります。
1つ参考にしていただければと思います。
住友林業の特徴のまとめ
『【2025年最新】住友林業の特徴11選』について解説しました。
まとめると、住友林業はハイコスト系の大手ハウスメーカーの中では、見た目・性能・価格、全てのバランスがいいハウスメーカーで、製造と販売が一体となった、木を全面におし出したハウスメーカーということです。
ぜひとも参考にしてみてください。
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