SNSを見ると「すごくシンプルに家づくりをしていきましょう」というのが流行っているように感じます。
しかし、ミニマリスト化したことによって家事が増え、それゆえせわしなくなるということがよく起きるのです。
ミニマリストは生活しにくい可能性が大いにあるということです。
そこで今回は『注文住宅に「おすすめの間取り」はない!失敗しない間取りとは?』というテーマでお話をしていきます。
注文住宅の間取り失敗事例
まず、注文住宅の間取り失敗事例を紹介します。
ミニマリスト化
昨今SNSを見ると「すごくシンプルに家づくりをしていきましょう」という論調が流行っているかと思います。
確かにそういうシンプルな空間構成はSNS映えしますし、「おしゃれだな、素敵だな」と思うと思います。
一言でお伝えすると、ミニマリスト化です。
「もの寂しい空間=生活感がなくておしゃれな空間」という風に思われている方が多いような気がします。
それをイメージして間取りづくりをされている方もいると思いますが、私はそれは違うと思っています。
ミニマリストは、基本ものを減らしていくことが正義というようなイメージがあります。
どんどんものを減らすのはいいですが、それゆえに購入回数が増えたり、服で言えば洗濯の回数が増えたりして、結局ミニマリストにしたことによって家事が増え、忙しなくなるということがよく起きるわけです。
「ミニマリストになってシンプルな空間構成をつくり、非日常感を感じられるようなおしゃれな空間をつくっていきましょう」というのがSNS上で流行っている一方で、それは非常に住みにくいのではないかなと思います。
非日常感を感じられるおしゃれな空間は誰もが憧れます。
私自身も憧れていた時もあり、当時はなるべく生活感のない空間をつくることを考えていました。
しかし、そういう空間をつくると、住みにくさというのは出てくるのです。
「住みこなす」というパワーワードを使い「そこの住まいに自分たちの生活をフィットさせてくださいね」という話もよくしていましたし、デザイン性の高い設計士のみなさんは「住みこなす」という言葉を使って、そういうシンプルなもののない空間を提案してお客さんに勧めていくということをしていました。
収納
年を重ねれば重ねるほどものは増えていきますし、一方でお金持ちになればなるほど簡単に捨てられないものも増えてくるわけです。
お金持ちの方は好んでエルメスやヴィトンなど、そういうブランドものを買う場合が多いですし、エルメスの箱を飾って、それを楽しんでいる方も中にはいるわけです。
そういったブランドものは簡単に売れるものでもないですし、なんなら自分たちの資産の置き換えをしてバッグを飾っていたりするわけなので、ポイポイ簡単に捨てられません。
ということを考えていくと、やはりお金持ちになればなるほどものは増えていきますし、家を建てた後、頑張って所得を高めてお金持ちになる可能性だってあるわけです。
ですので、それなりの空間余白は設けておくべきです。
ただ、収納が多い間取りの家を建てるのがいいというわけでもないので、このバランス感が非常に難しいなと思います。
現状の生活がどういうものなのかをしっかりと解像度高めて、その上で収納を細かく設定していくわけです。
プラス、今後何十年と住み続けていく中で何があるかわからないので、その何十年か先を考えた余白を一部用意しておいて、現状使えるところと将来使うであろうスペース、この2つをつくっておくと対応しやすいなと思います。
キッチン周り
キッチン周りに関して、キッチンの周りは食品があったり洗剤があったり、いろんなものが固まりますが、割とみなさんざっくりなんとなくキッチンスペースを提案して、そのままなんとなく話を進めていくことが多いので、結果として実際に住んだ後に「うまくものが入らない、だからキッチンの上にもものが乱雑に散らかる」ということが起こるわけです。

