今回は『間取りの失敗事例5選―後悔しない間取りとは?』というテーマでお話をしていきます。
というのも、注文住宅の購入を考えている多くの方が最初に考えることは、間取りのことだと思います。
もちろん「どこのハウスメーカーで建てればいいんだろう?」「総額でどのくらいの費用が発生するんだろう?」といったことも思い浮かぶとは思いますが、正直、きちんと住宅ローンが組めたり、そこそこの自己資金さえあったりすれば、最終的にはどこかしらのハウスメーカーで家を建てられるわけです。
そのため「どこのハウスメーカーで建てればいいんだろう?」というよりも、まずは間取り、こちらの方が気になる部分なのではないかなと思いますし、気になるからこそ「こういう間取りはよくて、こういう間取りはよくないんだ。」というのがわかってくると、より自分たちの理想とする間取りが見えてくるかなと思うのです。
今回は、今まで全国で1,000棟以上の家づくりに携わってきた私が経験した「間取りの失敗事例」を5つ皆さんに共有させていただきつつ、さらにはその失敗事例を解決するための方法もお話しさせていただきます。
実際に家を建てた際に「間取りで失敗した」ということを防げると思いますし、シンプルに間取りの勉強にもなると思うので、ぜひとも最後までお読みください。
間取りの失敗事例1:建具が近い箇所に集中して配置されている
失敗事例の1つ目は『建具が近い箇所に集中して配置されている』ということです。
建具が近い箇所に集中して配置されていると言われても、何のことかわからないかと思うので、実際に書いてみるとこのような感じです。
例えばこの間取りの場合、上と下の部屋が主寝室と子ども部屋を表していて、真ん中にあるのがトイレです。
そして斜めのニョキっとした形状のものが3つあると思いますが、それが開き扉で、右側に1つだけ棒のような形状のものがあると思いますが、これが引戸を表しています。
斜めの木の枝のようなものがあるところは収納です。
見ていただければわかるのですが、この手のパターンの間取りは、建具が近い箇所に集中して配置されているのです。
そうすると
- 縦具の数が多いので金額が高くなる
- 扉に囲まれているので見た目が悪い
- 建具同士の距離感が近いため閉塞感を感じる
というようなデメリットが出てくるわけです。
「いやいや、こんなデメリットだらけの間取り、提案されるわけないでしょ。素人でもこんなの気がつくわ。」と思った方もいるかもしれませんが、実際に今回共有する事例は本当によくあるパターンの失敗事例です。
なんならネットで「間取り 画像」などで調べると、普通にこの手のパターンの間取りがゴロゴロ出てくるのでよかったら調べてみてください。
とにかくこういう間取りは
- 建具の数が多いので金額が高くなる
- 扉に囲まれているので見た目が悪い
- 建具同士の距離感が近いため閉塞感を感じる
これらのデメリットが出てくるので絶対にやってはいけない、確実に失敗する間取りになるわけです。
特に個人的に思うのが、引戸を開けて正面にトイレのドアが見えるこの感じ、非常に美しくないので、もう違和感しかありません。
では、この間取りを訂正するとどうなるのか、書いてみるとこのような感じになります。
パっと見ですっきりしたのがわかるのではないでしょうか。
部屋の大きさや収納量は先ほどの間取りと全く同じです。
では具体的にこの間取りについて説明をすると、まず先ほどの間取りでは引戸とトイレの扉が一直線に配置されていたので、そうならないようにトイレの向きを横から縦に変更しています。
これにより正面は壁になります。
ですので例えば、壁のつくり方によってはきれいな壁面を強調しつつ、ダウンライトや間接照明を入れてあげるとおしゃれかつ明るさも担保できるのです。
また、引戸を開けてすぐにトイレではなく、一度クランクしてからトイレの扉を開ける感じになっています。
こうすることで、トイレを使う人も廊下部分を通る人も気を遣わず行き来できるようにしていて、なおかつ先ほどの間取りではあった閉塞感を緩和させているのです。
あと、先ほどまでの間取りと比較して、建具の数が減っています。
先ほどの間取りでは入り口の部分の引戸が1つ、各スペースへの入り口の開き戸が3つ、そして収納の引戸が2つ、合計で5つの建具がありました。
それに対して、書き直した間取りは収納の引戸を2つなくてもいいように設計しているのです。
地味なポイントですが、建具はだいたい1箇所約7万円から10万円します。
ですので、収納の引戸をなくすだけで約14万円から20万円減額できるのです。
また、今回のような収納は基本的に服を置くような想定でつくっているわけですが、この手の収納、つまりクローゼットは、換気計画を考えるのがものすごく重要になってくるのです。
