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「シンプルでおしゃれな家にしたいけれど、どうやって実現すれば良い?」「シンプルモダンの外観や内装はどういったもの?」といった疑問をお持ちではないでしょうか?
シンプルモダンな家は、無駄を省いた美しさと機能性を兼ね備えた、今注目の住宅スタイルです。また、流行に左右されにくく、飽きがこないため、長く快適に住み続けられるのも魅力の一つといえます。
今回は、シンプルモダンな家が人気の理由や理想を叶えるための5つの設計ポイント、実際の建築事例や内装のコツをわかりやすく解説します。家づくりで後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
シンプルモダンな家が人気の理由

シンプルモダンな住宅は、無駄を削ぎ落とした洗練されたデザインが特徴です。デザイン性の高さに加えて、住み心地やコスト面でも優れているため、幅広い層から支持を集めています。シンプルモダンな家がこれほどまでに人気である主な理由は次の3つです。
飽きずに長く愛せる
シンプルモダンな家は、時代の流行に左右されにくいデザインであることが魅力です。奇抜な装飾や派手な色使いを避け、直線的で整った外観や内装を採用することで、どの世代にも受け入れられるデザインとなっています。
また、ミニマルな空間は住まい手のライフスタイルに応じて柔軟に変化させやすく、家族構成や年齢の変化にも適応しやすいことが特徴です。さらに、木材や鉄などの素材が時間とともに味わいを増すため、経年変化そのものを楽しめるという点も長く愛される理由の一つです。
比較的コストが抑えられる
一見ハイセンスで高価に思われがちなシンプルモダン住宅ですが、実はコストパフォーマンスに優れています。外観の凹凸や装飾を最小限に抑えることで、施工効率が高まり、工期の短縮や建築費の抑制にもつながります。
また、内装も無駄を省いた設計が基本となるため、シンプルな建材や設備で十分に完成度の高い空間を実現可能です。間取りや構造がシンプルであるほど、将来的なメンテナンス費用も軽減でき、トータルコストを抑えられることが大きな魅力です。
おしゃれでどの環境にも馴染みやすい
シンプルモダンなデザインは、都市部の住宅地から自然豊かな郊外まで、どんな景観にも自然と調和します。無彩色のモノトーンを基調にしながらも、木材や石材などの自然素材を取り入れることで、冷たすぎず温かみのある印象に仕上げることができます。
そのため、見た目にこだわりたい方にも人気が高く、SNSや施工事例サイトなどでも注目を集めています。他人と差をつけながらも、嫌味なく「センスが良い」と感じさせるデザインが評価されており、住宅の見た目を重視する層にも選ばれやすいスタイルです。
困ったときに選んでおけば間違いないデザインという意見もあるなど、失敗しづらいのがシンプルモダンの強みでもあります。
シンプルモダンな家づくりを実現する5つのコツ

シンプルモダンな家を理想通りに実現するには、基本的なポイントを押さえることが重要です。無駄を削ぎ落とした美しい外観や、洗練された室内空間をつくるには、設計段階から「引き算」の視点を持つことが求められます。ここでは、デザイン性と機能性を両立させるためのコツについて解説します。
余計な装飾を省く
シンプルモダンな家の魅力は、装飾を最小限に抑えた洗練されたデザインにあります。装飾的な柱や窓枠、過度な外壁デザインは避け、フラットで端正な外観を意識しましょう。
その代わりに、ラインの美しさや光と影の陰影によって奥行きを感じさせるなど、「魅せ方」の工夫が重要です。後述しますが、内装においても、飾り棚やモールディングなどを減らし、素材感や空間の「余白」を活かした設計を心がけることで、シンプルながらも印象に残る空間になります。
無彩色を意識する
シンプルモダンな家において、色使いは空間全体の印象を左右する重要なポイントです。
基本となるのは白・黒・グレーといった「無彩色」です。これらをベースにすることで、視覚的にすっきりとした印象になり、広がりを感じさせる効果もあります。
複数のカラーを使うのではなく、色数をあえて絞ることで統一感と上品さが生まれます。家具や建具なども含めて、色調を揃えることで、空間全体の完成度が高まります。
片流れ屋根や切妻屋根を採用する
屋根のデザインは、外観の印象を大きく左右します。シンプルモダンな家づくりでは、すっきりとしたフォルムが特徴の「片流れ屋根」や「切妻屋根」がしばしば採用されます。
片流れ屋根はシャープでスタイリッシュな印象を与え、都市部の狭小地にもフィットしやすい形状です。一方で、切妻屋根は伝統的な形をベースにしながらも、シンプルな構造にすることで落ち着きあるモダンさを表現できます。
屋根形状の選択は家全体の雰囲気を決定づけるため、建物の立地や好みに合わせて慎重に検討しましょう。
四角形と直線を意識
シンプルモダンな設計では、間取りやファサード(正面外観)において「直線」と「シンプルな形状」が基本です。長方形や正方形などの整った形をベースにした間取りは、視覚的に無駄がなく、家具の配置もしやすくなります。
また、窓や照明、造作家具なども直線的なデザインで統一することで、空間に一体感が生まれます。「余白のある空間」と「直線の美しさ」を意識することで、無駄のない洗練された印象に仕上がります。
自然素材を適度に取り入れる
無機質になりすぎることを避けるには、自然素材を「引き立て役」としてうまく利用することが効果的です。
たとえば、無垢材のフローリングや木目調の天井を一部に取り入れることで、空間にぬくもりを与えることができます。また、玄関まわりや外構に植栽を配置することで、モダンな建物の中にも自然との調和が生まれます。
素材や色が限定されがちなシンプルモダンだからこそ、自然素材の存在感がアクセントとして活きるでしょう。
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シンプルモダンな家の建築事例(外観・内装)
具体的な事例を見ることで、シンプルモダンな家づくりのイメージが一気に明確になります。ここでは、外観・内装ともに洗練されたデザインを取り入れた3つの住宅を紹介します。
それぞれの家に込められたこだわりや、シンプルモダンの魅力が活きるポイントも解説します。理想の住まいをカタチにするためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
【49坪】シンプルモダンの1F蔵のある開放的な住まい

