今回は『【2025年最新】ダイワハウスの特徴8選〜これさえ見ておけば大丈夫!〜』というテーマでお話していきます。

今回は初心者用に、かなり簡単にサクッとまとめています。
これから家づくりをしようと思っている方で、ダイワハウスに興味があるけれど「実際どんな企業なの?」「ざっくりどんな企業か知りたいな。」と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダイワハウスの特徴1:評価
ダイワハウスの評価に関してはこちらの通りになっています。

そして、ダイワハウスで家を建てるメリット・デメリットを簡単にお伝えすると、メリットは
- 鉄骨造の商品と木造の商品両方を取り扱っている
- 断熱仕様が他社に比べて明確かつ優れている
- 蓄電池を安く導入できる
一方でデメリットは
- 建物の仕様が最低限のものに設定されている傾向が高い
- 木造商品を提案できる人が少ない
- 間取りの提案力が低めの傾向がある
以上になります。
ダイワハウスは知れば知るほど商品が魅力的であることがわかるハウスメーカーですが、正直言って、現場がその魅力を伝えきれていない実情がある、そんなハウスメーカーなのです。
というのも、ダイワハウスの創業は1950年頃ですが、当時は大型の台風が来た影響や戦後の復興の影響で木材が足りないという状況でした。

そのため、鉄骨を使って今までの常識を覆すような戸建住宅や仮設住宅、あとは店舗づくりなど、さまざまな商品を販売していったのがダイワハウスの経緯です。
そこからダイワハウスは今現在に至っていますが、ダイワハウスが展開している「xevoシリーズ」というのは「技術で進化する」というダイワハウスなりの熱いメッセージが込められている商品になります。

ダイワハウスの特徴2:災害
災害についてです。

ダイワハウスには鉄骨造の商品と木造の商品両方があるので、それぞれ解説をしていきます。
鉄骨『xevoΣ(ジーヴォシグマ)』の耐震
鉄骨造の商品「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」についてです。
「xevoΣ」は持続型耐震構造というものになっています。
これがどういうものなのかというと、震度7クラスの地震を繰り返し受けても倒壊しない構造のことで、エネルギー吸収型耐力壁の「D-NΣQST(ディーネクスト)」と基礎、この2つを掛け合わせたものを持続型耐震構造といっています。
D-NΣQSTというのは、アルファベットのNのような形をした部材のことです。

そして、この部材の下にある「Σ型デバイス」という部材、これが地震のエネルギーを吸収してくれる仕組みになっているのです。
xevoΣの商品名もここから来ているわけですが、これがあることによって震度7クラスの地震を繰り返し受けても倒壊しない粘り強さをつくり出せる仕組みになっているのです。

また、基礎に関しては立ち上がり幅が業界随一の180mm、主筋の太さも22mmとかなり太いです。

そこに直径22mmのアンカーボルトが突き刺さり、80mm角の柱とつながることで、地震時の引き抜きにも強くなっているのです。
このような感じで、エネルギー吸収型耐力壁のD-NΣQSTと基礎、これらの工夫があるので、ダイワハウスは持続型耐震構造という繰り返しの地震に強い構造をつくれているわけです。
木造『xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)』の耐震
木造の商品「xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)」についてです。

こちらは鉄骨造のxevoΣとは大きく異なり、型式適合認定を取得していません。
そのため、1邸1邸構造計算をしっかりやるという仕組みになっているので、非常に安心感が高いという特徴があります。
さらに、積水ハウスのシャーウッドとほぼ同じような考え方で、柱と基礎を直接緊結し、地震の力をダイレクトに基礎に流すようなつくりになっていたり、

基礎も業界屈指の立ち上がり幅で180mmもあったりします。

これに加えて、繰り返しの地震に耐えうる強さを備えたエネルギー吸収型木造耐力壁のグランデバイスもつけられており、十分な地震対策がされた商品となっているのです。

ですので、基本的に鉄骨の商品であろうと木造の商品であろうと、どちらを選んでもいいのですが、個人的なすみ分けとして、都心部や住宅密集地で家を建てるなら鉄骨、比較的敷地にゆとりのある土地で家を建てるなら木造住宅を検討していただいた方がいいかなという印象です。
蓄電池
ダイワハウスはエリーパワー(株)という会社の株主として出資をしているため、蓄電池を安く入れることができます。

