この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
大きな地震が来るたびに「我が家は大丈夫だろうか?」と不安に感じていませんか?地震大国日本で暮らす以上、マイホームの地震対策は家族の安全を守るための最重要課題です。特に、建物の揺れそのものを大幅に軽減する「免震住宅」は、有効な選択肢として注目されています。
今回は、免震住宅の基本的な仕組みや耐震・制震との違い、主要ハウスメーカー4社の特徴やメリット・デメリットを解説します。まずは免震住宅の仕組みや各ハウスメーカーの特徴を正しく理解し、自分たちの中に「判断軸」を持つことが大切です。そのうえで、信頼できる情報源や第三者の視点を活用しながら、後悔のないパートナー選びを進めていきましょう。
免震住宅の基礎知識

地震大国である日本で家を建てるなら、地震対策は避けて通れないテーマです。中でも「免震」は、大きな地震から建物や家族を守るための有力な技術として注目されています。
ここでは、免震住宅の基本的な仕組みや混同されがちな「耐震」「制震」との違い、そしてどのような人に免震が向いているのか基礎から解説します。
免震住宅とは
免震住宅とは、建物と基礎の間に積層ゴムなどの免震装置を設置し、地面と建物を切り離すことで地震の揺れを直接建物に伝えないようにする仕組みの住宅です。
地震が発生すると免震装置が変形して揺れを吸収・受け流し、建物全体をゆっくりと水平に動かします。これにより、建物本体の揺れを大幅に軽減できるため、構造体へのダメージはもちろん、室内の家具の転倒や破損といった二次災害のリスクを抑えることが可能です。
耐震や制震との違い
免震は地震の揺れを「受け流す」のに対し、耐震は建物の強度で「耐える」、制震は揺れのエネルギーを「吸収する」という点で、根本的な考え方が異なります。
耐震は柱や梁を太くしたり、壁を増やしたりして建物自体を頑丈にし、揺れに耐える構造です。一方、制震は壁の中などにダンパーと呼ばれる装置を組み込み、揺れのエネルギーを熱などに変換して吸収し、建物の変形を抑えます。
免震住宅が向いている人の特徴
免震住宅は、特に巨大地震への備えを重視し、室内の安全性を最大限に確保したい人に適しています。揺れそのものを大幅に軽減できるため、活断層の近くといった地盤の揺れが大きい地域に住む人には大きな安心材料となるでしょう。
また、高価な美術品や壊れやすい精密機器などを安全に保管したい人にも向いています。
耐震等級の重要性
免震住宅においても、建物の基本的な耐震性能を示す「耐震等級」は安全性を確保するうえでカギとなります。なぜなら、免震装置は大きな地震で効果を発揮するように設計されており、台風による揺れや中小規模の地震では作動しないケースがあるからです。
そうした免震装置が作動しない揺れに対しては、建物自体の強さ、つまり耐震性能が重要になります。
免震技術を提供するハウスメーカー
免震住宅を建てるには、高度な技術力と豊富な実績を持つハウスメーカー選びがカギとなります。各社が独自の免震システムや工法を開発しており、その特徴やメリット・デメリットはさまざまです。
ここでは、免震技術に定評のあるハウスメーカーとして、積水ハウス、一条工務店、ダイワハウス、三井ホームの4社をピックアップします。
積水ハウス

積水ハウスは、住宅業界をリードするハウスメーカーの一つで、独自の高い技術力に定評があります。
特徴
積水ハウスは、独自の制震システム「シーカス」を開発するなど、地震対策技術に力を入れているハウスメーカーです。

耐震構造をベースに、地震の揺れを吸収する制震技術を組み合わせることで、大規模な地震時にも建物の変形や内外装の損傷を抑えることを目指しています。
メリット
積水ハウスを選ぶメリットは、高い技術力に裏打ちされた安心感と提案の幅広さです。独自の免震システムにより、巨大地震の揺れを大幅に軽減する効果が期待でき、家族の安全を守ります。
また、免震だけではなく耐震や制震(シーカス)といった多彩な地震対策技術を持っているため、予算や要望に応じて最適な方式を比較・検討しながら選べる点も魅力です。
デメリット
一方で、積水ハウスの免震住宅にはコスト面の課題があります。高い技術力や品質を確保している分、免震仕様を採用すると建築費用は高額になる傾向があります。
また、免震装置の性能を長期的に維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠で、そのための費用も考慮しておく必要があります。
積水ハウスについてより詳しく知りたい方は「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが積水ハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
運営者である「まかろにお」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuberです。元ハウスメーカー営業マンとして全国1位の営業成績を誇り、その後も不動産融資を扱う大手金融機関での実務経験を経て、幅広いハウスメーカー事情に精通しています。

