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パナソニックホームズは、ハウスメーカーの中でも大手の有名ハウスメーカーの一つです。
ただし、パナソニックホームズはどのようなハウスメーカーなのか、強み・弱みはどういったところなのかわからず、パナソニックホームズの評判や口コミを知りたいという方も少なくないでしょう。
そこで今回は、パナソニックホームズの特長や評判・口コミを紹介します。これからハウスメーカーで注文住宅の建築を検討しているという方は、ぜひ最後までご覧ください。
パナソニックホームズとはどのような会社?
まずは、パナソニックホームズとはどのような会社なのか、概要を解説します。
パナソニックホームズの歴史

パナソニックホームズは、「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助さんが創業した鉄骨住宅専門のハウスメーカーです。
1959年に松下電工(現パナソニック株式会社)の事業の一つとしてスタートした住宅事業がパナソニックホームズの始まりです。この住宅事業が高い評価を受け、1963年に「ナショナル住宅建材株式会社」として、松下電工から独立しました。
以降、3度の社名変更を経て、「パナソニックホームズ株式会社」となりました。2024年現在、「プライム ライフ テクノロジーズ株式会社」に属しています。
1963年 | 「ナショナル住宅建材株式会社」として設立 |
1982年 | 「ナショナル住宅産業株式会社」へ社名変更 |
2002年 | 「パナホーム株式会社」へ社名変更 |
2018年 | 「パナソニ ック ホームズ株式会社」へ社名変更 |
2020年 | 「プライム ライフ テクノロジーズ株式会社」のグループ会社となる |
プライム ライフ テクノロジーズ株式会社は、パナソニック株式会社とトヨタ自動車株式会社の合併会社であり、次の会社がグループ会社となっています。
- パナソニック ホームズ株式会社
- トヨタホーム株式会社
- ミサワホーム株式会社
- パナソニック建設エンジニアリング株式会社
- 株式会社 松村組
パナソニックホームズは、戸建住宅や賃貸住宅経営、不動産流通、リフォーム、土地活用を主な事業としています。
パナソニックホームズの理念
パナソニックホームズには、創業当時から大切にされている「良家」という理念があります。良家は、創業者の松下幸之助さんが残した言葉であり、「住まいは人が暮らしていくうえで最も大切なもの。それにふさわしい良い家をつくりたい」という想いが込められた理念です。
具体的には、次の2つを基準に商品開発が行われています。
- 地震に強いこと
- 多くの人が生涯の負担が少なくなるように家を建てること
パナソニックホームズの3つの特長
各ハウスメーカーは、他社との差別化を図るため、製品や機能、デザインなどに特長を持たせています。パナソニックホームズにも複数の特長があります。ここでは、パナソニックホームズの強みである3つの特長について解説します。
震度7の大地震にも耐える「耐震性の高さ」

パナソニックホームズの一番の強みと言っても過言ではないのが、地震に対する建物の強さです。パナソニックホームズは、ハウスメーカーの中で唯一、限界加振に耐えられる家づくりをしています。限界加振とは、日本で発生する可能性のある最大級の震度のことです。
皆さんご存知のとおり、日本は世界でも稀に見る地震大国です。直近では、2024年1月1日に発生した能登半島地震では震度7を観測し、住家被害は全壊6,410棟、半壊 22,719棟にも及びました。また、今後30年以内にマグニチュード8〜9クラスの地震(南海トラフ地震)が70〜80%の確率で発生すると地震調査研究推進本部地震調査委員会が発表しています。
こういったことから、注文住宅を建てる際に耐震性を一番に考えたいという方は少なくありません。
パナソニックホームズの家が地震に強いといえる主な理由は3つあります。
超高層ビルと同じ制震技術を採用している
1つ目は、超高層ビルと同じ制震技術を採用している点です。
高層ビルに使用される「座屈拘束技術」という制震技術を採用することで、揺れ幅の少ない安定した住宅を実現しています。
過酷な耐震実験で建物の強さを実証している
2つ目は、過酷な耐震実験で建物の強さを実証している点です。
具体的には、「ダイナミックス実験棟」という耐震実験施設に実際の住宅を建て、140回にも及ぶ過酷な振動実験を行い、震度7以上の地震にも耐えられることが実証されています。
過去に発生した大地震でも倒壊していない
3つ目は、これまでに発生した大地震でも倒壊ゼロである点です。
最大震度7を記録した、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震では、多くの住宅が倒壊し、人々は避難所生活を余儀なくされました。しかし、パナソニックホームズの住宅の中で、倒壊したものはありませんでした。

