今回は『【2026年最新】注文住宅のおすすめインテリア・家具トレンド7選』というテーマでお話をします。
先日、イタリアのミラノサローネに参加し、最新の技術やトレンドに触れてきました。
今後来るであろうトレンドを先取りしてきたので、その情報をお伝えします。
家具というのは内装を決める重要な要素なので、家具に合わせて新しい内装材が出てきて、内装のトレンドも決まってくるのです。
家具のトレンドを知らないと、知らないうちにトレンド系の家具を選んでしまう→ただ、その合わせ方を知らないので、内装のコーディネートがチグハグになる→結果内装がまとまらないという悪循環に陥るわけです。
ですので、内装のトレンドはある程度把握しておいた方がチグハグな内装になりにくいですし、自分でも内装のコーディネートの指標ができるので、後々コーディネートをする時に楽になるのです。
「トレンドなんて意味ない」と一蹴りにするのではなく、採用するかどうかは別として、知識として知っておいた方がいいのではないかと思います。
ぜひ参考にしてください。
おすすめインテリア・家具トレンド1:オーク材を壁面に使う

少し前までは、グレーやベージュが流行っていましたが、ここ最近では、オーク系の色味が世界的な流行りになってきています。
オークと聞くと、黄色みがかった色を想像される方が多いと思います。
しかし、今海外で流行っているオークは、黄色っぽくなくて、少し白っぽい色味のオークなのです。
それをフローリングとして使うのではなく、壁面に貼り付けて使うというのが、直近のミラノサローネで新しく出ていたテイストになります。
ミラノサローネの展示では、今現在世界一と言っても過言ではない家具メーカーの「Poliform」をはじめ、「FLEXFORM」でも壁面にオーク材を使った内装になっていました。
来年あたりからは徐々に増え、今後はしばらくオーク材がトレンドになってくるかと思います。
ただ、海外でトレンドになってきているのは、日本でよく見るような黄色みがかったオークではありません。
しかもフローリングではなく壁に使うのです。
この辺が難しいところです。
というのも、海外で主に使われているのは「壁パネル工法」と呼ばれる方法で、簡単にお伝えをすると、石膏ボードの上に板を貼り付けて施工するというやり方です。
ただ、住宅は完全にまっすぐ建っているかと言われればそんなこともなく、実際は本当に少しだけ曲がったり反ったりしています。
そこに寸分違わずパネルを貼らなければならないわけです。
ですので、建物が完成してから現場で職人さんがわざわざ採寸して、パネルをカットしてつくるのです。
それを現場施工できれいに仕上げていくのです。
誰がどう考えても大変そうです。
お金もものすごくかかります。
ですので、そもそも日本にパネル施工ができる業者、つくれる業者がほとんどいないというのが状況です。
現実的ではないのですが、もし仮にすごくお金を持っている、余裕があるという方は、壁面パネル材をつくっている業者さんを探して依頼してみてもいいかもしれません。
関東でまともにパネル施工のパネル自体をつくっている会社は、1社だけになります。
もし仮にそこの会社と取引ができたとしても、住宅メーカー側が採用してくれるかと言われれば、かなり難しいかと思います。
どうしても、海外のInstagramやPinterestに載っているような内装の雰囲気に近づけたい、今回のようなオーク材を壁面に貼り付ける、そんなテイストをつくりたいという場合は、ハウスメーカーさんに交渉して壁面パネル材を入れられるように段取りしてみるのもありかと思いますが、工期の関係で結構嫌がられるかと思います。
この辺に関しては今後ハウスメーカー側の課題になってくると思います。
おすすめインテリア・家具トレンド2:Rを使った施工

近年日本でも、新築マンションを筆頭に「R(アール)」と呼ばれる曲線を用いた内装が増えてきています。
当然海外でもその傾向が高くなってきています。
まずRというのは、英語のRadius、要は半径のことです。
この頭文字を取ってRと言っていて、建築、デザイン、製造業において、曲線、曲面、その曲がり具合を示す言葉として使われています。

