この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
家づくりは、人生における一大イベントであり、多くの方にとって生涯で最も大きな買い物となるでしょう。しかし、ハウスメーカーの選択を誤ってしまうと、建てた後に「こんなはずではなかった」と後悔してしまう可能性があります。理想の住まいを実現するためには、慎重な検討と情報収集が不可欠です。
今回は、「どのハウスメーカーを選べば良いのかわからない」「ハウスメーカー選びで失敗しやすい人の特徴を知りたい」「後悔しないための具体的な進め方をステップごとに理解したい」といった悩みをお持ちの方に向けて、失敗しないハウスメーカー選びを徹底的に解説します。家を建ててから後悔する事態を避けるための重要なポイントを、わかりやすく具体的に説明するので、最後までお読みいただき理想の家づくりにお役立てください。
ハウスメーカー選びで失敗する人の特徴
まずは、ハウスメーカー選びで失敗してしまう人には、どのような共通の特徴があるのか解説します。これらの特徴を事前に把握しておくことで、同じ過ちを繰り返してしまうリスクを大幅に減らすことができます。
住宅展示場で1社しか見学しないまま決めてしまう

住宅展示場は、まるで住宅のテーマパークのように、多様なハウスメーカーが自慢のモデルハウスを競い合うように立ち並んでいます。その美しい外観や最新の設備に目を奪われ、つい1社だけのモデルハウスを見学しただけで満足してしまう方も少なくありません。
しかし、1社だけの説明を聞いただけで、他のハウスメーカーとの比較をせずに判断してしまうのは、少し早計かもしれません。なぜなら、1社の情報だけでは、それぞれの企業の個性や、本当に自分たちに合った住宅を見つけるための比較がまったくできないからです。その企業の表面的な魅力しか理解できず、本当の強みや弱みを正確に把握することは、非常に難しいといえるでしょう。
各ハウスメーカーには、長年培ってきた独自の技術やデザイン哲学、そして企業文化に基づいた強みと弱みが必ずあります。それらを多角的に比較することで、初めて自分たちの家族構成、ライフスタイル、将来設計といったさまざまな要素に合致するハウスメーカーを見つけ出すことができるはずです。
建物価格だけで判断してしまう

家づくりにおいて、価格が重要な判断要素の一つであることは、誰もが認めるところでしょう。予算を考慮することは当然のことですが、その際に建物の価格だけに目を奪われてしまうのは、非常に危険な行為といえます。諸経費や住宅ローン返済、固定資産税などの税金、そして将来的に発生するランニングコストなど、総合的に判断する必要があります。
建物価格は、家づくりの初期段階で最も目立つ要素ですが、それはあくまで氷山の一角に過ぎないということを理解しておきましょう。住宅の性能や建物の品質、アフターサービスの内容や充実度といった目に見えない・見えにくい部分も慎重に検討し、総合的に判断するべきでしょう。
価格のみを重視した結果、耐震性や断熱性能が極端に低く、住み始めてからさまざまな不具合が発生したり、光熱費が予想以上に高額になったりするなど、結果的に後悔につながってしまうケースも少なくありません。
目先の価格だけに囚われず、長期的な視点を持ち、住宅全体の総合的な価値を見極めることが、理想の家づくりを成功させるための重要なポイントです。
営業担当者の話を鵜呑みにしてしまう

ハウスメーカーの営業担当者は、自社の家を一人でも多くのお客様に選んでもらうため、当然のことながら自社の住宅の魅力を最大限に引き出し、良いところを強調して積極的にアピールします。しかし、その言葉を鵜呑みにして他のハウスメーカーと比較することなく判断してしまうと、後になって「こんなはずではなかった」と後悔する可能性が高くなります。
営業担当者は、自社の家を良く見せるプロフェッショナルであるため、どうしても自社に有利な情報ばかりを提供しがちです。そのため、営業担当者の説明だけを頼りに判断してしまうと、正確な情報に基づいて比較することが難しく、誤った判断をしてしまうリスクがあることを認識しておく必要があります。
また、他社の欠点ばかりをことさら指摘したり、過度に熱心な説明で強引に説得しようとしたりしてくる営業担当者には特に注意が必要です。そのような営業担当者の言葉だけを信じてしまうと客観的な視点を失い、視野が狭まってしまう可能性があります。
建物の性能を後回しにしてしまう

