
今回は、Instagramで積水ハウスの印象について、意見を募集しました。
その中から、積水ハウスの印象・評判について辛口レビューを24個紹介します。
多くの方から忖度のない意見をいただいたので、ぜひ参考にしてください。
- 積水ハウスの評判・印象レビュー1:金額が高い
- 積水ハウスの評判・印象レビュー2:かっこいい家が建てられる
- 積水ハウスの評判・印象レビュー3:楽しい家づくりができそう
- 積水ハウスの評判・印象レビュー4:特に目立った売りがないのに高額
- 積水ハウスの評判・印象レビュー5:金額に見合っているのか不安
- 積水ハウスの評判・印象レビュー6:見積もりが出るまでゆっくり
- 積水ハウスの評判・印象レビュー7:金額に見合うだけの仕様や引き渡し後のサポートもある
- 積水ハウスの評判・印象レビュー8:断熱気密は言われるがままになった
- 積水ハウスの評判・印象レビュー9:お金があれば「ここ以外ある?」と思ってしまう
- 積水ハウスの評判・印象レビュー10:冬は寒いし夏は暑い
- 積水ハウスの評判・印象レビュー11:いろいろ優れているようで実際は何も特徴がない
- 積水ハウスの評判・印象レビュー12:積水ハウスがつくりたいものをつくろうとする
- 積水ハウスの評判・印象レビュー13:できないことがないくらい要望に応えてくれる
- 積水ハウスの評判・印象レビュー14:SAJサッシの大開口から冷気が入ってくる
- 積水ハウスの評判・印象レビュー15:何でもできるがゆえに選択肢の幅が広くて迷う
- 積水ハウスの評判・印象レビュー16:おしゃれで地震に強い
- 積水ハウスの評判・印象レビュー17:人によって差が出る印象で、鉄骨も木造も構造がかなり独特
- 積水ハウスの評判・印象レビュー18:3Dパースがダサい
- 積水ハウスの評判・印象レビュー19:親身でレスポンスも早く休日関係なく対応してくれる
- 積水ハウスの評判・印象レビュー20:社員さんの質、値段が高く、性能はそこそこ
- 積水ハウスの評判・印象レビュー21:高い割には普通の家が多い
- 積水ハウスの評判・印象レビュー22:アフターが良いと聞いたが、実際は微妙
- 積水ハウスの評判・印象レビュー23:値引き額が少ない
- 積水ハウスの評判・印象レビュー24:小さい土地では積水ハウスの良さを出しきれない
- 積水ハウスの口コミ24選|評判・印象を辛口レビューまとめ
積水ハウスの評判・印象レビュー1:金額が高い

