この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
「注文住宅に憧れるけど、費用や打ち合わせの時間が心配」「ありきたりの建売住宅で妥協したくない」家づくりにおいて、このような理想と現実の板挟みで悩んでいないでしょうか?
特に仕事や子育てで忙しいと、家づくりは大きなハードルに感じられるものです。そんな方にこそ知ってほしいのが、三井ホームの規格住宅「SELECT」という選択肢です。
今回は、デザイン性と性能、コストのバランスに優れた三井ホームの規格住宅について、具体的な価格相場やデザインの種類、そして見逃せないメリット・デメリットを解説します。読み終える頃には、家づくりに対する悩みが晴れ、理想の住まいへの具体的な一歩が見えてくるはずです。
三井ホームの規格住宅「SELECT」の特徴
三井ホームの規格住宅「SELECT」は、注文住宅のようなこだわりと、建売住宅の手軽さのいいとこ取りをしたい方に向けた商品です。プロが選び抜いた高品質なデザインと間取りをベースに、自分たちの好みを反映させていくスタイルで、家づくりの時間的な負担を減らしながら、理想の住まいを形にできます。
SELECTには、それぞれ異なる世界観を持つ3つのデザインラインナップが用意されています。
ism(イズム):シンプルモダンを追求するデザイン

画像引用元:IZM(イズム)(三井ホーム)
「ism(イズム)」は、都会的で洗練されたシンプルモダンなデザインを好む方に最適なスタイルです。直線的で無駄をそぎ落としたフォルムが特徴で、住む人の個性やこだわりのインテリアを引き立てる、美しいキャンバスのような役割を果たします。
たとえば、大きな窓から光が差し込むリビングに、デザイン性の高いソファやアートを置くだけで、まるでショールームのような空間が生まれます。機能美を大切にし、自分らしい暮らしをスタイリッシュに表現したいなら、理想を叶える選択肢となるでしょう。
LA SEINE(ラセーヌ):フレンチシックな暮らしを提案

画像引用元:Lascène(ラセーヌ)(三井ホーム)
「LA SEINE(ラセーヌ)」は、フランスの片田舎にあるような、上品で可愛らしいフレンチシックスタイルの暮らしを提案します。白を基調とした塗り壁や、窓辺を彩るアイアンの飾りが、優雅で温かみのある雰囲気を醸し出します。
このデザインは、ただ可愛らしいだけではなく、年月を重ねるごとに風合いが増し、家族の歴史と共に味わい深くなっていくことが大きな魅力です。アンティーク調の家具やドライフラワーなどを合わせれば、まるで映画のワンシーンのような空間が完成し、日々の暮らしそのものを楽しむきっかけを与えてくれます。
WESTWOOD(ウエストウッド):自然と調和するリゾートスタイル

画像引用元:WESTWOOD(ウエストウッド)(三井ホーム)
「WESTWOOD(ウエストウッド)」は、まるでリゾート地にいるかのような、自然と調和した開放的な暮らしを実現するスタイルです。ふんだんに使われた木の温もりと、室内と屋外をつなぐ大きな窓やウッドデッキが特徴で、常に自然の光や風を感じられる癒しの空間を生み出します。
週末にはウッドデッキでバーベキューを楽しんだり、リビングから庭の緑を眺めながら読書をしたりと、家が家族にとって最高のリラックス空間になります。アウトドアが好きで、都会にいながらも自然を感じる暮らしを大切にしたい家族にとって「WESTWOOD」は理想的な住まいとなるでしょう。
三井ホームの規格住宅の価格相場

