【2025】積水ハウスの標準仕様を場所別に解説|価格の目安と選び方のポイント 

【2025】積水ハウスの標準仕様を場所別に解説 メグリエ編集部記事
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この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。

「積水ハウスで家を建てたいけれど、標準仕様だけで満足できる?」「オプションをつけすぎて予算オーバーになったらどうしよう」という不安から、一歩踏み出せずにいませんか?積水ハウスは、実は標準仕様だけでも品質・デザインともに高いレベルの家づくりが可能です。

今回は、多くの方が気になる積水ハウスのキッチンや外壁、断熱材といった設備のグレードを場所別に解説します。さらに、標準仕様で建てた場合のリアルな価格シミュレーションや、後悔しないためのオプションの賢い選び方までわかります。読み終える頃には、積水ハウスの標準仕様への理解が深まり、自信を持って家づくりの第一歩を踏み出せるはずです。

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積水ハウスは標準仕様だけで品質とデザインが高い

積水ハウスの注文住宅

ハウスメーカーを比較・検討する際「標準仕様は最低限で、結局たくさんのオプションをつけないと理想の家にならないのでは?」という不安はつきものです。特に、高価格帯の積水ハウスならなおさら、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、結論からお伝えすると、積水ハウスは標準仕様だけでも、品質・デザインともに高いレベルの家づくりが可能です。その理由は、会社の根底にある「邸別自由設計」という思想にあります。これは単に間取りを自由に変えられるという意味ではなく、家族一人ひとりの生き方に寄り添い、ゼロから空間を創造するという考え方です。この思想を実現するためには、土台となる部材一つひとつの品質が高くなければなりません。

家の骨格となる耐震性や断熱性といった基本性能が、標準の時点で高く設計されているのはその証拠です。たとえば、地震の揺れを吸収する独自の制震システム「シーカス」や、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を生み出す高断熱の窓や壁が標準で備わっています。こうした高い基本性能があるからこそ、デザインの自由度も大きく広がります。

外観では、日本の伝統的な建築美を現代風にアレンジした深い軒のあるデザインや、街並みと美しく調和する落ち着いた佇まいも標準の範囲で実現可能です。内装に関しても、リビングと庭をつなげて開放的な空間をつくる「スローリビング」のような設計提案も受けられます。ローコントラストで目に優しく、自然素材を活かした、時が経つほどに愛着がわくような上質な空間を標準仕様でつくりあげることができるでしょう。

つまり、追加のオプションに頼らなくても、十分に満足度の高い住まいを追求できるのが、積水ハウスの大きな魅力といえます。

積水ハウスの標準仕様の特徴

続いて、積水ハウスの標準仕様が持つ2つの大きな特徴を解説します。一見すると高価格帯に感じられる積水ハウスですが、その標準仕様の内容を詳しく知ることで、価格に対する納得感や他社との違いが明確になります。これから家づくりを進めるうえで、知っておくべき重要なポイントです。

標準仕様は商品ラインナップにより異なる

積水ハウスの標準仕様は、すべての商品で一律ではなく、選ぶラインナップによって内容が異なる点をまず理解しておきましょう。これは、鉄骨造の「イズ・ステージ」や木造の「シャーウッド」といった商品ごとに、家の骨格となる構造が異なり、それぞれの構造のメリットを最大限に活かすための仕様が設定されているからです。

◆IS STAGE(イズ・ステージ)

IS STAGE(イズ・ステージ)

画像引用元:IS STAGE(イズ・ステージ)(積水ハウス)

◆シャーウッド構法

シャーウッド構法

画像引用元:木造軸組で唯一の構法(積水ハウス)

たとえば、重量鉄骨の家では柱の少ない広々としたLDKを実現する「フレキシブルβシステム」が、木造の家では木の温もりと優れた耐震性を両立する「シャーウッドハイブリッド構造」が標準となります。

重量鉄骨フレキシブルβシステム

画像引用元:フレキシブルβシステム(積水ハウス)

構造が変われば、それに伴い基礎や外壁の種類も変わりますが、キッチンやお風呂といった住宅設備の選択肢は基本的に共通です。構造で悩んでも、水回りの理想は諦めなくて良いという安心感につながります。

他のハウスメーカーの標準仕様と比較してグレードが高い

積水ハウスの標準仕様は、業界内で見てもグレードが高いことで知られています。つまり、追加費用をかけなくても、長期間にわたって安心して快適に暮らせる家が手に入りやすいということです。

