この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
「和モダンな注文住宅って、どのハウスメーカーが得意なのだろう?」「外観や内装で失敗しないためのポイントが知りたい」といった疑問をお持ちではありませんか。
和の落ち着きと現代的な機能性を合わせ持つ「和モダン」は、年々人気が高まっているスタイルです。しかし、全てのハウスメーカーが得意としているわけではなく、デザインの良し悪しや素材選びによって印象は大きく変わります。
本記事では、和モダンの注文住宅が得意なハウスメーカー6社を厳選してご紹介します。また、外観・内装で意識したいポイントや、実際の施工事例も併せて解説するので、理想の住まいづくりの参考にしてください。
和モダンの注文住宅が得意なハウスメーカー
和モダンな住まいを理想通りに実現するには、デザイン性だけでなく、素材選びや設計の柔軟性にも優れたハウスメーカーを選ぶことが重要です。
しかし、「どの会社が和モダンに強いのか」「それぞれにどんな特徴があるのか」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、数あるハウスメーカーの中から「和モダンの実績や提案力に優れた5社」を厳選してご紹介します。それぞれの得意分野や魅力、価格帯などを比較しながら、自分に最適なハウスメーカーを選んでみてください。
一条工務店

一条工務店の和モダンな注文住宅として有名なのは、「百年」という商品プランです。床の間や雪見障子などを用いた本格的な和テイストから、現代風にアレンジした和モダンまで、和の様式を幅広く採用していることが特徴です。
無垢材や木目の美しい素材を内装に多く採用し、梁や柱を意匠として取り入れたり、床や壁に自然素材を使用したりすることで、温かみのある室内を実現しています。
また、デザインだけでなく、高気密・高断熱の性能にも優れている点が一条工務店の強みです。全館床暖房や高性能な断熱材を標準仕様とし、トリプルガラスの窓を採用することで、気密性と防音性を高め、静かで快適な住環境を実現しています。
一条工務店の坪単価は80〜100万円ほどで、大手の中でもコストパフォーマンスに優れたハウスメーカーです。
一条工務店についてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが一条工務店について詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
住友林業

住友林業は、木材への強いこだわりを核として、和モダン住宅においても独自の強みを発揮しています。社名のとおり木材に強い会社であり 、標準仕様で選べる床材の木の種類が豊富で、天井や壁、収納も木で造作できるため、統一感のあるおしゃれな空間をつくることができます。
実際に施主が住友林業を選ぶ理由として「木の質感」を挙げていることもあり、自然とのつながりを重視した設計となっていることが魅力です。
住友林業の坪単価は120〜130万円ほどで、大手の中では中堅クラスの価格帯です。もちろんハウスメーカー全体の中では高いと感じる方も多いかと思いますが、大手でトップクラスのハウスメーカーなどを比較すれば、1,000万円以上の差がつくこともあります。
特に気密性能については、業界でもトップクラスなので、木の質感を取り入れつつ、室内を快適に保ちたい方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
住友林業の家についてもっと詳しく知りたいなら、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが住友林業について詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ミサワホーム

ミサワホームは、「和風住宅」と「和モダン」デザインの両方を提供しており 、日本の伝統的な要素と現代的な生活様式を融合させた家づくりを得意としています。
特に「Season j 四季の彩」という商品は、人と人、人と自然のつながりをコンセプトにした住宅です。かつて日本人の暮らしにあった豊かな和の雰囲気を取り入れつつ、現在の利便性やモダンさを意識していることが魅力です。
性能についても申し分ないですが、やはりミサワホームの強みはこのデザインや美学にあります。また、坪単価は110〜120万円ほどで、住友林業よりもやや安いイメージです。工業化住宅にしてはやや高めにも感じますが、住宅性能やデザインを考えれば納得の価格といえます。
ミサワホームについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがミサワホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
三井ホーム

