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【2024年最新】三井ホームの特徴10選〜すべてがわかる!〜
今回は『三井ホーム徹底解説(特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介)【2023年版】』というテーマでお話をしていこうと思います。
本記事を最後まで読んでいただくことで、三井ホームがどういうハウスメーカーで、何に気をつけなければならないのかがわかるようになります。
これからハウスメーカーで注文住宅の建築を検討される方は是非最後までご覧ください。
過渡期を迎えた住宅業界
今までも私はYouTubeで、三井ホームやその他のハウスメーカーの解説動画を出してきたのですが、去年2022年10月から住宅業界は過渡期になりました。
これがどういうことなのかというと、建物には断熱等級と呼ばれるものがあるのですが、それが今までは最高等級が4でした。
しかし去年2022年10月から断熱等級の最高等級が7に引き上げになったのです。
このことをイメージしやすいように簡単にお伝えをすると、本州でも北海道で建てるような家を建てましょう!ということです。
要はそれだけ断熱材を分厚く入れ、家に空いている隙間を埋め気密性を担保することで、室内の温度を快適な状態でずっと維持できる地球環境に配慮した住宅をつくらなければならなくなったわけです。
そしてこの制度改正というのは住宅業界の中でいうと、例えるならガラケーからスマホに切り替わった時と同じくらいインパクトがデカいことなのです。
ですのでハウスメーカー各社もそのために今いろいろと対策をしているという状況でもあるわけです。
ただし、ここで問題になってくることが、担当の営業マンのアンテナの高さとリテラシーの高さ、これによって、皆さんが建てる建物の性能が大きく変わってしまうということです。
なぜなら、ハウスメーカー本体が用意するのは選択肢であって、その選択肢をチョイスするのは最終的に担当の営業マンだからです。
もう少し具体的に説明をすると、ハウスメーカー側は選択肢を用意しても「これが正解!」というのは決めません。
正解を決めてしまうと、それ以外が全てダメとなってしまい、リーチする客層の幅を縮めてしまうからですね。
だからこそ担当の営業マンがコーディネートできるように幅を持たせているのですが、先ほどもお伝えしたように今の住宅業界は過渡期なのです。
誰が担当になるのか、自分の担当の営業マンのアンテナの高さとリテラシーの高さで提案されるものが大きく変わってきてしまうわけです。
誰もがそうだと思いますが、せっかく新築を建てたのに後々になって性能の低い仕様だったと気がついたらショックですよね。
「なんで教えてくれなかったの?」となりますよね。
そうならないために、次の章から三井ホームについて詳しく解説していきます。
三井ホームの会社概要と特徴・強み
三井ホームは『憧れを、かたちに』というブランドスローガンを掲げる大手ハウスメーカーで、三井不動産の完全子会社となるグループ企業です。
2021年の着工棟数は3,724棟で業界では第10位となっています。
三井ホームの特徴は何と言っても『洋風のデザイン』が得意だということです。
「洋風デザインってそもそも何なの?」という話だと思うので、この部分を掘り下げてお話をしていきます。
足し算の建築が得意
そもそも建物のデザインはざっくり2つに分けることができます。
それが
- 足し算の建築
- 引き算の建築
この2つです。
それぞれ説明をしていきます。
まず『足し算の建築』についてですが、これは主に洋風デザインの住宅のことを指しています。
具体的な特徴としては
- モールディングと呼ばれる巾木や、天井と壁の継ぎ目に使う廻り縁などを使い、建築物や家具などに凹凸を付け、立体感のあるデザインをつくる
- 日照時間の短い冬でも部屋に光をうまく取り入れられるように、光を反射しやすい白を基調として家づくりをする
- 吹き抜けをつくって開放感ある空間をつくる
といった特徴が存在します。
イメージ的にはヨーロッパのゴシック建築が近いかなと思います。
一方で『引き算の建築』に関してですが、こちらは主に日本風のデザインの住宅のことを指します。
こちらも具体的な特徴をお伝えすると、
- モールディングと呼ばれる巾木などの装飾の類は極力排除する