他社ではオプションとして扱われることが多い、重厚感と耐久性を両立した外壁材や高品質な基礎が標準で含まれているため、初期の見積り価格は高めになる傾向があります。しかし、耐久性の高い外壁は将来のメンテナンス費用を抑えることにつながるため、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスは良いといえるでしょう。

世界一の累計建築戸数という実績は、品質やサポート体制が信頼されている証であり、チーフアーキテクト制度により、標準仕様の範囲内でもデザイン性の高い提案を受けられるため、安心して家づくりを任せられます

積水ハウスの標準仕様情報の確認方法

積水ハウスの注文住宅の夜の外観

積水ハウスの標準仕様は高品質ですが、その内容は多岐にわたるため、正確な情報を効率的に集めるには段階を踏んだ確認がカギとなります。いきなり展示場に行ったり、打ち合わせを始めたりするのではなく「情報収集→体験→具体化」というステップで進めることで、後悔のない家づくりが可能になります。

最初のステップは、公式サイトやカタログ請求で家づくりの「全体像」を把握することです。ここでは、積水ハウスがどのような価値観を持ち、どんな技術を強みとしているのかという大きな視点を持つことが目的です。

鉄骨造の「イズ・ステージ」や木造の「シャーウッド」といった商品ラインナップごとのコンセプトの違いや、どのような外壁材が選べるのかといった基本的な情報をインプットしましょう。この段階では、細かな仕様を覚える必要はありません。「自分たちの好みに合いそうか」「会社の考え方に共感できるか」といった点を判断するための情報収集と位置づけましょう。

次に、住宅展示場のモデルハウスで「質感と空間」を五感で体感します。カタログの写真だけではわからない、床材の足触り、壁紙の質感、ドアの重厚感、そして天井高や窓の大きさから生まれる空間の広がりを実際に感じることは、家づくりにおいて欠かせないプロセスです。

ただし、ここで最も注意すべき点は、モデルハウスはオプション仕様が多く採用された「特別な空間」であるという認識を常に持つことです。気に入ったキッチンや洗面台を見つけたら、その場で案内してくれている営業担当者に「これは標準仕様ですか?」と必ず質問し、スマートフォンで写真を撮って「オプション:〇〇円」といった形でメモを残す習慣をつけましょう。この一手間が、後の予算オーバーを防ぐための重要な防御策になります。

そして最終ステップが、設計士との打ち合わせで「自分の家の具体的な仕様」を確定させることです。これまでの情報収集と体験をもとに、自分たちの土地と予算に合わせて、仕様を一つひとつ決めていく家づくりの核心部分です。

この段階では、少しでも疑問に思ったら「これは標準仕様ですか、オプションですか?」と遠慮せずに繰り返し確認することが不可欠です。提示された見積書は「標準工事費」と「追加工事費」の項目を徹底的にチェックし、何にいくらかかっているのかを明確に把握しましょう。

また、積水ハウスの家づくりは営業担当者の提案力も大きく影響します。質問に的確に答え、こちらの要望を丁寧にヒアリングしてくれる信頼できるパートナーを見つけることも、満足度の高い家づくりには欠かせない要素です。

【場所別】積水ハウスの標準仕様

家の印象や住み心地は、キッチンやバスルーム、外壁といった各所の仕様によって大きく変わります。ここでは、積水ハウスの標準仕様が具体的にどのようなものなのかを、場所別に詳しく解説します。オプションを追加しなくても、どれだけ質の高い設備がそろっているのか確認してください。

キッチンの標準仕様

積水ハウスのキッチン

積水ハウスのキッチンは、標準仕様でもデザイン性・機能性ともに充実した選択が可能です

パナソニックやLIXILといった複数の主要メーカーから、それぞれの代表的な製品シリーズを選べるようになっており、デザインや使い勝手の好みで決められます。食洗機やIHクッキングヒーターといった基本的な設備も標準で含まれているため、追加費用をかけなくてもすぐに快適なキッチンが手に入ります。

また、カウンターキッチンやアイランドキッチンといった人気のレイアウトも標準で対応可能です。生活感が出やすいレンジフードを目立たないように隠すなど、高度な設計提案を受けられるため、LDK全体が洗練された美しい空間になります。

