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ZEH住宅は、省エネ設備を活用し、年間のエネルギー消費量を実質ゼロ以下に抑える次世代の住まいです。光熱費を大幅に節約でき、住宅性能も高いことから、多くの方が注目しています。
とはいえ、「どのハウスメーカーがZEHに強いのかわからない」と悩む方も多いでしょう。そこで今回は、ZEH住宅に強みを持つハウスメーカーをわかりやすく解説します。
併せて、ZEHの種類や基準、補助金制度についても詳しく紹介します。これからZEH住宅を建てたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ZEH(ゼッチ)とは

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、省エネ設備を取り入れ、年間のエネルギー収支を実質ゼロ以下に抑える住宅のことです。高断熱・高気密による快適性と、再生可能エネルギーを活用した「創エネ」「蓄エネ」によって、光熱費を削減しつつ、地球環境にも配慮できることが特長です。特に、住宅性能や省エネ性能を重視する方に人気が高まっています。
▼ZEHの定義
- 【断熱性能】外皮平均熱貫流率(UA値)などが一定基準を満たし、断熱性能等級5以上
- 【省エネ性能】一次エネルギー消費量を20%以上削減
- 【創エネ性能】太陽光発電や蓄電池、家庭用燃料電池などを用いて、一次エネルギー消費量を100%削減(創出)
参照:資源エネルギー庁「ZEHの定義(改訂版)<戸建て住宅>」
これらの条件を満たすことで、年間の一次エネルギー収支を実質ゼロにできる住宅がZEHです。なお、ZEHの定義や基準は、資源エネルギー庁などの方針により、今後も随時改訂されるため、常に最新情報を確認することが重要です。
また、ZEHにはさらに細かく分類された複数のタイプがあり、それぞれで目指す基準や補助金制度が異なります。この後の章で詳しく解説しますので、ZEH住宅の導入を検討している方は必ず押さえておきましょう。
太陽光発電を取り入れるか迷っている方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【地雷】太陽光発電はつけるべきか、付けないべきか」をチェックしてみてください。
運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元住宅営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
ZEHの種類とその定義
ZEHは、削減する一次エネルギー消費量や太陽光発電による創エネルギー量によって、いくつかの種類に分かれています。さらに、選択するZEHの種類によって、活用できる補助金制度も異なるため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。ZEHの主な種類と特徴は次のとおりです。
基準 | 特徴 |
---|---|
ZEH+ | ・ZEHの定義を満たしていること ・省エネ基準から25%以上の一次エネルギー消費量を削減 ・「①外皮性能のさらなる強化」「②高度エネルギーマネジメント」「③電気自動車を活用した自家消費の拡大措置」のうち2つ以上を満たすこと |
ZEH Oriented | ・再生可能エネルギーなどを除き、省エネ基準から20%以上の一次エネルギーの消費量を削減すること(※都市部狭小地および多雪地域に建設された住宅のみ) |
次世代 ZEH+ | ・省エネ基準から25%以上の一次エネルギー消費量を削減すること ・「①V2設備」「②蓄電システム」「③燃料電池」「④太陽熱利用温水システム」のうち1つ以上を導入すること |
Nearly ZEH | ・省エネ基準から20%以上の一次エネルギー消費量を削減すること ・再生可能エネルギーなどの導入により、75%以上100%未満の一次エネルギー消費量を削減すること |
Nearly ZEH+ | ・Nearly ZEHの条件を満たし、省エネ基準から25%以上の一次エネルギー消費量削減を実現すること ・「①外皮性能のさらなる強化」「②高度エネルギーマネジメント」「③電気自動車を活用した自家消費の拡大措置」のうち2つ以上を満たすこと |
GX志向型住宅 | ・省エネ基準から35%以上の一次エネルギー消費量を削減すること ・太陽光発電システムなどの再エネ導入を含め、一次エネルギー消費量の削減率が100%であること |
参照元:資源エネルギー庁「ZEHの定義(改訂版)<戸建て住宅>」
なお、補助金を利用する際は、建築地の条件(エリア、積雪量など)や適用基準を満たしているかの確認が必要です。希望する基準を事前にハウスメーカーや設計担当者に伝えておくことで、スムーズに計画を進められます。