例えば最初の間取りのような完全に締め切った収納の場合、クローゼットの中の換気ができるように家全体の機密を取ってどこから室内の空気を排気するのか、それを考えなければクローゼットの湿気がうまく抜けず、服がカビる、ダニなどによって服に穴があいてしまう、そのようなことになりかねないわけです。
衣類の害虫は温度25℃〜30℃、湿度50%〜80%の環境下で衣類を活発に食べる習性があると言われています。
服を大事にしている人からすると死活問題だと思いますし、服に興味がない人でも、ダニが活発に活動しているクローゼットは不衛生で嫌ですよね。
もちろん「そんなのどうでもいい。」という人は気にしなくてもいいかもしれませんが、ほとんどの人が気にするはずです。
ですので、この手のクローゼットは換気計画を考えるのがものすごく重要になってくるのです。
一方で書き直した間取りは、建具がなくても大丈夫なように設計しています。
閉め切っていない分、比較的温度と湿度の調整はしやすくなっています。
そのため、普通のクローゼットを配置するよりも服の管理をしやすいですし、さらに約14万円〜20万円のコスト削減ができるわけです。
このような感じで、もし仮に皆さんの担当の営業マンや設計士に建具が近い箇所に集中して配置されている間取りを提案されたら、今私が説明したようなポイントを元に間取りの修正を行ってみてください。
間取りの失敗事例2:回避することが目的の動線
続いて失敗事例の2つ目が『回遊することが目的の動線』です。
ここでの話は主に玄関の話になります。
世の中には2Way玄関とよばれる玄関が存在します。
それはこちらです。
要は、来客用の玄関と自分たち家族が使う用の玄関を分けることで、急な来客があってもいつでもきれいな玄関を見せることができる、そんな玄関になっているのです。
来客の多い家族や、靴を脱ぎっぱなしにすることが多い家族ですと、この手の玄関に憧れを抱いて2Way玄関にしたいと思ってしまうのです。
それ自体はいいことなのですが、設計する側が何も考えていないと、2Way玄関をつくることが目的となってしまい、
- わざわざ遠回りして室内に入ることになってしまう
- 自分たち家族のための玄関ではなく、来客のための玄関になってしまう
- 真ん中の壁をなくして広々とした玄関にした方がいいのでは?
- 無駄に玄関を広げるくらいだったら、建物をコンパクトにした方がいいのでは?
といったような矛盾だらけ、疑問だらけの残念な間取りになってしまうわけです。
手段が目的となっている間取りはけっこうあって、それをしてしまうと、嘘で嘘を塗り固めていくような帳尻合わせをしなければならなくなるのです。
ですので、手段が目的となっている間取りは個人的にはおすすめしない間取りづくりの方法です。
今回の玄関を書き直すのであれば、このような感じです。
今回も大きさはさっきと同じですが、まずは玄関入った視線の先がきれいな壁面になるように設計しています。
壁は最大のインテリアです。
いかに壁をきれいに見せられるかどうか、これがおしゃれな家をつくるために最も簡単で、最もコストのかからない方法になるのです。
だからこそ、視線の先がきれいな壁面になるように設計することがポイントになります。
また、建物の外周側に沿って動線を計画することで、奥ゆかしさを演出します。
「奥ゆかしさって何?」という感じだと思うので、その部分の説明を少ししますが、奥ゆかしさというのは言い換えると「心を惹かれる」というような意味合いです。
例えば昔ながらの日本の家は、直線的なアプローチから玄関に入るのではなく、蛇行しながらその合間合間で見える植栽を楽しんで玄関に入る、というような設計をしていました。
その方が植栽から感じる四季を楽しめるからです。
そのため、今現在も昔ながらの日本の家をイメージして外構計画を考えることが多いのですが、玄関をそのアプローチの延長として設計するのです。
そうするとウチとソトが一体となった、心を惹かれる奥ゆかしい玄関を演出できるわけです。
イメージ的には通り土間のような感じです。
そして、玄関ホールに椅子や植物を置いておけるような余白を残すことで、よりその奥ゆかしさを引き立てることが可能になるのです。
個人的には、椅子を座るものとして使うのではなく、オブジェのような役割で1つの玄関に置いてもらうと、人と違ったおしゃれさを出せるのでおすすめです。
とにかく手段が目的となった、回遊することが目的の動線の玄関を提案された場合、本当にそれが必要なのかどうか、改めて検討してみてください。
間取りの失敗事例3:視線の先が考えられていない
続いて失敗事例の3つ目が『視線の先が考えられていない』ということです。
これについて説明するために、住宅営業マンがよく書く間取りを書いていきます。
一見するとまあまあよさそうに感じるこの間取りですが、実はこれが視線の先が考えられていない間取りなのです。
