この記事はメグリエ運営事務局によって作成しました。
注文住宅は自由に設計できるため、こだわりをたくさん詰め込んで、理想の住まいを実現できることがメリットです。しかし、「こだわりがありすぎて、どこまで取り入れたら良いのかわからない」という方もいるでしょう。
今回は、注文住宅のこだわりについて解説します。他にも、理想の住まいを実現するコツやこだわりポイントの例についても解説するので、注文住宅を検討している方は参考にしてみてください。
注文住宅はどこまでこだわるべき?

注文住宅は、「どこに」「どこまで」こだわるのかを明確に決めておくことが大切です。内装や外装、設備など、こだわりポイントはたくさん出てくるため、明確にしておかないと予算オーバーになってしまったり、住宅完成までに時間がかかってしまいます。
こだわりを取り入れる際は、詰め込んだものを消していくのではなく、追加していく方が楽しく家づくりを進められます。こだわりたい箇所を書き出し、優先順位を付けるとスムーズです。
こだわりに優先順位を付ける際、「順位をつけるのが難しい」と感じる方もいるでしょう。そんな方はそんな方は、「まかろにお」が運営するYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の「【お金をかけろ!】゙予算オーバーしてでも拘りたい注文住宅のポイント10選」をチェックしてみてください。
このYouTubeチャンネルは、『人から始める家造りの重要性を世に広める』をコンセプトとした住宅系YouTuber「まかろにお」が運営しています。大手ハウスメーカーの特徴や、メリット・デメリット、さらに注文住宅を建てる前に知っておきたい知識を中立的な立場で発信しています。記事とあわせてチェックしてみてください。
理想の注文住宅を実現するためのコツ

続いて、理想の注文住宅を実現するためのコツを3つ解説します。満足度の高い家づくりを実現させるためにも、参考にしてみてください。
ライフスタイルを具体的にイメージする
まず、家族のライフスタイルに合わせた間取りを考えることが大切です。
流行りの間取りや理想のプランでも、実生活に合わなければ不便やストレスが生じます。積み重なった不満が、家族間のトラブルにつながるケースもあるため注意しましょう。
こうした失敗を防ぐには、「生活スタイルは家族全員同じか」「来客は多いか」「リビングで過ごす時間は長いか」など、家族の暮らしを具体的にイメージすることが重要です。
目に見えない部分にもこだわる
注文住宅では、見た目だけでなく、目に見えない部分にもこだわる必要があります。
たとえば、「カフェ風キッチン」や「吹き抜けリビング」など外観やデザインばかりに目が行きがちですが、見た目重視の家づくりは失敗しやすいです。遮音性・断熱性・採光・風通し・プライバシー・眺望など、完成後に後悔しやすいのはむしろ目に見えない部分です。
間取り図では気づきにくい点も多いため、プロの意見も取り入れながらバランスよく検討しましょう。
資金計画を作成する
予算内で理想の住まいを実現するには、最初に資金計画を立てることが重要です。
実際、「こだわりを詰め込みすぎて予算オーバーになった」という失敗は多く見られます。こだわりを取り入れたいという気持ちは大切ですが、無理な計画はその後の生活や住宅ローン返済に悪影響を及ぼします。
家族で話し合いながら、こだわりたい部分を書き出し、優先順位を整理しておくと、家づくりがスムーズに進みます。
注文住宅を建てる際に気をつけるべきことをさらに詳しく知りたいという方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【2022年版】これから注文住宅を購入する人が気をつけるべきこと」をチェックしてみてください。
注文住宅のこだわりポイント①:間取り

注文住宅では、間取りが家づくりの成否を大きく左右するため、最も重視すべきポイントです。自由度が高いことが魅力ですが、その分、しっかり考えないと後悔につながります。
間取りを工夫すれば、暮らしやすい動線や、将来のライフスタイルの変化にも対応できる住まいが実現します。家族の生活を具体的にイメージしながら、慎重に計画しましょう。
なお、注文住宅の間取りを考える際の注意点を把握しておきたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【間取り解説】注文住宅で最悪の間取り5選」をチェックしてみてください。
注文住宅のこだわりポイント②:生活動線

快適な住まいを実現するには、生活動線をシンプルにすることが重要です。
生活動線が複雑だと、日常のちょっとした移動でもストレスや無駄が生じやすくなります。家族のライフスタイルや来客頻度を考慮し、スムーズに移動できるように設計しましょう。
特に、水回りは動線を意識して配置することで快適さが向上します。たとえば、お風呂と洗面所を分けて配置すれば、入浴中でも洗面所を使いやすくなります。
また、土地条件や将来の家族構成の変化も見据え、長く快適に暮らせる動線計画を立てましょう。
注文住宅のこだわりポイント③:家事動線

