この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
日本は1994年の阪神淡路大震災以来、定期的に震度6以上の巨大地震が発生し続けている国です。「家を建てる際は耐震性能が高いハウスメーカーで建てたい」と考えている方は多いでしょう。
セキスイハイムは、耐震性能の高さを強みにしているハウスメーカーの一つです。今回は、セキスイハイムの耐震性能の高さを、構造の特徴と共に解説します。また、複数のハウスメーカーで迷った際におすすめの検討方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
セキスイハイムの耐震性能はどのくらい?

はじめに、セキスイハイムの耐震性能のレベルや同社が取り入れている構造について解説します。セキスイハイムが何を根拠に「耐震性能が高いこと」を強みとしているのか知りたい方は、この項を読んでみてください。
超高層ビルにも採用されているボックスラーメン構造を採用している
セキスイハイムは、「ボックスラーメン構造体」を構造躯体に採用しています。ラーメン構造体とは、構造体の接合部分である柱と梁を溶接等で一体化し、枠組みを強化した建築物を指します。ラーメンはドイツ語の「Rahmen(枠)」に由来します。
セキスイハイムは工場でボックス型の構造体(=ユニット)を作り上げ、このユニット同士を連結することで高強度な構造体を作り上げています。ラーメン構造体はマンション・ビルなどに用いられることが多いですが、セキスイハイムでは一般住宅でもボックスラーメン構造を取り入れていることが特徴です。
ボックスラーメン構造体は粘り(しなやかさ)があり、巨大地震の影響を吸収することで耐震性能を高めています。地震のエネルギーは鉄骨・ボルトを通じて分散され、最終的に地盤に流れる仕組みです。エネルギーが1点に集中することがないので、揺れに強くなります。
ハイブリッド耐震「GAIASS(ガイアス)」により構造躯体の強度が高い

ボックスラーメン構造体だけでは、耐震性は高くても「揺れ」のダメージは軽減できません。セキスイハイムは、強度で揺れを軽減する「高性能外壁」をすべての住宅で標準装備しています。高性能外壁は地震力を分散して吸収する力があり、構造体の耐震性を押し上げる効果があるのです。
セキスイハイムは、ボックスラーメン構造と高性能外壁を併せてハイブリッド耐震「GAIASS(ガイアス)」と呼び、強みの1つとしています。GAIASS(ガイアス)を取り入れた家は、耐震性が高いだけでなく揺れを吸収して内装やインテリアにも損傷が出ない構造になっています。
なお、GAIASS(ガイアス)についてもっと詳しく知りたい方は、セキスイハイムの公式サイトと併せて、メグリエ(MEGULIE)の「セキスイハイムの特徴9選〜これさえ見ておけば大丈夫!〜」や、セキスイハイム関連の動画をチェックしてみてください。
地震に強いべた基礎を採用している
セキスイハイムは、地震に強い構造の建物を作るだけでなく基礎工事にも力を入れています。
従来の戸建て住宅における基礎工事は、「布基礎」といって線で建物を支える仕組みでした。しかし、この工法だと地盤への負荷が大きく、大きな地震が起こった際に建物の重みで地盤が不均衡に沈下する「不同沈下」が起こりやすくなります。
セキスイハイムが取り入れている「ベタ基礎」は、建物を面で支える構造です。支える面積が大きいため、地盤への負荷が少なくなることが特徴です。
そのため、不同沈下しにくく、液状化被害を軽減しやすいといったメリットがあります。さらに、建物と基礎は16mm、もしくは20mmの骨太なアンカーボルトでつながっています。これにより、地震のエネルギーがスムーズに建物から基礎につながり、揺れに強くなることが特徴です。
建物自体の耐震性が高くても、基礎の耐震性が低ければその性能を活かせません。セキスイハイムは基礎から耐震性が高くなる工事をしているため、基礎と建物の二段構えで高い耐震性をほこります。
セキスイハイムが耐震性に優れた家を建築できる理由

セキスイハイムは家づくりの約8割を工場で行っているため、耐震性に優れた家を建築できます。工場生産による主なメリットには次のようなものが挙げられます。
- 職人による技術の差がなくなる
- 設計通りに家が作れる
- コストを削減できる
- 品質を均一化できる
ハウスメーカーが高い耐震性を持った建物を設計しても、現場の職人に技術がなければ設計通りに家を建てることはできません。セキスイハイムは、自社工場で家づくりの工程の約8割を行います。そのうえ、大型機械や最新技術を使い、精度・強度の高い家づくりが可能です。
耐震性の高さを強みとしているハウスメーカーはセキスイハイム以外にもたくさんあります。しかし、セキスイハイムは家づくりを工場生産しているため、現場で職人が建築するケースより高品質かつ「設計通り」の家を作ることが可能です。
また、セキスイハイムは土地探しや土地改良工事もサポートしてくれるため、地震に強い土地を選んで家を建てることもできるでしょう。土地の改良も依頼できます。
耐震以外のセキスイハイムの主な機能
耐震性以外にも、耐久性や耐水・耐火・耐風性能が高いことをセキスイハイムは強みとしています。ここでは、耐震性以外のセキスイハイムの主な性能やメリットを紹介します。
外壁塗装の耐久性が高い
セキスイハイムは、ライフサイクルコスト(LCC)発想にもとづいた「長持ちする家づくり」を行っています。構造体はもちろん、屋根材や外壁材まで高耐久部材を用いているため、メンテナンスフリーで長持ちすることが特徴です。
一例を挙げると、外壁材として使われている磁器タイルです。

