今回は『2022年』注文住宅をこれから検討する人が気をつけるべきことというテーマでお話しをしていこうと思います。
というのも、恐らくこれから注文住宅の購入を検討しようと考えている人からすると、
『そもそも注文住宅の購入をするにあたり何から始めればいいんだろう』とか、
『気をつけるべきことって何があるんだろう』とか、
色々な疑問や不安があると思います。
それでいて世間一般的に注文住宅は、3回買わないと成功しない、とかいわれますよね。だからこそ余計に身構えてしまうと思います。
だからこそ今回は、今年注文住宅を買う人が意識しなければならない3つのことについてお伝えをしていきます。
この3つを知っているかどうかで、スタートがうまく出来るかどうかが決まってきます。
- 『出来ることなら1回で確実に家づくりを成功させたい』
- 『失敗したな、と思う家に対して毎月何十万円も払いたくない』
と思う方は、是非とも最後まで読んでください。
また現在、今まで築き上げてきた人脈をフル活用して、優秀な住宅営業マンとお客さんを繋ぐ活動を個別でも行っております。一味違う優秀な営業を自分の担当にしたいと言う方は、是非とも一度、公式LINEからご相談いただければと思います。
それではやっていきましょう!
注文住宅を購入する人が意識しなければならない3つのこと
はい、それではまず初めに2022年に注文住宅を買う人が意識しなければならない3つのことについてお話をします。
それは
- ハウスメーカーは現在、値上げラッシュである
- 広がる情報格差
- ハウスメーカーが売っているのは家ではなく、仕組みである
これら3つになります。
かなり多岐に渡る内容ですが、非常に重要なことなので、気合を入れて読んで頂ければと思います。
【その①】ハウスメーカーは現在、値上げラッシュである
先ずは、『ハウスメーカーは現在、値上げラッシュである』これについてお話をしていきます。
直近でハウスメーカー各社が値上げをする方向で動いております。
具体的には
- 積水ハウスは6月と8月の2段階値上げ
- 住友林業は6月に値上げ
- ダイワハウスは鉄骨が4月に値上がりしてて、今月5月に木造が値上げ
- ヘーベルハウスは6月に値上げ
みたいな感じです。
それでどのメーカーも大体坪5万円上がるような状況なのです。
イメージしやすいように具体例を出してお伝えしていきます。
例えば5月に契約した場合、 40坪の建物で坪90万円なら3600万円が建物の本体価格になります。
しかし契約が少しずれて6月に契約になった場合、同じ40坪の建物でも坪95万円になるわけですから3800万円になる、ということです。
1ヶ月契約がずれ込んだだけで同じ大きさ、同じクオリティの建物でも、200万円の差が出てくるわけですから、これはデカイですよね。
それこそ200万円あればオシャレなキッチンを入れたり、床材をグレードアップしたり、後はウッドデッキなんかも入れられるわけですからね。
そんな状況にあるので今現在、駆け込みが発生しているのです。
これ、知らない人からすると驚きかもしれないですが、
実はハウスメーカーって値上がりする前に契約してしまえば価格が据え置きになるのですよ。
例えば、6月値上げの場合、5月中にハウスメーカーと契約をしてしまえば、
価格が据え置かれるのでその後ゆっくり打ち合わせをして間取りや仕様を決めることができる
ということなのです。
だからみんなこぞって今月に滑り込もうとしているわけなのです。
ただ、ここで皆さん、こんなことを思われませんか?