デザインや間取りは、家づくりの際に誰もが重視する目に見える魅力的な要素であることは間違いありません。しかし、その魅力にばかり気を取られ外観や内装の美しさばかりを優先するあまり、断熱性能や気密性能、耐震性能といった建物の基礎となる住宅性能を後回しにしてしまう方もいます。
これらの住宅性能は、普段は目に触れることのない部分ではありますが、その重要性は非常に高く、軽視するべきではありません。これらの住宅性能を十分に理解しないまま、デザインや間取りだけで契約してしまうと、快適とは言い難い住宅環境となってしまう可能性があります。
結果として、光熱費が予想以上に嵩んで家計を圧迫するだけではなく、過度な温度変化によって体調を崩しやすくなるなど、健康にも悪影響を及ぼす可能性も否定できません。また、地震などの災害に対する備えである耐震性能が不足していると、万が一の際に家族の安全を脅かすことにもなりかねません。
そのため、住宅の設備仕様の違いについても詳細に比較・検討を行い、自分たちのライフスタイルや気候条件に適した住宅性能を備えた家を選ぶことが非常に大切です。
将来のことまで考えられていない

家を建てるという大きな決断をする際には、どうしても目先の希望や願望にばかり気を取られがちです。しかし、現在の状況だけを考慮するのではなく、10年後、20年後、さらにその先の将来のことも見据えて、長期的な視点で慎重に検討する必要があります。
たとえば、次のような要素を考慮しておくと良いでしょう。
- 住宅の保証内容やアフターサービス
- 将来的に発生するメンテナンス費用
- 無理のない住宅ローンの返済計画
- 家族構成の変化に伴う間取りの変更の可能性
将来の生活に大きく関わる要素をしっかりと検討しておくことが、後悔しないために重要なポイントです。
これらのことを十分に考慮せずに、目先の条件だけでハウスメーカーを決めてしまうと、予想以上に高額なメンテナンス費用がかかり負担となったり、住宅ローンの返済に苦しんだりしてしまうでしょう。
また、家族構成の変化に対応できず、住み替えを余儀なくされる場合も考えられます。家は建てて終わりではなく、建ててからが本当のスタートです。
将来を見据えた長期的な視点を持ち、それぞれのハウスメーカーの特性を理解し、自分たちのライフプランに最も合致するメーカーを選ぶことが、豊かな暮らしを送るための重要なカギとなるでしょう。
ハウスメーカーの選び方で重視すべき5つのポイント
ハウスメーカー選びで失敗しないためには、先ほど解説した失敗事例を踏まえ、次の5つのポイントを重視することが大切です。これらのポイントを軸に、複数のハウスメーカーを比較・検討していくことで、自分たちにとって最適なパートナーを見つけることができるでしょう。
ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。なお、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、これらの疑問を解消し、ご自身にとって最適なハウスメーカー選びをサポートします。自分だけで判断ができない場合は、利用を検討してみてください。
住宅性能のレベル

住宅性能は、住み心地や安全性に直接的に影響を与える非常に重要な要素であることはいうまでもありません。家づくりを検討する際には、デザインや間取りだけではなく、これらの性能にしっかりと目を向ける必要があります。
具体的には、断熱性能や気密性能がどれほどの数値であるのか、その実力値を比較・検討することが大切です。
断熱等級はどれくらいか、UA値(外皮平均熱貫流率)やC値(相当隙間面積)といった具体的な数値を確認し、各ハウスメーカーの性能の高さを客観的に比較・検討しましょう。また、数値だけではなく、実際にその家に住んでいる人の声を聞き、住み心地について確かめることも重要です。
また、地震に対する備えである耐震性能についても必ず確認するようにしましょう。耐震等級の設定だけではなく、実際の耐震性能はどの程度なのか、過去の災害事例などを参考にしながら、信頼できる耐震性能を持つメーカーを選ぶことが大切です。
さらに、全館空調のような設備は、家全体を快適な温度に保つことができる反面、初期費用やランニングコストも高くなる傾向があります。そのため、各ハウスメーカーの全館空調の導入実績を確認し、自分たちのライフスタイルや予算に合った設備を選ぶようにしましょう。
価格の透明性とコストパフォーマンス

