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セキスイハイムは積水化学グループの住宅販売業者で、大手ハウスメーカーの一つに数えられています。「あったかハイム」のTVCMが有名で良い評判もある一方、「セキスイハイムを利用して家を建てて後悔した」といった声があることもまた事実です。
「セキスイハイムのどこにマイナスポイントがあるのか」「家を建てるときはセキスイを外したほうがいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、セキスイハイムで注文住宅を建てると後悔しやすいのか解説します。
これから注文住宅を建てる方で、セキスイハイムで家を建てると本当に後悔しやすいのか知りたい、セキスイハイムで家を建てて後悔しない方法を知りたいという方は、ぜひ最後までお読みください。
セキスイハイムとはどのような会社?

まずは、セキスイハイムの歴史と、似た名前のハウスメーカー「積水ハウス」との違いを解説します。セキスイハイムと積水ハウスには同じ「セキスイ」が含まれていますが、2つの企業には工法や価格などさまざまな違いがあります。これから家を建てる方は、2つの会社の違いについて深く知っておくと、ハウスメーカー選びの参考になるはずです。
セキスイハイムの歴史
セキスイハイムは、積水化学工業株式会社の住宅部門として誕生した企業です。積水化学工業株式会社がプラスチック事業で培った技術を活用し、1970年に日本初のプレハブ住宅である「セキスイハイムM1」を開発したところから事業がスタートしました。
セキスイハイムM1は、工場生産率80%を超えるユニット工法であり、高品質・高性能でありながら高コストパフォーマンスを実現したことで、注目を集めました。1970年代はオイルショックの影響もあり、住宅にもコストパフォーマンスが求められる時代でした。
価格を抑えながらも高品質、高性能な住宅の需要は高く、1974年には累積受注が1万棟を突破し、セキスイハイムは大手住宅メーカーの仲間入りを果たします。
1975年には、現在まで続くロングセラー商品の「パルフェ」の基礎となる「ハイムM3」を発売しました。一方で、1980年代には、木質2×4ユニット工法「セキスイツーユーホーム」1990年代には「加齢配慮住宅ツーユーAU」、2000年代には2×6工法木造住宅「グランツーユー」など、時代のニーズに合わせた住宅を開発、販売し続けています。
積水ハウスとの違い
セキスイハイム同様に、積水ハウスもまた積水化学工業の住宅部門からスタートした会社です。積水ハウスは1960年に積水化学工業より独立し、1963年に名前を「積水ハウス」と変更しました。
一方、セキスイハイムは積水ハウス独立から10年後、積水化学工業の住宅部門として新しく設立された会社であり、現在は同社の連結子会社です。このような経緯から、現在、積水ハウスとセキスイハイムはまったく別会社であり、販売方針や施工方法が異なります。
両社の違いを一言で表すと、積水ハウスは世の中のニーズに合わせて商品を生産・販売する商業主義、セキスイハイムは効率を重視した機能主義です。
セキスイハイムで家を建てて後悔する主な理由

セキスイハイムで家を建てて後悔する主な理由には、次のようなものが挙げられます。
- 間取りの自由度が低い
- 空間に無駄が出やすい
- 修理やリフォーム代が高くなりがち
間取りの自由度が低い
セキスイハイムは、工場で家の約8割を製造するユニット工法の住宅です。家を建てる職人によって仕上がりに差が出ない一方、注文住宅のメリットである間取りの自由度は低いです。
そのため、「間取りにこだわりがあるから注文住宅を建てたい」といった方には、不満が残る仕上がりになる可能性があります。間取り以外の要望にも応えられない場合があるため、よく確認しないまま契約を結ぶと、引き渡し後に悔いが残るかもしれません。
また、2×6工法木造住宅「グランツーユー」のように「吹き抜けがほとんどできない」といった独自の制限がある製品もあります。担当者との打ち合わせの段階で、間取りの制限についてしっかりと確認しておくことが大切です。
空間に無駄が出やすい
ユニット工法の特性上、セキスイハイムの注文住宅は小さなユニットをたくさん使って建てるより、大きなユニットを少数使って建てたほうが価格を抑えられます。そのため、予算によっては空間に無駄が出る可能性があります。
たとえば、次のような事例が挙げられます。
- 予算内で注文住宅を建てたい場合は、トイレが大きくなりすぎたり廊下が無駄に広くなったりする
- 予算内に収めようとすると必要な個室が確保できず、プライバシーが保てない
セキスイハイムの注文住宅は、断熱性と省エネ性が高い点が特徴です。一方で、空間設計の無駄が光熱費増加につながることもあります。そのため、せっかくの強みが実感できないケースもあるでしょう。
また、小さなユニットを組み合わせる場合、鉄骨が集中する柱の束ができ、これを避けるには追加費用が必要です。その結果、他のハウスメーカーと比較して建築費が高くなることがあります。
小さなユニットを使用すると柱や梁が多くなり、間取りの制限が増します。一方、大きなユニットを使用すると空間の無駄が生じる可能性があります。その結果「希望していた間取りと程遠い家になってしまった」と後悔した方もいるでしょう。
修理やリフォーム代が高くなりがち
