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住友林業は、木の質感を活かした上質なデザインや、高い性能で人気のハウスメーカーです。しかし、住友林業で注文住宅を検討している方の中には、「40坪で建てたらいくらになる?」「総額を少しでも抑えるにはどうすれば良い?」と気になっている方も多いことでしょう。
今回は、住友林業の注文住宅の特徴をはじめ、40坪の家を建てる際の坪単価や総額の目安、そして費用を抑えるための具体的なポイントについて、詳しく解説します。
住友林業の注文住宅の特長
住友林業は、「木と生きる幸福」をスローガンに掲げ、木を主軸とした幅広い事業を展開するハウスメーカーです。まずは、住友林業の注文住宅の主な特徴を解説します。
木へのこだわり
住友林業は、「木」に対するこだわりが強いハウスメーカーです。木材事業から発展してきた企業であり、国内外から厳選した良質な木材を安定して供給できる体制が整っています。
住友林業の注文住宅は、木の質感やぬくもりを感じられる家づくりが大きな魅力です。住友林業の室内ドアや巾木、棚板など、さまざまな内装材の木材は、グループ会社である「住友林業クレスト」がすべて手掛けています。そのため、内装材に統一感があり、安定して住友林業らしい、洗練された雰囲気の空間を作りやすくなっています。
実際に住友林業で家を建てた方を対象にした独自のアンケート調査では、「木の質感」が住友林業を選んだ理由の第1位に挙げられています。木の美しさと機能性を最大限に活かした家づくりができるのは、木のプロフェッショナルである住友林業ならではの特徴といえます。
BF(ビッグフレーム)構法
住友林業の基本構造の特徴は「BF(ビッグフレーム)構法」です。BF(ビッグフレーム)構法は、従来の木造工法である軸組工法や枠組壁工法の欠点を解消し、木造でありながら鉄骨なみの大開口や大空間を実現しつつ、鉄骨以上の自由度の高い間取りを可能にした構法です。

BF(ビッグフレーム)構法の基盤となるのが「ビッグコラム」と呼ばれる幅560mmの大断面集成柱です。ビッグコラムは一般的な105mm角の柱に比べて約5倍の強度を持ち、家全体を支えています。
BF(ビッグフレーム)構法によって、壁が少ない開放的なLDKや、コーナーまで窓を設けられるコーナーサッシなど、デザイン性の高い間取りも可能になります。木造住宅でありながら、鉄骨造に劣らない設計の柔軟性は、住友林業ならではの技術といえるでしょう。
標準グレードが高くおしゃれ
住友林業の注文住宅は、標準仕様のグレードが高く、おしゃれな空間を実現しやすいことも大きな魅力です。
本来、注文住宅の場合は、標準仕様やオプション仕様という考え方はありません。しかし、住友林業はあえて標準仕様とオプション仕様をつくることで、担当者が誰であっても、おしゃれで住友林業らしさを出しやすくする仕組みをつくっています。
標準仕様には、無垢材の床や高品質な建具、機能性の高い水回り設備などが含まれており、オプションを追加しなくても十分に満足できる、上質で洗練されたデザインを実現できるようになっています。
住友林業の特徴について詳しく知りたいという方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【最新2025年版】住友林業の徹底解説!これさえ見ておけば大丈夫でしょ!」の視聴がおすすめです。

運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。
大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
住友林業で40坪の家を建てる総額の目安

画像引用元:住友林業の平屋 GRAND LIFE(グランドライフ)(住友林業)
続いて、住友林業で40坪の家を建てる場合の坪単価や、諸費用を含めた総費用の目安について解説します。
坪単価は約115万円〜130万円
2025年現在、住友林業の注文住宅の坪単価は約115万円〜130万円程度となっています。完全な自由設計の注文住宅を希望する場合には、建物本体の坪単価はおおよそ125万円前後を想定しておく必要があります。
ただし、規格型の商品であれば、建物本体の坪単価が100万円前後です。
大手ハウスメーカーの坪単価について詳しく知りたいという方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「まかろにお「【2025年最新】大手ハウスメーカー坪単価ランキング」」をチェックしてみてください。
