ヘーベルハウスが「寒い」と言われるのはなぜ?理由と対策をわかりやすく解説

ヘーベルハウスが「寒い」と言われるのはなぜ? メグリエ編集部記事
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「人から始める家づくりの重要性を世に広める」をコンセプトに、中立的な立場から注文住宅・ハウスメーカー選びに関する実践的な情報を発信する住宅系YouTuber。YouTubeチャンネル「まかろにお【工務店&ハウスメーカー攻略法】」では、坪単価・総額・間取り・営業担当の選び方など、住宅検討者の意思決定に直結する内容を解説している。

元大手ハウスメーカーにて商品企画・住宅営業を経験し、営業では全国No.1を獲得。その後、メガバンクにて不動産融資業務に従事し、住宅・不動産領域における実務経験を有する。

これまでの経験とネットワークをもとに、注文住宅の相談サービス「MEGULIE(メグリエ)」を運営。大手ハウスメーカー本社公認のサービスとして、各社と連携しながら、住宅検討者が自ら営業担当を選べる仕組みを提供している。実際の相談データや建築事例をもとに、ハウスメーカーごとの特徴や価格帯を分析している。

また、書籍の出版を通じて住宅検討に必要な知識を体系化し、実務に基づいた情報提供を行っている。SNSでも最新の住宅情報や実務知見を発信している。

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「ヘーベルハウスは寒いって本当?」「後悔するほど住み心地が悪いの?」といった疑問をお持ちではありませんか?ヘーベルハウスは高い耐火性や耐久性で人気のハウスメーカーですが、一方で「寒い」といった口コミも見られます。

ただし、その多くは構造や断熱仕様による特徴であり、設計や設備次第で十分に快適な住まいにすることも可能です。今回は、ヘーベルハウスが寒いと言われる理由や原因、快適にするための対策について解説します。

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ヘーベルハウスは本当に寒い?

こだわりのインテリアで心地よく美しい美術館のような住まい

画像引用元:こだわりのインテリアで心地よく美しい美術館のような住まい(ヘーベルハウス)

ヘーベルハウスは「寒い」という口コミがある一方で、必ずしも住めないほど寒い住宅というわけではありません。実際には、設計や設備の選び方によって体感温度は大きく変わります。

結論として、寒いと感じるケースはあるものの、全館空調などの設備や設計の工夫によって十分に改善可能です。ただし、業界全体で見ると断熱・気密性能が特別高いわけではなく、高断熱住宅と比較すると弱い部分があるのは事実です。

そのため、「耐火性やデザインを重視する人には向いているが、断熱性能を最優先したい人には不向き」といったように、人によって評価が分かれる住宅といえるでしょう。

ヘーベルハウスについてもっと詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【最新2025年版】ヘーベルハウスの徹底解説!これさえ見ておけば大丈夫でしょ!」を視聴してみてください。

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ヘーベルハウスが「寒い」と言われる理由

ヘーベルハウスが寒いと言われるのは、単なるイメージではなく、構造や断熱仕様に起因する要素があるためです。特に「ヘーベル板=暖かい」という認識とのギャップが、体感的な寒さにつながっているケースも少なくありません。

ここでは、ヘーベルハウスが寒いと言われる主な理由について解説します。

  • ALC(ヘーベル板)は断熱材ではないから
  • 他社と比較して断熱材が薄いから
  • 鉄骨系は木造に比べて断熱・気密が取りにくいから

ALC(ヘーベル板)は断熱材ではないから

ヘーベルハウスの外壁であるALC(ヘーベル板)は断熱材ではなく、主に耐火性や耐久性を目的とした素材です。よく見かける「火で炙っても燃えない」という実験は耐火性能を示すものであり、断熱性能の高さを証明するものではありません。

ALCコンクリート・ヘーベル

画像引用元:ALCコンクリート・ヘーベル (ヘーベルハウス)

また、「暖気は遮るが冷気は通す」といった説明を見かけることもありますが、これは正確ではなく、そもそもヘーベル板単体で高い断熱性能を発揮するわけではない点が重要です。

そのため、「ヘーベル板=断熱性能が高い」というイメージで選んでしまうと、実際の住み心地とのギャップにより寒さを感じやすくなります。

他社と比較して断熱材が薄いから

ヘーベルハウスでは、主にネオマフォームと呼ばれる断熱材が採用されており、その厚みはおおよそ60mm程度です。一方で、高断熱を強みとする住宅では100〜200mm程度の断熱材が使われることもあり、単純に厚みで比較すると差があります。