『そんなに早く決めてしまって良いのか?』
この疑問って誰もが思い浮かぶはずです。確かにそう思うのは無理もないですし、家って一生に一度の大きな買い物ですから、慎重になるのも無理はありません。
でもハッキリ言います。
今回のチャンスを逃したら間違いなく、普通の人は家が買えない時代になります。
今が本当にラストチャンスなのです。
ですので、これから家が今買い時であるその理由をお話しした後に、駆け込み契約をする上での注意事項を3つお話しよう思います。
家が今買い時である理由「金利」
先ず最初に『家が今買い時であるその理由』についてです。
これは先ほどもお話した『建物の価格が上がる前だから』という理由もあるのですが、個人的に一番皆さんにお伝えしたいのが『金利』です。
皆さんも、もしかしたらご存知かもしれませんが、実は今、変動金利が史上最低の状態なのです。
だから今買った方がお得なのですよね。
ただ、この話だけ聞くと薄っぺらい営業トークに聞こえてしまうと思いますので、珍しく元銀行員らしく金利について深掘りをしてお話をしようと思います。
先ずはこちらをご覧ください。
こちらのグラフは直近の固定金利と変動金利、それぞれの推移をグラフ化したものです。
具体的には
- 青が35年固定のフラット35の金利
- 赤が10年固定の金利
- 黄色(地銀)、緑(メガバンク)、オレンジ(ネット銀行)のグラフが変動金利
となっています。
パッとみて分かると思いますが、固定金利が上昇傾向で変動金利が低下傾向にあるため、固定金利と変動金利で差が開いているのが現状なのです。
そのため、中にはこのグラフを見て「変動金利が下がり傾向なんだったら買い時じゃん!」って思った人もいるかもしれません。
でも一方で『確かに変動金利は低下傾向にあるけれど、固定金利が上がっているんだから変動金利だってそのうち上がるんじゃない?』とか、
『変動金利が上がって返済負担が増えたらどうするんだ!!』とか、
そう思われた方もいるかもしれません。
むしろそう思われている方が大半だと思います。
でも実は、変動金利はおそらく今後10年間は上がることはない、と予想できます。
なぜなら、そもそも固定金利と変動金利はそれぞれ別の生き物だからです。
詳しく見ていきましょう。
こちらのグラフは日本国債の金利を表しているのですが、 実は変動金利って日本の短期金利というものに連動していてマイナス金利が解除されると上昇する、という性質があります。
一方で、全期間固定金利は10年国債の金利に連動していて日銀の『誘導目標』というのが修正されると変動するのです。
「マイナス金利」と「誘導目標」
ここでマイナス金利と誘導目標という言葉が出てきたのでそれぞれ説明をすると、「マイナス金利」というのは民間の金融機関が日銀に預けている預金金利をマイナスにすることです。
ちょっと難しいのですが要するに、金融機関が日銀に資金を預けたままにしておくと金利を支払うことになり利益がマイナスになってしまう、わけです。
ですので、そうならないように金融機関は出来るだけ企業への貸し出しを行ったり、投資に資金を回すように促すことで、強制的にお金を動かし経済活性化とデフレ脱却をしようとしているのです。
これを「マイナス金利」と言って、今、-0.1パーセントに固定されているのです。
そしてもう一つの「誘導目標」についてですが、そもそも日銀は不況時には金利を下げることで経済を刺激し、好況時には政策金利を上げることで景気過熱やインフレを抑制するという働きをしているのです。
それで今この上限金利を0.25%に固定しているのです。
これを「誘導目標」とか言ったりします。
ちょっと小難しい話になってしまったのですが、つまり何を皆さんにお伝えしたいのかというと、今日本はマイナス金利-0.1%と誘導目標の上限金利0.25%をそれぞれピン留めしているようなイメージだということなのです。
そして片方のピンが外れるとそれに連動して金利も上昇するということなのです。
つまり、例えば日銀の誘導目標が修正されるとピンが外れて固定金利が上昇するし、マイナス金利がなくなればそこのピンが外れるので変動金利が上昇する、ということです。これが固定金利と変動金利がそれぞれ別の生き物であるとお伝えした理由になります。
ですので、史上最低と呼ばれている変動金利が上昇するかどうかのポイントは、マイナス金利がいつ無くなるのか?
ここになります。
今後10年間が変動金利は上がらないと予想できる
では、それが一体いつなのかというと、先ほどお伝えしましたね?
確実とまでは言えませんが、大体10年後だと予想することができるわけです。
なぜならその時に日本のバブル世代の人たちが退職するからです。
というのも、今の日本は30年間ずっと給料が上がっていません。
その要因の一つとしてバブル世代の人たちの給料が高く、ミドル世代と呼ばれる人たちの給料が安いことがあげられるのです。
これだと一向に経済は回らないですよね。
皆さんもイメージしてみてください。
例えば70歳の人に1億円あげるのと30歳の人に1億円あげるのとでは、
どっちが経済が回ると思いますか?
