この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
ヘーベルハウスの品質に惹かれつつも、「フルオーダーは予算や時間が厳しい」と感じていないでしょうか?そんな方に選ばれるのが、コストと効率のバランスに優れた「セミオーダー住宅」です。
しかし、自由度が限られる点や独特の進め方から「本当に後悔しないだろうか?」という不安もつきものです。そこで今回は、ヘーベルハウスのセミオーダー「MY Dessin」のメリット・デメリットを解説します。
さらに、後悔しないための5つの重要ポイントも紹介します。セミオーダーを選ぶべきか、そして満足のいく家づくりを実現するための具体的な方法がわかるでしょう。
ヘーベルハウスのセミオーダーとは
ヘーベルハウスでセミオーダー住宅を検討する際、まず知っておきたいのがその基本的な仕組みです。セミオーダーは「MY Dessin(マイデッサン)」という商品名で提供されており、あらかじめ用意されたプランを軸に家づくりを進めていくスタイルを指します。
ここでは、MY Dessinの概要に加え、よく比較されるフルオーダーや一般的な規格住宅との違いをわかりやすく解説します。
旭化成ホームズが提供する規格住宅「MY Dessin(マイデッサン)」の概要

画像引用元:MY Dessin(ヘーベルハウス)
ヘーベルハウスのセミオーダー住宅「MY Dessin(マイデッサン)」は、家族の理想を大切にしながら、自分らしい暮らしを形にできる規格住宅です。プロが厳選した多彩なプランから間取りや仕様を選び、上質なアイテムを組み合わせることで、良いものと好きなものを同時に叶えられます。ゼロからの設計に比べて負担を軽減でき、洗練された空間に自分らしいこだわりを加えていけることが魅力です。
外観はヘーベルハウス伝統の強靭な壁が住まいを守り、変わらない安心感をもたらします。効率と品質を両立しながら、ライフスタイルの変化にも寄り添うという、長く心地よく暮らせる住まいが「MY Dessin」のコンセプトです。
「フルオーダー」と「セミオーダー」の違い
フルオーダーとセミオーダーの大きな違いは、「自由度」とそれに伴う「コスト」「時間」のバランスにあります。
フルオーダーは間取りやデザインをゼロから自由に決められる反面、価格が高くなり打ち合わせも長期化しがちです。一方で、セミオーダーは、用意されたプランを基本とするため自由度に制約はありますが、その分コストを抑えられ、工期も短縮できます。
設計や仕様決めの負担が軽くなるため、忙しい方でも効率良く家づくりを進められる点が魅力です。
一般的な規格住宅との違い
ヘーベルハウスのMY Dessinは、一般的な規格住宅と比べて「カスタマイズの柔軟性」が高いことが特徴です。
多くの規格住宅は決められたプランから選ぶだけで、間取りなどの変更は困難な場合が少なくありません。しかし、MY Dessinではベースとなるプランを選んだ上で、限定的ながらも間取りの調整や仕様のカスタマイズができます。さらに、3回までの打ち合わせで仕様を決定するという独自のシステムにより、計画的に自分たちの理想を形にしていくことが可能です。
単なる規格住宅ではなく、ある程度の自由度と効率性を両立させたセミオーダーならではの魅力を持っています。
ヘーベルハウスのセミオーダーで建てる5つのメリット
ヘーベルハウスのセミオーダー住宅「MY Dessin」には、コストや時間、品質の面で多くの魅力があります。高品質な住宅を手頃な価格で実現できるだけではなく、忙しい現代のライフスタイルに合わせた効率的な家づくりが可能です。ここでは、セミオーダーを選ぶことで得られる5つのメリットを解説します。
- 価格を抑えながら高品質な家を建てることができる
- 耐震性・耐火性の高い住宅を標準仕様で手に入れられる
- 打ち合わせ回数を減らして効率的に家づくりができる
- 完成後のギャップを減らして設計ミスを防ぐことができる
- 長期保証とサポートを受けながら安心して住み続けられる
価格を抑えながら高品質な家を建てることができる
セミオーダー住宅は、コストを抑えつつ高品質な住まいを実現できる点が大きなメリットです。
仕様や部材を規格化して大量に仕入れることで、材料費や設計にかかるコストを効率良く削減しています。そのため、フルオーダーと同じ基本構造や性能を持ちながら、よりリーズナブルな価格での提供が可能になります。
耐震性・耐火性の高い住宅を標準仕様で手に入れられる
ヘーベルハウスの大きな強みである高い安全性は、セミオーダーでも標準仕様として確保されています。
独自の重量鉄骨・軽量鉄骨構造は優れた耐震性を発揮し、ALCコンクリート「ヘーベル」の外壁は高い耐火性能を誇ります。

