この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
マイホームの計画は夢が膨らむ一方で、品質やコスト、工期など考えることが多くて大変だと感じる方も多いのではないでしょうか?そんな中、選択肢の一つとして注目されているのが「型式適合認定住宅」です。
今回は、型式適合認定住宅のメリット・デメリットをわかりやすく解説し、木造・鉄骨それぞれの代表的なハウスメーカーを紹介します。最後まで読めば、ご自身の家づくりに合う選択肢かどうかが明確になり、後悔しないための第一歩を踏み出せるでしょう。
型式適合認定住宅とは

型式適合認定住宅とは、あらかじめ国が建築基準法に適合すると認めた住宅モデルのことです。
家を建てる際、通常は一軒ごとに建築確認の審査が必要ですが、この認定を受けていると同じ型式の住宅であればその審査の一部が簡略化されます。これにより、住宅の品質を一定に保ちながら、建築にかかる時間や手間を減らせるのが大きな特徴です。
型式適合認定住宅のメリット

型式適合認定住宅を選ぶことには、家づくりをスムーズに進めるための多くのメリットがあります。具体的には、着工までの期間を短縮できたり、どの家でも安定した品質が保たれたり、建築費用を抑えられたりする可能性が挙げられます。
ここでは、型式適合認定住宅が持つ3つの大きなメリットを解説します。
工期が短くなる
型式適合認定住宅は、一般的な注文住宅に比べて工期が短くなる傾向にあります。理由は、建築確認審査の一部が簡略化されるためです。
通常、住宅の設計図が完成してから着工許可が下りるまでには、数週間から数ヶ月かかることもありますが、認定住宅ではこのプロセスがスムーズに進むため、着工までの時間を短縮できます。
品質が安定している
品質の安定性も、型式適合認定住宅の大きなメリットです。この認定は、国が定めた建築基準法に適合していると認められた住宅モデルとなるため、そもそも高い品質基準をクリアしているためです。
さらに、部材の多くを天候に左右されない工場内で精密に生産するため、現場での手作業による寸法の誤差や施工のばらつきが起こりにくくなります。
コストを抑えられる
型式適合認定住宅は、建築にかかるコストを抑えられる可能性があります。同じ仕様の部材を工場で計画的に大量生産することで、一つひとつの材料費や加工費を削減できるためです。
また、設計がある程度規格化されているため、ゼロから図面を作成する注文住宅に比べて、設計費用や各種申請にかかる費用が軽減される場合もあります。
型式適合認定住宅のデメリット

型式適合認定住宅には多くのメリットがある一方で、事前に知っておきたいデメリットもあります。特に、設計の自由度や将来の間取り変更、設備の選択肢といった面で制約が生じることがあります。ここでは、注意すべき3つのポイントを解説します。
設計の自由度が低い
型式適合認定住宅は、ゼロから設計する注文住宅と比べると、設計の自由度が低いことがデメリットです。
この制度は、国が認めた「住宅の型式」がベースになっているため、その認定範囲を超える変更は原則としてできません。あくまでも用意されたプランの中から選ぶ、あるいは決められたルールの中で一部をアレンジする形になるため、個性的なデザインや特殊な間取りを希望する方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
なお、注文住宅の間取りのポイントについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「注文住宅で失敗する間取りの特徴【ハウスメーカー】」を参考にしてください。
運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
将来のリフォームが難しい
将来的なリフォーム、特に大規模な間取り変更が難しくなる可能性がある点も注意が必要です。
型式適合認定住宅の多くは、ハウスメーカー独自の工法や部材で建てられています。そのため、構造に関わるようなリフォーム、たとえば壁を撤去して部屋を一つにしたり、増築したりする工事は、その住宅の構造を熟知している施工したメーカーでなければ対応が難しいケースがほとんどです。
設備や仕様の変更ができない
住宅設備や内外装の仕様にも、一定の制約があることを理解しておく必要があります。キッチンやお風呂、トイレといった設備は、ハウスメーカーが標準仕様として提携している製品の中から選ぶのが基本となり「どうしてもこの海外ブランドのキッチンを入れたい」といった個別の要望は通らないことがあります。
【木造】型式適合認定を取得しているハウスメーカー一覧
木の温もりや、設計の柔軟性に魅力を感じるなら、木造の型式適合認定住宅が選択肢になります。木造住宅と一口にいっても、ハウスメーカーごとに得意な工法やデザイン、性能はさまざまです。
ここでは、木造の型式適合認定住宅で代表的なハウスメーカーを取り上げ、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
住友林業

