【2025】規格住宅におすすめのハウスメーカー7選|商品とメリット・デメリットを解説 

【2025】規格住宅におすすめのハウスメーカー7選 メグリエ編集部記事
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この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。

家づくりを検討する中で、「注文住宅は予算が合わない」「でも建売では満足できない」と感じていませんか? そんな方におすすめなのが、ハウスメーカーが展開する規格住宅です。

ハウスメーカーが用意した間取りや仕様からプランを選ぶことで、コストを抑えつつ、満足度の高い住まいを手に入れられる魅力があります。今回は、規格住宅のメリットやデメリット、規格住宅におすすめのハウスメーカー7社を紹介します。

大手ハウスメーカーでの注文住宅購入を検討中で、どのメーカーに絞ったらよいか迷っている方は、30秒でわかる「まかろにおのハウスメーカー診断」をご利用ください。

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ハウスメーカーの規格住宅のメリット

規格住宅

規格住宅は、あらかじめ間取りや仕様が用意されていることが特徴で、注文住宅とはまた違った魅力があります。ハウスメーカーの規格住宅におけるメリットは次のとおりです。

3つのメリットについて、詳しく解説していきます。

なお、ハウスメーカーの規格住宅について検討されている方は、まかろにお「【最新2025年版】ハウスメーカーの注文住宅、規格住宅を予算別にまとめて解説してみました。」の視聴がおすすめです。

『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuber「まかろにお」は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」を運営しています。

まかろにおチャンネル

「まかろにお」は元大手ハウスメーカー勤務で、住宅営業で全国No.1を獲得した実績をもとに、実際の価格感や営業担当のリアルな対応、設備の選び方などをわかりやすく解説しています。ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てるうえで知っておきたい知識などを定期的に発信していますので、ぜひチェックしてみてください。

建物のコストを抑えられる

規格住宅は、建築コストを抑えられることが最大のメリットです。規格住宅は間取りや仕様が決まっているため、設計にかかる時間や費用、打ち合わせの手間が最小限で済むためです。

自由設計の注文住宅は、何度も打ち合わせを重ねたり、細かい仕様の変更を行ったりする分、どうしても設計費や人件費がかかります。一方、規格住宅はプランが最初から用意されているため、効率的な家づくりが可能です。また、同じ設備や建材を大量に仕入れることで、ハウスメーカー側の仕入れコストが下がり、その分価格に反映されるという仕組みも整っているのです。

このように、規格住宅は打ち合わせ回数を減らし、資材費や人件費も抑えられるため、建築コストを抑えられます。

工期が短い

規格住宅は、注文住宅よりも工期を短くできるため、できるだけ早く新居を完成させたい方にとってメリットがあります。というのも、建築までの準備工程がシンプルで、迅速に着工できる体制が整っているからです。

注文住宅の場合、間取りや設備の選定、細かな仕様などを一つひとつ決める必要があり、打ち合わせを何度も行います。その分だけ時間がかかり、着工までに数ヶ月を要することも珍しくありません。

一方、規格住宅は、用意されたプランをベースに決めていくため、設計段階での検討事項が少なく、打ち合わせも短期間で完了できるのです。使用する資材や設備もある程度標準化されており、工期の短縮につながります。

転勤やお子さまの進学など、引っ越しのタイミングが決まっている方にとって、工期を短くできる規格住宅はメリットといえます。

間取りで失敗しにくい

規格住宅は、間取りで失敗しにくいこともメリットです。 

規格住宅で採用されているプランは、ハウスメーカーがこれまでの施工実績をもとに厳選して考えられた間取りが多いため、実際の暮らしやすさがしっかりと考えられています

たとえば、家事動線がスムーズになるようにキッチン・洗面・リビングの配置が工夫されていたり、生活動線に合わせた収納スペースが随所に設けられていたりと、毎日の生活を快適にする工夫が詰まった間取りが多いです。

注文住宅のような特別な間取りにはできませんが、多くの方にとって使いやすい間取りが多いため、実際に住んでから「動きづらい」「収納が足りない」といった後悔を最小限に抑えられます。また、人気のプランは施工事例を見られる場合も多く、完成後のイメージが掴みやすいのも魅力です。

規格住宅は、ハウスメーカーが厳選した間取りから選べるため、失敗をしにくく、初めての家づくりでも安心して決められるメリットがあります。

ハウスメーカーの規格住宅のデメリット

コンパクトな土地

規格住宅には、注意しておきたい点もあります。ハウスメーカーの規格住宅における主なデメリットは次のとおりです。

間取りに制限がある

規格住宅は決められたプランをもとに建てるため、間取りの自由度が限られるのがデメリットです。

一般的な規格住宅は、建物の形状や水回りの位置が決められているため、大きな変更は基本的にできません。間仕切りは多少変更できる場合もありますが、構造上、柱の位置や壁は動かせないことが多いです。

