今回は『ハウスメーカーの断熱性能を比較する時のポイント』というテーマでお話をしていこうと思います。
この記事を見ている皆さんは、恐らくこのようなことを思われているのではないでしょうか?
- ハウスメーカーの良し悪しがわからない
- HPやカタログを見ても何が良いのかわからない
- 最短でハウスメーカーを比較する時のポイントを知りたい
などですね。
このように思う気持ちは私も痛いほどわかります。
ですので今回は、ハウスメーカーを比較する際に必要な断熱性能の比較ポイントについてお話をしていこうと思います。
この記事を最後まで読んでいただければ、断熱性能がいいメーカーがどこなのかが何となく判断できるようになります。
しかもカタログが読み解けるようにもなるはずなので、これから家づくりをされる方はぜひとも最後までお読みいただければと思います。
ハウスメーカーの断熱性能比較は家を部位ごとに分解
実は断熱性能を比較する時というのは『家を部位ごとに分解して考える』ことが重要になってきます。
なぜなら『家を部位ごとに分解して考える』ことで、それぞれの良し悪しがクリアに見えてくるようになるからです。
ではいったい『家を部位ごとに分解して考える』とはどういうことなのかというと、それは家を『床』『壁』『屋根』この3つのパーツに分けて考えるということです。
そうすることで各ハウスメーカーの断熱性能の良し悪しが見えてくるのです。
次の章から『床』『壁』『屋根』この3つを具体的にそれぞれ深掘りをしていきます。
ハウスメーカーの断熱性能を比較する時の基本1:床
まずは『床』です。
実は家の床部分は今からお伝えする2つの方法のどちらかで必ずつくられているのです。
ですので、実はハウスメーカーも2つに分類分けすることができるのです。
ではその2つとは何なのかというと、それは『床下断熱』という考え方と『基礎断熱』という考え方、この2つになります。
では、それぞれメリット・デメリットをお話ししていきます。
床下断熱
最初に『床下断熱』についてです。
メリット
床下断熱のメリットは『シロアリに強い』ということになります。
というのも、『床下断熱』は構造躯体と基礎の間に換気口があることによって、基礎の中に外気を取り入れるつくりになっているのです。
そのため、基礎の内部が乾燥してシロアリが発生しにくい環境をつくることが可能になるのです。
デメリット
一方でデメリットが2つ存在します。
1つ目が床下の断熱材が薄いと床が底冷えするということです。
そもそも床下断熱はその名の通り、床の下に断熱材を入れ込むつくり方になっています。
そしてその床下の断熱材の直下は、先ほどもお伝えした通りで外気が通っているわけです。
そのため床下の断熱材が薄いと、真冬、冷気によって床が冷えてしまうのです。
ですので例えば
- 床暖房を入れれば真冬でも暖かい
- 無垢床を入れても床は冷たくなる
それはそもそもの構造躯体の特性を理解していない人が言う営業トークです。
床下の断熱材を厚くすれば床暖房を入れずとも床は暖かいですし、さらに無垢床を入れることによってより暖かい床を手に入れることが可能です。
そのため、
- 床暖房を入れれば真冬でも暖かい
- 無垢床を入れても床は冷たくなる
といった営業トークを耳にしたなら、それはあまり家のことを理解していないのだなと思ってください。
そしてもう1つのデメリットは、気密が取りにくいということです。
どういうことかというと、床下断熱は床に断熱材をパズルのように入れ込んでいくつくり方になるのですが、それを収めるときに床面に大量の気密テープを貼ります。
これが常に厄介で、テープが剥がれてしまう場合もありますし、一部テープを貼り忘れてしまっている場合もあるのです。
