この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
積水ハウスで家を建てる際、積水ハウスの外壁選びで迷う人は少なくありません。ダインコンクリートやベルバーンのような独自の外壁は魅力的ですが、種類が豊富でどれが最適かわからなくなることもあります。
積水ハウスの外壁は、デザインだけではなく将来のメンテナンス費用にも関わる重要な要素です。今回は、積水ハウスの外壁について解説します。
積水ハウス外壁の基礎知識

積水ハウスの外壁は、その重厚感とデザイン性で多くの人を魅了し続けています。ただし、商品によって選べる種類が異なり、少し複雑に感じるかもしれません。ここでは、積水ハウスの外壁における基礎知識について解説します。
積水ハウスの外壁の種類
積水ハウスの外壁には、大きく分けて「ダインコンクリート」「ベルバーン」「SC25セラミックウォール」の3種類があります。これらは自由に選べるわけではなく、建物の構造によって採用できる外壁が決まっているのが特徴です。
たとえば、鉄骨1・2階建ての商品では「ダインコンクリート」が採用されます。
一方、木造住宅シャーウッドでは、焼き物ならではの風合いを持つ「ベルバーン」がメインの選択肢です。
そのほか、鉄骨3・4階建て向けには、カラーとパターンが多彩な「SC25セラミックウォール」も用意されています。まずは、検討している商品が鉄骨か木造かを確認することが大切です。
鉄骨住宅と木造住宅で外壁仕様の違い
鉄骨住宅と木造住宅では、採用される外壁の仕様が明確に異なります。
鉄骨住宅向けの「ダインコンクリート」は、独自の製法による高強度・高耐久と、ハンドメイドによる緻密な表情や深い陰影が特徴です。一方で、木造住宅シャーウッドは、焼き物の風合いを持つ陶版外壁「ベルバーン」を採用できることが大きなメリットです。
ロッキング工法の仕組み
外壁パネルロッキング工法とは、外壁を直接躯体に緊結させない工法です。地震が発生して摩擦力を上回る力がかかると、外壁パネルが躯体とは異なった動きのロッキングを開始します。

画像引用元:ロッキング工法(積水ハウス)
この動きによって外力による外壁へのストレスの集中をなくし、地震によるひび割れや脱落を防いで建物を守ります。
積水ハウスの主要外壁材の種類
積水ハウスの外壁は、家の印象を決定づける重要な要素です。素材ごとに質感や機能性が大きく異なるため、自分の好みに合うものを見つけることが家づくりの第一歩です。ここでは、代表的な3つの外壁材について解説します。
- ダインコンクリート
- ベルバーン
- セラミックウォール
ダインコンクリート

画像引用元:ダインコンクリート(積水ハウス)
ダインコンクリートは、積水ハウスの最高峰の外壁材です。コンクリートならではの高強度と、ハンドメイドによる緻密な表情や味わい深いデザイン性が、気品のある邸宅らしい風格を醸し出します。
また「タフクリア-30」という高耐候クリア塗装・防汚塗装が施されており、メンテナンスサイクルを約30年に延長して長期間美しさを保つことが可能です。
ベルバーン

画像引用元:陶版外壁「ベルバーン」の耐久性(住友林業)
ベルバーンは、木造住宅「シャーウッド」の外壁に用いられる陶版外壁です。自然素材である粘土を主体とした材料を焼き上げて作られるため、焼き物特有の温かみのある質感が魅力です。
釉薬を使っているため、夏の暑い日ざしや多雨多湿などの厳しい天候でも変色や色褪せが少なく、優れたメンテナンス性を発揮し、60年以上の耐用となっています。
セラミックウォール

画像引用元:SC25セラミックウォール(住友林業)
SC25セラミックウォールは、カラーとパターンが多彩なセラミック外壁です。防火構造外壁として国土交通大臣の認定を受けており、隣家の火災を想定した直火加熱でも裏面温度を抑えるなど、火に強い複合構造となっています。
また、防水効果の高いシーラー下地調整材を使用しており、長期の日照や風雨への耐久性にも優れています。
積水ハウスの施工事例
カタログやサンプルを見るだけでは、実際の家がどのような雰囲気になるのかイメージしにくいことがあります。建物の全体像は、外壁材の質感や色味、そして窓や屋根との組み合わせによって大きく変わるものです。
ここでは、積水ハウスの代表的な外壁材を使用した施工事例について解説します。
ダインコンクリートの施工事例