しかも、停電時に決められた場所にだけ電気を供給する特定負荷型の蓄電池と、停電時でも家全体に電気を供給できる全負荷型の蓄電池、両方とも選び採用することが可能なのです。

毎月の住宅ローンや固定資産税に追い打ちをかけるように、光熱費が上がり続ける未来が想像できるので、蓄電池は遅かれ早かれ導入を想定しておく必要があります。
ただ今は、蓄電池そのものが非常に高価なので、なかなか入れられるものではないのですが、ダイワハウスならその蓄電池も安く入れることが可能になります。
具体的には、5.4kWの蓄電池が施工費込みで通常116万9,000円するのですが、ダイワハウスから購入すると26万9,000円となり、90万円も安くなります。
この金額であれば導入しても損はないと思うので、ぜひ検討してみてください。
飲料水貯留システム、防災瓦
ダイワハウスには災害時の備えとして36Lの飲料水貯留システム、台風の飛来物に強い防災瓦ルーガなどなど、防災対策用のアイテムが豊富に用意されています。

こういったアイテムは、意外と他のハウスメーカーでは採用できないことも多いのです。

蓄電池の件も含めて、ダイワハウスは災害対策に力を入れているハウスメーカーだという印象があります。
ダイワハウスを検討している方は「災害対策に力を入れているハウスメーカーなんだ。」という視点で見てもらうといいかと思います。
ダイワハウスの特徴3:間取り
間取りについてです。
鉄骨『xevoΣ(ジーヴォシグマ)』の間取り
ダイワハウスの鉄骨xevoΣは、独自のテクノロジーで2m72cmの天井高を実現することができています。
さらにリビングは折り上げ天井にすることによって、天井高を2m80cm、さらに床を下げることによって最大3m16cmの天井高の空間をつくることもできるのです。

また、窓の開口幅も最大7m10cmとかなり広く取ることが可能で、

インナーガレージにキャンチルーム、これらがつくれるのはもちろんのこと、

その他にも22.7cm刻みで間取りの変更が可能なのです。
そのため非常に設計対応力の高い商品ではあるのですが、木造のxevoGranWoodはさらにすごいのです。

木造『xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)』の間取り
xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)は構造躯体の強度が高いということもあって、開口幅が最大9mの大空間大開口をつくれ、

天井高は2m72cm超の3mや3m50cmも対応可能です。

これによってKU-LAYシステムという、床の高さを組み合わせて自由に空間を構成できるという間取り提案も可能なのです。

実際にxevoGranWoodはかなり自由度の高い構造躯体で、やれることもものすごく幅広いのです。
正直パッと見てこれがダイワハウスだとわかりません。
ですので、ダイワハウスの中で突き詰めた家づくりをやっていこうと思うのであれば、木造のxevoGranWoodの方が向いています。
実際にダイワハウスの社長も、木造のxevoGranWoodに住んでいるくらいです。
あと、xevoGranWoodにしかない特徴があって、それがメーターモジュールを採用しているということです。
これはどういうことかというと、実はそもそもの設計手法として建築には910mm×910mmのマス目を積み上げてつくる尺モジュールと、1,000mm×1,000mmのマスを積み上げてつくるメーターモジュールがあるのです。

そして、メーターモジュールをメインで使っているハウスメーカーは、積水ハウス、トヨタホーム、そしてダイワハウスの木造xevoGranWood、これらしかないのです。
ちなみにダイワハウスの鉄骨造xevoΣは尺モジュールですし、このxevoGranWoodの廉価版にあたる木造のxevoBeWood(ジーヴォビーウッド)も尺モジュールになります。
尺モジュールとメーターモジュールとで何が違うのかというと、尺モジュールでつくられた家というのは限られた空間が狭くなり、メーターモジュールでつくられた家というのは限られた空間が広くなるという特徴があります。
限られた空間とは、洗面所、廊下、トイレ、お風呂、階段のことをいいます。

例えばトイレをつくる場合、2マスの正方形を積み上げてつくります。

つまり、尺モジュールの場合は910mm×1,820mm、メーターモジュールの場合は1,000mm×2,000mmとなります。
ここからもわかるように、尺モジュールとメーターモジュールとでは幅は9cm、奥行きは18cmの違いが出てくることになります。
もっとイメージしやすいように具体例を出してお伝えをすると、尺モジュールとメーターモジュールとでは飛行機のエコノミークラスとビジネスクラスくらい違いがあるということなのです。