Rが流行ってきている理由
なぜ近年になってRが流行ってきているかというと、理由は3つあると思っています。
工業技術の発達
そもそもデザインは、元々ヨーロッパ発祥のものなので、ベースとなっているのはアール・ヌーヴォーのような装飾性のある品々だったわけです。

ただ、アール・ヌーヴォーのような複雑で装飾性のあるものは大量生産できなかったので、当時は貧富の差が激しかったですし、多くの人に物が行き渡らないという状況でした。
しかし、18世紀中頃に産業革命が起きて、物の大量生産ができるようになりました。
そこから多くの人たちに物が行き渡るようになったのですが、大量生産するためには、大量生産に適した形でないといけなかったのです。
その形は何なのかというと「直線的であること」でした。

想像してもらえればわかると思いますが、リアルに人間の絵を描いてくださいと言われても描くのは難しいです。

しかし、直線的な棒人間だったら誰だって描きやすいと思います。

要はそのようなイメージで、複雑な形状のものより直線的なものの方がつくりやすかったのです。
特に機械生産を始めたばかりの頃は、なおのこと直線的なものしかつくれない状況でした。
ただ、時代が進むにつれて技術が発展し、ここ最近はようやく、曲線的なものも少しずつ量産できるようになってきています。
それが海外では積極的に建物に採用されはじめ、それを真似して日本の一部でも取り入れられはじめているという状況です。
ですので、工業技術の発達、これが近年になってRが流行ってきている1つ目の理由かと思います。
飽き
これはシンプルです。
直線的な形状は画一的ですし、飽きが来やすい形状でもあります。
もちろんいい言い方をすれば「シンプル」といった言葉で表現できますが、実際の歴史から見ても、モダンに飽きてポストモダンに移行した時期がありました。
フジテレビの建物も、まさにポストモダンの象徴です。

時代は繰り返すと言いますが、今まさにシンプルな形状に飽きが来ていて、ポストモダンが流行った時のように、曲線的な形状が流行りはじめているのが、近年になってRが流行ってきている2つ目の理由かと思います。
戦争へのアンチテーゼ
実は、戦争の前後でデザインのトレンドが大きく変化するという傾向があります。
これがどういうことかというと、例えば20世紀初頭では、ヨーロッパで流行した流線系のアール・ヌーヴォー様式の影響を受け、華やかな曲線デザインが多く見受けられました。

しかしその後、第一次世界大戦以降の時期に関しては、より機能的で幾何学的なアール・デコ様式やモダニズムが主流となって、直線的なデザインへと変化していったという経緯があります。

そして世界大戦中に制作されたプロパガンダ、ポスターやチラシは、戦争に対して強烈なメッセージを伝えるために、あえて感情に訴えかける表現、具体的には曲線的なフォントや流れるような描写が用いられたということがあったわけです。
要するに戦争中は、効率性や近代性が重視されて直線的なデザインが増える一方で、大衆の感情を動かすための広告表現として意図的に曲線が使われるという、両方の側面が存在したと言えるわけです。
歴史的な経緯から見てもわかるように、曲線的なデザインが増えているということは、それだけ世界のどこかで戦争をしているということが言えるのです。
Rの施工の難しさ
Rの施工を自分たちの家づくりに取り入れるのは、残念ながら簡単な話ではないのです。
以前Xに「ハウスメーカーに『Rの施工をしたい』って伝えたら断られた。『お金を出すから何とかして!』と言ってもダメだった。ふざけんな!」というような投稿がありました。
たしかに建築業に携わっていない人たちからすると、「お金を積むって言ってるのにできないってどういうこと?」と思うと思います。
「なんでできないんだ!ただ角を丸めればいいだけでしょ?」という感じだと思います。
しかし、そんな簡単な話ではないのです。
例えば、廊下の角の部分をRにしようとするとします。
海外のPinterestなどで見るこんな感じの雰囲気のデザインです。