住友林業は、その名の通り「木」を知り尽くしたプロフェッショナルとして、木の魅力を最大限に活かした質の高い家づくりで知られるハウスメーカーです。
特徴
住友林業の家づくりは、木の温もりを活かした高品質なデザインと、自由度の高い設計に特徴があります。独自の「ビッグフレーム構法」は、一般的な柱の約5倍の太さを持つ構造柱で建物を支えるため、耐震性を確保しながら、壁や柱の少ない開放的な大空間を実現できます。
メリット
自然素材をふんだんに使い、高級感と快適性を両立した空間づくりは、住友林業の大きなメリットです。ビッグフレーム構法による高い耐震性に加え、長期の保証制度も整っているため、長く安心して暮らせます。
デメリット
一方で、住友林業のデメリットとしては、価格帯の高さが挙げられます。高品質な素材と自由設計が可能な分、建築費用は高くなる傾向にあるため、予算に十分な余裕が必要です。
住友林業についてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが住友林業について詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ミサワホーム

ミサワホームは、独自に開発した「木質パネル接着工法」による、高い耐震性と優れた断熱性が特徴のハウスメーカーです。
特徴
ミサワホームの特徴は、工場で精密に生産された高品質な木質パネル同士を強固に接着して家を形作る「木質パネル接着工法」です。

これにより、地震の揺れを家全体で受け止めて分散させる強固なモノコック構造を実現しています。
メリット
ミサワホームを選ぶメリットは、高い収納力と安心の住宅性能です。「蔵」をはじめとする生活動線を考え抜いた収納計画は、暮らしやすさに直結します。構造的には、多くの商品で耐震等級3相当の強度を確保しており、地震に強い家を建てたい方にとって安心です。
デメリット
ミサワホームを検討するうえでのデメリットは、商品ラインナップが豊富で、価格設定が少しわかりにくい点です。また、人気のプランは外観デザインが他の家と似てしまうことがある、という声も聞かれます。
ミサワホームについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがミサワホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
【鉄骨】型式適合認定を取得しているハウスメーカー一覧
耐震性や耐久性の高さを重視するなら、鉄骨造の型式適合認定住宅が有力な選択肢となります。鉄骨住宅は、柱や梁が強靭なため、広々としたリビングや大きな窓といった開放的な間取りを実現しやすいのが魅力です。
ここでは、鉄骨造で代表的な5つのハウスメーカーを取り上げ、それぞれの特徴を比較しながら解説します。
積水ハウス

積水ハウスは、業界トップクラスの実績を誇るハウスメーカーです。
特徴
積水ハウスの鉄骨住宅は、自由度の高い設計が大きな特徴です。独自のダイナミックフレーム・システムにより、柱の少ない広々とした空間や、大きな窓の設置が可能になります。
メリット
積水ハウスを選ぶメリットは、優れた基本性能と設計提案力です。耐震性・断熱性・気密性といった住宅に求められる性能がバランス良く高く、長期保証や充実したアフターサービスも安心材料といえます。
デメリット
高価格帯である点は、積水ハウスを検討するうえで考慮すべきポイントです。品質や設計力に見合った価格設定のため、予算に制限がある場合には選択肢になりにくいかもしれません。
積水ハウスについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが積水ハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
セキスイハイム