2030年にはZEH住宅が標準になる
2030年には、日本の新築住宅はZEHが標準となり、多くの住宅で太陽光発電システムが導入される見通しです。これは、カーボンニュートラル実現に向けた国の方針に基づくものです。
2021年8月、経済産業省は「2050年および2030年に目指すべき住宅・建築物のあり方」を公表し、具体的な目標を設定しました。これにより、2030年までに新築住宅の平均をZEH・ZEB基準に引き上げ、2050年には既存住宅もZEH・ZEB基準を満たすことが求められています。
- 2030年まで:新築住宅・建築物は、省エネ性能がZEH・ZEB基準以上であることが原則となり、新築住宅の6割に太陽光発電システムが導入される。
- 2050年まで:既存住宅・建築物においても、可能な限りZEH・ZEB基準の省エネ性能を確保し、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入が一般化する。
参照元:令和3年8月23日 脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会
今後、新築住宅ではZEH仕様や太陽光発電が「特別な選択」ではなく「当たり前」の時代が到来します。これから住宅購入や建築を考えている方は、ZEHの基準や制度を早めに理解しておくことが重要です。
ZEH住宅の補助金制度
ZEH住宅は、基準を満たすことで国や自治体の補助金制度を活用できます。補助金を利用すれば、初期費用の負担を軽減できるため、資金計画にも大きく役立ちます。
ただし、補助金は制度ごとに要件や金額が異なるほか、先着順で予算上限に達すると受付が終了する点に注意が必要です。早めの情報収集と準備を心がけましょう。
▼主なZEH関連の補助金制度
制度 | 補助額 |
---|---|
次世代ZEH+実証事業 | 100万円/戸 |
次世代HEMS実証事業 | 112万円/戸 |
こどもエコ住まい支援事業 | 100万円/戸 |
地域型住宅グリーン化事業 | 上限140万円/戸 |
ZEH化等支援事業 | 55万~100万円/戸 |
LCCM住宅 | 上限140万円/戸 |
補助金の内容や申請条件は、建築エリアや住宅の性能によっても変わります。制度の詳細は、国土交通省や環境省などの公式サイトで必ず確認しておきましょう。また、補助金を活用する場合は、設計段階から補助要件を意識して進めることが大切です。
ZEH住宅のメリット

ZEH住宅には、家計面・健康面・防災面・資産面など、さまざまなメリットがあります。ここでは、代表的な5つのメリットを解説します。
光熱費を大幅に削減できる
ZEH住宅の最大の魅力は、光熱費の大幅な削減です。太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用し、年間のエネルギー収支を実質ゼロに抑えることで、電気代やガス代が軽減されます。さらに、余った電力は売電することで収入源にもなるため、家計の助けにもなります。
ヒートショックや熱中症のリスクを低減できる
高気密・高断熱のZEH住宅は、室内の温度差が少なく、冬のヒートショックや夏の熱中症対策にも効果的です。急激な温度変化による血圧変動を抑え、健康面でも安心できる住環境を実現します。
災害時にも電力を確保できる
太陽光発電や蓄電池を備えたZEH住宅は、停電時でも非常用電力を確保できる点が大きなメリットです。地震や台風などによる災害時でも、最低限の電力を維持できるため、安心して生活が続けられます。
資産価値が高くなる
ZEH住宅は、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)による高評価が得られやすく、資産価値の向上につながります。将来的に売却を考える際にも、一般住宅より高く売却できる可能性があるため、資産形成にも有利です。
補助金制度を利用できる
ZEH住宅は、国や自治体による補助金制度の対象です。ZEHの性能や地域によって金額は異なりますが、補助金を活用することで初期費用の負担を軽減できます。補助金の詳細は、国土交通省や自治体のホームページで事前に確認しておきましょう。
ZEH住宅のデメリット

ZEH住宅は多くのメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットもあります。ここでは、代表的な4つのデメリットを解説します。
初期費用が割高になりやすい
ZEH住宅は、太陽光発電や高断熱・高気密の建材、効率的な省エネ設備を標準的に導入する必要があるため、一般的な住宅に比べて初期費用が高くなる傾向があります。
ただし、補助金制度を活用することで、費用負担を抑えることも可能です。予算に応じた計画を立てましょう。
