この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
マイホームを検討する中で、日本を代表するハウスメーカーである「積水ハウス」と「ダイワハウス」のどちらを選ぶべきか、迷う方は多いのではないでしょうか?どちらも知名度が高く、高性能な家づくりを得意としています。しかし、具体的にどのような違いがあるのかは、わかりにくいと感じるかもしれません。
理想の住まいを叶えるには、坪単価や住宅性能、デザインの傾向といった強みを正しく比較することが欠かせません。そのうえで、自分たちの暮らしに合うハウスメーカーを見極めましょう。今回は、積水ハウスとダイワハウスの違いを比較しながら解説します。
積水ハウスとダイワハウスの違い
積水ハウスとダイワハウスは、どちらも日本を代表する大手ハウスメーカーとして高い人気を誇っています。名前はよく耳にするものの、具体的にどんな違いがあるのか、比較が難しいと感じる方も多いはずです。
ここでは、積水ハウスとダイワハウスの違いについて解説します。
- 採用している構造や工法の違い
- 耐震性能の考え方の違い
- 商品ラインナップの違い
- 外観デザインの違い
- 設計思想や家づくりのコンセプトの違い
採用している構造や工法の違い
両社は独自の構造システムを用いており、家を支える根本的な技術に明確な違いがあります。
積水ハウスの鉄骨造には「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類があります。軽量鉄骨では柱と梁を強固に接合する「ダイナミックフレーム・システム」を採用しています。

重量鉄骨では、大空間を実現する「フレキシブルβシステム」が用いられています。

画像引用元:フレキシブルβシステム(積水ハウス)
一方、ダイワハウスは地震の揺れエネルギーを効果的に吸収する持続型耐震構造が特徴です。両社とも鉄骨住宅だけでなく、木の温もりを活かした木造住宅も幅広く展開しています。
なお、基礎の比較ポイントについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【ハウスメーカー比較】基礎を比較するべき理由と3つのポイント」を参考にしてください。

運営者である「まかろにお」は、『人から始める家づくりの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」は、大手ハウスメーカー本社公認の住宅相談サービスとして、各大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信していますので、ぜひチェックしてみてください。
耐震性能の考え方の違い
地震に対する備え方にも、両社には異なるアプローチが見られます。
積水ハウスは、強靭な柱と梁で建物を支える構造に加え、独自開発の制震技術「シーカス(SHEQAS)」を標準的に採用しています。

シーカスは、地震のエネルギーを熱に変換して吸収し、建物の揺れを効果的に抑える仕組みです。
ダイワハウスは、特殊な装置を用いて建物の揺れそのものを吸収・抑制する持続型耐震構造を取り入れています。

繰り返す大きな地震による建物のダメージ軽減に特化した技術といえるでしょう。
商品ラインナップの違い
取り扱っている住宅シリーズの展開方法にも、それぞれの特色が表れています。
積水ハウスは、独自の上質な外壁材を用いた「イズシリーズ」や木造住宅の「シャーウッド」など、素材や工法に特化したブランド展開が特徴です。
◆IS ROY+E(イズ・ロイエ)

画像引用元:IS ROY+E(イズ・ロイエ)(積水ハウス)
◆シャーウッド

画像引用元:シャーウッド(木造1~3階建て)(積水ハウス)
対して、ダイワハウスは、高い基本性能を誇るジーヴォシリーズを軸に、幅広いニーズにきめ細かく応える商品を揃えています。選ぶ住宅シリーズによって、標準的な断熱性能や価格帯は大きく変わる点に注意が必要です。
外観デザインの違い
街並みに調和する外観デザインの傾向も、ハウスメーカーによって大きく異なります。
積水ハウスは洗練されたモダンな住宅デザインを得意とし、独自の外壁材による重厚感のある仕上がりも魅力の一つです。