そしてこれはトイレに限ったことではなく、廊下、お風呂、階段、これらの場所にも違いが出てくるということです。
特に尺モジュールでつくられた家の階段に関しては、勾配がかなり急になります。
一方、メーターモジュールでつくられた家の階段は、勾配がかなり緩やかになるのです。

尺モジュールでつくられた家というのは限られた空間が狭くなり、メーターモジュールでつくられた家というのは限られた空間が広くなるわけです。
ですので、家族の中で車椅子に常時乗っている方や介助が必要な方がいる場合、もしくはそれらを見据えて家づくりをする場合、あとは勾配の緩い階段にしたい人の場合、これらに該当する方はメーターモジュールでの家づくりがぴったりなのです。
また余白のある空間は、家具を置いた時におしゃれな空間に仕上げやすいという特徴もあります。
例えば、最近流行りの北欧系の家具は、余白を置いてつくらなければきちんとした北欧系のテイストにならないのです。
ですので、メーターモジュールの家づくりは、使いこなせれば魅力的なものになりやすいのですが、先ほどもお伝えしたように、メインでメーターモジュールを使っているのは積水ハウスとトヨタホーム、そしてダイワハウスの木造xevoGranWood、これらのメーカー、商品しかありません。
反対に尺モジュールがダメなのかといわれればそんなこともなく、尺モジュールは1つ1つの空間が小ぶりになるので、狭小地や住宅密集地向きのつくり方なのです。
逆にメーターモジュールは、狭小地や住宅密集地は不向きになります。
双方ともに適材適所があるのですが、35坪、それ以上の大きさの家になってくる場合は、基本的にダイワハウスの場合、メーターモジュールのxevoGranWoodが有利になってきます。
ダイワハウスの特徴4:デザイン
デザインについてです。

ダイワハウスは正直、デザインは苦手な部類に入ります。
一応ダイワハウス社内には「ハウジングマイスター」といって、全国の設計士の中から一級建築士の資格を持つ人で、さらにより優れた設計力、コミュニケーション能力、あとは生活提案能力を持っている人のみに与えられる称号があります。
ただこれはあくまでダイワハウスの中で優れているという話で、業界的に見た時にデザインのレベルはそこまで高くはありません。
元々ダイワハウスは工業化住宅の文化が根強いハウスメーカーなので、クオリティというよりかはとにかくつくることに重きを置いてきたハウスメーカーです。
ですので、質よりも量重視の文化がいまだに根付いているのです。
そういった影響もあってか、デザインに関しては苦手な印象です。
実際、ダイワハウスがよく提案するデザインとして、縦長の窓を連続して配置するというのがあるのですが、あれはぱっと見外観がかっこよく見えるは見えます。

しかし室内側から見ると牢獄のような感じの見た目になりやすいですし、あまりおしゃれではありません。

この業界でこの縦長の窓を多用しているのは、ダイワハウスとパナソニックホームズくらいです。

ただし構造躯体はものすごく自由度が高いので、やれることの幅は広いです。
そのためお施主さん側がダイワハウスを引っ張っていけば、いい感じの建物を建てられるかなと思います。
また、ダイワハウスには建物金額1億円以上の方のみが使える設計チーム「MARE-希-」が存在します。

MAREは、MAREの設計チームが設計した建物がMARE-希-というブランドになるというものです。
ですので、木造でも鉄骨でも鉄筋コンクリートでも、MAREの設計チームが設計しさえすれば、それはMAREになるのです。
このMAREに関しては、通常のダイワハウスとは異なり、かなりデザイン性の高い建物を提案してくれます。

MAREだけは通常のダイワハウスとはかなり毛色が異なるので、富裕層の方は安心して任せて大丈夫かなと思います。
ダイワハウスの特徴5:性能
性能についてです。

鉄骨『xevoΣ(ジーヴォシグマ)』の性能
鉄骨造のxevoΣについてですが、xevoΣには3段階の断熱仕様があり、それが
- スタンダードV断熱
- ハイクラスV断熱
- エクストラV断熱
以上の3つになります。
詳しい断熱仕様に関してはこちらの通りです。