たとえば、将来の子ども部屋を最初から仕切っておきたい場合に壁を設けたり、独立した和室をつくるために壁を追加したりするような対応であれば、比較的柔軟に対応してもらえます。しかし、壁を抜いて大空間をつくりたい場合は難しく、柱や壁がどうしても出てきてしまい、それが邪魔になるということが多々あります。

限られた範囲内でつくるのが規格住宅で、それによってコストを削減しているわけです。そのため、自由な間取りを希望される方にはあまり向いていません。

どの程度の変更が可能かはハウスメーカーによって異なるため、事前の確認が大切です。

コンパクトな敷地には対応していない

規格住宅は、比較的大きめの土地に入るようなプランしか用意されておらず、コンパクトな敷地には対応していないというデメリットがあります。なぜなら、土地がコンパクトになればなるほど法規制などを考慮する必要が出てくるため、どうしてもパターン化することができないためです。

たとえば、都心部の比較的コンパクトな土地、具体的には35坪未満の土地で家を建てる場合、規格住宅はほぼはまりません。土地に合わせて建物の大きさや形状を微調整することも基本的にできません。

コスパが良いという軽い気持ちで規格住宅を検討し始めたものの、希望のエリアでは規格住宅が入らず、結局、完全自由設計の注文住宅に切り替えざるを得なかったという事例も少なくありません。

また、35坪以上の土地であっても、台形などのいびつな形の土地や、細長い長方形の土地も。基本的に規格住宅ははめられないと考えたほうが良いでしょう。規格住宅を検討する際は、希望している土地に本当に建てられるかを早い段階で確認しておくことが大切です。

断熱性能・気密性能が低い傾向にある

規格住宅は、ほとんどのハウスメーカーが最低限の性能となっており、断熱性能・気密性能が低い傾向にあります。中には例外的に断熱材の変更ができる商品もありますが、それは非常に稀です。

このような制約が生まれる理由は主に2つあります。

打ち合わせの回数や時間を減らしてコストを抑えているため

1つ目の理由は、規格住宅は打ち合わせの回数や時間を減らしてコストを抑えているためです。

打ち合わせにかかる回数や時間を減らすことでコストを抑えているにも関わらず、断熱材の強化や気密施工を行って打ち合わせの回数や時間が増えてしまったら、規格住宅の意味がなくなってしまいます。

全国一律の断熱の仕様が決められているため

2つ目の理由は、ハウスメーカーが工業化住宅の仕組みを取っており、全国一律で断熱の仕様を決めているためです。そのため、特定の物件だけ個別に断熱仕様を上げるといった対応が難しいのです。

規格住宅は、コストを抑えられるメリットがある反面、断熱性や気密性などの住宅性能をある程度あきらめる必要があります。性能面に強いこだわりがある方や、1年を通じて温度差のストレスがなく快適に過ごしたいという方には、完全自由設計の自由設計の注文住宅のほうが合っているでしょう。

大手ハウスメーカーの規格住宅のデメリットについてもっと詳しく知りたいという方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【安さには裏がある】大手ハウスメーカーの規格住宅の落とし穴7選!!」」をチェックしてみてください。

規格住宅におすすめのハウスメーカー7選

ここからは、規格住宅の商品展開をしているおすすめのハウスメーカーとその規格住宅を紹介します。

一条工務店:HUGme(ハグミー)

HUGme

画像引用元:一条工務店のHUGmeハグミー(一条工務店)

一条工務店の「HUGme(ハグミー)」は、高性能とコストパフォーマンスを両立させた規格住宅です。

HUGme(ハグミー)の最大の特徴は、本体価格1,490万円からという手頃な価格設定ながら、一条工務店ならではの高性能を標準装備している点です。

HUGme(ハグミー)は100種類の間取りプランから選択でき、ライフスタイルや家族構成に合わせた間取り選びが可能です。設計士が厳選したプランは、家事動線や収納スペースなど、実用性にも配慮されています。

耐震等級3相当の構造、外壁全面タイル、高性能樹脂サッシ、そして全館換気システム「ロスガード90」など、快適で安心に過ごせる設備が充実しています。さらに、オプションとして全館床暖房や太陽光発電システム、蓄電池の導入も可能で、省エネ性や快適性をさらに高められます

