この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
「注文住宅は何から始めれば良いの?」「まずは土地探し?それとも住宅会社選び?」このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?注文住宅は、建売住宅とは異なり、自分たちの理想に合わせて一から計画を立てる必要があるため、進め方を間違えると後悔してしまうこともあります。
そこで今回は、注文住宅の基本的な流れや初めにやるべきことを、初心者にもわかりやすく解説します。また、家づくりの計画をスムーズに進めるための注意点やおすすめ情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅は何から始める?全体の流れをチェック

注文住宅を建てるには、事前の準備から完成・入居までおおよそ1年〜1年半程度かかることが一般的です。まずは全体の流れを把握し、何をどの順番で進めるのかを知ることが大切です。注文住宅の基本的な流れは、次のような12ステップに分けられます。
- 理想の暮らしをイメージする
- 情報収集を始める
- 資金計画を立てる
- ハウスメーカーを比較・検討する
- 土地を探す
- 建物プランの提案と見積もりをもらう
- 土地と建物の契約を締結する
- 住宅ローンに申し込む・審査を受ける
- 間取り・設備などを最終決定する
- 着工する・地鎮祭を行う
- ス工事期間中の確認・打ち合わせを行う
- 引き渡しを受ける・入居準備を行う
まずは、理想の暮らしのイメージを明確にすることが最初のステップです。家づくりは「土地探し」や「住宅会社選び」から始めるイメージがありますが、それらを判断する基準となるのが、どんな暮らしを実現したいのかという「理想像」です。
たとえば、次のような条件は、住むエリアや住宅会社、間取り設計などあらゆる判断に影響を与えます。
- 子どもがのびのび遊べる広さが欲しい
- 将来的に二世帯も視野に入れている
- 家事動線を重視した間取りが良い
- 自然が多い場所で暮らしたい
- 駅から徒歩圏内が良い
そのため、「自分たちにとっての理想の生活像」を言語化することが、注文住宅のスタートとして重要です。また、夫婦や家族で条件にズレがあると後々トラブルの原因にもなるため、家族全員で優先順位を共有する時間をとることも非常に大切です。
理想像がある程度まとまったら、次に情報収集や資金計画へとステップを進めましょう。
注文住宅のコツや注意点、各ハウスメーカーの最新情報などを知りたい方は、元大手ハウスメーカー勤務で登録者13万人以上の住宅系YouTuber「まかろにお」が運営する『まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】』の視聴がおすすめです。
まかろにおは大手ハウスメーカーのトップ営業マンとのつながりを持っているため、公式サイトや他のブログなどにはない生の情報が手に入ります。家づくりの基本なども学べるチャンネルとなっているため、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅の基本となる12ステップ
注文住宅は、自由度が高い反面、やるべきことや決めることが多く、全体像が見えないまま進めてしまうと後悔することも少なくありません。そこでここでは、家づくりをスムーズに進めるために必要な「12の基本ステップ」を時系列に沿って丁寧に解説します。
ステップごとに意識すべきポイントを押さえておくことで、失敗を防ぎ、自分たちに合った理想の住まいづくりが実現しやすくなります。はじめての方でも安心して進められるよう、順を追って確認していきましょう。
ステップ1:理想の暮らしをイメージする

注文住宅づくりの第一歩は、「どんな暮らしをしたいか」を家族で話し合い、理想を明確にすることです。家族構成や将来のライフプランをもとに、必要な部屋数、家事動線、収納量、子どもの成長や老後を見据えた設計など、具体的に考えてみましょう。
また、「静かな郊外で暮らしたい」「通勤や通学の利便性を重視したい」「アウトドアリビングが欲しい」など、エリアや生活スタイルに対する希望も整理しておくことが大切です。
この段階で大事なのは、「なんとなく」の理想ではなく、家族間で優先順位を共有し、共通のゴールを持つことです。紙やメモ帳などにまとめておくと、この先の土地探しや間取り設計、住宅会社選びもブレにくくなります。
ステップ2:情報収集を始める

理想の暮らしがある程度固まったら、次は情報収集のフェーズです。最も手軽に始められるのが、住宅展示場や完成見学会へ参加することです。実際の建物を見て広さや素材感を体感することで、イメージが具体的になります。
また、最近ではSNSやYouTubeなどでもリアルな施工事例や暮らしの様子を発信している人が多く、参考になる情報が豊富にあります。口コミや評判も見ながら、自分たちに合った住宅会社を絞り込むのも良いでしょう。
この段階で複数のハウスメーカーや工務店を比較し、建築スタイルや得意分野、価格帯、対応エリアなどの特徴を把握しておくと、後々の判断材料になります。
ステップ3:資金計画を立てる

