今回は、Instagramでダイワハウスの印象について、意見を募集しました。

その中から、ダイワハウスの印象・評判について辛口レビューを紹介します。
多くの方から忖度のない意見をいただいたので、ぜひ参考にしてください。
ダイワハウスの評判・印象レビュー1:提案レベルが低い

『ダイワハウスは壊滅的なまでに提案レベルが低かったです インテリアコーディネーターがあまりセンスがなかったです 営業マンは何から何までやってくれて返事も早かったんですけどね』
世の中一般的に、ハウスメーカーに求めるレベルが高くなっています。
数年前はどのハウスメーカーも、積水ハウスですら量産型住宅をつくっているような状況でしたが、コロナを皮切りに一部のデザイン性の高い住宅が世に出て、そこから一気にネット上でおしゃれな家が広がりました。
最初はみんな飛びつきましたが、最近は見慣れてしまった感じがあります。
数年前までレベルが高いと思っていた物件を見ても「別に普通じゃん。」となってしまいました。
ネットに出ている建物が自分達の比較検討基準になってしまうので、その状態でダイワハウス、セキスイハイム、トヨタホームなどのいわゆる工業化系のハウスメーカーから提案を受けると、どうしても「おや?」とはなってしまいます。
工業化住宅は、なるべく安く売っていこうという考え方なので悪いわけではないのですが、求めるレベルが高すぎるとこういう印象にはなってしまいます。
現場の営業マンも設計士も鉄骨住宅慣れしてしまっているのもあると思います。
打ち合わせをしていて、いつの間にか鉄骨になっているということもあります。
鉄骨は型式適合認定を取っているので、どうしてもやれることに制限があります。
一方でダイワハウスの木造は型式を取っていないので、やろうと思えばいろいろなことができます。
追求しようと思ったら木造の方がいいのですが、木造はメーターモジュールなので、設計がなかなか大変です。

メーター慣れしている人は尺でも対応できるのですが、尺からメーターは結構難しいのです。
ダイワハウスの場合は鉄骨が尺モジュールで木造がメーターモジュールで、世の中的に「木造がいいよね。」「木造の方がクオリティ高くつくれるよね。」と言われているのは事実ですが、きちんと対応できるかと言われるとやはり難しいです。
やろうと思えば積水ハウス並みにデザイン性の高いものはつくれますが、慣れのようなところがまだまだ足りないこともあって、残念ながら提案力が低いのです。
もったいないメーカーですが、伸びしろはすごくあるので今後に期待です。
ダイワハウスの評判・印象レビュー2:特徴がない

『特徴がない』
やたらとCMの印象が強いと思います。
赤い鉄骨があって、芸能人を使っていますというイメージは強いですが、ダイワハウスの特徴は何なのかというと、これはマニアックで、1つは断熱だと思います。
鉄骨メーカーで、きちんと「充填断熱」「外張り断熱」の合わせ技である「付加断熱」というオプションを最初から用意していた企業ですし、xevoGranWoodに関しては、いち早く断熱等級7を取れる仕様にしました。
ですので、充填断熱・外張り断熱・付加断熱と、オプションで断熱材の厚さを選べるのはダイワハウスの強みです。
ただ一般の人が見て、充填断熱・外張り断熱・付加断熱が何なのか、この辺はわからないため、ダイワハウスの特徴がピンとこないというのはあると思います。
何がいいのかを伝えるためには「充填断熱とは?」「外張り断熱とは?」「付加断熱とは?」「それがあることによって何が起きるのか?」プラス「気密施工・換気性能・空調性能は?」という一連の流れを答えられなければダイワハウスの魅力は伝わりにくいですし、特徴と言ってもわからないかと思います。
あと、ダイワハウスは保証がいいです。

構造躯体の保証や防水の保証は正直どのメーカーも似たり寄ったりなのですが、ダイワハウスの設備の保証は10年ですごく長いです。
設備メーカーとは別でダイワハウスが保証するのです。
他は大体2年か5年なので、これは他のメーカーにはない特徴です。
ダイワハウスの評判・印象レビュー3:換気システムが弱そう

