今回は「地震に強いハウスメーカーランキング【2023年】」ということで、文字通り地震に強いハウスメーカーをランキング形式にしてお伝えしていこうと思います。
最新の地震に強いハウスメーカーに解説については以下記事もご覧ください。
【2024年最新】地震に強いハウスメーカー5選
【2024年最新】地震に強い大手ハウスメーカーランキング
おそらくこの記事を読んでいる方は、これから注文住宅を建てようとしている方だとは思うのですが、皆さんは今後、日本でどのような地震が起こるとされているかって知っていますか?
実は今後30年以内に太平洋の海域で東海地震、東南海地震、南海地震という3つの巨大地震が発生すると予測されています。
可能性としては、東海地方から首都圏までの東海地震がマグニチュード8.0で88%。
中部から近畿・四国までの東南海地震がマグニチュード8.1で70%。
そして南海地震がマグニチュード8.4で60%という非常に高い確率で3つの地震が起こるとされています。
しかもその確率が年々上昇しています。
更に1995年の阪神淡路大震災から内陸地震の活動期に入ったとされていて、大体それから40年後に先ほどお話しした3つの地震全てが起こる、通称、南海トラフ地震が起きるとされています。
そのため、専門家が出した数字は2038年ごろから、どんなに遅くても2050年までには確実に巨大地震が来るとされています。
結構怖くないですか?かなり広範囲ですよね。
一応これが今日本で言われている今後来るであろう巨大地震についての話になります。
実際、Twitterでも地震が頻繁に来た時に「ついに南海トラフが来るのか!?」といった感じで地震関連のツイートがトレンド入りするケースもよくありますからね。
それだけ多くの人が「そろそろ大地震が来てもおかしくないんじゃないか」と思っているのだと思います。
ただ、そうは言われていたとしても自分たちには今の生活がありますよね。
例えば、子供と生活するのに一軒家が欲しいな、と思われる方もいれば、マンションを購入したものの、やっぱり一軒家の方が書斎を作れるし仕事が捗る、とか、そういう人も多いはずです。
にもかかわらず、地震に怯えて家を買わないというのは、住宅ローンの完済年齢的にも家族との思い出作りという意味でも、圧倒的に損なわけです。
だったら今からできる対策をして家作りをした方が間違いないですよね。
ですので今回は地震に強いハウスメーカーランキング【2023年】ということでお話ししていきます。
このランキングは、公式LINEで実施したアンケートの投票数を元にして順位づけした結果になります。 客観的な意見ということになるかと思うので、皆さんぜひとも参考にしてみてください。
総投票数3,329票
投票してくださった皆さん、本当にありがとうございます!
まずは、昨年2022年のランキングを振り返り、その後2023年のランキングを紹介します。
それでは見ていきましょう!
【振り返り】2022年地震に強いハウスメーカーランキング
昨年2022年のランキングを振り返ります。
これは、私のYouTubeチャンネルで実施したアンケートの投票数及びコメント欄の反応をもとにして順位づけした結果です。
総投票数2,835票
- 2022年 第10位 ミサワホーム
- 2022年 第9位 トヨタホーム
- 2022年 第8位 住友林業
- 2022年 第7位 一条工務店
- 2022年 第6位 パナソニックホームズ
- 2022年 第5位 三井ホーム
- 2022年 第4位 ダイワハウス
- 2022年 第3位 セキスイハイム
- 2022年 第2位 積水ハウス
- 2022年 第1位 ヘーベルハウス
続いて今年2023年のランキングを見ていきましょう!