ネオマフォーム

画像引用元:高い断熱性能で居心地よく(ヘーベルハウス)

断熱材は厚みがあるほど外気の影響を受けにくくなるため、この差が室内温度の維持性能に影響します。つまり、断熱層が薄いほど外の冷気が室内に伝わりやすくなり、冬場に寒さを感じやすくなるという構造です。

このように、断熱材の厚さの違いが、ヘーベルハウスが寒いと言われる要因の一つとなっています。

鉄骨系は木造に比べて断熱・気密が取りにくいから

ヘーベルハウスは鉄骨構造を採用しているため、木造住宅と比較すると断熱・気密性能を高めにくい傾向があります。鉄は熱を通しやすい素材であるため、外気の影響を受けやすく、室内の温度が下がりやすくなることが特徴です。

一方で、木造住宅は構造自体が断熱材を入れやすく、気密性も確保しやすいため、同じ条件でも室内の暖かさを保ちやすい傾向があります。

こうした構造的な違いから、鉄骨住宅全体として「冬は寒く感じやすい」という傾向があり、ヘーベルハウスもその影響を受けているといえるでしょう。

ヘーベルハウスでできる寒さ対策

ヘーベルハウスは構造的に寒さを感じやすい面があるものの、設備や設計を工夫することで快適性を大きく改善できます。特に全館空調や換気システムの選定、設計段階でのシミュレーションが重要なポイントです。

ここでは、ヘーベルハウスでできる具体的な寒さ対策を解説します。

  • ロングライフ全館空調を導入する
  • デシカント換気を採用する
  • ARIOS(アリオス)による室温シミュレーションを利用する

ロングライフ全館空調を導入する

ロングライフ全館空調は、ヘーベルハウスにおいてはマスト級ともいえる設備です。家全体を均一な温度に保つことができるため、リビングだけでなく廊下や脱衣所などの温度差をなくし、寒さを感じにくくなります。

ロングライフ全館空調

画像引用元:ロングライフ全館空調(ヘーベルハウス)

また、天井埋め込み型のため室内の見た目を損なわず、エアコンの設置スペースも不要になる点もメリットです。局所的な暖房ではなく、家全体で温度をコントロールすることで、快適性を大きく向上させることができます。

デシカント換気を採用する

デシカント換気は、除湿と加湿の両方を行える換気システムで、特に冬場の乾燥対策に効果的です。湿度が適切に保たれることで体感温度が上がり、同じ室温でも暖かく感じやすくなります。

デシカント換気

冬は空気が乾燥しやすく、体感的に寒さを感じやすくなりますが、デシカント換気によって湿度をコントロールすることで、より快適な室内環境を実現できます。

さらに、給排水設備が不要なため導入のハードルが比較的低く、設備面での負担が少ない点も魅力です。

ARIOS(アリオス)による室温シミュレーションを利用する

ARIOS(アリオス)は、設計段階で室温の変化をシミュレーションできる仕組みです。間取りや窓の配置、日射の影響などを踏まえて、各部屋の温度を事前に可視化できます。

ARIOS

画像引用元:ロングライフ全館空調(ヘーベルハウス)

これにより、「この部屋は冬に寒くなりやすい」といったポイントを事前に把握でき、設計段階で対策を講じることが可能になります。

たとえば、窓のサイズや配置を見直したり、日射を取り込む設計に調整したりすることで、住み始めてからの後悔を防ぐことにつながります。

ヘーベルハウスの断熱性能・気密性能

開放的なLDKとこだわりのインテリアで上質な暮らしを叶えた住まい

画像引用元:開放的なLDKとこだわりのインテリアで上質な暮らしを叶えた住まい(ヘーベルハウス)

ヘーベルハウスの住み心地を判断するうえで重要なのが、断熱性能と気密性能です。近年は住宅の高断熱化・高気密化が進んでおり、ハウスメーカーごとの差がより明確になっています。

ここでは、ヘーベルハウスの断熱性能・気密性能の位置付けについて解説します。

  • 業界全体から見てあまり良くない
  • 気密性能(C値)は公開されていない

業界全体から見てあまり良くない

ヘーベルハウスの断熱性能は、極端に低いわけではないものの、業界全体で見るとあまり高い水準とはいえません。

近年は断熱等級6・7といった高性能住宅が主流になりつつあり、それらと比較すると相対的に性能が劣る位置付けになります。特に、高断熱を売りにしているハウスメーカーと比べると、室内の温度を保つ力に差が出やすく、冬の寒さや夏の暑さを感じやすい傾向があります。