デザインの自由度に制約がある
ZEH住宅では、断熱性や省エネ性を確保するため、設計上の制約が生じる場合があります。
たとえば、大きな窓や吹き抜け、高い天井といった開放的なデザインは、断熱性能を損なう恐れがあり、実現が難しいケースもあります。希望のデザインがある場合は、事前にハウスメーカーに相談しておくことが大切です。
発電量が天候に左右される
ZEH住宅は、太陽光発電による電力供給が前提となるため、天候の影響を受けやすい特徴があります。曇天や雨天が続く日や、冬場の日照時間が短い時期には発電量が減少し、創エネ効果が十分に発揮されにくくなります。立地条件や気候も考慮しながら、ZEH導入を検討することが重要です。
メンテナンス費用や手間がかかる
ZEH住宅は性能が高い反面、適切な換気や設備メンテナンスを怠ると、結露やカビ、設備故障のリスクが高まります。特に、太陽光パネル、断熱窓、給湯器などの設備は、定期的なメンテナンスや修理が必要です。長期的な維持費やメンテナンスの手間も踏まえたうえで、導入を検討しましょう。
ZEH対応のハウスメーカーの比較ポイント
ZEH住宅を建てる際、どのハウスメーカーに依頼するかは非常に重要です。ハウスメーカーごとにZEH対応力や特徴が大きく異なるため、慎重に比較・検討する必要があります。ここでは、ハウスメーカー選びで確認すべき4つのポイントを解説します。
ZEH普及率
ZEH普及率とは、ハウスメーカーが手がけた新築戸建て住宅のうち、ZEHが占める割合を示す指標です。
多くのハウスメーカーがZEHに対応していますが、実際にZEH住宅の実績が豊富なメーカーは限られています。そのため、各社のZEH普及率を事前に確認することが大切です。
ZEH普及率が高いハウスメーカーは、ZEHに関する技術やノウハウが蓄積されており、補助金制度や設備提案にも強みがあります。ZEH住宅を安心して建てるためにも、必ず普及率をチェックしましょう。
ZEH商品の特徴・強み
ハウスメーカーごとに、提供しているZEH商品の性能や特徴は異なります。比較する際は、各社が取り扱うZEH商品の強みを理解することが重要です。
ZEHに関わる主な性能は、次の3つです。
性能 | 詳細 |
---|---|
断熱性能 | 外気の暑さや寒さを室内に伝えにくくする性能 |
省エネ性能 | HEMS(エネルギーマネジメントシステム)などを活用してエネルギー効率を向上させる性能 |
創エネ性能 | 太陽光発電や蓄電池など、再生可能エネルギーを導入・活用する性能 |
断熱性・省エネ性・創エネ性は、ハウスメーカーによって性能差があります。断熱性能に優れ、効率的にエネルギーを生み出せるZEH商品を扱っているかをしっかり確認しましょう。
なお、注文住宅の断熱性能をさらに詳しく知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【ハウスメーカー比較】断熱性能を比較する時の基本」をチェックしてみてください。
アフターメンテナンス・定期点検
ZEH住宅は性能が高い反面、適切なメンテナンスや点検が不可欠です。住宅の環境や使用状況によって必要なメンテナンス内容も異なるため、対応内容や費用は事前に把握しておきましょう。
ハウスメーカーによって、アフターメンテナンスや定期点検の頻度、無償対応の範囲は大きく異なります。充実したメンテナンス体制があれば、万が一のトラブル時にも安心です。
費用
ZEH住宅は、太陽光発電や蓄電池、高断熱設備などを標準搭載するため、一般的な住宅より初期費用が高くなる傾向があります。さらに、アフターメンテナンスや定期点検も、ZEH仕様に合わせてコストが上がりやすくなります。
ハウスメーカーごとに初期費用やランニングコスト、補助金活用のしやすさが異なるため、トータルコストを比較して選ぶことが大切です。
ZEH住宅に対応しているハウスメーカー①:ミサワホーム

画像引用元:ミサワホームはZEHゼッチ基準に対応(ミサワホーム)
ミサワホームは、標準仕様でZEH基準を満たしていることに加え、安定した品質と高い断熱・省エネ性能を兼ね備えた住宅を提供しています。独自の制振装置や工法により、耐震性や快適性も高く、多くのZEH実績を誇るハウスメーカーです。
ZEH普及率
公表データなし
技術力
ミサワホームは、UA値0.38という高い断熱性能を実現しています。樹脂サッシLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス層入り)や、グラスウール24K75㎜による「家中まるごと高断熱」の構造を標準仕様とし、快適な室温環境を維持します。
