今回は『【2026年最新】トヨタホームの特徴9選~断熱性能・気密性能は?~』というテーマでお話をします。
トヨタホームはその名のとおり、あの有名なトヨタ自動車の住宅会社です。

トヨタホームは最近、東京都限定ではありますが、パナソニックホームズで使われているHS構法が「エスパシオGT」という名前で使えるようになり、徐々に変わってきています。
ゆくゆくはミサワホームの木質パネル接着工法も扱えるようになるのではないかという、本当か嘘かわからない噂話も出ていますが、とにかくゆっくりと変化してきているというのが最近のトヨタホームです。
そんなトヨタホームが一体どんなハウスメーカーなのか、最新の情報も交えて徹底的に解説していきます。
トヨタホームの特徴1:商品ラインナップ
トヨタホームのメインの商品は、鉄骨の箱を組み上げて家づくりを行うユニット工法の「SINCE」という商品になります。

また以前までは、鉄骨軸組工法の「エスパシオ」という商品もありましたが、こちらは廃止となっています。
ただしその代わりに、東京都限定でパナソニックホームズの鉄骨軸組工法であるHS構法をトヨタホーム風にアレンジした「エスパシオGT」という商品が誕生しました。

ですので、トヨタホームでは今現在、
- SINCE(ユニット工法)
- エスパシオGT(鉄骨軸組工法)
この2つの商品が存在します。
そしてさらに、ユニット工法のSINCEの中には
- SINCE Smart stage(完全注文住宅)
- SINCE Biss(完全規格住宅)
これらが存在するという点だけを覚えておけば大丈夫です。
これがどういうことなのか、ユニット工法のSINCEの商品を説明するために、まずは大枠から説明をしていきます。
そもそもの話ですが、ハウスメーカー各社が販売しているのは注文住宅です。
注文住宅とは、何でもありが注文住宅なので、建物の構造による違いはあれど、それ以外の違いは特にないのです。
どのハウスメーカーであっても工務店であっても、窓の仕入れ先は大体YKKAP、LIXIL、三協アルミ、エクセルシャノン、これらの会社から仕入れることがほとんどですし、外壁や屋根材に関してはLIXIL、ケイミュー、ニチハから仕入れることがほとんどです。
断熱材もハウスメーカー、工務店ごとに全く違う断熱材が使われているのかと言われれば、そんなこともありません。
大体どこも一緒です。
床材は朝日ウッドテックから仕入れることがほとんどだと思いますし、建具に関しても、大手系のハウスメーカー各社は仕入れ先がほぼ一緒で、ある会社にOEMで依頼してつくってもらっています。
こういう風に見てみるとわかると思いますが、仕入れ先がほぼ一緒、使っている建材もほぼ一緒なわけなので、違いなんて出るわけがないのです。
ただ、違いがないとなると差別化もしにくいですし、実際にお客さんに対してどんなものが建てられるのかも伝えにくいです。
そのため、ハウスメーカー各社は、コンセプト商品となるものを定期的にリリースして「自分たちのハウスメーカーを選ぶとこんなものが建てられるんですよ」というサンプル品をつくって世にPRするわけです。
実際にトヨタホームのホームページを見ると、
- SINCE Biss
- SINCE Code
- SINCE Smart stage
- SINCE LQ
- SINCE Mezzo
- SINCE Cada
- SINCE withR