価格の透明性は、家づくりにおける後々のトラブルを防ぎ、安心して理想の家を建てるために、非常に重要な要素であるといえます。多くの人が価格に関する不透明さから、最終的に予算オーバーになってしまったり、予期せぬ費用が発生して頭を悩ませることになります。
このような事態を避けるためには、住宅価格の指標としてよく用いられる「坪単価」の実態をしっかりと把握することが大切です。坪単価はあくまで基本価格であり、追加オプション費用は含まれていないことがほとんどです。そのため、坪単価だけを見て判断するのではなく、追加オプション費用がどの程度かかるのかを事前に確認し、総費用を把握する必要があります。
また、土地を含めた総費用の考え方を理解しましょう。住宅の建築費用だけではなく、土地の購入費用や造成費用、地盤改良費用なども考慮に入れた総費用を把握することが重要です。そして、諸費用の内訳と追加工事の可能性について詳しく確認することが大切です。
住宅ローンの手数料や登記費用、保険料などの諸費用は、住宅価格とは別に発生します。これらの諸費用についても内訳を明確にし、総費用に含めて検討するようにしましょう。
なお、工事を進めていく過程で、追加工事が発生する可能性もあります。追加工事が発生した場合の費用についても事前に確認しておくことで、予算オーバーを防ぎやすくなります。
そのため、複数のハウスメーカーから見積もりを取るにあたっては、坪単価だけではなく追加オプション費用や諸経費を含めた総費用で比較・検討するようにしましょう。
デザインの自由度と設計力

デザインの自由度は、「自分たちらしい」理想の家を実現するために非常に重要なポイントです。既成概念にとらわれず、自分たちのライフスタイルや価値観を反映させた家を建てるには、デザインの自由度がどれだけ確保されているのかしっかりと確認する必要があります。そして、そのデザインを実現するための設計力も、住みやすさを大きく左右する重要な要素です。
設計の自由度と設計力を見極める上で確認したいのが、工法による制約の有無です。採用したい工法がある場合は、その工法が間取りの自由度をどの程度制限するのか確認し、各工法のメリット・デメリットを理解した上で、自分たちの要望に合った工法を選ぶことが大切です。
また、設計変更の柔軟性についても確認しましょう。プランの変更や修正がどの程度柔軟に対応してもらえるのか、設計の打ち合わせ回数や変更に伴う追加費用についても事前に確認しておくことが重要です。契約前に、どの程度まで自由に設計を変更できるのかを明確にしておきましょう。
そして、設計士のレベルと提案力についても確認する必要があります。設計士のスキルや経験によって、提案されるデザインや間取りの質が大きく異なります。過去の施工事例や設計士の資格、経験などを確認し、信頼できる設計士を選ぶようにしましょう。
アフターサービスの充実度
家を建てた後のメンテナンスや予期せぬトラブルへの迅速な対応は、家という大切な財産を守り、安心して長く住み続けるために重要な要素であることは間違いありません。そのため、ハウスメーカーを選ぶ際は、建てた後のアフターサービス体制についてもしっかりと比較・検討することが不可欠です。
まず、保証内容の詳細と期間について確認しましょう。住宅瑕疵担保責任保険の内容やハウスメーカーが独自に提供している保証制度を確認し、保証期間だけではなく保証対象となる箇所や条件も詳細に確認しておくことが重要です。
また、メンテナンス体制の実態を確認しましょう。定期点検の内容や頻度、連絡方法などを確認し、メンテナンス費用や緊急時の対応についても事前に確認しておくことが大切です。
そして、修理や点検の対応スピードについても比較・検討する必要があります。実際に利用した人の口コミや評判を参考に対応スピードを確認し、連絡窓口の有無や問い合わせ方法についても事前に確認しておきましょう。
工期と品質管理体制

家づくりにおいて、工期が遅れることは精神的なストレスだけではなく、入居時期のずれや仮住まいの延長など、生活にも大きな影響を与える可能性があります。また、品質管理体制がしっかりとしていないと、欠陥住宅を建ててしまうという取り返しのつかないリスクも高くなります。そのため、ハウスメーカーを選ぶ際には、工期管理と品質管理体制をしっかりと見極める必要があるでしょう。
まず、標準的な工期と遅延リスクについて確認しましょう。各社の標準的な工期を確認し、契約前に工事スケジュールを詳細に説明してもらうことが大切です。また、万が一、工事が遅延した場合の対応についても事前に確認しておくことで、安心して工事を任せることができます。
また、施工管理の方法と体制について確認しましょう。現場監督の資格や経験、現場での品質管理体制について確認し、工事の進捗状況を定期的に報告してもらえるか確認しておくと安心できます。現場を定期的に見学させてもらえるかどうかも重要なポイントです。
そして、品質検査の実施状況について確認しましょう。第三者機関による検査や自社独自の検査体制について確認し、検査の結果をきちんと説明してもらえるかどうかも重要です。
家づくりは、多くの人が一生に一度の経験であり、大きな投資となるものです。そのため、安心して工事を任せられる、信頼できるハウスメーカーを選びましょう。
ハウスメーカー選びで失敗しないための進め方
ハウスメーカー選びを成功させるには、情報収集から契約まで計画的に進めていく必要があります。ここでは、具体的なステップごとに、進め方のポイントを解説します。
住宅展示場は土日に分けて効率的に見学する