また、大容量太陽光発電システムと、AI制御を行うLinkGatesによるエネルギーマネジメントで、創エネ・省エネ性を高めています。さらに、高度工業化住宅の技術により、施工品質にもムラが少なく、安定した性能を実現しています。
アフターサービス
保証内容も充実しており、基本構造の初期保証35年、雨漏り30年、シロアリ10年など長期にわたり安心です。さらに、仕上げや設備に関する保証もあり、引き渡し後も安心して暮らせます。災害時には緊急対応体制も整えられており、非常時のサポートも期待できます。
ミサワホームでは、「Century primore」「SMART STYLE S」「HYBRID ゼロエネルギーモデル」など、ZEH対応商品が複数ラインナップされているため、ニーズに合った住まいを選びやすい点も魅力です。
ミサワホームについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがミサワホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ZEH住宅に対応しているハウスメーカー②:ダイワハウス

画像引用元:もうすぐ標準になる ZEH(ゼッチ)とは?(ダイワハウス)
ダイワハウスは、ZEH住宅における普及率95%という業界屈指の実績を誇り、注文住宅・規格住宅の両方でZEHを標準仕様としています。省エネ・創エネ・快適性に優れたZEH住宅を幅広く提供しており、安心して選べるハウスメーカーです。
ZEH普及率
95%
技術力
ダイワハウスでは、UA値0.55・0.47・0.38の3段階から断熱性能を選択可能です。さらに、高効率給湯器や外張り断熱通気外壁、高性能グラスウール(14K120mm+グラスウールボード100K12mm 計132mm)を採用し、室内環境を年中快適に保てる住宅を実現しています。
また、独自開発のHEMS「D-HEMS3」を標準装備しており、エネルギーの見える化や自動制御機能によって、省エネ性と快適性を両立しています。広い空間でも断熱性を確保でき、全国の多様な気候に対応しています。
アフターサービス
ダイワハウスは、アフターサービスも充実しています。シロアリや設備機器の保証は10年、基礎構造・雨漏りは30年保証です。
さらに、有料メンテナンスの実施で最長60年の長期保証も可能です。60年目以降は耐久性能診断を実施することで、継続的な安心が得られます。無料点検は30年、24時間365日のサポート体制も整っており、長期的に安心できる住まいをサポートしています。
ダイワハウスは、ZEH住宅「スマ・エコ・ゼロエナジー」をはじめ、太陽光発電の標準化やZEH・ZEB比率100%達成を目指した家づくりを推進しています。2030年以降を見据えた住宅性能・環境配慮にも積極的に取り組んでいます。
ダイワハウスについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがダイワハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ZEH住宅に対応しているハウスメーカー③:パナソニックホームズ

画像引用元:いい空気の家(パナソニックホームズ)
パナソニックホームズは、大手家電メーカー「Panasonic」の技術力を活かし、高性能かつ快適なZEH住宅を提供しています。断熱・省エネ・空調設備まで、住宅全体をトータルに考えた住まいづくりが特徴です。
ZEH普及率
80%
技術力
パナソニックホームズは、UA値0.6の断熱性能を標準仕様とし、寒冷地にも対応できる高い断熱性を備えています。
窓にはアルミ樹脂複合サッシペアガラス(アルゴンガス層入り)を採用し、壁には105〜160mmの高性能ロックウールを施工します。さらに、天井・外壁・基礎部分にも断熱材を施す「家まるごと断熱」によって、室内の温熱環境を安定させています。
また、2019年度省エネ大賞を受賞した全館空調システム「エアロハス」は、エコナビ機能を搭載し、快適さと省エネを両立。空調の効率化により、ランニングコストの抑制にも貢献します。太陽光発電や蓄電池に加え、将来の電気自動車普及を見据えた「V2H蓄電システム」にも対応しており、長期的に安心できる住まいを実現しています。
アフターサービス
アフターサービスも充実しており、基本構造35年、雨漏り30年、20年あんしん初期保証、最長60年保証制度を用意しています。さらに、2年ごとの定期点検(有償で最長60年)や、24時間365日の相談サービス、地震あんしん保証など、長期にわたるサポート体制が整っています。
パナソニックホームズが提供するZEH住宅「ゼロエコ」は、Panasonicの技術力を活かした高性能な住宅です。高断熱・高省エネ・高耐久を兼ね備え、快適かつ長く暮らせる家づくりを実現します。