40坪の総額は約5,200万円〜6,500万円
住友林業で40坪の注文住宅を建てる場合、建物本体価格の目安はおよそ4,600万円〜5,200万円です。これは、坪単価115万円〜130万円×40坪で算出した金額であり、建物そのものにかかる費用のみを示しています。
加えて、実際に家を建てる際には、建物価格以外にも次のような諸費用が発生します。
- 土地の仲介手数料
- 外構費用
- 建物の組み立て費用
- 屋外給排水工事
- ガス引き込み費用
- 住宅ローン保証料
- 地盤改良費用
- 火災保険料
これらの費用を含めると、住友林業で40坪の家を建てる際の総額は、約5,200万円〜6,500万円が目安となります。さらに土地を新たに購入する必要がある場合は、土地代も加わります。資金計画を立てる際には、こうした諸費用まで含めて予算を見積もることが大切です。
大手ハウスメーカーの中では比較的リーズナブル
住友林業の注文住宅は決して安価とはいえませんが、大手ハウスメーカーの中では比較的リーズナブルな価格帯に位置しています。たとえば、坪単価ランキングでトップのハウスメーカーと比較した場合、同じ仕様でも住友林業の方が1,000万円ほどコストを抑えられる可能性があります。
近年の物価上昇が続く中でも、住友林業は価格の上昇幅が抑えられており、高い品質とデザイン性を考慮するとバランスがよいハウスメーカーといえるでしょう。
住友林業の総額が高くなる理由
住友林業の総額が高くなる主な理由は次のとおりです。それぞれについて解説します。
高品質な木材「PRIME WOOD」を使用しているから
住友林業の総額が高くなる要因の一つが、独自に採用している高品質な木材「PRIME WOOD」を使用していることです。

画像引用元:独自の調達方法や体制(PRIME WOOD)
PRIME WOODとは、住友林業の世界を網羅する木の調達力と、職人の高い技術力が両立することで可能になる、高品質な「木の魅力を活かしたオリジナル部材」の総称です。
PRIME WOODはJAS(日本農林規格)の厳格な基準を満たしており、含水率や強度が細かく管理されています。反りや割れといった経年劣化を抑える特殊な加工が施されているため、長期間にわたって美しい状態を保てることが魅力です。
使用されているのは、樹齢80年以上の木曽ひのきなどの希少な国産材で、構造材としてだけでなく、床材や建具にも使用されています。PRIME WOODによって、家全体の質感や統一感が高まり、空間に上質なぬくもりが生まれるのです。
初期費用は高くなりますが、耐久性に優れているため、将来的なメンテナンスコストを抑えられるというメリットもあります。PRIME WOODは、木材商社としての歴史と実績を持つ住友林業ならではのこだわりといえるでしょう。
設計の自由度が高いから
住友林業は、独自に開発した「BF(ビッグフレーム)構法」によって間取りの自由度が高く、こだわりや要望を反映しやすいため、そのぶん費用が高くなりやすい傾向があります。柱の位置に縛られにくいため、壁の少ない広々としたLDKや、大きな窓を活かした開放感のあるリビングなど、さまざまな要望に合わせたプランニングが可能です。
耐震性にも優れ、耐震等級3を満たしており、震度7クラスの大地震が繰り返し発生しても、倒壊のリスクを抑えられる高い強度を備えています。住友林業は自由な設計を可能にする技術力と、それを支える構造体の品質により、こだわりの形にしやすい反面、総額が高くなりやすくなっています。
標準仕様のグレードが高いから
住友林業の注文住宅は、標準仕様のグレードが高く設定されているため、初期費用が高くなる傾向にあります。
たとえば、標準仕様で上位グレードの設備や、無垢材の床材が選べるようになっているため、オプションを追加しなくても住友林業らしい仕上がりにできます。その分、本体価格が割高になり、さらにこだわりに合わせてオプションを追加していくと、総額が上乗せされていくのです。
このように、住友林業の住宅は標準仕様でグレードが高く設定されているため、建築コストが高くなる要因になっています。
アフターサービスが充実しているから
住友林業は、建築後も長く安心して暮らせるよう、アフターサービスが充実しています。そのため、長期的な保証や点検も含めて全体のコストが高くなっています。
初期保証は、家の主要構造部分や防水設備に対し30年間の保証が設けられています。30年目以降は、10年ごとに有料メンテナンス工事を受けることで、最長60年まで保証の延長が可能です。