三井ホームも和モダンテイストの注文住宅を提供しており、伝統的な日本の文化と現代的なデザインを上手く調和させています。
たとえば、モダンな和室に広縁や坪庭を設け、旅館のような非日常感を演出したり 、リビングと和室、ウッドデッキを繋げ、アウトドアリビングとして活用したりするなど 、多様な空間設計が可能です。
また、全館空調システム「スマートブリーズ」を搭載しており 、家中の温度と湿度を均一に保ち、快適な住環境を提供してくれます。その他の耐震性能や断熱性能も大手ならではの基準であり、長く安心して暮らせる住まいです。
坪単価は100〜120万円ほどで、大手の中では比較的手頃な価格となっています。
三井ホームについてもっと詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが三井ホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
日本ハウスホールディングス
ややマイナーではありますが、日本ハウスホールディングスも和モダンな注文住宅を得意としています。「檜(ヒノキ)の家」としても有名であり、檜をふんだんに使った設計・デザインが魅力的です。
坪単価は70〜100万円となっており、大手ハウスメーカーと比較してやや安価な点もメリットと言えるでしょう。住宅性能はトップクラスのハウスメーカーと比較してややレベルが落ちるものの、大半の人にとっては十分な性能です。価格を抑えながら和モダンな住宅を持ちたい方におすすめできます。
このようにハウスメーカーの特徴や最新情報などを詳しく知りたい方は、元大手ハウスメーカー勤務で登録者10万人以上の住宅系YouTuber「まかろにお」が解説する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の視聴がおすすめです。
各ハウスメーカーのトップ営業マンから仕入れた生の情報や、過去の無料相談で蓄積したリアルな悩みやその解決策などをお伝えしています。
和モダンの注文住宅の魅力

和モダンは外観の美しさだけでなく、日々の暮らしに寄り添う機能性にも優れた住まいです。具体的には、次のような魅力があります。
それぞれについて詳しく解説します。
日本の気候や生活様式に適している
和モダン住宅は、日本の四季や暮らし方に自然と馴染む設計ができることが大きな魅力です。たとえば、夏の暑さを和らげるために風の通り道を確保したり、冬の寒さを防ぐ断熱性の高い素材を使ったりと、気候に合わせた工夫がしやすくなっています。
軒を深く取ることで日差しを調整したり、縁側のような半屋外の空間を取り入れることで、外とのつながりを楽しんだりすることもできます。障子や引き戸などの建具も、光を和らげつつ空間を仕切る役割を果たし、実用性と雰囲気の両立が可能です。
また、和室を設けることで、ライフステージの変化に応じた使い方がしやすくなります。来客用の部屋や子ども部屋、将来的には寝室としても活用できるなど、暮らしに柔軟性を持たせられる点も、和モダン住宅の特長です。
自然素材の温もりを感じられる
和モダン住宅では、無垢材や漆喰、和紙などの自然素材が多く使われます。こうした素材は、見た目や手触りにやさしさがあり、住まいに温かみと落ち着きをもたらします。
たとえば、無垢材の床は裸足で歩いても心地よく、木の香りがふんわりと広がるのが特徴です。漆喰の壁は調湿効果に優れており、室内の空気を快適に保ちやすくなります。和紙を使った照明は、光をやわらかく広げて、空間に穏やかな雰囲気をつくり出してくれるでしょう。
自然素材は、見た目の美しさだけでなく、身体にも優しいという面でも注目されています。小さな子どもがいる家庭や、アレルギーに配慮した住まいを求める方にも適しています。
シンプルなデザイン
和モダンのデザインは、余分な装飾を控えたシンプルさに魅力があります。直線を基調とした空間構成や、色味を抑えた素材選びにより、視覚的なノイズが少ない、静けさのある住まいを実現できるでしょう。
たとえば、床や壁、天井を自然素材で統一すると、空間全体にまとまりが生まれます。家具や照明もシンプルなものを選ぶことで、全体の雰囲気を損なわず、落ち着いた印象を保つことができます。
近年は、ミニマルデザインとの相性も良く、「余白の美しさ」を感じられる住まいとして、幅広い世代から支持されています。
和モダンを意識した注文住宅の外観のポイント

