この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
「家を建てるならこだわりたいけれど、フルオーダーほどの時間も予算もない」という悩みを抱えていませんか?セキスイハイムのセミオーダー住宅は、まさにそんな方に向けた、設計の自由度とコスト効率のバランスが取れた選択肢です。
今回は、フルオーダーや一般的な規格住宅との違いを明確にしながら、セキスイハイムのセミオーダーで建てるメリット・デメリットを解説します。後悔しないための具体的なポイントまで網羅しているため、読めば自分に合った家づくりのヒントがきっと見つかるでしょう。
セキスイハイムのセミオーダーとは
セキスイハイムのセミオーダーとは、ユニット工法を活かし、品質・コスト・設計自由度のバランスを最適化した家づくりのことです。フルオーダー住宅のような完全な自由設計ではありませんが、一般的な規格住宅よりもはるかに柔軟なカスタマイズができます。
ここでは、セキスイハイムのセミオーダーの基本的な仕組みから、フルオーダーや規格住宅との違い、具体的な商品ラインナップの特徴までをわかりやすく解説します。
ユニット工法によるセミオーダー
セキスイハイムのセミオーダー住宅は、独自の「ユニット工法」を基盤としています。これは、家づくりの工程の約8割を屋根のある工場内で完了させる画期的な方法です。工場生産のため天候に左右されず、熟練の作業員が精密な作業を行うことで、現場施工に比べて品質のばらつきがありません。
完全な自由設計ではなく、ユニットの組み合わせというルールはありますが、その中で間取りの変更などが可能です。この工業化住宅という仕組みが、高い品質と短い工期を両立できるセミオーダー住宅の大きな特徴といえるでしょう。
「フルオーダー」と「セミオーダー」の違い
フルオーダー住宅とセミオーダー住宅の大きな違いは、設計の自由度とコストのバランスにあります。
建築家などとゼロからつくり上げるフルオーダーは、デザインや間取りの制約が少なく、こだわりを隅々まで反映できるのが魅力です。その一方で、セミオーダーは用意されたユニットの組み合わせパターンからプランを選ぶため、コストを抑えながら理想の住まいに近づけることができます。
どちらが良いというわけではなく、家づくりにどこまでこだわりたいか、予算はどれくらいか、といったご自身の価値観に合わせて選ぶことがカギになります。
一般的な規格住宅との違い
セキスイハイムのセミオーダーは、一般的な規格住宅よりもカスタマイズ性が高い点が大きな特徴です。
規格住宅は、あらかじめ決められた複数のプランから選ぶだけで、間取りなどの変更は基本的にできません。それに対して、セキスイハイムでは、ユニット工法のルール内であれば、間仕切り壁を動かして部屋の広さを変えたり、収納の配置を工夫したりといった柔軟な対応が可能です。
外壁材や内装材の選択肢も豊富に用意されているため、規格住宅の安心感と注文住宅の自由度を良いとこ取りした家づくりができます。
「SEMI-ORDER HEIM」の特徴

画像引用元:つながる平屋(セキスイハイム)
「SEMI-ORDER HEIM」は、豊富な建築実例から好みのプランを選び、内装を自分らしくカスタマイズしていく新しい形のセミオーダー住宅です。家づくりは「物件選択」と「内装カスタマイズ」の2ステップで進められるため、初心者の方でもイメージを掴みやすいのが魅力です。
セキスイハイムでは多彩なスタイルテーマが用意されており、プロが考え抜いたプランをベースに個性を表現できます。災害に強い「レジリエンス100」の性能を標準装備している点も、安心できるポイントです。
「STAY&WORK model」の特徴

画像引用元:ステイ&ワーク(セキスイハイム)
「STAY&WORK model」は、テレワークの普及など、現代の多様なライフスタイルに対応するために生まれたセミオーダー住宅です。働く場所と暮らす場所が融合する中で、快適なワークスペースの確保はもちろん、平常時から災害発生後まで安心して過ごせる工夫が凝らされています。
たとえば、家族が快適に学び、働けるような間取り設計や、毎月の光熱費ゼロを目指すエネルギー自給自足型の提案もその一つです。時代に合わせた新しい暮らし方を実現するための、先進的なプランが詰まったモデルといえます。
セキスイハイムのセミオーダーで建てる5つのメリット
セキスイハイムのセミオーダー住宅を選ぶことには、多くのメリットがあります。特に、忙しい共働き世帯や、効率的に質の高い家を建てたいと考えている方にとって、その魅力は大きいでしょう。
ここでは、業界トップクラスの工期の短さや、標準装備の性能の高さ、コストパフォーマンスなど、セキスイハイムのセミオーダーならではの5つのメリットを解説します。
- 業界最速クラスの短工期を実現できる
- 高い耐震性能と断熱性能が標準装備されている
- フルオーダーより費用を抑えながら品質を確保できる
- 完成イメージが掴みやすく失敗リスクが低い
- アフターサービスと保証制度が充実している
業界最速クラスの短工期を実現できる
セキスイハイムのセミオーダー住宅は、着工から約2ヶ月という業界最速クラスの工期で完成させることができます。これは、家づくりの大半を工場で行うユニット工法ならではの強みです。
現場での作業はユニットの組み立てが中心となるため、雨や雪といった天候の影響を受けにくく、計画通りに工事が進みます。
高い耐震性能と断熱性能が標準装備されている
高い住宅性能が標準装備されている点も、セキスイハイムの大きな魅力です。
独自のハイブリッド耐震構造「ガイアス」は、震度7クラスの大地震にも耐えうる強さを備えています。これは、工場での精密な溶接によってつくられた高強度なユニット構造だからこそ実現できる性能です。