磁器タイルは高耐久かつ無塗装のため、メンテナンスフリーで耐久性が高くなっています。一般的な外壁は10~20年の間に外壁塗装が劣化し、塗りなおしが必要です。しかし、磁器タイルは建築後20年を経過しても外壁に変化がほとんどない場合もあります。
家は建てて終わりではなく定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスの頻度を抑えられる耐久性の高い家ならば、維持費がかからず経済的負担を減らせます。
耐水・耐火・耐風性能が高い
セキスイハイムの家は、日々の雨風や万が一の火災から住まいを守る工夫も凝らされています。
セキスイハイム社は、巨大台風相当以上の暴風雨を想定した実験を行い、浸水リスクに備えた家の設計を行っています。また、防火試験炉での防火試験を行い、外側表面を840℃に加熱しても、室内側の表面温度は80℃しか上がらなかったことが確認されており、石膏ボードで燃え移りと燃え広がりを防止していることも強みです。
セキスイハイムの性能についてもっと詳しく知りたい場合は、まかろにおの動画をチェックしてみてください。セキスイハイムの強みについて詳しく解説しています。
セキスイハイムのデメリット
セキスイハイムは、ボックスラーメン構造体と高性能外壁によって高い耐震性がある住宅を建築しています。さらに実験によって耐水性・耐風性・耐火性が高いことも実証済みです。
つまり、機能の面から見ればセキスイハイムの住宅は非常に高性能でおすすめといえるでしょう。
しかし、セキスイハイムにもデメリットはあります。セキスイハイムに家づくりを依頼しようか検討している方は、耐震性能をはじめとしたメリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。ここでは、セキスイハイムのデメリットを2つ解説します。
デザインや間取りの自由度が低い
セキスイハイムは工場生産のユニット工法を取り入れており、すでに規格が決まっている製品が大半です。そのため、イレギュラーな間取りやデザインは取り入れにくいことがデメリットです。
また、ユニット工法は四角い箱をいくつも組み合わせて家を造ります。そのため、「階段と水回りはユニットをまたいで設置できない」といった間取りに制限があることもデメリットです。

セキスイハイムで家を建てる場合は、すでに決められたデザインの中から一番好みのものを選ぶか、追加料金を支払って特注するしかありません。そのため、「建売の間取りやデザインの中には気に入ったものがなく、注文住宅を選択した」といった場合は不満が残る家づくりになる可能性があります。
可能ならば一度セキスイハイムの家を見学し、自分好みの間取りが作れるかどうか確認してみると良いでしょう。
注文住宅の強みである施主好みの家が作りにくい
注文住宅最大の強みは、施主の自由に家の設計ができることです。しかし、前述したように、セキスイハイムはユニット工法のみのハウスメーカーのため、施主の好みを100%反映した家の建築は難しいでしょう。

また、ユニット工法で建築費用を抑えようとすると、ボックスがどうしても大きくなります。大きなボックスを少数使うより、小さなボックスをたくさん使ったほうが、建築費用が高額になるためです。したがって、トイレやベランダが無駄に大きな家ができるケースもあります。