和モダンの魅力をしっかりと表現するには、外観のデザインが重要です。住宅全体の第一印象はもちろん、周囲の景観との調和や、住まい手のセンスが現れる部分でもあります。具体的には、次のようなポイントを意識することが大切です。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
屋根の形に注意する
屋根の形は、住まい全体の印象を大きく左右する要素の一つです。和モダン住宅では、切妻屋根や寄棟屋根といった伝統的な形状がよく採用されます。直線的で端正なフォルムは、落ち着いた和の雰囲気を演出しやすく、自然と風景に馴染むことが特徴です。
一方で、より現代的な印象を加えたい場合は、フラット屋根や片流れ屋根を選ぶことでモダンさをプラスできます。軒の出を深くすることで和テイストとなり、夏場の直射日光を和らげたり、外観に奥行きを持たせたりするといった実用的な効果も期待できるでしょう。
屋根はデザイン性だけでなく、快適性や耐久性にも関わるため、スタイルと機能の両面から考えることが大切です。
木の質感を活かす
外壁や柱などに木を取り入れることで、住まい全体にやわらかな温もりが加わります。特に焼杉板や無垢材など、自然な風合いを活かした素材は、和の趣を感じさせる効果が高いです。
木の素材感は、それだけだと和の雰囲気が強くなるため、モダンな窓や建材などと組み合わせることで、「和モダン」に調和しやすくなります。
ただし、木材を建材として使用する場合は、メンテナンスが重要になる場合もあるので、手入れの手間なども考慮して選びましょう。
落ち着いた色合いで統一する
和モダンの外観では、色づかいにも品のあるバランスが求められます。基本となるのは、黒・白・グレー・木目といった落ち着いた色味です。彩度を抑えることで、外観全体にまとまりが生まれ、飽きの来ないデザインになるでしょう。
外壁だけでなく、屋根、窓枠、塀、植栽など、家のまわりを含めたトータルコーディネートを意識すると、空間全体が一体感を持つ仕上がりになります。色の選び方一つで印象が大きく変わるため、周囲の景観や自分たちの暮らしに合った「落ち着きのある色使い」を意識することが、和モダンを引き立てるポイントといえます。
和モダンを意識した注文住宅の内装のポイント

外観と同じく、内装にも和モダンらしさを取り入れることで、より統一感が生まれます。特に次のようなポイントを意識するのがおすすめです。
それぞれ詳細を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
和風の統一感を持たせる
和モダンの空間では、床・壁・天井・建具を同じテイストで揃えることで、空間全体に統一感が生まれます。自然素材を基調にしつつ、色数も抑えることで、落ち着きのある雰囲気がつくりやすくなります。
畳や障子、和紙を使った照明、引き戸といった伝統的なアイテムも、空間全体の調和を考えながらバランスよく取り入れることがポイントです。使いすぎると古風な印象が強くなりすぎてしまうため、適度な「引き算」の感覚も大切です。
また、広すぎないこぢんまりとした空間にまとめると、和モダンらしい落ち着きや静けさがより一層引き立ちます。
天井も和風を意識する
和モダンの空間づくりでは、天井のデザインにもこだわりたいところです。たとえば、梁を見せた天井や、格子状に組まれた意匠を取り入れることで、空間に奥行きと和の趣を加えることができます。
杉板張りの天井や、木目の質感を活かした仕上げは、自然素材の魅力を室内にも取り込む手法として人気があります。また、あえて天井を高くしすぎず、やや抑え気味に設計することで、空間に包まれるような安心感と、和モダンらしい落ち着きが生まれます。
天井は見上げる機会が多くないように感じますが、実は空間全体の印象を左右する重要な部分です。細部まで丁寧にデザインすることで、空間全体の質がぐっと高まります。
玄関は自然素材を使用する
玄関は住まいの顔とも言える場所です。和モダンの印象をつくる上でも、素材や仕上げにこだわることで、第一印象に深みが出ます。
たとえば、土間を取り入れると、屋外との自然なつながりが生まれ、和の雰囲気がぐっと引き立ちます。
また、床材には石やタイルを使用し、色味はグレーやベージュ、黒など落ち着いたトーンを選ぶことで、全体の雰囲気に統一感を持たせることができます。壁や建具と色味を合わせることで、すっきりと洗練された印象に仕上がるでしょう。
このようなデザイン、家づくりのコツなどについて知っておきたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の視聴がおすすめです。家づくりは事前知識が重要となるため、ぜひチェックしてみてください。
和モダンな注文住宅の施工事例
ここまで、和モダンが得意なハウスメーカーや、和モダンを意識した外観・内装のコツなどをお伝えしましたが、実際にどのようなイメージでデザインすれば良いか悩む方も多いでしょう。最後に、和モダンな注文住宅をつくる上で、参考になるような施工事例を3つ紹介します。
平屋の和モダン