最もコメントが多かったのが「金額が高い」という意見です。
積水ハウスでしっかりとした家、性能もデザインも追求していくと大体坪単価145〜150万円になります。
スカスカ仕様で断熱仕様も最低限、建物の中に入っている内装材も必要最低限、気密施工はやらない、この仕様で大体坪単価120万円くらいです。
少しカスタマイズして坪単価130万円くらいです。
積水ハウスで真っ当に家づくりをしようと思ったら、それ相応に金額がかかることを覚悟しなければなりません。
坪単価120万円くらいで無理して建てるなら、他のメーカーの方が全然住み心地がいいです。
坪単価を下げる目的で減額していくのはよくありません。
契約後の打ち合わせで金額が上がるだけの打ち合わせはすごく苦痛です。
金額が高かったのが下がっていくと「下がった分何しようかな。」「そこは減額のままでいいや。」などと気持ちにゆとりが出てきます。
この辺りも営業マンのスタンス次第かと思います。
中には契約を取りたい前提で打ち合わせをしている人はいます。
そういう人に当たってしまうと「これが標準仕様です。」と言ってスカスカの状態で契約をして、そこから「全部オプションです。」という考え方で、金額がどんどん上がっていくのです。
営業サイドとしてもしんどい気持ちになるので、やりたくないとは思うのですが、わかっていてもやってしまうのです。
「それが普通です。」と平然としている人もいますが、これは積水ハウスがというよりかハウスメーカー全体の話です。
本来注文住宅は何でもありが注文住宅なので、標準仕様もオプション仕様もありません。
ですので、営業マンがどれだけお客さんに寄り添って提案できるかです。
金額が出てきて、そこからどれだけ増減を利かせていくかという打ち合わせの仕方になるのが一般的な注文住宅ですが、お客さんがものを理解していないことをいいことに「これが標準仕様です。ここからオプションで増えていくのが普通です。」「増やすのはお客さんの勝手です。」「この標準仕様でも最低限家は建てられますから。」という、無茶な説明をする人も多いです。
人生で大きな買い物、車、結婚式などは結構限られています。
そういうのは、大体標準があり、上がるのが当たり前という感じになっているので、それに則ってそういうものだと感じてしまうお客さんもいますし、営業側もそういう心理なのかなと思います。
シンプルに営業マンの引き出しがなくて理解していないことも多いです。
そこをわざわざ言語化してお客さんに伝えようと思っていないというか「そういうもんです。」と捉えているように思います。
注文住宅業界は、言語化が難しいこと、言語化されていないことが多いので、何となくの感覚で進めてそのまま走ることも多いです。
積水ハウスが高いのは仕方ありません。
特に変に価格を上乗せするなどはありません。
見積もりの出し方は一番クリーンなイメージがあります。
悪さをしてその金額になっているわけではありませんし、値引きも本当に最小限、ここまでしかできませんというのが決まっています。
そういった意味では公平性があり、嘘偽りはないのですが、やはり金額は高いです。
一方、積水ハウスでスカスカな家を建てることもできますが、そこまでして積水ハウスにこだわるくらいなら、他のメーカーで家を建てた方が幸せになれる確率は高いと思います。
積水ハウスの評判・印象レビュー2:かっこいい家が建てられる

「デザイン性がいい、かっこいい家が建てられる」ということですが、やはりかっこいい家を建てられるというコメントもすごく多いです。
ただ、結果見た目だけになってしまったということにもなりかねません。
しかし、ここで1つお伝えしたいことがあります。
それは、見た目がよければデザイン性が高いわけではないということです。
デザインは、見た目ばかりにフォーカスされがちですが、実際蓋を開けてみると、きちんと概念、学問があり、見た目も性能もどのように生産・流通させるかという一連の流れを全部きれいに整えた上でのデザインなので、見た目がよければいいわけではありません。
SNSが普及したことによって「見た目がいい家=おしゃれ」というような感覚でいる人が多いですが、そうではありません。
どんなに格好よかったとしても、使い勝手が悪かったり、光熱費がすごくかかったり、冬は寒くて夏はすごく暑いというのは嫌ですよね。
洋服でもそうです。
パリコレなどすごく奇抜な衣装で歩いて「これ、おしゃれです。」とやっていますが、あれは実際問題機能性がいいかといったらよくありません。
そのような感じで、見た目ばかりに固執しないでもらいたいですし、見た目も機能も両立してこそのデザイン性なので、そこを意識してもらいたいです。
別荘やホテルなら振り切ってやってもいいですが、50年60年住むとなったら、見た目だけにフォーカスする家づくりはやらない方がいいですし、絶対に飽きます。
積水ハウスの中では社内コンペを頻繁にやっています。
そこでは映えるものでないと審査が通らないというのがあり、少し奇抜なものをつくりがちなのです。
普通のものは写真映えしないため、そういう意味で、建築家がどんどん色を出すようなデザインがもてはやされる仕組みになってしまっているように感じます。
他のメーカーと比べて、作品的な側面が強いと思います。
SNSで積水ハウスのおしゃれな物件は多いですが、中にはPhotoshopなどを使って照度を上げていたり、加工をしたりしているものもあります。