そのためヒューマンエラーが起きる可能性が高いのが床下断熱であって、それゆえに気密が取りにくいとされているのです。
床下断熱は先ほどからお伝えしている通り、床下部分に外気が通っているので床下の気密が取れていないと床下から冷たい空気が噴き上げてくることになります。
その状態だと真冬、非常に不快なので、床下断熱を採用しているメーカーで家づくりをする際は、床面の気密施工がきちんとされているかどうかを現場に行って確認する必要があります。
ということで、床下断熱で家づくりをする場合は、メリットがシロアリに強いということ、そしてデメリットが床下の断熱材の厚さによっては床が底冷えすること、気密が取りにくいこと、これら2つでした。
基礎断熱
続いて『基礎断熱』についてです。
基礎断熱は北海道発祥のつくり方です。
メリット
基礎断熱のメリットは、床下断熱とは逆で気密断熱が取りやすいということです。
どういうことかというと、基礎断熱は構造躯体と基礎を完全に圧着してつくります。
そのため基礎と構造躯体が一体化し、それにより気密と断熱が確保された状態をつくり上げることができるのです。
また床下の基礎内部を1つの部屋として使うことが可能になるので、その部分に空調設備を入れ込み、床下から部屋全体を暖めるつくり方ができます。
床下断熱に比べて気密施工が簡単なのもこのつくり方の強みになります。
基礎断熱は近年、高気密高断熱がブームになってきているので、北海道のみならず本州でも人気になってきています。
デメリット
この基礎断熱にももちろんデメリットが存在します。
それがシロアリに弱いということです。
どういうことかというと、基礎断熱は厳密には基礎外断熱と基礎内断熱という2種類が存在します。
両方ともに基礎下を1つの部屋として使うために、基礎内部が外気の影響を受けることのないよう、基礎に断熱材を巻くつくり方になっているのです。
ただ基礎の外に断熱材を仕込む基礎外断熱は、断熱効果は高いもののシロアリリスクが大きいハイリスクハイリターンの施工方法で、基礎の内側に断熱材を仕込む基礎内断熱は、断熱効果はそこそこであるものの、シロアリリスクもそれなりに抑えられる、ミドルリスク、ミドルリターンの施工方法になるのです。
また一部のメーカーでは、基礎外断熱と基礎内断熱、両方の合わせ技である基礎外内断熱という方法で施工しているメーカーも存在します。
このような感じで基礎断熱は、メリットが気密断熱を確保しやすいということ、一方でデメリットがシロアリには弱いということ、これが基礎断熱のメリットデメリットになります。
床下断熱と基礎断熱、双方ともにメリット・デメリットがあるのですが、大切なのは自分が検討しているメーカーはどちらのつくり方で家づくりをしているのかを知ること、そして自分が検討しているメーカーはデメリットに対する対策はどのようなことをしているのかを知り、対策が不十分だと感じたなら、どのようにそのデメリットを補うのかを考える必要があるのです。
大手ハウスメーカーの床下断熱と基礎断熱の分類
では、実際に各大手ハウスメーカーがどのようなつくり方をしているのでしょう。
床下断熱に関しては
- 積水ハウス(木造・鉄骨)
- 住友林業
- 三井ホーム
- ミサワホーム
- ヘーベルハウス
- ダイワハウス(鉄骨)
- トヨタホーム(軸組・ユニット)
これらになります。
また基礎断熱に関しては
- ダイワハウス(木造)
- パナソニックホームズ
- セキスイハイム
- トヨタホーム(ユニット)
これらになります。
こうやって分類分けすることによって、何となくそのメーカーの注意しなければならないポイントが見えてきますよね?