『換気システムが弱そう』
昔、ダイワハウスには「風なびRXⅡ」という第1種換気があったのですが、熱交換率が70%でした。
これのレベルが低いという話でしたが、12年ぶりくらいにリニューアルして「風なびRXⅢ」になり、熱交換率が85〜90%に上がりました。
「積水ハウスのスマートイクスを超えるぞ!」というところから来たようです。
断熱等級の改正があった時に、ダイワハウスは先読みして断熱等級7の仕様を出しており、これはすばらしいことだと思いますし、今、デザインと高気密・高断熱の合わせ技ができるのは、ダイワハウスしかないと思っています。
そのことをネットを介して言ってみたり、熱量を込めて発信したりしていたわけですが、たまたまダイワハウスの本社に行く機会があり、戸建てのトップの方と話をした時に「すごくいい商品ですが換気が弱すぎて…。熱交換率70%はさすがにヤバいんで、何とかしてくれないですかね。」と言ったら「わかった。」と言ってやってくれたのです。
そして誕生したのが「風なびRXⅢ」です。
いろいろなコンセンサスを取るのに時間がかかってしまい、結局リリースしたのが1年後くらいでしたが、そのような過去がありました。
それまでは気密・断熱を高くしようという概念がなかったため、第1種換気もほとんど出ていませんでした。
アイテムとしてはあったのですが、置き去りになっていたらしく、10数年間グレードアップなしという状況でした。
今は「風なびRXⅢ」になったので、「ダイワハウス=第1種換気が弱い」ということはなくなりました。
このように、意見を言ったら反映してくれるいい会社なのです。
ダイワハウスの評判・印象レビュー4:特に秀でる点がない

『全てにおいて及第点 特に秀でる点がない印象』
そんなことはないと思います。
魅力がきちんと伝われば理解できると思いますが、伝えるのが難しいのです。
構造の話など少し難しい話になると拒否反応を示す人も多いですが、その辺を比較検討すると違いがわかります。
比較をすると「この家は暖かいな。」「ここは金額が高いけど性能が悪いんだな。」といったことがわかるはずです。
しかし、勉強をするのがめんどくさいからということで、耳に蓋をしてしまうわけです。
営業マン側も理解して、かつわかりやすく伝えられる能力がないと、ダイワハウスの商品の魅力は伝わりにくいかなと思います。
ダイワハウスの評判・印象レビュー5:現在は手頃に感じる

『一昔前は高かったので現在は手頃に感じる』
xevoGranWoodは高いです。
鉄骨(xevoΣ)で坪125万円くらい、木造(xevoGranWood)で坪148万円くらいです。
鉄骨で125万円は安い方だと思います。
同列で比較検討できるのが住友林業、ミサワホーム、ヘーベルハウス、この辺のメーカーですが、それらのメーカーが大手の中ではリーズナブルになっています。
それよりも高いメーカーになってくると、パナソニックホームズや積水ハウス、あとはダイワハウス(xevoGranWood)、これらが大体坪単価148万円、150万円です。
それ以下のメーカーになってくると、セキスイハイム、トヨタホーム、この辺は工場生産をやっているので価格をグッと抑えられますが、それでも坪単価100〜110万円で、決して安くはありません。
一条工務店の一番上のグラン・スマートも坪100万円くらいです。
こうなってくると、工業化住宅、量産型住宅にどんどん寄っていくので、どこまでをよしとするのかという問題になってきますが、ダイワハウスの今の価格帯を考えると、確かに相対的に見たら安いのかと思います。
あとは、最近規格住宅のイメージも強いと思います。