セキスイハイムの修理やリフォーム費用が高額であるといった口コミは多く見られます。
セキスイハイムは、最長60年にわたる長期サポートを強みとしています。しかし、同社の長期サポートは「2年目までの3回の定期健診」と「5年目~最長60年まで各5年ごとの定期診断」であり、保証対象外のメンテナンスは有料です。
セキスイハイムは工法の独自性が高く、相見積もりをして安価な業者に修理やリフォームを依頼することが難しい場合もあります。他社でのリフォームや修理はセキスイハイムのサポート対象外になることがあり、また、セキスイハイムのリフォーム費用は他社より高額な傾向があります。
家は建てた後も維持費がかかります。住宅ローンを払いながら修繕費やリフォーム費用を工面するために「できるだけ費用を抑えたい」と考え、「修繕費やリフォーム代のことまで考えたら、セキスイハイム以外のメーカーで家を建てたほうがよかった」と後悔する方もいるでしょう。
セキスイハイムの家を建てて後悔しないためのポイント

ここまで、セキスイハイムを利用して家を建てて後悔する主な理由を紹介しました。「セキスイハイムを利用して注文住宅を建てるのはやめておこう」と思った方もいるかもしれません。しかし、セキスイハイムの注文住宅には強みやメリットもあります。
注文住宅を建てる目的、建てたい家の種類、施主の希望によっては、セキスイハイムの注文住宅が最も適している場合もあるでしょう。ここでは、セキスイハイムを利用して注文住宅を建てても後悔しないために、知っておくべきポイントについて解説します。
- セキスイハイムの特徴を知る
- セキスイハイムのメリット・デメリットを知る
- どのような注文住宅を建てたいのか明確にする
- 住宅展示場等に見学に行く
- 他のハウスメーカーも検討する
セキスイハイムの特徴を知る
セキスイハイムでの家づくりを検討する際は、同社の住宅特徴を把握しておくことが重要です。
セキスイハイムのユニット工法は、工場で構造体や設備を一貫して製造し、現場では迅速に組み立てることで、高い精度と短い工期を実現します。この工法により、施工のばらつきが少なく、品質が安定して高い水準を保つことが可能です。
そのため、「間取りにこだわらず、早く引越しをして費用を抑えたい」方には適した選択肢です。
セキスイハイムは知名度が高く、施工実績も多いことから家を建てる際はハウスメーカーの候補に挙げている方も多いでしょう。しかし、知名度や施工実績、費用だけでハウスメーカーを選ぶと後悔する可能性があります。
施主が希望する家をセキスイハイムを利用して建てられるかどうか、営業マンと面談した際に時間をかけて確かめることが大切です。
セキスイハイムのメリット・デメリットを知る
セキスイハイムに限らず、施主が満足する家づくりをするためには、ハウスメーカーのメリット・デメリットについて深掘りする必要があります。
どのハウスメーカーも、自社のメリットを盛んに宣伝します。一方で、デメリットは実際に家を建てた人の口コミを確かめたり、公平な立場から住宅メーカーを比較できるアドバイザー等に相談しないと情報が得られなかったりする場合もありますが、時間をかけるだけの価値はあるでしょう。
ここでは、施工完了までのスピードが速い以外のメリット、間取りの自由度が少なく修理やリフォームに費用が高い以外のデメリットを紹介します。
メリット
セキスイハイムの主なメリットには、次のようなものが挙げられます。
- 工場で生産するため、高く均一な品質が保証される
- 耐震性・断熱性が高い
- 仮住まいの期間を短くできることで家賃などの出費を抑えられる
- 環境に配慮した素材や技術を取り入れているため、環境にやさしい家づくりができる
- 木質系の住宅は手ごろな価格の製品がある
- 全館空調「快適エアリーT-SAS」を設置できて快適な暮らしができる
したがって、注文住宅の間取りには大きなこだわりがない代わりに、耐震性や断熱性の高い家に住みたい方や、施工スピードを重視する方にはおすすめのハウスメーカーといえます。
デメリット
一方、主なデメリットには次のようなものが挙げられます。
- デザインの選択肢が少ない
- 鉄骨系の住宅は他のメーカーに比べると高価格な傾向にある
- 営業マンの品質差が大きい
施主の中で希望する間取りやこだわりのデザインがしっかりと決まっている場合、セキスイハイムは不向きのハウスメーカーです。
また、営業マンによって提案力や自社の製品に対する知識の量に差があるため、担当者の当たり外れが激しいこともデメリットです。そのため、担当者選びが重要になるでしょう。
そのほか、鉄骨系の住宅の中では価格が高めなので、予算に限りがある場合は他の住宅メーカーも検討したほうが後悔せずに済みます。
どのような注文住宅を建てたいのか明確にする
施主がどのような注文住宅を建てたいか具体的にイメージしておくと、自分の希望する家にセキスイハイムの工法が適しているかわかります。
「セキスイハイムの利用を検討しているけれど、注文住宅を建てた後で後悔しないか不安」と悩んでいる場合は、自分がどのような家を建てたいか可能な限り具体的に考えてみましょう。
ハウスメーカーによって、工法に強みや制限があります。また、注文住宅でも希望するデザインや間取りの対応を追加料金なしで行ってもらえるところと、追加料金がかかるところがあるでしょう。追加料金の金額もメーカーごとに差があります。