簡単にざっくりお伝えをすると、スタンダードV断熱からハイクラスV断熱になると天井の断熱材が厚くなり、ハイクラスV断熱からエクストラV断熱になると天井の断熱材がさらにパワーアップし、壁の断熱材も厚くなるという感じです。
ただこれだけですと何がすごいのかよくわからないと思うので、もう少し具体的に掘り下げていきます。
そもそも壁には3つの断熱方法があり、それが
- 柱や梁の間に断熱材を入れる充填断熱
- 柱や梁などの外側に断熱材を貼り付ける外張り断熱
- 充填断熱と外張り断熱両方を行う付加断熱

この3つです。
少し話がそれるのですが、これらの断熱方法は家づくりをする上で絶対に知っておかなければならない基礎知識になります。
どのハウスメーカーもこの3つの断熱材のうちどれか1つを必ず採用しているので、絶対覚えておいてください。
話を戻しまして、ではどの断熱方法がいいのかというと、当然3つ目の内断熱+外断熱の付加断熱が最も効果を発揮する断熱工法になります。
1つよりも2つを組み合わせた方がなんとなく効果が高いというのはわかりますよね。
ただし施工の手間とコストがかかるということから、鉄骨メーカーで付加断熱をやっているメーカーはほとんどありません。
そんな中でダイワハウスは唯一付加断熱をやっている鉄骨系のハウスメーカーなのです。
例えば、実際の構造の断面図を見てもらえればわかるのですが、グラスウールという断熱材をギュッと圧縮した「グラスウールボード」という断熱材を高性能のグラスウールの外側に配置し、内側には熱橋補強断熱材とよばれる鉄の温度変化を遮断するための断熱材と高性能のグラスウールを入れ込んでいるのです。

また、断熱仕様のグレードを上げてエクストラV断熱仕様にすると、さらに内側に52mmの高性能のグラスウールを充填することになります。
このような感じで、ダイワハウスの断熱仕様は、仕様を上げるとさらによくなっていくという構造になっていて、業界でも珍しい付加断熱を取り入れた鉄骨住宅となります。
そのような感じで、ダイワハウスのxevoΣは、段階的に選べる断熱仕様、これが大きな特徴です。
鉄骨『xevoΣPREMIUM(ジーヴォシグマプレミアム)』の性能
さらなるパワーアップが施された「xevoΣPREMIUM」という商品もあります。

xevoΣPREMIUMはエクストラV断熱仕様が標準装備となって、先ほどお話しした持続型耐震構造のD-NΣQSTは、新型耐力壁「KyureK」にパワーアップ。

地震のエネルギーの吸収力をD-NΣQSTの1.3倍に高め、内装材と外装材の被害をさらに抑えます。
そしてべルサイクスとよばれる12mmの彫りがある外壁も標準装備。

この凹凸によってつくり出される陰影で、風格と趣が出るのです。
また、外壁表面には「KIRARI+」という高い耐久性の塗装を施していますが、こちらは30年程度で塗り直しが必要になります。

以上がxevoΣPREMIUMの簡単な説明です。
高い断熱性能はそのままに、より耐震性能や耐火性能を上げたい方向けの商品です。
木造『xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)』の性能
木造のxevoGranWoodについてです。

xevoGranWoodには今現在5つの断熱仕様が存在していて、具体的にお伝えをすると
- スタンダードW断熱
- ハイクラスW断熱
- エクストラW断熱
- プレミアムW断熱
- ウルトラW断熱
以上の5つです。
詳しい仕様に関してはこちらの通りです。


この性能は、断熱性能で有名な一条工務店の最高グレード商品である「グラン・スマート」と比較しても引けを取らない商品になっていますし、他のハウスメーカーが出している断熱等級7の仕様と比較してもバランスよく、天井・壁・床それぞれに断熱材が入っています。

ですので、実はものすごく断熱性能がいいのです。
ここからもわかる通り、建物の性能とデザインを追求して突き詰めた家づくりをするのであれば、やはり木造になってくるというのがダイワハウスの特徴です。
換気システム
ここ数年でダイワハウスの換気システムがパワーアップしました。