ダインコンクリートを採用した邸宅は、他にはない重厚感と高級感を放ちます。その理由は、外壁材そのものの厚みと、そこから生まれる深い陰影が建物の存在感を際立たせるためです。

たとえば、彫りの深いデザイン「シェードボーダー」や「小端積(こばづみ)」などは、太陽の光が当たる角度によって表情を変え、見る人を飽きさせません。

また、無機質になりがちなコンクリート素材ですが、木目調の軒天や玄関ドアと組み合わせることで、温かみのあるモダンな外観に仕上がります。整然とした目地ラインが美しく、まさに「邸宅」と呼ぶにふさわしい風格を実現できるのがダインコンクリートの大きな魅力です。
ベルバーンの施工事例

ベルバーンの施工事例では、焼き物特有の温かみと落ち着きのある外観が目を引きます。陶器と同じように土を焼いて作られているため、自然素材ならではの柔らかい質感が特徴です。

たとえば、深い軒(のき)を出した「シャーウッド」の水平ラインと組み合わせることで、和の趣を感じさせるモダンなデザインが完成します。

植栽の緑や木製の格子とも相性が良く、建物全体が周囲の景観と調和しやすいのもポイントです。年月が経っても色あせにくいため、新築時の美しい状態を長く保ちつつ、経年とともに味わい深さを増していく様子を楽しめます。
セラミックウォールの施工事例

セラミックウォールの事例は、シンプルで洗練された都会的なデザインが特徴です。表面がフラットで端正なため、白やグレーを基調とした清潔感のある外観を作りやすくなります。

たとえば、余計な装飾を削ぎ落とした箱型のフォルムや、大きな窓を配置した開放的なデザインとも相性が抜群です。

外壁自体が主張しすぎないため、シンボルツリーやアプローチのタイルなど、外構デザインを引き立てる背景としても機能します。シンプルでありながらも、縦格子やバルコニーのアクセントを加えることで、奥行きと立体感のある上質なファサードを実現できます。
積水ハウスの外壁を選ぶメリット

積水ハウスの外壁を選ぶことは、単に見た目を整えるだけではなく、住まいの性能を底上げすることにつながります。独自に開発された素材は、日本の厳しい自然環境から家族を守り、資産価値を維持するための工夫が凝らされているためです。
ここでは、積水ハウスの外壁がもたらす4つの主要なメリットについて解説します。
- 重厚感のある外観を実現できる
- 長期耐久性を確保できる
- 高い防火性能を確保できる
- 遮音性を向上できる
重厚感のある外観を実現できる
積水ハウスの外壁を採用するメリットは、重厚感のある外観を実現できることです。
たとえば、鉄骨住宅向け外壁材「ダインコンクリート」は、手作業で生み出された不規則な目地の太さや表面の凹凸により、味わい深い表情を完成させています。強靭なコンクリートでありながら、ハンドメイドによる緻密な表情と味わい深いデザイン性を備え、街の財産となる佇まいや、気品のある邸宅としての存在感を放つ住まいをつくることが可能です。
長期耐久性を確保できる
積水ハウスの外壁は、メンテナンスの手間を減らす長期耐久性を備えています。ダインコンクリートには「タフクリア-30」という防汚・高耐候クリア塗装が施されており、従来30年間で2回必要だった塗り替えが1回で済むため、メンテナンス費用も手間も大幅に削減できるでしょう。
また、木造住宅向け陶版外壁のベルバーンは、焼き物特有の性質と釉薬により、夏の暑い日ざしや多雨多湿など厳しい天候にも変色や色褪せが少なく、60年以上の耐用となっています。
高い防火性能を確保できる
万が一の火災から家族を守る高い防火性能も、積水ハウスの外壁を選ぶメリットです。
たとえば、ダインコンクリートは、独立気泡が遮熱材の役割をして熱を伝えにくい構造になっており、隣家の火災を想定した約840℃の加熱でも、室内側の壁面温度を40℃以下に抑えて延焼を防ぎます。
また、鉄骨3・4階建て向けの複合構造外壁「SC25セラミックウォール」も、直火での加熱時に裏面温度が木材の着火可能温度を遥かに下回ることが確認されています。
遮音性を向上できる
外壁の厚みは、室内の静かさを守る遮音性の向上につながります。ダインコンクリートをはじめとする厚型のパネルは、外部からの騒音を跳ね返す力が強く、交通量の多い幹線道路沿いや線路近くの立地でも効果を発揮します。
外の喧騒を遮断することで、室内の静音性を確保し、落ち着いた生活環境を手に入れることが可能です。
積水ハウスの外壁を選ぶデメリット