ただ規格住宅は、デザインもスペックも、縛られるものに対してコストダウンされる部分のバランスがあまり見合っていない気がします。
それだったら、自由にオーダーし、工夫、アイデアでコストカットする方が、結果同じくらいの金額になっても質の高い家ができると思います。
規格住宅も、カスタマイズをするとそれなりに金額がいきます。
規格住宅だから外せないものも結構あり、そもそもそれを削った方が金額が下がるのにということもあります。
ネット上で「規格住宅は安いです。」「コスパいいです。」「タイパいいです。」というような発信が多いです。
「コスパがいい。」というのは聞こえがいいですが「安上がりです。」ということです。
規格住宅は、戦後家がない時代に、なるべく同じようなものを一気に低価格で販売してシェアを取っていこうという名目でできたわけです。
ですので、今規格住宅が流行っているということは、戦後の貧しい状況に戻っているというような話です。
元々ハウスメーカーも一旦注文住宅でやろうということになっていましたが、結局似たり寄ったりの間取りが多く、それならパッケージ化して規格住宅で売ろう、薄利多売でやってしまおうということになりました。
結果、売ったはいいけれど、労力に対して得られる利益が少なかったり、できた家がお客さんの求めていたものとは違ったりということがあり、規格住宅を売るのはあまりよくないよねというふうに業界的に変わりました。
規格住宅が完全に悪かと言われればそんなことはないですが、そっちを強く売りすぎるのはよくないと思います。
注文住宅で契約を取って利益のベースをつくっていかなければ、会社自体も疲弊しますし、お客さんにも迷惑がかかります。
規格住宅は決まったものをポンっと提案すればいいだけなので、営業マンのレベルも設計士のレベルも上がりません。
会社のレベルの低下も招きますし、あまりいいことがないので、規格住宅に力を入れるのはやめておこうという方向になっていたわけですが、所得格差やインフルエンサーの影響もあり、「コストパフォーマンスがいいから規格住宅を検討しようと思ってるんです。」という相談が増えています。
きちんと中身を見た上で「それでもいいよ。」と言い切れるなら規格住宅の選択肢もありだと思いますが、断熱仕様もメーカーによってはスカスカですし、縛りも結構多いです。
価格が下がるとパフォーマンスも同じく落ちるので、安上がりということになってしまいます。
ですので、ただ聞いたからという理由で判断するのは違うなと思います。
一応、ダイワハウスの規格住宅は意外と断熱仕様を選べます。
その点はいいと思いますが、強化するなら普通の注文住宅でよくない?という話になるので、この辺をどう捉えるかという問題はあります。
規格住宅については、しっかり中身を見てもらいたいです。
ダイワハウスの評判・印象レビュー6:営業がゴリゴリすぎ

『営業がゴリゴリすぎて合いませんでした』
柔らかい雰囲気ですごく優秀な営業マンもいるので、全員が全員ゴリゴリではありませんが、そういう傾向はあるかなと思います。
ダイワハウスの評判・印象レビュー7:断熱等級が高い

『断熱等級が高い』
それは高いです。
ここ最近は、ミサワホームの「SMART TECH断熱アドバンス」、三井ホームの「MOCX THERMO」、ダイワハウスの「ウルトラW断熱」というように、いろいろなメーカーが断熱等級7を取れる新しい断熱仕様を出してきています。
しかし、一部のメーカーは断熱構成があまりよくなかったりします。
天井と壁と床下、建物は6面体なので、それぞれの断熱材がきちんと厚くなければならないわけです。
しかし、断熱等級の判断の元となるUA値は平均値なので、天井の部分だけ断熱材を厚くして、壁と床下は極薄でも平均値がよくなるので、それでもいいとなってしまいます。
床下の断熱材が薄かったら当然冬場は床下が冷たくなりますし、壁の断熱材が薄かったら西日の影響などを受けやすくなります。
天井は天井で、断熱材が薄ければ夏場の日差しの影響を受けてしまいます。
ですので、6面体にきちんと均一に断熱材の厚さがなければいけません。
しかし、今のUA値の計算上、一部の断熱材だけ厚ければ数値がよくなってしまうので、意外と「断熱等級7です。」と言っていても、床下の断熱材が薄いということがあるのです。
しかし、ダイワハウスのウルトラW断熱は、きちんと「天井」「壁」「床下」すべてが厚いのです。

すばらしい性能です。
ダイワハウスの評判・印象レビュー8:防音室!!

