今回は『ハウスメーカー断熱性能ランキング』ということでお話をしていこうと思います。
というのも、これからハウスメーカーで注文住宅を建てようと思っている皆さんが最初に比較検討しなければならないのが、建物の『断熱性能』と呼ばれるものになります。
断熱性能とは外気の影響を受けにくくする性能のことで、断熱性能を高めれば高めた分だけ、夏は涼しく、冬は暖かい環境をつくりやすくなるわけです。
- ハウスメーカーの断熱性能を比較検討する意味
- ハウスメーカー断熱性能ランキングの算出方法
- ハウスメーカー断熱性能ランキングに関する注意事項
- ハウスメーカー断熱性能ランキング
- 22位:ダイワハウス木造xevoGranWood(新標準仕様:スタンダードW断熱)
- 21位:ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(標準仕様:スタンダードV断熱)
- 20位:トヨタホーム(エスパシオシリーズ)
- 19位:セキスイハイム(標準仕様)
- 18位:トヨタホーム(シンセシリーズ)
- 17位:ダイワハウス木造xevoGranWood(旧標準仕様:スタンダードW断熱)
- 16位:三井ホーム(天井断熱仕様)
- 15位:三井ホーム(屋根断熱仕様)
- 14位:パナソニックホームズ(HS構法:標準仕様)
- 13位:積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム標準仕様)
- 12位:積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造標準仕様)
- 11位:ヘーベルハウス
- 10位:ミサワホーム(標準仕様)
- 9位:セキスイハイム(ハイグレードHG5a仕様)
- 8位:パナソニックホームズ(HS構法:ハイグレード仕様)
- 7位:住友林業(標準仕様)
- 6位:ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(エクストラV断熱仕様)
- 5位:住友林業(北海道仕様)
- 4位:ミサワホーム(北海道仕様)
- 3位:積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム スーペリア仕様)
- 2位:積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造 スーぺリア仕様)
- 1位:ダイワハウス木造xevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)
- 一条工務店を含めたハウスメーカー断熱性能ランキング
- ハウスメーカー断熱性能ランキングのまとめ
ハウスメーカーの断熱性能を比較検討する意味
では、なぜ最初に建物の断熱性能を比較検討しなければならないのかというと、建物は断熱→気密→換気→空調、この順番で家づくりをすることが重要だからです。
つまり最初の入り口である『断熱』の部分、この部分が疎かになると、その後の気密、換気、空調、これらが全部失敗することになってしまうわけです。
こちらの詳しい説明に関しては「【一生役立つ】注文住宅で最初に抑えるべき超キホンを解説!」という動画で説明しています。
※記事版はこちら「耐震性が高く、高気密・高断熱の家づくりで抑えるべき基本」
あとは「【ハウスメーカー比較】断熱性能を比較する時の基本」という動画も、ハウスメーカーを検討する上で知っておかなければならない最低限の知識をまとめています。
ですので気になる方はそちらも併せて見てもらえればと思います。
正直、これから家づくりをする方には絶対に見てもらいたい動画です。
実は今ハウスメーカー各社の断熱性能の格差がものすごく開いているのです。
「大手だからどこも同じ」ではないのです。
しかも2022年10月から建物の断熱等級と呼ばれるものが、今まで最高等級4だったのが7に引き上げになりました。
これはわかりやすくお伝えすると、本州でも北海道で建てるような家を建てましょう!ということです。
要はそれだけ断熱材を分厚く入れ、家に空いている隙間を埋め気密性を担保することで、室内の温度を快適な状態でずっと維持できる地球環境に配慮した住宅をつくらなければならなくなったのです。
そしてこの制度改正というのは、住宅業界の中でいうと例えるならガラケーからスマホに切り替わった時と同じくらいインパクトがデカいことなのです。
ハウスメーカー各社もそのために今いろいろと対策をしているという状況でもあるわけです。
ですので尚のこと建物の断熱性能は今、ハウスメーカーによってかなり性能差が出てきてしまっているというのが現状なのです。
要は一言でまとめるなら、業界は今、とんでもない過渡期だということです。
こういった状況なので、皆さんのためにも忖度なしにきちんとお伝えしなければならないなと思い、今回のランキングを作りました。
ハウスメーカー断熱性能ランキングの算出方法