画像引用元::ALCコンクリート・ヘーベル (ヘーベルハウス)
これにより、震度7クラスの大地震や近隣からのもらい火といった災害に対する安心感が、特別なオプションを追加することなく手に入るのは大きなメリットといえるでしょう。
打ち合わせ回数を減らして効率的に家づくりができる
セミオーダーは、効率的に家づくりを進められる点も魅力です。特に「MY Dessin」では、3回の打ち合わせで仕様を決定するシステムが採用されており、全体のスケジュールが明確です。この仕組みは、共働きで忙しいご夫婦や、家づくりに多くの時間を割けない方にとって大きな助けとなります。
完成後のギャップを減らして設計ミスを防ぐことができる
セミオーダーは、完成後の「思っていたイメージと違った」という後悔を防ぎやすいこともメリットです。プロが長年の経験に基づいて考え抜いたプランがベースになっているため、生活動線や採光、収納計画などがはじめから最適化されています。
また、豊富な建築実例やモデルハウスを事前に見学することで、完成形を具体的にイメージしやすいことも安心材料です。フルオーダーで起こりがちな、図面だけではわからなかった設計上のミスや使い勝手の悪さといった失敗のリスクを、最小限に抑えることができます。
なお、リビングの間取りのポイントについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【間取り解説】最悪なリビングの特徴3選と解決策」を参考にしてください。
運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
長期保証とサポートを受けながら安心して住み続けられる
セミオーダーであっても、ヘーベルハウスならではの手厚い長期保証とサポートを受けられるため、建てた後も安心して暮らせます。業界トップクラスの「60年点検システム」により、専門スタッフが定期的に住まいの状態をチェックし、必要なメンテナンスを提案してくれます。
ヘーベルハウスのセミオーダーで建てる4つのデメリット

画像引用元:家族の人生の、いちばん近くに。 MY Dessin【マイデッサン】(ヘーベルハウス)
ヘーベルハウスのセミオーダー住宅「MY Dessin」は多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。コストや効率性を重視する仕組みだからこそ、自由度や柔軟性の面で制約が生じるのは避けられません。ここでは、契約後に後悔しないために知っておきたい4つのデメリットを解説します。
間取りやデザインの自由度を高くすることができない
セミオーダー住宅のデメリットは、間取りやデザインの自由度が限られる点です。あらかじめ決められたプランの中から選ぶ形式のため、建築家の作品のような個性的なデザインや、特殊な間取りを実現するのは困難です。
たとえば、「中庭をどうしても作りたい」「スキップフロアを取り入れたい」といった強いこだわりがある場合、セミオーダーでは対応できない可能性があります。外観や内装の選択肢もフルオーダーに比べると限定されるため、細部までこだわりを反映させたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
打ち合わせ回数を自由に増やすことができない
打ち合わせ回数が原則3回までと決まっている点も、人によってはデメリットになります。この回数制限により、じっくり時間をかけて考えたい方や、迷いやすい方にとっては検討時間が不足する可能性があるでしょう。
また、打ち合わせが進む中で出てきた仕様変更や追加の要望に対応してもらうのが難しい場合もあります。慎重に検討を重ねたい方には、このスピード感が合わないかもしれません。
オプション追加で費用を抑えることができない
セミオーダーは基本価格が抑えられている一方で、オプションを追加していくと費用が想定以上にかさむ可能性があります。標準仕様で満足できればコストメリットは大きいですが、キッチンやお風呂のグレードアップ、床材の変更など、こだわりたい部分が増えると追加費用が発生します。
すべての敷地条件に柔軟に対応することができない
規格化されたプランをベースにするセミオーダーは、土地の形状によっては建築が難しい場合があります。
たとえば、狭小地や旗竿地、三角形といった変形地では、用意されたプランがうまく収まらないケースが少なくありません。敷地条件によっては選べるプランが大幅に制限されたり、場合によっては対応自体ができなかったりすることもあります。
ヘーベルハウスのセミオーダーで後悔しないための5つのポイント