これなのですが、そもそもこの手の施工をすると、Rの分、壁の厚みが厚くなるので、日本でやろうとすると、廊下の幅が狭くなってしまうのです。
ですので、大邸宅だったらまだしも、日本の普通サイズの家でこの手のデザインを踏襲しようと思うと、かなり現実味のないことになるわけです。
あとは、なんとかRの形状の施工ができたとしても、無理やり合板を曲げての施工をしたら、後々反ったり曲がったりヒビ割れしたりしますし、石膏ボードに切れ目を入れて曲げる方法もありますが、それはそれでコストがかなり高くなってしまって、これまた現実味のないものになってしまうのです。
工務店やハウスメーカーに相談してみるのはありだと思いますが、
- 日本でR系の施工は限りなく難しい
- できたとしても、反ったり曲がったり割れたりする可能性が非常に高い
です。
ですので、長期的な目線で見てどうなの?というところがあることは、懸念事項として覚えておいてください。
先ほど「工業技術の発達によってRの施工ができるようになってきた」という話をしましたが、それは海外での話であって、日本はまだまだその辺の施工技術が遅れています。
残念ですが、再現ができないのです。
できたとしてもすごく手間がかかりますし、建築関係の業者さんはすごく嫌がります。
なぜ海外はRの施工を簡単にできるのかというと、海外は日本と違って四季がありません。
ですので、多少無茶をしてもなんとかなるという側面があるようにも思います。
また海外、特にデザイン発祥のヨーロッパは王族貴族の社会です。
王族貴族に献上するものはきちんとしたものでないといけないので、みんな切磋琢磨して自分たちの技術力を磨くのです。
ヨーロッパは今もなお貴族社会ということもあり、向こうの方が圧倒的に技術力が高いです。
一方日本は、良くも悪くも平等な国です。
しかも日本のデザインは、海外のように装飾に富んだ派手なデザインというよりかは、権威性がなくて民主的である「自然モチーフ」もしくは「一般人モチーフ」のデザインが多かったという歴史的な経緯もあるわけです。
ですので、文化的な違いというのも関係しているような気がしています。
海外のデザインは確かにかっこいいですし、真似したくなるのもわかります。
一方で、海外の真似ばかりしていても、二番煎じ、三番煎じどころか、それにすらもならない可能性もあるので、どこまで真似するのかという塩梅が非常に難しいところでもあります。
Rを使った施工を取り入れたいと考えていた方は、この辺の話を頭の隅に置き、Rを取り入れるかどうかを決めていただければと思います。
また、もし仮に工務店やハウスメーカーから「Rの施工はできません」と言われたとしても、それは仕方ない、できたらラッキーくらいに思った方がいいです。
そしてもし仮に実物が完成したとしても、諸々の不具合が出てくるリスクがあると考えていただきたいと思います。
おすすめインテリア・家具トレンド3:ミッドセンチュリー家具の再来
今年のミラノサローネでは、ミッドセンチュリー時代、1950年くらいに流行った家具のリデザイン品が非常に多かったです。
具体的には
- ル・コルビュジエのLC2・LC3・LC4

- ポール・ケアホルムのPK11・PK61

- ピエール・ジャンヌレのイージーチェア

- ジャン・ロワイエのポーラベアチェア

この辺のリデザイン品が多かったです。
他にもエジプトで最初に使われたX字スツールのリデザイン品や、

明らかに椅子の脚部分に関してはエッグチェアを意識してつくっているだろうなというもの、

そういうデザイン系の家具も見受けられました。
そういった家具が見受けられたということは、今後時間をかけていろいろなメーカーがデザインを真似してくるということが予想できるわけです。
また、ミッドセンチュリー系の家具は「構造が見えている」という特徴があります。

しかも、それを見せることが美しいというデザインでもあるのです。
これは押さえておかなければならないポイントなので、是非とも覚えておいてください。
ル・コルビュジエのLC2、LC3、LC4、ポール・ケアホルムのPK11、PK61、これらはまさにという感じです。

構造が剥き出しになっています。
これらの構造の質感や色味とリレーションをかけて、内装をコーディネートしていく必要性があるのです。
これがいわゆる「統一感」と呼ばれるものに繋がってくるのです。
物価が高騰して買える家のサイズも小さくなっている現代において、インテリアのコーディネートの上手い下手は、内装の雰囲気を左右する非常に重要な要素になってきます。
そもそも「ミッドセンチュリー系の家具って何?なんでミッドセンチュリーなの?」という人もいるとは思いますが、インテリアは、歴史や文化的背景と非常に密接なので、もしよかったら大人の教養として学んでもらえるとおもしろいかと思います。
おすすめインテリア・家具トレンド4:シェニール生地
去年までは「ブークレ生地」と呼ばれる生地が、ソファから椅子に至るまで、ありとあらゆるものに使われていました。