画像引用元:Mitsuihome Select(三井ホーム)
三井ホームの規格住宅を検討する上で、気になるのが価格相場ではないでしょうか?高品質なイメージがある分、「一体いくらかかるのだろう?」と不安に思うかもしれません。
ここでは、目安となる坪単価から、意外と見落としがちな諸経費の内訳、そして自分たちのこだわりを反映させるためのオプション費用などについて解説します。
三井ホームの規格住宅の坪単価の相場
三井ホームの規格住宅「SELECT」の坪単価は、一般的に100万円から120万円程度が目安とされています。これは、他の大手ハウスメーカーと比較すると標準的からやや高めの価格帯に入ります。この価格には、三井ホームが誇る高いデザイン性や、優れた耐震性・断熱性を実現するための高品質な部材や独自の構法が含まれているためです。
もちろん、選ぶ商品ラインナップやプランの広さによって坪単価は変わってきます。あくまで坪単価は家づくりの総額をイメージするための一つの指標と捉え、最終的には詳細な見積もりで正確な金額を確認することが大切です。
本体価格に加えて必要な諸経費の内訳
家づくりの総費用は、建物の価格である「本体工事費」だけで決まるわけではありません。実際には、それ以外に「別途付帯工事費」と「諸経費」が必要になります。
別途付帯工事費とは、地盤の状態によっては必要になる地盤改良工事や、庭や駐車場を作る外構工事、水道やガスを敷地に引き込む工事などの費用です。
また、諸経費には、建物の登記費用や火災保険料、住宅ローンを組む際の手数料などが含まれます。
これらの費用は、一般的に本体工事費の2〜3割程度が目安といわれており、資金計画を立てる上で見落とせない重要なポイントです。
オプションで変動する費用の具体例
三井ホームの規格住宅は、高品質な標準仕様が魅力ですが、さらに自分たちのこだわりをプラスするためのオプションも豊富に用意されています。
たとえば、人気の全館空調システム「スマートブリーズ」の導入や、キッチンの天板をより高級な素材に変更する、床材を無垢材にアップグレードするといった選択が可能です。
もちろん、オプションを追加すればその分費用は上がりますが、すべての希望を詰め込む必要はありません。どこにこだわり、どこは標準仕様で満足するか、家族で優先順位を決めることが、予算内で満足度の高い家を建てるためのカギとなります。
三井ホームの規格住宅のデザイン性と機能性を備えた標準仕様
三井ホームの規格住宅は、価格を抑えながらも品質に妥協がないことが大きな魅力です。特に、家の性能や日々の暮らしの快適さを左右する「標準仕様」は、充実した内容となっています。
ここでは、家の顔となる外観から、目に見えない構造の部分まで、デザイン性と機能性を両立させた三井ホームの標準仕様を具体的に解説します。
デザインの決め手となる外壁や屋根材
家の第一印象を決める外観は、標準仕様でも多彩な選択肢から選べるため、満足度の高い仕上がりを期待できます。
外壁には、メンテナンス性に優れたサイディングだけではなく、高級感のある吹き付け塗装なども標準で用意されています。屋根材も、一般的なスレートや、モダンな印象を与えるガルバリウム鋼板など、複数の種類から選択可能です。
これらの選択肢は、単にバラバラに用意されているわけではなく「ism(イズム)」や「LA SEINE(ラセーヌ)」といった商品コンセプトに合わせて、プロが最適な組み合わせをあらかじめ厳選しています。
快適な暮らしを支えるキッチンやバスルームの設備
毎日の家事を支える水回り設備も、高品質な国内大手メーカーの製品が標準で採用されています。
たとえば、システムキッチンは使い勝手が良く、バスルームには冬場でもお湯が冷めにくい断熱浴槽や、雨の日の洗濯に便利な浴室乾燥機といった快適機能が基本仕様です。また、共働き世帯に人気の食器洗い乾燥機や、掃除がしやすいタンクレストイレなども、標準または比較的安価なオプションで選択できます。
規格住宅でありながら、暮らしを豊かにする便利な設備がしっかりと備わっているため、入居後すぐに快適な生活をスタートさせることが可能です。
三井ホームならではの全館空調システム
三井ホームの代名詞ともいえる全館空調「スマートブリーズ」は、規格住宅でもオプションで搭載できます。これは家全体の温度を一年中快適に保つシステムで、夏の寝苦しさや冬場のヒートショックのリスクを大幅に軽減してくれます。特に、小さなお子様やご高齢の家族がいる家庭にとっては、大きな安心材料となるでしょう。

画像引用元:全館空調システム 健康で快適な住空間の創造。(三井ホーム)
また、スマートブリーズは24時間換気システムの機能も兼ね備えており、高性能フィルターが花粉やPM2.5などを除去するため、常にクリーンな室内環境を保てます。暮らしの質を格段に向上させるこの設備は、検討する価値が高いオプションといえます。
耐震性や断熱性に関わる基本構造
デザインや設備だけではなく、住宅の根幹をなす基本構造の性能が高いことも、三井ホームの大きな強みです。独自の「プレミアム・モノコック構法」は、壁・床・天井の6面体で地震の力を受け止めることで、高い耐震性を発揮します。