現地に行ってみると「おや?」と思うものもあります。
見た目ばかりに固執してしまうと、本来あるべきデザインからどんどん離れていきます。
デザインは好みの部分はありますが、名建築というような住宅や家具は、映えないけれどじわじわ「いいなぁ。」と感じてくるところがよかったりします。
それこそが愛着ですし、積水ハウス側もそれをわかってなのか、建築家の吉井さんという方がいて「Life knit design」をつくっていこうとしているのですが、Life knit designが何かというと、建物に時間的な概念を加えて、長く愛着をもって住まい続けようというデザイン概念なのです。

今までの積水ハウスはどちらかというとデザイナー、建築家というのが前面に出ていた建物が多かったですが、そうではなく、家の主役はその地域に住むお客さんなので、そこの地域に住まうにあたって「この家に住んでよかったな。」「住まい心地いいな。」など一緒に経年変化をしていくような素材感を入れたり、家具を入れたり、そうすることによって、お客さん主体のデザインをつくり込んでいこうという風に変わってきています。
今後積水ハウスのデザインも大きく変わってくるのではないかと思うのですが、現状、作品的な側面が強いケースもあり、それに憧れを抱き「とにかく見た目がよければいい」という感覚で家をつくっている人もいるので、そうではなく、見た目と性能が両立してこそいいデザインなのです。
つまり、積水ハウスでは坪145万円や150万円出して家を建てましょうという話になります。
積水ハウスの評判・印象レビュー3:楽しい家づくりができそう

「全てにおいて優等生、楽しい家づくりができそう」ということですが、積水ハウスは平均点が高いという感じはあります。
休みの日に全国で営業マンが集まって勉強会を自然とやっていたり、お金が発生しないのにも関わらず、植栽を植えるワークショップに積極的に参加してみたり、家づくりが好きな人が本当に多いですし、確かに平均点は高いかなと思います。
しかし家づくりに対して情熱を注いでいる人は他にもいるので、積水ハウスだけではありません。
あくまで高いというだけであり、積水ハウス全体がというわけではありません。
結局「人」という話にはなってしまいます。
ハウスメーカーによっていろいろ制限があるので、その制限の中でどれだけやれるかというのを考えなければならなかったりするので、そういう意味では積水ハウスは自由度が高いです。
ただ、建築が好き、そこに対する思いというのはあまりメーカーは関係ないかなとも思います。
積水ハウスの平均点は高めだが人によるということです。
積水ハウスの評判・印象レビュー4:特に目立った売りがないのに高額

「特に目立った売りがなく、なのに高額で初回でお断りしました、営業さんの腕もあるのかな・・・」という口コミもありました。
確かに自分が新卒の時を思い返すと、積水ハウスはどんな企業でどんな商品を売っているのか、どんな特徴があるのか全くわかりませんでした。
耐震性やデザインといった魅力的なポイントは出てくるけれど、見ていかなければわからないという感じだと思います。
知っていかなければ積水ハウスは魅力が伝わらない企業かなと思います。
例えば私がよく言う積水ハウスの魅力は、1つ1つの部材に魂がこもっているということです。
どういうことかというと、窓ガラス1枚とってもOEMで発注していたりします。
AGCというガラスメーカーにその建物に合わせてサイズ感や収まりをオーダーして工場でつくってもらい現場ではめ込みます。
こういうことをやっているのは積水ハウスくらいです。
他のメーカーですと、既製品のものを買ってきて現場で取り付けるくらいです。
ですので、積水ハウスの意思が1つ1つの部材に通っているというのはまさにそういうことで、床材をとってもそうです。
朝日ウッドテックも、通常の朝日ウッドテックと見た目は全然変わりませんが、エアキスといって、ホルムアルデヒドが出ない環境をつくるというところで、積水ハウスは力を入れています。
朝日ウッドテックにお願いして、通常の商品よりも化学懸念物質がより少ない床材をつくって入れてもらっているなど、小さいところにこだわりがあるのは積水ハウスの思いがつまっているところだと思います。
そういうのが積もり積もって積水ハウスの付加価値になっているような気がします。
メーターモジュール、造作家具提案が得意なども積水ハウスの付加価値です。
「メーターモジュールが何?」「造作家具ってどういうこと?」というような話になってくると価値がわからないというのはありますが、勉強すればするほど価値がわかってくる企業です。
積水ハウスだけではありませんが、全体的に勉強しなければ難しい業界です。
展示場は行ってもいいですが、展示場に行くと「保証」「メンテナンス」「耐震」、この3つをゴリ押しされることが多いです。
どのメーカーも「メンテナンスはかかりません、なので金額が高いんです。」と、みんな同じことを言うのです。
それは違います。
3社くらい回った後「これ、どういうことなんだろう?」となると思います。
耐震についても「うちはこれだけ実績があって…」「制震装置を使っていて…」などと言われるので「制震装置を使ってないところはダメなんだ。」という解釈になってしまいがちです。
入り口がどこかによって結果が変わるのは変な話です。
保証に関しても「アフターがよくて…」「60年長期保証が…」と言われると「そんな保証してくれるんだ。」という話になってしまいます。
本質を追求するためにも、きちんと勉強はした方がいいです。
積水ハウスの評判・印象レビュー5:金額に見合っているのか不安