また、断熱材も工場で隙間なく施工されるため、高い気密性と断熱性を確保できます。
フルオーダーより費用を抑えながら品質を確保できる
フルオーダー住宅に比べて費用を抑えられる点も、セミオーダーのメリットです。
セキスイハイムでは、部材を工場で大量生産することで、一つひとつのコストを削減しています。また、ゼロから設計するフルオーダーとは違い、ある程度プランが規格化されているため、設計にかかる費用も抑えられます。
完成イメージが掴みやすく失敗リスクが低い
家づくりでよくある「思っていたイメージと違った」という失敗を防ぎやすいのも、セミオーダーのメリットです。
セキスイハイムでは、全国のモデルハウス展示場で実際の建物を体感できるほか、Webサイトには豊富な建築実例が掲載されています。また、打ち合わせでは3DCGやVRといった最新技術を使って、完成後のイメージをリアルに確認できます。
アフターサービスと保証制度が充実している
建てた後も安心して暮らせる手厚いサポート体制も、セキスイハイムが選ばれる理由の一つです。
構造体や防水に関する長期間の保証制度はもちろん、全国に広がるサービス網によって、何かあった際にも迅速に対応してもらえます。さらに、専門スタッフによる定期的な点検やメンテナンスのサポートも充実しており、住まいの価値を長く保つことができます。
セキスイハイムのセミオーダーで建てる4つのデメリット

画像引用元:セキスイハイムの商品ラインアップ(鉄骨・木質)(セキスイハイム)
多くのメリットがある一方で、セキスイハイムのセミオーダー住宅にはデメリットも存在します。家づくりを始めてから後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解しておくことが大切です。ここでは、契約前に知っておきたい4つのデメリットを解説していきます。
ユニット工法特有の間取り制約がある
セキスイハイムのセミオーダーは、ユニット工法を採用しているため、間取りに一定の制約があります。ユニットを組み合わせて家をつくるという構造上、柱のない広大なリビングや、複雑な形状の部屋をつくるのは難しい場合があります。
また、柱の位置や窓などの開口部の大きさにも制限が出てきます。建築家とつくるような完全自由設計の住宅をイメージしている方にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
外観デザインが画一的になりやすい
ユニット工法は、外観デザインが似たような印象になりやすいという側面もあります。箱型のユニットを組み合わせるという基本構造があるため、どうしても特徴的な凹凸のあるデザインなどは難しくなります。そのため、近隣に同じセキスイハイムの家が建っている場合、デザインの差別化がしにくいと感じるかもしれません。
オプション追加で費用が膨らむリスクがある
セミオーダー住宅は費用を抑えられることが魅力ですが、こだわりを詰め込みすぎると予算をオーバーする可能性があります。標準仕様でも十分な設備が整っていますが、キッチンやお風呂のグレードを上げたり、特別な内装材を選んだりすると、その分はオプションとして追加費用が発生します。
あれもこれもと希望を追加していくうちに、最終的な金額が想定より高くなってしまうケースは少なくありません。
建築条件に制限がある
セキスイハイムのユニット工法は、建築する土地の条件に制限がある点にも注意が必要です。
工場でつくられた大型のユニットをクレーン車で現場に運び込み、設置するため、敷地に面した道路が狭いと搬入できない場合があります。また、極端な不整形地や傾斜地では、施工が困難なケースも考えられます。
セキスイハイムのセミオーダーで後悔しないための5つのポイント