今まで使っていたのが「風なびRXⅡ」というものでしたが、

これが約10年の時を経て、ようやく「風なびRXⅢ」になりました。

これにより、今まで熱交換率が70%だった第1種換気が、86%にまで性能が向上したのです。
これはだいぶ進歩しました。
ただしメンテナンスに関しては2年から3年に1回フィルターを変えるというものになるので、これに関しては普通かなというところです。
ダイワハウスの特徴6:コスト
コストについてです。
xevoΣ(ジーヴォシグマ)・xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)
現在ダイワハウスの価格は、建物の価格のみの坪単価で、鉄骨住宅のxevoΣが大体坪120〜 125万円、木造のxevoGranWoodが大体坪148万円となっています。
例えば35坪の家を建てる場合、坪単価148万円×35坪=5,180万円が建物のみの金額として発生してくるということです。
それに加えて、カーテン、エアコン、照明、家具、家電、外構費用、建物の建設費用、地盤改良費用など、ざっくり合計で初期費用1,500万円が加算され、さらに土地からの場合はここに土地代も加算されることになるわけです。
そのため、仮に土地代で2,000万円かかったとしたら、5,180万円+1,500万円+2,000万円で合計8,680万円かかるということです。
正直今の時代、それなりの家をつくろうと思ったらもうこのくらいの金額がかかってしまうのは普通なのです。
xevoBeWood(ジーヴォビーウッド)
せっかく一生に一度の注文住宅を購入するわけなので、どうにかして価格を抑えつつ、さらには建物の性能面もデザイン面も両立した完璧な家をつくりたいはずです。
その場合に候補に上がってくるのがxevoBeWoodです。

金額
xevoBeWoodは、もともとメーターモジュールだったxevoGranWoodを尺モジュール化することで価格を下げる調整をした商品になります。
金額として、建物だけで大体坪120万円〜という感じです。
xevoGranWoodの坪148万円と比較をしたらかなり安くなっています。
しかも運用に関しても通常の注文住宅と同じで完全自由設計です。
ですので例えば、ダイワハウスの木造の商品に魅力を感じているけれど、少し価格を抑えた形で完全自由設計で家づくりをしたい、そう思っている方には向いている商品になります。

注意事項
xevoBeWoodには2つの注意事項があります。
断熱仕様が3つのみ
1つ目の注意事項は、断熱仕様が3つしかないということです。
具体的に説明をすると、xevoBeWoodは
- スタンダードW断熱
- ハイクラスW断熱
- エクストラW断熱

この3つの断熱仕様しか選べません。
ですので、xevoGranWoodで使うことができたプレミアムW断熱とウルトラW断熱は使えないのです。
一応ダイワハウス側でもよくある間取りで、
- スタンダードW断熱:UA値0.55
- ハイクラスW断熱:UA値0.47
- エクストラW断熱:UA値0.38
これらの数値は出せるように断熱仕様を決めているという話です。
そのため、xevoBeWoodを選んだからといって断熱性能が極端に悪くなるわけではないのですが、完璧を求めるのであればxevoGranWoodを選んだ方がいいかなという感じです。
木材は海外製
2つ目の注意事項が、国産材ではなく海外の木材が使われているということです。
そもそもの話として、xevoGranWoodには構造材にヒノキ材などの国産材が100%使われているという特徴があります。
ただ、国産材は高いのです。
しかも海外の木材と比較した時に強度も少し弱いので、余計に多くの柱や梁を入れなければいけなくなります。
国産材やヒノキ材などそういう響きはいいのですが、価格が安く、さらには木材自体の強度のことを考えると、実は海外の木材の方が優秀なのです。
そのため、xevoBeWoodも国産材ではなくて海外の木材を使うことで価格を落としているわけです。

大した注意事項ではないとは思いますが、一応覚えておいてください。
規格住宅(スマートセレクション・スマートデザイン)
「どの商品も坪単価100万円を超えていてなかなか手が出ない、どうしよう。」と思われている方もいると思いますが、そういう方の場合は規格商品である「スマートセレクション」や「スマートデザイン」という商品もあります。

これらを選べば坪単価大体85万円くらいに抑えることができます。
こちらは規格住宅なので諸々の制限がありますが、それでも価格を安く、ダイワハウスというブランドで家づくりをしたいという方にはおすすめです。

1つ参考にしてみてください。
ダイワハウスの特徴7:メンテナンス
メンテナンスについてです。
ダイワハウスのメンテナンス性能は業界的には普通より少し上という感じです。
ただ、目地がないことを考えると、こちらも木造のxevoGranWoodの方が若干有利になります。