「おしゃれだけど高い、その金額に見合った性能やメンテナンスコストなのか不安」ということですが、メンテナンスに関しては普通です。
積水ハウスがものすごくメンテナンスがかかるかといえば、そんなこともありません。
ですので、普通です。
極端に、積水ハウスだからメンテナンスがかからないなど、その辺を訴求する人が多いですが、違います。
メンテナンスに関しては「会社が」というよりも仕様と間取り次第なところが大きいのです。
メンテナンスがかからない理由として「ベルバーンがあります。」と言います。

釘でガリガリやり「傷つかないんです。」「塗装がいらないんですよ。」と言う人もいます。
確かに「外壁は」そうなのかもしれませんが、目地は交換します。
屋根材もどんな屋根材を入れるかによって耐久年数が変わってきますし、その下のルーフィングも一番グレードが下の20年や30年くらいしかもたないルーフィングが入っていたら、そこのメンテナンス費用がかかります。

本来でしたら、60年耐久を入れた方がいいわけです。
床材に関しても、シート系床材を使った日にはもうメンテナンスがかかります。

「シート系床材はメンテナンスフリーです。」と言っている人の気が知れないですが、メンテナンスできないのでメンテナンスフリーなのです。
そして「無垢床は悪。」「無垢床はメンテナンスがかかるから。」と言われますが、実際には掃除する必要が出てくるだけです。
シートフローリングのそのトークはいまだにはびこっています。
これだけ「そうではないですよ。」と言っているのですが、みなさん現場の営業マンのことを信じてしまいます。
とにかく、積水ハウスだからメンテナンスがかからないかと言われればそんなことはなく、かといってものすごくかかるかと言われれば、外壁はベルバーンやダインコンクリートなどを使っているのでそんなにかかるわけではありません。
普通です。
メンテナンス費用をかけたくないなら、耐用年数の長い部材を入れましょうという感じです。
積水ハウスの評判・印象レビュー6:見積もりが出るまでゆっくり