大手ハウスメーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。
一条工務店

一条工務店は「家は、性能。」を掲げ、業界トップクラスの住宅性能を追求しています。
特徴
一条工務店は、標準仕様で耐震等級3をクリアする高い耐震性能をベースに、免震や制震のオプションを提案しています。すべての建物で構造計算を標準で行い、その安全性を数値データで明確に説明するスタイルが特徴です。
メリット
一条工務店のメリットは、高い性能とコストパフォーマンスのバランスです。標準仕様の耐震性能がもともと高いため、免震システムと組み合わせることで、より高いレベルの安全性を目指せます。
地震対策について「どのくらいの性能があるのか」を数値で具体的に比較・検討しやすく、納得感を持って選択できるでしょう。
デメリット
一条工務店で免震を検討する際の注意点として、システムの選択肢が限られる可能性があります。また、高品質な部材を自社工場で生産しコストを抑えているため、標準仕様から外れるオプションやカスタマイズには追加費用が発生し、割高に感じられることもあります。
一条工務店についてより詳しく知りたい方は「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが一条工務店について詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
ダイワハウス

ダイワハウスは、鉄骨住宅のパイオニアとして知られ、その強固な構造を活かした家づくりを得意としています。
特徴
ダイワハウスは、独自のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」など、鉄骨構造の強みを活かした地震対策技術が特徴です。

自社の研究施設で繰り返される耐震実験によって、技術の検証と改良を続けています。
メリット
ダイワハウスの免震住宅は、強靭な鉄骨構造との組み合わせによる高い安全性がメリットです。しなやかさと強度をあわせ持つ鉄骨構造は、免震システムの効果を最大限に引き出すことが期待できます。
デメリット
ダイワハウスで免震住宅を建てる場合、初期費用が高額になりやすい点は念頭に置く必要があります。もともと鉄骨構造は木造に比べて坪単価が高くなる傾向があり、そこに免震システムの費用が加わるため、総額は大きくなりがちです。
ダイワハウスについてより詳しく知りたい方は「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおがダイワハウスについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
三井ホーム

三井ホームは、デザイン性の高いオーダーメイドの家づくりで人気を集めるハウスメーカーです。
特徴
三井ホームは、独自のプレミアム・モノコック構法により、高い耐震性を実現しているハウスメーカーです。

この強固な構造を基本としながら、免震や制震技術を組み合わせることで、
メリット
三井ホームのメリットは、デザイン性と安全性を高いレベルで両立できる点です。木造でありながら揺れに強い構造は免震システムとの相性が良く、地震のエネルギーを効果的に受け流します。
デメリット
デザイン性の高い注文住宅を得意とする分、免震仕様を採用すると建築費用の総額はさらに高くなる傾向があります。また、木造の免震住宅は、土地の形状や地盤の状態によって設置に制約が出ることが考えられます。
三井ホームについてもっと詳しく知りたい方は「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でまかろにおが三井ホームについて詳しく解説しているこちらの動画をチェックしてみてください。
免震を採用するハウスメーカーを選ぶメリット

免震住宅は、地震の揺れを建物に伝えないというシンプルな仕組みですが、その効果は建物だけではなく、暮らしのさまざまな側面にまで及びます。大きな揺れから建物を守ることはもちろん、室内の安全を確保し、被災後の生活まで見据えたメリットがあります。ここでは、免震住宅を選ぶことで得られるメリットについて解説します。
建物の損傷を抑えられる
免震住宅の大きなメリットは、地震発生時の建物本体へのダメージを大幅に抑制できる点です。地震のエネルギーを直接受け止めるのではなく、免震装置が巧みに揺れを受け流すため、柱や壁、基礎といった構造体への負担が格段に少なくなります。
一度の地震で家が傾いたり、壁にひびが入ったりするリスクを低減し、大切な住まいの資産価値を長く維持することにつながるでしょう。
家具の転倒を防げる
免震住宅は、室内の安全性を大きく向上させ、家具の転倒や移動を効果的に防ぎます。その理由は、建物自体の揺れが小さく、ゆっくりとした動きになるため、家具が激しく揺さぶられることがなくなるからです。
また、窓ガラスの破損や食器の飛散といった二次災害のリスクも軽減されるため、地震発生時にも落ち着いて安全を確保しやすくなるでしょう。
生活再建が早くできる
免震住宅に住むことで、万が一、大きな地震に見舞われても、その後の生活再建をスムーズに進めやすくなります。建物本体や室内への被害が最小限に抑えられるため、大規模な修繕や大掛かりな片付けが不要になる可能性が高いからです。
地震の直後から自宅で安全に過ごせる見込みが立ち、長期間の避難所生活を避けられるケースも少なくありません。
免震を採用するハウスメーカーを選ぶデメリット