家づくりにおいて最も重要ともいえるのが、現実的な「資金計画」です。
まずは自己資金として出せる金額を確認し、住宅ローンで借入できそうな額を把握しましょう。年収や借入状況によって借入可能額は変わりますが、金融機関の事前審査を利用することで目安を知ることができます。
次に、「土地代」+「建築費用」+「諸費用」の総予算をしっかり見積もることが必要です。建物本体の価格だけでなく、外構工事・登記費用・税金・引越し費用・家具家電購入など、見落としがちな費用まで含めておくことがポイントです。
また、月々の返済額も生活に無理のない金額に設定することが重要です。将来的な教育費や生活費の変化も踏まえて、家を建てた後も安定した生活ができるような資金計画を立てましょう。
ステップ4:ハウスメーカーを比較・検討する

家づくりのパートナー選びは非常に重要なステップです。注文住宅を手がける会社には、大手のハウスメーカーから地域密着型の工務店までさまざまな選択肢があります。それぞれに特徴があり、設計の自由度や価格帯、保証内容、対応エリアなどが異なるため、慎重に選ぶようにしましょう。
複数の会社に資料請求や相談を行い、相見積もりを取って比較することで、自分たちの希望や予算に合った提案を見極めやすくなります。同時に、提案力や柔軟性、説明のわかりやすさなどもチェックしておくとより安心できるでしょう。
見落としがちですが、営業担当者との相性も非常に重要です。こちらの話をきちんと聞いてくれるか、対応がスムーズかどうかなども含めて、信頼して任せられる相手かどうかを見極めましょう。
どの会社を選べば良いか迷っている方は、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」をご活用ください。中立的な立場からアドバイスを行い、ご希望に合ったハウスメーカーの選び方や比較のコツを提供しています。公式LINEでの無料相談も実施していますので、ぜひチェックしてみてください。
ステップ5:土地を探す

ハウスメーカーや工務店の目星がついたら、次は建物を建てる「土地」の選定に入ります。土地の条件によって、建てられる家の大きさや間取り、価格が大きく変わるため、慎重な判断が必要です。
まずは、住みたいエリアの相場を調べ、希望する生活環境に合った条件(駅からの距離、学区、スーパーや病院の有無など)を整理しましょう。また、土地そのものの特徴としては、広さ・形状・接道状況・方角(日当たり)などが大きなポイントです。
特に住宅は「接道義務」や「建ぺい率・容積率」といった法的制限があるため、ハウスメーカーのアドバイスを受けながら進めると安心です。
さらに、騒音や治安、地盤の強度など、周辺環境の確認も忘れずに確認しましょう。数十年住む場所になるため、「通勤や通学のしやすさ」「生活の利便性」「地域の雰囲気」なども含めて、冷静に判断することが大切です。
ステップ6:建物プランの提案と見積もりをもらう

土地の目処がついたら、いよいよ具体的な家のプランを考えていきます。この段階では、自分たちの希望をもとに間取りや設備、デザインの要望を担当者へ伝え、建物プランと見積もりを初回提案してもらいます。
希望を伝える際は、「絶対に譲れない点」と「できれば叶えたい点」を分けて整理しておくと、予算とのバランスをとりやすくなります。また、プラン提案を受けた際には、金額だけでなく、どこまでが標準仕様で、どこがオプションなのかも細かく確認しましょう。
想定していなかった追加費用が発生することもあるため、「実際にかかる総額」を意識してチェックすることが重要です。将来的なメンテナンス費用やランニングコストについても質問しておきましょう。
ステップ7:土地と建物の契約を締結する

土地と建物の内容が固まったら、いよいよ契約手続きに入ります。 まずは「土地の売買契約」です。土地の条件や価格、引き渡し時期、万が一のキャンセル時の違約金など、細かな契約内容をしっかり確認してから署名・捺印を行います。
次に、建物については「工事請負契約」を締結します。この契約は、建物の仕様、工期、工事費用、支払いスケジュールなどが明記されており、注文住宅の計画を正式に進めるための重要な書類です。見積書や設計図書と照らし合わせて、不明点があれば必ず事前に確認しておきましょう。
また、契約後の変更には別途費用が発生することもあるため、契約前の最終確認は慎重に行うことが大切です。
ステップ8:住宅ローンに申し込む・審査を受ける