そのため、価格帯を考慮すると「性能の割にコストが高い」と感じる人もおり、断熱性能を重視する人にとっては注意が必要なポイントといえるでしょう。

気密性能(C値)は公開されていない

ヘーベルハウスでは、気密性能を示すC値が公開されていません。また、全棟で気密測定を実施しているわけではないため、具体的な数値で性能を比較することが難しいのが現状です。

気密性能は、隙間の少なさを示す重要な指標であり、数値が小さいほど外気の影響を受けにくくなります。しかし、数値が公開されていない場合、実際の性能にばらつきがある可能性も否定できません。

さらに、外部から個別に測定することも難しいため、他社と比較して判断しづらい点もデメリットといえるでしょう。

ヘーベルハウスが向いている人

ヘーベルハウスは万人に最適な住宅というわけではなく、何を重視するかによって満足度が大きく変わるハウスメーカーです。断熱性能だけを見ると他社に優れた選択肢もありますが、耐火性やデザイン性、ブランド力といった独自の強みを評価する人にとっては、非常に魅力的な住宅といえます。

また、住宅に求める価値は人それぞれ異なるため、「安全性を重視するのか」「デザインにこだわりたいのか」「長期的な安心感を求めるのか」といった観点で考えることが重要です。こうした価値観に合致する場合、ヘーベルハウスは非常に満足度の高い選択肢になります。

ここでは、ヘーベルハウスが向いている人の特徴について解説します。

  • 都市部の密集地に建てる人
  • デザインが好きな人
  • 高い資金力がある人

都市部の密集地に建てる人

ヘーベルハウスは高い耐火性能を持つため、都市部の密集地に建てる人に特に向いています。住宅同士の距離が近いエリアでは、万が一の火災時に延焼リスクが高くなりますが、ヘーベル板は燃えにくく、火災の被害を最小限に抑えやすいのが特徴です。

そのため、「シェルターのような家」と表現されることもあり、防災意識が高い人にとっては非常に安心感のある住まいといえます。

シェルターのような家

特に都心部や住宅密集地では、この耐火性能が他のハウスメーカーにはない差別化ポイントとなります。

また、火災保険料の面でも有利になるケースがあるため、長期的なコスト面でのメリットも期待できます。安全性を最優先に考える人にとって、非常に相性の良い住宅です。

デザインが好きな人

ヘーベルハウスは、モダニズム建築の思想を取り入れたデザインが特徴で、シンプルかつ無機質な外観を好む人に向いています。ル・コルビュジエに代表されるような、直線的で水平ラインを強調したデザインが多く、洗練された印象の住宅を実現できます。

大きな吹き抜けで家族をつなぐ、シンプルでも洗練された二世帯住宅

画像引用元:大きな吹き抜けで家族をつなぐ、シンプルでも洗練された二世帯住宅(ヘーベルハウス)

フラットな屋根や整った外観、無駄を削ぎ落としたシンプルな構成は、他のハウスメーカーにはない独自性があります。ナチュラル系や可愛らしいデザインよりも、スタイリッシュで都会的な雰囲気を好む人にとっては、非常に魅力的に映るでしょう。

また、外壁の質感や重厚感も特徴のひとつで、長期間にわたって飽きのこないデザインを維持できる点も評価されています。デザイン性を重視したい人には適した選択肢です。

高い資金力がある人

ヘーベルハウスは坪単価が125万円前後と高価格帯の住宅であり、ある程度の資金力がある人に向いています。一般的には、土地ありであれば世帯年収800万〜1,000万円以上、土地なしの場合は1,000万円以上が一つの目安とされています。

さらに、建築費だけでなく、将来的なメンテナンス費用も含めたトータルコストが高くなる傾向があります。特に30年目の集中メンテナンスなど、長期的にまとまった支出が発生する点も考慮が必要です。

そのため、初期費用だけでなく、長期的な支出も含めて無理のない資金計画を立てられる人であれば、安心して選択しやすい住宅といえるでしょう。価格よりも安心感やブランド価値を重視できる人に適しています。

ヘーベルハウスが向いていない人

シックなインテリアで上質な雰囲気を演出する地下ガレージのある住まい

画像引用元:シックなインテリアで上質な雰囲気を演出する地下ガレージのある住まい(ヘーベルハウス)

ヘーベルハウスは耐火性やデザイン性に優れる一方で、すべての人に適している住宅ではありません。特に性能やコスト、設計の自由度を重視する人にとっては、他社の方が満足度が高くなる可能性があります。

