今回は『狭小住宅の間取りアイデア5選!狭い土地でも広く感じる』というテーマでお話をしていきます。
というのも、最近いろいろなものが値上がりしています。
それにも関わらず日本人の給与水準は過去約30年近く変わっていません。
ですので、純粋に入ってくるものが少ないにも関わらず、出ていくものだけが多くなっているという、なんとも世知辛い状況なのですが、これは家づくりにも大きく影響しています。
例えば、ここ1年でハウスメーカーによっては800万円近く値上がりしているところもあります。
また4年前と比較すると、坪40万円くらい上がっている印象です。
具体的には、35坪で坪単価100万円だったら、35×100で3,500万円が建物価格になります。
これが4年前の価格だとします。
ただ今現在は坪単価140万円になっているという話なので、最近の建物価格は35×140で4,900万円くらいするということです。
つまり、4年前と比較して1,400万円も値上がりしているということなのです。
さらにこの値上がり現象は建物だけではなく、土地の価格自体も値上がりしているので、ダブルパンチを食らっているような状況なのです。
そのため、全体的にコンパクト化しているというのが昨今の流れになります。
当然、建物の坪数が小さければ小さい分、金額を減らすことができます。
土地を売る側からしてみても、あまりにも高い金額の土地は売りにくいので、少しコンパクトになるように切り分けて販売していたりします。
例えるならば、値上がりしていることを悟られないようにするために、表面的な価格は変わっていないけれど、グラム数を減らして販売しているスーパーの肉や魚のような現象が土地でも起きているということです。
そういったこともあって、土地も建物も全体的にコンパクト化してきているわけですが、そのような状況があったとしても、誰だってできるなら「広いな、居心地がいいな。」と思える家をつくりたいものです。
ですので今回は、狭い土地でも広く感じる狭小住宅の間取りアイデアを5つ共有するので、ぜひとも最後までお読みいただき、今後の家づくりの参考にしていただければと思います。
狭小住宅の間取りアイデア1:居場所を重ねる
最初に紹介する狭小住宅の間取りアイデアは『居場所を重ねる』です。
例えば、都心部などの比較的コンパクトな土地に対して家を建てる場合、細長い3階建ての家を建てることになると思います。
実際に間取りを書いてみると、このような感じです。
この建物で23.67坪の建物なので、かなりコンパクトです。
一応ざっくり間取りの全体像をお話すると、まずはビルトインカーポートスペースが1台分あります。
そのカーポートスペースとアプローチ、両方から玄関に入れるように動線をつくっています。
玄関に入って1階部分は主に玄関収納、手洗いスペース、ウォークインクローゼット、主寝室、この4つで構成されています。
特に主寝室内部の作業スペース前にある大きな窓から外の景色が見られるようになっているので、ベッドに入りながらでも外の景色を楽しめるように、視線の抜けをつくっているというのが大きな特徴となります。
そして、2階はLDKと水回りになります。
キッチンを壁付けにすることで、空間を広く取れるようにしています。
また、中央のL字の物体がソファを表しているのですが、このソファもきれいに壁に沿って収まるようにつくっています。
ですので、ソファがあってもスペースを無駄に取ることもないわけです。
そして、最後に3階。
3階部分はシンプルに子ども部屋と収納になります。
ということでざっくり説明をしましたが、これで23.67坪の建物になります。
話を本題に戻しまして「居場所を重ねる」とは一体どういうことなのかというと、これは主に子ども部屋の部分で使えるテクニックになります。
というのも、先ほど書いて見せた間取りの3階部分の子ども部屋は、平面図で見ると一体どこで寝るんだという感じです。
子でも部屋2部屋をつくる想定でいるにも関わらず、ベッドスペースらしき場所が中央の1箇所しかないわけです。
これは平面だとわかりにくいのですが、立面図と断面図を書くと何を表しているのかがわかります。
ですので、実際に立面図と断面図を書いてみると、実はこのような感じの空間をイメージして表されていたのです。
これを見てもらえれば誰でもわかると思いますが、実は2段ベッドを置いて寝る場所を重ねていたようなイメージなのです。