画像引用元:プレミアム・モノコック構法(三井ホーム)
また、壁には高性能な断熱材を隙間なく施工し、国が定める省エネ基準を大きくクリアする優れた断熱性能を確保しています。これにより、万が一の災害から家族を守るだけではなく、日々の光熱費削減にもつながるでしょう。
三井ホームの規格住宅を選ぶメリット

「自由設計の注文住宅に憧れるけど、費用や打ち合わせの手間を考えるとハードルが高い」と感じている方にとって、三井ホームの規格住宅は魅力的な選択肢です。規格住宅と聞くと、デザインや性能に妥協が必要だと思われがちですが、三井ホームの場合は異なります。ここでは、三井ホームの規格住宅を選ぶことで得られるメリットを4つの視点から解説します。
注文住宅より費用を抑えられる価格設定になっている
三井ホームの規格住宅は、注文住宅に比べて費用を抑えやすいという大きなメリットがあります。これは、設計や仕様をある程度規格化することで、一つひとつの家に掛かる設計コストを削減しているためです。
また、人気の高い高品質な建材や設備をまとめて仕入れることで、一棟あたりのコストを下げ、リーズナブルな価格で提供することを可能にしています。あらかじめ価格が明確になっているプランが多いため、予算計画が立てやすく、後から想定外の費用が発生して慌てるリスクも少なくなります。
完成形がイメージしやすく失敗が少ない
家づくりでよく聞くのが「完成したらイメージと違った」という失敗談です。規格住宅なら、そのリスクを最小限に抑えられます。なぜなら、経験豊富なプロがデザインしたプランがベースになっており、デザインのバランスが崩れる心配が少ないからです。
カタログやモデルハウスで実際の雰囲気を確認できるため、入居後の生活を具体的に想像しながら検討を進められます。ゼロからすべてを決める注文住宅とは異なり、ある程度完成された形から選んでいくスタイルとなるため、家づくりに多くの時間を割けない方でもスムーズに、そして安心して理想の住まいを実現できるでしょう。
高品質な標準仕様で性能が担保されている
規格住宅であっても、品質や性能に妥協しないのが三井ホームの強みです。大手ハウスメーカーとして長年培ってきた厳しい品質基準をクリアした部材や設備だけが使われており、耐震性や断熱性といった住宅の基本性能は、標準仕様の段階で高いレベルにあります。
自分で専門的な性能を一つひとつ比較・検討する手間をかけることなく、安心して高性能な住まいを手に入れられることは大きなメリットです。最初から高いレベルの安全と快適さが約束されているため、暮らし始めてからの満足度も高くなります。
打ち合わせ回数が少なく工期が短い
仕事や子育てで忙しい方にとって、時間的な負担が少ない点は見逃せないメリットです。規格住宅は、間取りや仕様の大部分があらかじめ決まっているため、注文住宅に比べて打ち合わせの回数が大幅に少なくて済みます。
また、仕様が確定している分、着工から引き渡しまでの工期も短縮される傾向にあり、一日でも早く新しい生活をスタートさせたいという願いも叶えられます。家づくりに追われるのではなく、ゆとりを持って楽しみたい方に最適なスタイルです。
三井ホームの規格住宅を選ぶデメリット