- 暗がりの中の美しさを大事にする
- 家と庭が一体となるように横に大きな開口を設け、外の景色を室内に取り入れつつ、明るさを確保する
といった特徴が存在します。
こちらは昔ながらの日本家屋や圓光寺、天授庵といった神社仏閣がイメージ的には近いかと思います。
このような感じで
- 足し算の建築
- 引き算の建築
建物のデザインはざっくり2つに分けられるわけです。
そして三井ホームはどちらを得意にしているのかというと、それは『足し算の建築』である洋風デザイン、こちらを得意としていて、これが他のハウスメーカーにはない強みになっているということなのです。
一応補足をしておきますが、別に三井ホームは洋風デザインしかやっていないわけではありません。
実際にIZM(イズム)というモダンデザインの商品も出していますからね。
あくまで強みは洋風デザインだということです。
洋風デザインを得意とする理由
なぜ三井ホームが洋風デザインの家づくりを得意としているのかというと、それは
- 吹き抜けをつくっても強固である構造躯体
- 吹き抜けをつくっても快適に暮らせる設備
この2つが洋風デザインを可能にしていて、三井ホームが得意としている洋風の家づくりのベースをつくっているからなのです。
ではここからもう少し詳しく説明をするために、三井ホームがどのようにつくられているのか、三井ホームの商品説明として構造と設備、それぞれの解説をしていきます。
構造躯体:プレミアムモノコック工法
まずは構造躯体です。
三井ホームはプレミアムモノコック工法というつくり方で家づくりをしています。
これは一般的に使われている枠組壁工法(通称:ツーバイフォー工法)を三井ホーム独自に改良した工法となります。
では具体的にツーバイフォー工法のどこを改良したのかというと、それは屋根、床、壁、基礎、この4つです。
要は全部ということなのですが、それぞれ見ていきます。
屋根
まず屋根はダブルシールドパネル(DSP)と呼ばれるものに変更しました。
これは2.4トンの荷重に耐えられる屋根であると同時に、芯材に発泡成形ポリスチレン(EPS)を使用しているため、日射熱を効果的に遮断してくれます。
壁
続いて壁です。
そもそもツーバイフォーはその名の通り、2インチ×4インチの材木を使ってつくる家なのですが、これを2インチ×6インチのツーバイシックスに変更しました。
そうすることで構造体内部に入れられる断熱材の厚さを通常90mmのところを140mmに強化しています。
更にブロック・アンド・シームレスウォールと呼ばれる三井ホームが独自に開発した外壁を使うことで、目地のないシームレスな外観にしつつ、「耐火性」「遮音性」「防水性」「対衝撃性」の機能を持たせています。
床
続いて床です。
三角形のトラス構造になっているので強度が高く、更にトラスの間に電気配線、空調ダクトなどを通せるため、全館空調との相性も良くなります。
どういうことかというと、全館空調はダクトを通す関係上、天井を下げなければなりません。
しかし三井ホームの場合は構造上、ダクトを通しやすい構造になっているため、極力天井を下げずにダクトを通すことができるのです。
少し話が逸れるのですが、今私が『極力』天井を下げずにダクトを通すことができると言ったのは、プランによっては天井を下げる必要が出てくるからです。
つまりいくら構造躯体と全館空調の相性が良いからといって100%天井が下がらないのかと言われればそうではないということです。
ですので全館空調を絶対に入れると決めている人は、はじめから担当者に要望をしっかり伝えておくと、きれいにダクトが収まると思います。
この点はご注意ください。
基礎
最後に基礎です。
三井ホームの基礎はマットスラブと呼ばれているベタ基礎になります。
この基礎は普通の基礎に比べて鉄筋の量が約2.67倍使われているのが特徴で、1c㎡あたり約240kgもの荷重に耐える強度があるそうです。
これら屋根、床、壁、基礎にオリジナルの要素を加え、ツーバイフォーを強化したのが三井ホームのプレミアムモノコック工法になります。
地震に強い
三井ホームは社内で構造計算を1邸1邸行っており、更に大空間が必要な特殊な間取りに関しては、個別で構造計算事務所に許容応力度計算を依頼して設計をしています。
そういった徹底した配慮があって、三井ホームでは大きな吹き抜けをつくることができ、後は東日本大震災2,699ガル、岩手・宮城内陸地震4,022ガル、これらを大きく上回る5,115ガルの地震まで耐えられたと実験でも証明されています。