という商品が並んでいて、それぞれで違いがあるのではないかと思ってしまいます。
しかしこの中で本当に実態があるのは、
SINCE Smart stage
SINCE Biss
この2つの商品だけとなっていて、それ以外の商品はサンプル品となっています。
例えば「SINCE Code」は、トヨタホームの中で断熱性能が高い商品という位置づけです。
「SINCE LQ」は半規格住宅の商品なのですが、近々廃止になります。
「SINCE Mezzo」は都市型狭小地で家を建てる場合の商品名です。
「SINCE Code」は外壁が16mm厚のサイディングから20mm厚のサイディングに変わっただけ、「SINCE withR」は太陽光や蓄電池、あとはクルマde給電といった住宅設備を入れたものの商品名になります。
「SINCE Mezzo」のように、狭小地で家を建てる予定で「SINCE Code」のように断熱性能も高くして、「SINCE Code」のように20mm厚のサイディングを採用して、「SINCE withR」のように太陽光や蓄電池、クルマde給電を入れるとなったら、どの商品に該当するのかというと、完全注文住宅の「SINCE Smart stage」という商品になるわけです。
このような違いしかなく、商品ごとに運用ルールがあるのかと言われればそんなこともないですし、本当に、ただただコンセプトを決めてトヨタホームでつくった場合のサンプル品を羅列しているだけなのです。
ですので、トヨタホームのユニット工法を「SINCE」で検討する場合は、
- SINCE Smart stage(完全注文住宅)
- SINCE Biss(完全規格住宅)
これら2つの商品があるということだけを覚えておけばいいのです。
シンプルなようでややこしいです。
これは何もトヨタホームに限ったことではなく、どのハウスメーカーでも同じ仕組みでやっていることです。
そのため、ハウスメーカーの新商品は、あってないようなものなのです。
ちなみに鉄骨軸組工法の「エスパシオGT」に規格住宅はないので、完全注文住宅オンリーとなります。
また、エスパシオGTの特徴は、パナソニックホームズのHS構法のつくり方はそのままに、トヨタホームの全館空調「Smart Airs」が入って、トヨタホームの「ナノ親水タイル」が使えて、トヨタホームの保証が使えるという商品です。

例えるなら「ミラノ風ドリア」のような感じで、「トヨタホーム風HS構法」といった感じです。
この「エスパシオGT」がいいのか悪いのかと言うと、結構判断が難しく、まだまだ発展途上感が否めないというのが印象です。
これに関しては、後で説明する全館空調Smart Airsの特徴と保証の仕組みがわかってくると、まだまだ発展途上感が否めないという話をした理由がわかってくるかと思います。
トヨタホームの特徴2:価格
トヨタホームは戦後系の大手ハウスメーカーの中でも、かなり良心的な価格となっているハウスメーカーです。
具体的には建物のみの坪単価で
- 完全規格商品 SINCE Biss:坪80万円~90万円
- 完全注文住宅 SINCE Smart stage:坪90万円~105万円
となります。
つまり、35坪の普通サイズの家を建てるとなると、
- 完全規格商品 SINCE Biss:2,800万円~3,150万円
- 完全注文住宅 SINCE Smart stage:3,150万円~3,675万円
これが金額の目安です。
さらに、
- 外構費用:約300万円〜800万円
- 建物の組み立て費用:約200万円〜450万円
- 屋外給排水工事:約90万円〜150万円
- ガス引き込み費用:約30万円
- 住宅ローン保証料:約100万円〜200万円
- 地盤改良費用:0円〜約1,000万円程度
- 火災保険料:約50万円
- カーテン・照明・エアコン・家具家電:約500万円
- 設計業務報酬料:約150万円
- 長期優良住宅性能表示制度申請費:約20万円
- 登記費用:約30万円
- 土地の仲介手数料:(土地価格3%+6万円)×消費税

これらの諸費用が発生します。
この諸費用は少し多めに見ているところもあります。
カーテン、照明、エアコン、家具家電を約500万円としていますが、これは、全部新調する想定かつ、そこそこいいものを入れるという想定のもとの金額です。
ですので、切り詰めさえすれば、もう少し下げることも可能です。
ですが、ざっくりですが、諸費用は大体1,500万円くらい計上しておかないと怖いので、1,500万円かかる想定で計算し、さらに2,000万円の土地を購入して家を建てると仮定すると、
- 完全規格商品 SINCE Biss:総額6,300万~6,650万円
- 完全注文住宅 SINCE Smart stage:総額6,650万円~7,175万円

これがトヨタホームのSINCEシリーズで家を建てる場合の総額の目安となります。
ここから値引きも入ってくるので多少は下がると思いますが、この金額でも今の住宅市場では最安値の部類に入ってきます。
そのため、金額を抑えつつ有名どころで家を建てたいと考えるのなら、トヨタホームを検討するというのはありかと思います。
一方で、鉄骨軸組工法の「エスパシオGT」に関しては、建物のみの坪単価で155万円~というのが目安となります。
そのため、先ほどと同じく35坪の家を建てるとなったら、155万円×35坪 = 5,425万円となり、そこに土地代2,000万+諸費用1,500万円が追加され、合計で8,925万円となります。

