【注文住宅で最悪の間取り5選】後悔しないためのポイント

はじめての注文住宅ノウハウ
この記事は約16分で読めます。

今回は、『注文住宅で最悪の間取り5選』というテーマでお話をします。

色々考え抜いて間取りを作ったものの、結局失敗したみたいな人は結構多いです。

例えば、和室を作ったものの、結局使わなかったとか、収納を多めに作ったのは良いものの、逆にものが溢れるようになってしまったとかです。

このような失敗や後悔が絶えないです。

ですので、今回は『注文住宅で最悪の間取り5選』というテーマで初心者の方でも後悔しないための注意点についてお話をしようと思います。

これから注文住宅の購入を検討されるという方は是非とも参考にしてみて下さい。

それではやっていきましょう!

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注文住宅で最悪の間取り1:目的のない2way玄関

まず一つ目は『目的のない2way玄関です』

2way玄関とは、土間が2つある玄関のことで、片方をメインの玄関、もう片方を家族用の玄関にできます。

2way玄関の間取り例

ですので、メインの玄関は常に綺麗な状態を保てるというのがメリットです。

例えばですが、

  • 靴が多い家族
  • ベビーカーを必要とする家族など

玄関に収納量が欲しい家族にはピッタリの玄関です。

ですので、一つの手段として2way玄関はお勧めの考え方です。

ただ、2way玄関ってわざわざそれをやらなくてもいい場合が結構あります。

これがどういうことなのか、こちらをご覧ください。

3つの玄関間取りの特徴

3つの玄関間取り
左から2way玄関、収納力重視の玄関、用途別に収納を作った玄関

赤い部分が収納です。

左から2way玄関、収納力重視の玄関、用途別に収納を作った玄関です。

どれも同じ大きさで作っている玄関ですが、かなり毛色が違います。

一応簡単にそれぞれの間取りについて解説していこうと思います。

2way玄関

まずは、ベースとなる「2way玄関」についてですが、2way玄関はその名の通り、玄関からも収納スペースからも室内に出入りすることができる動線が特徴のプランです。

例えば、一旦、玄関に出てから収納に入って靴を履くなどの(帰宅時は逆)ワンクッションがなくなるため、特に、朝などの忙しい時間帯に力を発揮してくれます。

2way玄関は、玄関からも収納スペースからも室内に出入りすることができる動線が特徴

また、常に玄関を綺麗に保つことが出来たり、収納から室内にあがってすぐ脇に、手洗いを設けることも出来ます。

室内にあがったすぐ脇に手洗いを設けることができる

これが2way玄関の特徴です。

収納力重視の玄関

続いて、「収納力重視タイプ」についてです。

こちらは、利用頻度はそんなに高くはないけれど、家の中に置いておくには少しかさばってしまう。

そんな物を収納するのに便利なプランです。

収納力重視タイプは利用頻度は少ないど、嵩張るものをしまいやすい

ですので、例えばゴルフ道具やキャンプセット、後はベビーカーなんかが代表的な例となります。 外に物置スペースを設けたくない方にはお勧めです。

外に物置を作りたくない方におすすめ

用途別に収納を作った玄関

そして最後に、「用途別に収納を作った玄関」についてです。

これは、それぞれしまう物を明確にし、目的に合わせて収納スペース作ったプランです。 ですので、出し入れも楽ですし、デッドスペースが生まれにくく、しっかりと整理整頓できるというのが特徴です。