定期点検は、引き渡しから60年目まで、計12回の無料点検が実施されます。また、水漏れや設備の故障などに対応するため、24時間365日受付のコールセンターが設置されており、緊急時でも迅速な対応が可能です。
こうしたアフターサービスを長期間にわたって提供するためにはコストがかかるため、価格に反映され、総額が高くなっているのです。
住友林業の注文住宅について詳しく知りたいという方は、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【最新2025年版】住友林業の徹底解説!これさえ見ておけば大丈夫でしょ!」の視聴がおすすめです。
住友林業で40坪の家の総額を抑えるポイント
住友林業の家づくりは、高品質な素材や自由度の高い設計によってコストが上がりやすい傾向にあります。しかし、次のような工夫を取り入れることで、総額を抑えることが可能です。
- 建物の形状をシンプルにする
- 建物の大きさや間取りを見直す
- 本当に必要なオプションだけを選ぶ
- セミオーダープラン「フォレストセレクション」」で建てる
- 補助金や減税制度を活用する
- キャンペーンを活用する
- 値引き交渉をする
建物の形状をシンプルにする
総額を抑えるためには、建物の形状をできるだけシンプルにすることが効果的です。
L字型やコの字型などの複雑な形状は、施工の手間が増えるため、工事費が高くなる傾向にあります。そのため、凹凸の少ない長方形や正方形のようなシンプルな形状にすることで、基礎工事や屋根、外壁の施工面積を抑えやすくなり、建築コストの削減につながります。
建物の形状に強いこだわりがなければ、コスト面を重視してシンプルな形状にしましょう。
建物の大きさや間取りを見直す
建物が大きくなるほど材料費や工事費が増えるため、建築コストは膨らみやすくなります。そのため、総額を抑えたい場合は、40坪という広さにとらわれず、建物の大きさや間取りを見直してみることも大切です。
必要以上の広さにすると、使わない空間にまで費用をかけることになり、コストパフォーマンスが下がってしまいます。
たとえば、当初は40坪で計画していたプランでも、38坪や36坪に見直すことで、数百万円のコストダウンができる可能性があります。また、廊下や階段ホールなどの生活に直接関わらないスペースを最小限に抑えたり、動線を工夫したりすることで、コンパクトでも暮らしやすい間取りを実現することが可能です。
総額をできるだけ抑えるには、40坪の住まいを検討している方も家族のライフスタイルや将来の暮らし方を踏まえ、本当に必要な広さや空間を改めて見直してみましょう。
本当に必要なオプションだけを選ぶ
オプションを取捨選択することで、費用を大きく抑えることが可能です。
住友林業は標準仕様のグレードが高いため、基本的な設備や内装のままでも十分に満足度の高い仕上がりになります。そのうえで、どうしてもこだわりたい部分についてのみオプションを選ぶことで、無理なくコストを抑えられます。
具体的には、次のように優先順位を整理しておくと判断しやすくなります。
- 必ず実現したいこと
- できれば取り入れたいこと
- 妥協できること
こだわるべき箇所をしっかり見極めることで、理想とコストのバランスを取りやすくなります。
セミオーダープラン「フォレストセレクション」」で建てる
住友林業でできるだけコストを抑えたい場合には、セミオーダー住宅「フォレストセレクション(Forest Selection BF)」の検討もしてみましょう。

画像引用元:1500の間取り(住友林業)
セミオーダー住宅とは、あらかじめ用意されたプランや仕様をもとに、一部をカスタマイズできる住宅のことを指します。プランを限定することにより、家づくりを効率化させ、コストを抑えています。
フォレストセレクションは、1,500通り以上の豊富な間取りプランが用意されており、ライフスタイルや家族構成に応じてプランを選べます。プランに制限はあるものの、注文住宅と同等の設備や内装材を標準仕様として採用しているため、十分な品質とデザイン性を備えた家づくりが可能です。
ただし、フォレストセレクションは、基本的に40坪を超える建物には対応していません。40坪の家を検討している方は、あらかじめ対応可能な面積やプランの範囲を確認し、希望の広さに適したプランかどうかを慎重に見極めることが大切です。
補助金や減税制度を活用する
家づくりの費用を抑えるには、補助金や減税制度の活用が効果的です。
