今回は『ダイワハウス徹底解説 特徴・強み、商品のおすすめ仕様【2023年版】を紹介』というテーマでお話していこうと思います。
本記事を最後まで読んでいただくことで、ダイワハウスがどういうハウスメーカーで、何に気をつけなければならないのかがわかるようになります。
これからハウスメーカーで注文住宅の建築を検討される方は是非最後までご覧ください。
過渡期を迎えた住宅業界
今まで私はYouTubeで、ダイワハウスやその他のハウスメーカーの解説動画を出してきたのですが、去年2022年10月から住宅業界は過渡期になりました。
これがどういうことなのかというと、建物には断熱等級と呼ばれるものがあるのですが、それが今までは最高等級が4でした。
しかし去年2022年10月から断熱等級の最高等級が7に引き上げになったのです。
このことをイメージしやすいように簡単にお伝えをすると、本州でも北海道で建てるような家を建てましょう!ということです。
要はそれだけ断熱材を分厚く入れ、家に空いている隙間を埋め気密性を担保することで、室内の温度を快適な状態でずっと維持できる地球環境に配慮した住宅をつくらなければならなくなったわけです。
そしてこの制度改正というのは住宅業界の中でいうと、例えるならガラケーからスマホに切り替わった時と同じくらいインパクトがデカいことなのです。
ですので、ハウスメーカー各社もそのために今いろいろと対策をしているという状況でもあるわけです。
ただし、ここで問題になってくることが、担当の営業マンのアンテナの高さとリテラシーの高さ、これによって、皆さんが建てる建物の性能が大きく変わってしまうということです。
なぜなら、ハウスメーカー本体が用意するのは選択肢であって、その選択肢をチョイスするのは最終的に担当の営業マンだからです。
もう少し具体的に説明をすると、ハウスメーカー側は選択肢を用意しても『これが正解!』というのは決めません。
正解を決めてしまうと、それ以外が全てダメとなってしまい、リーチする客層の幅を縮めてしまうからですね。
だからこそ担当の営業マンがコーディネートできるように幅を持たせているのですが、先ほどもお伝えしたように、今の住宅業界は過渡期なのです。
誰が担当になるのか、自分の担当の営業マンのアンテナの高さとリテラシーの高さで提案されるものが大きく変わってきてしまうわけです。
誰もがそうだと思いますが、せっかく新築を建てたのに後々になって性能の低い仕様だったと気がついたらショックですよね。
『なんで教えてくれなかったの?』となりますよね。
そうならないために、次の章からダイワハウスについて詳しく解説していきます。
ダイワハウスの会社概要と特徴・強み
ダイワハウスの創業は1955年ですが、当時は大型の台風が来た影響や戦後の復興の影響で木材が足りないという状況だったのです。
そのため創業者の石橋信夫さんは、強風にさらされても折れない稲や竹から着想を得て『パイプハウス』という鉄パイプでつくった家を開発しました。
更に戦後のベビーブームで急激に家族数が増え、手狭になってしまった住宅問題を解決するために「ミゼットハウス」という商品も開発。
これは工場でパーツのほとんどをつくり、現場ではプラモデルのように組み立てることで、わずか3時間でつくれてしまう家だったのです。
こういった常識を打ち破る画期的な商品を生み出したことでダイワハウスは企業として成長し、更に「住宅の工業化」を加速させ、日本の住宅そのものを大きく進歩させてきた企業なのです。
しかも「ミゼットハウス」は、その後も技術開発を重ね、戸建住宅や仮設住宅、店舗など様々な商品へと展開しているのです。
つまり、ダイワハウスは「ミゼットハウス」を出発点として様々な研究開発を日夜行い、進化(evolution)している企業だということです。
これが今のダイワハウスの商品ラインナップにも繋がっており、この後説明するダイワハウスの商品、xevoシリーズは『技術で進化する』というダイワハウスのメッセージが込められています。
ですので冒頭でもお話しした通り、ダイワハウスの商品は知れば知るほど優れていることが良くわかります。
ダイワハウスの商品ラインナップ
ダイワハウスの商品は大きく分けて3つあります。
それが
・鉄骨造の「xevo Σ(ジーヴォ シグマ)」
・木造の「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」
・MARE -希-(マレ)
この3つになります。
では、それぞれ順番に解説していきます。
鉄骨造のxevoΣ(ジーヴォ シグマ)
まずは鉄骨造のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)についてです。
xevo Σ(ジーヴォ シグマ)は大手ハウスメーカーで唯一東日本大震災以降に発売された新しい構造の商品になります。
この商品の特徴は主に3つあって、
- 天井高と開口幅
- 持続型耐震構造
- 段階的に選べる断熱性能
これらが主な特徴になります。
順々に説明していきます。
天井高と開口幅
まずは『天井高と開口幅』について。
ダイワハウスのxevo Σ(ジーヴォ シグマ)は独自のテクノロジーで2m72cmの天井高を実現することができます。
更にリビングは折り上げ天井にすることによって天井高を2m80cm、更に更に、床を下げることによって最大3m16cmの天井高の空間をつくることもできます。
また、窓の開口幅も最大7m10cmとかなり広く取ることが可能です。
わかりやすく例えるなら、高さがバスケットのゴールくらいの高さまで取れて、開口がサッカーのゴールと同じくらいの大きさが取れるということです。
『そこまで大きな空間が取れると何が良いの?』という話だと思うので、一応そこについてのメリットにも触れていきます。
大きな空間を取れる2つのメリットは
- シンプルに構造躯体が強いことの証明である
- 設計対応力に優れている
ということがあります。