ランキングの算出方法は、建物の天井、壁、床、それぞれに使われている断熱材の厚みとそれぞれの断熱材の熱伝導率、これらを割った後に足し合わせて家全体に使われている断熱材の熱抵抗値を算出しました。
その値を元にランキングとして発表していきます。
しかも今回のランキングは、ハウスメーカーの標準仕様と断熱性能の強化仕様、それぞれをランキングに入れ込んでいます。
つまりこれによって、業界全体で見たときに自分が提案されている建物がどのくらいの断熱性能なのか、その立ち位置がわかるようになっているということです。
例えば自分の営業担当者に断熱性能を上げたい!と言ったときに『うちの建物は標準で断熱性能が良いので今のままでも十分です。』などという返答が返ってきたら、『いやいや、そんなことないですよ。』と言い返せる材料にもなる、ということですね。
わかる人はわかると思いますが、この業界は断熱性能を上げることに関しては反対する人がかなりの数いるので、そういう人に対しての対策という意味でもこの記事を最後までご覧いただければと思います。
ハウスメーカー断熱性能ランキングに関する注意事項
このランキングを見る上で注意していただきたいことが4つあります。
- 私が算出した熱抵抗値はYouTubeやブログ上では発表しない
- 既に家づくりをされている方は読むのを控えてください
- どこのメーカーにも属していない私が個人的に作成したもので
- 素材の特性は加味しておりません
熱抵抗値の発表はなし
1つ目は私が算出した各ハウスメーカーの熱抵抗値は発表しないということです。
本記事はハウスメーカー各社のあまり公に出してはいけない情報も参考にした上で作成しています。
そのため安易に断熱材の種類や数値を公表してしまうとハウスメーカー側に迷惑をかけることになります。
いくら性能格差が広がっているからといって迷惑をかけて良い理由にはなりませんし、私も私でいろいろ考えて、皆さんとハウスメーカー各社の間に立ってギリギリのラインを攻めているので、この辺りは何卒ご容赦いただければなと思います。
どうしても断熱性能の比較表が欲しい!知りたい!という方は、私が各ハウスメーカーの営業担当者を紹介した人限定で情報を開示したいと思います。
私の公式LINEから営業担当者の紹介依頼をしていただくか、もしくは私が作ったネット版住宅展示場メグリエから無料の個別面談を申し込んでいただければと思います。
すでに家づくりをされている方は読むのを控えてください
そして2つ目、もう既に家づくりをされている方は読み進めるのを控えていただければと思います。
担当者によっては断熱仕様の話をせずに中身スカスカの状態で契約をしてしまっているケースも普通にあり得ます。
この記事を読んでしまったことで一生後悔する可能性も出てくるので、もうすでに家づくりをされている方はブラウザバック推奨です。
個人的に作成したランキングです
次に3つ目、今回のランキングに関してはどこのメーカーにも属していない私が個人的に作成したものです。
そのため一部情報に誤りがあるかもしれません。
もちろん情報発信者として正しい情報を皆さんにお届けすることは常日頃意識していますが、完璧ではない可能性があるということはご了承ください。
素材の特性は加味しない
最後に4つ目、本来断熱性能は素材の特性上、鉄骨住宅よりも木造住宅の方が有利ですが、今回は素材の特性は加味しておりません。
純粋に各ハウスメーカーの断熱材の厚さにフォーカスしたランキングになります。
こちらもご了承ください。
以上4点はこのランキングを見る上での注意事項として念頭においていただければと思います。
ハウスメーカー断熱性能ランキング
それではハウスメーカー断熱性能ランキングを紹介します。
22位:ダイワハウス木造xevoGranWood(新標準仕様:スタンダードW断熱)
ダイワハウスの木造xevoGranWoodは、今年2023年4月から新しい仕様になります。
その新しい仕様が第22位となります。
新しい仕様の具体的な変更点についてですが、今まで基礎断熱というつくりだったのが床下断熱というつくり方に変更になり、それに伴って全体的に断熱材の仕様が変更になったという感じです。
ただしこの新標準仕様:スタンダードW断熱はグレードアップというよりは、グレードダウンして価格を抑えている印象です。
ですので断熱仕様は気にせず、価格を抑えてでもダイワハウスの木造で建てたい方はこちらの仕様を選択しても良いかもしれません。
21位:ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(標準仕様:スタンダードV断熱)
先ほどお話しした木造のxevoGranWoodに関しては、2023年4月から新しい仕様に切り替わりますが、鉄骨造のxevoΣの断熱仕様に関しては現行のままで特にグレードアップはありません。
xevoΣの標準仕様:スタンダードV断熱に関しては、業界の中でも断熱性能はそこまで良い方ではないのが実情です。
そのため、先ほどのxevoGranWood(新標準仕様:スタンダードW断熱)と同様に、断熱仕様は気にせず、価格を抑えてでもダイワハウスの鉄骨造で建てたい方はこちらの仕様を選択しても良いかもしれません。