一条工務店についてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが一条工務店について詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。

三井ホーム:三井ホームセレクト

三井ホームセレクト

画像引用元:MITSUI HOME SELECT総合サイト(三井ホーム)

三井ホームの「三井ホームセレクト」は、プロの設計士が厳選した間取りやデザインを、ウェブ上で簡単に選択できることが特徴の規格住宅です。

外観、インテリア、間取り、設備などを組み合わせ、自分好みの理想の住まいを簡単にシミュレーションできるようになっています。選択したプランの本体価格がすぐに確認できるため、予算計画も立てやすいことが魅力です。

三井ホームセレクトは、性能面でも高い基準を満たしており、耐震性能は「プレミアム・モノコック構法」により、等級3をクリアしています。また、断熱性能は現行の省エネ基準やZEH基準を上回る、断熱等級6を標準装備しており、2025年に義務化される断熱等級4や、2030年に義務化予定の断熱等級5を超える性能です。

さらに、全熱交換型の第1種換気システム「MOCX AIR Basic」を標準搭載し、快適な室内環境を維持します。

デザイン面では、モダンスタイル、ウッディスタイル、エレガントスタイルなど、6つのインテリアスタイルから選択が可能です。「三井のリハウス」との連携により、土地探しから建物の提案までをワンストップで提供していることも強みです。

三井ホームについてもっと詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが三井ホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。

ダイワハウス:スマートセレクション

スマートセレクション

画像引用元:規格住宅・セミオーダー住宅(ダイワハウス)

ダイワハウスの「スマートセレクション」は、2,300通り以上の間取りプランから選択できる規格住宅です。

構造は木造と鉄骨造から選択可能で、約7割の間取りプランで両方の構造に対応しています。間取りを決めた後でも構造を選べる柔軟性があり、ライフスタイルや好みに合わせた選択が可能です。

価格面では、ダイワハウスで1番人気の注文住宅「xevo ∑(シグマ)」と比べて建物価格を11〜18%ほど抑えられます。「子育てグリーン住宅支援事業」の「GX志向型住宅」にも適合しており、補助金の対象となるプランも用意されているため、さらにコストを抑えた家づくりが可能です。

性能面でも、断熱等性能等級6以上を標準装備し、ZEH基準を上回る仕様となっています。

ダイワハウスについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがダイワハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。

ヘーベルハウス:my DESSIN(マイデッサン)

my DESSIN

画像引用元:家づくりの優れたレシピ「my DESSIN」で叶える納得の暮らし方(ヘーベルハウス)

へーベルハウスの「マイデッサン」は、230の間取りから好みのプランを選べる規格住宅です。設計はすべて一級建築士によって監修されており、日々の使い勝手や生活動線にも配慮されています。

大きな特徴は、「買取保証制度」です。将来、転勤や住み替えなどで住宅を手放すことになった際、一定の条件を満たせばヘーベルハウスが住宅を買い取ってくれるのです。

ただし、買取保証制度には注意点もあります。たとえば、一度中古市場に出して半年間売却できなかった場合に限り、査定額の最大90%を上限に買い取ってもらえる仕組みになっています。

また、保証の対象となるのは築30年以内の建物で、買取対象エリアも事前に定められています。対象エリアであるかどうかは契約前に明示されるため、不安を抱く必要はありませんが、事前確認は必須です。

構造面では、ヘーベルハウス独自の「ハイパワード制震ALC構造」を採用しており、注文住宅の仕様と変わりません

デザインについては、カラーコーディネートの手間を省く工夫がされています。選んだベースカラーに連動して建具などのカラーが絞られ、そこから選ぶため、カラーコーディネートに自信がない方でも統一感のある空間に仕上げられるようになっているのです。

ただし、マイデッサンには、万人向けするための無難な間取りしかない点や、デザインブックに掲載されていない特注品は3つまでしか採用できない点など、デメリットもあります。

マイデッサンについては、まかろにお「ヘーベルハウスの規格住宅my DESSIN(マイデッサン)を徹底解説!メリット・デメリットを紹介」でも詳しく解説していますので、へーベルハウスを検討したい方はぜひチェックしてみてください。

また、ヘーベルハウスについては、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがヘーベルハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。

住友林業:Forest Selection BF(フォレストセレクションBF)

Forest Selection BF

画像引用元:選ぶオーダーメイド|Forest Selection BF(住友林業)