圧倒的に高いです。
トヨタホーム、パナソニックホームズ、ミサワホームは合弁会社としてプライムライフテクノロジーズという会社をつくっているので、トヨタホームがパナソニックホームズのHS構法を使えるということになっているわけです。
一応別々の会社なので、形態的にはパナソニックホームズがトヨタホームのOEMを受けているという状況になっています。
それゆえに割高となっています。
ですので、「価格が高くても、どうしてもパナソニックホームズのHS構法を使ってトヨタホームで家を建てたい」とならない限りは、手の届きにくい価格設定かと思います。
トヨタホームの特徴3:断熱性能
断熱仕様を工法ごとに見ていきます。
ユニット工法 SINCEシリーズ
ユニット工法のSINCEシリーズの断熱仕様は3つあります。
- ジェネラルグレード 標準断熱仕様
- コンフォートグレード 高断熱仕様
- プレミアムグレード 次世代高断熱仕様
以上の3つになります。
それぞれ詳しく見ていきます。
ジェネラルグレード
- 天井 天井断熱:高性能グラスウール 16K 130mm
- 壁 充填断熱:高性能グラスウール 16K 100mm
- 床 ①床下断熱:硬質ウレタンフォーム 35mm
②基礎内断熱:(立ち上がり部分)押出ポリスチレンフォーム 50mm

コンフォードグレード
- 天井 天井断熱:高性能グラスウール 16K 200mm
- 壁 充填断熱:高性能グラスウール 16K 100mm
- 床 ①床下断熱:硬質ウレタンフォーム 35mm
②基礎内断熱:(立ち上がり部分)押出ポリスチレンフォーム 50mm
(基礎底部分)押出ポリスチレンフォーム 50mm

プレミアムグレード
- 天井 天井断熱:高性能グラスウール 16K 300mm
- 壁 充填断熱:高性能グラスウール 16K 250mm
- 床 ①床下断熱:硬質ウレタンフォーム 35mm
②基礎内断熱:(立ち上がり部分)押出ポリスチレンフォーム 50mm
(基礎底部分)押出ポリスチレンフォーム 50mm

きちんと勉強されている方だったらわかると思いますが、トヨタホームの断熱性能は他のハウスメーカーと比較して正直、いい方ではありません。
特に標準断熱仕様のジェネラルグレード、あとは高断熱仕様のコンフォートグレード、これら2つは正直、論外と言っても過言ではない仕様です。
非常に言いにくいですが、心を鬼にして言うと、シンプルに断熱材が薄すぎます。
トヨタホームで家を建てるのであれば、次世代高断熱仕様のプレミアムグレード一択となります。
次世代高断熱仕様のプレミアムグレードを選択することで、ようやく他のハウスメーカーと肩を並べられる断熱仕様になります。
トヨタホームのSINCEシリーズで家づくりを検討する場合は、是非とも意識していただきたいです。
鉄骨軸組工法 エスパシオGT
標準的な断熱仕様は
- 天井 天井断熱:ロックウール 210mm
- 壁 充填断熱:ロックウール 105mm
- 床 基礎内断熱:(立ち上がり部分)押出ポリスチレンフォーム 90mm

となっています。
また、強化仕様も存在していて、
- 天井 天井断熱:ロックウール 210mm
- 壁 充填断熱:ロックウール 160mm
- 床 基礎断熱:(立ち上がり部分)押出ポリスチレンフォーム 90mm

となっています。
エスパシオGTも決して断熱性能が高い方ではないですし、強化できる仕様も少ないので注意が必要です。
総評としては、トヨタホームの商品全般的に断熱性能は高くないです。
さらに言ってしまえば、窓に関しても、トヨタホームは「型式適合認定」という認定を取得している関係で、樹脂サッシを選べないという落とし穴も存在します。