契約が完了したら、住宅ローンの正式な申し込みを行います。 一般的には「事前審査(仮審査)」を先に済ませておき、土地や建物の契約後に「本審査」に進む流れです。事前審査でOKが出ていても、本審査で追加書類や条件が求められる場合もあるため、早めの準備が重要です。
また、住宅ローンには「固定金利」「変動金利」「固定期間選択型」など複数の金利タイプがあり、金利の安さだけでなく、将来の金利上昇リスクやライフプランを踏まえて選ぶ必要があります。
返済期間やボーナス払いの有無など、細かい条件も金融機関としっかり話し合い、自分たちにとって無理のない返済プランを立てましょう。ローン契約の締結後は、金融機関から融資実行(資金の振り込み)が行われ、工事の準備が本格化していきます。
ステップ9:間取り・設備などを最終決定する

ローンの審査が通ったら、いよいよ間取りや設備、内装などの最終決定に入ります。 この段階では、壁紙や床材、水まわりの設備(キッチン・トイレ・浴室)など、細かな仕様を一つひとつ選んでいきます。
また、収納の位置やコンセントの数・場所、照明の種類などもこのタイミングで確定するため、実際の生活をイメージしながら進めることが大切です。できるだけ図面だけでなく、モデルルームやサンプル、3Dパースなどをもらいながら具体的に検討できると、イメージとのズレを防げます。
このタイミングで決定した内容は「最終図面(実施図面)」と「仕様書」としてまとめられ、以後の変更には費用がかかることがあります。迷っていることがあれば、遠慮せずに営業担当者に相談しておきましょう。
ステップ10:着工する・地鎮祭を行う

すべての準備が整ったら、いよいよ工事が始まります。 着工前には、工事の安全と家族の繁栄を祈願する「地鎮祭」を実施するのが一般的です。地鎮祭は必須ではないものの、節目として行うご家庭が多く、施工会社が準備を手伝ってくれることもあります。
また、近隣住民へのあいさつ回りもこのタイミングで行っておくと安心です。騒音や工事車両の出入りが発生するため、事前に丁寧な説明をしておくことで、トラブルの予防につながります。
さらに、工事に入る前には、建築確認申請の許可が下りているか、着工スケジュールに問題がないかを営業担当者と確認しましょう。現場を監督する責任者(現場監督)と連絡体制を整えておくと、着工後のやり取りもスムーズになります。
ステップ11:工事期間中の確認・打ち合わせを行う

工事が始まってからも、施主としての関わりは続きます。 基礎工事から上棟、内装仕上げまで、進捗に応じて何度か現場を訪れ、定期的に確認や打ち合わせを行いましょう。
図面ではわかりにくかった部分や、実際の仕上がりを見ての変更点・疑問点が出てくることもあるため、気になることはその都度相談することがポイントです。早めに伝えることで追加費用や手戻りを抑えられる場合もあります。
工事の中盤になると、施主が立ち会う「中間検査」が行われることもあります。終盤には、建物の仕上がりをチェックする施主検査があり、キズや不具合がないかを確認して引き渡しへと進むことが一般的です。
ステップ12:引き渡しを受ける・入居準備を行う

すべての工事が完了し、検査も済んだら、いよいよ建物の引き渡しです。このときに、建物の鍵・保証書・取扱説明書などを受け取り、正式に自分たちの家として所有することになります。
同時に、電気・ガス・水道・インターネットなどのインフラ手続きや、引越し業者の手配、家具家電の購入など、入居準備も進めておきましょう。スムーズに生活を始めるためには、逆算してスケジュールを組んでおくのが理想です。
また、引き渡し後は、各種保証や定期点検の案内が住宅会社からあることも多いです。万が一の不具合やメンテナンス時の対応内容について、説明をしっかり聞き、書面もきちんと保管しておきましょう。
注文住宅は、理想をカタチにできる魅力がある一方で、決めること・やることが多く、不安や迷いもつきものです。だからこそ、正しい順序とポイントを押さえて進めることが、後悔しない家づくりへの第一歩になります。
注文住宅の流れや注意点をもっと詳しく学びたい方は、住宅系YouTuber「まかろにお」が運営する『まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】』の視聴がおすすめです。公式サイトでは分からない現場目線のアドバイスが多数あるため、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅を計画し始める時の注意点