間違いなく30歳に1億円あげた方ですよね。
これは仕方のない話ですが、人間歳を取れば取るほど、動きが鈍くなりますし守りに入ってしまいます。
ただ若いうちは色々とチャレンジすることができますし、子育てにも多くのお金を使うことになります。
つまり一言でまとめるなら、年齢によってお金の価値が変わる、ということなのですが、それもあって本来ならミドル世代に高い給料を払えた方が良いのです。
ただ日本は雇用がしっかりと守られる国です。
そのため会社にぶら下がっているだけの人をクビに出来ず、どうしてもパフォーマンスに関わらずバブル世代の人たちに高い給料を払い続けなければならない状態なのです。
だからミドル世代にお金が回らないのです。
そのため日本の構造自体が変化しない限り、金融緩和を続けるしかない状態なのですよね。
では、いつまで金融緩和が続くのかというと、先ほども説明した通り、バブル世代が退職するまでというのが濃厚であり、それはおよそ10年後という予想が立てられるわけです。
こうやって理由を一から説明されると、変動金利を選んでもしばらくは安心なのだって思いますよね。
また少し余談にはなるのですが、実は最初の10年間で利息総額の半分を払うのが住宅ローンでもあるのです。
そのため10年間は絶対に低い金利で借りておいた方が得でもあるのです。
まとめると、
今後10年間が変動金利は上がらないと予想できるということ、
しかも住宅ローンは最初の10年間で利息総額の半分を払うという特性を持ち合わせているため、変動金利で住宅ローンを組めるであろう期間が長い今が買い時なのです。
という話でした。
なるべく今月中にハウスメーカーと契約をすることを強くお勧め
ここまでの話で皆さんも、時間が経てば経つほど、新築計画を後ろ倒しにすればするほど、マイホーム計画がしにくくなってくる、というのは何となくご理解いただけたのではかなと思います。
ですので、冒頭お伝えした各ハウスメーカーの値上げの話と今の金利の話、双方きちんと理解していただいて、なるべく今月中にハウスメーカーと契約をすることを強くお勧めします。
来年はこれらに加え、更に住宅ローン減税が改悪になるような話も出てますからね。
ただしそうはいっても中には、
『今の状況は分かっている、分かっているんだけど、』
『急いで契約するのが不安』という人もいると思います。
その気持ちも痛いほど分かりますので、少し話が逸れるのですが急いで契約する場合の注意事項を3つ、ご紹介したいと思います。
急いで契約する場合の注意事項①「とりあえず契約は極力しない」
まず1つ目は『とりあえず契約は極力しない』ということです。
先ほどから早めにハウスメーカーと契約をしましょう!と言ってはいますが、必死なのは住宅営業マン側も一緒です。
なるべく建物の金額が安い時に契約を取りたいということから、
『とりあえず契約をしましょう!契約後でも間取りの変更は可能です』とか、言ってきたりします。
確かに契約後でも間取りや仕様はいじることができます。
それは事実なのですが、一方で価格が大幅にブレるというデメリットが存在します。
これを理解してください。
だから例えば、建物の坪数が変われば当然、建物本体の金額が変わりますし、建物の形状によっても金額は変わります。
もちろん契約後と契約前とで仕様が変わればそれだって金額が上下します。
つまり未確定なことが多ければ多いほど、契約後の打ち合わせで出てくる金額がブレる、ということなのです。
ですので、お金に余裕のある方ならこの話は関係ないですが、どうしても予算に限りがある、という方の場合は営業マンから提案される『とりあえず契約』これは極力しないということを意識して行動してください。
また、もし仮に急ぎ契約してしまって、やっぱり解約したいとなった場合、最悪解約金がかかります。
この解約金はメーカーによって様々なのですが、例えば打ち合わせの進行度合いに関わらず、建物本体価格の1.5%を解約金として請求するメーカーもあれば、打ち合わせの進行度合いによって金額を確定し請求する、というメーカーも存在します。
この辺りは非常に曖昧で後々言った言わないのトラブルになる可能性もあるので、急ぎ契約をしようとしている方は解約するしないの有無に関わらず条件だけはしっかりと確認して、メモを取っておくことをお勧めします。
ただ、そうはいったものの人によっては直近の値上げには間に合わないかもしれません。
一方、積水ハウス同様に他のメーカーも2段階値上げをするような噂を耳にしています。
それが大体各社8月から10月くらいみたいなのですが、、、
今回の値上げには間に合わずとも次の値上げまでには間に合うように行動してもらえればと思います。
基本的に契約する前というのは、きちんと細かい見積もりを確認してどんなものが入って、この値段なのかを確認した上で、契約するというのが鉄則です。