というのも、構造躯体が弱ければそれだけ建物内部に柱や壁が出てきてしまいます。
そうなると例えばですが、思っている以上に柱や壁が出てきてしまって、自分達の思うように間取りがつくれない、開口も大きく取れないので結局建売についているような大きさの窓しか付けられない、そんなことになってしまうのです。
せっかく注文住宅を建てるわけですから、自分達が思い描いたような家をつくりたいですよね。
大きな空間を取れるということはシンプルにそのメーカーの構造躯体が強いことの証明であると言えるのです。
ただしそうは言っても、『大きな空間をつくれる家なんて限られてるジャン!』と思われている方もいるかと思います。
確かに展示場のような80坪や100坪あるような家はそうそう建てられるものではありませんし、現実離れしている感じがものすごくしますよね。
ただし見方を変えて『設計対応力』というところに目を向けてみてください。
そうすると見え方も大きく変わってきます。
どういうことかというと、例えば家を建てると一言で言っても、法規制が厳しいところや複雑な敷地形状のところに建てなければいけない場合もありますよね。
都心部は特にそうだと思います。
それを考えると、柔軟にあれこれ調整できた方が自分達にとって理想の住まいをつくりやすいわけです。
ですので1階と2階の天井高に変化を付けることで高さ制限をクリアでき、後は高さとは関係ないですが、インナーガレージやキャンチルームなんかも法規制が厳しいところで家を建てる時に使える有効的な手段になります。
これが使えるかどうかで、間取りの表現の幅は大分変わります。
そんな中でダイワハウスは先ほどお伝えした、大開口、インナーガレージ、キャンチルーム、これらをつくれるのはもちろんのこと、その他にも22.7cmきざみで間取りの変更が可能です。
そもそもの構造躯体が強いことの証明であるということと、設計対応力に優れているということ、この2つが大開口をつくれる構造躯体のメリットになるのです。
『天井高や開口幅』の話は人によっては『建築地がそんな大きくないし、自分達には関係ないや』と思ってしまいがちなのですが、そんなことはありません。
『設計対応力』は非常に重要な要素ですので、見落としがないようご注意ください。
持続型耐震構造
続いてxevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴2つ目、『持続型耐震構造』についてです。
持続型耐震構造とは、震度7クラスの地震を振り返し受けても倒壊しない構造のことを言います。
具体的に言うと、『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』+『基礎』=『持続型耐震構造』といった感じです。
この『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』と『基礎』については後で詳しく説明しますが、そもそもの大枠として、なぜ震度7クラスの地震を振り返し受けても倒壊しない構造が必要なのかというと、それは震災は起きた直後より、復興までの時間をいかに耐え忍ぶかの方が大変だからです。
例えば、2016年4月に起きた熊本地震が最たる例ですよね。
『熊本地震ってどんな震災だったっけ?』という方のために軽く説明をすると、熊本地震は日本で使われている震度階級では最も大きい震度7を2回観測した後に、最大震度6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生した地震です。
また地震発生から3ヶ月の間で、震度1以上を観測した合計は1,888回にも及んでいるのです。
そしてその結果どうなったのかというと、なかなか復興することができなかったのです。
更に避難所に人が流れ込み過ぎて、プライベートスペースがなくなってしまいました。
そのため車中泊を行う人も多くいたのですが、中にはエコノミークラス症候群を起こして死亡するという事例も起きてしまったわけです。
こういったことも実際にあったので、地震を繰り返し受けても倒壊しない構造でないと、復興までの時間を耐え忍ぶことができなくなるのです。
また今後30年以内に太平洋の海域で、東海地震、東南海地震、南海地震という3つの巨大地震が発生すると予測されています。
可能性としては
- 東海地方から首都圏までの東海地震がマグニチュード8.0で88%
- 中部から近畿・四国までの東南海地震がマグニチュード8.1で70%
- 南海地震がマグニチュード8.4で60%
という非常に高い確率で3つの地震が起こるとされています。
しかもその確率が年々上昇しているのです。
更に1995年の阪神淡路大震災から内陸地震の活動期に入ったとされていて、大体それから40年後に先ほどお話しした3つの地震全てが起こる、通称、南海トラフ地震が起きるとされているのです。
専門家が出した数字は、2038年ごろから、どんなに遅くても2050年までには確実に巨大地震が来るとされています。
余談にはなりますが、ダイワハウスには業界初の全天候型3電池連携システムというのがあります。
これは太陽光パネル、エネファーム、蓄電池、これらを搭載することで、停電時に曇りの日でも10日間程度電気が使えるというオプションです。
またこの3つを採用し、状況によって切り替えることができる切り替え版や、
断水に備え36Lの飲料水貯留システム、
台風の飛来物に強い防災瓦ルーガなど、
とにかく震災が起きた後、復興までの時間をいかに耐え忍ぶか、これに重点を置いた商品がラインナップされています。
きちんと大枠から説明しなければ納得できないポイントだと思います。
話を戻しまして、xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の持続型耐震構造が、震災から復興までの時間をいかに耐え忍ぶかに焦点を当てられた商品だということは何となくご理解いただけたのではと思います。