これはトヨタホーム専用に窓の金型をつくってもらっていて、その金型を用いた窓で型式を取っているためです。
つまりトヨタホームで樹脂サッシを導入するためには、窓の金型からつくり直して、さらには型式適合認定の取り直しまでも行わなければならないので、超絶労力とお金がかかってしまうのです。
そのため、トヨタホームでは未だに樹脂サッシを採用することができません。
アルミ樹脂複合サッシでトリプルガラスにすることはできますが、こういったこともあって、トヨタホームには断熱性能を求めてはいけないと思います。
トヨタホームの特徴4:気密性能
そもそもの話として、トヨタホームは気密測定をしませんし、やりません。

当然そのような状態なので、建物の隙間を表すC値も「2行けばいい方、1台まで行ったら超奇跡」といった感じです。
デフォルトの仕様で気密施工をしていないのかと言われればそんなこともなく、目につく範囲は大体気密施工をする仕様になっています。
具体的には
- 天井の配線周り
- 柱周辺部分
- 分電盤
- 配管周り
- コンセント周り
これらに関しては、デフォルトの仕様でも気密施工はしてあります。
ではなぜそこまで気密性能がよくないのかというと、これはもうシンプルに鉄骨造の建物だからです。
鉄骨造の建物は木造に比べてどうしても気密性能が悪くなります。
なぜなら、鉄骨自体が温度によって多少伸び縮みする素材だからです。
また、ボルトによる接合部分も気密が悪くなる要因だったりします。
ですので、目につく範囲は大体気密施工をする仕様になっていたとしても、トヨタホームの場合はC値2行けばいい方なのです。
ただこういった話だけですと非常に救いのない話で「断熱性能も高くなければ気密性能もよくない、一体トヨタホームで家を建てるためにはどうすればいいんだ?」という感じだと思いますが、大丈夫です。
唯一の救いがあります。
それが、気密オプションを追加するという方法です。
実はトヨタホームのユニット工法SINCEシリーズは、気密シートを張った施工方法での型式も取得しているため、マニュアルとして気密シートを張る施工方法がきちんと存在しているのです。
トヨタホームで検討する場合で、ユニット工法のSINCEシリーズを選ぶなら、気密シートオプションを必ずつけるようにしてください。
そうすれば確実に気密性能を高くすることができます。
また、トヨタホームで床下断熱の仕様で家を建てる場合は、床面に気密テープを貼る気密処理をしてもらった方がいいです。
これもデフォルトでは入っていません。
また、ダウンライトの気密ボックスは、こちらもデフォルトでは入っていないので、別途入れることを推奨します。
このよう感じで地道にこれらのカスタマイズを加えていくことで、気密性能を高めることが可能になります。
断熱性能と気密性能が元々低いトヨタホームの生き残る道というのは、この気密オプションをうまく活用しつつ、通常よりも高い気密性能をたたき出すしかないのです。
これが唯一の救いになります。
是非とも覚えておいてください。
また、鉄骨軸組工法の「エスパシオGT」は、パナソニックホームズのHS構法と同様なので、気密施工と呼ばれるものは、コンセント周りの気密処理をするなど、本当に最低限しかありません。
ですので、こちらも気密施工をやっていない部分に関しては、都度カスタマイズをかけていく必要があります。
ご注意ください。
トヨタホームの特徴5:換気・空調
トヨタホームでは全体の約7割の方が、全館空調の「スマート・エアーズPLUS」という商品を採用しています。

全館空調はトヨタホームの代名詞たる住宅設備と言っても過言ではないのですが、実はこの「スマート・エアーズPLUS」は非常に原始的なつくり方の全館空調なのです。
というのも、トヨタホーム以外のハウスメーカーが販売している全館空調は、大きく分けて2種類に分類できます。
1つ目が第1種換気、送風機、個別エアコンに、それぞれ別の機械を入れて連動させることで全館空調としている連動型の全館空調です。
これに該当するのが、
- 住友林業「PRIMEAIR」
- パナソニックホーム「エアロハス」
- ヘーベルハウス「ロングライフ全館空調」
- 桧家住宅「Z空調」
などがあげられます。
そして2つ目が、第1種換気、送風機、個別エアコン、これらすべてを1つに集約して1つの設備機器としている複合型の全館空調です。
これに該当するのが、
- 三菱地所ホーム「エアロテック」
- ミサワホーム「エアテリア」
- 積水ハウス「エアシーズン」
- 住友林業「エアドリームハイブリッド」
などです。
基本的に現在のトレンドは連動型の全館空調となっていて、それがなぜかというと、メンテナンスがかかりにくく、設置もそこまで複雑ではないからです。
トヨタホームの「スマート・エアーズPLUS」は、連動型と複合型、どちらに該当するのかというと、実はどちらにも該当しません。
なぜなら、エアコンと第1種換気に連動性がなく、完全に別々のものになっているからです。
これがどういうことかというと、本来は連動型の全館空調も複合型の全館空調も、第1種換気、送風機、個別エアコンの3つが最大限効果効率的に作動するよう、工夫してつくられているのです。
連動型であればダクトを通して、第1種換気、送風機、個別エアコンが1つでつながっていますし、複合型であれば1つの機械に集約されて動いています。
ただ、トヨタホームの「スマート・エアーズPLUS」は、ただただ「ごついエアコン」なのです。
これが床下と天井それぞれに入って、家全体を2台で暖かくする、涼しくするという代物なのです。