住友林業の「フォレストセレクションBF」は、高品質な木造住宅を、手頃な価格で建てられる規格住宅です。

フォレストセレクションBFは、1,500通り以上の間取りからベースプランを選び、好みに合わせたカスタマイズを加えられます。たとえば、キッチンとダイニングの配置や収納スペースの追加などが可能です。

3Dシミュレーションやカラーコーディネート機能も備えており、完成後の住宅を具体的にイメージできます。

構造面では、住友林業独自の「ビッグフレーム構法(BF構法)」を採用しているため、耐震性や断熱性に優れています。また、将来的な間取り変更にも柔軟に対応できる設計となっており、ライフスタイルの変化に合わせて快適に住み続けられます。

ただし、住友林業の外壁材として人気の高い吹付塗装は選択できず、サイディングやタイルしか選べません。

そのため、住友林業ならではの外観にこだわりたい方はやや選択肢が限られますが、それでもデザイン性に優れ、間取りの自由度が比較的高いため、全体としてバランスの取れた規格住宅といえます。

住友林業の家についてもっと詳しく知りたいなら、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが住友林業について詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。

パナソニックホームズ:V’esse(ヴェッセ)

Vesse

画像引用元:ヴェッセ(パナソニックホームズ)

パナソニックホームズの「ヴェッセ」は、オンラインでの家づくりを可能にした規格住宅です。プロが厳選したプランをベースに価格を確認しながら、自分に合った住まいを設計できるのが特徴です。

ヴェッセの最大の魅力は、Web上で間取りや設備のシミュレーションができることです。価格を確認しながら自分に合った住まいを検討できるため、安心して家づくりが進められます。また、価格が明示されているため、予算に合わせたプラン選びがしやすく、忙しい方でも自宅にいながら落ち着いて検討できます。

構造面では、パナソニックホームズ独自の「大型パネル構造(F構法)」を採用しており、耐震等級3を確保しています。

パナソニックホームズについてより詳しく知りたいなら、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがパナソニックホームズについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。

ミサワホーム:SMART STYLE(スマートスタイル)

Smart Style

画像引用元:SMART STYLE(スマートスタイル)(ミサワホーム)

ミサワホームの「スマートスタイル」は、ミサワホームが長年培ってきた豊富なノウハウと人気の高い設計をもとに厳選されたプランから選べる規格住宅です。

スマートスタイルには、2階建てタイプや大収納空間「蔵」を備えたタイプなど、多様なプランが用意されています。ミサワホームの代名詞ともいえる大収納空間「蔵」の採用が可能で、収納力を高めつつ、居住スペースを広く保つ工夫がされています

構造面では、ミサワホーム独自の「木質パネル接着工法」を採用し、耐震等級3を確保しています。さらに、制震装置「MGEO(エムジオ)」を標準搭載しており、地震に対する高い安全性が確保されています。

環境性能にも配慮されており、一般地域では全プランがZEH基準を満たしています。多雪地域でも、オプションで太陽光発電パネルを追加することで、全プランZEHの達成が可能です。

スマートスタイルについてもっと詳しく知りたいという方には、まかろにお「【本当に良いのか?】ミサワホームの規格住宅の実体!」の視聴がおすすめです。

また、ミサワホームについてより詳しく知りたい方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがミサワホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。

規格住宅のハウスメーカーを選ぶポイント

規格住宅は、プランや性能に制約があるからこそ、ハウスメーカー選びが非常に重要です。自分に合うハウスメーカーを見つけるには、何を基準に選べば良いのでしょうか?最後に、規格住宅のハウスメーカーを選ぶポイントを解説します。

希望のデザインや間取りが叶えられるハウスメーカーを探す

規格住宅を選ぶ際には、希望に近いデザインや間取りを叶えられるハウスメーカーを見つけることが大切です。

規格住宅はすでに決められたプランから選ぶ形式ではありますが、その自由度や選択肢の幅はハウスメーカーによって異なります。複数の豊富な外観デザインや内装のテイスト、間取りプランを取りそろえ、多くの方にとって希望に近づけられる工夫をしているハウスメーカーもあります。

「このプランなら理想の家づくりができそう」というハウスメーカーに出会うために、施工事例やSNSを活用して規格住宅のハウスメーカーを探しましょう

断熱性能や気密性能を確認する

規格住宅のハウスメーカーを選ぶ際は、間取りやデザインだけでなく、断熱性能や気密性能といった住宅性能の確認も重要です。 規格住宅は、ほとんどのハウスメーカーが全国一律で住宅性能を合わせており、後から性能をカスタマイズできないことが多いためです。