積水ハウスの外壁は魅力的なメリットが多い反面、検討前に知っておくべき注意点もあります。導入コストや構造との兼ね合いなど、現実的な側面を理解しておくことで、後悔のない家づくりが進められるでしょう。
ここでは、納得感のある選択をするために把握しておきたいデメリットについて解説します。
- 初期費用が高くなる可能性がある
- 構造によって選べない外壁がある
- メンテナンス費用が将来発生する
初期費用が高くなる可能性がある
積水ハウスの上位外壁を選択すると、初期費用が高くなる傾向にあります。ダインコンクリートやベルバーンは独自開発された高性能な素材であり、一般的な外壁材に比べて坪単価が上昇するためです。
予算の配分で迷わないためには、早い段階で外壁にどこまで予算を割くかという判断軸を持つことが大切です。
なお、コストカットのポイントについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「住宅価格高騰に備える!初期コスト大幅カット術10選」を参考にしてください。
運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
構造によって選べない外壁がある
建物の構造によって、採用できる外壁が制限される点には注意が必要です。鉄骨住宅と木造住宅では壁を支える仕組みが異なるため、外壁を自由に選べるわけではありません。
構造を決めた後に「やはりあの外壁が良かった」とならないよう、構造の決定前に希望する外壁の種類を明確にしておくことが重要です。
メンテナンス費用が将来発生する
将来的にメンテナンス費用が発生する点も、計画段階で考慮すべき項目です。
たとえ外壁材自体の耐久性が高くても、パネルの継ぎ目を埋めるガスケットの交換や、高所作業のための足場費用は必ず必要になります。将来の出費をあらかじめ見積もっておくことで、住み始めてからの不安を軽減できます。
積水ハウスの外壁の選び方

積水ハウスの外壁選びは、建物の性能と住み心地を左右する重要な工程です。初期費用の安さだけで判断せず、数十年先を見据えたメンテナンス性や周囲との調和を考えることが、納得の家づくりにつながります。ここでは、後悔しない選択をするための選び方について解説します。
- 予算と耐久年数のバランスで比較する
- 建物構造との相性で選定する
- 周囲の景観との調和で決定する
予算と耐久年数のバランスで比較する
外壁を選ぶ際は、初期費用と将来のメンテナンス費用を合計したトータルコストで比較するのが正解です。ベルバーンのように初期費用は高い素材でも、将来の塗り替えが不要であれば、30年後の総支出を安く抑えられる可能性があります。
反対に、目先の建築費を重視して安価な素材を選ぶと、数年おきに塗装費用が発生して家計の負担が重くなるかもしれません。
建物構造との相性で選定する
外壁選びは建物の構造と密接に関係しているため、鉄骨か木造かを先に決める必要があります。鉄骨住宅であればダインコンクリート、木造住宅であればベルバーンのように、構造ごとに最適な外壁が用意されているからです。
これらは構造体と一体となって耐震性や耐久性を発揮するよう設計されています。そのため、外壁の質感を優先して構造を変更するという選択も、家づくりにおいては有効な手段となります。
周囲の景観との調和で決定する
外壁の色や柄は、自宅の好みだけではなく周囲の街並みや外構とのバランスを見て決定しましょう。展示場のような広い空間で見るサンプルと、実際の住宅地で見る外装では、色の見え方が異なる面積効果が発生するためです。
明るい色はより明るく、暗い色はより暗く感じられる性質を理解して選ぶ必要があります。
積水ハウスの外壁を選ぶ流れ