それぞれのメーカーの注意ポイントを意識しながら実例見学会などに挑み、デメリット部分を補う必要があるかどうかを検討していただければと思います。
ハウスメーカーの断熱性能を比較する時の基本2:壁
続いて『壁』についてです。
壁については大きく分けて3つの断熱方法があります。
それが
- 充填断熱
- 外張り断熱
- 付加断熱
これら3つになります。
充填断熱
まずは『充填断熱』についてですが、充填断熱は柱と柱の間に断熱材を入れ込んでいくつくり方になります。
メリット
充填断熱は
- 柱と柱の間に断熱材を入れるのでスペースをとらない
- コストが安い
といったメリットがあります。
デメリット
反対にデメリットとして
- 柱部分には断熱材がないため、そこだけ熱が伝わりやすくなる
- 配線や配管がある部分は複雑な施工を必要とするため、気密性や断熱性に影響が出やすい
これらがあげられます。
外張り断熱
次に『外張り断熱』です。
外張り断熱は柱の外側を断熱材で巻き、家全体を断熱材で包むつくり方になります。
メリット
外張り断熱には
- 断熱材を外側に張り付けることから比較的施工がしやすい
- 断熱材で構造体を覆うため、気密性が高くなる
といったメリットがあります。
デメリット
反対にデメリットとしては
- 断熱材上から外壁材をとめるので、断熱材を厚くできない
- 外的環境により経年劣化の不安がある
- 充填断熱に比べてコストが高くなる
これらが存在します。
付加断熱
そして最後に『付加断熱』です。
これは充填断熱と外張り断熱の合わせ技です。
メリット
合わせ技なので充填断熱と外張り断熱、双方のメリットが得られます。
具体的には
- 断熱性能・気密性能を高めやすい
- 湿度ムラや断熱欠損、壁内結露が起きにくい
これらがメリットになります。
デメリット
付加断熱にもデメリットがあります。
- 費用が高い
- 壁が厚くなる
これらがあげられます。
このような感じで、壁については
- 充填断熱
- 外張り断熱
- 付加断熱
大きく分けて3つの断熱方法が存在するわけです。
充填断熱、外張り断熱、付加断熱、どれが1番いいのか
全てのハウスメーカーのつくり方がこのどれかに該当しています。
ここまでの話を聞くと、結局
- 充填断熱
- 外張り断熱
- 付加断熱
この中のどれが一番良いのかという話ですよね。
なんとなく、充填断熱よりも外張り断熱、外張り断熱よりも付加断熱の方がよさそうに聞こえますし、実際に今までの話を聞いてそう思われた方も多いと思いますが、実はこれに関しては『正解がない』というのが正解なのです。
なぜなら結局のところ、どんな断熱材を何mm使っているのか、これが重要だからです。
ですので例えばですが、先ほど外張り断熱のデメリットで、断熱材上から外壁材をとめるので、断熱材を厚くできないというお話をしたと思います。
それもあってか実際に外張り断熱をしている会社は、45mmくらいの厚さの発泡系断熱材を入れていることがほとんどなのですが、これはグラスウールに換算すると90mmから100mmくらいにしかならないわけです。
要は何が言いたいのかというと、それだったら充填断熱でしっかりと断熱材を充填させた方が断熱効果は高いということなのです。
ですのでわざわざ高い費用を払って外張り断熱にする必要はあまりなくて、費用対効果を考えると、充填断熱より外張り断熱の方が効果が高い、とは言い切れないわけですね。
ただし鉄骨住宅をつくる場合は、柱が鉄でできているので、そこからの熱を遮るためにも外張り断熱の方がいいです。
またコストのことを気にせず、温度ムラをなくして快適な環境をつくることを考えるなら、それは間違いなく付加断熱の方がいいです。
その人の状況やつくる家の構造によってベストな選択は変わるため、
- 充填断熱じゃなきゃダメ
- 外張り断熱じゃなきゃダメ
- 付加断熱じゃなきゃダメ
実はそういうのはないのです。
これが結論です。
各ハウスメーカーの壁の断熱性能の見方
今お話ししたことを理解していただくことで、各ハウスメーカーの壁部分の断熱性の見方がわかるとは思います。
例:住友林業の場合
例えば住友林業。
住友林業は通常仕様ですと柱と柱の間に断熱材を入れる充填断熱になっています。
充填断熱なので先ほどもお話ししたように、一般的なメリットとして