そのほか、外見がどうしても角ばってボックスを積み上げたようなデザインになりがちです。外見に曲線を取り入れたい場合や、価格を抑えて間取りをジャストサイズにしたい場合は、他のハウスメーカーを比較しましょう。
ハウスメーカー同士を比較したい場合は、まかろにおの動画をチェックしてみてください。
セキスイハイムの利用を迷っているなら「メグリエ(MEGULIE)」を活用しよう
ここまで記事を読んでいただければ、セキスイハイムが耐震性能をはじめ機能性の高い住宅を作っていることがおわかりいただけたと思います。その一方で、セキスイハイムには間取りの制限があり自由度が低いといったデメリットもあります。
セキスイハイムに限らず、ハウスメーカーにはそれぞれ強みとデメリットがあります。「耐震性能でセキスイハイムを選ぼうと思ったけれど、デメリットを知ると他のハウスメーカーを検討したくなった」と悩む方もいるでしょう。また、「可能ならば忖度せずにハウスメーカー同士を比較し、アドバイスをしてくれるところをしたい」と考えている方もいると思います。
ここでは、セキスイハイムをはじめとしてハウスメーカー選びに迷っている方向けに、まかろにおの動画チャンネルと、メグリエ(MEGULIE)のメリットと利用方法を紹介します。
YouTube「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でセキスイハイムの耐震性についてより詳しく理解する
「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」とは、住宅系YouTuber「まかろにお」が運営している『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとしたYouTubeチャンネルです。
まかろにおは、大手ハウスメーカーやメガバンクで勤務してきた経験を持つYouTuberです。自身の経歴を活かし、ハウスメーカーに対して忌憚のない率直な意見やハウスメーカーごとの特徴や強み、弱みもわかりやすく説明していることが特徴です。
2025年1月現在、チャンネル登録者は13万人を超えており、ハウスメーカー選びの参考になると評判です。
近年、家づくりに関する知識をYouTubeで集めようとする方も珍しくありません。ニーズに合わせるようにハウスメーカーの担当者や建築家などもハウスメーカーの選び方等のチャンネルを開設しています。
しかし、ハウスメーカーの公式チャンネルは自社宣伝が最優先なため、公平な視点ではありません。また、ハウスメーカーの公式サイトに掲載されている情報をそのまま発信している知識不足のチャンネルがあるのが現実です。
「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」では、セキスハイムはもちろん、ダイワハウスや一条工務店など大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てるうえで知っておきたい知識など、幅広い情報を発信しています。
ハウスメーカーの特徴は毎年更新されるので、常に最新情報をチェックできることも強みです。セキスイハイムの強みや「セキスイハイムとほかのハウスメーカーを比較したい」といった方にも役立つ情報が満載です。ぜひ、チャンネル登録して最新情報をチェックしてみてください。
メグリエ(MEGULIE)に登録してハウスメーカー診断を受ける
「メグリエ(MEGULIE)」は、「まかろにお」が運営している注文住宅オンライン相談サービスです。登録すれば、自分で優秀営業担当を検索したり、お気に入りの施工事例を手掛けたハウスメーカーの営業担当者に家づくりを直接お願いしたりといったことが可能です。なお、施主はすべてのサービスを無料で利用できます。
「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」を閲覧し、まかろにおにアドバイスをもらいたいと思った方におすすめです。
注文住宅のオンライン相談サービスは、メグリエ(MEGULIE)だけではありません。しかし、原則として「ハウスメーカー同士の比較」が中心です。メグリエ(MEGULIE)の最大の特徴は、ハウスメーカーだけでなく営業マンを探せる点です。
注文住宅は、ハウスメーカーだけでなく担当営業マンの力量が重要です。優秀な営業マンに担当してもらえれば満足度が高まります。その一方で、力不足の営業マンが担当になれば、ハウスメーカー自体は素晴らしくても、自分好みの家を作れず不満が残る恐れもあるでしょう。
しかし、ハウスメーカーに直接依頼しても営業マンを選ぶことはほとんどできません。営業マンの交代は希望すれば叶いますが、交代した営業マンが優秀とは限りません。そのため、「営業マンと信頼関係が築けず、契約前にハウスメーカーを変えた」といったケースもあり得ます。
注文住宅の建築は、施主と営業マンの相性が重要です。しかし、大手ハウスメーカーになるほど営業マンはたくさんいるため、相性の良い営業マンと出会えるかどうかは運に左右されます。
メグリエ(MEGULIE)を利用すれば、ハウスメーカーだけでなく営業マンも選べることが最大のメリットです。自分で評判の良い営業担当を探せるだけでなく、施工事例でお気に入りがあった場合、担当した営業マンに自分の家づくりを担当してもらえるように交渉も可能です。
このほか、まかろにおからアドバイスを受けたり相談したりもできるため、家づくりの際にやりがちな失敗も防ぐことができます。
そして、会員登録しなくても3つの質問に答えるだけで、まかろにおが現時点でご自身に最適なハウスメーカーをピックアップしてくれます。
注文住宅を建てたいと思ったら利用してみてください。なお、営業マンを紹介してもらった後でも、まかろにおに再度相談することが可能です。
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さらに、メグリエ(MEGULIE)では、会員同士で相談できる質問掲示板も設置されています。家づくりは施主ごとにさまざまな条件が異なりますが、それでも情報交換ができるのは大きなメリットです。特に、ハウスメーカーや営業マンの特徴、ラインナップなどについては情報交換できれば選択の参考になるでしょう。
もちろん、セキスイハイムの耐震性能について広く意見を求めることも可能です。他のハウスメーカーとセキスイハイムの耐震性能の違いや、セキスイハイムの家で大きめの地震に遭遇した方の意見も聞ける可能性があります。
メグリエ(MEGULIE)の掲示板は、会員登録した方しか書き込みできません。誰でも書き込める掲示板と比べて真偽不明の情報が出回ることもなく、安心して利用できます。また、営業マンが顧客のふりをして書き込み、自社の商品をプッシュすることもありません。
このほか、メグリエ(MEGULIE)には700件を超える施工事例をサイト内に掲載しています。建てたい家のイメージを具体的に固めたり、営業マンに説明したりする際に利用したりできます。
まとめ
セキスイハイムは大手メーカーで知名度も高く、耐震性能をはじめ機能性に優れていることが大きなメリットです。そのため、利用を検討している方も多いでしょう。
しかし、セキスイハイムには、間取りが自由に決めにくいといったデメリットもあります。満足する家づくりのためには、ハウスメーカーの特徴を把握し、自分の希望する家づくりが可能なのか確かめたうえで依頼することが大切です。
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