もう少し詳しく説明すると、ブークレ生地というのは、表面の小さな輪っかが出るように加工された、もこもこっとした立体的な手触りが特徴の素材です。
フランス語で「ブークレ」というのは「輪っか」を意味する言葉で、保温性が高く、秋冬のコート、セーター、カーディガン、そういったものにも使われる人気の生地になっているのです。
このブークレ生地を去年まではどの家具メーカーも使っていましたが、今年からは「シェニール生地」と呼ばれる生地を使う方向性にシフトしてきているような気がします。

なぜこのような曖昧な言い方をしているのかというと、どのメーカーもシェニール生地を使っているわけではないからです。
一部のメーカーさんがシェニール生地を使いはじめているので、おそらく来年からシェニール生地がどんどん増えてくるのではと思っています。
シェニール生地とは何なのかというと、コットンやポリエステルを主原料としたモール状の「シェニール糸」というのがあるのですが、それを使用した生地で、ベルベットのような艶や柔らかさがあるのが特徴の生地です。
18世紀末にスコットランドで誕生したとされていて、ハンドタオルやクッションカバー、バッグ、衣類など、幅広く使われています。
ブークレ生地はボソボソとしていて、触り心地はあまりいい方ではありませんでしたが、シェニール生地は、肌に吸いつくような柔らかさ、しっとり感があるので、いいなと思います。
椅子やソファを選ぶ際にこの辺のトレンドを頭に入れておくと、内装のコーディネートがしやすくなると思うので、覚えておくといいかもしれません。
今まさに高級家具を買おうとしている方は、シェニール生地のサンプルを1つ取り寄せて、体感してみるといいかもしれません。
ベルベットに近いのですが、ベルベットよりもしなやかでしっとりした質感の素材なので、本当におすすめです。
おすすめインテリア・家具トレンド5:やや低めの脚付きソファ
近年は、脚がなくて床にベタ付きで置かれるソファがトレンドでした。
実際に高級家具メーカーのMinottiやPoloformやB&B Italiaなどのサイトで、それぞれのメーカーが出しているソファを見てもらえればわかるのですが、どのソファも脚がありません。
これによって、室内と一体化したような雰囲気を演出しつつ、ソファ自体の高さも低くなるので、視線が抜けて室内の広さ感を演出できるようになっていたわけです。
個人的にも脚付きソファよりも脚なしで床にベタ付きの方が抜群にかっこいいと思っていますし、ソファを選ぶなら、脚なし床にベタ付きのもの一択という感じでした。
人によっては「ルンバが通らない」「掃除が大変そう」などネガティブな意見を言う人もいますが、「もうそんなの知るか!」という感覚で、脚なし床にベタ付きのソファを多くのお客さんにすすめていました。
しかし、今年から徐々に「低めの脚付きソファ」が出てくるようになりました。

ルンバが通るまでの高さはなく、本当に少し脚が付いているくらいです。
やはりソファ自体の高さは低い方が視線が抜けるので、脚をつけたとしても最低限にとどめる必要性があるのだなとは思います。
では、なぜちょびっとした脚をつける必要性があるのかというと、その他のミッドセンチュリー系のデザインとの家具のリレーション、これを考えて脚付きソファが出てきたのではないかと思います。
この辺を押さえておかなければ内装のコーディネートも難しいので、もし脚付きを選ぶのであれば、それに合わせて、ダイニングテーブルや椅子、照明のデザインを選ぶようにしてください。
ソファの脚、これがあるのかないのかで、内装のテーマ性は大きく変わってきます。
この辺はコーディネート慣れしている人だったらわかると思いますが、皆さんも注意してソファ選びをしてみてください。
インテリア・家具のトレンド6:構造が見えているソファ
今年からのトレンドは、ミッドセンチュリー系のデザインです。
ミッドセンチュリー系のデザインは、構造を積極的に見せ、カッコよさを演出しているという特徴がありますが、今年の新作家具は、その特徴もしっかりと引き継いでいます。
例えばこのソファは、構造が見えています。