ダイワハウスは、落ち着きのある和モダンなデザインや、直線的でスタイリッシュな外観を多く手がけています。

ハウスメーカーが持つブランドイメージによって、得意とするデザインの方向性は変わるものです。住宅展示場は特別に豪華な仕様で作られていることが多いため、展示場の印象だけで判断しないようにしましょう。
設計思想や家づくりのコンセプトの違い
家づくりを進めるうえでの基本的な考え方にも、明確な違いがあります。
積水ハウスは、一邸ごとに専任のチームが付く邸別自由設計を取り入れ、高い設計提案力が持ち味です。家族ごとの細かな要望を丁寧に形にしていくプロセスを大切にしています。
ダイワハウスは、長年培ってきた技術力と豊富な商品ラインナップの幅が強みです。安定した品質で、多様なライフスタイルに対応する提案を行っています。
積水ハウスとダイワハウスの坪単価の比較
家づくりを進めるうえで、多くの方が気にするのが建築費用です。積水ハウスとダイワハウスはどちらも大手ハウスメーカーであり、高品質で充実したサポート体制を備えています。そのため、一般的な住宅会社と比較すると価格帯は高めの傾向です。ここでは、積水ハウスとダイワハウスの坪単価の比較について解説します。
なお、本記事に掲載している坪単価は、2025年1月〜12月の1年間にMEGULIEが注文住宅の相談を受けた実例データをもとに算出した参考値です。各案件の見積情報やプラン内容から「建物本体価格(税込)÷ 延床面積」で坪単価を求め、平均値として集計しています。
特定のエリアや顧客属性にもとづくデータであり、市場全体の平均とは異なる場合がありますので、目安としてご活用ください。
また、コストカットのポイントについて詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「住宅価格高騰に備える!初期コスト大幅カット術10選」を参考にしてください。
積水ハウスの坪単価の目安
積水ハウスの坪単価は、120万〜175万円前後が目安で、現在日本のハウスメーカーの中でも最も価格水準が高いとされています。邸別自由設計を基本としており、一人ひとりの要望に合わせた細やかな提案を行うため、他社と比較してもかなり高めの建築費用となります。
主力商品である鉄骨住宅や、人気の高い木造住宅のシャーウッドなど、選ぶ工法やシリーズによって価格帯は大きく異なります。
さらに、オリジナル外壁材であるダインコンクリートやベルバーンの採用、内装の高級仕様化などで費用は上昇。重量鉄骨を選択した場合は150万円を超えるケースも珍しくありません。
ダイワハウスの坪単価の目安
ダイワハウスの注文住宅(主力商品)の坪単価は、120万〜148万円前後が目安です。鉄骨造で約120万〜125万円、木造で約148万円程度が中心的な価格帯です。
主力であるジーヴォシリーズのなかでも、断熱性能や外壁の仕様によって価格は変動します。最高級ブランドの「MARE-希-」を選んだ場合は、坪単価が約200万円前後に達することもあります。

画像引用元:MARE-希-(ダイワハウス)
なお、セミオーダー住宅や規格住宅を選択すれば、85万〜95万円程度まで抑えることも可能です。
建物本体価格以外の費用
家を建てる際には、坪単価から計算できる建物本体価格に加えて、さまざまな費用がかかります。
ハウスメーカーが提示する坪単価には、家そのものの金額しか含まれていないケースがほとんどです。そのため、それ以外の費用も予算にしっかり組み込んでおきましょう。
たとえば、電気や水道を引き込むための付帯工事費や、庭・駐車場を整える外構費が別にかかります。設計に関する費用や住宅ローンの手数料、設備のグレードアップ費用なども見込んでおく必要があります。
価格差が生まれる理由
積水ハウスとダイワハウスの間で価格差が生まれるのには、明確な理由があります。それぞれのハウスメーカーが持つ強みや、家づくりへのこだわりが建築費用に直接反映されているためです。
具体的には、地震に耐えるための独自の構造仕様や、暮らしを豊かにする設計提案力の違いが価格に影響しています。ダインコンクリートをはじめとするオリジナル外壁材や高品質な建材の採用、長年の実績で築かれたブランド価値も価格差の要因です。
積水ハウスとダイワハウスの住宅性能の比較
長く快適に暮らすためには、住宅性能の高さが欠かせません。積水ハウスとダイワハウスは、どちらも大手ハウスメーカーとしてトップクラスの性能を誇りますが、そのアプローチにはそれぞれ特徴があります。
ここでは、積水ハウスとダイワハウスの住宅性能を比較します。
- 断熱性能の違い
- 耐震性能の違い
- 設計自由度の違い
なお、断熱等級について詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【一問一答!】2026年以降、断熱等級6は当たり前!」を参考にしてください。
断熱性能の違い
一年を通して快適な室温を保つ断熱性能には、両社で異なる特徴があります。採用している断熱材や窓の仕様が、メーカーや商品シリーズごとに違うためです。
積水ハウスには、4種類の断熱仕様があります。
- グリーンファーストゼロ
- グリーンファーストゼロ・プラス
- グリーンファーストゼロ・プラスアルファ
- グリーンファーストゼロ・スーペリア
ただし、もともとの標準仕様の断熱性能は他のハウスメーカーと比較してやや低めの傾向にあるため、グリーンファーストゼロ・スーペリア(4地域仕様)まで引き上げたり、断熱材の部分強化を活用したりすることで、ようやく時代に追従した断熱性能を確保できる仕組みです。
一方、ダイワハウスは「断熱等級6を標準にする」方針のもとでこれまでのスタンダードW断熱・ハイクラスW断熱を廃止し、エクストラW断熱以上を標準仕様としています。
さらに木造のxevoGranWoodではプレミアムW断熱、最強仕様のウルトラW断熱まで選択可能で、断熱性能を重視する方には選択肢の幅が広いことが特徴です。
耐震性能の違い
万が一の大きな地震に備える耐震性能へのアプローチも、両社で異なります。
積水ハウスは、強靭な鉄骨構造で建物の変形を防ぎつつ、制震技術シーカスによって揺れのエネルギーを吸収・分散します。家全体で高い耐震性能を確保する考え方です。
ダイワハウスは、専用のエネルギー吸収装置を備えた持続型耐震構造を採用し、繰り返し地震の揺れを抑えることに特化しています。
設計自由度の違い
理想の間取りを実現するための設計自由度にも、両社それぞれの特徴があります。家づくりの進め方や、商品ごとに定められた設計ルールが異なるためです。
積水ハウスは一邸ごとに専任チームが付く邸別自由設計を基本としており、敷地の条件に合わせた柔軟な間取り設計が可能です。ただし、軽量鉄骨造の場合はモジュール(寸法)のルールがあり、構造上取り払えない柱や壁が生じるケースもあります。