ここでは、ヘーベルハウスが向いていない人の特徴について解説します。

  • 断熱・気密性能を最優先する人
  • 将来のメンテナンス費を抑えたい人
  • 屋根の形状にこだわりがある人

断熱・気密性能を最優先する人

断熱・気密性能を最優先する人には、ヘーベルハウスはあまり向いていません。一条工務店などの高断熱住宅と比較すると、断熱材の厚みや気密性能の面で差があり、室内の温度を保つ力に違いが出ます。

そのため、性能重視で住宅を選びたい場合は、他社の方が適しているケースが多いです。特に光熱費を抑えたい人にとっては、断熱性能の差がランニングコストに影響するため注意が必要です。

将来のメンテナンス費を抑えたい人

将来のメンテナンス費を抑えたい人にも、ヘーベルハウスは向いていないといえます。ヘーベルハウスでは、30年目を目安に約400万円前後の集中メンテナンスが必要になるケースがあり、これは外壁であるヘーベル板の塗装保護が主な理由です。

定期的なメンテナンスを前提とした住宅であるため、長期的に見るとコストが高くなりやすい点はデメリットといえるでしょう。

屋根の形状にこだわりがある人

屋根のデザインにこだわりがある人にも、ヘーベルハウスはやや不向きです。基本的にフラット屋根が採用されることが多く、片流れや切妻などの形状には制限があります。

そのため、外観デザインの自由度は他のハウスメーカーと比べてやや低く、理想のイメージによっては制約を感じる可能性があります。

ヘーベルハウスについてもっと詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【最新2025年版】ヘーベルハウスの徹底解説!これさえ見ておけば大丈夫でしょ!」を視聴してみてください。

ヘーベルハウスについてよくある質問

へーベルハウス

ヘーベルハウスの寒さや住み心地については、断熱材や季節ごとの快適性に関する疑問も多く見られます。最後に、ヘーベルハウスに関してよくある質問と、その回答を紹介します。

ヘーベルハウスで断熱材はオプションで追加できる?

断熱材の強化は可能ですが、大幅な性能向上には限界があります。ヘーベルハウスでは断熱材の仕様変更や追加によって一定の改善はできますが、構造的な制約があるため、厚みを大きく増やすことは難しいのが実情です。

そのため、断熱材だけで快適性を大きく高めるのではなく、全館空調などの設備と組み合わせて総合的に対策することが重要になります。

ヘーベルハウスの注文住宅は夏は暑くなる?

断熱性能の特性上、夏も外気の影響を受けやすく、暑さを感じやすい傾向があります。ただし、エアコンや全館空調を適切に使用すれば、室内環境を快適に保つことは十分可能です。

また、窓の配置や庇(ひさし)の設計による日射対策を行うことで、室内に入る熱を抑えることも重要です。設計段階から対策を意識することで、夏の快適性も大きく向上します。

まとめ

ヘーベルハウスが寒いと言われる理由は、主に鉄骨構造や断熱仕様といった構造的な特徴にあります。特に断熱材の厚みや気密性能の考え方は、近年の高断熱住宅と比較すると差があり、寒さを感じやすい要因となっています。

ただし、ロングライフ全館空調やデシカント換気といった設備を取り入れることで、室内環境は大きく改善可能です。また、設計段階での工夫によっても、寒さを感じにくい住まいにすることは十分にできます。

そのため、「断熱性能を最優先するのか」「耐火性やデザイン、ブランド力を重視するのか」といった、自分の価値観に合わせて判断することが重要です。ヘーベルハウスが合うかどうかは、何を重視するかによって大きく変わる住宅といえるでしょう。

ヘーベルハウスについてもっと詳しく知りたい方は、住宅系YouTuberの「まかろにお」が運営する「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内の「【2026年最新】断熱気密を求める方は要注意!ヘーベルハウスを徹底解説!!」を視聴してみてください。

動画ではヘーベルハウスの価格や性能、商品ラインナップ、注意点などについての最新情報をお伝えしています。とりあえずこれさえ見ておけば大丈夫、という内容になっていますので、ぜひチェックしてみてください。

また、公式LINEを追加いただくと、まかろにおに無料で家づくりについて相談することが可能です。そもそもヘーベルハウスが良いか悩む、もっと家づくりのアドバイスが欲しいという方は、ぜひ相談してみてください。

メグリエ(MEGULIE)

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家づくりを成功させるためには、各ハウスメーカーの最新情報の収集が欠かせません。ハウスメーカーからだけではなく、第三者からの忖度ない情報を知ることで、客観的に判断しやすくなるでしょう。

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