では、今度は実際に持続型耐震構造を構成している『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』と『基礎』、これがどういう仕組みで、地震に対する強さをつくり出しているのかについて深掘りをしていきます。
『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』と『基礎』
まずは D-NΣQST(ディーネクスト)ですが、D-NΣQST(ディーネクスト)はアルファベットのNのような形をした部材のことです。
そしてこの部材の下にあるシグマ型デバイスという部材が地震エネルギーを吸収してくれる仕組みになっているのです。
xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の商品名もここからきているわけですが、これがあることによって先ほどもお伝えした震度7クラスの地震を振り返し受けても倒壊しない粘り強さをつくり出せるそうです。
ちなみにこのシグマ型のデバイスはいろいろと研究した結果、この形になったとのことです。
ここからも『技術で進化する』というダイワハウスのメッセージが伝わってきますよね。
また基礎に関しては、立ち上がり幅が業界屈指の180mm、主筋の太さが22mmとかなり太いです。
そこに直径22ミリのアンカーボルトが突き刺さり、80mm角の柱とつながることで、地震時の引き抜きにも強くなっています。
『エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQST(ディーネクスト)』と『基礎』、これらの工夫があるので、ダイワハウスは持続型耐震構造という繰り返しの地震に強い構造をつくることができるのです。
段階的に選べる断熱性能
そして、xevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴3つ目『段階的に選べる断熱性能』についてです。
xevo Σ(ジーヴォ シグマ)には
- スタンダードV断熱
- 外壁:高性能GW 14k 120mm+高性能GWボード100k 12mm
- 天井:高性能GW 14k 100mm
- 床:高性能GW 14k 100mm
- ハイクラスV断熱
- 外壁:高性能GW 14k 120mm+高性能GWボード100k 12mm
- 天井:高性能GW 14k 100mm+高性能GW 16k 100mm
- 床:高性能GW 14k 100mm
- エクストラV断熱
- 外壁:高性能GW 14k 172mm+高性能GWボード100k 12mm
- 天井:吹き込みセルロースファイバー300mm
- 床:高性能GW 14k 100mm
という3段階で断熱仕様が選べます。
簡単にお伝えをすると、スタンダード断熱からハイクラス断熱になると天井の断熱材が厚くなって、ハイクラス断熱からエクストラ断熱になると天井の断熱材がさらにパワーアップし、壁の断熱材も厚くなる感じですね。
ただ、これだけだと何がすごいのかよくわからないと思うので、もう少し具体的に掘り下げていきます。
そもそも壁の断熱には3つの断熱方法があって、それが
- 柱や梁の間に断熱材を入れる充填断熱(内断熱)
- 柱や梁などの外側に断熱材を貼り付ける外張り断熱(外断熱)
- 充填断熱と外張り断熱、両方を行う付加断熱(内断熱+外断熱)
この3つの断熱方法です。
そして、どの断熱工法が良いのかというと、当然3つ目の内断熱+外断熱の付加断熱が最も効果を発揮する断熱工法になるわけです。
1つよりも2つを組み合わせた方が高い効果を発揮しそうというのは、なんとなくわかりますよね?
ただし施工の手間とコストがかかることから、これをやっているメーカーは少ないです。ところが、ダイワハウスでは付加断熱を標準で行っています。
ですので、例えば実際の構造の断面図を見てもらえればわかるのですが、高密度グラスウールボードという、グラスウールという断熱材をギュッと圧縮した断熱材と高性能グラスウールを外側に、内側には熱橋補強断熱材と呼ばれる鉄の温度変化を遮断する断熱材と高性能グラスウールを入れ込んでいます。
また断熱仕様のグレードを上げてエクストラV断熱仕様にすると、更に内側部分に52mmの高性能グラスウールを充填することになります。
このような感じで、ダイワハウスの断熱仕様は最初からでも、非常に良いものになっていますが、仕様を上げると更に良くなる構造になっています。
ちなみに余談ですが、最初からエクストラV断熱仕様を想定して空洞を開けているあたりが計算高いなと思います。
というのも、他のメーカーで断熱材の仕様を上げようとすると、それに伴って急に壁厚が厚くなったりします。すると、例えば打ち合わせの途中で間取りが狭くなった、なんてことが起こるのです。
ただしダイワハウスの場合は、恐らくそれを見越して、あえて空洞を開けており、打ち合わせの途中で断熱材の仕様を上げても「急に間取りが狭くなった」なんてことは起こらないのです。
これらならトラブルになりにくそうですよね。
そのような感じでダイワハウスのxevo Σ(ジーヴォ シグマ)は『段階的に選べる断熱性能』になっています。
これが特徴の3つ目になります。
ここまでxevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴3つを解説してきました。
一旦ここまでの話をまとめましょう。
xevo Σ(ジーヴォ シグマ)には3つの特徴があって、それが
- 天井高と開口幅
- 持続型耐震構造
- 段階的に選べる断熱性能
これらの特徴があるというお話でしたね。
xevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)
補足として3つの特徴をベースに、更なるパワーアップが施されたxevo Σ PREMIUM (ジーヴォ シグマ プレミアム)という商品があるのでそれも見ていきましょう。