バスルームの標準仕様

積水ハウスの風呂場

バスルームは、標準仕様のままでも一日の疲れを癒す快適な空間をつくれます

選べるメーカーはTOTOやLIXILが中心で、お湯が冷めにくく光熱費の節約にもつながる断熱浴槽や、冬場でもヒヤッとしない「ほっカラリ床」など、人気の快適機能が標準で搭載されています。追い焚きや保温といった基本的な機能はもちろん標準装備です。

浴室乾燥機や浴槽のサイズアップなどはオプションになることが多いですが、標準仕様でも十分な機能とデザイン性を備えているため、多くの方が満足できる内容といえるでしょう。壁パネルの色や浴槽の形状なども、標準の範囲で豊富なバリエーションから選べます。

洗面台の標準仕様

洗面台は、ホテルライクでスタイリッシュなデザインの製品が標準仕様の中心です。主要メーカーの製品から選ぶことができ、収納力やカウンターの広さも日常生活で不便を感じないレベルで確保されています。

たとえば、カウンターを広く確保して、朝の忙しい時間帯でも2人並んで使えるような設計も可能です。三面鏡やタッチレス水栓が標準に含まれるかは商品によりますが、内装全体のローコントラストを活かした設計により、空間全体で高級感を演出できます。

継ぎ目のない一体型カウンターが選べるなど、掃除のしやすさも考慮されており、標準仕様でも洗練された上質な洗面空間に仕上げられます。

トイレの標準仕様

積水ハウスのトイレ

積水ハウスの標準仕様のトイレは、TOTOやLIXILなどの主要メーカーからデザイン性の高いモデルを選べます

空間を広く見せ、掃除もしやすいタンクレス風トイレも選択肢に含まれており、すっきりとした見た目を実現できます。もちろん、少ない水量でしっかり洗浄できる節水機能や、汚れが付着しにくい素材といった機能面も標準で搭載されているため、毎日のお手入れも楽になります。

廊下の一角に手洗いカウンターを設けるなど、生活動線を考えた設計提案も受けられるため、標準仕様でも十分に快適で清潔なトイレ空間をつくることが可能です。切り壁を減らし、広々とした一体感のあるLDKをつくるなど、理想のデザインを追求できるのも大きな魅力です。

なお、トイレの仕様について詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【地雷】タンクレストイレを付けても、それを台無しにするトイレの仕様」を参考にしてください

運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

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外壁・屋根の標準仕様

積水ハウスの注文住宅の屋根

家の外観と耐久性を決める外壁や屋根は、積水ハウスが特に力を入れている部分です

オリジナルの最高級外壁材である「ダインコンクリート」や「シェルテックウォール」が標準で選べ、高い耐久性・耐火性・デザイン性を実現します。これらは一般的なサイディングより厚みがあり、彫りの深いデザインが建物全体に高級感を与えます。

外壁の色やテクスチャー、屋根材も標準の範囲で複数の選択肢から選べるため、好みに合わせた外観デザインが可能です。太陽光発電システムはオプション扱いですが、設置を前提とした屋根の設計提案も受けられます。

床材・窓の標準仕様

床材や窓は、室内の雰囲気と快適性を左右する重要な要素であり、積水ハウスではこれらも高品質なものが標準です。床材は朝日ウッドテックなど提携メーカーの製品から、傷に強く手入れが簡単なシートフローリングや、天然木の質感を楽しめる突板フローリングなどを選べます。

トリプルガラス仕様

画像引用元:遮熱断熱複層ガラス(積水ハウス)

窓には、高い断熱性能を持つアルミ樹脂複合サッシとLow-E複層ガラスが標準採用されており、夏は涼しく冬は暖かく、一年を通して快適な室温を保ちやすくなっています。これにより冷暖房効率も上がり、光熱費の削減にもつながるでしょう。大開口の窓を設けても高い断熱性が確保されるため、開放感と快適性を両立できます。

なお、床材の仕様について詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【地雷】後悔する床材とおすすめの床材」を参考にしてください

積水ハウスの標準仕様で建てる場合の価格

積水ハウスの注文住宅の外観

積水ハウスは高品質な標準仕様が魅力ですが、実際に家を建てるとなると、どのくらいの費用がかかるのかは誰もが気になるところです。ここでは、標準仕様で家を建てる場合の坪単価の目安と、総額シミュレーションを紹介します。ご自身の予算感と照らし合わせながら、参考にしてください。