用途別に収納を作った玄関はデッドスペースが少なく、物がしまいやすい

例えばですが、収納場所によってはコートや鞄なんかも閉まっておくことが出来きますし、もちろんベビーカーやゴルフバックなど、かさばるものも入ります。

コートや鞄なんかもしまっておくことができる

収納力はありながらも、玄関側をゆったりと利用できるのがうれしい、

そんな玄関です。

このような感じで同じスペースでも取り方や考え方次第で収納できるものも、収納する方法が大きく変わります。

ですので、あえて2way玄関に固執する必要はありません。

2way玄関のデメリット

2way玄関のデメリットとして、

  • 遠回りして家に入ることになる
  • 扉が開けっぱなしになる可能性が高い
  • 靴の臭いが充満する可能性がある

といったデメリットがあります。

2way玄関のデメリット、遠回りして家に入ることになる、扉が開けっぱなしになる可能性が高い、靴の臭いが充満する可能性がある

特に、靴の匂いに関しては、革靴の靴墨が結構匂うので、日頃革靴を履いて仕事に行く人が家庭にいる場合は要注意ですね。

一応、2way玄関を有効的に活用する方法もあって、それがこちらの間取りです。

これなら玄関入ってすぐに窓があるため、抜け感を感じることが出来ますし、遠回りをして家に上がることもありません。

2way玄関を有効に活用する間取り

匂いに関しては、換気扇を付けるしか対策がないので、そこは納まりも加味した上で、どこに設置するかを考える必要があると思います。

2way玄関は、使い方によっては非常に魅力的な玄関になります。

しかし、無理に取り入れる必要はないということが分かって頂けたと思います。

玄関、リビング、トイレ、これら3つは家族以外の人目に触れる場所なので、力を入れた方が良いのは間違いありません。

とはいえ、2way玄関を作るという手段を目的にしてしまうと、必ず失敗します。

自分たちには何が必要なのか見極めた上で、玄関を作るようにしてください。

注文住宅で最悪の間取り2:何も考えられていないウォークインクローゼット

続いては、『何も考えられてないウォークインクローゼット』です。

ウォークインクローゼットとは衣類などの収納するための場所で、人が入って使用できるスタイルのものです。

ですので、衣類だけではなくスーツケースなど、大きな荷物もしまうことができたり、クローゼットの中でその日のコーディネートを考え、着替えることが出来ると特徴があります。

そのようなこともあり、女性に人気の収納で憧れを抱いている人が結構多いです。

ただ、ウォークインクローゼットは、実際のところ使い勝手の良さをしっかりと計算しておかなければ、

「つくったけれど、結局とても使いにくい」

ということになりかねません。

ですので、「何も考えられてないウォークインクローゼット」は最悪の間取りです。

ではこれが一体どういうことなのか、説明していきます。 例えばこちらの間取りを見てください。

ウォークインクローゼットと通常のクローゼット

左が良く見かけるウォークインクローゼット平面図、

右が普通のクローゼットの平面図、

どちらも同じスペースを使っているのに、右側のクローゼットの方が収納量は多いです。

それもそのはずで、左のウォークインクローゼットには2つの無駄なスペースがあります。

  • 1つ目が、人が歩いて入る部分
  • 2つ目が、ハンガーパイプが重なる部分

この2つです。

ウォークインクローゼットのデメリット、人が歩いて入る部分、ハンガーパイプが重なる部分

デメリット1:人が歩いて入る部分

人が入る部分に関しては当然荷物をしまえないので、空間に空きが出てきてしまいます。

これはイメージできるかと思います。

人が入る部分に関しては当然荷物をしまえないので、空間に空きが出る

デメリット2:ハンガーパイプが重なる部分

ハンガーパイプに関してはどうでしょう。

ハンガーパイプとは

そもそもハンガーパイプという言葉自体、聞き馴染みがない方もいると思いますので簡単に説明すると、ハンガーをかけるための棒のことです。

そのままです。

実は、ハンガーパイプとハンガーパイプが交差する部分がデッドスペースになります。 ですので、角の部分は物がしまいにくいのです。

ハンガーパイプとハンガーパイプが交差する部分がデッドスペースになる

また、ハンガーパイプがクロスしないように配置するという手もあるにはあるのですが、

ハンガーパイプをクロスしない方法もあるが、普通のクローゼットの方が無駄がない。

その場合は普通にクローゼットにした方が機能的にもスペース的にも無駄がないわけです。

ウォークインクローゼットと通常のクローゼット

このような感じでウォークインクローゼットは、

  • 人が歩いて入る部分
  • ハンガーパイプが重なる部分

それぞれに無駄なスペースが出てきてしまう傾向があるのです。

ですので、きちんと考えた上で提案をなされたウォークインクローゼットでないと後悔する確率が飛躍的に高まります。

これは少し余談ではありますが、担当の営業マンによって提案の質に大きなバラつきがあるのが住宅業界です。 これは営業マンが間取りを書くケースがあるというのが大きな問題ではありますが、中には何も考えずにウォークインクローゼットという空間だけを提案する人も中にはいます。