20位:トヨタホーム(エスパシオシリーズ)
トヨタホームのエスパシオシリーズは鉄骨軸組工法というつくり方でつくられているもので、トヨタホームのメイン工法であるシンセシリーズが建てられない都内の狭小地などでよく建てられる工法になります。
肝心の断熱性能に関しては、ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(標準仕様:スタンダードV断熱)よりも少しだけ良いというものですが、価格自体は高めに設定されています。
ですのでどちらかといえばデザイン重視という感じですね。
トヨタブランドでかつデザイン重視で建てたいという方はトヨタホームのエスパシオシリーズを選択しても良いかもしれません。
19位:セキスイハイム(標準仕様)
セキスイハイムはユニット工法と呼ばれる鉄骨の箱と鉄骨の箱を積み上げて家づくりをする方法を採用しているメーカーで『あったかハイム』のCMで有名です。
ただし機械で室内の温熱環境を整えているため、断熱性能自体はそこまで高くありません。
セキスイハイムで家を建てようとしている方はこの後に紹介するパワーアップ仕様で建てることを強くおすすめします。
18位:トヨタホーム(シンセシリーズ)
トヨタホームのシンセシリーズは、セキスイハイムと同様にユニット工法で家づくりをする商品の総称になります。
エスパシオシリーズに比べてこちらのシンセシリーズの方が金額も安いですし、やはりトヨタホームといったらユニット工法のシンセシリーズといった印象ですね。
トヨタホームが良いけれど断熱性能も良くしたい!という方は、シンセシリーズを選ぶようにしましょう!
17位:ダイワハウス木造xevoGranWood(旧標準仕様:スタンダードW断熱)
こちらはダイワハウス木造xevoGranWoodの2023年3月までの仕様で、断熱気密性能が確保しやすい基礎断熱というつくり方でつくられている工法になります。
この標準仕様のスタンダードW断熱は、せっかく基礎断熱というつくり方でつくられているにも関わらず、入っている断熱材がそこまで厚くありません。
そのためせっかくの強みを発揮できていないという印象です。
今現在、xevoGranWood(旧標準仕様:スタンダードW断熱)、これを提案されている方がいましたら、最低でもその2段階上の断熱仕様であるエクストラW断熱までグレードを引き上げるようにしましょう!
差額も40万円から50万円程度でかなり割安です。
16位:三井ホーム(天井断熱仕様)
三井ホームは洋風デザインが得意なハウスメーカーです。
三井ホームとしては、ダブルシールドパネルと呼ばれる構造用合板の間に発泡系の断熱材を挟み込んだ建材を屋根に使う仕様をすすめているのですが、ダブルシールドパネルを使うと勾配天井になるのです。
通常の天井にすると天井断熱仕様という仕様になるわけですが、こちらの仕様にすると断熱性能が落ちてしまいます。
そのため私としてはデザイン面、機能面ともに三井ホームらしさを演出するためにも、この後出てくるダブルシールドパネルを活用した屋根断熱仕様をおすすめします。
15位:三井ホーム(屋根断熱仕様)
先ほど説明した三井ホームのダブルシールドパネル、こちらを使った仕様が15位という結果となりました。
勾配天井を活用して、開放的な空間をつくり上げたい方、また洋風デザインのかわいらしくもきれいな家をつくりたい方、これらに該当する方はこちらの仕様を選ぶと良いと思います。
14位:パナソニックホームズ(HS構法:標準仕様)
パナソニックホームズは断熱性能、気密性能を確保しやすい基礎断熱というつくり方で家づくりをしているので、鉄骨住宅ではあるものの、基本的な断熱性能は比較的高めです。
ただ比較的高めというだけであって、標準仕様は特別優れているわけではありません。
今の時代、パナソニックホームズのHS構法で家を建てるなら、この後に出てくるパワーアップ仕様がマストになってくるかなと思います。
13位:積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム標準仕様)
積水ハウスは元々、鉄骨造の商品のみで住宅を販売していた会社なのです。
それでなのか、鉄骨住宅に対するプライドが非常に高いのです。
そしてこの後出てくる断熱強化仕様は、鉄骨造の商品の中でも業界で一番高い性能になっています。
ただ標準仕様では先ほど第14位で説明したパナソニックホームズの標準仕様と正直大きな性能差はないので、ズバ抜けて高いわけではありません。
12位:積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造標準仕様)
こちらは積水ハウスの鉄骨造(ダイナミックフレームシステム標準仕様)とほぼ同じ断熱性能でした。
ただ木造なので、鉄骨造より少し断熱性能が高くなっているという印象ですかね。
積水ハウスで標準仕様の家を建てるのであれば、鉄骨造でも木造でも、どちらもあまり変わらないかなと思います。
11位:ヘーベルハウス
ヘーベルハウスは2022年10月の断熱等級の改正から断熱材の厚さが少し厚くなったので、少しだけ性能が上がりこの順位となっています。