標準仕様で考えられる坪単価の目安

積水ハウスの坪単価は、選ぶ商品ラインナップや設計内容によって変動しますが、ひとつの目安として120~150万円と考えておくと良いでしょう。もちろん、土地の形状や建築エリアによって価格は変わります。たとえば、地盤が弱い土地であれば基礎工事に追加費用がかかる可能性があります。

しかし、他社ではオプションとなるような耐久性の高い外壁材や断熱性の高い窓が標準で含まれていることをふまえると、長期的な視点でのコストパフォーマンスは高いといえます。

なお、積水ハウスは地域によって設計提案に差が出ることがあるといわれており、特に西日本エリアはデザイン性の高い提案に定評があります。

オプションなしの場合の総額シミュレーション

より具体的にイメージするために、オプションなしの総額をシミュレーションしてみましょう。ここではモデルケースとして「延床面積50坪・4人家族の家」を想定します。

この条件で標準仕様のみで建てた場合、建物本体価格は6,000〜7,500万円がひとつの目安となります。

ただし、家づくりに必要な費用はこれだけではありません。給排水工事や電気工事などの「付帯工事費」や、登記費用やローン手数料などの「諸経費」として、別途1,000万円以上もの費用が必要になると考えておきましょう。

積水ハウスのオプション仕様の賢い選び方

積水ハウスの注文住宅の日中の外観

標準仕様が充実している積水ハウスですが、より自分らしい暮らしを実現するためにオプションを追加したくなることもあるでしょう。しかし、無計画に採用すると予算を大幅に超えてしまう可能性があります。ここでは、後悔しないためのオプション仕様の賢い選び方を解説します。

標準とオプションを正しく区別する

オプション選びで失敗しないための第一歩は「標準」と「オプション」の境界線を正確に把握することです。打ち合わせで仕様を決める際は、どんな些細なことでも「これは標準ですか、オプションですか?」と都度確認する習慣をつけましょう。

特に、住宅展示場のモデルハウスはオプション満載の「夢の空間」です。気に入った設備を見つけたら、すぐにスマートフォンで写真を撮り、その場で標準かオプションかを確認してメモに残すことをおすすめします。

そして、提示された見積書では「標準工事費」と「追加工事費(別途工事費)」の項目を必ずチェックし、何が追加費用になっているのかを明確にすることが重要です。

まずは標準仕様でできることの全体像をしっかり把握し、そのうえで本当に必要なオプションだけを検討するという順番を守ることが、賢い予算管理につながります。

採用したいオプションに優先順位をつける

次に、家族それぞれが採用したいオプションをすべてリストアップし、客観的な基準で優先順位をつけましょう

予算は有限であるため、満足度を最大化するためには「何にお金をかけるか」という戦略が不可欠です。「なぜこれが必要なのか」「使用頻度は毎日か、週に1回か」「これがないと本当に困るか」といった具体的な問いを立て、冷静に必要性を見極めます。

たとえば「必須(ないと生活できない)」「推奨(あると暮らしが豊かになる)」「希望(あれば嬉しい)」のようにランク分けするのも良い方法です。

この作業は家族全員で行い、なぜそれが必要なのかを話し合うことで、価値観を共有できます。あらかじめオプションにかけられる予算の上限を決めておき、リストの上位から順に採用していくことで、予算オーバーを防ぎながら納得感の高い選択ができます

コストパフォーマンスで選ぶ

オプションの最終決定は、目先の金額だけではなく長期的なコストパフォーマンスを意識することが重要です。これは単に安いものを選ぶのではなく「投資に見合う価値があるか」で判断するということです。

特に優先すべきは、断熱材のグレードアップやコンセントの増設、壁の位置といった「後から変更するのが難しい、あるいは費用が高額になるもの」です。

次に、深型の食洗機やタッチレス水栓、玄関の電子錠など「毎日使うもの」で日々の小さなストレスを解消してくれるものを検討しましょう。さらに、高断熱仕様「グリーンファースト ゼロ(ZEH)」のように、初期投資はかかっても長期的に光熱費削減につながるものも賢い選択です。

オーナーのブログで「つけてよかったオプション」として評価が高いものを参考にしたり、メンテナンス費用まで含めたトータルコストで判断したりと、多角的な視点で選ぶことをおすすめします。

積水ハウスの標準仕様に関するよくある質問

積水ハウス

最後に、積水ハウスの標準仕様に関するよくある質問とその回答を紹介します。具体的な商品ラインナップの特徴から、情報収集の方法まで、事前に知っておくことで、よりスムーズに家づくりを進めることができるでしょう。

シャーウッドの標準仕様の特徴は?