第10位 トヨタホーム
トヨタホームはあのトヨタ自動車のグループ企業です。
そのためクルマのサスペンション技術から生まれたT4システムという制震装置と、ユニット工法と呼ばれる、鉄の箱と鉄の箱を組み合わせる方法で家作りをしています。
そのため、そもそもの構造躯体が非常に強固なのです。
それに加え、鉄骨構造の弱点である『揺れやすさ』を制震装置で軽減させ、デメリットを補っているわけです。
やはりユニット工法はガッチガチに構造躯体を固めて家を作る印象があるので、地震には間違いなく強いだろうな、と思います。
更にトヨタホームはトヨタ自動車の知見を活かして、
・アクアやプリウス、その他の電気自動車から一部の部屋に給電することができる『クルマde給電』というシステム
・家と車を繋げ太陽光発電で作った電力や安価な深夜電力をクルマに蓄えることが出来る『V2Hスタンド』
・家に電気自動車用の充電器が設置される『かんたん充電』
これら3つから成り立っているから『エネトリオ』なるものも存在します。
家と車を連動させつつ、更に震災時にも対応できる家を考えるならトヨタホーム一択かなと思います。
車好きの方は検討してみると良いかもしれません!
ただしユニット工法で家を建てる場合、特殊なデメリットも存在しますので、その点はしっかりと把握することをお勧めします。
第9位 ミサワホーム
ミサワホームは『耐震+制震』というのをコンセプトにしているハウスメーカーです。
そもそも耐震とは、筋交いや面材によって強度を高めて、地震の力に耐える工法のことを言います。
しかし耐震だけだと地震が起こった際に室内のクロスに切れやシワができてしまうため、それを完全に防ぐためにミサワホームでは『耐震+制震』という考え方で商品を展開している訳です。
そのため、実際にミサワホームの建物は阪神・淡路大震災の2倍の地震に耐えることが実験で証明されていて、あとは2011年3月11日に起きた東日本大震災でも、津波・土地の隆起・液状化などによる建物被害を除いて地震の揺れによる倒壊は見られなかったとされています。
そんなミサワホームの家ですが、木質パネル接着工法という断熱材の入った木のパネルを接着剤でくっ付けるという工法を採用しています。
更に『MGEO-N』と呼ばれる制震装置を入れることで揺れを抑え、地震エネルギーを最大約50%軽減させています。
特に阪神淡路大震災クラスの地震でも8.2mm程度しか建物が揺れない、というのは凄いと思います。
今回のランキングの順位では残念ながら9位でしたけど、本当はもっと順位が上でも良いような気がします。
実際にミサワホームにはミサワパークという名の体験型施設があって、そこでミサワホームの建物だとどれくらい地震に対する揺れを軽減できるのかを体験できたりします。
ミサワホームが気になるという方は、一度足を運んでみると良いかもしれません。
第8位 一条工務店
一条工務店は、「家は性能。」をキャッチコピーとしているメーカーです。 実は、一条工務店では代表的な商品だけでなく、実際に販売するすべての商品タイプで実大振動実験を行っているのです。
しかも地震というのは、一つ一つ揺れの特性が異なるのです。
ですので、過去に甚大な被害をもたらした地震波、さらにこれから想定される巨大地震波を実物の家に繰り返し与え、あらゆる性質の揺れに耐えうる耐震性能が得られるようにしているのです。
凄いですよね。
だから例えば
- 【阪神・淡路大震災の地震波】
- 【東日本大震災の地震波】
- 【新潟中越地震の地震波】
- 【新潟中越沖地震の地震波】
- 【熊本地震の地震波】
- 【今後想定される地震波】想定南海トラフ地震名古屋波、想定南海トラフ地震浜松波、想定上町断層帯地震フラット型、想定上町断層帯地震パルス型
これらの地震に耐えるべく、2階建て、3階建て、1階がガレージのタイプなど、あらゆる構法、あらゆる建物で実験を実施しているのです。
そのため、どの商品タイプを選んでも、地震に強く、安心であることを実証しているのです。
これだけでも他のメーカーとは違い大きな差別化になりますよね。 ただし、ある程度性能をパッケージ化できるということは、その反面、
- 間取りの自由度が少ない
- 外観がどれも同じ見た目になる
とも言い換えることができるわけです。
事実、一条工務店には一条ルールというものが存在していて、間取りにはかなり厳しい制約がつくというのは有名な話でもありますからね。
間取りの自由度や外観よりもとにかく性能を重要視する、という方は一度、一条工務店を検討してみると良いかもしれません。
第7位 住友林業
住友林業はBF(ビッグフレーム)構法と呼ばれる構法とマルチバランス構法と呼ばれる構法、この2つが存在します。
ただし今現在、ほとんどの人がビッグフレーム構法で家を建てるのでそちらメインでお話しします。