自分が建てたい注文住宅の希望がセキスイハイムの強みに合致していれば、利用しても後悔する可能性は低いでしょう。
住宅展示場等に見学に行く
住宅展示場等に行くと、実際にセキスイハイムの住宅を見学できます。また、住宅展示場は複数のハウスメーカーの住宅を比較できるので、セキスイハイムのメリット・デメリットがわかりやすくなることもメリットです。
住宅展示場は土日祝日の午後に混み合うため、ゆっくり見学したい場合は平日や午前中の訪問がおすすめです。土日祝日はイベントが開催されることが多く、プレゼントをもらえる特典もあります。
セキスイハイムの住宅を時間をかけて見学したうえで、他のハウスメーカーの住宅と比較したい場合は、平日や土日祝日の午前中がおすすめです。事前に予約ができれば、担当営業マンから時間をかけて説明してもらえます。アンケート等を書く手間はありますが、それを上回るメリットがあるでしょう。
他のハウスメーカーも検討する
家は、人生の中で最も大きな買い物です。「知名度が高い」「実績が豊富」「注文住宅が依頼できるメーカーの中では価格が安価である」といった限られた理由だけで、セキスイハイムに依頼してはなりません。時間をかけて手間を惜しまずにハウスメーカーを調べ、比較してください。
日本にはたくさんのハウスメーカーがあります。セキスイハイム以外にも鉄骨系の住宅を短い施工期間で建築してくれる業者もたくさんあるでしょう。また、セキスイハイムのように全国に支店がある大手住宅メーカーのほか、地域密着型のハウスメーカーの中にも優良な業者が豊富です。
他のハウスメーカーとセキスイハイムを比較し、メリットとデメリットをピックアップしてみることが大切です。また、実際にセキスイハイムで注文住宅を建てた方や、ハウスメーカーの営業マン以外でフラットな視点でアドバイスをしてくれる方に相談してみるとより参考になるでしょう。
当サイト「メグリエ(MEGULIE)」では、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」を運営する住宅系YouTuber「まかろにお」本人に無料でご相談いただくことができます。こちらの公式LINEにお気軽にご登録ください。
セキスイハイムで注文住宅を建てて後悔しないための3ステップ

では、セキスイハイムで注文住宅を建てても後悔しないためにはどうしたら良いでしょうか?
自分が希望する注文住宅を建てるためにセキスイハイムを利用して大丈夫か知りたい方は、YouTube「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」を視聴したり、注文住宅オンライン相談サービス「メグリエ(MEGULIE)」のLINE会員登録を検討したりしてみてください。
ここでは、公開しないための3ステップについて解説します。
- YouTube「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でセキスイハイムの最新情報を知る
- ハウスメーカー診断を受ける
- LINE登録でより手厚いサポートを受ける
ステップ1:YouTube「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」でセキスイハイムの最新情報を知る
YouTube「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」は、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuber「まかろにお」が運営しているチャンネルです。
大手ハウスメーカーおよびメガバンクで勤務してきた経験を活かし、2020年にYouTubeチャンネルを開設、2024年11月現在登録者は12万4千人にのぼります。
「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」では、セキスイハイムをはじめとして大手住宅メーカーの特徴やメリット、デメリット、さらに注文住宅を建てるうえで知っておきたい知識などをわかりやすく解説しています。
セキスイハイムのメリット・デメリットだけでなく、「セキスイハイムの最新情報を知りたい」「セキスイハイムとほかの住宅メーカーの違いを知りたい」といった方も、まずはチャンネルを視聴してみてください。大手住宅メーカーの最新事情がわかるだけでなく、注文住宅を建てる場合に注目しておくべきポイントや注意点などもわかります
ハウスメーカー診断を受ける
住宅系YouTuber「まかろにお」は、有名ハウスメーカー本社の公認で注文住宅オンライン相談サービス「メグリエ(MEGULIE)」を運営しています。
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まとめ
セキスイハイムは大手メーカーで知名度も高く、実績も豊富です。そのため、「有名メーカーでサポートも手厚い」といった理由だけで工法の特徴、メリット・デメリットを調べずに依頼する方も珍しくありません。
セキスイハイムを利用して後悔する主な理由は、事前の調査不足です。後悔を避けるためには、ハウスメーカーの特徴を把握し、自分の希望する住宅が予算内で実現可能か確認することが重要です。
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