xevo Σ PREMIUM (ジーヴォ シグマ プレミアム)はエクストラV断熱仕様が標準装備になり、先ほどお話した持続型耐震構造のD-NΣQST(ディーネクスト)は新型耐力壁「KyureK(キュレック)」にパワーアップ。
エネルギー吸収力をD-NΣQST(ディーネクスト)の1.3倍に高め、内外装の被害をさらに抑えます。
そしてベルサイクスと呼ばれる12mmの堀のある外壁も標準装備。この凹凸によりつくり出された陰影で風格と趣ができるのです。
また、外壁表面にはキラリ+という高い耐久性の塗装を施していますが、こちらは30年程度で塗り直しが必要になります。
以上がxevo Σ PREMIUM(ジーヴォ シグマ プレミアム)の簡単な説明です。
高い断熱性はそのままに、より耐震性、耐火性を上げたい方向けの商品ですね。
木造のxevoGranWood(ジーヴォ グランウッド)
続いてはダイワハウスの木造商品、xevoGranWood(ジーヴォ グランウッド)についてです。
この商品が、今一番機能とデザインを両立できる最強の商品になります。ただし注意点も多いです。
この辺りの具体的な説明は後々していくので、まずはxevoGranWood(ジーヴォ グランウッド)の3つの特徴をお話していきます。
xevoGranWood(ジーヴォ グランウッド)の特徴は
- メーターモジュール
- 基礎断熱
- 段階的に選べる断熱性能
以上の3つになります。
3つ目の『段階的に選べる断熱性能』に関しては、先ほどお話ししたxevo Σ(ジーヴォ シグマ)の特徴と被ってはいるのですが、仕様が全く異なります。
これまでの流れを見ているとダイワハウスは完全に木造にシフトするような気さえします。
ですのでその辺りも含めてそれぞれ説明をしていきます。
メーターモジュール
まずは『メーターモジュール』について。
そもそもの設計手法として建築には
- 910mm×910mmのマスを積み上げてつくる尺モジュール
- 1,000mm×1,000mmのマスを積み上げてつくるメーターモジュール
があります。
そしてメーターモジュールを使っているメーカーは、実は積水ハウス、トヨタホーム、そしてダイワハウスの木造(xevoGranWood)これらしかないのです。
ちなみにダイワハウスの鉄骨造xevo Σ(ジーヴォ シグマ)は尺モジュールになります。
尺モジュールとメーターモジュールの違い
では、尺モジュールとメーターモジュールとでは、何がどう違うのかというと、尺モジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が狭くなり、メーターモジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が広くなるという特徴があります。
限られた空間というのは、洗面、廊下、トイレ、お風呂、階段、これらのことを言うのですが、これがどういうことなのかというと、例えばトイレをつくる場合2マスの正方形を積み上げてつくります。
つまり尺モジュールの場合は910mm×1,820mm、メーターモジュールの場合は1,000mm×2,000mmとなります。
そしてここからもわかるように、尺モジュールとメーターモジュールとでは幅は9cm、奥行きは18cm違いが出てくることになるのです。
結構違いませんか?
もっとイメージしやすいように、この違いを具体例を出してお伝えすると、尺モジュールとメーターモジュールとでは飛行機のエコノミークラスとビジネスクラスくらい差があるのです。
そしてこれはトイレに限ったことではなく、先ほどもお伝えした廊下、お風呂、階段、これらの場所にも違いが出てくる、ということなのです。
特に尺モジュールでつくられた家の階段に関しては、勾配がかなり急になります。
一方、メーターモジュールでつくられた家の階段は勾配がかなり緩やかになります。
尺モジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が狭くなり、メーターモジュールでつくられた家というのは『限られた空間』が広くなるわけですね。
そのため
- 家族の中で車イスに常時乗っている方や介助が必要な方がいる場合、もしくはそれらを見据えて家づくりをする場合
- あとは勾配の緩い階段にしたい人の場合
これらに該当する方はメーターモジュールでの家づくりがピッタリなのです。
そんな魅力的なメーターモジュールの家づくりですが、先ほどもお伝えしたように、積水ハウス、トヨタホーム、そしてダイワハウスの木造(xevoGranWood)、これらのメーカー、商品でしか使えません。
ダイワハウスのxevoGranWood(ジーヴォ グランウッド)はそのうちの貴重な商品の1つになるのです。
尺モジュールのメリット
ただこれだけ聞くと、メーターモジュールの方が魅力的で、尺モジュールでつくられた家はあまり魅力がないようにも思えますよね。
しかし尺モジュールは尺モジュールで、それを使うメリットがきちんとあるのです。
語弊のないようにそれに関してもお伝えしておくと、尺モジュールは
- 金額が安くなる
- コンパクトな家を設計しやすい
これらのメリットがあるのです。
というのも、世の中の多くの住宅は尺モジュールでつくられているのです。
そのためメーター規格の建材はどうしても出荷量が少ないため、メーター規格の建材を使う方が建物が割高になってしまうのです。
またメーターモジュールですと、洗面、廊下、トイレ、お風呂、階段、これらのサイズが少し大きくなってしまう都合上、コンパクトな家を設計する場合、あまり区切った間取りをつくってはいけないのです。
なぜならあまりにも区切った間取りをつくってしまうと、その分メインのLDKがコンパクトになってしまうからです。
そのため、メーターモジュールでコンパクトな家をつくる場合、例えるなら家全体がほぼ区切られていないワンルームのような柔軟な設計力が必要になってきます。
設計のレベルの高さが重要になってくるのです。