注文住宅は自由度の高い家づくりができる反面、情報不足や計画の甘さによって後悔してしまうケースも少なくありません。間取りやデザインに意識が向きがちですが、計画の初期段階で「見落としやすいポイント」や「長期的な視点」を持つことがとても大切です。
最後に、はじめて注文住宅を検討する方が特に気をつけたい3つの注意点を解説します。スムーズな家づくりのために、ぜひ一度立ち止まって確認してみてください。
予算に余裕を持たせる
注文住宅でよくある失敗の一つが「予算オーバー」です。住宅会社から提示される見積もりには、建物本体の価格だけが記載されていることが多く、そこに含まれていない外構工事(庭・フェンス・駐車場)や家具・家電の購入費用は別途必要になります。
また、契約後に「やっぱり収納を増やしたい」「設備をグレードアップしたい」といった仕様変更やオプション追加をすると、予算がどんどん膨らんでしまうこともよくあります。さらに、登記費用・火災保険・引越し費用・照明・カーテンなど、細かい費用も積み重なる傾向があるでしょう。
こうした「見落とされがちな費用」も含めて、全体の予算に対して1〜2割程度の余裕を持たせることが理想的です。
将来も見据えて計画する
今の暮らしに合う家を考えることはもちろん大切ですが、注文住宅は長く住む前提で建てるものでもあります。10年後、20年後のライフスタイルの変化も視野に入れておく必要があるでしょう。
たとえば、子どもが成長して個室が必要になったり、夫婦のどちらかが在宅ワークをするようになったり、生活スタイルは時間とともに変化していきます。また、将来的に親との同居や介護が必要になるケースもあるでしょう。段差の少ない設計や、1階に寝室を設けるなど、バリアフリーを意識した間取りにしておくと、老後も安心して暮らせます。
間取りを考える際には、「今の便利さ」だけでなく、将来の柔軟性も含めて検討しておくことが後悔しない家づくりにつながります。
ハウスメーカー選びは慎重に行う
家づくりの満足度は、どのハウスメーカーとパートナーを組むかで大きく左右されます。金額や見た目の良さだけで判断せず、まずは施工実績や評判・口コミをチェックし、その会社がどんな家づくりを得意としているのかを理解しましょう。
打ち合わせでは、こちらの要望をどれだけ丁寧に聞いてくれるか、提案力があるかどうかも重要なポイントです。「とりあえず形にする」のではなく、「なぜそうするのか」を論理的に説明してくれる会社は信頼できます。
また、家は建てて終わりではありません。アフターサポートや保証内容についても、事前にしっかり確認しておくことで、引き渡し後のトラブルや不安を回避できます。少しでも不安な点があれば遠慮せずに質問し、「信頼できる会社」と感じられるかどうかを判断基準にしましょう。
注文住宅の注意点や、建築会社選びのポイントについてもっと詳しく知りたい方は、YouTubeチャンネル『まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】』の動画をチェックしてみてください。こちらの動画では、家づくりで特に気をつけるべきことを解説しています。
まとめ
注文住宅は自由度の高い住まいづくりができる一方で、進め方や判断を誤ると後悔につながる可能性もあります。だからこそ、「何から始めるか」を明確にし、全体の流れを理解したうえで計画的に進めることが大切です。
最初に取り組むべきことは、「理想の暮らしをイメージすること」です。ここが曖昧だと、土地選びや間取り、ハウスメーカー選びでも軸がブレてしまい、満足度の低い家づくりになってしまいます。
また、注文住宅はなんとなくで進めるには情報量が多く、専門知識や先人の経験が非常に役立ちます。事前に勉強しておくことで、営業担当とのやりとりもスムーズになり、より納得のいく選択ができるようになります。
そうした事前勉強の一環としておすすめなのが、住宅系YouTuber「まかろにお」が運営するYouTubeチャンネル『まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】』です。各ハウスメーカーの優秀な営業マンからもらったリアルな情報をもとにして、役立つコンテンツを多数配信していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、公式LINEを通じた無料相談も実施中です。

住宅に関する悩みや質問がある方は、下記のリンクから友だち追加をしていただくと、最新の情報や具体的なアドバイスがリアルタイムで受け取れるため、安心して家づくりを進めるための強力なサポートとなります。
自分だけですべてを決めようとせず、ぜひ一度ご相談ください。