「見積もり出るまでがゆっくり過ぎて他社比較しにくい」。
これはありますが、仕方ありません。
見積もりが出るスピードが早いメーカーは、標準仕様とオプション仕様が決まっていることが多いのです。
「最初これで提案してください。」「これで見積もりをすぐに出してください。」という仕組みが決まっています。
お客さんに対して「標準仕様です。」「ここから先はオプション仕様です。」「でもまずは一旦標準仕様で契約してください。」というこの流れをスッとつくれているのが住友林業やヘーベルハウスです。
ヘーベルハウスに関しては、初期仕様A・Bのようなものがあり、極力金額を抑えたい人用の仕様と金額を上げた場合の仕様というのが2つあります。
ですので、要望が高級志向だなとなったら、Bの少し金額が高い方を最初に入れておき、一旦まずはこれで契約しましょう、いいものがたくさん入っている仕様なので金額も高いですが、契約後後で増減が利きますという、そういう戦略でパパッと見積もりを出す仕組みがあります。
積水ハウスにはそれはありません。
担当者によります。
担当者がどんなものを日頃提案しているのかによって提案される部材、仕様が変わってきますし、それを1個1個見積もりをとっていくわけです。
ですので、業者を介して見積もりを取得して、さらにそれで積水ハウス内で積算をかけて自社利益を乗せて1つの見積もりのパッケージをつくってお客さんに提案するとなると2週間かかるのです。
どちらが良いのか悪いのかという問題があるのですが、当然ヘーベルハウスや住友林業はある程度決まったもので契約をするわけなので、契約後に金額が激しく増減する可能性があります。
一方で積水ハウスに関しても、見積もりが出るスピードは遅いけれど、お客さんに寄り添った見積もりが出やすいので、契約後の金額の増減は少ない傾向にあります。
大枠はこのような感じですが、ここから営業マン、それぞれのメーカーでも違ってきて、最終的には人次第ということになります。
積水ハウスは基本はゆっくりだと思った方がいいかもしれません。
他のメーカーと比べて、月末絶対ここで契約するというような風潮がそんなに強くありません。
しかし、すごく急いで建てようとしているお客さんはあまりいないので、2週間が遅いという感覚も、本来はそんなことはないなと思います。
家くらいのサイズなら2週間かかって当然であり、他社が早すぎるのだと思います。
積水ハウスの評判・印象レビュー7:金額に見合うだけの仕様や引き渡し後のサポートもある

「金額に見合うだけの仕様や引き渡し後のサポートもあり総合点では大満足」ということで、仕組みはさすが大手メーカーという感じです。
部材に対してシリアルナンバーが入っており、専門部署をしっかり抱えているというところが強いと思います。
アフターは結構強いイメージはあります。
ミドル・ローコスト系のメーカーになればなるほど、設計士ではなく営業マンが図面を書きます。
アフターフォローまで営業マンがやるメーカーもありますし、金額が安くなれば当然人件費をかけられないですし、打ち合わせに対する時間もかけられないので、カットしていくしかありません。
そういう意味では金額が高くてもきちんと設計士は設計士、インテリアコーディネーターはインテリアコーディネーター、アフターはアフターというような人がいるというのは、大手の強みです。
積水ハウスの評判・印象レビュー8:断熱気密は言われるがままになった

「断熱気密は言われるがままに3階全体は夏場37℃以上になります」という口コミもあります。
スカスカ仕様ですと、3階全体が夏場37℃以上になるということはあり得ます。
きちんと屋根断熱や天井断熱の仕組みを理解していないと、結構危険です。
積水ハウスで家を建てるなら、強化する前提の家づくりだと思った方がいいです。
「標準仕様で十分です。」「ちょい強化です。」などという話にはなりません。
積水ハウスの評判・印象レビュー9:お金があれば「ここ以外ある?」と思ってしまう

「お金があれば「ここ以外ある?」と思ってしまう」ということで、ハウスメーカーというくくりで見れば、確かに積水ハウスは平均点が高いので、選びたくなります。
完璧を目指すのであれば、ダイワハウスのxevoGranWoodは性能がすごく高いですし、デザインが積水ハウスに比べればイマイチなところはありますが、積水ハウスのデザイナーがダイワハウスに入ったら、ダイワハウスは大きく変わると思います。

それこそ性能と見た目の両立が一番理にかなっているメーカーです。
ダイワハウスはあれだけxevoGranWoodがいいのに、営業マンがあまり推していないというのはもったいないです。
積水ハウスは平均点が高めなので、お金があれば無難だとは思いますが、ダイワハウスのxevoGranWoodが一番性能がいいと思います。
そこできちんとしたデザイナーが入れば完璧だと思います。
積水ハウスの評判・印象レビュー10:冬は寒いし夏は暑い