急いで契約する場合の注意事項②「ハウスメーカーの特性をしっかり理解した上で契約する」
続いて2つ目が、『ハウスメーカーの特性をしっかり理解した上で契約する』です。
よくどのハウスメーカーの営業マンも
『うちはなんでも出来ます!』
『大丈夫です!問題ないです!』って言いがちなのですが、それを鵜呑みにすると痛い目を見ますよ、という話です。
というのも、事実ハウスメーカーによってできないことって結構あるのです。
その結果、解約を検討せざるをえなくなる、ということが起きるわけです。
ではこれが一体、どういうことなのか、分かりやすく説明するために少し大枠からお話をしていきます。
そもそも日本のハウスメーカーは戦後で家がない時代にできた企業になります。
具体的にお伝えをすれば
- 1955年 ダイワハウスが設立
- 1960年 積水ハウスが設立
- 1963年 パナソニックホームズが設立
- 1970年 セキスイハイムが設立
- 1972年 旭化成ホームズが設立
といった感じです。
こんな感じで続々とハウスメーカーが登場してきたわけなのですが、ここで重要なのは戦後の家づくりの仕方を今も尚続けている企業と、そうでない企業に別れるということです。
というのも、例えばセキスイハイムの公式HPに掲載されていることを読むと
「現在の住宅事業の本格的なスタートは、1970年に、セキスイハイム第1号商品「セキスイハイムM1」を開発したことに始まります。
工場生産率80%を超えるユニット工法による、高品質、高性能、コストパフォーマンスの高さ(当時 坪当たり13.4万円)を実現したセキスイハイムは、良質安価な住宅の供給が急がれていた日本の住宅業界において、たちまち脚光を浴びることになります。」
と書かれているわけです。
何も考えずに普通に読むだけだったら『へーすごい』ってなりますけど、ユニット工法って今現在もセキスイハイムの主力商品なのです。
つまりこれって見方をを変えればセキスイハイムは、戦後の家づくりを今も尚続けている、と言えるわけです。
もちろん今に至るまでに全館空調を入れたり、断熱材の種類を変えたり、細かな仕様変更はありました。
そういったセキスイハイムの家づくりに共感している人が多くいるのも事実です。
だからセキスイハイムを否定するつもりは全くないのですが、事実として、セキスイハイムの家づくりって戦後から今に至るまでベースが変わっていないということですよね。
これを例えるならiPhoneのバージョンアップみたいなものだと思います。
iPhoneって本体を買い替えなくてもバージョンアップで新しい仕様になるじゃないですか。それと一緒かなと思ってしまうわけです。
こんな感じで今回たまたまセキスイハイムが分かりやすかったので例に出しましたが、戦後の家づくりを今もなお、継続しているハウスメーカーって実際にポツポツあります。
そしてそれは家の施工効率を求めるあまり、オシャレな家づくりができないメーカーが多いということでもあります。
これが『各メーカーの大きな違いになるのです。』
ただしオシャレと言っても、何だか抽象的でイマイチピンきませんよね?
ですので、ここを深掘りしていくと、実は住宅におけるオシャレさというのはイコール緻密さであり、緻密さというのは住まいの快適性に大きく直結してきます。
例えばこちらの家のようにオシャレな建築って、細かく納まりが調整されていたり、何枚も展開図を書いた上で成り立っているのです。
要はそれだけ手が込んでいる、ということなのです。
それによって例えばスタバにいる時のような感覚と同じで自宅でも居心地の良さを感じたり、モチベーションがあがったりと、自分の生活の質、いわゆるQOLを上げやすくなります。
実際に今現在、住宅にオシャレさを求める方が非常に多くなっていますし、それはYouTubeやインスタグラムやPinterestを見ていれば皆さんも何となく分かるはずです。
そして私自身も自分のQOLを上げるために、今建築中の自宅に対して投資していたりもします。
これは私が住宅系の情報発信をしているので言動一致を皆さんに証明するため、というのもあるのですが、環境によって自分の人生が大きく左右されるというのを知っているからでもあります。
ですので、オシャレさというのは、イコール緻密さであり、緻密さというのは住まいの快適性に大きく直結してくるわけです。
そしてそういった提案ができるメーカーと出来ないメーカーとに大きく分かれてきているのが今の現状なのです。
特にコロナが流行った影響で在宅時間が多くなり、それに間取りの多様化が進みました。
そのせいで各メーカーの差がもろにわかる状態になっています。
ですので、家の量を売ることに注力している企業なのか、それとも家の質に注力している企業なのか、これを紐解いきハウスメーカーの特性を理解した上で契約をしましょう!