そうなると例えば、先ほどもお伝えした通り、ハンガーパイプが重なる部分が邪魔で上手く収納できない、とか、

ハンガーパイプが重なる部分で収納できない

ハンガーパイプの下にしかスーツケースがおけず、その状態でコートをかけると裾が折れ曲がってしまう、とか、そのようなことが住んでから起こり始めます。

ハンガーパイプの下にしかスーツケースが置けずコートの裾が折れ曲がってしまう

ウォークインクローゼットは平面だけだと分かりにくい、部分の代表格です。

担当から提案された時は最新の注意を払ってください。

注文住宅で最悪の間取り3:洗濯物を干すだけのベランダ

続いては『洗濯物を干すためだけのベランダ』です。

ベランダは、付けるのが当たり前と思われがちですが、冷静に考えるとそこまで必要がない場合もあります。

導線を考慮しないとベランダが無駄になる理由

付けるなら付けるでしっかりと同線を考慮しないと無駄になってしまいます。

では、これがどういうことかというと、例えば、イメージしてみてください。

ベランダのイメージ

良くある間取りで1回に水回りがあって2階にベランダがあるとします。

1階で洗濯したものをわざわざ2階に行って干しますか?

干さないですよね?

家族が三人とか、四人いると洗濯物の量もそれなりになります。

それをわざわざ洗濯カゴに入れて2階に持って行き、場合によって何往復かするとなるとそれだけで、めちゃくちゃ疲れそうですし、なにより毎日そのようなことはできないです。

ですので、1階に水回りがあって2階にベランダがあるケースでは、ほとんどの場合使わなくなるわけです。

1回に水回りがあって、2回にベランダのケースでは、ベランダをほとんど使わなくなる。

また、これはあくまで一般的な話であって、各ハウスメーカーの独自の工法でなら、もっと大きく取れるかもしれないですが、一般的にバルコニーの奥行きって短くて70センチ、長くても1メートルくらいしか取れないのです。

要は何がいいたいのかというと、狭いのです。

この狭い中で、例えば、洗濯物を干したり、あとはエアコンの室外機を置いたりするケースもあるわけです。

もしそうなったら使っててストレスですし、やはり結局、ベランダって使わなくなると思います。

さらに、ベランダは定期的に防水メンテナンスをしなければならないため、ハッキリ言って金食い虫なのです。 ですので、どうしてもバルコニーを付けたいならインナーバルコニーにして奥行きを確保する、とか、

インナーバルコニーのイメージ

後は思い切って水回りを2階に持っていき、更にインナーバルコニーの近くにウォークインクローゼットを配置した方が現実的かと思います。

インナーバルコニーの近くにウォークインクローゼットと水回りをあつめる

そうすれば、『洗う、干す、取り込む、しまう』の動線を確保できます。

またこの間取りなら、わざわざベランダを儲けなくても室内物干しスペースがあるので、そこで干す、ということをしても良いかもしれないです。

ランドリースペースで干せば、ベランダで干す必要するなくなる

ただこういった話をすると、中には、部屋干しすると服が臭くなりそうと思う人もいると思います。

でもそれは、除湿をしっかりしてあげれば問題ありません。

その場合は、cado カドーDH-C7100-CG [除湿機]と言う除湿機がお勧めです。

cado カドーDH-C7100-CG [除湿機]

これはタイヤがついてるので、簡単に移動ができますし、除湿能力も高いので室内干しをしても、カラッと仕上がって、更に匂いも気になりません。

梅雨の時期は、かなりお勧めです。皆さんも、使ってみてください。

少し上級者のテクニックですが、ベランダを庭として活用する、という方法もあります。

ベランダの庭利用

これは2階リビングでなければ使えない方法ですし、設計士の設計力も試される間取りになります。

ですので、難しいのですが、おまけ程度にそんな提案の仕方もあるのだと思って頂ければと思います。

まとめると、『洗濯物を干すためだけのベランダ』は使いにくいだけではなく、使わなくなるので最悪な間取りだということ。

そして、それを回避するためには、インナーバルコニーにして奥行きを出したり、あとは『洗う、干す、取り込む、しまう』の動線を意識して間取りを考えること。

インナーバルコニーにして奥行きを出したり、あとは『洗う、干す、取り込む、しまう』の動線を意識して間取りを考えること

また、ベランダは使わないと金食い虫なので、付けないという選択肢もありだということ。

これがここでのお話になります。

注文住宅で最悪の間取り4:洗面と脱衣所が一緒になっている洗面所

続いて、『洗面と脱衣所が一緒になっている洗面所』です。

これは先ほどのお話に付随する話ですが、洗面所と脱衣所は一緒になっているケースが多くないですか?