住友林業のビッグフレーム構法は、最大加速度3406ガルに耐え、更に震度7の地震22回、震度4から6弱の地震に224回耐えることが出来たとされています。
このガルという数値は地震の瞬間的な大きさを表す単位なのですが、目安として600ガル以上で震度7クラスの地震となります。
ちなみに東日本大震災では2,699ガルなので、住友林業のビッグフレーム構法がどれだけ地震に強いかが分かりますよね。
また、通常大きな窓を使用すると耐震性は下がってしまうというのが一般的です。
しかし実際に実験した建物を見ると、かなり大きな窓を使っていますよね。
このことからも住友林業のBF(ビッグフレーム)構法は大きな窓を取りながら耐震性も維持できることを証明しているわけです。
個人的には耐震性を確保しながらコーナーサッシが取れるのが推しポイントかなと思います。
鉄骨メーカーではコーナーサッシをつくれますが、木造でコーナーサッシをつくれるのは住友林業か積水ハウスくらいですからね。
住友林業ならではの豊富なアイテムからなるデザイン性と耐震性の両立、これを目指したい方は住友林業を検討してみると良いかもしれません。
第6位 ダイワハウス
ダイワハウスは鉄骨と木造、両方の構造躯体があるのでどちらかを選んで家作りを進めることになります。
そのため、本当は両方説明したいのですが、こちらも全部話していると時間がいくらあっても足りないので今回は主力の鉄骨造に絞ってお話しします。
木造も気になる!という方は別の記事『【2023年最新】ダイワハウス徹底解説』を合わせてみて見てください!
ダイワハウスの鉄骨造は「別名:持続型耐震構造」といいます。
これは震度7クラスの地震を振り返して受けても倒壊しない構造のことを指しているのです。
『地震を振り返して受けても倒壊しない』というのはパナソニックホームズと同様の考え方ですよね。 では、そのダイワハウスの持続型耐震構造とは具体的言うとなんなのかというと、それは『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト) 』+『基礎』=『持続型耐震構造』ということなんです。
簡単にまとめるとこれになるのですが。。。
ちょっと良く分からないですよね。
そこで、『エネルギー吸収型耐力壁の D-NΣQST(ディーネクスト) 』と『基礎』これがどういう仕組みで、地震に対する強さを作り出しているのか、それぞれ具体的に深掘りをしていきます。
先ずはD-NΣQST(ディーネクスト)ですが、D-NΣQST(ディーネクスト)はアルファベットのNのような形をした部材のことです。
そして、この部材の下にあるシグマ型デバイスという部材、これが地震エネルギーを吸収してくれる仕組みになっているのです。
xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の商品名もここから来ているわけなのですが、 これがあることによって先ほどもお伝えした、
震度7クラスの地震を振り返して受けても倒壊しない粘り強さ作り出すことが出来るそうです。
ちなみにxevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)というハイグレード仕様にすると、この D-NΣQST(ディーネクスト)が更にパワーアップしたキュレック、というものになります。
ダイワハウスは、スタンダード仕様とハイグレード仕様が明確に分かれるので非常に分かりやすい商品形態をしているのが特徴なのです。
また基礎に関しては、立ち上がり幅が業界屈指の180mm、主筋の太さも22mmとかなり太いです。
そこに直径22ミリのアンカーボルトが突き刺さり、80mm角の柱とつながることで地震時の引き抜きにも強くなっているのです。
こんな感じで『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト) 』と『基礎』、これらの工夫があるので、ダイワハウスは持続型耐震構造という、繰り返しの地震に強い構造を作ることが出来ているのです。
ちなみに余談ですが、ダイワハウスでは業界初の全天候型3電池連携システムというのがあります。
これは太陽光パネル、エネファーム、蓄電池、これらを搭載することで停電時に曇りの日でも10日間程度電気が使えるというオプションです。
また、この3つを採用し状況によって切り替えることができる切り替え版や断水に備え36リッターの飲料水貯留システム、台風の飛来物に強い防災瓦ルーガなど、とにかく、震災が起きた後、復興までの時間を如何に耐え忍ぶかこれに重点を置いた商品がラインナップされています。
ダイワハウスは、どんな商品を販売しているのか非常に分かりにくい企業なのですが、実はかなりしっかりとした構造躯体を売っているメーカーでもあるのです。
今の話を聞いて、ダイワハウスが気になった方は一度検討してみると良いかもしれません!