本来ソファの構造は見えないように張地で包んでしまうというのが一般的だと思いますが、そうなってはいないわけです。
これにはきちんとした歴史の変遷があり、産業革命以前の家具は、構造を見せないようにつくることが一般的でした。
ですが産業革命以降、量がつくれるシンプルな形状でカッコいいものをつくる「モダニズム」という考え方が中心となったのです。
そのモダニズムという考え方は、構造をあえて見せるようなつくり方にすることで、制作手順の簡略化、制作コストの削減、これらを行い、それでいてデザイン的に美しいものをつくれるようにしていったわけです。
具体的な例を出してお話をすると、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアは、座面、脚、背もたれが一体化しているXの形状のパーツとクッションだけでつくられています。

しかもX部分の溝がいい感じの凹みになって、お尻を包み込むような形状にもなっているのです。
まさに制作手順の簡略化、制作コストの削減がされていて、それでいてデザイン的にも美しいものになっています。
これがミッドセンチュリー系のデザインの特徴なわけですが、それを引き継いでいるのが今年の新作家具になります。
ただこれを知ったところで「だから何?」という人もいると思います。
ですが「ソファってどうやって選びますか?」と聞かれたら、すごく難しいと思います。
どうと言われても、座り心地、見た目、あとはブランドで選ぶ、そんなものです。
明確に「これ」という指標はないと思いますし、ソファ選びの指標と言われても、ソファをどうやって選ぶのかと言われても説明できないと思います。
話が遠回りするかもしれませんが、皆さんにソファの明確な選び方をお伝えします。
ソファの選び方
ソファの選び方は2つです。
1つ目が「座り心地」、そして2つ目が「構造」です。
座り心地
座り心地と聞くと「なんだよ、結局それかよ」「抽象的だな」と思うと思います。
実はソファの座面にはウレタンが使われていることがほとんどなのですが、そのウレタンの硬さが座面の前と後ろで違います。
あとはミルフィーユ状にウレタンを重ねて座面を構成しますが、その重なっているウレタンごとの厚さが違い、ウレタンの配置方法1つでもソファによって全然違うのです。
これは高級ソファになればなるほど、複雑なウレタン構成になっています。
さらに最上級レベルのソファになってくると、ウレタンにプラスしてフェザーが入ってくるのです。
そのフェザーの種類や入っている量でも座り心地は変わってきます。
ですので、ひとえに座り心地といっても構成が違っていて、それによって自分たちに合う合わないが変わってくるのです。
構造
ウレタンは、思っている以上に重たいのです。

そのため、それを支えられるだけの構造にしなければならないのです。
ガッチガチに固めてしまうとせっかくの座り心地が悪くなり、デザイン的にも野暮ったい感じになってしまいます。
いくら座り心地がよかったとしても、それがソファとしての機能を果たさないような大きさ、形状だったら意味がありません。
どうやってソファの内容物をきれいにまとめられているのか、その構造がどんな構造なのかというのを見ていくというのが、少しマニアックにはなりますが、ソファ選びのポイントになります。
構造が剝き出しのソファ
今年のトレンドは、ミッドセンチュリー系のデザインです。
ミッドセンチュリー系のデザインは、構造を積極的に見せて、カッコよさを演出している特徴があります。
つまりは、今年からの家具、あるいは今後トレンドになってくる家具というのは、そういった構造により着目をしてソファ選びができる、そんな家具になっているということです。
普通構造を見ることはしないと思いますし、それこそソファの断面図、設計図を見て、「どういう構造になってるんだろう?」ということを調べなければならなかったのですが、今年のトレンドの家具、これからのトレンドの家具というのは構造が剥き出しになっているので、「こうやってウレタンを支えてるんだ」「この構造美カッコいいな」など、直接目視で確認することができるのです。
とてもわかりやすくて、これから家具を勉強する人にとっては、本当に優しい年だなと思います。
ですので、皆さんもソファ選びをする時は、座り心地とそれを支えている構造、これに着目をしてみてください。
そして、今年からの新作ソファというのは、大体が構造剥き出しになってくるかなと思うので、「こんな構造だから美しさと機能性が両立できるんだ」という、そんな視点でソファを選んでいただくといいと思います。
おすすめインテリア・家具トレンド7:ボッテガ系の革製品
おそらく「ボッテガ・ヴェネタ」というブランドに関しては、多くの方がご存知だと思います。

