この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
「注文住宅は憧れるけれど、打ち合わせが大変そう」「建売では満足できないけれど、予算は抑えたい」こういった悩みを抱えていませんか?デザイン性や収納力は妥協したくないけれど、時間やコストは効率的に進めたいと考えている方に選ばれているのが、ミサワホームのセミオーダー住宅です。
今回は、ミサワホームのセミオーダーの仕組みから、人気の「蔵」をはじめとするメリット、そして後悔しないために知っておくべきデメリットまで詳しく解説します。読み終える頃には、セミオーダーという選択肢がご自身の家づくりに合っているか、きっと明確になっているでしょう。
ミサワホームのセミオーダー住宅の仕組み
注文住宅を検討し始めると「セミオーダー」という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか?ミサワホームのセミオーダー住宅は、完全自由設計と規格住宅のちょうど中間に位置する、バランスの取れた家づくりのスタイルです。ここでは、その基本的な仕組みや、ほかの建築方法との違いをわかりやすく解説します。
なお、他社のハウスメーカーとの比較について詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【前編】ハウスメーカーランキングTOP6【木造】ミサワホーム、一条工務店、三井ホーム」を参考にしてください。
運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
木質パネル接着工法によるセミオーダーの特徴
ミサワホームのセミオーダー住宅は、工場で精密に生産された木質パネルを、現場で組み立ててつくる「工業化住宅」です。部材を工場で生産することで、職人の技術力や天候に左右されない均一な品質を保てるのが大きな特徴といえます。これにより、高い耐震性や断熱性を確保しながら、現場での工期を短縮することが可能になります。
完全自由設計とセミオーダーの違い
ゼロから自由に設計できるのが完全自由設計であるのに対し、セミオーダーは用意された基本プランをもとにアレンジを加えるスタイルです。
完全自由設計は、間取りやデザインの制約がない代わりに、建築家との打ち合わせに多くの時間と費用がかかる傾向があります。一方セミオーダーは、暮らしやすさが計算されたプランが土台にあるため、打ち合わせが効率的に進み、設計費用や工期を抑えられます。
規格住宅とセミオーダーの違い
規格住宅は、すでに完成された間取りや仕様のプランから選ぶだけで、基本的に変更はできません。建売住宅に近いイメージを持つとわかりやすいかもしれません。
これに対して、ミサワホームのセミオーダーは、基本プランは決まっているものの、間仕切りの変更や収納のレイアウト調整など、家族のライフスタイルに合わせて柔軟なカスタマイズが可能です。
ミサワホーム「SMART STYLE」の特徴

画像引用元:SMART STYLE(スマートスタイル)(ミサワホーム)
ミサワホームのセミオーダー住宅「SMART STYLE」は、ミサワホームが長年の経験とノウハウを注いでつくり上げた、日本の価値ある定番住宅です。累計42,000棟以上の実績が示すように、安心して選ばれ続けてきた主力ブランドとなっています。
ベースは「2階建て」「2階KURAタイプ」「HIRAYAタイプ」の3種類です。そこから家族構成やライフスタイルに合わせて間取りをカスタマイズし、さらに内装や外装、設備をセレクトすることで、自分らしい住まいに仕上げられます。
贅沢な仕様に頼らずとも、基本性能と品質には徹底してこだわるという理念のもと、展示場のデザインイメージをそのまま実現できるのも特徴です。SMART&CUSTOMIZEをコンセプトに、効率良く理想の家づくりを進められる住まいです。
ミサワホームのセミオーダーで建てる5つのメリット
ミサワホームのセミオーダー住宅を選ぶことで、デザイン性や性能、コストパフォーマンスなど、家づくりにおける多くのメリットを得られます。プロが考え抜いた設計をベースにするからこそ、暮らしの質を高める工夫が随所に盛り込まれていることが魅力です。
ここでは、ミサワホームならではの強みである「デザイン性」「耐震性」「収納力」などを中心に、セミオーダーで家を建てるメリットを5つ解説します。
- 36年連続グッドデザイン賞の実績でデザイン性を確保できる
- 木質パネル接着工法で高い耐震性能を実現できる
- 大収納空間「蔵」で収納力を大幅に向上できる
- フルオーダーより費用を抑制しながら品質を維持できる
- 豊富な実例で完成イメージを把握しやすくできる
36年連続グッドデザイン賞の実績でデザイン性を確保できる
ミサワホームは、36年連続でグッドデザイン賞を受賞しており、そのデザイン力は高く評価されています。この実績は、単に見た目が美しいだけではなく、機能性や暮らしやすさまで考慮された、質の高いデザインを提供し続けている証といえるでしょう。
たとえば、街並みに調和しながらも洗練された印象を与える外観や、光や風を巧みに取り入れた心地良い室内空間など、長年のノウハウが活かされています。
木質パネル接着工法で高い耐震性能を実現できる
ミサワホームが採用する「木質パネル接着工法」は、地震に強い家を実現するためのカギです。