第5位 三井ホーム
三井ホームは、プレミアム・モノコック構法という作り方で家作りをしています。
これは一般的に使われている枠組み壁工法、通称:ツーバイフォー工法の屋根、床、壁、基礎、これら4つを三井ホーム独自に改良・強化した工法になります。
では具体的にどのように改良・強化したのか、本当はお話ししたいのですが、話が大きく脱線するので今回は割愛します。
ただし実際に、三井ホームでは
- 東日本大震災2,699ガル
- 岩手・宮城内陸地震4,022ガル
これらを大きく上回る5,115ガルの地震まで耐えることができたと実験でも証明されています。
また、三井ホームは社内で構造計算を1邸1邸行なっており、更に大空間が必要な特殊な間取りに関しては個別で構造計算事務所に許容応力度計算を依頼して設計をしているのです。
そのため耐震性をより向上させる
・Gウォール
・制震システム VAX(バックス)
というオプションも存在するのですが、構造計算で強い梁を入れる方が手っ取り早いため、実際はほとんど使われていなかったりするのですよね。
より安心を求めたい方のみ、つけるという感じでしょうか。
とにかくそういったオプションを使わずとも十分に地震強い家を作れるのが三井ホームの構造躯体の特徴になります。
オシャレな洋風建築を建てたい!という方は是非とも三井ホームを検討してみてください!
第4位 セキスイハイム
セキスイハイムの構造躯体は、巨大地震は構造躯体で守り、中小規模の地震は外壁で守る、という住み分けがされて作られているのです。
そして外壁と構造躯体、双方の効果によって地震から家を守るこの仕組みを『ハイブリッド耐震構造「GAIASS(ガイアス)」』と呼んでいるのです。
つまり簡単に一言でまとめると、『構造躯体×外壁=ガイアス』だということです。
では何故そのような仕組みになっているのかというと、それは構造躯体本体だけでは事足らない部分があるからなのです。
実は『鉄』でできた建物は、地震が起こると揺れるのです。
そして揺れることによって、その地震のエネルギーを逃そうとする性質があるのです。ですので、鉄骨造の家に住む以上、ある程度の「揺れ」は覚悟しなければなりません。
ただし、ここで揺れの規模に着目してみてください。
例えば東北地方太平洋沖地震のような大規模地震であれば、住宅の倒壊や損傷を免れることが重要です。
そのため、ある程度の建物の「揺れ」は仕方ないで済ませられると思います。
しかし、中規模程度の地震で住宅が必要以上に揺れるとなると、クロスなどの内装関係の損傷や、インテリアへのダメージが気になってくるわけです。
特に地震には周波というのがあります。
その周波の伝わり方によって鉄骨住宅は中規模地震でも、大きな揺れに感じることがあるのです。
そのため、鉄骨住宅に住む場合は、油断できないのです。
つまり、全ての地震エネルギーをユニット構造体のみで対応させることは、揺れによる内装へのダメージを考えると、あまりにもリスクが大きいということです。
そのため、外壁で、ある程度の地震波を受け止め、受け止めきれなかった地震エネルギーは、強力な構造躯体で対応するという住み分けが必要になってくるのです。
だから『構造躯体×外壁=ガイアス』なのです。