あくまでイメージなので、イメージ通りに2段ベッドを置いてもいいですし、それだとプライバシーが…と考えるのであれば、この絵のように造作で壁をつくり、ベッドをつくるのもありだと思います。
これなら平面で見た時に多少空間が小さく見えたとしても、限られたスペースを最大限活用することができるのです。
例えば「子ども部屋は最低でも6畳は欲しい、6畳に満たないなら論外」と考える方も中にはいるのですが、確かにスペースがあったりお金が無限にあったりすれば叶えられる要望かもしれません。
しかし今のご時世、なかなかそういうわけにもいかないので、居場所を重ねるということをしてあげると、思っている以上に快適に、そして広くスペースをつくることができるわけです。
ぜひとも参考にしてみてください。
狭小住宅の間取りアイデア2:対面キッチンにこだわりすぎない
続いて紹介する狭小住宅の間取りアイデアは『対面キッチンにこだわりすぎない』ということです。
こちらも具体例があった方がわかりやすいかと思うので、実際に書いていきます。
例えば、左の絵がペニンシュラ型とよばれるタイプの対面キッチンです。
ペニンシュラは少しわかりにくいと思うのですが、料理する場所と作業場所がわかれているキッチンのことです。
ペニンシュラ型は作業場所がものすごく広くなるので、家族みんなで料理をするのに最適だったりします。
また、ぱっと見使いにくそうに見えるかもしれませんが、実際に使ってみると作業台が広いということもあり、案外使いやすいのです。
ですので、最近徐々に流行ってきているキッチンスタイルがペニンシュラ型の対面キッチンになります。
ただし、対面タイプのキッチン自体スペースをかなり取るので、作業スペースやダイニングスペースが圧迫される傾向にあるのです。
そのため、限られたスペースで最大限広さを感じるようなキッチンにする場合は、対面型のキッチンはあまり向いていません。
一方で、右の絵が壁付けのキッチンにした場合の間取りです。
壁付けキッチンにすることで
- 作業スペースが広くなる
- レンジフードが目立ちづらくなる
- ダイニングテーブルのサイズアップが可能
- 収納が増える
- 余白が生まれる
といったメリットが出てきます。
特にダイニングテーブルですが、先ほどから絵でお見せしている壁付けのキッチンにした場合の間取りのように、最初から8人がけのダイニングテーブルを置くのではなく、エクステンション型のダイニングテーブルを置くといろいろと柔軟に対応できるのでおすすめです。
エクステンション型のダイニングテーブルというのは、拡張しようと思った場合に横に引っ張ることでテーブルの大きさを大きくできるダイニングテーブルのことを言います。
このテーブル、個人的にはけっこう気に入っていて、例えば両親や友人が自宅に泊まりに来た時に拡張して、そうでない普通の時は通常サイズにしてコンパクトにしておくというようなことができるのです。
ですので、LDKの大きさをそこまで取れない、しかし家族や友人を自宅に招きたい、そのようなことを考えている方にはぴったりなのです。
少し余談にはなるのですが、元々このエクステンション系のテーブルは北欧系の家具がルーツになっているのです。
有名なところでいうと、20世紀を代表する世界的な家具デザイナー、ハンスJ・ウェグナー、デンマークのデザイナーであり家具職人であるニルス・モラー、機能性あふれる優雅なデザインでデニッシュモダンの流れに大きな足跡を残したオーレ・ヴァンシャー。
この辺りの人たちがよくエクステンションテーブルをつくっていたような印象です。
家具も洋服と同じで、昔つくられた家具を現代流にアレンジしたり、昔つくられた家具をそのままブランド流にアレンジしたりして、デザイン性の高い家具が世の中に流通しているのです。
例えば私の好きな家具メーカーにRitzwell(リッツウェル)という家具メーカーがありますが、Ritzwell(リッツウェル)は昔つくられた家具をベースにしつつも、今の時代に合うようにデザインをアレンジして家具をつくっているメーカーです。
例えばRitzwell(リッツウェル)には「JABARA(ジャバラ)」という家具があります。
前面の扉部分に超細かいスリットが入っているのです。
そうすることで、扉がサイドに入り込むように設計されているのです。