鉄骨『xevoΣ(ジーヴォシグマ)』の外壁
鉄骨のxevoΣに関しては、ベルサイクスという外壁をメインで使うことになるのですが、これ実はサイディングなのです。

同じような外壁で積水ハウスのダインコンクリートやヘーベルハウスのヘーベル板があるのですが、これらは陶器です。

ダイワハウスの外壁はサイディングなので、本来でしたら高頻度にメンテナンスがかかってくるのですが、そうならないように塗装がしてあり、30年に1度のメンテナンスで問題ないようになっています。

ではなぜダイワハウスは陶器外壁ではなくサイディングを使っているんだという話ですが、理由は2つあります。
1つ目は、厚みと硬さを出しつつ彫りを深くするためにサイディングにしているということです。
要は競合との差別化を図るために、あえてサイディングにしているということです。
2つ目が、塗装をすれば結局サイディングであろうと30年間ノーメンテナンスでいけるという点です。
というのも、ダイワハウスは元々ずっとサイディングでやってきた会社です。
一時期ALC(軽量気泡コンクリート)も使って家づくりをしていたのですが、コストが高かったのです。
ですので結局、サイディングであろうと塗装をすれば30年もつということからサイディングに力を入れ、今現在のベルサイクスが誕生したという流れになりました。
ダイワハウスの外壁で「ベルサイクスってサイディングだけど大丈夫?」と思われる方がいるのですが、結論としてはきちんと30年ごとにメンテナンスをする想定で採用していただければ大丈夫ということになります。
また、目地も乾式の目地を使っているので、30年間ノーメンテナンスで問題ありません。
木造『xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)』の外壁
木造のxevoGranWoodですが、

xevoGranWoodはGranWood-BOITH工法を採用しているので、目地が出ません。

そのため、目地のメンテナンスが必要ないという特徴があります。
ただ、外壁に関してはベルサイクス同様に、塗り壁であってもタイルであっても30年後にメンテナンスが発生してきます。
そのため、わずかな差ですが、メンテナンス頻度に関しては目地がない分、木造の方が有利です。
保証
鉄骨と木造の両方に共通する特徴として、防水は保証が30年で、メンテナンスを受けるとその後建物と防水の保証が15年伸びます。

この15年伸びるというのは他のハウスメーカーにはない特徴で、他のハウスメーカーは通常10年になります。
ですので、保証が15年伸びるという点はダイワハウスの強みになります。
また、設備保証10年というのもダイワハウスだけの特徴で、他のハウスメーカーはよくても5年程度です。

ですので、総評するとダイワハウスの保証は結構いい方です。
ダイワハウスの特徴8:比較するべきハウスメーカー
比較するべきハウスメーカーについてです。
鉄骨比較:パナソニックホームズ、積水ハウス、ヘーベルハウス
鉄骨のxevoΣと比較をするのであれば、パナソニックホームズ、積水ハウス、ヘーベルハウス、この辺りがいいかなと思います。

同じ鉄骨軸組工法という括りになっているので、比較しやすいと思います。
木造比較:積水ハウス(シャーウッド)、住友林業
木造のxevoGranWoodを比較するのであれば、積水ハウスのシャーウッドもしくは住友林業かなと思います。

こちらも同じ軸組工法ベースのつくり方になっていますし、バランスよく比較できるのです。
具体的にお伝えをすると、積水ハウスが建物の坪単価で大体150万円で、提案力は抜群、しかし建物の断熱性能・気密性能はどんなに上げても業界トップではないわけです。
それと比較をすれば、xevoGranWoodは坪単価が2万円安くて、さらには積水ハウス以上に建物の断熱性能と気密性能が高いです。
ですので、間違いなく業界トップクラスの性能なわけです。
ただし、建物の坪単価が大体148万円なので、積水ハウスとほぼ変わりません。
だったら建物の断熱性能は業界的に中の上くらいだけれど、提案力も高くて建物の坪単価が大体120万円くらいの住友林業もありかなといった感じです。
いい感じのグラデーションになっていると思うので、ダイワハウスの木造で検討するのであれば積水ハウスや住友林業を比較するといいと思います。
ぜひとも参考にしてみてください。
ダイワハウスの特徴のまとめ
『【2025年最新】ダイワハウスの特徴8選』ということでお話してきました。
ダイワハウスの特徴を正しく理解し、後悔のないハウスメーカー選びをしていただければと思います。
そして最後に告知です。
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