- 柱と柱の間に断熱材を入れるのでスペースをとらない
- コストが安い
といったことがあり、一方でデメリットとして
- 柱部分には断熱材がないため、そこだけ熱が伝わりやすくなる
- 配線や配管がある部分は複雑な施工を必要とするため、気密性や断熱性に影響が出やすい
といったことがあるわけです。
ですので住友林業を検討するときは、そういった一般的に言われているデメリットをどう解消しているのかを調べることで、納得感や安心感を得られるわけです。
ちなみに住友林業は、気密フィルム、気密テープ、気密ボックスなどで隙間という隙間を全て埋めていく作業工程が標準で入っているので、この点は上手く解消できているのかなと思います。
住友林業は北海道東北仕様になると、充填断熱にさらに外張り断熱を加えた付加断熱になります。
そのためコスト関係なく断熱・気密性能を上げ、温度ムラをなくして快適な環境をつくることを考えると、本州でも北海道東北仕様を選んで付加断熱にした方がいいでしょう。
例:ダイワハウス(木造)の場合
また、ダイワハウスの木造。
ダイワハウスの木造は住友林業の付加断熱よりもさらに分厚い付加断熱になっています。
しかも『床』部分に関しては先ほどもお話しした元から気密・断熱性能を取りやすい基礎断熱を使っています。
そのため高気密高断熱を極めたい方はダイワハウスの木造を選択する方がいいというのは、構造躯体がどうつくられているのかを読み解けると自然と見えてくるようになります。
ちなみにダイワハウスの木造は、ここ最近ドクターの間で密かに人気になっているようです。
聞くところによると、関西の方でドクターの誰かがダイワハウスの木造で家を建てたようで、そこから「ダイワハウスの木造の性能っていいよ!」みたいな噂が流れ、徐々に人気になってきているらしいです。
ただし他のメーカーに比べると全体的に営業マンの提案力が弱い傾向にあるので、そこが何とももったいないところではあります。
少し話がそれましたが、このような感じで、まずは壁には充填断熱、外張り断熱、付加断熱、この3種類の断熱方法しかないことを理解した上で、それぞれのメリット・デメリットを把握。
そうすることでなんとなくそのメーカーの断熱方法の良し悪しが見えてきますよ!というお話しでした。
壁の断熱性能の比較で重要なこと
最終的には『どんな断熱材を、何mm使っているのか』これが重要であり、今説明したことを念頭に置いた上で、各ハウスメーカーの断熱材の種類や厚さを比較していただければと思います。
ちなみに2022年10月から断熱等級という制度の最高等級が4から7に引き上げになりました。
私は何度もお伝えをしていますが、そもそも今までほとんどのハウスメーカーが、断熱性能・気密性能が高くなかったのです。
ですので今まで通りの提案だと世界的に見ても性能が低く、東北北海道仕様にしてようやく世界レベルで普通くらいといったイメージなのです。
今現在のハウスメーカー各社の断熱気密性能のデフォルトの仕様はそこまで高い性能ではないという認識でいた方がいいです。
その点はご注意ください。
ハウスメーカーの断熱性能を比較する時の基本3:屋根
最後に『屋根』についてです。
屋根には『天井断熱』と『屋根断熱』この2つが存在します。
ただしこの屋根部分に関しては、提案されるプランによって各ハウスメーカーで使い分けをしています。
例えばですが、よく見るような寄棟タイプの屋根で家をつくるなら『天井断熱』でつくり、
片流れと呼ばれるようなタイプの屋根をつくるなら『屋根断熱』でつくる
というようなイメージです。
そのため、自分がどのような間取りの提案を受けるのかでこの屋根部分の断熱方法は変わってくるので、今までのようにどのメーカーがどの断熱方法を使っているとは言えないのです。
ただし三井ホームは「スカイラナイ」、ミサワホームは「蔵」といったように、これらのメーカーは空間を最大限利用した提案を得意としているので、傾向として屋根断熱の提案が多い印象です。
では、それぞれ『天井断熱』と『屋根断熱』のメリット・デメリットを見ていきましょう。
天井断熱
先ずは『天井断熱』のメリットについて。
メリット
天井断熱のメリットは大きく分けて3つあります。
それが
- 断熱材の厚さに制限がない