ダイワハウスは選ぶ商品シリーズごとに設計の自由度が変わりますが、強靭な鉄骨構造を活かした柱のない大空間設計を得意としています。

希望する間取りを実現するには、それぞれの構造が持つ制約を正しく理解しておくことが欠かせません。
積水ハウスとダイワハウスのアフターサポートの比較
家づくりは、建てて完成ではなく、長く安心して住み続けるためのアフターサポートが重要です。積水ハウスとダイワハウスは、どちらも充実した長期保証やメンテナンス体制を整えており、手厚いサポートを受けられます。
ここでは、積水ハウスとダイワハウスのアフターサポートについて比較します。
積水ハウスのアフターサポートの特徴

積水ハウスは、独自のメンテナンスプログラムと長期保証制度で、長期間にわたるサポートを提供しています。
構造躯体と防水に関しては初期30年保証を標準で設けています。さらに、建築途中に天災で家が損壊した場合の補修費用を全額積水ハウスが負担してくれる仕組みは、数あるハウスメーカーの中でも積水ハウスだけが行っている独自のサービスで、実際に東日本大震災でも建築現場の補修費用を施主に一切請求していないという実績があります。
専任のスタッフによる定期点検制度を通じて、住宅の状態を継続的にチェックできる体制も整っています。
ダイワハウスのアフターサポートの特徴

ダイワハウスは、長期保証制度と充実した設備サポートにより、長く安心して暮らせる体制を整えています。
構造躯体と防水について初期30年保証を標準で設けているほか、メンテナンスを受けることで保証が15年延長される点は、他社の通常10年延長と比較してダイワハウスならではの強みです。
さらに、住宅設備の保証も10年と長めに設定されており(他社は5年程度が多い)、総合的に保証は業界の中でも良い方といえます。定期点検制度によって、プロの視点で住宅の状態を定期的に確認できるのも心強いポイントです。
積水ハウスとダイワハウスのメリットとデメリット
家づくりにおいて、どのハウスメーカーを選ぶかは将来の暮らしを左右する重要な決断です。積水ハウスとダイワハウスにはどちらも魅力的な特徴がありますが、それぞれに得意な分野や注意すべきポイントがあります。
ここでは、積水ハウスとダイワハウスのメリットとデメリットを解説します。
なお、注文住宅を購入する際の注意点について詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【大転換期!】2026年に家づくりをする人が気をつけるべきこと」を参考にしてください。
積水ハウスのメリット
積水ハウスは、デザイン性と性能の高さを両立させた住まいを叶えやすいことが大きなメリットです。長年の豊富なノウハウにもとづき、一邸ごとに家族のこだわりをしっかり反映できる体制が整っています。