ものが入らなかったり、しまうのがめんどくさい動線になっていたりするため、そのまま置いてしまうのです。
ですので、しっかりと自分たちの動線考えて、どんなものをどこにしまうのかというのが最初からわかっている状態をつくってあげられれば、勝手にすっきりとしたシンプルな住まいになっていきます。
加えて、将来のことを予測した上で「このくらいの余白があればいいだろう」ということで収納できるスペースをある程度確保しておけば、私はそれでうまく回っていくのではないかなと思っています。
注文住宅に「おすすめの間取り」はない
おすすめの間取りは、正直ありません。
なぜかというと、十人十色なので「絶対にこれを入れたら後悔しませんよ」という話はできないですし、あまり意味がないからです。
設計士が生活の動線にどれだけ寄り添ってくれるか
例えば「こういう設備仕様を入れたらいいですよ」というなら万人に通用すると思いますが、日々朝何時に起きるのか、何時に家に帰ってきて、何時に出るのかなど、やはり生活リズムはみんなバラバラなので、「この間取りをやったら絶対失敗しませんよ」というのは正直ありません。
ではどうすればいいんだという話ですが、これは提案する人がどういう人なのかによってくると思っていて、結局、自分の間取りを書いてくれる設計士がどれだけ自分たちの生活の動線に寄り添ってくれるのか、敷地をどれだけ有効活用して間取りづくりをしてくれるのかというのは設計士の力なのです。
例えば、車椅子で生活をしている人は、それに寄り添った間取り提案をしてもらいたいわけです。

具体的に設計の方がどういう提案をしたらいいのかというと、玄関に入るまでのスロープの勾配を緩くしなければなりません。

あとスロープも一直線ではなく、きちんと折り返して玄関に入れるようにしてあげます。
廊下の幅も広めにしなければならないですし、さらに室外で使う車椅子と室内で使う車椅子は違うことが多いので、外から帰ってきた時にどうやってものを置くのかしまうのか、室内に入った時にどこで室内用の車椅子に乗り換えるのかなど、こういったことは、その人の生活動線に寄り添って生まれてくる間取りなわけです。

少し極端な例ですが、そのような感じで、人によって生活リズムは違うので、まずは寄り添うことが重要で、あと敷地の形も全然違うので、その土地の大きさや形、それらをどれだけ有効的に活用できるのかというのも、間取りを提案する側の腕の見せどころになります。
そのような感じで、提案する人がどれだけ寄り添って考えてくれるのかによってできる間取りが変わってくるので、万人にとって「これをやった方がいいよ」という間取りはあまりないというのはそういう話なのです。
水回り・玄関周りもイメージしやすい間取りになりやすい
水回りの間取りや玄関周りの間取りは、イメージしやすいものに帰結していくことが多いです。
大前提はその人の生活に寄り添った間取り提案をしなければならないですし、その土地を活かせる間取りをつくらなければならないというのはあるはありますが、とはいえ、あまりにも生活しにくい間取りはありえないと思います。
例えば洗面とお風呂が、東と西ですごく離れているなど、これはありえません。

ですので、ある程度生活しやすい間取りというのは決まってきますし、突き詰めれば突き詰めるほどマンションや建売のような間取りになっていくわけです。
そちらの方がイメージしやすいですし、生活しやすいです。
ただ、それだけですと、非日常感を感じづらくて「これ注文住宅で建てる意味あるのかな?」ということになりがちなわけです。
ですので、注文住宅を建てる場合というのは、突き詰めると建売やマンションのようなわかりやすい間取りになりやすいのですが、そこにプラス、土地の状況やより自分たちの生活に寄り添った要素を加えていって形を構成していくと、なんだかんだ失敗しにくい間取りになるのではないかと思います。
注文住宅に「おすすめの間取り」はない!失敗しない間取りの考え方のまとめ
SNSに載っている少しトリッキーな間取りは確かに見栄えはいいですが、やはり住みにくく、「先々どうなの?」という問題もあります。
今後、注文住宅を建てて売却してということを考えた時に、やはり売りづらさは一定あります。
考え方として「ちょっと尖った間取りをつくることによって中古住宅として出した時に周囲との差別化ができるから売りやすい」という考え方もありますし、実際にそれで売れるというケースもあるはあります。
ですが、万人受けするかと言ったらしないので、なんだかんだわかりやすい間取りをつくることが、出口戦略としてはよかったりもします。
そういう感じで、あまりSNS映えする間取りばかりというのも違うかなと思います。
ミニマリストは生活しにくい可能性が大いにあるので、SNSに翻弄されてはいけません。
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