画像引用元:家族の人生の、いちばん近くに。 MY Dessin【マイデッサン】(ヘーベルハウス)
ヘーベルハウスのセミオーダー住宅は魅力的な選択肢ですが、その特性を理解せずに進めると「こんなはずではなかった」と後悔につながる可能性もあります。メリットとデメリットを踏まえた上で、満足度の高い家づくりを実現するためには、ポイントを押さえておく必要があります。ここでは、セミオーダーで後悔しないために実践したい5つの具体的な対策を解説します。
- 標準仕様とオプションの違いを正しく把握する
- 建築実例を見学してイメージのズレを防ぐ
- 限られた打ち合わせ回数を有効活用できるよう計画する
- 営業担当者の知識と姿勢をしっかり見極める
- 他社との比較を通じて最適な選択ができるようにする
標準仕様とオプションの違いを正しく把握する
後悔しないためのカギは、標準仕様とオプションの範囲を契約前に正確に理解することです。
モデルハウスの豪華な設備や内装はオプションであることが多いため、どこまでが標準で、何を追加するといくらかかるのか、詳細な見積もりを確認しましょう。その上で、家族で「絶対に譲れない部分」と「妥協できる部分」を話し合い、予算配分の優先順位を決めておくことが大切です。
建築実例を見学してイメージのズレを防ぐ
カタログや図面だけではわからない空間の広さや素材の質感は、実際の建築実例を見学することで確かめましょう。完成見学会やWeb上のルームツアー動画などを活用し、リアルな暮らしを体感することがイメージのズレを防ぎます。特に、自分たちと近い家族構成や予算帯で建てられた家は、現実的な参考になります。
限られた打ち合わせ回数を有効活用できるよう計画する
原則3回という限られた打ち合わせを最大限に活用するためには、事前の準備が不可欠です。打ち合わせに臨む前に、家族内で要望や優先順位をしっかりと整理し、共有しておきましょう。
たとえば、「1回目で全体像と間取りの方向性を固め、2回目で内外装や設備を決め、3回目で最終確認」といったように、各回のゴールを意識するとスムーズです。
営業担当者の知識と姿勢をしっかり見極める
セミオーダーの家づくりでは、営業担当者の力量が満足度を大きく左右します。ヘーベルハウスの構造や性能について深い知識を有していることはもちろん、MY Dessinの施工実績が豊富かどうかも確認したいポイントです。
こちらの要望を的確に理解し、メリットだけではなくデメリットも正直に伝えてくれる誠実な姿勢があるかを見極めましょう。
他社との比較を通じて最適な選択ができるようにする
ヘーベルハウスのセミオーダーが自分たちにとって最適かを見極めるために、他社の同価格帯の住宅とも比較・検討することをおすすめします。
たとえば、積水ハウスやセキスイハイム、パナソニックホームズなども魅力的な規格住宅やセミオーダー商品を持っています。価格だけではなく、耐震性や断熱性といった住宅性能、保証やアフターサービスの内容を総合的に比較することで、各社の強みや特徴が明確になるでしょう。
なお、他者との比較について詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【鉄骨】ハウスメーカーランキングTOP6【後編】セキスイハイム、積水ハウス、ヘーベルハウス」を参考にしてください。
ヘーベルハウスのセミオーダーに関するよくある質問

ヘーベルハウスのセミオーダー住宅「MY Dessin」を検討する中で、具体的な進め方や費用、選択の判断軸についてさまざまな疑問が浮かぶことでしょう。最後に、よくある質問とその回答を紹介します。カタログの入手方法から打ち合わせのルール、フルオーダーとの比較まで、気になる点を解消し、安心して家づくりをスタートさせるためにお役立てください。
MY Dessinのカタログはどこで手に入りますか?
MY Dessinのカタログは、ヘーベルハウスの公式サイトから無料で請求できます。必要な情報を入力すれば、数日で自宅に郵送されます。
また、お近くの住宅展示場に足を運べば、その場で直接受け取ることも可能です。近年では、オンライン相談の際に画面共有でデジタルカタログを見ながら説明を受けることもできるため、ご自身の都合の良い方法で情報を集めることが可能です。
ヘーベルハウスの見積もりや相談は無料ですか?
ヘーベルハウスでは初回相談から見積もり作成まで、すべて無料で対応しています。住宅展示場での対面相談はもちろん、自宅から気軽に参加できるオンライン相談も費用はかかりません。希望する間取りプランの作成や、それに伴う概算見積もりの提示も無料サービスの範囲内です。
3回の打ち合わせで決められなかった場合はどうなりますか?
MY Dessinでは、原則として3回以内で仕様を決定するルールになっています。3回で決められなかった場合、やむを得ない事情があれば営業担当者に相談することで、追加の打ち合わせが可能なケースもあります。ただし、その際には別途費用が発生する場合があるため注意が必要です。
フルオーダーとセミオーダーで迷ったらどう判断すれば良いですか?
フルオーダーとセミオーダーで迷った際は「予算」「自由度」「時間」の3つの軸で判断するのが良いでしょう。
まず、家づくりにかけられる予算と、どれくらいの設計自由度を求めるかのバランスを考えます。次に、仕事やプライベートの状況を考慮し、家づくりにどれだけの時間と労力をかけられるかを現実的に評価します。どうしても譲れない強いこだわりがセミオーダーで実現可能かを確認することも重要です。
まとめ
ヘーベルハウスのセミオーダー住宅は、メリット・デメリットを理解し計画的に進めることが後悔しないためのカギです。今回解説したポイントを参考に、自分に合う家づくりか見極めましょう。
大手ハウスメーカーのセミオーダー住宅で後悔したくない方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者のまかろにおが、各社のセミオーダー住宅の特徴を比較解説しており、より客観的な判断材料を得られます。

また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、家づくりの無料相談をLINEで受け付けています。「セミオーダー住宅のオプション費用がどれくらいになるか不安」「自分たちの予算で建てられるハウスメーカーがわからない」という悩みも、専門スタッフによる丁寧なサポートで解消できるでしょう。また、リアルタイムでの最新情報を受け取ることができます。
さらに、「メグリエ(MEGULIE)」に掲載されている豊富な建築実例から気になる施工事例を選び、その施工を担当したハウスメーカーや営業担当者に直接依頼することも可能です。経験豊富な担当者と出会うことで、限られた条件の中でも満足度の高い家づくりを実現しやすくなります。
なお、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」を活用するメリット・デメリットは、こちらの動画で詳しく解説しています。一度チェックしてみてください。
家づくりは一生に一度の大きな買い物だからこそ、焦らず慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。