ちなみに耐震性をより向上させる
- Gウォール
- 制震システム VAX
というオプションも存在するのですが、構造計算で強い梁を入れる方が手っ取り早いため、今はあまり使われていないようです。
とにかくそういったオプションを使わずとも十分に地震に強く、強固な家をつくれるのが三井ホームの構造躯体の特徴になります。
全館空調の設備
そしてもう一つ、全館空調についてです。
全館空調とはざっくり説明すると、エアコン1台で家全体の温度調節をする設備のことです。
3種類の全館空調
三井ホームの全館空調は主に3種類あって、
- 全館空調の設置場所が床置きのみの東芝製の加湿器付き全館空調『スマートブリーズ・プラス』
- 全館空調の設置場所を床置きか小屋裏、どちらかを選べるデンソーエース製の加湿器付き全館空調『スマートブリーズ・エース』
- 40坪以下の家のみで導入可能でコスパは良いけど加湿器機能がない『スマートブリーズ・ワン』
これら3つが存在します。
もう少し具体的に説明すると、『スマートブリーズ・プラス』と『スマートブリーズ・エース』は専用の機械を入れることになるので、設置スペースが必要になります。
設置スペースはスマートブリーズ・プラスが床置きのみで、スマートブリーズ・エースは床置きか小屋裏、どちらかを選べます。
またスマートブリーズ・エースには部屋別温度調整機能、スマートブリーズ・プラスには部屋別風量調節機能がついています。
ただし、スマートブリーズ・エースもプラスも入居3年目以降に毎年25,000円のメンテナンス契約費用がかかるということや、故障時に最悪100万円前後の費用がかかってしまうというデメリットが存在します。
一方でスマートブリーズ・ワンは家庭用のエアコンで家中を快適な温度にできるため、メンテナンスの年間契約が不要です。
更に壊れてもエアコン1台分の値段で交換ができるのでお得です。
しかしスマートブリーズ・ワンは家庭用エアコンを使っているため、加湿ができません。
更に各部屋の温度調節ができないというデメリットが存在します。
全館空調だけでここまで種類のあるメーカーも珍しいのですが、それは先ほど説明した構造躯体と全館空調の相性が非常に良いためです。
ですので例えば吹き抜けをつくったとしても、全館空調によって家中の温度も均一にできるので問題ないのです。
確かにこれなら吹き抜けをつくってもいいかとなりますよね。
電気代
ただしここで問題なのが月々の電気代かと思います。
やはりいくら家中の温度が均一になって快適だからといって、エアコンをずっとつけっぱなしというのは気が引けますよね。
一体いくら電気代がかかるんだという話だと思います。
私自身もそれはすごく気になっていたのですが、実は三井ホームでは『未来発電G』なるものをやっているのです。
『未来発電G』とは東京ガスが販売するエネファームを導入すると、太陽光パネルが無料で付くというものです。
これによりエネファームと太陽光のダブル発電で電力会社から電気を買う量を減らせるだけではなく、災害などの非常時にも電気を活用できるのです。
もう少し具体的にお伝えすると、発電した電力はまずは自家消費されます。
そして余った電力は電力会社に売られ、売電収入となるのですが、その売電収入は自分の手元に来るのではなく10年間、東京ガスの収入になるというものです。
要は簡単にまとめると、太陽光パネルが無償で手に入る代わりに、売電単価の高い10年間は売電収入を得られないということなのですね。
ただしこれがあることによって、太陽光発電にかかる初期投資を減らしつつ、更に全館空調でかかる日々のランニングコストを抑えることができるのです。
この制度が損か得かは営業マンに聞いてシミュレーションを出してもらえればと思うのですが、一応ここでは『全館空調の設置で想定できる1つのリスクを回避できる方法がある』ということだけ覚えておいてもらえればと思います。
洋風デザインで欠かせない『意匠』についてですが、
- 三井ホーム独自のプレミアムモノコック工法
- 全館空調
これらが三井ホームの洋風建築を可能にしているということでした。
三井ホームの商品ラインナップ
そして今までお伝えした構造躯体やデザインをベースに、三井ホームでは大きく分けて4つの商品展開を行っています。
その4つとは、
- 完全自由設計の『エクセレントフリー』