それで、これは個人的な印象にはなりますが、セキスイハイムはハウスメーカーの中でもかなりガチガチに家を作っている印象です。
ただその分、間取りの柔軟性などを犠牲にしているので好き嫌いがハッキリ分かれそうではあるのですが、震災から身を守ることを最優先にしたい、という方はセキスイハイムを選んでみると良いかもしれません。
第3位 積水ハウス
積水ハウスもダイワハウスと同様に鉄骨と木造、両方から選べるハウスメーカーです。
こちらはダイワハウスとは違って、鉄骨と木造、両方とも知名度があるのでそれぞれ簡単に説明していきます。
先ず鉄骨造に関しては、『制震構造シーカス』というのがついてます。
このシーカスは、地震の振動エネルギーを熱エネルギーに変えて吸収する、制震構造システムなのですが、これがあることによって地震時の住宅の変形を2分の1以下まで抑えてくれるのです。
鉄骨住宅は木造住宅よりも揺れやすい、といわれていますから、こういった制震装置が付いてるのは非常に安心ですよね。
また、実はシーカスというのは最初からあったものではないです。
というのも積水ハウスでは1997年から制震システムの研究を行っており
- 鋼材ダンパー
- オイルダンパー
- 高減衰ゴムダンパー
- シーカス
といった感じで、時代に合わせて制震装置を進化させ続けてきたのです。
そして結果、最終的に辿り着いたのがシーカスなのです。
- 鋼材ダンパー
- オイルダンパー
- 高減衰ゴムダンパー
これらは、色んなハウスメーカーが現在も使っているわけなのですが、積水ハウスはどれも使った結果、最終到達点としてシーカスを開発してるのです。
つまりどのハウスメーカーが使っている、どの制震装置よりも優れたものになっているのです。
ただし、いくらシーカスが優れているとはいえ、鉄骨の家を揺れないようにするためには、たくさんのシーカスを構造体内部に入れないといけないのです。
つまりそれに乗じて金額も高くなる傾向にあります。
ですので、積水ハウスで建てる以上、金額に関してはやはり覚悟が必要な部分ではありますよね。
そしてもう一つ、積水ハウスの木造:シャーウッドについてなのですが、こちらは、先ほどのシーカスのような制震装置というものはありません。
だからネットの記事でも『シャーウッドは制振装置がないから未完成の構造躯体』とか書かれていたりするのです。
しかしこれは大きな間違いなのです。
シャーウッドは元々揺れにくい作りになっていて、必要ないため制震装置をつけていないのです。
どういうことかというと、シャーウッドは基礎ダイレクトジョイントと呼ばれる方法で基礎と構造躯体を直接繋げているのです。
これにより地震の力を効率的に地面に逃がす作りになっているのですよね。
だから基礎に関しても通常の形とは違い、かまぼこ型の形状をしているのです。
この辺りを話すと非常に深い話になるので割愛をしますが、積水ハウスは死角がないですよね。
特に建築途中の現場が震災にあって建物が壊れた時に、積水ハウスなら全額補修費用を持ってくれる、というのも大きいです。
他のメーカーは基本、施主負担、良くてメーカーと施主、折半ですからね。
さすが日本一高いハウスメーカーのことだけはあると思います。
積水ハウスを検討される方はお金と覚悟を持って商談に臨みましょう!