ですのでまとめると、
- 金額を抑えたい方
- 35坪未満のコンパクトな家を建てようとしている方
これらに該当する方は、尺モジュール向きと言っても良いかもしれません。
どちらが正しくて、どちらが間違っているというのはないので、今お話しした尺モジュールとメーターモジュールのメリット・デメリット双方をしっかり理解していただきつつ、どちらが自分達の家づくりにマッチしているのかを考えてください。
そしてもし仮にメーターモジュールが良いとなったら、そもそも積水ハウス、トヨタホーム、そしてダイワハウスの木造(xevoGranWood)、この3つのメーカーしか対応できないということを思い出してもらえればと思います。
基礎断熱
2つ目が『基礎断熱』。
実はダイワハウスの木造xevoGranWoodは大手ハウスメーカーの木造で唯一、基礎断熱を使っているメーカーになります。
そしてこの基礎断熱というのは、非常に気密・断熱性能に特化したつくり方ができるようになるのです。
ただこれだけだとわからないと思うので、大枠から説明をしていくと、実は家の床部分は今からお伝えする2つの方法のどちらかで必ずつくられているのです。
ここでハウスメーカーも2つに分類することができます。
その2つとは何なのかというと、それは『床下断熱』という考え方と、先ほど軽く触れた『基礎断熱』という考え方、この2つになります。
では、それぞれメリット・デメリットをお話ししていきます。
床下断熱のメリット・デメリット
最初に『床下断熱』についてですが、こちらのつくり方のメリットは、「シロアリに強い」ということになります。
というのも、『床下断熱』は構造躯体と基礎の間に換気口があることによって、基礎の中に外気を取り入れるつくりになっているのです。
そのため基礎の内部が乾燥してシロアリが発生しにくい環境をつくることが可能になるのです。
しかし一方でデメリットが2つ存在します。
1つ目が、「床下の断熱材が薄いと床が底冷えする」ということです。
そもそも床下断熱はその名の通り、床の下に断熱材を入れ込むつくり方になっています。そしてその床下の断熱材の直下は、先ほどもお伝えした通りで外気が通っているわけです。ですので床下の断熱材が薄いと真冬、冷気によって床が冷えてしまうのです。
そしてもう1つのデメリットは、「気密が取りにくい」ということです。
どういうことかというと、床下断熱は床に断熱材をパズルのように入れ込んでいくつくり方になるのですが、それを収めるときに床面に大量の気密テープを貼ります。
これが常に厄介で、テープが剥がれてしまう場合もありますし、一部テープを貼り忘れてしまっている場合なんかもあるのです。
そのためヒューマンエラーが起きる可能性が高いのが床下断熱であって、それ故に気密が取りにくいとされているのです。
床下断熱は先ほどからお伝えしている通り、床下部分に外気が通っているので、床下の気密が取れていないと床下から冷たい空気が噴き上げてくることになります。
その状態だと真冬非常に不快なので、床下断熱を採用しているメーカーで家づくりをする際は、床面の気密施工がきちんとされているかどうかを現場に行って確認する必要があります。
ということで床下断熱は、メリットが「シロアリに強い」ということ、そしてデメリットは「床下の断熱材の厚さによっては床が底冷えする」、「気密が取りにくい」、これら2つになります。
基礎断熱のメリット・デメリット
続いてもう一つの『基礎断熱』についてです。
基礎断熱は北海道発祥のつくり方です。
基礎断熱のメリットは、床下断熱とは逆で「気密断熱が取りやすい」という点があります。
どういうことかというと、基礎断熱は構造躯体と基礎を完全に圧着してつくります。そのため基礎と構造躯体が一体化し、それにより気密と断熱が確保された状態をつくり上げることができるのです。
また床下の基礎内部を一つの部屋として使うことが可能になるので、その部分に空調設備を入れ込み、床下から部屋全体を暖めるつくり方ができ、床下断熱に比べて気密施工が簡単なのもこのつくり方の強みになります。
基礎断熱は近年、高気密高断熱がブームになってきているので、北海道のみならず本州でも人気になってきているつくり方になります。
ただしこの基礎断熱にももちろんデメリットが存在します。
それが「シロアリに弱い」ということです。
どういうことかというと、基礎断熱は厳密には基礎外断熱と基礎内断熱という2種類が存在します。
そして両方とも基礎下を一つの部屋として使うために、基礎内部が外気の影響を受けることのないよう、基礎に断熱材を巻くつくり方になっているのです。
ただ基礎の外に断熱材を仕込む基礎外断熱は、断熱効果は高いもののシロアリリスクが大きいハイリスクハイリターンの施工方法で、基礎の内側に断熱材を仕込む基礎内断熱は、断熱効果はそこそこであるものの、シロアリリスクもそれなりに抑えられる、ミドルリスク、ミドルリターンの施工方法になるのです。
このような感じで、基礎断熱のメリットは、「気密断熱が確保しやすい」ということ、一方でデメリットが「シロアリには弱い」ということ、これが基礎断熱のメリットデメリットになります。
床下断熱と基礎断熱、双方ともにメリット・デメリットがありますが、弱点をどう補っているのかが重要になります。
つまり、床下断熱であれば床下の断熱材をどれだけ厚くできるか、そして気密施工が丁寧に行われているかがポイントになってきます。
一方で基礎断熱はどうやってシロアリ対策をしているのかがポイントになってくるわけです。
今は「基礎断熱」、2023年4月から「床下断熱」に切り替わる予定
では、これまでの話を前提にダイワハウスの木造xevoGranWoodはどうなっているのかというと、今は「基礎断熱」になります。
例えばこちらをご覧ください。
こちらはダイワハウスの木造xevoGranWoodの基礎になるのですが、シロアリがそもそも入らないように基礎の外側内部に断熱材を仕込むつくり方になっています。