ただし家全体の断熱性能で見るとこの順位になるのであって、床下の断熱材の厚さ・種類は以前のままで正直薄いです。
そのためヘーベルハウスを検討する場合は床を無垢床にするなどして冬場の対策とした方が良いかと思います。
10位:ミサワホーム(標準仕様)
意外と頑張っているのがミサワホームです。
徐々に断熱材の仕様変更が行われていますし、大手ハウスメーカーの中で唯一、気密確約仕様がオプションとして存在します。
具体的には30坪の家で住宅の気密性能を表すC値2.0以下にするのに7万円くらい、C値1.0以下にするのに20万円くらいかかるイメージです。
ただし会社の経営が少し不安なところがあるので、現場の施工状況を含めてしっかりと確認した上で、問題ないようであればミサワホームを選ぶようにした方が良いかとは思います。
9位:セキスイハイム(ハイグレードHG5a仕様)
セキスイハイムのハイグレードHG5a仕様は断熱等級の改正後に新しく出た仕様です。
これにより今まで業界の中でもかなり低かった断熱性能がようやく標準的な性能に変わりました。
またこの仕様が登場してからセキスイハイムは社内で樹脂サッシを使うことが推奨されています。
断熱材の厚さだけではなく、窓枠部分の性能も上がったことになるのでかなりの進歩です。
セキスイハイムを選ばれる方はハイグレードHG5a仕様は絶対に入れるようにしてください。
8位:パナソニックホームズ(HS構法:ハイグレード仕様)
パナソニックホームズのHS構法:ハイグレード仕様はダブル断熱仕様という呼ばれ方もしていて、その名の通り通常の約2倍の断熱材を入れ込む仕様になっています。
個人的にはパナソニックホームズで検討するならマストのオプションの1つだと思っています。
仕様を上げることで大手ハウスメーカーの中で真ん中よりも少し上くらいの断熱性能になるので、ハイグレード仕様を確実に入れるようにしてください。
7位:住友林業(標準仕様)
住友林業はBF(ビッグフレーム)構法という方法で家づくりをしているのですが、ちょっとした弱点として、建物の外周部分にビッグコラムという柱が入るとそこには断熱材が入らなくなります。
そのためやや断熱には弱いかなと思いきや、全体を見るとそんなことはありません。
ランキングからもわかる通り、中のやや上という感じですね。
ただし住友林業が使っている断熱材はマグイゾベールの耳付きグラスウールなのですが、これは断熱施工と気密施工が同時にできるという優れものであるという反面、しっかり詰め込まれていないと、思ったような断熱性能を発揮できないという弱点も存在します。
ですのできちんとしたカタログスペックの性能を出すためにも、施工現場には皆さん自身で足を運んで確認するようにしてください。
6位:ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(エクストラV断熱仕様)
ダイワハウスの鉄骨造xevoΣ(エクストラV断熱仕様)は大手ハウスメーカーの中でも断熱性能は高めになっています。
ただし正直な話、ダイワハウスの営業マンは安安仕様で提案して金額を無理やり合わせて契約するという安売り営業スタイルが文化としてあって、ほとんどの人がエクストラV断熱で提案していないというなんとも残念な状況が散見されます。
ダイワハウス鉄骨造xevoΣで検討されている方は、絶対にエクストラVまで断熱仕様を上げるようにしてください。
5位:住友林業(北海道仕様)
住友林業は東北北海道仕様になると充填断熱という仕様から付加断熱という断熱方法に切り替わります。
これをすることにより、建物の外周部分にビックコラムという柱が入るとそこには断熱材が入らなくなるという住友林業の弱点部分を補うことが可能になります。
各社断熱性能が上がっている状況を鑑みると、予算に余裕があれば本州でも北海道仕様で家を建ててもらいたいなとは思います。
ただしこれは住友林業でどうしても建てたい!その上でより断熱性能を高めたい!という方向けの力技になります。
というのも、これからお話しするランキング上位2社は『夏型結露』と呼ばれる家を高気密高断熱化することによって発生する現象を抑え込む対策がきちんと施されているのです。
その点、住友林業の北海道仕様を本州で建てるというのはあくまで力技であって、多少の夏型結露のリスクが付きまとうのでご注意ください。
4位:ミサワホーム(北海道仕様)
ミサワホームは南極の昭和基地をつくっていますというだけあって、北海道仕様にすると断熱性能は高くなります。
こちらも住友林業と同様に、ミサワホームでどうしても建てたい!その上でより断熱性能を高めたい!という方向けの仕様になるのですが、ミサワホームは以前、ディーラー制というその地域ごとの子会社をつくって住宅販売をしていたという都合上、地域によっては独自の文化が形成されています。
そのため北海道仕様が使えなかったり、あとはそもそもの話として先ほどもお伝えしたような経営的な不安も存在したりします。
ミサワホームを選ぶ場合は慎重に判断、確認した上で決めるようにしましょう!