- 価格が抑えられるが、間取りや選べる仕様が少し限られる『フリー』
- 『フリー』よりも更に金額が抑えられるが、より選択肢が狭まる『セレクトフリー』
- 決まったプランかつ屋根断熱、長期保証などがオプションの『FC』
この4つになります。
ですので例えば、『三井ホームのデザイン・性能は良いけど、金額が気になる』という方や『コスパ良くマイホームをつくりたい』という方は、『セレクトフリー』や『FC』を選べば価格を抑えることができるのです。
もちろん、お金よりも『家のクオリティに重点を置く!』という方は『エクセレントフリー』でガッツリつくり込むこともできるので、お金と覚悟を持って三井ホームとの商談に挑んでいただければと思います。
ここまでの話をまとめると
- 三井ホームは洋風のデザインが得意である
- 洋風デザインによく取り入れられる『吹き抜け』のデメリットは『2×6のプレミアムモノコック工法』と『全館空調』を取り入れることで無くしている
- 1邸1邸、構造計算をしている
- 『全館空調』の電気代は『未来発電G』で軽減可能
- 建物の本体も『エクセレントフリー』『フリー』『セレクトフリー』『FC』から選べるため、価格調整が可能
以上の内容になります。
三井ホームのおすすめ仕様
三井ホームで私がおすすめする仕様は大きく分けて3つになります。
- 外壁のトラバーチン仕上げ
- グランキッチン
- 未来発電G
以上の3つになります。
それぞれ簡単に説明をしていきます。
外壁のトラバーチン仕上げ
外壁のトラバーチン仕上げについてです。
実は三井ホームの標準の外壁は『SBフィニッシュ』という吹付外壁なのですが、プラス10万円くらいで『トラバーチン仕上げ』というオプションを付与することができます。
あくまで仕上げの方法が変わるというだけであって、外壁の性能が上がるわけではありませんが、『SBフィニッシュ』は表面がゴツゴツしているのに対して、『トラバーチン仕上げ』は表面がサラッとしています。
それもあってか『SBフィニッシュ』より『トラバーチン仕上げ』の方が汚れがつきにくくなりますし、何より品が出ます。
ですので実は私の家の外壁も吹き付けですが、そんな理由もあってトラバーチン仕上げにしています。
三井ホームは吹き付けが標準になっているので、せっかくなら『SBフィニッシュ』ではなく『トラバーチン仕上げ』にすることをおすすめします。
グランキッチン
続いて2つ目がキッチンハウスとのコラボ商品である『グランキッチン』です。
『グランキッチン』は三井ホームとキッチンハウスのコラボ商品で、標準仕様のキッチンからの変更で、差額90万円くらいで入れることが可能になります。
本体自体の価格は165万円〜250万円くらいなのですが、通常キッチンハウスのキッチンは350万円くらいは平気でします。
それを考えるとかなりお得な商品だということはなんとなくわかりますよね。
ただし、価格を抑えるためにキッチンのカスタマイズの幅が抑えられています。
ですので人によってはグランキッチンをやめてハイグレードモデルの『オートクチュール』にするなんて人もいます。
この辺りはお財布と要相談ではありますが、後悔のないように選んでいただければと思います。
未来発電G
最後に3つ目、『未来発電G』についてです。
これは先ほども説明した通り、太陽光パネルが無償で手に入る代わりに、売電単価の高い10年間は売電収入が得られないという制度のことです。
正直これだけ聞くと微妙に思う人もいると思いますが、昨今の電気料金の高騰を考えると太陽光は付けなければかなり大きな損になります。
また東京だとゼロエミの関係で、太陽光分の補助金が結構もらえるのです。
せっかく三井ホームで建てるのなら検討してもいい制度かなということでおすすめさせてもらいました。
ということで三井ホームで私がおすすめする仕様は大きく分けて3つ
- 外壁のトラバーチン仕上げ
- キッチンハウスとのコラボ商品のグランキッチン
- 未来発電G
以上の3つでした。
三井ホームの注意事項
三井ホームの注意事項は3つあります。
- 天井面に凹凸ができやすい
- モールディング
- 断熱性能が劣ってきてしまっている
以上になるので、こちらもそれぞれ説明していきます。
天井面に凹凸ができやすい
まずは『天井面に凹凸ができやすい』ということについてです。
百聞は一見にしかず、ということでこちらをご覧ください。
天井面がボコボコしていますよね?