柱や梁で支える「線」の構造ではなく、壁・床・天井の「面」で構成されるモノコック構造のため、地震のエネルギーを建物全体に分散させて受け止めます。これにより、震度7クラスの大地震にも耐えうる高い耐震性を発揮します。
大収納空間「蔵」で収納力を大幅に向上できる
ミサワホームの代名詞ともいえる大収納空間「蔵」は、収納に関する悩みを解決してくれる画期的な設計です。

1階と2階の間などに設けられる天井高1.4m以下の空間は、床面積に算入されず、固定資産税の軽減効果も期待できます。普段使わない季節用品や、子どもの成長とともに増える思い出の品などをまとめて保管できるため、リビングや各部屋をいつもすっきりと保てます。
フルオーダーより費用を抑制しながら品質を維持できる
セミオーダー住宅は、完全自由設計(フルオーダー)と比較して、コストを抑えながら質の高い家を建てられることがメリットです。部材や設備を標準化し、工場で計画的に生産することでコストダウンを実現しています。また、基本プランがあるため設計プロセスが効率化され、設計費用も最小限に抑えられます。
豊富な実例で完成イメージを把握しやすくできる
セミオーダー住宅は、これまでに建てられた豊富な建築実例を参考にできるため、入居後の生活を具体的にイメージしやすいことがメリットです。モデルハウスで実際の空間を体験したり、Webサイトやカタログで多くの実例写真を確認したりすることで、間取りの使い勝手やデザインの雰囲気をリアルに感じ取れます。
ミサワホームのセミオーダーで建てる4つのデメリット

画像引用元:SMART STYLE(スマートスタイル)(ミサワホーム)
多くのメリットがあるミサワホームのセミオーダー住宅ですが、家づくりで後悔しないためには、事前にデメリットや注意点を理解しておくことも大切です。特に、工法に由来する制約や、プランニングを進める上での注意点など、あらかじめ知っておくことで対策を立てやすくなります。
ここでは、セミオーダー住宅を検討する際に留意しておきたい4つのデメリットを解説します。
木質パネル工法特有の間取り制約で自由度が制限される
ミサワホームの木質パネル工法は、高い耐震性を生む一方で、間取りの自由度に一定の制約をもたらします。構造体であるパネルの配置によって壁の位置がある程度決まるため、たとえば壁一面の大開口や、柱のない広大なLDKといった設計には限界があります。
完全自由設計のように、ゼロから思い通りの間取りをつくりたいと考える方にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
外観デザインが類似しやすく個性を出しにくくなる
セミオーダー住宅は、ある程度パッケージ化されたプランをベースにするため、どうしても外観デザインが似通ってくる傾向があります。特に、近隣に同じミサワホームの家が建っている場合、デザインの差別化が難しくなることも考えられます。
外壁材や屋根の形状、窓の配置などで個性を出すことは可能ですが、建築家が手掛けるような独創的なデザインを求める方には不向きかもしれません。
オプション選択で当初予算をオーバーしやすくなる
セミオーダー住宅は、基本仕様が明確に決まっているため、予算管理がしやすいのがメリットです。しかし、その反面、魅力的なオプションを追加していくうちに、当初の予算を大幅に超えてしまうケースが少なくありません。
たとえば、人気の「蔵」の設置や、キッチン・バスルームのグレードアップ、無垢材フローリングなどの高級仕上げ材の選択は、それぞれ追加費用が発生します。
なお、ハウスメーカーで安く買うコツについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【2021年】大手ハウスメーカー金額ランキングと安く買うコツ」を参考にしてください。
施工条件に制約があり対応できない土地がある
ミサワホームの工業化住宅は、工場で生産した大型の木質パネルを現場へ運び込み、クレーンで組み立てる工程が必要です。そのため、敷地に面した道路が狭く、大型トラックやクレーン車が進入できないような土地では、施工自体が難しい場合があります。また、極端な狭小地や不整形地なども、パネルの搬入や設置に制約が生じることがあります。
ミサワホームのセミオーダーで後悔しないための5つのポイント