3位:積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム スーペリア仕様)
この新しい仕様が出るまでは、ダイワハウス鉄骨造xevoΣのエクストラV断熱仕様が鉄骨造の建物の中では断熱性能が一番高かったのですが、今現在は積水ハウスのスーペリア仕様の方が圧倒的に断熱性能が高いです。
しかもやり方によっては、床下断熱から北海道発祥で気密断熱を確保しやすい基礎断熱仕様に変更することも可能です。
この辺りはまたもや小技が必要になってくるので、これから家づくりをはじめる方でこちらの詳細を詳しく知りたいという方は、私からきちんと知識のある担当者を紹介した上で情報を開示したいと思います。
とにかく鉄骨造で頑丈な家を建てつつ、更には断熱性能・気密性能も確保したいという方は鉄骨造の「ダイナミックフレームシステム スーペリア仕様」を検討してみてください!
2位:積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造 スーぺリア仕様)
先ほど積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム スーペリア仕様)を紹介しましたが、よりデザイン性と断熱気密性能との両立を図りたい方は、こちらの木造のスーペリアを選ぶことをおすすめします。
気密断熱を高めた時に懸念される夏型結露対策もしっかりされていますし、通常の仕様に比べて、より気密性能が取れるように気密ラインも変更になっています。
ですので住友林業やミサワホームのように無理やり東北北海道仕様にして家づくりをする必要がありません。
ただこちらのスーペリア仕様、実は注意事項も存在します。
その注意事項を対策しつつ、デザインも機能性も併せ持った完璧な家づくりをしたいという方は、先ほどと同様に紹介と併せてこっそり対策方法をお伝えしますので、公式LINEからご連絡をいただければと思います。
ということで、スーぺリア仕様は間違いなく今の時代にあった最新の仕様ですので、堂々2位にランクインです!
1位:ダイワハウス木造xevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)
堂々第1位はダイワハウスの木造、xevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)です。
断熱等級の最高等級7を取得できる仕様になります。
世界レベルの高水準な断熱性能・気密性能のある住宅をつくりたい方は、ダイワハウスの木造xevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)、こちらを選んでみてください。
ただし、念の為お伝えしておきます。
正直、ダイワハウスの営業マンや設計士のレベルは全国的に低いです。
もちろん全員が全員そうでないのは重々承知ですが、それでもダイワハウスの中できちんとした営業マン、きちんとした設計士に巡り合うのはとてもハードルが高いです。
事実、ダイワハウスの中で優秀と呼ばれる人であっても、私が直接サポートに入ってダイワハウスの提案力の弱さを補ったり、あとは私の信頼する外部の設計士に無理を言ってダイワハウスの打ち合わせに入ってもらい、デザインと機能性を両立した家づくりをしていたりもします。
これだけ聞くとダイワハウスに肩入れしているように感じるかもしれませんが、高気密高断熱で、かつデザイン性のある住宅を建てるため、時代にあった良い家を世の中に残していくためには、もう仕方ないのです。
一刻も早く現場が育ってほしいなと思いつつ、構造躯体は非常にすばらしい性能をしているので、今回のランキングではダイワハウス木造のxevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)、こちらが堂々の第1位となります。
今回のランキングをまとめると、
- 22位 ダイワハウス木造xevoGranWood(新標準仕様:スタンダードW断熱)
- 21位 ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(標準仕様:スタンダードV断熱)
- 20位 トヨタホーム(エスパシオシリーズ)
- 19位 セキスイハイム(標準仕様)
- 18位 トヨタホーム(シンセシリーズ)
- 17位 ダイワハウス木造xevoGranWood(旧標準仕様:スタンダードW断熱)
- 16位 三井ホーム(天井断熱仕様)
- 15位 三井ホーム(屋根断熱仕様)
- 14位 パナソニックホームズ(HS構法:標準仕様)
- 13位 積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム 標準仕様)