皆さんも、もしかしたら経験あるかもしれないですが、家族の誰かがお風呂に入っている時は、洗面所が使えなくなります。

例えば、歯磨きができない、となるわけです。

こういった経験、私もありますがおかしいことです。

ですので、一般的な1坪の洗面所って昔はよかったのかもしれないですが、今の時代にはあまり即していない気がします。

個人的におすすめの脱衣所と洗面所が分かれたタイプ

では、実際にどのような洗面所が良いかという話ですが、

個人的にお勧めなのは、脱衣所と洗面所が分かれているタイプです。

脱衣所と洗面が分かれたタイプ

これなら例えば、家族の誰かがお風呂に入っていても問題なく、洗面を使うことができます。

ですので、思春期の子供と鉢合わせるみたいなことも回避できるわけです。

さらに先ほどお話した、インナーバルコニーと物干しスペース、そしてファミリー用のウォークインクローゼットが一箇所に固まっていたら

動線的にはもう最強です。

インナーバルコニーと物干しスペース、そしてファミリー用のウォークインクローゼットが一箇所に固まっていたら動線的にはもう最強。

使い勝手は抜群なはずです。

ただし、今、例で出している間取りは2階なので、恐らく1階でも同じような間取りって作れないの?と思っている方もいると思います。

では、実際に出来るのか、出来ないのか、どっちなのか、と言うと、結論は出来ます。

ただし、柔軟な考え方が必要になってきます。

どういうことかというと、この手の間取りを1階でやろうと思ったら、何かを『兼ねないといけないです。』

兼ねるというのは、ある間取りとある間取りを足して、両方の機能を持たせることをいいます。

例えばこんな感じですね。

同じことを1階でやる場合は、ある間取りとある間取りを足して、両方の機能を持たせる必要がある

この間取りですが、二階建てで大体32坪の間取りです。

洗面スペースと脱衣所が分かれてて、更にウォークインクローゼットとランドリースペースがあります。家事動線を考慮すると理想的です。

ただ、玄関部分を見て頂きたいのですが、玄関上ってすぐLDKです。

つまり、玄関ホールとLDKを兼ねているわけです。

玄関ホールとLDKを兼ねる

こうしないと1階のボリュームが大きくなりすぎて、納まりません。

これは結構好き嫌いが分かれる間取りだと思います。

ただし、こんな提案もあるんだなと覚えておいてもらえればと思います。

ですので、まとめると、洗面所と脱衣所を分ける場合、同時に家事動線を考慮した方が効率良いということ、また間取りのボリュームを考えた場合、何かを兼ねて坪数を圧縮する方法もありますよ、という話でした。

もちろん、家を無限に大きくできれば話は別ですが、誰でも予算や土地の大きさに限りがあります。

この点を注意して、洗面所の大きさや家事効率を検討してみてください。

注文住宅で最悪の間取り5:視線や音に配慮していないトイレ

続いては、『視線や音に配慮していないトイレ』です。

というのも、間取りを書く時に素人ほど、トイレの位置って後回しにしていたり、後は配置を配慮していなかったりします。

そうすると、視線と音に配慮していないトイレの配置になります。

では、これが一体どういうことなのか、具体例を交えながら話を進めていきます。

視線に関する工夫と対策

まずは視線の対策ですが、例えば、こちらの間取りをご覧ください。

視線に工夫が必要なトイレの間取り
玄関入ってすぐのトイレ

こちらの間取りは、玄関から入ってすぐにトイレがあります。

これだと来客時に家族がトイレに入っているのが、丸見えになります。

ですので、トイレに行きたくても行きづらい、というようなことが起こります。 ただ、これだったらどうでしょう?