セキスイハイムは、住宅の大部分を工場で生産する「ユニット工法」を特徴とするハウスメーカーです。
特徴
セキスイハイムの特徴は、家づくりの工程の約80%を屋根のある工場内で行うユニット工法にあります。天候に左右されず、精密な管理のもとで施工されるため、現場作業で起こりがちな品質のばらつきがありません。
メリット
施工品質が安定している点は、セキスイハイムの大きなメリットです。職人の腕に左右されにくいため、安心して家づくりを任せられます。また、工期が短いため、仮住まいの期間や費用を抑えられるのも嬉しいポイントです。
デメリット
高性能で品質が安定している反面、価格は高めになる傾向があります。また、規格化されたユニットを組み合わせてつくるため、完全自由設計のハウスメーカーに比べると設計の自由度はやや低くなります。
セキスイハイムについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがセキスイハイムについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ダイワハウス

ダイワハウスは、戸建住宅からマンション、商業施設まで幅広く手がける総合力の高いハウスメーカーです。
特徴
ダイワハウスの鉄骨住宅は、独自のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST」に代表される、高い耐震技術が特徴です。

繰り返す地震にも強い構造で、家族の安全を守ります。
メリット
地震に強く、構造の安全性が高いことはダイワハウスの大きなメリットです。設計の自由度も比較的高く、都市部の防火地域や狭小地といった厳しい条件下でも、敷地のポテンシャルを最大限に活かしたプランを提案してくれます。
デメリット
鉄骨住宅は、木造に比べて価格が高めになる傾向があります。また、商品ラインナップや選択肢が豊富なため、ご自身の希望を整理して理解するのに時間がかかるかもしれません。
ダイワハウスについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがダイワハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
パナソニックホームズ

パナソニックホームズは、パナソニックグループの一員として、強靭な構造と先進技術を融合させた家づくりを展開するハウスメーカーです。
特徴
パナソニックホームズの住宅は、地震のエネルギーを吸収する制震構造を備えた、強靭な重量鉄骨構造がベースとなっています。これに、家中の空気をコントロールする全館空調システム「エアロハス」を組み合わせることで、災害に強く、一年中快適な住環境を維持できるのが特徴です。

画像引用元:エアロハス(パナソニックホームズ)
メリット
耐震・断熱・防音といった住宅の基本性能がバランス良く高いレベルでまとまっているのが、パナソニックホームズのメリットです。建てた後の暮らしを支える長期保証やメンテナンス体制が整っている点も安心できます。
デメリット
強靭な鉄骨構造と高性能な設備を持つため、価格は高い傾向にあります。また、独自の構造や仕様を採用しているため、間取りの変更や設備の選択において、ある程度の制約が出てくる場合があります。
パナソニックホームズについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがパナソニックホームズについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ヘーベルハウス

ヘーベルハウスは、旭化成ホームズが提供する戸建住宅ブランドです。
特徴
ヘーベルハウスの特徴は、軽量気泡コンクリートであるALCコンクリート「ヘーベル」を外壁・床・屋根に使用している点です。

画像引用元::ALCコンクリート・ヘーベル (ヘーベルハウス)
この素材は耐火性・断熱性・遮音性に優れており、重量鉄骨の強靭な構造と組み合わせることで、堅牢な住まいを実現します。
メリット
耐久性・耐火性・耐震性が高く、災害に強い家が手に入ることは、ヘーベルハウスのメリットといえるでしょう。重厚感のある外観は、都市部の街並みにもよく調和します。
デメリット
全体的に価格が高めで、初期コストが大きくなる傾向があります。外壁材がALCコンクリートに限定されるため、デザインの選択肢が限られると感じる方もいるかもしれません。
ヘーベルハウスについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがヘーベルハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
自分に合う型式適合認定ハウスメーカーの選び方