では具体的に視線の先が考えられていないとはどの部分なのかというと、6箇所あります。
ダメなポイント1:玄関入って正面に脱衣所の扉がある
1つ目が『玄関入って正面に脱衣所の扉がある』ということです。
一見すると家事動線がいいように思えますが、見た目的にあまりよくありません。
ダメなポイント2:玄関からリビングに入った時に見える景色が微妙な壁面
2つ目が『玄関からリビングに入った時に見える景色が微妙な壁面である』ということです。
この壁と窓が絶妙にそれぞれ見えている感じが整っていなくて、ものすごく気持ち悪いです。
ダメなポイント3:ソファの背に窓があるため、視線が庭へ行かない
3つ目が『ソファの背に窓があるため、視線が庭へ行かない』ということです。
これはよくある間取り提案の1つで、家具のことを全く考えずに家づくりをしようとする設計がよく提案するパターンです。
誰がどう見ても残念な感じなのですが、世の中にはこれで堂々と間取り提案をする人がいるので不思議です。
ダメなポイント4:東側の窓から車の背後が見える
4つ目が『東側の窓から車の背後が見える』ということです。
例えば今回の間取りのように、東側と南側に窓を設けるパターンや、コーナー開口とよばれる家の角に窓を2枚付けるような提案をする住宅営業マンや設計士がいますが、ほとんどの場合「競合他社が真似できないからコーナーサッシを取り入れてみた」、家づくりの原理原則をわかっておらず「通風のために窓を取り入れてみた」など、そのような理由で窓を設置する人がまあまあいるのです。
ただ、今回の間取りでもわかる通り、東側は駐車場なのです。
ですので下手に窓を設けると、東側の窓から車の背後が延々と見え続ける、そんな住まいになってしまいます。
これですとカーテンを開けっぱなしにするなんてことは絶対にできないので、こういう間取りを提案されたら、窓の設置の仕方やそもそもの間取りを見直す必要が出てくるわけです。
ダメなポイント5:外から玄関ドアが丸見え
5つ目が『外から玄関ドアが丸見え』だということです。
これですと出かける時に通行人と視線が合うことになります。
また、玄関扉は外観を整えることを考えるとノイズになりやすいので、見えないように配置してしまった方がいいのです。
ダメなポイント6:冷蔵庫が丸見え
そして最後6つ目が『冷蔵庫が丸見え』だということです。
できれば空間のノイズになりやすいレンジフードも隠せた方がいいのですが、それはけっこう難しいので、最低限隠したいものとして冷蔵庫があります。
冷蔵庫もかなりメカメカしいので、おしゃれな空間をつくりこもうと思ったらノイズになりやすいのです。
ですので、できるなら隠してあげた方がいいのです。
視線の先が考えられた間取りとは
視線の先が考えられていない間取りとして以下の6箇所を共有してきました。
- 玄関入って正面に脱衣所の扉がある
- 玄関からリビングに入った時に見える景色が微妙な壁面である
- ソファの背に窓があるため、視線が庭へ行かない
- 東側の窓から車の背後が見える
- 外から玄関ドアが丸見え
- 冷蔵庫が丸見え
次に、これらを直した「視線の先が考えられた間取り」に書き直していきます。
まず、先ほどの間取りでは外から玄関ドアが丸見えだったと思いますが、玄関を奥に持っていき、さらにアプローチの先に植栽を植えて景色をつくります。
駐車場から遠くなってしまうというデメリットはあるものの、こうすることで外から玄関ドアを隠して建物の外観を整えていきます。
次に、先ほどの間取りでは玄関入って正面に脱衣所の扉があり、さらには玄関からリビングに入った時に見える景色が微妙な壁面でした。
それを直すために玄関正面にカウンタータイプの収納兼物置きスペースをつくり、それと同時に正面にきれいな壁面をつくっていきます。
これで先ほどの間取りとは違い、玄関に入った時の印象がぐっとよくなります。
そして、玄関からLDKに入った際に庭へ視線が抜けるようにするために窓を設置します。
この窓の位置でしたら、ソファの背に窓があるため視線が庭へ行かない先ほどの間取りとは違い、テレビを見ながら庭へも視線が行くソファの配置になりますし、先ほどと同じ面積でも軒下空間をつくることができます。
あとは、冷蔵庫を隠せる位置に配置して、おまけで階段を降りてきた時もきれいな壁面が見えるように設計したら、先ほどの視線の先が考えられていない間取りの修正案の出来上がりです。
構造躯体の外角寸法と階段位置は全く同じにして間取りを書き直しましたが、非常にきれいにまとまったのではないかなと思います。
皆さんも視線の抜ける先を意識して間取りづくりをしてみてください。
間取りの失敗事例4:部屋をパズルのように配置している
続いて失敗事例の4つ目が『部屋をパズルのように配置している』ということです。
こちらの失敗事例に関しては、平屋の間取りを想定してつくった方がわかりやすいので、平屋の間取りを書いていきます。