「冬は寒いし夏は暑い」。
これは積水ハウスだけの話ではありませんが、できる限り断熱・気密は強化する前提で家づくりをやっていただいた方がいいです。
積水ハウスの評判・印象レビュー11:いろいろ優れているようで実際は何も特徴がない

「色々優れているようで何も実際は特徴がない」ということです。
これは、特徴はあるけれどわかりづらい、しかもきちんと学ばなければその特徴が見えてこないという感じです。
積水ハウスの評判・印象レビュー12:積水ハウスがつくりたいものをつくろうとする

「こちらが造りたいものより積水ハウスが造りたいものを作ろうとするし、高い」。
それはやはりそういう風潮はあります。
よく積水ハウスの中で出てくる言葉として、住みこなすという言葉がありますが「住みこなす家」というのは少し違います。
お客さんがそうしたいと思っているならいいですが、設計士の思いが先行してはいけないと思います。
SNSでは、どちらかというと殺風景というかモダニズム的なシンプルな空間が流行っています。
しかし、お金持ちになればなるほどものは増えていきます。
1個1個価値が高いものが多くなってくるので、簡単に処分できるものでもないですし、ある程度ものがある前提で家づくりをしていかなければならないわけです。
一方で、流行りに寄せてしまうと「全然収納ないじゃん。」という話になり、そうなってくると「住みこなす」という概念は通用しなくなります。
一般的な世帯収入層になってくると「ある程度ものを減らしましょう。」でも通用することはあります。
であれば捨ててしまい、すっきりとした空間で、限られた空間であっても広々と過ごした方がいいよねという考えもできます。
しかしお金持ちになればなるほど違います。
積水ハウスの中でも社内コンペがあり、そこでは写真映えするようなものが優遇されがちなところもあるので、気持ちはわかります。
「モダニズム=ミニマリズム」というような風潮が強いかもしれません。
モダニズムとミニマリズムは違います。
最近建築家の吉井さんが入ったので、積水ハウスのデザインが今後変わり、また潮流が変わるとは思います。
ですが、現状はまだまだ住みこなす系デザインが多いです。
積水ハウスの評判・印象レビュー13:できないことがないくらい要望に応えてくれる

次は、「出来ないことは無いくらいこちらの要望に応えてくれます。感謝!!」という口コミがあります。
確かに、構造躯体をゴリゴリいじること以外はできます。
- 断熱材の種類の変更
- 断熱材を規定以上の厚みにする
- 換気システムを海外のものにする
- 太陽光パネルを海外製のものにする
ということはできないですが、比較的他はできます。
窓を他のメーカーにもできます。
ダイワハウスの木造も指定されている以外の窓を使えるのですが、ここまで自由度が高いのは、ダイワハウスの木造か積水ハウスくらいです。
積水ハウスの評判・印象レビュー14:SAJサッシの大開口から冷気が入ってくる

「SAJサッシの大開口から冷気が入ってくるので隙間テープなどで対策しています」ということです。
この意見をくれた方は、窓のレールに貼る両面テープ付きのスポンジがあるのですが、それを貼ることで冷気を遮断しているということでした。
積水ハウスの営業マンは「SAJサッシの性能はいいですよ。」資料を提示して「いやいや、樹脂サッシよりもSAJの方が性能いいですよ。」とすごく言うのですが、そのようなことはありません。

それはサッシの性能ではなく窓面の性能を比較しているのです。
積水ハウス内にある資料がガラス面の性能の比較の資料しかなく、それを見ると「樹脂サッシよりもSAJサッシの方が性能がいい」と出ます。
枠ではありません。
どう考えてもアルミ樹脂より樹脂サッシの方が性能がいいですし、SAJはやはり気密断熱を高めれば高めるほど結露します。
「結露しませんよ。」と言ったら、それは気密・断熱が悪い家ということです。
性能を高めるなら樹脂サッシを入れてもらいたいと思いますし、冬場特にアルミで冷えた冷気は下に行きます。
家の真ん中らへんで冷えた空気は、暖まって上昇気流になります。
ですので、窓の外から流れてきて底を這って部屋の真ん中まで行くと暖まってそれが上に上がってくるので、隙間風に感じるということです。
これは原理・原則というか自然の摂理のようなものなので、そういうのが気になるのであれば樹脂サッシを入れてもらった方がいいです。
樹脂サッシは劣化しません。
積水ハウスの評判・印象レビュー15:何でもできるがゆえに選択肢の幅が広くて迷う