資料請求で候補を絞り込んだら、次は住宅展示場に見学に行きましょう。
効率的に見学するためのポイントとして、1日に見学する社数を2社程度に抑えることが挙げられます。1日に多くのハウスメーカーを見学すると、情報過多になり判断力が鈍ってしまいます。それぞれのモデルハウスをじっくりと見学しましょう。
また、朝一番の見学予約を入れると営業担当者が比較的余裕があり、じっくりと話を聞きやすい傾向にあります。営業担当者の説明を聞くことで、ハウスメーカーの考え方や特徴をより深く理解できます。モデルハウス見学だけではなく、商談スペースで疑問点をしっかりと確認することも大切です。
ただし、住宅展示場に足を運んだ際、個人情報は渡さないようにしてください。個人情報を渡してしまうと、新入社員や若手社員が担当になったり、住宅展示場の接客が雑になったりする可能性があるためです。
また、住宅展示場に個人情報を提供すると「メグリエ(MEGULIE)」をご利用いただけなくなる場合もあるため、ご注意ください。
モデルハウスでは細かい部分までチェックする
モデルハウスでは、デザインだけではなく実際の使い勝手も確認するようにしましょう。収納スペースの広さだけではなく、奥行きや高さ、棚の配置なども確認し、自分たちの持ち物の量や種類を考慮し、必要な収納スペースを確保できるか検討することが大切です。
また、写真やカタログだけではわからない床材や建具の質感や肌触りなどを確認しましょう。実際に触れることで、素材の良さを実感することができます。
窓の大きさや配置によって部屋の明るさや開放感が大きく変わるため、時間帯を変えて見学することで実際の採光の違いを確認することができます。
営業担当者との商談は要点を絞って進める

住宅展示場の営業担当者と商談する際は、事前に質問事項をまとめておくことで、スムーズに進めることができます。予算や希望の間取り、住宅性能に関する質問など、事前にまとめておきましょう。
少しでも気になった部分は、その場で担当者に質問するようにしましょう。あいまいな点を残したまま進めると、後悔につながる可能性があります。また、担当者の提案内容は、メモを取りながら整理することで、比較・検討しやすくなります。
ハウスメーカー選びにお悩みの場合はメグリエ(MEGULIE)を活用しよう
ハウスメーカー選びは、家づくりにおいて最初の難関です。ここまで解説してきた内容を踏まえても、「どのハウスメーカーを選べば良いのかわからない」と悩んでしまう方もいるでしょう。そのような場合は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」を運営している、まかろにおが提供するサービスを活用することをおすすめします。
YouTube「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」で各ハウスメーカーの特長を知る
まかろにおのYouTubeチャンネルでは、大手ハウスメーカーの性能、デザイン、価格帯、強み、弱みを解説した動画を多数公開しています。これらの動画を見ることで、各ハウスメーカーの特徴や違いを効率的に学ぶことができるでしょう。
ハウスメーカー診断を受ける
「どのハウスメーカーが自分に合っているのかわからない」と悩んでいる方は、まず「ハウスメーカー診断」を受けてみてください。いくつかの質問に答えるだけで、ご自身にぴったりのハウスメーカーを診断することができます。
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まとめ
ハウスメーカー選びで失敗する人の特徴、重視すべきポイント、具体的な進め方について解説しました。
家づくりは人生において大きな買い物であり、慎重に進める必要があります。今回お伝えした内容を参考に、時間をかけて慎重に比較・検討することで、後悔しないハウスメーカー選びを実現できるはずです。
より詳しい家づくりの情報は、住宅系YouTuber「まかろにお」のYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」をご覧ください。大手ハウスメーカーの特徴や、家づくりのノウハウをわかりやすく解説しています。
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