家事のしやすさは、家事動線の設計が大きく左右します。
家事動線とは、生活動線の中でも炊事・洗濯・掃除など、家事に特化した移動経路を指します。家事は毎日行うため、動線が悪いと無駄な動きが増え、ストレスや疲労の原因になります。
効率的な家事動線を作るには、キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの水回りを近くにまとめるのが効果的です。さらに、キッチン周辺にパントリーを設けることで片付けやすく、生活感を抑えた空間づくりにも役立ちます。
また、炊事(買い物→収納→調理→片付け)、洗濯(洗濯→乾燥→収納)、掃除(掃除機収納→ごみ捨て)など、日々の家事の流れを具体的にイメージし、動線を最適化しておくことが大切です。
家事が楽になる動線をもっと知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「注文住宅の間取りで家事が楽になる!効率的な動線設計術」をチェックしてみてください。
注文住宅のこだわりポイント④:部屋の明るさ

快適な住まいをつくるには、十分な採光を確保することが重要です。日差しをしっかり取り込むことで、室内が明るくなり、冬でも暖かく過ごしやすくなります。
採光は季節や時間帯、立地条件によって大きく変わるため、窓の位置や大きさを適切に計画しましょう。周囲の建物などで採光が難しい場合は、高窓や天井窓を活用するのがおすすめです。特に高い位置に設置すると、暖かい空気を逃がしやすく、室内環境がより快適になります。
また、採光と合わせて、風の通り道も考えましょう。対角線上に窓を配置すると風通しが良くなり、自然の風を上手に取り込めます。
照明の配置が気になる方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【必見】照明で失敗しないために意識するべき3つのポイント」をチェックしてみてください。
注文住宅のこだわりポイント⑤:収納

快適な住まいを実現するには、収納計画が欠かせません。収納が不足すると物があふれて散らかりやすく、掃除や整理が負担になります。後から収納を増やすと費用がかさむだけでなく、無駄なスペースにもなりかねません。
収納の数や大きさは、家族構成やライフスタイル、将来の成長を考慮して設計することが重要です。生活動線や日常生活をイメージし、「必要な物を、必要な場所に収納する」を意識すると、使いやすい収納計画になります。
さらに、設計時には整理整頓のしやすさや扉の開閉性など、実際の使いやすさまで検討することで、暮らしやすさが大きく向上します。
収納があると便利な場所を知りたいという方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【注文住宅】あったら安心の収納4つ」をチェックしてみてください。
ファミリークローゼット
家族全員の衣類をまとめて収納でき、洗濯や衣替えの負担を軽減できることがファミリークローゼットの魅力です。居室を広く使えるメリットもありますが、家族の人数や衣類の量によって広さが必要になるため、無理のない計画が必要です。
パントリー
キッチン周辺にパントリーを設けると、食材や家電がすっきり収まり、キッチンを清潔に保てます。高さ・奥行き・ウォークインの有無など、収納する物を具体的にイメージして設計すると、より使いやすくなります。
シューズクローク
玄関に収納を設けると、アウトドア用品やペット用品などもすっきり片づきます。さらに、コートやカバンなど、帰宅時によく使うアイテムを収納するスペースを設けると、動線がスムーズになり、玄関周りが散らかりにくくなります。出入口や照明の工夫で、おしゃれさも演出できます。
玄関やシューズクロークを使い勝手良くつくりたいという方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【注文住宅】残念な玄関の特徴と解決策」をチェックしてみてください。
ロフト・小屋裏
限られたスペースを有効活用したい場合は、ロフトや小屋裏の設置がおすすめです。重い物や出し入れの多い物がある場合は、固定階段を設けると、より使いやすくなります。
リビング収納
リビングは物が増えやすい場所であるため、適切な収納が欠かせません。見せる収納と隠す収納を使い分けることで、整理整頓がしやすくなり、すっきりとした空間を保てます。
収納計画についてさらに詳しく知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【家造りで役立つ!】使い勝手の良い収納を計画するためのコツ」をチェックしてみてください。
注文住宅のこだわりポイント⑥:外壁

外壁は住宅の印象を決定づける重要な要素です。さらに、素材や色、形状によって、デザイン性だけでなく、手入れのしやすさや耐久性にも大きく影響します。そのため、見た目だけに偏らず、機能性もしっかり考慮して選ぶことが大切です。
たとえば、窯業系サイディングは、比較的手入れが容易で耐久性にも優れています。一方、木材は温かみのある外観を演出できますが、定期的なメンテナンスが必要です。
外壁の主な種類ごとの価格帯とメンテナンス性の目安は下の表のとおりです。素材選びの参考にしてください。
外壁の素材 | 価格 | メンテナンス性(耐用年数) |
---|---|---|
窯業系サイディング | 安め | 7~8年 |
金属系サイディング | 普通 | 10~15年 |
モルタル | 安い | 5~10年 |
樹脂製サイディング | やや高い | 10~20年 |
木質系サイディング | 高め | 7~10年 |
外壁は住まいの印象や住み心地に直結する部分です。デザイン性も重視したいという方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「注文住宅の外観をダサくする危険な思考と解決策」をチェックしてみてください。
注文住宅のこだわりポイント⑦:コンセントの位置