一応階段をつけてはいますが、これは小屋裏収納に行くための階段です。
2階に行く想定ではないので、その辺はご了承ください。
このタイプの間取りも住宅営業マンが提案するよくある間取りなのですが、部屋をパズルのように配置しているだけなので、廊下がガタガタなのです。
このタイプの部屋構成は、担当の住宅営業マンや担当の設計士がお客さんに対して「部屋数っていくつ必要ですか?」と聞いて、それに対して「3つ必要です。」と言われたから、それをそのまま形にしたような間取りなのです。
ただただ区切られている部屋が並んでいるだけになっているのです。
そして、部屋を無理やり並べるために廊下がガタガタになってしまっているといった感じです。
また、これは今回の平屋の間取りだけではなくよくある事例なのですが、ソファを置く場合、間仕切りを背にする必要があるためソファが変な配置になる、そのような間取りをけっこう見かけます。
これですと、ソファとテレビの距離が近くなりますし、変な配置でソファーを置くがゆえにLDKが窮屈になってしまいます。
これも誰がどう見ても変な間取りだと思うのですが、この業界では普通に提案されている間取りのテイストの1つなのです。
ということで、今回も面積は同じにして間取りを書き直していきます。
まず、動線を極力カクカクにさせないようにするために、動線の通りを整えます。
さらに、視線の先をつくるために、廊下の突き当たりの壁面がきれいに見えるように意識して設計し、さらには北側の抜けを考えて窓を配置していきます。
また、用途が限定される個室をつくるのではなく、臨機応変に使い方を変えられる可変式の空間をつくります。
これによって、その場その時のタイミングに合わせて部屋を仕切ったり、そのまま広く使ったりすることが可能となります。
畳スペースも普通に設置してしまうと空間が間延びしてしまいます。
空間が間延びするというのは、要は体育館のような空間のことを言います。
ただ広ければ居心地がいいかと言われれば違います。
空間に変化があった方がメリハリがついて落ち着いた空間になるのです。
ということで、書き直した間取りでは、畳スペースを20cm高くする想定で書いていきます。
また、適度に壁を設けることで、テレビの設置位置とソファの配置を適切な状態にしていきます。
ということで修正した間取りがこちらになります。
先ほどの間取りと比べて、動線の角つきがなくなり、あとは先ほどの間取りではできていなかった視線の抜けや、ソファとテレビの適切な配置もできているので、ものすごくよくなったのではないかなと思います。
部屋をパズルのように配置している間取りを提案された場合は、まずは動線から整理して修正してもらうようにしましょう。
まずはそこからです。
間取りの失敗事例5:面積に対して収納力が低い
そして最後に失敗事例の5つ目が『面積に対して収納力が低い』ということです。
今回は玄関に絞ってお話をしようと思うので、平屋を想定した少し広めの玄関を書いていきます。
間取りの全体像は書く必要がないかと思うので今回は省略しますが、東側の通路2つがLDKへ入るための入り口、洗面横がトイレ、もう1箇所が脱衣所への動線のイメージです。
そして真ん中にファミリークローゼットをつくりつつ、玄関部分も2Way玄関にしている、そんな玄関の間取りです。
一見すると「別にこれでもよくない?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はこの間取り、無駄な通路が多いのです。
それを証明するために、面積や通路位置を固定して収納力を高めた玄関に書き換えていきます。
完成したのがこちらです。
計算してみるとわかるのですが、面積や通路位置を固定してつくり直したにも関わらず、土間収納の容量はそのまま、
玄関収納は1.5倍、
ファミリークローゼットの収納量は2倍にすることができました。
しかも、書き直す前の間取りは玄関入ってすぐの見え方が半分壁で半分廊下といったような、またなんとも微妙な感じだったのですが、新しく書き直した間取りはきれいな面になるように調整しています。
ですので、玄関入ってすぐの見え方もだいぶよくなっているわけです。
このような感じで、同じ面積でも間取りの取り方によって収納量も見た目も全然違ってきます。
玄関収納を広く取りたいという方は、ぜひとも収納の取り方を工夫してみてください。
間取りの失敗事例5選―後悔しない間取りとは?のまとめ
今回は『間取りの失敗事例5選―後悔しない間取りとは?』というテーマでお話をしてきました。
間取り1つとってもここまで違いが出てくるので、皆さんも参考にしていただければと思います。
そして最後に告知です。
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