専任チームによる邸別自由設計により、それぞれのライフスタイルに合わせた柔軟な間取りの実現が可能です。
積水ハウスのデメリット
積水ハウスを検討する際は、予算のコントロールが難しくなりやすい点と、家づくりに専門的な知識が求められる「玄人向け」のハウスメーカーである点に注意が必要です。
ベースとなる建築費用が高くなりやすく、初期の見積もりからオプションを追加していくと、想定以上に価格が膨らむケースも珍しくありません。
さらに、積水ハウスはデフォルトのスペックが他のハウスメーカーと比較してやや低い傾向にあるため、断熱・気密・換気・空調などを適切にカスタマイズしないと、現代の住宅基準に追いつかないという構造になっています。
施主側にも一定の知識が必要になるため、家づくりについて徹底的に学ぶ姿勢が求められるハウスメーカーといえるでしょう。
ダイワハウスのメリット
ダイワハウスは、戦後系の有名大手ハウスメーカーの中でも構造躯体のスペックが高いことが大きなメリットです。よく比較検討される積水ハウスや住友林業と比べても構造躯体のスペックは上で、特に木造のxevoGranWoodは国産杉の集成材(要望によっては国産ヒノキにも変更可能)を採用しており、ホワイトウッドの集成材を使う積水ハウスのシャーウッドより材質面で優位です。
基礎も最低24ニュートンを確保するために30ニュートンでコンクリートを発注しており、約100年耐久の基礎に仕上がる点も安心材料です(一般的な24ニュートン仕様は約65年耐久)。

また、xevoΣ(鉄骨)、xevoGranWood・xevoBeWood(木造)、MARE-希-(建物のみ1億円以上)と商品ラインナップが豊富で、予算やデザインの好みに合わせた選択肢が多いことも魅力です。
加えて、エリーパワー株式会社に株主として出資している関係で、5.4kWhの蓄電池を施工費込みで通常120万円程度のところ約30万円で導入できるなど、災害対策にも力を入れている点もダイワハウスならではの強みです。
ダイワハウスのデメリット
ダイワハウスを選ぶ際は、商品ごとのルールや仕様の複雑さを事前にしっかり理解しておく必要があります。ラインナップが豊富である分、それぞれの商品シリーズで対応できる設計の範囲が異なるためです。
選んだシリーズによっては設計自由度に制限があり、希望する間取りがそのまま実現できないケースもあるでしょう。
積水ハウスとダイワハウスに関するよくある質問

家づくりを進める中で、積水ハウスとダイワハウスのどちらを選ぶべきか迷う方は多いものです。人生の大きな買い物だからこそ、疑問や不安を解消してから判断することが大切です。
最後に、積水ハウスとダイワハウスに関してよくある質問と、その回答を紹介します。
積水ハウスとダイワハウスではどちらが人気ですか?
積水ハウスとダイワハウスは、どちらも日本を代表する大手ハウスメーカーとして高い人気を集めています。最新のハウスメーカー売上高ランキング(2025年)では、1位がダイワハウス、2位が積水ハウスと、両社が国内トップ2を占める実績です。
なお、単純な人気の優劣をつけることは難しく、自分たちが求める住宅コンセプトによって選択は分かれるでしょう。理想の暮らしに合うのはどちらか、それぞれの特徴を比較してじっくり検討してください。
積水ハウスとダイワハウスではどちらが向いていますか?
間取りの自由度を重視し、デザインの細部までこだわりたい方には積水ハウスが向いています。一方、性能の高い構造躯体(特に木造xevoGranWoodなどシャーウッドより上位の構造材)を求める方や、長期保証の手厚さ・災害対策の充実度で選びたい方にはダイワハウスが適しているでしょう。
各ハウスメーカーが力を入れているサービスや、家づくりの進め方が大きく異なるためです。最終的には、希望する住宅性能と営業担当者の提案力のバランスをしっかり確認して判断してください。
まとめ
積水ハウスとダイワハウスは構造や価格帯に違いがあるため、それぞれの強みを正しく比較することが大切です。理想の住まいを叶えるために、まずは複数社の見積もりを取り寄せて検討を進めましょう。
住宅性能や坪単価を比較して自分に合うメーカーを見極めたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者であるまかろにおが、各社の特徴や選び方のコツをわかりやすく解説しているため、より具体的な検討が進められます。
また、大手ハウスメーカー本社公認サービスである当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、家づくりの無料相談をLINEで受け付けています。

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マイホームは一生に一度の大きな買い物ですので、後悔しないために焦らずしっかりと情報収集を行い、慎重にハウスメーカー選びを進めてください。