型式適合認定住宅を提供しているハウスメーカーは多く、それぞれに特徴があるため、どの会社が自分に合っているのか迷ってしまうかもしれません。大切なのは、各ハウスメーカーの強みや注意点を理解したうえで、ご自身の希望や価値観と照らし合わせて判断することです。
ここでは、自分に合う型式適合認定ハウスメーカーの選び方について解説します。
認定範囲とプランの適合を確認する
まず、検討している住宅が、どの範囲まで型式適合認定を受けているかを確認することが重要です。
認定には、住宅全体を対象とするものと、構造部分など一部のみを対象とするものがあります。この範囲によって、設計の自由度や受けられるメリットが変わってくるためです。
過去の認定取消事例を調べる
安心して家づくりを任せられるハウスメーカーかどうかを判断するために、過去に行政処分などの履歴がないかを調べることも一つの方法です。
万が一、型式適合認定が取り消された事例があった場合、その原因が何であったのか、そしてその後どのような改善策が講じられたのかを確認しましょう。
標準仕様とオプションを比較する
ハウスメーカーの価格を比較する際は、どこまでが「標準仕様」に含まれているのかを正確に把握することがカギとなります。
一見、価格が安く見えても、希望する設備や仕様がほとんどオプション扱いで、最終的な見積もりは高額になってしまうケースも少なくありません。断熱性能のグレードやキッチンの仕様、床材の種類など、標準でどのようなものが付いてくるのかを一覧にして整理してみましょう。
施工実績や評判を調べる
メーカーの公式情報だけではなく、実際にそのハウスメーカーで家を建てた人の声、つまり客観的な評判を調べることも重要です。企業のWebサイトで施工戸数や地域ごとの実績を確認するのに加え、住宅関連の口コミサイトやSNSなどで、施主のリアルな意見を探してみましょう。
複数のハウスメーカーを比較して検討する
最終的なメーカー決定は、必ず2〜3社以上の複数の会社を比較してから行いましょう。同じような要望を伝えても、各社から出てくる提案や見積もりは異なります。
比較する際は、住宅の「性能」、総額となる「価格」、そして信頼関係を築けるかどうかの「営業担当者の対応」という3つのポイントを特に重視するのがおすすめです。
型式適合認定に関するよくある質問

ここまで型式適合認定住宅について解説してきましたが、まだ細かい疑問点が残っている方もいらっしゃるかもしれません。たとえば、似たような言葉である「38条認定」との違いや、耐震等級との関係性など、専門的な内容は少しわかりにくい部分もあります。
最後に、型式適合認定に関するよくある質問とその回答を紹介します。
そもそも型式適合認定とは何ですか?
型式適合認定とは、国が事前に審査し、特定の住宅モデル(型式)が建築基準法に適合していることを認める制度です。主に、部材を工場で生産する工業化住宅などで採用されています。この認定を取得した住宅モデルは、個別の建築確認審査の一部が簡略化されるため、品質を均一に保ちながら工期を短縮できるのが特徴です。
38条認定との違いは何ですか?
38条認定と型式適合認定の大きな違いは、認定の対象です。
38条認定は、特殊な材料や工法など「部材や技術」に対して個別に与えられる認定です。一方、型式適合認定は、間取りや仕様を含んだ「住宅モデル全体」が対象となります。
型式適合認定住宅の耐震等級は高くなりますか?
型式適合認定を受けていることが、直接的に高い耐震等級を保証するわけではありません。
この認定は、あくまで建築基準法に適合していることを示すものであり、耐震等級がいくつになるかは、その住宅モデルの設計や構造によって異なります。
まとめ
型式適合認定住宅のメリットと注意点を理解し、ご自身の価値観に合うか見極めることが重要です。まずは気になるハウスメーカーの情報を集め、理想の家づくりに向けた比較検討を始めましょう。
品質もコストも妥協せず、賢くハウスメーカーを選びたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者のまかろにおが、各社のリアルな特徴や価格帯について詳しく解説しており、家づくりで失敗しないためのヒントが得られます。

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