また万が一シロアリが基礎に侵入してきても、外に排出されるように断熱材の上部が斜めにカットされているのです。
更に基礎は通常2回に分けてつくりますが、ダイワハウスの場合は1回で基礎をつくるため、通常の基礎よりも強度が高いです。
更に継ぎ目にヒビがはいる可能性も少ないため、シロアリ対策をしっかりしつつ、断熱機密性を確保したつくりになっています。
大手ハウスメーカーの木造で基礎断熱をやっているのはダイワハウスの木造だけなので、この時点で既に他の木造メーカーよりも断熱性能・気密性能が高いことがわかるわけです。
わかるわけなのですが!!!先ほど私は『今は基礎断熱になります。』とお伝えしたと思います。
実はダイワハウスの木造xevoGranWoodは、2023年の4月から仕様の変更が行われ、「床下断熱」に切り替わる予定です。
そしてそれに伴いxevoGranWoodは大幅に断熱仕様が変わります。
ただそうはいっても、現行の仕様で家を建てられる方もいるでしょうし、あと数ヶ月は現行の仕様が継続になります。
またもしかしたら、新仕様の実装も延期になるかも?しれないですからね。
ですので現行の仕様も十分に断熱気密に特化した仕様であり、それは他のメーカーにはない圧倒的な強みですということでご紹介しました。
段階的に選べる断熱性能
最後に3つ目が『段階的に選べる断熱性能』についてです。
先ほど2つ目の最後の部分でも触れましたが、ダイワハウスの木造xevoGranWoodは2023年の4月から断熱仕様が変わります。
実は今までもホームページが更新されていなかっただけで、ちょこちょこ仕様が変わっていました。ただ今回はさすがにどこかのタイミングで大幅にホームページがリニューアルされるのではないかなと思います。
では、どうして断熱仕様が変わるのかというと、去年2022年10月から断熱等級の最高等級が7に引き上げになったからです。
冒頭でもお伝えしましたが、今回の制度改正は業界にとってそれだけインパクトの大きいものなわけです。
では具体的にどう変わるのかというと、今までダイワハウスは
- スタンダードW断熱
- 基礎外:ポリスチレンフォーム50mm
- 外壁:高性能グラスウール14k 105mm++ポリスチレンフォーム30mm
- 天井:高性能グラスウール14k 155mm
- ハイクラスW断熱
- 基礎外:ポリスチレンフォーム50mm
- 外壁:高性能グラスウール14k 105mm++ポリスチレンフォーム30mm
- 天井:高性能グラスウール14k 155mm
- 窓:樹脂サッシ
- エクストラW断熱
- 基礎外:ポリスチレンフォーム50mm
- 基礎内:ポリスチレンフォーム50mm
- 外壁:高性能グラスウール14k 105mm+ポリスチレンフォーム30mm
- 天井:高性能グラスウール14k 310mm
- プレミアムW断熱
- 基礎外:ポリスチレンフォーム50mm
- 基礎内 ポリスチレンフォーム50mm
- 外壁 高性能グラスウール20K 105mm+ポリスチレンフォーム90mm
- 天井 高性能グラスウール14k 310mm
この4つのグレードが存在していました。
ですが、
- 基礎断熱から床下断熱に変更
- それぞれのグレードの天井、壁、床の断熱仕様が変更
- プレミアムW断熱の更に上のウルトラW断熱の実装
これらが2023年4月からスタートする予定になっています。
2023年4月スタート予定のウルトラW断熱
そしてこのプレミアムW断熱の更に上のウルトラW断熱は、断熱等級7を取得するための仕様です。
間違いなく断熱最強の商品です。
皆さんとしてもすぐにでも情報がほしい!という感じだと思いますが、こちらの詳細な仕様に関しては現段階でもフワッとしている部分がちょっとだけあって、そんな状態の中、今私が情報を公開してしまうと諸々の理由からマズイ気がしています。
ですので予定通り4月にこの断熱仕様が正式リリースになってから情報を公開したいと思います。
ただ、とにもかくにもこれだけ断熱グレードを選べるハウスメーカーは他にはないです。
また基礎断熱から床下断熱に変更にはなるものの、他の木造メーカーの床下の断熱材に比べて、ウルトラW断熱は倍近い断熱材が入っています。つまり選ぶ床材によっては床暖房すら必要なくなるような断熱仕様だということです。
ここまですごい断熱性能は今までなかったので、断熱・気密が気になるという方は、ダイワハウスの木造を検討しても良いのかなと思います。
また先ほど説明した鉄骨のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)、こちらの断熱仕様は現行のままになるので、今のところ特に仕様の変更はありません。
この対応を見る限り、正直ダイワハウスは完全に木造にシフトしてきているな、と思ってしまいますね。
ということでダイワハウスの木造、xevoGranWood(ジーヴォ グランウッド)の特徴は
- メーターモジュール
- 基礎断熱
- 段階的に選べる断熱性能
ということでした。
限られた一部の設計士がデザインする「MARE -希-(マレ)」
そして最後にMARE(マレ)についてです。
MARE(マレ)とは、「建物金額1億円以上の案件を担当する設計チームがつくる商品」のことです。
これ、重要なので覚えておいてください。
というのも、よく木造と鉄筋コンクリートの混構造の商品を提案するのがMAREだと勘違いしている人がいます。
そしてその情報が拡散されて『MARE=木造と鉄筋コンクリートの混構造の商品』という認知が広がっている気がするのですが、それは間違いです。
限られた一部の設計士がデザインした建物にだけ『MARE -希- (マレ)』というブランドを付与できるのです。
マレを選ぶと木造と鉄筋コンクリートの混構造の商品しか提案されない訳ではなく、場合によっては木造住宅も提案されますし、鉄骨住宅も提案されます。
つまり、商品の実態がないのが『MARE -希- (マレ)』なのです。
間違った情報に踊らされないようにしましょう!