免震住宅は多くのメリットがある一方、採用する前に知っておくべきデメリットもあります。特に費用面や土地の条件、そして将来のメンテナンスについては「知らなかった」と後悔しないよう、事前にしっかりと理解しておくことが不可欠です。
ここでは、免震住宅を建てる際に直面する可能性のある3つのデメリットを解説します。
初期費用が高額になる
免震住宅を選ぶ際の大きなデメリットとして、初期費用が高額になる点が挙げられます。これは、積層ゴムなどの免震装置そのものに費用がかかることに加え、装置を設置するための特別な基礎工事が必要になるためです。
建物の規模や採用するシステムによって異なりますが、一般的な耐震住宅に比べて数百万円単位の追加費用が発生するケースも少なくありません。
地盤や敷地に制限が生じる
免震住宅は、どのような土地にも建てられるわけではなく、地盤や敷地の条件に制限が生じる可能性があります。免震装置がその性能を十分に発揮するためには、建物を支える安定した地盤が不可欠であり、軟弱地盤の場合は大規模な地盤改良工事が必要になることがあります。
また、地震時に建物がゆっくりと水平に動くためのスペースが敷地の周囲に必要となるため、都心部の狭小地や隣家との距離が近い土地、変形地などでは採用そのものが難しい場合もあるでしょう。
点検や維持管理が必要になる
免震住宅は、建てた後の点検や維持管理が不可欠である点も理解しておく必要があります。万が一の巨大地震の際に免震装置が100%の性能を発揮できるよう、その状態を定期的にチェックし、健全に保つ必要があるからです。
多くのハウスメーカーでは定期的な点検プログラムを設けており、その際には費用が発生することもあります。
ハウスメーカーの免震に関するよくある質問

免震住宅の検討を進めていると「結局どのメーカーが良いのだろう?」「本当に免震が最適なの?」といった疑問がわいてくるものです。家は一生に一度の大きな買い物だからこそ、誰もが最善の選択をしたいと考えるのは当然でしょう。最後に、ハウスメーカーの免震に関するよくある質問とその回答を紹介します。
免震性能で選ぶハウスメーカーのランキングはありますか?
免震性能だけでハウスメーカーの明確なランキングを付けることは、残念ながら困難です。なぜなら、ランキングはどの性能を重視するか、どのような基準で評価するかによって順位が大きく変動してしまうからです。
大切なのは、ランキングの順位をうのみにするのではなく、各社の特徴を正しく理解し、ご自身の価値観や予算に合ったハウスメーカーを選ぶことです。
地震に一番強い頑丈な家を建てるメーカーはどこですか?
「地震に一番強いハウスメーカーはどこか」という問いに、一つの答えを出すことはできません。その理由は、家の頑丈さは建てる土地の地盤や形状、予算、間取りなど、さまざまな条件によって左右されるからです。
各ハウスメーカーはそれぞれ得意な工法や技術を持っています。そのため、自分の建築予定地や希望プランに最適な提案をしてくれる会社こそが「一番」のハウスメーカーといえるでしょう。
免震だけではなく制震が得意なハウスメーカーはありますか?
多くの大手ハウスメーカーが免震技術だけではなく、制震技術もあわせて保有しています。これは、お客様の予算や間取りの要望、地震対策に対する考え方など、多様なニーズに柔軟に応えるためです。
ほとんどのメーカーでは、免震と制震の仕組みの違いや、それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明してくれます。そのため、両方の提案を受けながら比較・検討することが可能です。
まとめ
免震住宅は家族を守る強力な選択肢ですが、費用や各社の特徴を理解し比較することが重要です。後悔しないために、まずは各社の提案をじっくり検討することから始めましょう。
大手ハウスメーカーの免震技術をさらに詳しく比較したい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の動画をチェックして知識を身につけましょう。運営者まかろにおが、各社の強みや注意点を動画でわかりやすく解説しています。

また、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、家づくりの無料相談をLINEで受け付けています。「免震にすると総額でいくら費用が上がるのか不安」「自分たちの予算に合うハウスメーカーがどこかわからない」という悩みを専門スタッフによる丁寧なサポートで解消できるでしょう。また、リアルタイムでの最新情報を受け取ることができます。
さらに「メグリエ(MEGULIE)」に掲載されている豊富な建築実例から気になる施工事例を選び、その施工を担当したハウスメーカーや営業担当者に直接依頼することも可能です。知識豊富で信頼できる営業担当者と出会うことが、満足のいく家づくりへの近道です。
なお、当サイト「メグリエ(MEGULIE)」を活用するメリット・デメリットは、こちらの動画で詳しく解説しています。一度チェックしてみてください。
家族の未来を守る家づくりは、一生に一度の大きな買い物です。後悔のない選択をするために、信頼できる情報源を活用し、慎重に検討を進めていきましょう。