画像引用元:SMART STYLE(スマートスタイル)(ミサワホーム)
ミサワホームのセミオーダー住宅で満足のいく家づくりを実現するためには、押さえておくべき重要なポイントがあります。メリット・デメリットを理解した上で、計画段階から具体的なアクションを起こすことが、後悔を防ぐカギとなります。
ここでは、予算管理から情報収集、プランニングの工夫、そしてパートナーとなる営業担当者の見極めまで、理想の住まいを建てるために欠かせない5つのポイントを解説します。
- 標準装備とオプション設備の境界を明確に把握する
- 多くの建築事例を見学してイメージを明確化する
- 木質パネル配置の工夫で理想の間取りに近付ける
- 営業担当者の提案力と知識レベルを見極める
- 複数の商品シリーズを比較して最適なプランを選択する
標準装備とオプション設備の境界を明確に把握する
後悔しない家づくりの第一歩は、正確な予算管理です。そのためには、契約前に「標準仕様」に何が含まれ、どこからが「オプション」になるのか、その境界線を詳細に確認することが必要です。
キッチンや浴室の設備グレード、床材の種類、窓の性能など、細かい部分までリストアップして理解しておきましょう。
多くの建築事例を見学してイメージを明確化する
理想の住まいのイメージを固めるためには、できるだけ多くの実例に触れることが有効です。住宅展示場やモデルハウスに足を運び、空間の広さや素材の質感、生活動線などを実際に体感してみましょう。図面だけではわからないリアルな感覚をつかめます。
また、WebサイトやSNSで、自分たちと似た家族構成やライフスタイルの人の施工事例を探すのも良い方法です。
木質パネル配置の工夫で理想の間取りに近付ける
セミオーダーには間取りの制約があるものの、工夫次第で理想の空間に近づけることは可能です。
たとえば、パネルの配置をL字型やコの字型にすることで、プライベートな中庭をつくり、採光や通風を確保できます。また、吹き抜けを設ければ、縦の空間に広がりが生まれ、開放感を演出できるでしょう。
大切なのは、家族の生活動線を第一に考え、それに合わせて間仕切りの位置を検討することです。
営業担当者の提案力と知識レベルを見極める
家づくりは、パートナーとなる営業担当者の力量に大きく左右されます。信頼できる営業担当者を見極めるためには、その人の提案力や知識レベルをしっかりとチェックしましょう。
過去の施工実績や担当年数を確認するだけではなく、こちらの質問に対して的確でわかりやすい回答をくれるかどうかがポイントです。特に、木質パネル工法の制約といった技術的な質問への回答や、アフターサービスに対する姿勢からは、その人の誠実さやプロ意識がうかがえます。
複数の商品シリーズを比較して最適なプランを選択する
ミサワホームのセミオーダー住宅には「SMART STYLE」をはじめ、価格帯やコンセプトの異なる複数の商品シリーズが用意されています。まずは各シリーズのカタログを取り寄せ、それぞれの特徴やデザイン、標準仕様などをじっくり比較・検討することをおすすめします。
自分たちの予算やライフスタイルに合うシリーズはどれか、性能と価格のバランスを見ながら最適なプランを探しましょう。
ミサワホームのセミオーダーに関するよくある質問