パナソニックホームズについてより詳しく知りたいなら、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがパナソニックホームズについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ZEH住宅に対応しているハウスメーカー④:セキスイハイム

画像引用元:これからの住まいZEHの家(セキスイハイム)
セキスイハイムは、ZEH普及率94%という高い実績を誇り、ZEH住宅に強みを持つハウスメーカーです。断熱性・省エネ性だけでなく、創エネ・防災性能にも優れた、スマートハウスの先駆け的存在です。
ZEH普及率
94%
技術力
セキスイハイムは、UA値0.46以下・断熱等級6を標準仕様とし、厳しい気候条件にも対応可能な高断熱住宅を提供しています。窓にはLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス層入り)を採用し、壁には高性能グラスウール16K100mmを施工します。加えて、工場での高精度な施工により、基礎や接合部からの熱損失も最小限に抑えています。
また、ZEH基準を超える「エネルギー自給自足型住宅」として、創エネ性能を強化。大容量の太陽光発電や、高効率蓄電システム「e-Pocket」を搭載することで、家庭内で電力を効率的に蓄え、災害時や夜間にも安心して電力を使用できます。
アフターサービス
初期保証30年に加え、最長60年までの無料定期点検や、24時間365日対応のサポート体制が整っています。オーナー専用WEBサイトによる情報提供も行っており、長く快適に暮らすための支援が充実しています。
セキスイハイムのZEH住宅は、標準で高断熱仕様が備わっており、初期費用を抑えながらも、断熱性・創エネ性・メンテナンス性に優れたバランスの良い住まいを実現できます。
セキスイハイムについてより詳しく知りたい場合は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがセキスイハイムについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ZEH住宅に対応しているハウスメーカー⑤:三井ホーム

画像引用元:三井ホームのZEH(三井ホーム)
三井ホームは、断熱性・耐震性・空間設計に強みを持つハウスメーカーで、標準仕様でZEH基準を満たしています。特に、省エネ性と快適性を両立した住宅づくりに定評があります。
ZEH普及率
85%
技術力
三井ホームは、UA値0.39という高断熱性能に加え、屋根には熱を遮る「ダブルシールドパネル」、壁には140mm厚のロックウールを採用しています。窓はアルミ樹脂複合サッシペアガラス(アルゴンガス層入り)を標準装備し、住まい全体の断熱性を高めています。
さらに、独自の「MOCX WALL工法」により、省エネ性はもちろん、地震などの災害にも強い住宅性能を実現。太陽光発電システムは、「高出力タイプ」と「屋根瓦一体型」の2種類から選べるため、デザインや発電効率の希望に合わせて選択できます。
アフターサービス
アフターサービスも充実しており、初期保証は10年、基本構造は最長60年まで保証が延長可能です。30年無料点検(延長可)、雨漏り・シロアリに対する無制限保証、365日24時間対応のサポートも提供されています。
三井ホームが展開するZEH商品「グリーンズゼロ」は、一般的なZEH住宅に比べて、30%ほどエネルギー収支を改善できる高性能仕様です。また、省令準耐火構造や、ホルムアルデヒドの発散を抑えた健康配慮、さらに住宅のライフサイクル全体でCO₂削減を実現する「LCCM住宅」の提案も行っています。
三井ホームについてもっと詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが三井ホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ZEH住宅に対応しているハウスメーカー⑥:積水ハウス

画像引用元:グリーンファースト ゼロ(ZEH)(積水ハウス)
積水ハウスは、ZEH普及率92%、累計5万棟以上のZEH施工実績を誇る、国内トップクラスの実績を持つハウスメーカーです。ZEHの標準仕様に加え、災害時にも安心な防災型ZEH住宅を提供しています。
ZEH普及率
92%
技術力
積水ハウスは、UA値0.6以下を標準とし、断熱性能の高いZEH住宅を提供しています。窓には、遮熱・防犯性能を備えたアルミ樹脂複合「SAJサッシ」+ペアガラス(アルゴンガス層入り)を採用しています。壁には100mm厚のロックウールを施工し、快適な室内環境を実現しています。