27坪の平屋の事例で、木の質感をしっかりと取り入れているデザインです。伝統的な和の雰囲気の中に、高級感のあるアルミサッシなどモダンさを調和させていることがポイントです。
また、少し近代的な雰囲気を縁側(バルコニー)が印象的で、ここから庭園を眺められるのも、和の様式を上手く取り入れた施工例といえるでしょう。
二階建ての和モダン

二階建て住宅で和モダンを採用した事例です。外観はモダン寄りなように思えますが、内装で特に和の雰囲気を取り入れていることが特徴です。

具体的には、床の天井に木材を使用しており、壁紙には和を意識した無彩色や漆喰などを積極的に取り入れています。照明や家具、設備などは洋風にすることでモダンさも表現しており、和とモダンが上手く調和している事例といえるでしょう。
二世帯住宅の和モダン

64坪の二世帯住宅で和モダンなデザインを採用している事例です。一見洋風かつモダン寄りな外観にも見えますが、屋根に伝統的なスタイルを用いているなど、和モダンであることがわかります。
また、内装では、本格的な和室も採用しています。

畳や障子がフローリングに上手く馴染んでおり、和の暖かさがよく感じられます。一方で、リビングはモダンさを重視しており、住宅の中で伝統的かつ近代的な雰囲気が味わえるようになっています。

二世帯住宅では家族の年齢ごとに好きなデザインスタイルが異なることもあるので、このように上手く調和させている事例は参考になります。
まとめ
和モダンの注文住宅を得意とするハウスメーカーを6つ紹介し、具体的なデザインのコツ、事例などをお伝えしました。
和モダンは自然の温もりが感じられるデザインで、日本の生活様式にも適しているのが特徴です。天然素材が多く肌に優しい質感なので、子どもにも優しいデザインスタイルといえるでしょう。
ただし、和モダンはすべてのハウスメーカーでできるわけではないため、ハウスメーカー選びが重要となります。
今回紹介したようなハウスメーカーの特徴やデザインのコツを知りたい方は、元大手ハウスメーカー勤務で登録者10万人以上の住宅系YouTuber「まかろにお」が解説する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」を参考にしてみてください。
動画では各ハウスメーカーの優秀な営業マンからもらったリアルな情報をもとにして、役立つコンテンツを多数配信しています。
また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、公式LINEを通じた無料相談も実施しています。住宅に関する悩みや質問がある方は、下記のリンクから友だち追加をしていただくと、最新の情報や具体的なアドバイスがリアルタイムで受け取れるので、ぜひご活用ください。
家づくりは事前に勉強をしておくことで、後悔することが少なくなります。正しい知識を身につけて、後悔しない理想の住まいを建てられるようにしましょう。