これは、ハンスJ・ウェグナーがつくった「RY25」という家具です。
これも扉に超絶細かいスリットが入っていて、それによって扉が収納されるようになっているのです。
つまり、Ritzwell(リッツウェル)のジャバラは、ハンスJ・ウェグナーのRY25から着想を得て、今の時代に合ったデザインに落とし込んで家具をつくっているのです。
その他にもRitzwell(リッツウェル)のベアトリクスはベアチェア、
Ritzwell(リッツウェル)のリヴァージュはフィンユールのイージーチェアFD138、
Ritzwell(リッツウェル)のクロードはフィンユールのFD136。
このような感じで、Ritzwell(リッツウェル)は昔つくられた家具をベースにしつつも、今の時代に合うようにデザインをアレンジして家具をつくっているわけです。
知っている人でないと気がつかないかもしれませんが、すごいですよね。
しかしこれはRitzwell(リッツウェル)に限った話ではなく、他のメーカーもデザインのベースになっているのはだいたい昔の家具なのです。
こういうことを理解していると、家具の見方も変わってきますし、なんだかんだ昔の家具でヴィンテージとよばれる家具の方がつくりが細かかったり、今では使うことのできない希少な素材を使っていたりして、クオリティが高いことが多いのです。
この辺りは深みにハマると沼ってしまうので、ほどほどにしてもらうことをおすすめしますが、それでも妥協のない家づくりをしたいという人は、家具から極めていただくといいかなと思います。
ちなみに、ヴィンテージ系の家具はある程度の資産にもなります。
丁寧に使えば何かあった時に売れたりもするので、資産価値を気にされる方は1つ覚えておいてください。
だいぶ話がそれてしまいましたが、限られたスペースで家づくりをする場合の1つのテクニックとして、エクステンションテーブルを使うということ、これは1つ参考にしてみてください。
あと、お金に余裕のある方は、ヴィンテージ系のエクステンションテーブルを買ってみてください。
狭小住宅の間取りアイデア3:ウォークインクローゼットにこだわりすぎない
続いて紹介する狭小住宅の間取りのアイデアは『ウォークインクローゼットにこだわりすぎない』ということです。
最近ですと「収納=ウォークインクローゼット」と考える方が多くなってきている気がするのですが、手段が目的となったウォークインクローゼットは無駄にスペースを取りますし、無駄にお金もかかるため、あまりおすすめできません。
むしろ普通のクローゼットを採用した方が使い勝手がいい場合もあります。
ただ、言葉だけですとイメージがわかないと思うので、わかりやすくお伝えするために、こちらに絵を描いていきます。
左が一般的なウォークインクローゼットで、右が通常のクローゼットです。
見ていただければわかると思いますが、ウォークインクローゼットはウォークする部分が通路になっているので、その分スペースを取っています。
そのため、大きさも大きくなっているわけですが、収納量は減ってしまっているのです。
一方通常のクローゼットは、ウォークインクローゼットと比較して収納量が増えているにも関わらず、ウォークインクローゼットよりスペースを削減できています。
これだけでも50万円くらい削減できます。
ここからもわかるように、安易に「収納=ウォークインクローゼット」と考えて採用すると、痛い目を見る可能性もあります。
ではどちらを採用すればいいのか、その採用基準についてお話します。
まず、ウォークインクローゼットの採用基準についてです。
- 収納内で全てを完結させたい人
- 洋服好きな人
- 収納箇所を1箇所に集約したい人
以上の3つのうちどれかに該当する人は、ウォークインクローゼットを採用した方がいいかと思います。
一方で、普通のクローゼットの採用基準は
- 洋服にあまり興味がない人
- 服以外のものも含めて、とにかく収納量を重視する人
- コストを抑えたい人
以上になります。
一応これらの採用基準の理由も簡単に補足をしますが、まずウォークインクローゼットの採用基準として、
- 収納内で全てを完結させたい人
- 洋服好きな人
これらがある理由です。
そもそもウォークインクローゼットは海外発祥のものなのです。
本来その日の気分で「洋服をどんなコーディネートにしようかな。」と迷うことを楽しみつつ服を選ぶ場所として誕生したのです。