「何でも出来るが故に良くも悪くも選択肢の幅が広く迷ってしまいます。」
お客さんを先導できるだけの引き出しがない可能性があります。
「どれにしますか?」と選択肢を投げているということです。
積水ハウスだからというわけではなく、業界全体にある話だと思います。
例えば「北欧テイスト」と言われた時に、何が北欧なのかと語れる人がいるかと言われればあまりいないと思います。
「和モダン」と言って和モダンがどういうものかを想像できる人も一部の設計士だけだと思います。
モダニズムすらわからない人も多い印象です。
営業も設計も限られた知識の中だけでやっているので、できることが多い分、広げた風呂敷を回収できないのかもしれません。
積水ハウスの評判・印象レビュー16:おしゃれで地震に強い

「おしゃれで地震に強い」ということですが、実際地震には自信をもっているでしょう。
あれだけ基礎が太いのは積水ハウスくらいですし、地震に強いと思います。
積水ハウスの評判・印象レビュー17:人によって差が出る印象で、鉄骨も木造も構造がかなり独特

「おそらく人によってすごく差が出る印象です。鉄骨も木造も構造がかなり独特」という意見もあります。
これは、人によって違いが出るのは間違いありません。
構造が特殊かと言われればそこまで特殊ではありません。
基礎ダイレクトジョインは特殊は特殊かもしれませんが、一般的な金物工法なので、ものすごく変わっているかと言われれば、そこまで大きな差はないです。

鉄骨に関しても、シーカスは確かに他のメーカーに比べ制震装置に力を入れて、技術的に段階的に進化させてあの形になっているというのは特殊かもしれませんが、そんなに大きく変わっている点はないかと思います。

積水ハウスの評判・印象レビュー18:3Dパースがダサい

「3Dパースが超絶ダサい」という意見ですが、これはそんなことはないと思います。
業界的に積水ハウスのパースはレベルが高いはずなので、つくった人が営業だったのでしょう。
間違いなく全体的にレベルは高いです。
積水ハウスの評判・印象レビュー19:親身でレスポンスも早く休日関係なく対応してくれる

「親身でレスポンスも早く休日関係なく対応してくれる。皆さん働き過ぎなんじゃないかっていうくらい心配になる」とのことですが、働き方は不動産業界にしてはきちんと休みを取っています。
休み関係なく家が好きだからというので動いている人が多いです。
これを言ってしまうと積水ハウス的にアウトになるかもしれませんが、実際に振休などを取って調整はしていると思いますが、基本レスポンスが早い人が多いは多いですし、家づくりが好きという人たちがかなり集まっています。
そのため、休日関係なく早めにレスポンスしてくれるのかなと思います。
積水ハウスの評判・印象レビュー20:社員さんの質、値段が高く、性能はそこそこ

次は、「社員さんの質が高い、値段は高いが安心を買った感がある。性能はそこそこな気がする」ということです。確かに質の高い社員は多いです。
値段は高く、性能はきちんと強化をしなければアウトです。
積水ハウスの評判・印象レビュー21:高い割には普通の家が多い

「高い割には普通の家が多い」という印象がありました。
分譲地などをパッと見た時、そう感じることもあるのかもしれません。
総2階にして寄せ棟にするのが一番コストがかかりません。
ですので、外観的な違いというのは出づらいは出づらいです。
内装に関しては結構いじくっているので、違うものが多いと思いますが、外見に関しては外壁も一緒になっていますし、同じに見えてしまうかもしれません。
あと、分譲地のルールもあります。
植える木や外構部材が一緒ですと、余計そう見えてしまうかもしれません。
中を見ましょう。
積水ハウスの評判・印象レビュー22:アフターが良いと聞いたが、実際は微妙