視線を考慮した間取り改善
壁で目隠しをつくり、さらに洗面スペースを設ける

洗面スペースを設けることでそこの壁が目隠しになり、さらにリビングに入る前に手洗いうがいまで出来てしまうわけです。

例えばですが、今のご時世だとコロナの関係もあるので、できるだけ綺麗な状態でリビングに入って欲しいと思います。

それが玄関に洗面一つあるだけで問題を解決することができるわけです。

家全体のボリュームの関係で、どうしても玄関にトイレを置かなければならない場合もあると思います。

ただちょっとした工夫で、目線って隠せるし、更に使い勝手も向上させることができます。

これが視線に対する工夫の一例になります。

ぜひ参考にしてみてください。

トイレの音への対策

続いてトイレの音に関する工夫と対策です

実は水の音って結構響きます。

例えば皆さんもイメージして頂ければと思うのですが、アパートやマンションに住んでいて、家族がトイレで用を足す音や、後は水が流れる音って結構聞こえませんか?

それが賃貸だったら気にならないかもしれませんが、持ち家となると常に気になり始めて、意外とストレスになります。

ですので、そうならないために、3つポイントをご紹介します。

それが

  1. なるべく水回りで固めて、主な生活の場から遠ざける
  2. 収納等でトイレを挟む
  3. 2階にトイレを付ける場合、真下の部屋に配慮する

この3つです。

トイレの音対策、①なるべく水回りで固めて、主な生活の場から遠ざける②収納等でトイレを挟む③2階にトイレを付ける場合、真下の部屋に配慮する

それぞれ順に解説をしていきます。

対策1:なるべく水回りで固めて、主な生活の場から遠ざける

まず一つ目の『なるべく水回りで固めて、主な生活の場から遠ざける』に関してですが、これは先ほどもお見せした間取りを見て頂ければ分かると思います。

この間取りは、

お風呂場、洗面、脱衣所、ランドリースペース、ウォークインクローゼット、そして、トイレ

これらが一箇所に固まっているので、使いやすく、更に視線や音が気にならない位置にトイレを配置しています。

なるべく水回りで固めて、主な生活の場から遠ざける

もちろん、その土地によってどんな間取りが正解なのかは異なります。

ですので、この配置が必ずしも正解、というわけではないですが、このように水回りを一箇所に固めると便利かつ機能的だということは、せっかくですので覚えておいてください。

対策2:収納等でトイレを挟む

続いて2つ目の、『収納等でトイレを挟む』とことについて。 これは主に2階での話になりますが、例えばこちらの間取りをご覧ください。

収納等でトイレを挟む

寝室と寝室の間にトイレがあります。これだと用を足してる音や、水の流れる音が各部屋に聞こえてしまいます。

ですので例えば、深夜にトイレに入った瞬間に音が漏れてしまい、どちらかの部屋で寝ている人が起きてしまうことにもなりかねません。

そのため、トイレを設置する場合できることなら収納と収納の間、もしくは収納と階段の間とかに設置してあげると音漏れの対策になります。

収納と階段でトイレを挟む

これだけの工夫ですが、この些細な工夫が毎日の生活をストレスなく、快適に過ごさせてくれます。

対策3:2階にトイレをつける場合、真下の部屋に配慮する

そして最後に3つ目が、2階にトイレを付ける場合、真下の部屋に配慮する、ということです。

これは以前にも別の動画でお話をしましたが、トイレは水を流す際にパイプスペースを通って水が流れます。

それでそのパイプスペースにはもちろん吸音材が巻かれていますが、 やはり水の流れる音は多少聞こえます。

トイレの真下の部屋に配慮する

例えばですが、2階にお風呂があり、真下にリビングがあると、やはり若干水の流れる音が聞こえてきます。

これはトイレも同様です。

そうならないためには、2階に水まわりがある場合は真下にどのような部屋があるのかを必ず確認して下さい。

トイレの下が収納の間取り

ということで、

  1. なるべく水回りで固めて、主な生活の場から遠ざける
  2. 収納等でトイレを挟む
  3. 2階にトイレを付ける場合、真下の部屋に配慮する

これら3つが音に対する対策でした。

普段から間取りを見慣れていない人からすると、トイレの視線や音って見落としがちなポイントだと思います。

皆さん、ぜひとも最新の注意を払っていただけたらと思います。

トイレの音対策、①なるべく水回りで固めて、主な生活の場から遠ざける②収納等でトイレを挟む③2階にトイレを付ける場合、真下の部屋に配慮する

ということで、今回の『注文住宅で最悪の間取り5選』いかがでしたでしょうか?

初心者でも分かりやすいように解説しました。

これからは読者さんの間取りに対するリテラシーが上げる、というのも一つの目標としています。

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