ここまでミサワホームのセミオーダー住宅について解説してきましたが、まだ疑問や気になる点があるかもしれません。最後に、具体的な商品シリーズの評判や代表的な間取り、そして多くの方が気になる価格交渉の可能性など、よくある質問とその回答を紹介します。これらの情報を参考に、さらに理解を深め、安心して家づくりを進めるための準備を整えましょう。
人気商品「Roomie(ルーミエ)」の評判や特徴はどうですか?
「SMART STYLE Roomie(ルーミエ)」は「私らしい暮らし」をデザインする企画住宅として、多様化するライフスタイルに応える人気シリーズです。大屋根タイプ・スキップ蔵タイプ・2階建タイプ・平屋蔵タイプの4種類から選べ、インテリアや外装も好みに合わせてコーディネートできます。

画像引用元:SMART STYLE Roomie(ミサワホーム)
SNSなどでもデザイン性の高さが話題になり、特に若い世代や女性から高い評価を得ています。標準仕様の段階からおしゃれな建材や設備を採用しているため、追加費用を抑えつつ理想の空間を実現できる点も魅力です。自然災害への強さや環境配慮性能も備えており、安心と快適を両立する住まいとして幅広い層に支持されています。
スマートスタイルの代表的な間取りプランは?
「SMART STYLE」には、幅広いライフスタイルに対応できる代表的なプランがそろっています。
たとえば、2階建タイプは、LDKや和室をつなげるなど家族のコミュニケーションを育む王道の間取りが特徴です。2階KURAタイプは、ミサワホームならではの大収納空間「蔵」を設け、暮らしやすさと収納力を両立した実用的なプランです。さらに、HIRAYAタイプは、片流れ屋根を活かして太陽光発電を効率的に取り入れるなど、環境にも配慮した設計がメリットといえるでしょう。
価格交渉や値引きに対応してもらえますか?
価格交渉や値引きに、ある程度応じてもらえる可能性はあります。特に、ハウスメーカーの決算期(3月や9月など)や、特定のキャンペーン期間中は、交渉がしやすいタイミングといわれています。
ただし、工業化住宅は価格設定が合理化されているため、建物本体価格からの大幅な値引きは難しいケースが多いようです。
まとめ
ミサワホームのセミオーダー住宅は、デザインとコストのバランスが良い選択肢です。後悔しない家づくりのために、まずは情報収集から始めましょう。
デザイン性や収納力に優れた家を、コストを抑えて建てたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。大手ハウスメーカーに詳しいまかろにおが、ミサワホームをはじめとした各社の特徴をわかりやすく解説しています。

また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、家づくりの無料相談をLINEで受け付けています。「自分たちの予算で『蔵のある家』が建てられるか知りたい」「オプションを追加した場合の総額がいくらになるか不安」といった悩みも、専門スタッフによる丁寧なサポートで解消できるでしょう。また、リアルタイムでの最新情報を受け取ることができます。
さらに、「メグリエ(MEGULIE)」に掲載されている豊富な建築実例から気になる施工事例を選び、その施工を担当したハウスメーカーや営業担当者に直接依頼することも可能です。信頼できる営業担当者に出会えれば、セミオーダーの制約の中でも理想に近い間取りの提案を受けやすくなります。
なお、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」を活用するメリット・デメリットは、こちらの動画で詳しく解説しています。一度チェックしてみてください。
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。後悔しない理想の住まいを実現するために、慎重に情報収集を進めていきましょう。