「積水ハウスで4年前に家を建てました。アフター良いと聞いていましたが実施は期待していたよりも対応は微妙です。」という意見です。
住宅業界全体に言えることかもしれませんが、アフターフォロー部隊が懇切丁寧に見てそのエリアを回っているということはあまりありません。
基本受けるだけで、受けることはきちんとやるという感じです。
メーカー側から能動的に動いていくということは、積水ハウスだけではなく他のメーカーもあまりありません。
アフターというところが業界的にそうなっており、1言ったことが2で返ってくるということはないです。
これは、契約する時などハウスメーカーが訴求する段階で「アフターがいいです。」と言い過ぎてしまっているのもよくないと思います。
確かに制度はしっかり整っていますが、普通レベルです。
保証に関してもメーカー側が構造躯体に対して瑕疵があった場合に無料で保証しますということで、何でもかんでも無料でやってくれると思ってしまいますが、よほどのことがない限り「自分たちが悪かったです。」という非は認めないので、保証もある意味あるの?というくらいの感じになることが多いです。
ですので、きちんと自分たちが思っている保証やメンテナンスが叶えられるかという目線合わせはやっておいた方がいいです。
その辺は実際に起こってみなければわからないことがほとんどです。
お客さんの言う良いアフターは、5万円かかる修理が無料になるという感じのことだと思いますが、決まりは決まりなので、そういうのはないと思っておいた方がいいでしょう。
あと、約款はきちんと読んでおいた方がいいと思います。
何かが壊れてハウスメーカーが出すことは基本ないので、火災保険に入るなどして期待しすぎないようにしましょう。
積水ハウスの評判・印象レビュー23:値引き額が少ない

「値引き額が少ない」、これはその通りです。
積水ハウスに値引きを求めてはいけません。
値引きを求めない方がいいです。
そのしわ寄せは職人さんに来るわけで、基本的にハウスメーカーができる値引きの上限は決まっていて、それ以上の値引きは関連業者の利益を削ることになるのです。
これをやってしまうと、今まで「月30万円で働いてくださいね。」と言われていたのが急に「今月10万円で働いてください。」「同じクオリティで今月も仕事してください。」と言われているようなものです。
「値引き=向こうが折れる」というようなイメージだと思うのですが、トレードオフな部分が強いので、やりすぎるのはよくありません。
施工の質は担保してもらいたいので、職人さんにきちんとやる気を出してもらいたいですし、職人さんを守っていかなければ家づくり自体が厳しくなってくると思うので、なるべくそこの利益は削ってはダメです。
値引きはほどほどにしましょう。
積水ハウスの評判・印象レビュー24:小さい土地では積水ハウスの良さを出しきれない

「入居宅訪問で一般の方の家は狭い家が多くて小さい土地は積水ハウスの良さを出しきれないと思った」という口コミです。
これは設計次第で、エリア的なところもあると思います。
確かに元々の話をするのであれば、メーターモジュールはコンパクトな敷地には向いていません。
そういう意味では、確かに積水ハウスは狭小地向きではないです。
しかし、積水ハウスでもコンパクトでおしゃれな家をつくり込んでいる事例はたくさんあるので、結局のところ営業さんが案内した住宅が要望に見合うだけの、自分たちが理想としていたものに見合わなかったというだけかなと思います。
積水ハウスだから苦手ではなく、コンパクトな家をつくるのが得意な人もたくさんいますということです。
積水ハウスの口コミ24選|評判・印象を辛口レビューまとめ
積水ハウスの評判・印象レビューということで説明してきましたが、まとめると
- 金額が高い
- 仕様はカスタマイズするべき
- クオリティなどは担当によるところが大きい

というところです。
ぜひ参考にしてください。
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