第1種換気は第1種換気で、別で入れているだけになります。
厳密に言えば多少の連動性はあるのかもしれませんが、いわゆる連動型の全館空調とは違い、完全に独立していて、原始的な全館空調となっています。
つまり、トヨタホームの「スマート・エアーズPLUS」は、わかりやすく言い換えると「ワンフロア対応の通常個別エアコン + 第1種換気」ということになります。
確かに空調ではあるものの、その他のハウスメーカーが出している全館空調と比べて、非常に原始的かつシンプルな全館空調ということになるわけです。
やっていることに関しては「普通の壁かけエアコン + 第1種換気」の仕組みとほとんど同じです。
このことをわかった上で、トヨタホームの「スマート・エアーズPLUS」がいいと思ったらいいのですが、全館空調という名前だけで判断してしまっていると、もしかしたら「思っていたのと違う」となるかもしれません。
これでしたら、断熱・気密をマックスに上げて、通常の壁かけエアコンの設置位置を工夫すれば、「スマート・エアーズPLUS」とやっていることは同じになります。
ですので、この「スマート・エアーズPLUS」という全館空調は、非常に全館空調らしくない、個別エアコンの延長にある、少し大きめのエアコンというような、そんな感じです。
ただトヨタホームの第1種換気の「ピュア24セントラル」という商品に関しては、熱交換率が82%と、比較的いい方ではあります。

ですので「スマート・エアーズPLUS」を入れずに、第1種換気のピュア24セントラルだけを入れて、あとは個別エアコンで調整するというのも大いにありかと思います。
トヨタホームの特徴6:耐震性能
トヨタホームは型式適合認定を取得しているハウスメーカーです。

型式適合認定とは、国が認めた仕様であれば、ある一定の建築申請手順を省略してもいいですよというものです。
この型式適合認定があることによって、これまでずっと戦後から続く家の大量生産を行うことができたわけです。
ですが、型式適合認定は結構ざっくりとしたものになっていることが多く、トヨタホームもその限りではありません。
具体的に説明をすると、通常一条工務店などが行う「許容応力度計算」をする場合は、耐震等級3を取るために逆算し、
- 構造躯体の強度
- 基礎の太さ
- 配筋の本数・太さ
を決めています。
ですので、しっかりと根拠に基づいた耐震設計になっているのです。
しかし、型式適合認定の場合は、建物の仕様に合わせていくつかある基礎のバリエーションの中から最適なものを選択して組み合わせていくことで、建物をつくる流れになります。
そのため型式適合認定は、許容応力度計算とは違い、きちんと綿密に計算をして、その結果として基礎の大きさや配筋の本数・太さを決めているわけではないということです。
ですので、割とざっくりとした耐震設計になるのが型式適合認定なのです。
ただ一応、型式適合認定であっても、限りなく邸別計算に近い計算結果にはなると言われています。
また「論より証拠」という言葉もあるように、型式適合認定を取得しているハウスメーカーを検討する場合は、今までの地震で倒壊や全壊があったのかを確認する方がいいです。
それで問題なければ安心できると思いますし、少しでも「おや?」と思うようであれば、型式適合認定ではなく、普通に許容応力度計算をしてくれるハウスメーカーを選んだ方が耐震性能的には間違いないです。
ちなみに、型式適合認定の関係で、トヨタホームの基礎の設計基準強度は24ニュートンで固定となっています。
そのため、トヨタホームで家を建てる場合は「65年耐久の基礎」で確定となります。
設定基準強度の変更はできません。
また、以前にあった制震システムである「T4システム」は廃止となったので、使うこともできません。
さらにトヨタホームの場合は「型式適合認定を外して別途構造計算をしてくれ」というオーダーをしたとしても、基本無理なので受け付けてくれません。
ただし、これまでの話はユニット工法のSINCEシリーズの話であって、鉄骨軸組工法のエスパシオGTに関しては「一般申請」となります。