画像引用元:ステイ&ワーク(セキスイハイム)
セキスイハイムのセミオーダー住宅で満足のいく家づくりを実現するためには、事前に押さえておくべきポイントがあります。メリット・デメリットを理解したうえで、自分たちの理想の暮らしをどのように形にしていくか、計画的に進めることが成功のカギです。ここでは、後悔しないために特に意識したい5つの重要なポイントを解説します。
なお、注文住宅の仕様や間取りについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「注文住宅でおすすめしない仕様と間取り4選【ハウスメーカー】」を参考にしてください。
運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
標準仕様とオプションの境界線を把握する
後悔しない家づくりのためには、「標準仕様」でどこまで実現でき、どこからが「オプション」になるのかを正確に把握することが大切です。
契約前に、キッチンや浴室、壁紙などの仕様一覧を細かく確認し、自分たちが希望する設備や内装が標準に含まれているかを確認しましょう。追加したいオプションがあれば、早い段階で見積もりを取り、予算全体のバランスを考えることが重要です。
建築実例を多数見学してイメージを具体化する
理想の住まいを具体化するために、できるだけ多くの建築実例に触れることをおすすめします。
モデルハウスに足を運べば、図面ではわかりにくい空間の広がりや素材の質感を実際に体感できます。また、Webサイトで公開されている施工事例も良い参考になります。特に、自分たちと同じような家族構成やライフスタイルの人の家を見ることで、間取りや収納の工夫など、暮らしに役立つヒントが見つかるはずです。
ユニット配置の工夫で理想の間取りに近づける
セミオーダーには間取りの制約がありますが、ユニットの配置を工夫することで理想に近づけることは可能です。
たとえば、ユニットをL字型やコの字型に配置すれば、プライベートな中庭をつくり出すことができます。また、吹き抜けを設けて開放的な空間を演出したり、家事動線や生活動線を意識して間仕切りを設計したりすることもできます。
営業担当者の質を見極める
家づくりは、パートナーとなる営業担当者の存在が大きく影響します。知識が豊富で、こちらの要望を的確に汲み取り、プロならではの提案をしてくれる営業担当者に出会えるかがカギとなります。
これまでの施工実績や経験年数を確認するだけではなく、メリットばかりでなくデメリットもきちんと説明してくれるか、アフターフォローに対する姿勢はどうか、といった点も見極めましょう。
複数商品の比較・検討で最適解を見つける
セキスイハイムのセミオーダー住宅には、価格帯やコンセプトの異なる複数の商品ラインナップがあります。一つの商品だけに絞るのではなく、複数のカタログを取り寄せて比較・検討することが、自分たちにとっての最適解を見つけることにつながります。
それぞれの商品の性能やデザイン、価格のバランスをじっくりと見比べて、自分たちのライフスタイルや価値観に最も合うのはどれかを見極めましょう。
セキスイハイムのセミオーダーに関するよくある質問

ここでは、セキスイハイムのセミオーダー住宅を検討する際によく寄せられる質問についてお答えします。会社の違いや費用に関すること、具体的なスケジュール感など、多くの方が疑問に思う点をまとめました。
積水ハウスとは何が違うのですか?
積水ハウスとセキスイハイムは、名前は似ていますがまったく別の会社であり、採用している工法が大きく異なります。
積水ハウスが鉄骨軸組工法や木造軸組工法といった、現場での建築を中心とする工法を採用しているのに対し、セキスイハイムは工場生産を中心としたユニット工法に特化しています。一般的に、設計の自由度は積水ハウスの方が高い傾向にありますが、その分、価格帯も高くなることが多いです。
値引き交渉には応じてもらえますか?
値引き交渉に応じてもらえる可能性はありますが、交渉のタイミングや方法がカギになります。
一般的に、会社の決算期である3月や9月、あるいは特定のキャンペーン期間中は、交渉がしやすくなるといわれています。ただし、建物の本体価格から大幅な値引きを引き出すのは難しい場合が多いでしょう。
相談から完成までの期間はどれくらいかかりますか?
相談から完成までの期間は、全体で約5ヶ月から7ヶ月程度が標準的なスケジュールです。
まず、展示場での相談から契約までが約2~3ヶ月、その後、契約から間取りや仕様を確定させる設計段階で約1~2ヶ月かかります。設計が確定し、工場でのユニット生産が始まると、現場での工事はスピーディです。着工から完成、そして引き渡しまでは約2ヶ月が目安となります。
まとめ
セキスイハイムのセミオーダー住宅は、品質とコストのバランスに優れた選択肢です。メリット・デメリットを正しく理解し、理想のマイホーム計画を進めましょう。
セキスイハイムのような大手ハウスメーカーの攻略法を知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者のまかろにおが、専門的な視点から各社の強みや注意点を詳しく解説しています。

また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、家づくりの無料相談をLINEで受け付けています。「自分たちの予算でどこまで理想のセミオーダー住宅が建てられるか知りたい」「オプション費用を含めた総額がどのくらいになるか不安」という悩みを専門スタッフによる丁寧なサポートで解消できるでしょう。また、リアルタイムでの最新情報を受け取ることができます。
さらに、「メグリエ(MEGULIE)」に掲載されている豊富な建築実例から気になる施工事例を選び、その施工を担当したハウスメーカーや営業担当者に直接依頼することも可能です。信頼できる営業担当者と二人三脚で進めることで、後悔のない家づくりを実現できます。
なお、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」を活用するメリット・デメリットは、こちらの動画で詳しく解説しています。一度チェックしてみてください。
一生に一度の大きな買い物だからこそ、納得できるまで情報を集めて慎重に進めましょう。