鳥取県に建てられたこちらの住まいは、グレーを基調とした外観と内装が印象的な、シンプルモダンの2階建住宅です。

最大の特徴は、1階に設けられた大容量の「蔵」スペースと、それを中心に回遊できる生活動線です。

また、キッチンを住まいの中心に配置することで、料理をしながら家族とのコミュニケーションを自然に楽しめる設計となっています。

洗練されたグレートーンの空間に、生活感を感じさせない収納計画が組み込まれており、デザイン性と機能性を両立した住まいと言えるでしょう。
【37坪】シンプルモダンの2階建で深い軒がある開放的な住まい

兵庫県に建築されたこちらの事例は、「内と外のつながり」を重視した設計が魅力となっています。深い軒とベルバーン(外壁材)で構成されたファサードは、モダンながらも重厚感を感じさせる佇まいです。
室内には、南北に抜ける大開口を採用しており、通風・採光のどちらも抜群。壁面収納を活用することで、生活感を極力見せず、すっきりとした空間を保っています。

さらに、2階にはセカンドリビングもあり、家族が多様な使い方をできる「余白」のある住まいに仕上がっています。
【26坪】シンプルモダンの平屋で回遊動線がある子育てに最適な住まい

茨城県の住宅地に建つこちらは、延床面積26坪のコンパクトな平屋ながら、機能性と快適性を兼ね備えた住まいです。室内からは庭を眺められるよう設計されており、自然とのつながりを感じながら穏やかに過ごせる空間が広がります。

外観も無駄な装飾を省いた水平ラインの美しいデザインで、周囲の景観とも調和するシンプルモダンな平屋住宅といえるでしょう。

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シンプルモダンな家づくりは内装も重要

実は外観だけでなく、内装にこそ「シンプルモダン」の美しさが映える要素が詰まっています。無彩色を基調にした空間設計や、直線的でミニマルな内装を意識することで、生活感を抑えた洗練された住まいが完成します。
最後に、シンプルモダンな雰囲気を内装でしっかりと表現するための3つのポイントを解説します。
白・黒・グレーといった無彩色を多めに選ぶ
シンプルモダンな内装では、白・黒・グレーといった無彩色をベースに色を構成することが基本です。彩度の低い色合いは空間に統一感をもたらし、視覚的なノイズを抑えることで、より広く洗練された印象を与えてくれます。
とはいえ、無彩色だけだと単調になりがちなので、クッションや照明、アートなどにアクセントカラーを1〜2色だけ取り入れるのも効果的です。家具や照明の色調も同系色で揃えることで、雑然とした印象を避け、より一層シンプルモダンの「上質さ」を演出できるでしょう。
直線的ですっきりしたデザインのアイテムを選ぶ
内装の印象を大きく左右するのが、家具や収納などの「形」です。シンプルモダンなテイストを目指すなら、直線的でシンプルなフォルムのアイテムを選ぶことがポイントです。
ロースタイルで脚付きのソファやテーブルは、空間に抜け感を与え、開放的な雰囲気をつくり出してくれます。また、吊り戸棚や造作棚なども、できるだけ水平・垂直のラインを意識した設計にすると、より整然とした印象になるでしょう。
レイアウトに「余白」を持たせることで、空間全体がすっきりとまとまり、視覚的にも心地よい住空間をデザインできます。
無機質な素材を取り入れる
シンプルモダンの空間演出には、「質感」も欠かせない要素の一つです。スチールやガラス、モルタルなどの無機質な素材は、無彩色ベースのインテリアと相性が良く、現代的でクールな印象を与えてくれます。
とはいえ、これらを使いすぎると冷たい印象になりがちなので、無垢材のテーブルやウッドパネルなど、木のぬくもりを加えることでバランスを整えるのがおすすめです。照明器具のフレームやテーブルの脚といった「アクセントパーツ」に無機質素材を使うと、空間全体が引き締まり、上質な印象が際立ちます。
まとめ
シンプルモダンな家は、装飾を最小限に抑えた「引き算の美学」により、長く愛される洗練されたデザインを実現できます。その美しさに加え、施工コストやメンテナンス性に優れ、住み心地も良いため、多くの世帯から選ばれているのが現状です。
理想的なシンプルモダン住宅を叶えるには、建築・内装ともに「直線」「無彩色」「質感」の3要素を意識することが重要です。過剰な装飾を排除しながらも、自分らしいこだわりや暮らしやすさを丁寧に取り入れることで、時代に流されない理想の住まいが完成します。
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