『防音室!!』
「ダイワハウス=防音室」というような売り方をしていることもあります。
多分印象付けの問題であり、例えばヘーベルハウスですと「そらのま」で2階リビングを売りにしています。

三井ホームの「スカイラナイ」、これも2階リビングを売りにしています。

あとはミサワホームですと「蔵のある家」です。

実際問題2階リビングは三井ホームやヘーベルハウスでないとつくれないのかと言われると、そんなことはありません。
ミサワホームの蔵は少し特殊ですが、スキップフロアはやろうと思えばどのハウスメーカーでもできてしまいます。
マーケティング戦略として「ダイワハウス=防音室」と言っているような気はします。

いくらでも他のハウスメーカーで防音室をつくれます。
防音室には目的が2つあり、1つ目はゲームや仕事をするための防音室、これは音の跳ね返りなど湿度調整はあまり関係ありません。
2つ目は、ピアノなど楽器を弾くための防音室、これをつくろうと思うと、音の反響度合いと、あとは楽器を管理しなければならないので、湿度調整がすごく重要なのです。
それは専門業者を入れなければなりません。
ダイワハウスが得意としている防音室は、どちらかというと前者です。
テレワーク、趣味部屋というような意味での防音室は得意ですよ、という謳い方です。
音の跳ね返りなどは楽器によっても違い、特殊なぼこぼこのシートを貼るなど、本当に大変です。
簡易的な防音室はダイワハウスで安く入れられるという話で、遮音できればいいということでしたらそれでいいということです。
しかし、一応他のメーカーでもできるというのは覚えておいてください。
ダイワハウスの評判・印象レビュー9:高い!!

『見積もり出してもらいましたが高い!! 積水ハウス ヘーベルハウスより高かった この価格でサイディング!?』
「ベルサイクス」の話ですね。
おそらく、積水ハウスも真っ当にやったら坪単価145万円、150万円、建物だけでそのくらいの金額はいきますが、何もないスカスカ仕様なら120万円くらいです。
ヘーベルハウスも120万円くらいです。
ダイワハウスの鉄骨が125万円、断熱仕様をマックスまで上げると130万円近くになるので、それはダイワハウスが高くなってしまいます。
ヘーベルハウスと積水ハウスは陶器系の外壁、ダインコンクリートとヘーベル板、

一方でダイワハウスの「xevoΣ」はベルサイクスという外壁ですが、サイディングなわけです。

ここで「おや?」という話になります。
サイディングに対するイメージと陶器系の外壁に対するイメージは、一般的に「サイディングはよくない外壁ですよ。」というプロモーションをやっているハウスメーカーが多いので、陶器系の方が耐久値は高いのかなという印象が強いかと思います。
ただ、一応ダイワハウスにもその辺の理屈があります。
以前はヘーベル板(軽量気泡コンクリート)を使って家づくりをやっていた時期もありました。
ただ、金額が高いのと、ヘーベルハウスと同じようなヘーベル板の外壁の家を売っていても差別化にならないため、より彫りの深い外壁をつくることを考えると、ヘーベル板では役不足でした。
ですので、ある程度強度があって、尚且つかなり彫りの深い外壁をつくるとなった時、やはりベストはサイディングという結論にいたり、サイディングの外壁でベルサイクスというのをつくり、販売することになったそうです。
「強度」と「彫りの深さ」、これを出すためにサイディングにしているという理由があります。
サイディングと陶器の違いはあれど、結局表面の塗装が切れたらどちらも意味がありません。
ヘーベル板もダインコンクリートも表面の塗装が剥げてそのままにしていたら、メンテナンスがかかります。
サイディングも同じです。
素材がサイディングと言われると「おや?」と思いますが、どちらも表面の塗装が切れたら終わりなので、そういう意味では変わらないかと思います。
ダイワハウスのベルサイクスにネガティブな印象を持たなくてもいいのかなという感じではあります。
ダイワハウスの口コミ9選|評判・印象を辛口レビューまとめ
ダイワハウスの評判・印象レビューということで説明してきました。
ダイワハウスは、すごくいいメーカーだと思います。
その魅力を引き出せるかどうかは、現場の営業マンや設計士さん次第です。
あとは、自分たちで勉強すれば施主力でなんとかカバーできるかもしれないので、そのような感じでダイワハウスのことを覚えておいていただきたいと思います。
ぜひ参考にしてください。
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