これはツーバイ系の住宅で家を建てるとどうしても出てきてしまうものなのです。
ですので例えば、一条工務店も三井ホームと同じくツーバイ系のハウスメーカーですが、同様に天井面に下がり壁が出てきてしまっています。
ただしその反面、構造躯体が強固なつくりになっているので、そこはデザインと機能のトレードオフといった感じですね。
一応天井面をきれいにする工夫として、天井を下げて下がり壁を隠す、あとは間接照明を付けて、あえて下がり壁をつくったんですよ感を出す、という方法もあります。
ただしこれに関してはツーバイ系のメーカーで打ち合わせをしていて契約後に知った、ということが多い部分でもあります。
この点は注意してください。
モールディング
続いて2つ目がモールディングです。
三井ホームの場合、クロスを抑えるという目的もあって、天井が2m60cmを超えると『周りブチ』が強制的に入ってきてしまいます。
これが結構目立つのです。
ただこの『周りブチ』は先ほども説明した通りで、いわゆる『モールディング』というやつなのです。
要は洋風デザインの建築をつくるためには必要な要素でもあるのです。
ですので三井ホームのモールディングは洋風デザインがなんたるかを理解していればデメリットにならないですし、反対に洋風建築を理解していなかったらデメリットになるわけです。
これに関しては一長一短あるので、洋風デザインの家をつくりたい人はモールディングを思いっきり目立たせるようにしましょう。
断熱性能が劣ってきてしまっている
そして最後に3つ目、断熱性能が劣ってきてしまっているということについてです。
実は冒頭でもお話しした通り、2022年10月に断熱等級の改正がありました。
それにより各社、建物の断熱仕様が大きく変わってきているのです。
これに関してはその他のハウスメーカーの解説を見ていただければ、どこのメーカーがどんな対策をしているのかがわかると思いますが、その中で三井ホームは今のところ特に仕様の変更がないのです。
とりあえず今の仕様を具体的にお伝えすると
- 通常の天井の場合、ロックウール140mm
- 勾配天井の場合、押し出しポリスチレンフォーム3種120mm
- 壁 ロックウール140mm
- 床 MGファイバー89mm
といった感じで、ここから断熱材の強化をすることはできません。
他のメーカーがどんどん断熱材を厚くしているので、三井ホームも仕様の変更が行われない限り、ちょっと厳しい戦いになりそうだな、というのが正直な感想です。
ただし三井ホームは他のハウスメーカーと違って、気密施工オプションがしっかりと存在します。
気密施工と測定、合わせて20万円から30万円くらいのオプションにはなりますが、三井ホームで検討される方は気密施工オプションはぜひとも付けてみてください。
ということで三井ホームの注意事項は大きく分けて3つ
- 天井面に凹凸ができやすい
- モールディング
- 断熱性能が劣ってきてしまっている
以上になるので参考にしてみてください。
三井ホームの坪単価
最後に三井ホームの坪単価についてです。
去年1年間で集めた各ハウスメーカーの資金計画書、合計1,600枚の中から値引き後の建物本体価格と建物の坪数、これを割って坪単価を算出し、中央値を出しています。
もちろん地域の特性や家族構成、中に入っている設備仕様によって金額は大きく異なります。
そのため、あくまで参考程度にしかなりませんが、それでもネットに掲載されているどこの情報よりも正確な情報になってくるとは思います。
その中で三井ホームの坪単価は116.7万円でした。
三井ホーム以外の坪単価も含めた坪単価ランキングについてはこちらの記事をご覧ください。「【2023年最新】大手ハウスメーカー坪単価ランキング」
三井ホーム徹底解説(特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介)【2023年版】のまとめ
今回は『三井ホーム徹底解説 特徴・強み、商品のおすすめ仕様を紹介【2023年版】』というテーマでお話をしてきました。
そのほかのハウスメーカー解説の記事も出すので、いろいろと見比べてみて自分達にマッチしそうなハウスメーカーを是非とも見つけてもらえればと思います。
これから注文住宅の購入を検討したいという方は、わたくし、まかろにおが提供している注文住宅オンライン相談サービス「メグリエ」で大手ハウスメーカーの優秀営業担当を無料でご紹介しています。
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