積水ハウスでの家づくりを成功させるためには、外壁選びの正しい手順を知っておくことが大切です。デザインの好みだけで決めてしまうと、予算オーバーやメンテナンス性の低下を招く恐れがあります。
ここでは、希望条件の整理から見積もりの精査までの流れについて解説します。
- 希望条件を整理する
- 商品シリーズを決定する
- 見積もり内容を精査する
希望条件を整理する
外壁選びをスムーズに進めるためには、最初に自分たちの判断軸を明確にすることが肝心です。デザインの好みだけではなく、30年後のメンテナンスをどこまで楽にしたいかという耐久性の希望を整理します。
判断軸がないまま複数の種類を比較すると、見た目の良さだけで決めてしまい、後から資金計画で悩むことになりかねません。
商品シリーズを決定する
積水ハウスの家づくりでは、建物の構造と外壁をセットで検討することが不可欠です。鉄骨住宅を選ぶか木造住宅シャーウッドを選ぶかによって、自動的に選択できる外壁のラインナップが決まってくるからです。
ダインコンクリートを希望するのであれば鉄骨、ベルバーンであれば木造というように、外壁の好みが構造選びの決定打になることもあります。
見積もり内容を精査する
納得のいく外壁選びの最終ステップは、見積もり書の詳細を細かく精査することです。標準仕様から希望の外壁に変更した際の差額がいくらになるのかを、正確に把握する必要があります。
外壁材の価格だけではなく、将来的に必要となるガスケットの交換費用やメンテナンス周期、保証内容までセットで確認しておくと安心です。
なお、注文住宅を購入する際のポイントについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「注文住宅でハウスメーカーにカモられる人の特徴7選!!」を参考にしてください。
積水ハウスの外壁に関するよくある質問

高性能な外壁材だからこそ、実際の持ちの良さやメンテナンスの必要性について、正確な情報を知っておくことが大切です。不安を解消して、納得感のある家づくりを進めましょう。最後に、積水ハウスの外壁に関してよくある質問と、その回答を紹介します。
積水ハウスのダインコンクリートは本当に30年持ちますか?
適切な点検とメンテナンスを前提として、30年程度の耐久性を発揮する設計になっています。ダインコンクリートには「タフクリア-30」という高耐候クリア塗装・防汚塗装が施されており、従来約15年だった外壁の塗り替えの目安が約30年に延長されています。
最高級のフッ素樹脂を採用した高耐候クリア塗装により、紫外線や熱による色あせを極めて少なくし、長期間美しさを維持できるでしょう。
積水ハウスのベルバーンは再塗装が不要ですか?
外壁本体については、焼き物であるため色あせが起きにくく、再塗装は原則不要です。ただし、塗装とは異なり、夏の暑い日ざしや多雨多湿など厳しい天候にも変色や褪色が少なく、60年以上の耐用となっています。
また、シャーウッドの外壁に使用しているシーリング材も、耐久性に優れた30年耐久のものが採用されています。工業製品として高い精度を持ち、安定した品質管理のもとで作られているため、永く美しい佇まいを保つことができるでしょう。
積水ハウスのセラミック外壁は資産価値に影響しますか?
セラミック外壁を選んだからといって、上位外壁に比べて資産価値が下がるとは限りません。資産価値を決定する要因は外壁の種類だけではなく、建物の維持状態や立地条件が大きく関わるためです。
ダインコンクリートやベルバーンは人気がありますが、セラミック外壁も優れた耐久性と耐火性を備えた高品質な素材です。大切なのは、どのような素材を選んでも、適切な点検と補修を継続して建物の健康状態を保つことです。
まとめ
積水ハウスの外壁選びで後悔しないためには、構造との相性や長期的なコストを比較することが大切です。まずは展示場で実物の質感を確認し、理想の外観に合う構造を営業担当者に相談してみましょう。
大手ハウスメーカー選びで失敗したくない方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者まかろにおが、営業担当者の視点から各社の特徴を比較解説しており、より深い理解が得られます。
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家の顔となる外壁選びは、一生に一度の大きな決断です。後悔しないために、専門家の力も借りながら慎重に検討を進めましょう。