そのため、ウォークインクローゼットの中には、全身鏡を設置する想定で間取りをつくった方がいいですし、同時に全身鏡を見た時にきれいに自分の姿が映るように照明も調整しなければなりません。
また、洋服はかけること前提のものです。
畳むという文化は日本の着物からきている考え方なのです。
例えばワイシャツを畳むと簡単にシワができてしまいます。
ですので、基本的にワイシャツは畳むことはせず、ハンガーにかけておきます。
あれは、基本的に洋服はかけること前提でつくられているからなのです。
一方で、今は着る人が少ないと思いますが、和服は畳んでしまっておいてもシワにならないようにつくられているのです。
ですので、畳んでタンスにしまっておけるのです。
このような感じで、洋服と和服では、そもそも形もしまい方も異なるので、それを混同してクローゼットをつくってしまうと確実に失敗することになります。
ですのでウォークインクローゼットの元々の設置目的から考えて
- 収納内で全てを完結させたい人
- 洋服好きな人
これに該当する方は優先的にウォークインクローゼットの設置を検討してもいいわけです。
あと
- 収納箇所を1箇所に集約したい人
もウォークインクローゼットの設置は向いています。
ご主人も奥さんも子どもも全員分の服を1箇所に集約できれば、その分部屋の大きさを確保できるわけです。
もちろん家族構成によっては、家族みんなの服を1箇所に集約させるのは抵抗があるという人もいるとは思いますし、家族の誰か1人でも服の量が多くなると、ウォークインクローゼット内の家族の物量のバランスが崩れてしまいます。
そうなると不平不満が出てくることも想定できるので、収納箇所を1箇所に集約する場合のウォークインクローゼットは、必ずしも万人受けする収納方法ではありません。
ただ、収納するものの量が少なくて、服にもそこまで興味がないという方で、部屋の大きさを最大限確保したいという要望がある家族にとっては収納箇所を1箇所に集約する場合のウォークインクローゼット、これは非常にいいものとなります。
もしこれまでの話に共感いただける方がいましたら収納箇所を1箇所に集約する場合のウォークインクローゼットの設置を検討してみてください。
次に、普通のクローゼットの採用基準についてです。
- 洋服にあまり興味がない人
- 服以外のものも含めて、とにかく収納量を重視する人
- コストを抑えたい人
これらを普通のクローゼットの採用基準にする理由についてですが、普通のクローゼットは、特に用途が決まっていないけれど、とりあえずの収納場所として設けておくということがほとんどなのです。
そのためクローゼットの右半分は洋服で、左半分は布団や本を入れてしまうという人もいます。
それが悪いという話ではなく、明確に使い方を絞って採用するウォークインクローゼットと比較して、普通のクローゼットはわりと抽象度が高い状態でつける人が多いという傾向にあります。
あとは先ほども説明した通りで、ウォークインクローゼットをつくるくらいなら、普通のクローゼットをつくってしまった方が収納量を確保できて面積を削ることもできるわけです。
ですので、コスパで言ったら断然普通のクローゼットなのです。
どのようなクローゼットであったとしても最終的には使う人次第です。
ただ、今お話した理由が背景にあるので、ウォークインクローゼットと違って普通のクローゼットは
- 洋服にあまり興味がない人
- 服以外のものも含めて、とにかく収納量を重視する人
- コストを抑えたい人
これらに該当する方向けの収納になっています。
まとめると、ウォークインクローゼットの採用基準は、
- 収納内で全てを完結させたい人
- 洋服好きな人
- 収納箇所を1箇所に集約したい人
です。
一方で、普通のクローゼットの採用基準は、
- 洋服にあまり興味がない人
- 服以外のものも含めてとにかく収納量を重視する人
- コストを抑えたい人
です。
ウォークインにこだわりすぎないということを念頭に、自分たち家族はどちらに該当するのかを考えていただければと思います。
狭小住宅の間取りアイデア4:玄関と居住空間を一体化する
続いて紹介する狭小住宅の間取りアイデアは『玄関と居住空間を一体化する』ということです。
これがどういうことなのかイメージできない人も多いかと思うので、こちらも絵を描いていきます。