シャーウッドの標準仕様の大きな特徴は、独自の木造ラーメン構造「シャーウッドハイブリッド構造」にあります。これにより、木造住宅でありながら柱や壁の少ない大開口・大空間を実現でき、鉄骨造に劣らない高い設計の自由度を両立しています。

また、外壁には木造住宅専用に開発された高級外壁材「ベルバーン」が標準で選択可能です。これは焼き物ならではの深い味わいと、色あせや劣化がしにくい高いメンテナンス性が魅力です。

なお、キッチンやバスルームといった住宅設備については、鉄骨造の商品と共通の豊富なラインナップから選べるようになっています。「木のぬくもりが好きだけど、設備のグレードは妥協したくない」という方にとって、シャーウッドは良い選択肢となるでしょう。

オーナーのブログは参考になりますか?

実際に積水ハウスで家を建てたオーナーのブログは、リアルな情報源として参考になります。「標準仕様の床材の質感は思ったより良かった」「コンセントの位置をこうすればよかった」といった、カタログだけではわからない実体験に基づいた情報を得られるでしょう。

特に、オプション選びで後悔した点や、営業担当者とのやり取りで工夫した点などは、これから家づくりを始める方にとって貴重な学びになります。

ただし、ブログの情報はあくまで個人の感想であり、建築時期や商品ラインナップによって現在の標準仕様と内容が異なる可能性がある点は注意が必要です。ひとつの意見として参考にしつつ、複数のブログを読み比べて多角的に情報を集めることをおすすめします。

オプションの一覧はどこで確認できますか?

残念ながら、積水ハウスでは公式な「オプション一覧」という資料は用意されていません。これは、決まったメニューから選ぶのではなく、施主一人ひとりの「こんな暮らしがしたい」という要望に合わせて無数にカスタマイズしていく「邸別自由設計」を基本としているからです。

カタログや住宅展示場にあるものはあくまで一例であり、基本的には設計士との打ち合わせの中で、要望に応じて個別の見積もりと共に提案される形になります。そのため、打ち合わせの前に「理想の暮らし」をイメージし、採用したい設備やデザインの要望をリスト化しておくことが重要です。

Instagramなどで見つけたイメージ写真を共有するのも、スムーズに要望を伝える良い方法です。

キッチンの詳細なカタログはもらえますか?

積水ハウスが発行するキッチン専用のオリジナルカタログはありません

キッチンの詳細な仕様を確認するには、標準で選べるパナソニックやLIXILといった各設備メーカーが発行している製品カタログを見ることになります。これは、積水ハウスが品質を認めた複数のメーカーの中から、施主が自由に選べるシステムを採用しているためです。

どのメーカーのどのシリーズが選択可能なのかは、打ち合わせの段階で設計士から資料を提示されることが多いです。事前に各メーカーのショールームに足を運び、実物の使い勝手やデザインを確認しておくと、打ち合わせがスムーズに進むでしょう。

まとめ

積水ハウスの標準仕様で満足できる家が建つか不安だった方も、この記事でその品質の高さを理解できたはずです。まずは専門家の情報をもとに、より具体的な家づくり計画を始めましょう。

大手ハウスメーカーで後悔しないための知識をさらに深めたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者のまかろにおが、各社の特徴や比較ポイントをわかりやすく解説しています。

また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、家づくりの無料相談をLINEで受け付けています。「自分たちの予算で積水ハウスが建てられるか知りたい」「オプション費用を含めた最終的な総額がいくらになるか不安」という悩みを専門スタッフによる丁寧なサポートで解消できるでしょう。また、リアルタイムでの最新情報を受け取ることができます。

さらに、メグリエ(MEGULIE)」に掲載されている豊富な建築実例から気になる施工事例を選び、その施工を担当したハウスメーカーや営業担当者に直接依頼することも可能です。信頼できる営業担当者と出会うことで、標準仕様の魅力を最大限に引き出す提案を受けられます。

メグリエ(MEGULIE)

なお、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」を活用するメリット・デメリットは、こちらの動画で詳しく解説しています。一度チェックしてみてください。

一生に一度の大きな買い物で後悔しないためにも、信頼できる情報源を活用し、慎重に家づくりを進めていきましょう。

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