何度もお伝えしますが、限られた一部の設計士がデザインした建物にだけ『MARE -希- (マレ)』というブランドを付与できるのであって、提案される建物は木造、鉄鋼造、RC造、ケースバイケースです。
『MARE -希- (マレ)』に関しての説明は以上になりますが、かなり人気で一部取り扱えない地域も出てきているようです。
ただ少し根回しすると可能になる場合もあって、実際に私の紹介のお客さんは例外的に対応してもらっていたりします。
ですので「マレが気になるけど、そもそも施工できるのかな?」という方がいればお気軽に私の公式LINEから聞いていただければと思います。
ということでダイワハウスの商品
- 鉄骨造のxevo Σ(ジーヴォ シグマ)
- 木造のxevoGranWood(ジーヴォ グランウッド)
- MARE -希-(マレ)
この3つを解説しました。
ダイワハウスのおすすめ仕様
私がダイワハウスでおすすめする仕様は3つあります。
- xevo Σ(ジーヴォ シグマ)なら、エクストラ断熱、xevoGranWoodならプレミアムW断熱もしくはウルトラW断熱を入れる
- 風ナビRX2
- 蓄電池
以上の3つになります。
こちらは今まで話してきた内容と重複する部分もあるので、簡単に話せる部分は簡単に話していきたいと思います。
プレミアムW断熱もしくはウルトラW断熱を入れる(xevoΣならエクストラ断熱)
まずは『xevo Σ(ジーヴォ シグマ)なら、エクストラ断熱、xevoGranWoodならプレミアムW断熱もしくはウルトラW断熱を入れる』ということについてです。
ここで皆さんにお伝えしたいこと、絶対に覚えておいてもらいたいことがあります。
それは『断熱材というのは最強の冷暖房器具』だということです。
そのため、どんなものよりも優先して入れるべきものになります。
そしてダイワハウスは今まで説明してきたように、xevo Σ(ジーヴォ シグマ)ならエクストラ断熱、xevoGranWoodならプレミアムW断熱または2023年4月からがウルトラW断熱、といったように断熱グレードをいろいろとカスタマイズできるのです。
もちろん他のメーカーでもある程度は断熱材の厚さを調整することができます。
ただダイワハウスほどではありません。
せっかくダイワハウスで検討するのであれば、できるだけ断熱材は分厚くしていただければと思います。
風なびRX II
続いて『風なびRXII』。
風なびRXIIは、全熱タイプの熱交換型第1種換気になります。
熱交換率は70%と高い方ではないので「熱交換率は70%と高い方ではないから入れなくていいや」「安く仕上がる第3種で十分」と思われるかもしれません。
しかしダイワハウスで第1種換気を入れるなら、現状これしかありません。
他の第1種換気を入れることができないかも探ってみたのですが、換気は構造躯体をいじる必要がある都合上、どうしても外部の換気システムは入れられなかったのです。
ですのでダイワハウスで全熱タイプの熱交換型第1種換気を入れるなら『風なびRXII』、これを入れざるを得ないのですが、そもそも何で全熱タイプの熱交換型第1種換気『風なびRXII』を入れなければいけないのかというと、それは室内の温湿度を一定にするためです。
というのも、断熱材のグレードを高めましょう!とここまででさんざん言ってきているわけです。
しかし、断熱材のグレードを上げただけでは室内の温湿度を一定にすることはできなくて、その後に気密、換気、空調、といった感じでそれぞれを順番に整えていく必要があるのです。
そのため、今の時代ダイワハウスで家を建てるなら何が何でも風なびRXII、これは入れなければならないアイテムなのです。
「熱交換率は70%と高い方ではないから入れなくていいや」「安く仕上がるし第3種で十分」ではないのです。
温熱環境を整えるという意味でも、全熱タイプの熱交換型第1種換気『風なびRXII』は必ず入れるようにしましょう!
蓄電池
続いて『蓄電池』です。
ダイワハウスは蓄電池の会社を買収して傘下に収めていることから、通常よりも安く蓄電池を入れることが可能になるハウスメーカーです。
ですので優先順位は低いものの、もし余裕があれば取り入れてもらえればなということで、今回おすすめとさせていただきました。
では、そもそも何で蓄電池が必要なのかというと、それは今後電気料金などの高騰が予想できるからです。
というのも、皆さんの身近でもCo2を削減しよう!という動きが活発に行われていますよね?