たとえば、長期優良住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対応した住宅を建てることで、条件を満たせば数十万円〜100万円以上の補助を受けられる可能性があります。また、住宅ローン減税や不動産取得税の軽減措置なども併用できれば、総額の負担を大きく軽減することが可能です。
ただし、補助金や減税制度を受けるには、書類の準備が必要となります。そのため、建築計画がある程度固まった段階で、早めに営業担当者や設計担当者に相談することが大切です。
補助金や減税制度は時期や地域によって内容が変わる場合もあるため、最新の情報を常に確認するようにしましょう。国の制度を上手に活用することで、家づくりの総額を大きく抑えられます。
キャンペーンを活用する
住友林業が実施するキャンペーン情報にも注目してみてください。
住友林業では、期間限定で実施される設備のグレードアップやインテリアオプションの無料提供など、お得なキャンペーンが定期的に開催されています。特に決算期である3月や9月は、特典内容が充実する傾向があります。
たとえば、本来ならオプション扱いとなるハイグレードなキッチンや洗面台が、キャンペーンによって標準装備になることもあり、数十万円単位のコスト削減につながる場合も珍しくありません。公式サイトやSNSをこまめにチェックし、タイミングを見極めながら契約を進めることがポイントです。
値引き交渉をする
住友林業でも、本体価格からの値引き交渉が可能な場合があります。一般的に、値引きの目安は3〜8%程度とされており、数十万円から数百万円の削減につながる可能性もあります。
たとえば、他社の見積書と比較しながら交渉したり、「○○万円値引きしてくれるなら契約したい」と具体的に意志を示したりすることで、営業担当者にも本気度が伝わり、上司との価格調整や社内承認の動きにもつながりやすくなります。
ただし、あまりに無理な値下げを要求すると、信頼関係が崩れるリスクがあるため注意が必要です。あくまで現実的な範囲で、コミュニケーションを取りながら交渉を進めていきましょう。
値引き交渉については、「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【100万円以上トクする】新築マイホームを値切る3つのステップ」でも詳しく紹介しているので、ぜひご視聴ください。
住友林業で注文住宅を建てる際の注意点

最後に、住友林業で注文住宅を建てる際の注意点を2つ解説します。
契約前に5万円の申込金が必要
住友林業で注文住宅を建てる際には、契約前に5万円の申込金を支払う必要があります。申込金は、敷地調査や間取りの提案、詳細な見積もり作成に使用されるため、具体的なプランを進めるための必要経費といえます。
この申込金は契約が成立した場合、契約金の一部として充当されます。契約に至らない場合でも、敷地調査を行う前であれば返金される可能性もあるため、事前に営業担当者に確認しておくと良いでしょう。
施主支給できない場合がある
住友林業では、状況や製品によっては施主支給ができない場合があります。施主支給とは、施主が自ら部材や設備を購入して持ち込むことを指します。
住友林業では、原則として特定の信頼できるメーカーや会社のみと取引をしているため、施主支給を断られることも少なくありません。特に水回りの設備は、水漏れの恐れがあるため、施主支給が厳しい傾向にあります。
施主支給は一見するとコストダウンにつながるように思えるかもしれませんが、住友林業の保証対象外となるため、将来的な不具合が発生した場合には修理や交換にかかる費用をすべて自己負担しなければならない点に注意が必要です。
施主支給の方針は支店や営業担当者によってばらつきがあるため、どうしても使いたい設備やこだわりの製品がある場合は、早めに営業担当者に確認しましょう。
まとめ
住友林業の注文住宅の特徴や、40坪の家を建てる場合の坪単価や総額の目安、そして費用を抑えるための具体的なポイントについて解説しました。
住友林業は、木の質感を活かした上質なデザインや、BF(ビッグフレーム)構法による高い耐震性など、多くの方に選ばれている理由があります。一方で、総額はやや高くなる傾向があるため、コストを抑える工夫が重要になります。
今回紹介したポイントを踏まえながら、プランやオプションの見直しや、キャンペーン情報を上手に活用しながら、理想の家づくりに向けて計画を立ててみてください。
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