- 屋根断熱よりもコストが抑えられる
- 冷暖房効率がよくなる
これら3つになります。
まとめて説明してしまいますが、天井断熱はその名の通り、天井に断熱材を敷き詰めるので、断熱材をいくら厚くしても問題ないのです。
ですので断熱の性能を手っ取り早く高めたいと思われる場合には非常におすすめのつくり方になるのです。
また屋根面に沿って断熱材を入れる屋根断熱は、屋根面に沿って断熱材を入れる分、施工面積が大きくなりますが、天井断熱はあくまで天井面に沿った施工になるので施工面積が狭く、コストが安くなります。
さらに天井断熱の場合は天井から下の空間だけを冷暖房すればよく、冷暖房費も低く抑えられるので、正直、性能とコストのバランスを考えるのであれば『天井断熱』一択かなと思います。
デメリット
ただしそんなバランスのいい『天井断熱』にもデメリットがあり、それが丁寧な施工が必要だということです。
というのも、天井断熱は天井にこれでもかというくらい断熱材を敷き詰めていくことになるのですが、隙間なくきれいに断熱材を敷き詰めるためには丁寧な施工が必要になります。
ですので例えばですが、一見するときれいに施工されていそうでも、サーモグラフフィーを買って施工現場を見てみると意外と隙間があって、断熱欠損を起こしている場合があります。
この点は注意が必要ですね。
屋根断熱
続いて『屋根断熱』です。
メリット
『屋根断熱』のメリットは大きく分けて2つあります。
- 小屋裏を利用できるので、小屋裏収納やロフト、勾配天井を設けられる
- 断熱効果が高い
この2つになります。
というのも、先ほど説明した天井断熱の場合は、天井裏の空間が断熱されていません。
そのため、天井裏にたまった熱気や冷気が室内空間へ影響してしまうのです。
ですので例えば夏は2階がめちゃくちゃ暑い、というようなことがあると思いますが、それは天井裏の熱気が原因だということです。
『屋根断熱』は建物全体を断熱するので、夏の暑さ対策では『天井断熱』よりも『屋根断熱』の方が圧倒的に有利なのです。
そのため、断熱性能を高めたいなら『屋根断熱』を選択した方がよかったりします。
デメリット
そんなメリットがある一方で、もちろん『屋根断熱』にもデメリットが存在します。
それが
- 工事費用が高くなる
- 断熱材の厚さに制限がある
- 冷暖房の費用が高くなる
これら3つになります。
というのも先ほどお話しした天井断熱では、天井の上に敷く断熱材の厚さに制限はありません。
しかし、屋根断熱の場合は入れられる断熱時の厚みにある程度限界があるのです。
なぜなら、断熱材を入れすぎると断熱材自体の重さに耐えられず、天井面が壊れてしまう可能性があるからです。
ですので例えば、三井ホームのダブルシールド(DS)パネルと呼ばれる屋根断熱のように、断熱材の効果が高く、かつ軽量な発泡系の断熱材を入れることで、そこまで断熱材を厚くせず断熱効果を高めることができるのです。
ただし屋根断熱であるにも関わらず、断熱のことを意識していないと、屋根の熱が直接部屋に伝わってくることにもなりかねません。
これだと断熱性能を高められる『屋根断熱』本来のメリットを潰すことになってしまうので、『屋根断熱』の家を提案された場合は、そこにどんな断熱材がどのくらい入るのかは確認した方がいいかもしれません。
また今お話ししたこと以外にも、屋根断熱は天井断熱よりも工事費が1〜3割ほど高くなりますし、断熱気密性能が整っていないと冷暖房費用が高くなるという欠点も存在します。
屋根は太陽の熱を一番受ける部分でもあるので、油断せず、自分の家の断熱方法は何で、どのような断熱材がどのくらい入っているのかはしっかりと確認しておいてください。
ハウスメーカーの断熱性能を比較する時のポイントのまとめ
『ハウスメーカーの断熱性能を比較する時のポイント』というテーマでお話をしてきました。
まとめると『家を部位ごとに分解して考える』これがコツであり、具体的には『床』『壁』『屋根』この3つのパーツに分けてそれぞれの断熱性能がどうなっているのかを読み解くと、各ハウスメーカーの特徴やメリット・デメリットが見えてきますよ、というお話しでした。
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