コンセントの配置は、快適な暮らしを左右する重要な要素です。しかし、家づくりの際には間取りやデザインに気を取られ、コンセント計画が後回しになりやすいです。その結果、入居後に「ここに欲しかった」「数が足りない」など、使い勝手の悪さに気づき、後悔するケースが少なくありません。
動線や間取りと同様に、実際の生活を具体的にイメージしながら計画することが大切です。掃除や家具の配置、家電の使い方まで考えたうえで、コンセントの「場所・高さ・数」をしっかり決めましょう。
注文住宅のこだわりポイント⑧:住宅性能

安心・快適な暮らしを実現するには、住宅性能を重視することが欠かせません。耐震性や断熱性、機能性に優れた住宅は、日々の暮らしの質を高めるだけでなく、税制優遇や補助金制度の対象にもなります。
さらに、住宅性能が高まることで冷暖房効率も良くなり、光熱費などのランニングコストも抑えられます。ただし、基礎・断熱・窓など、後から変更が難しい部分も多いため、設計段階でしっかり検討しておくことが重要です。
省エネ性能
省エネ性能は、住まいの快適性やランニングコストに大きく影響します。代表的な基準は次のとおりです。
- ZEH:1年間のエネルギー収支が実質ゼロ
- HEAT20:断熱性能の目安
- 省エネ住宅:断熱性能等級4以上、かつ一次エネルギー消費量等級4以上
基準ごとに求められる性能や設備が異なるため、注文住宅を建てる前に、どの基準を目指すのか明確にしておきましょう。
耐震等級
住宅の安全性や耐久性を左右するのが耐震等級です。耐震等級は1~3の3段階で、数字が大きいほど耐震性が高く、地震による倒壊や損傷リスクを低減できます。耐震性を高めることで、安心して長く住み続けられる家が実現します。
大地震でも被害を押さえたいと考えている方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「震度7でも倒壊しない地震に強い家の造り方について解説します。」をチェックしてみてください。
メンテナンス性
住宅性能を考えるうえで、メンテナンス性の確認も欠かせません。初期費用だけでなく、長期的にかかる維持費や補修費用にも目を向けましょう。耐久性の高い建材や仕上げを選ぶことで、メンテナンス費用を抑え、長く快適に暮らせる住まいが実現します。
注文住宅のこだわりポイント⑨:暑さ・寒さ対策

四季のある日本では、暑さ・寒さ対策は快適な住まいづくりに欠かせない要素です。対策を怠ると、気密性や断熱性、住宅の強度が不足し、住みにくさや光熱費の増加につながってしまいます。
また、間取りを先に決めてしまうと、後から性能面を補うことが難しくなります。そのため、設計初期から暑さ・寒さ対策を意識してプランニングすることが重要です。
「1年を通して快適に暮らしたい」「光熱費を抑えたい」という方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」内にある「【そのままで大丈夫?】ハウスメーカーで高気密高断熱住宅を作るための5つのステップを共有します。」をチェックしてみてください。
注文住宅のこだわりポイント⑩:広さ・開放感

快適な空間づくりには、広さや開放感の工夫が欠かせません。部屋が狭く圧迫感があると、生活が窮屈に感じやすくなります。
そのため、間取り全体のバランスを整えつつ、開放感を演出するアイデアを取り入れましょう。具体的には、奥行きのある空間設計や、視線が抜ける配置を意識することで、実際以上の広さやゆとりを感じられる住まいに仕上がります。
まとめ
注文住宅は、間取りや生活・家事動線、部屋の明るさや収納、外壁、コンセントの位置、住宅性能、暑さ・寒さ対策、広さや開放感など、多くのこだわりを反映できることが魅力です。しかし、こだわりを詰め込みすぎると、予算オーバーや住みにくさの原因になりかねません。
理想の住まいを実現するには、家族のライフスタイルや将来の変化を見据え、必要なこだわりを取捨選択し、優先順位をつけることが大切です。そのうえで、無理のない予算計画を立て、納得のいく家づくりを進めましょう。
なお、間取りや住宅性能など、さらに詳しい情報を知りたい方は、YouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」の「【間取り解説】注文住宅で最高の間取り特徴3選」も参考になります。木造住宅に対応しているハウスメーカーについて詳しく解説しています。
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注文住宅は情報収集が何よりも大切です。正しい知識を身につけ、後悔のない理想の住まいづくりを進めていきましょう。