第2位 パナソニックホームズ
パナソニックホームズは有名なパナソニックのグループ企業になるわけなのですが、実は『地震の後も帰れる住まい』これをテーマにして家作りをしてるのです。
ではなぜ『地震の後も帰れる住まい』をテーマにする必要があるのかというと、熊本地震のように複数回、大きな地震が立て続けにおこる可能性があるからなのです。
だから、パナソニックホームズは『地震の後も帰れる住まい』これをテーマにしていて『限界加振にも耐えられる住まい作りをしている』のです。
もう少し掘り下げてお話しをすると、実はパナソニックホームズは、大林組と言うゼネコンが所有している(ダイナミックス実験棟)と言う実験施設を使って、
阪神・淡路大震災のレベルの大地震を57回、さらに中地震83回、計140回揺らした後に阪神淡路大震災の4.3倍、つまり限界加振と呼ばれる今日本で出せる最大級の震度に耐えられるということを証明しているのです。
それでこれを証明しているのは大手ハウスメーカー何社もある中で、唯一パナソニックホームズだけなのです。
しかも実験もリアルに再現していて、総重量4t近くあるキラテックと呼ばれるタイルを付け、更に陶器瓦とソーラーパネルを設置しているのです。
建物は重くなればなるほど、地震の影響を受けやすくなります。
そのため、あえて不利な状態で実験しているのです。
更に地味なポイントなのですが、窓に鍵を閉めるながら実験をしているのです。
窓は、地震による揺れが大きいと歪み、窓ガラスが割れてしまうのですよね。
どことは言いませんが、窓を開けながら実大振動実験をしているハウスメーカーもありますし、窓をアクリル板にしてごまかしているハウスメーカーも実際にあるのです。
同業他社の間からも、パナソニックホームズの建物はよくできていると言われているので、さすがはパナソニックブランドという感じですね。
第1位 ヘーベルハウス
堂々第1位はヘーベルハウスでした。
ヘーベルハウスはとにかく頑丈なイメージがありますよね。
去年のランキングでも1位だったので、やはり多くの方がヘーベルハウスに対して、とにかく頑丈なイメージを持っているのではないかと思います。
ひと昔前は象が屋上で飼える、というCMもやってましたし、記憶に新しいところでいうと、鬼怒川が決壊した時にヘーベルハウスの家だけ、無事に残っていた、というのもヘーベルハウスが頑丈であることを印象付けている要因かなと思います。
さて、そんなヘーベルハウスなのですが、実は唯一、基礎付きで実大振動実験を行っているのです。
というのも、一般的な実験ではコンクリートの基礎は造りません。
本来基礎がある部分に鉄骨を敷いて実験装置とくっつけて行うのです。
ではなぜそのような形で実験を行うのかというと、それは基礎があってもなくても建物の揺れ方に影響がない、という理屈だからなのです。
それは、分からなくもないですし、確かに基礎は非常に硬くできているのです。
でもだからといって、壊れないわけではありません。
建物自身の強さよりも基礎の強さが劣っている場合もあるのです。
その点ヘーベルハウスの実験では「上部の建物だけでなく、基礎も含めて壊れていない」ということが確認されています。
とあるケースでの1つの結果に過ぎませんが、それでも安心材料の一つにはなりますよね。
そのため、『基礎付きの実大振動実験を行っている』これが他のメーカーにはない特徴になります。
また最近では軽量鉄骨と重量鉄骨の価格差がなくなってきているため、重鉄推しのメーカーにシフトしていたりもします。
そのため、「都心部に住んでいて震災対策をメインで考えたい」という方は是非一度、ヘーベルハウスで検討してみてください。
地震に強いハウスメーカーランキングのまとめ
はい、ということで、今回は【2023年最新】地震に強いハウスメーカーランキングということで、皆さんから頂いた投票を元に地震に強いハウスメーカーをランキング形式にしてお伝えしました。
まとめると、
10位 | トヨタホーム |
9位 | ミサワホーム |
8位 | 一条工務店 |
7位 | 住友林業 |
6位 | ダイワハウス |
5位 | 三井ホーム |
4位 | セキスイハイム |
3位 | 積水ハウス |
2位 | パナソニックホームズ |
1位 | ヘーベルハウス |
以上になります。
ハウスメーカー選びの際に是非とも参考にしてみてください!
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