今回のテーマは狭小地ということもあり、玄関入ってすぐに東西に長い土間があって、扉などの仕切りなしでいきなりLDKが広がっているという間取りを書いてみたのですが、要はこういう間取りのことを「玄関と居住空間を一体化する」と言っています。
ただこの提案を見て、多くの方が「こんなの使い勝手が悪くてありえない。」と思われると思います。
確かに見慣れない間取りだと思いますが、この間取りの形状は日本に昔からあった形状でもあるのです。
簡単に説明すると、玄関は最初に社寺仏閣からできたとされており、その後に武家や公家の屋敷で取り入れられるようになりました。
ただその時はまだお偉いさんしか玄関をつくることを許されず、身分制度が廃止されてようやく一般人にも玄関をつくることが許されるようになったのです。
ただお偉いさんたちに比べ、一般の人たちは来客も少なく、家自体の大きさもそこまで大きくできませんでした。
そのため玄関を玄関で終わらせるのではなく、サイズを大きくして土間という形状に変更し、様々な活用方法を用いて暮らしてきたのです。
皆さんもなんとなくイメージできると思いますが、昔の家は玄関入ってすぐに釜戸のようなものがありました。
要は、玄関を大きくして土間という空間をつくり、その土間という空間にキッチンを設けることで、玄関を玄関で終わらせない工夫を取り入れていたわけです。
玄関と居住空間を一体化するという提案は、昔ながらの間取りでもあるので、なんらおかしくありません。
むしろ、限られたスペースを最大限活用するのに非常に重要な考え方です。
コンパクトな敷地に対してコンパクトな家をつくるためには、こういう柔軟な発想が必要になります。
予算の都合や立地の都合で何かしらの工夫が必要な時は、まずは玄関のあり方を見直すといいかもしれません。
狭小住宅の間取りアイデア5:長さを強調するような間取りづくりをする
そして最後の狭小住宅の間取りアイデアは『長さを強調するような間取りづくりをする』ということです。
これはそのままの意味ですが、今まで書いてお見せしてきたような間取りのように、細長い空間になるように間取りをつくるという意味です。
こういった細長い空間をつくることで、限られた空間でも広く感じられる間取りになります。
ただし、とりあえず細長い空間をつくればいいのかと言われればそのようなことはなく、いくつかの工夫が必要です。
例えば、家具やキッチン、収納、階段などの並びを空間の長手方向にそろえるということです。
方向をそろえなければうまく空間の細長さを出すことができません。
ですので、この手の間取りをつくる時には、絶対に家具やキッチン、収納、階段の向きをそろえなければならないのです。
あとは家具のサイズ感を調整するということです。
どんなに方向をそろえても、家具の大きさが空間とミスマッチだった場合、家具が空間を圧迫することになります。
特に既製品の家具はけっこう肉付きがよかったり、思ったよりも大きかったりすることが多いので、コンパクトな間取りをつくるのであれば、家具の大きさの調整は必須です。
具体的には、
- 造作家具で空間に合わせた家具をつくって調整をする
- 最初に入れたい家具を決めてから逆算して間取りをつくる
などの方法があります。
このような感じで、大前提として限られた空間を最大限広く活用する方法として「長い空間をつくること」これを意識する必要があります。
ただやればいいというわけではなく、家具やキッチン、収納、階段、これらの並びを空間の長手方向にそろえる、家具の大きさを調整するなどの工夫が必要です。
このことさえ押さえておけば、コンパクトな家をつくったとしてもまず失敗することはなくなるので、ぜひ覚えておいていただければと思います。
狭小住宅の間取りアイデア5選!狭い土地でも広く感じるのまとめ
今回は『狭小住宅の間取りアイデア5選!狭い土地でも広く感じる』というテーマでお話しました。
まとめると、
- 居場所を重ねる
- 対面キッチンにこだわりすぎない
- ウォークインクローゼットにこだわりすぎない
- 玄関と居住空間を一体化する
- 長さを強調するような間取りづくりをする
この5つになります。
ぜひ参考にしていただき、これからの家づくりに役立てていただければと思います。
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