ハウスメーカーによって規格住宅の住宅性能のスペックは異なります。各ハウスメーカーの担当者に、UA値やC値といった住宅性能の数値を確認し、基本スペックが高めのハウスメーカーを選ぶようにしましょう。

トータルコストが予算に合うか確認する

規格住宅はコストを抑えられるイメージがあるかもしれません。しかし、トータルで見ると予算オーバーしてしまう可能性もあるため、トータルコストが予算に合うか確認することも重要です。

なぜなら、建物本体価格とは別に、外構・照明・カーテン・付帯工事・地盤改良などの費用が発生し、総額が膨らむ傾向にあるためです。

たとえば、100坪の広い土地に、1階部分20坪、2階部分20坪、合計で40坪の2階建ての家を建てたとします。そうすると、100坪 ―1階部分の20坪ということで、残り80坪の土地に対して外構工事費用をしなければなりません。

この外構工事を最低限の仕様で抑えたとしても、700万円ほどの外構費用がかかります。フェンスやカーポート、植栽、アプローチなどをしっかり整えると、1,200万円くらいはかかるでしょう。

そんなにも外構工事でお金がかかるのであれば、60坪の平屋で自由設計をし、残りの40坪に対して外構工事をした方がトータルコストが安かったという場合もあるのです。

「規格住宅なのに、最終的には予算オーバーした」「結局注文住宅と変わらない金額になった」と後悔しないために、規格住宅の建物金額だけで見るのではなく、総額を確認し、規格住宅で建てる意味があるかをしっかり見極めましょう

信頼できる営業担当者に依頼する

規格住宅のハウスメーカーを決める際は、信頼できる営業担当者に依頼することが非常に重要です。 規格住宅は自由設計と違って間取りや仕様に一定の制約があるうえ、ハウスメーカーから公表されている情報も少なく、一般の方が自力で細かな違いや選択肢を把握することは難しいためです。

選べる設備やデザインの範囲、カスタマイズ可能な部分などは、ハウスメーカーによって大きく異なります。そのため、的確に情報を伝えてくれる営業担当者に出会えるかが、理想の家づくりができるかを左右します

たとえば、「変更できると思っていた部分が実は変更できなかった」「説明がなかったせいで理想の間取りを選べなかった」など、営業担当者の対応が原因で後悔する例も少なくありません。質問に対する回答があいまいだったり、説明に一貫性がなかったりする営業担当者には注意が必要です。対応スピードや、要望に対して真摯に向き合ってくれる姿勢も、大切なポイントです。

信頼できる優秀な営業担当者に出会いたいという方は、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」の利用がおすすめです。

メグリエ(MEGULIE)

メグリエ(MEGULIE)」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuber「まかろにお」が運営している、注文住宅オンライン相談サービスです。有名ハウスメーカーと正式に契約しており、各社の優秀な営業担当者を紹介する仕組みをつくっています。

万が一担当者が合わない場合でも、本社公認サービスとして担当者の変更が可能です。メグリエ(MEGULIE)」のサービスは無料での利用が可能なので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

規格住宅のメリットやデメリット、規格住宅におすすめのハウスメーカー7社を紹介しました。

規格住宅は、建築コストを抑えられる、工期が短い、間取りで失敗しにくいなどのメリットがある一方で、間取りの制限や断熱性能の課題など、注意すべきデメリットもあります。だからこそ、ハウスメーカー選びや信頼できる営業担当者に出会うことが非常に重要です。

ハウスメーカーの規格住宅について検討されている方は、まかろにお「【最新2025年版】ハウスメーカーの注文住宅、規格住宅を予算別にまとめて解説してみました。」の視聴がおすすめです。

「自分たちの希望に合うハウスメーカーの選び方がわからない」といった方には、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営するYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の活用がおすすめです。動画では、各ハウスメーカーの優秀な営業担当者からもらったリアルな情報をもとにして、役立つコンテンツを多数配信しています。

また、公式LINEを追加いただくと、無料で家づくりについて相談することが可能です。動画を視聴した上でわからない点や、家づくりに関する悩みごとの相談を受け付けていますので、ぜひ活用してみてください。

さらに、MEGULIE(メグリエ)」では、会員登録しなくても3つの質問に答えるだけで、まかろにおが現時点で施主に最適なハウスメーカーを診断してくれる「ハウスメーカー診断」が受けられます。会員登録に抵抗がある方は、ぜひハウスメーカー診断だけでも試してみてください。

なお、当サイト「MEGULIE(メグリエ)」を活用するメリット・デメリットは、こちらの動画で詳しく解説しています。一度チェックしてみてください。

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