例えばストローをプラスチックから紙にしたり、レジ袋を有料化したりですね。最近ではそうやってCo2を削減する活動が行われているわけですが、これは地球温暖化を抑制する目的で行われていることなのです。
簡単に説明をすると、地球温暖化により、このまま行くと最悪の場合海面が上昇して全世界で日本人を含め4億人の難民が出るとされているのです。
住める場所が少なくなるのです。
異常事態ですよね。
特に日本は島国ですから、他人事では済まされないわけです。
ですので、そうならないようにするためにも、石油や石炭などの化石燃料を使用しないようにすることが課題となっているのですが、その代わりとなるエネルギーとして、そもそも環境負荷の少ない天然ガスや電気に注目が集まっています。
ただし、そうなると
- 今後ガスと電気の需要が上がり、値上がりすることが予想される
- ガスは自分達でつくれない
というこの2つの現実が自分達にのしかかってくるわけです。
つまり何が言いたいのかというと、今後、光熱費は上がる前提で今から家づくりをしておかないと、毎月の住宅ローンに固定資産税、追い討ちをかけるように光熱費が上がり続ける、これらに苦労する可能性があるということなのです。
ですので、蓄電池は遅かれ早かれ入れる想定をしておく必要があります。
今は蓄電池そのものが非常に金額が高いので、なかなか入れられるものではありませんが、ダイワハウスならその蓄電池も安く入れることが可能になります。
具体的には、5.4キロの蓄電池が施工費込みで、通常1,169,000円するのですが、ダイワハウスから購入すると269,000円になります。
90万円安く買えるのですよ?
すごいですよね?
どうせ蓄電池は遅かれ早かれ必要になってくるでしょうし、このくらいの金額なら入れても損ではないなと思うなら是非とも検討してみてください!
ということで私がダイワハウスでおすすめする仕様3つ
- プレミアムW断熱もしくはウルトラW断熱(xevoΣならエクストラ断熱)
- 風ナビRX2
- 蓄電池
これらをご紹介しました!
【追記】ダイワハウスの新断熱仕様と新商品「xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)」
ダイワハウス「xevo GranWood」の新断熱仕様「ウルトラW断熱仕様」がリリースされました。
さらに、尺モジュール、外国の木材を使用した「xevo GranWood」のお手軽バージョンの商品である「xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)」もリリースされました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
ダイワハウスの注意事項
最後にダイワハウスの注意事項についてお話をしていきます。
ダイワハウスの注意事項、それはシンプルに『提案力が低い』この1点に尽きます。
というのもダイワハウスは製造と販売が完全に分離している製販分離のメーカーです。
ですので製造の部分は非常に優秀なのですが、それがうまく現場まで降りてきていないのもあって、全体的に提案力が低めになっています。
例えば『ダイワハウスのつくり方にはすごく共感が持てたけど、営業マンが微妙で結局他のメーカーにしました』、『その地域でも一番良いと言われる設計士をつけてくれたと言っていたのに、出てきたのが建売のような普通の間取りだった』そういった話を良く聞きます。
これに関しては本当にもったいないなと思っていて、どうにかならないかなといろいろと活動してきたのです。
例えば、ダイワハウスの営業マンに対して、私がダイワハウスの商品の良さを説明する勉強会をしてみたり、あとは、私と仲の良い外部の設計を入れてダイワハウスの提案力の低さをカバーしたりですね。
そのような活動を去年1年間してきたので、私がサポートに入っている案件で性能も見た目も両立しているダイワハウスの物件が何軒かできはじめています。
ただそんな活動をしてはいるもののまだまだなので、今までのダイワハウスの説明を聞いて
- ダイワハウスの家の性能が気になる
- だけど提案力が低いのはちょっとな・・・
という方は私が最初からサポートに入れますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
『いや、そんなサポートは必要ない!』という方はそれはそれでも構いませんが、ダイワハウス全体の傾向として建物の仕様など関係なく、とにかく値引きをしてゴリ押しで契約を取りに行こうとする傾向があります。
この辺りは注意しつつ、打ち合わせをしていただければと思います。
ダイワハウスの坪単価
最後にダイワハウスの坪単価についてです。
去年1年間で集めた各ハウスメーカーの資金計画書、合計1600枚の中から値引き後の建物本体価格と建物の坪数、これを割って坪単価を算出し、中央値を出しています。
もちろん地域の特性や家族構成、中に入っている設備仕様によって金額は大きく異なります。
そのため、あくまで参考程度にしかなりませんが、それでもネットに掲載されているどこの情報よりも正確な情報になってくるとは思います。
その中でのダイワハウスの坪単価ですが、木造のxevoGrandWood(ジーヴォグランウッド)が110.8万円、鉄骨のxevoΣ(ジーヴォシグマ)が93.1万円でした。
ダイワハウス以外の坪単価も含めた坪単価ランキングについてはこちらの記事をご覧ください。「【2023年最新】大手ハウスメーカー坪単価ランキング」
ダイワハウス徹底解説(特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介)【2023年版】のまとめ
今回は『ダイワハウス徹底解説 特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介【2023年版】』というテーマでお話をしてきました。
そのほかのハウスメーカー解説の記事も出すので、いろいろと見比べてみて自分達にマッチしそうなハウスメーカーを是非とも見つけてもらえればと思います。
これから注文住宅の購入を検討したいという方は、わたくし、まかろにおが提供している注文住宅オンライン相談サービス「メグリエ」で大手ハウスメーカーの優秀営業担当を無料でご紹介しています。
是非、無料会員登録の上で地域の優秀営業担当を探してみてください。