多くのメリットがある三井ホームの規格住宅ですが、一方で注意すべき点や、人によってはデメリットと感じる部分もあります。メリットばかりに目を向けていると、契約後に「こんなはずではなかった」と後悔してしまうかもしれません。
ここでは、三井ホームの規格住宅を選ぶ際に知っておきたい4つのデメリットについて解説します。
間取りやデザインの自由度に制限がある
規格住宅のデメリットは、間取りやデザインの自由度に制限があることです。プロが考えた優れたプランがベースになっていますが、それは裏を返せば、壁の位置を大きく動かしたり、窓のサイズや形を自由に変えたりすることは難しいということでもあります。
あくまで用意された選択肢の中から組み合わせていくスタイルとなるため、ゼロから自分だけの家を設計したいという強いこだわりを持つ方には、物足りなく感じられる可能性があります。
ライフスタイルが個性的で、規格プランでは対応しきれないという場合は、注文住宅を検討する必要があるかもしれません。
土地の形状によっては建築できない場合がある
三井ホームの規格住宅は、効率的に建築できるよう、ある程度整った四角形の土地を前提に設計されています。そのため、都心部によく見られる狭小地や、三角形などの変形地には、プランがうまくはまらず建築できないケースがあります。
これから土地探しを始める場合は、気に入った土地が見つかった際に、希望する規格住宅プランが建てられるかどうかを事前に三井ホームに確認することが不可欠です。
すでに特殊な形状の土地を所有している場合は、規格住宅ではなく、その土地のポテンシャルを最大限に活かせる自由設計の注文住宅の方が適しているでしょう。
オプション追加で費用が想定より高くなる可能性がある
「規格住宅は費用を抑えられる」というメリットがありますが、それは標準仕様を基本とした場合の話です。高品質なキッチンや床材、デザイン性の高い照明など、魅力的なオプションを見ているうちに「あれもこれも」と追加していくと、費用はどんどん膨らんでいきます。
最終的に、当初の予算を大幅に超えてしまい、注文住宅と変わらない価格になってしまったというケースも少なくありません。そうならないためには、家づくりを始める前に「絶対に譲れないこだわり」と「妥協できるポイント」を家族で話し合い、オプションにかける予算の上限を明確に決めておくことが重要です。
注文住宅の床材について詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【地雷】後悔する床材とおすすめの床材」を参考にしてください。

運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。
大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
細かい部分までこだわりたい人には不向き
「この壁に飾り棚を作りたい」「コンセントはここに、この高さで」といった細かなこだわりを実現するには、規格住宅は不向きといえます。
規格住宅は、全体のデザインや性能を高いレベルでパッケージ化している商品であり、細かな造作の一つひとつに対応することは想定されていません。もちろん、ある程度の要望には応えてもらえる場合もありますが、基本的には限界があります。
三井ホームの規格住宅が向いている人の特徴

ここまで三井ホームの規格住宅のメリット・デメリットを解説しました。それらを踏まえると、どのような人が規格住宅を選ぶと満足度の高い家づくりができるのでしょうか?
家づくりにはさまざまな選択肢がありますが、大切なのは自分たちの価値観やライフスタイルに合った方法を選ぶことです。最後に、三井ホームの規格住宅「SELECT」が特にフィットする人の特徴を解説します。
デザインや間取り選びに時間をかけたくない人
仕事や子育てに追われる毎日の中で、家づくりの打ち合わせに多くの時間を割くことが難しいと感じる方は多いでしょう。三井ホームの規格住宅は、そんな忙しい方にぴったりです。
ゼロから考えるのではなく、プロが厳選したデザインや間取りの選択肢の中から選んでいくスタイルなので、決断の負担が少なく、スムーズに家づくりを進められます。
予算内でデザイン性の高い家を建てたい人
「予算は限られているけれど、ありきたりなデザインの家は嫌だ」という、コストとデザインのバランスを重視する賢い選択をしたい方にも、三井ホームの規格住宅はおすすめです。
規格化によってコストを抑えつつも、三井ホームならではの美しく洗練されたデザイン性はしっかりと確保されています。建売住宅では物足りないけど、注文住宅ほどの費用はかけられないというニーズに応えてくれます。
大手ハウスメーカーの安心感を重視する人
家は、建てて終わりではありません。何十年も家族が安心して暮らしていくには、建物の品質や性能、そして建てた後のサポート体制が何よりも重要です。
三井ホームという大手ハウスメーカーが提供する規格住宅は、厳しい品質基準をクリアした高い耐震性や断熱性を標準で備えています。
まとめ
三井ホームの規格住宅は、費用や手間を抑えつつデザイン性の高い家を建てたい方に最適です。まずはモデルハウスなどで実物を確認し、ご自身の理想に合うか見極めることが大切です。
大手ハウスメーカーで後悔しない家づくりをしたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者のまかろにおが、各ハウスメーカーの特徴や費用を抑えるポイントを丁寧に解説しています。

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一生に一度の大きな買い物だからこそ、後悔しないよう慎重に情報収集を進めていきましょう。