特に今って、インスタグラムやPinterestを使って、こんな感じに仕上げて欲しいと要望を出される方が非常に多いですからね。
それにも関わらず、契約後にあれも出来ない、これも出来ない、となってしまってはストレス以外の何者でもありません。
ご注意ください。
もしハウスメーカーの特性がわからない、という方がいましたら過去に各メーカーの解説動画や記事をアップしてますのでそちらをご覧ください。
YouTube再生リスト:2023年大手ハウスメーカー徹底解説
まかろにお動画資料館:2023年版ハウスメーカー徹底解説
また、これから注文住宅購入に向けて動き始めるという方限定にはなりますが、私が作ったメグリエから申し込み頂ければ私と無料面談をすることができますので、そちらも合わせてご活用頂ければと思います。
急いで契約する場合の注意事項③「担当者を見極めてから契約する」
そして最後の注意点3つ目が『担当者を見極めてから契約する』です。
今まで何だかんだ言いましたが、最終的には家づくりって誰とするのか、なのですよね。
というのも注文住宅は契約前の初めましての時から家の完成までトータルで大体1年かかるます。
その1年という長い期間の間、自分がこの人嫌だなって人とずっと一緒に家づくりをしていかないといけないのです。
それって物凄い苦痛じゃないですか?
住宅業界の担当ガチャ制に注意
更にいつも私が皆さんにお伝えしている通り、住宅業界には担当ガチャ制というのが存在します。
これは例えば、住宅展示場に行ったり、資料請求をしたりするとランダムで担当者がついてしまうというものです。
住宅は料理と同じで個人の力量によって出来が大きく左右される商材です。
だから誰が担当になるのかは、めちゃくちゃ重要なのですが、それがランダムで決まってしまうのが今の住宅業界なのです。
ですので、自分の担当者がイケてる人なのかどうなのか、これはしっかりと見極めた上で契約をしないと後々痛い目を見る可能性が大きいわけです。
ただこんな話をすると中には『担当替えしてもらえば良いじゃん』って思う人もいると思うんですよね。
確かにその通りなのですが、住宅業界は個人営業の世界です。
つまり、その営業マンの成績に直結してくるので、そう簡単には担当替えはできないのです。
更に担当を変えられたとしても、実は表で出てくるのが上司になっただけで裏では以前の担当が仕事している、みたいなケースも普通にあったりします。
住宅業界は、基本的に管理職の人は数字を求められませんから、尚のこと裏では部下に仕事させて表面だけ出てくるパターンが多いわけなのです
だから担当替えは、実はあまり意味がなかったりするのです。
そんな裏事情もありますので目先の金額に囚われて急いで行動する前に、
『本当にこの人に任せて良いのか』
これを冷静に見極めた上でそのハウスメーカーと契約するかどうかを判断してください。
そして任せられない!って思ったのなら、勇気を出して一度全て断り、リセットしてから再スタートをしてみてください。
ということで、
まとめ:急いで契約する場合の注意事項3つ
これから急いで契約する場合の注意事項は
- 1つ目が『とりあえず契約は極力しない』
- 2つ目が『ハウスメーカーの特性をしっかり理解した上で契約する』
- 3つ目が『担当者を見極めてから契約する』
以上の3つになります。
是非とも覚えておいてください!