つまり、1から構造計算をした上で、基礎の大きさや配筋の太さ、配筋の本数を調整していくことが可能だということです。
さらに一般申請であることから、基礎の設計基準強度も変更できるような話です。
この辺を考えると、耐震性能を重要視する方に関しては、東京都内限定にはなってしまいますが、ユニット工法のSINCEシリーズよりも「エスパシオGT」を選んだ方がいいかもしれません。
トヨタホームの特徴7:デザイン性
トヨタホームは鉄骨系住宅メーカーの中では、結構デザインに力を入れています。

展示場も最近ではかっこいいものが増えてきていますし、数少ないメーターモジュールを採用しているハウスメーカーでもあるので、個人的にはトヨタホームのデザイン性に可能性を感じています。
ただし、トヨタホームであれば全ての建物がかっこよくなるのかと言われればそんなことはありません。
現在は本社がデザインする建物に近い形で現場もデザインできるよう、いろいろと施策が打たれているという段階になっています。
特にトヨタホームは木造系のハウスメーカーと競合すると圧倒的に不利になることが多いそうで、今後は木質感を感じられるデザインにも力を入れていくということです。
今後どうなるのかということがありますし、これまでは同じくユニット工法のセキスイハイムよりもデザイン性がいいということでトヨタホームが有利だったのですが、ここ最近セキスイハイムもデザインに力を入れはじめてきました。
ですので、どのような形に行き着くのか、今後の展開が楽しみだなと思います。
とにかくトヨタホームは、鉄骨系の住宅メーカーの中では頑張ってデザインに力を入れている企業なので、トヨタホームのデザインが気に入ったという方は、検討先の1つに入れてみるといいかと思います。
トヨタホームの特徴8:メンテナンス性
トヨタホームは「トヨタ生産方式」を活用していることもあって、エラー率が非常に低いです。

具体的には、最終検査工程のエラー発生率が0.1%だそうです。
要するに、非常に精度の高い住宅を工場生産しているということです。
それもあって、住宅の耐久性や保証面で非常に強い自信をもっています。
例えば、35年目まで無料で定期点検を行ってくれますし、主要構造部分の初期保証も、業界最長の40年となっています。

この辺のサポート体制は他のハウスメーカーよりもいいものとなっているので、トヨタホームの強みと言っても過言ではないかと思います。
トヨタホームの特徴9:購入できる層
建物のみの坪単価目安は、
- 完全規格商品 SINCE Biss:坪80万円~90万円
- 完全注文住宅 SINCE Smart stage:坪90万円~105万円
- エスパシオGT:坪約155万円〜
です。
35坪の家を建てる場合で、かつ土地代が2,000万円、諸費用が1,500万円かかると想定すると、
- 完全規格商品 SINCE Biss:総額6,300万円~6,650万円
- 完全注文住宅 SINCE Smart stage:総額6,650万円~7,175万円
- エスパシオGT:総額8,925万円~
これを念頭に考えると、
- 土地から購入の場合:世帯年収1,200万円〜1,500万円程
- 土地がある場合:世帯年収800万円〜1,200万円程
が目安となります。
もちろん資産状況によっても異なりますし、あくまで目安でしかありませんが、一応このくらいの世帯年収が必要なのだと思っていただければと思います。
トヨタホームの特徴のまとめ
今回は『【2026年最新】トヨタホームの特徴9選~断熱性能・気密性能は?~』というテーマでお話をしました。
ここまでトヨタホームの詳しい話をしている住宅系のインフルエンサーはいないので、参考になったかと思います。
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