主力商品「グリーンファースト ゼロ」に加え、太陽電池・燃料電池・蓄電池を活用した防災型ZEH住宅「グリーンファースト ゼロ+R」を展開しています。停電時にも電力供給を維持でき、非常時にも安心して暮らせる仕様です。太陽光発電システムも豊富に用意されており、ニーズに合わせた選択が可能です。
アフターサービス
アフターサービスは、初期保証30年、24時間365日対応のカスタマーズセンター、オーナー専用のWebサービスなどが整っています。さらに、有料点検・有償工事を行えば、最長で建物が存在する限り保証が継続される「ユートラスシステム」も用意されています。
また、積水ハウスは、建物や土地の条件、予算に応じて断熱性能の調整が可能です。電気とガスの両方に対応できる「エネファーム」も選択できるため、柔軟かつ省エネ性に優れた暮らしを実現できます。
積水ハウスについてより詳しく知りたい方は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuber「まかろにお」が運営するYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」をチェックしてみてください。中でも、こちらの動画では、まかろにおがダイワハウスについて詳しく解説しています。
ZEH住宅に対応しているハウスメーカー⑦:一条工務店

画像引用元:超ZEH(ゼッチ)性能(一条工務店)
一条工務店は、断熱・省エネ・耐震性能において業界トップクラスの技術力を誇り、ZEH普及率99%を達成しているハウスメーカーです。標準仕様で一般的なZEH基準を大きく上回る「超ZEH」を提供しています。
ZEH普及率
99%
技術力
一条工務店は、UA値0.25という高水準の断熱性能を、標準仕様で実現しています。独自の「外内ダブル断熱工法」や、防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ(アルゴンガス層入り)、壁に190mmの高性能ウレタンフォームを採用することで、一般的なZEH基準の2倍以上の断熱性能を確保しています。
また、熱交換型換気システム「ロスガード90」や、超断熱玄関ドア「DANNJU」なども標準搭載。加えて、大容量の「屋根一体型太陽光パネル」を自社生産しており、初期費用を抑えつつ、高効率な創エネを実現します。さらに、全館床暖房も標準仕様で、冬場でも快適な室温環境が維持できます。
アフターサービス
アフターサービスでは、サポートアプリ「i-サポ」による管理のほか、安心の30年長期保証が用意されています。必要に応じた定期点検やシロアリ予防工事も行われ、長期にわたり安心して暮らせる体制が整っています。
一条工務店は、主力商品「アイ・スマート」「アイ・キューブ」を中心に、高断熱・高創エネ・高耐久のバランスに優れたZEH住宅を提供しています。北海道のような寒冷地でも十分に対応できる仕様のため、快適性と省エネ性を重視する方におすすめです。
一条工務店についてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが一条工務店について詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
まとめ
ZEH住宅は、光熱費の削減や快適な住環境、災害時の備えなど、将来を見据えた住宅として注目されています。しかし、ZEHには複数の種類や基準が存在し、設備や仕様の選択によって住宅の性能や費用は大きく変わります。そのため、まずは自分たちが目指すZEHの基準を明確にし、必要な設備や断熱仕様を把握することが重要です。
また、ZEH住宅に対応しているハウスメーカーは数多くありますが、各社によって強みや提供するZEH商品の特徴、アフターサービスの内容は大きく異なります。性能、デザイン、価格、メンテナンス体制などを比較し、自分たちの希望や予算に最適なハウスメーカーを選ぶことが、満足度の高い家づくりにつながります。
ハウスメーカーについてもっと詳しく知りたいという方は、住宅系YouTuber「まかろにお」のYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」をチェックしてください。動画では、各ハウスメーカーの優秀な営業マンから得たリアルな情報をもとに、役立つコンテンツを多数配信しています。
また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、公式LINEを通じた無料相談も実施しています。住宅に関する悩みや質問がある方は、下記のリンクから友だち追加をしていただくと、最新の情報や具体的なアドバイスをリアルタイムで受け取れます。ぜひご活用ください。
家づくりは事前に勉強をしておくことで、後悔することが少なくなります。正しい知識を身につけて、後悔しない理想の住まいを建てられるようにしましょう。