【その②】広がる情報格差(ハウスメーカー情報、間取り、費用等)
続いて、注文住宅をこれから購入する人が意識しなければならない2つ目ですが、それは『広がる情報格差』についてです。
実はここ数年で住宅業界はかなり変わりました。
というのも、今までクローズだった情報がかなりオープンになったのです。
例えば、間取り作りのノウハウ一つとってもそうですし、各ハウスメーカーの詳しい情報などもそうです。
事実、間取りのノウハウが開示されていなかったころは、ハウスメーカーは高くて見た目が同じダサい家を売るだけのファミレスみたいな企業とか言われていたのです。
でも、実際は違います。ハウスメーカーでもオシャレな家ってたくさんありますし、ノウハウだってきちんとあるのです。
それを去年1年かけて私は皆さんにYouTube動画で伝えてきました。
ハウスメーカーの特徴もそうです。
ハウスメーカーの特徴って本当に分かりにくいので、素人の人からすると読み解きにくいです。
これは分かりにくくしている、ハウスメーカー側に問題があると思うのですが、私はそのハウスメーカーの読み解きにくい部分を要約して今まで伝えてきました。
だから以前よりも格段に家作りがしやすくなっているはずなのです。
また、家づくりは担当によって決まるということ、それにも関わらず住宅展示場に行ったり、資料請求をしてしまうと勝手に担当が付いてしまう、ということ、これも私は去年から多くの人に伝えてきました。
それもあって私は、私の知っている全国の優秀な営業マン達とお客さん、およそ500組以上を繋いできました。
それにより今ではたくさんの、オシャレでこだわりの溢れた住まいができました。
つまり私が何を言いたいのかというと、それだけ情報格差が広がっているので、一発で成功してマイホームを建てられる人と、そうでない人、完全に2曲化してきているということです。
実際に私のところには紹介依頼以外にも数多くの間取りのチェック依頼や見積もりのチェック依頼が届くのですが、そのほとんどが営業マンを不審に思っていたり、あとは担当を変えたくても変えられずに仕方なく打ち合わせをしているという人ですからね。
個人的にはそういう状況を目の当たりにすると、良い担当に出会えてないのだなと思ってしまいます。
良い家は「施主力×営業担当力」で決まる
では、そんな流れの中でハウスメーカー選びの際に注意するべきポイントは何なのか?
今の私から皆さんにお伝えしたいことがたった一つだけあります。 それが良い家というのは『施主力×営業担当の力』で決まるということです。
つまり、どっちかが0なら確実に家作りは失敗するし、どちらの変数が小さくても家作りは失敗するわけです。
では、どうやって変数を上げるのか、というと、そこはもう担当の営業マンの力次第なのです。
もう少し具体的に説明をすると、これから初めて家作りをする人にとっては、
- ハウスメーカーのことも
- 間取りのことも
- 家作りにかかる費用のことも
全部未知数なわけです。
当然ですよね。だって、経験したことがないですから。
だからこれから家を建てる人が最初、施主力が0なのは仕方ないです。
でも先ほどもお伝えした通り、施主力が0のままなのは非常に危険です。0に何をかけても0ですからね。
施主力を向上してくれるのが住宅営業マン
そのため商談を通じて自分たちの施主力を向上させてくれる、メンター的な役割の人が必要なのです。それが担当の住宅営業マンになるわけです。
このことを分かりやすくお伝えをするなら、例えばよくテレビを見ていると、
『本場フランスで修行した料理人』とか、
『都内の超有名寿司店で修行した寿司職人』とか、
そういった、いわゆる一流の料理人が出てきますよね。
でもあれは、結局のところ『環境』が一流を作っているのですよ。
だからわざわざパリとかフランスとかに留学したり、後は厳しいとは分かっていても超有名店の門を叩いて、そこで修行するわけです。
つまり、自分の人生の方向性は『環境に依存する』のです。
住宅もこれと同じです。
少し言い方は悪いですが、レベル0の住宅営業マンが担当なら、その人の基準で家作りが進行するため、どこにでもある建売のような家になってしまうのです。
つまり施主力はあまり向上せず、最初から最後まで変数は限りなく0に近い状態だということですね。
でも逆に、一流に触れ続ければ自然と自分達の目も一流に近づくのです。
つまり住宅営業マンの力が10だとしたら、自然と自分たちもそのくらいのレベルになっているってことです。
結果、YouTubeやInstagramに掲載されているようなオシャレな注文住宅らしい注文住宅を建てることができるのです。
ただこの話を聞いて
『そんなこと本当にあるの?』
『言いくるめようとしてない?』
とか、思われている方もいると思います。 確かにその気持ちは分かるのですが、私のことを疑うようなら、試しに担当の営業マンに『過去、あなたが携わった物件の実例(お客様の家)を見学させてください。』と言ってみてください
レベルの低い住宅営業マンは、案内できる実例物件がありません。なぜなら、お客様の期待値を超える提案が出来ていないからです。
考えれば何となくイメージできますよね?
誰だって周りから
『ダサい』とか、
『これをわざわざ注文住宅で建てたの?』とか、
そう思われる家を積極的に見せようとは思いませんからね。
でも一方でレベルの高い住宅営業マンは、何件も案内できる実例を持っています。
これはさっきとは逆で、お客様の期待値を超える提案をしたからこそ、住んだ後でも見学させてくれるのです。
皆さんだったら
・期待値を超える提案が出来ない住宅営業マン
と
・期待値を超えることのできる住宅営業マン
どちらと家作りをしたいですか?