革が編み込まれたようなデザインのバッグで有名なハイブランドです。
あのボッテガの革が編み込まれたようなデザイン、これが家具でも使われはじめているというのがここでの話になります。
そもそもファッションとインテリアは密接な関係があります。
例えば、洋服のトレンドカラーがそのまま家具の色味に反映されたりします。
有名なところで言えば「ZEGNA(ゼニア)」というブランドがあります。
ゼニアの毎シーズンの服の色味を追っていると、そのシーズンのインテリアのトレンドカラーがわかります。
実際にゼニアが直近のコレクションで出している服の色味と、

Cassinaが今年推している家具の色味が全く同じだったりします。

それ以外にも、ソファや椅子の生地は、服でも使われています。
ですので、ファッションとインテリアは実は密接に関係していることが多いのです。
今回のトレンドですが、ボッテガで使われているような編み込まれた革が、オットマンなどに使われはじめていました。

ここで「なんでボッテガ?ファッションとインテリアが密接に関係していたとしても、ボッテガ・ヴェネタというブランドだけがなぜ家具のトレンドに入るような時代になってるんだ?」と思うと思います。
いくら革が編み込まれたあのデザインがカッコよくてアイコン的だとしても、別にそれだったらLOEWEだっていいわけです。

LOEWEも特徴的なアイコンのバッグを出しています。
あんな感じの革の貼り方で家具が出ていてもおかしくないわけです。
しかし、ボッテガなのです。
では、それがなぜなのかというと、「ボッテガ・ヴェネタ」というブランドは「ヴェネト地方の工房」という意味のブランドなのです。
イタリア語でボッテガ(Bottega)という言葉が「工房」という意味で、ヴェネタ(Veneta)という言葉が「ヴェネト地方の」という意味です。
ヴェネト地方は有名なところでいうと、水の都で有名なベネチアなどその辺の地域なのですが、そこら辺で有名な伝統技法が「革製品を編み込む」という技術なのです。
つまり、ボッテガ・ヴェネタというあのブランドがインテリアのトレンドに食い込んできているというわけではなく、「ヴェネト地方の伝統技法」が今年のインテリアのトレンドに食い込んできているという状況なのです。
こういうトレンド品は、一時の流行り廃りのように感じると思いますが、トレンドの時期限定でびっくりするくらいクオリティの高いものが出てくるのです。
例えば今回のミラノサローネで展示されていたもので、フレックスフォルムというブランドが出しているボッテガ系のオットマンがありましたが、ヌバックだったのです。
ヌバックというのは、革の表面を石で削って起毛させたもののことで、独特の風合いが出るのが特徴なのですが、ものすごくカッコよかったです。
このように、トレンドの時期でないと出てこないすごくクオリティの高いアイテムというのも出てきます。
流行り廃りだとバカにするのではなく、その中でいいものを見つけ気に入ったものを購入できれば、一生モノになるのではないかと思います。
服が好きで、ボッテガも好きという方は、今年のインテリアはものすごく楽しいと思うので、購入を吟味していただければと思います。
おすすめインテリア・家具トレンド7選のまとめ
今回は『【2026年最新】注文住宅のおすすめインテリア・家具トレンド7選』というテーマでお話をしました。
インテリアは本当に奥深くておもしろいです。
ファッションの話に派生したり、歴史の話に派生したり、話があっちこっち行って頭がパンクするという方も多いかと思いますが、もっと深く学んでいくと、宗教的な話に入ってきたり、建築学にも繋がってきたり、ありとあらゆる分野に派生していきます。
そのおもしろさが少しでも伝わればうれしいなと思います。
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