- 12位 積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造 標準仕様)
- 11位 ヘーベルハウス
- 10位 ミサワホーム(標準仕様)
- 9位 セキスイハイム(ハイグレードHG5a仕様)
- 8位 パナソニックホームズ(HS構法:ハイグレード仕様)
- 7位 住友林業(標準仕様)
- 6位 ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(エクストラV断熱仕様)
- 5位 住友林業(北海道仕様)
- 4位 ミサワホーム(北海道仕様)
- 3位 積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム スーペリア仕様)
- 2位 積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造 スーぺリア仕様)
- 1位 ダイワハウス木造xevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)
以上になります。
一条工務店を含めたハウスメーカー断熱性能ランキング
このランキングを見て「一条工務店はどのくらいの位置なんだろう?」と思った方もいると思います。
一応私の発信は大手ハウスメーカー攻略法ということで、対象は大手ハウスメーカーです。
一条工務店は中堅メーカーに該当するのでランキングには入れませんでしたが、一応反映させるとこのような感じになります。
- 26位 ダイワハウス木造xevoGranWood(新:標準仕様スタンダードW断熱)
- 25位 ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(標準仕様:スタンダードV断熱)
- 24位 トヨタホーム(エスパシオシリーズ)
- 23位 セキスイハイム(標準仕様)
- 22位 トヨタホーム(シンセシリーズ)
- 21位 ダイワハウス木造xevoGranWood(旧:標準仕様スタンダードW断熱)
- 20位 三井ホーム(天井断熱仕様)
- 19位 一条工務店(グランセゾン、セゾンF、セゾンA、百年、ブリアール)
- 18位 三井ホーム(屋根断熱仕様)
- 17位 パナソニックホームズ(HS構法:標準仕様)
- 16位 積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム標準仕様)
- 15位 積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造標準仕様)
- 14位 ヘーベルハウス
- 13位 ミサワホーム(標準仕様)
- 12位 セキスイハイム(ハイグレードHG5a仕様)
- 11位 パナソニックホームズ(HS構法:ハイグレード仕様)
- 10位 住友林業(標準仕様)
- 9位 一条工務店(アイスマイル・アイスマイル+)
- 8位 ダイワハウス鉄骨造xevoΣ(エクストラV断熱仕様)
- 7位 一条工務店(アイキューブⅠ)
- 6位 住友林業(北海道仕様)
- 5位 ミサワホーム(北海道仕様)
- 4位 積水ハウス鉄骨造(ダイナミックフレームシステム スーペリア仕様)
- 3位 積水ハウス木造(シャーウッドハイブリッド構造 スーぺリア仕様)
- 2位 一条工務店(アイスマート・アイキューブⅡ)
- 1位 ダイワハウス木造xevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)
ここから見てもわかる通り、ダイワハウスの木造xevoGranWood(ウルトラW断熱仕様)がいかに性能の良い商品かがわかりますよね。
また積水ハウスのスーペリア仕様も、今までとは違いかなり良い性能の仕様だということがわかると思います。
ハウスメーカー断熱性能ランキングのまとめ
私の記事や動画で何度もお伝えをしていますが、今の住宅業界は過渡期です。
いくらハウスメーカー本体が高気密高断熱の仕様を出したとしても、それを現場の担当者がほとんど使いこなせていないというのが現状です。
更に以前からあったデザインに対するリテラシー格差、こちらもまだまだ根強く残っています。
つまり何が言いたいのかというと、これから注文住宅を購入される方は断熱気密に対してのリテラシーのある営業マンと、デザイン性の高い提案ができる設計士、双方をそろえない限りは機能とデザインを両立した家づくりは不可能だということです。
ですのでこれから家づくりをされる方で
- デザインと機能、両方のリテラシーがある人を自分の担当者にしたい
- もしもの時の保険として、私『まかろにお』にサポートしてもらいたい
そう思われる方は是非とも公式LINEからご連絡をいただくか、あるいは私が作ったメグリエというサイトからウェブ面談の申し込みをしていただければと思います。