それにより自分たちの施主力の変数も大きく変わってきます。
業界のルールとして一度担当が付いてしまったら、変更することは原則できません。
知らず知らずのうちに三流に目が慣れないようにするためにも最初が肝心です。
このことを意識して家作りをスタートさせてみてください。
【その③】ハウスメーカーが売っているのは家ではなく「仕組み」
続いて『ハウスメーカーが売っているのは家ではなく、仕組み』ということについてです。
これは先ほどお話ししたことに付随してくることではあるのですが、実はハウスメーカーが売っているのは家ではないのです。
売っているのは『仕組み』なのです。
そしてその仕組みをうまく使えるかどうかは、現場の担当者次第なのです。
つまり、
- 「どこどこハウスに頼めば、必ずオシャレな家を作ってくれる」
- 「まるまるホームに頼めば、性能の良い家を作ってくれる」
ではないということです。
ちょっと意味が分からないですよね。
でもこれ、ものすごい重要なことなので見落とすと確実に失敗します。
後悔しながら毎月ローンを払いたくない方は最後まで読んでください。
実はハウスメーカーって色んなことを想定して、それらに対応できるように商品の設計がなされていることがほとんどなのです。
例えば、パナソニックホームズのHS工法、正式名称『ハイパースペース工法』は、縦にも横にも15センチピッチで間取りの調整が出来るのです。
これは業界の中でもトップクラスの敷地対応力で都心部などの狭小地での建築が有利なのです。
また積水ハウスに関して言えば
オーバーハング
ダウンリビング
キャノピー
フルフラットバルコニー
スキップフロアなど、
世の中にある間取りはほぼ全て出来るといった感じです。
今はサクッとパナソニックホームズと積水ハウスの2つの事例をお話ししましたが、こんな感じでメーカーによって様々な工夫ができるように商品が設計されているわけです。
でも、だからこそ、その商品をうまく使って家作りができるかどうかが現場の担当者の腕に大きく左右されるのです。
実際に担当者を変えることで、提案される間取りや仕様がガラリと変わるということはザラにありますからね。
ただここまでの話を聞くと多くの人が、『じゃあ、設計士であたりを引くことが重要なのかな』と思ってしまうと思います。
確かにそう思ってしまいそうになるのですが、実はそれは大きな勘違いです。
家というのは、複数の要素が絡みあって一つの商品を作り上げています。
だからその複数の要素それぞれの質を上げていかないと、良い家というのは出来ないのです。
具体的にお伝えするなら、
- 営業マンによって金額が決まり
- 設計によって家の出来が決まり
- 工務によって家の質が決まる
のです。
つまり、メーカーの商品=営業マン(金額)×設計(図面の出来)×工務(家の質)だという事なのです。
そして、ここがミソなのですが、良い営業マンには良い設計がつきやすく、良い設計には良い工務がつきやすいという特徴があります。
『いや、そんなことあるの?』って思われる方もいると思うので、
分かりやすく解説をします。
良い営業マンには良い設計がつきやすい
先ず『良い営業マンには良い設計がつきやすい』という事ですが、これは考えてみれば当然のことなのです。 住宅をシンプルにお伝えするなら、営業マンが契約を取ってきて、契約後に設計士と打ち合わせをする、という流れです。
それで例えば営業マンが適当な仕事をした状態で設計に仕事の引き継ぎをしたら、どうなると思いますか?
仕事を引き継いだ設計は最初からその営業マンの尻拭いをしなければならないのです。
何ならいきなりクレーム対応をしなければならないというケースも出てきます。
誰だって上司・部下からの適当かつ地雷のような仕事を受けたくはないですよね。
これは住宅に限らず、どんな業界、どんな職種であっても、共通していえることのはずです。
だから良い営業マンには良い設計がつきやすいのです。
逆にヤバイ営業にはその時、たまたま手が空いてる設計がつきます。
こうなると設計もさっさと仕事を引き上げたいので、打ち合わせ自体が雑になる傾向にあります。
これはどこのメーカーでもそうです。
というか、仕事を回しているのは『人』ですから、この制度の上で仕事をしている以上、仕方ないと言えば仕方ないですよね。
良い設計には良い工務がつく
そしてもう一つ、良い設計には良い工務がつく、ということですが、ちゃんとした設計士ほど、現場をきちんと見に行きます。
これは自分が設計した家がきちんと出来ているかを確認するためでもありますし、現場の職人さんや現場監督の方とコミュニケーションを取るためです。
ではなぜ、設計士がそのようなことをする必要があるのかというと、
日頃からコミュニケーションをとっておくことで無理をお願いしやすいからです。
というのも、設計をしているとどうしても、
『この部分はどうしてもこうやって仕上げてほしい』という部分が出てきます。
でもそういった、いわゆるイレギュラーなことは、日頃からコミュニケーションをとっておかないと現場にお願いできないわけです。
だからこそ、良い設計士って現場を大切にするのです。
これが、良い営業マンには良い設計がつきやすく、良い設計には良い工務がつきやすいという理由になります。
良い営業マンは『巻き込み力が高い』
ちなみに少し余談なのですが、良い営業マンは総じて『巻き込み力が高い』という特徴があります。
これは社内、社外問わず、なのです。だから色々な人が協力してくれるのです。
その結果、社内での値引きはもちろん、関係業者にもお願いして金額を下げてもらうよう交渉できるのです。
実際に私も親しくしていた住宅設備メーカーからは原価よりも10万円安くお風呂とかを提供してもらっていましたからね。
これは私が特殊なのではなく、できる人は大体やっていることです。
だから営業マンによって金額が決まるのです。
これは覚えておいてください。
まとめると、先ほどもお伝えした通り
- 営業マンによって金額が決まり
- 設計によって家の出来が決まり
- 工務によって家の質が決まる
ということなのです。
そうやって話を聞くと、ハウスメーカー本体が売っているのは家ではなくて、仕組みであること、そして、その仕組みをうまく使えるかどうかは、現場の営業担当者次第である。ということは何となくでも理解できたのではないでしょうか?
優秀な住宅営業マンを探せる注文住宅オンラインサービス「MEGULIE(メグリエ)」
では、どうやって良い担当を自分に付ければ良いのだ?という話だと思います。
それに関しては、もちろん公式LINEから直接私に連絡をしてくれれば、全国の優秀な営業マンと繋げることができます。
実際に私には『良い家を世の中に残したい』と考えている仲間たちがたくさんいますからね。その場合はきちんと対応させていただきます。
ただし、そうはいっても最終的には人対人なのです。だから相性が合わない場合も少なからずあります。
その場合に利用していただきたいのが、優良住宅営業マンを検索しアプローチができる注文住宅オンライン相談サイト『メグリエ』です。
このサイトはいわゆる、担当ガチャ制度を無くすために去年1年間で出した紹介実績をプレゼンにまとめ、私自ら各大手ハウスメーカーに泥臭く営業をかけて、ようやく完成に至ったサイトです。
このサイトであれば皆さん自身から優秀な営業マンにアプローチできますし、『チャット内の商談開始ボタン』を押さなければ個人情報が営業マンに開示されることもありません。
だから担当になる前に営業マンとの相性も事前に確認することが出来るのですよね。
またこのメグリエを利用して、ご契約され、着工された方に私から30万円のお祝い金も出しています。
これは私が担当ガチャによる不公平さを無くすために、身銭を切ってやっていることです。
だからよくネットに書かれているような、例えば
- サービスを使うとハウスメーカーの見積もりに金額が上乗せされる
- 値引率が減る
といったことは一切ありません。
というより、そもそもの話なのですが、今の大手ハウスメーカーは基本的に営業マンが見積もりをいじれないようになっています。
大手企業は良くも悪くも基本的に保守的ですから、何かあった時の対策万全なのです。
中堅、ローコスト系のハウスメーカーはどうだか知りませんが、ネットなどに書き込まれている情報を鵜呑みにしないようにして頂ければと思います。
そして実際に私が出している30万円のお祝い金を使って
- 無垢床にグレードアップする人
- 外部の設計士を使って家作りをする人
も出てきました。
特外部の設計士を雇う費用として、30万円使うのは非常に賢いやり方だなと思いましたね。
もしメグリエを利用する方がいれば、そんな使い方も視野に入れてみてはどうでしょうか。
良かったら検討してみてください。
はい、ということで、今回は『2022年に注文住宅を買う人が意識しなければならない3つのことについてお話をしてきました。
- ハウスメーカーは現在、値上げラッシュである
- 広がる情報格差
- ハウスメーカーが売っているのは家ではなく、仕組みである
これら3つは特に意識して家作りをスタートして頂ければと思います。
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