画像引用元:地震あんしん保証(パナソニックホームズ)
上の画像は、阪神・淡路大震災後のパナソニックホームズの住まいを写したものです。周辺の住宅は跡形もなく倒壊しているのに対して、パナソニックホームズの住宅は震災前と変わらぬ姿を保っています。
阪神・淡路大震災では余震が2,361回発生し、そのうちの389回が有感地震でした。つまり、余震・本震含め380回もの地震に耐え抜いたことになります。
このように、パナソニックホームズの住宅は繰り返しの地震にも強いことが実証されています。
通年快適に過ごせる全館空調「エアロハス」

全館空調とは、冷暖房により家全体の室温を均質に保つ仕組みのことです。
全館空調を付けると、リビングダイニングや各個室、廊下に至るまですべて均一の温度に保つことができます。これにより、家で一年中快適に過ごすことが可能です。
これまでに、冬の時期に「リビングダイニングは暖房をつけているので暖かいけれど、廊下に出たら寒い」というような経験をしたことはないでしょうか?そういったことがなくなります。
大手ハウスメーカーは独自の全館空調システムを開発しており、三井ホームには「スマートブリーズ」、積水ハウスには「エアシーズン」があります。パナソニックホームズで注文住宅を建てる場合は、「エアロハス」という全館空調システムを取り入れることができます。
「エアロハス」の主な特長は次の3点です。
高い省エネ性
エアロハスの一番の特長は、省エネ性が高いことです。一般的な全館空調より、26%も電気代を削減することが可能です。これにより、2019年には省エネ大賞も受賞しています。
部屋ごとの風量調整が可能
エアロハスは、部屋ごとに風量を調整できることも特長の一つです。たとえば、夫が暑がりで妻は寒がりというような場合でも、家族それぞれの好みに合わせた設定ができます。
花粉・ホコリの侵入を抑制
アエロハスは、花粉やホコリの進入も防いでくれます。そのため、通年を通してきれいな空気環境で過ごすことができます。
メンテナンス不要の外壁タイル「キラテック」

キラテックは、パナソニックホームズ独自の外壁用タイルです。キラテックの一番の特長は、光触媒を利用した「セルフクリーニング効果」です。
光触媒とは、光が当たることで、他の物質に対して化学変化を起こす物質のことです。この光触媒をタイルに焼き付け処理したのがキラテックタイルです。
そのため、光触媒層に太陽の光が当たることで汚れが付きにくくなり、雨水が流れると自然に汚れが落ちるといったセルフクリーニング効果があります。これにより、外壁のメンテナンス頻度を減らせることはもちろん、長期間美しい外観を保つことができます。
また、キラテックはタイルの色や形状が豊富なところも魅力の一つです。独自の外壁タイルを採用しているハウスメーカーは多くありますが、選べる色や形状が少ない場合も多々あります。キラテックは色味が豊富なので、好みの外壁タイルが見つかりやすいでしょう。
パナソニックホームズの評判:坪単価
ここからは、パナソニックホームズの評判について解説します。まずは、パナソニックホームズの坪単価に関する評判を紹介します。
注文住宅を建てるにあたって、一番気になるのは価格ではないでしょうか?ここでは、坪単価に関する評判を紹介し、他のハウスメーカーとの坪単価を比較します。
パナソニックホームズの坪単価に関する評判は、「価格が高い」という口コミが多くあります。坪単価に関する良い口コミはあまり見受けられません。ただし、「価格は高かったけれど満足している」といった口コミがあります。
良くない評判:価格が高い
- 価格が高いのとチョットした変更でも全て価格になって戻ってくる。
- 他のハウスメーカーに比べて高い。
- 高品質な住宅を提供するため、その分、価格が高めになってしまう傾向でした。オプション設備やカスタマイズなど、個人の要望に応えるための追加費用がかかることもありました。
- しっかりした家だけに価格が高い。
- やや予算オーバーになった。
他のハウスメーカーとの坪単価比較
パナソニックホームズの坪単価は高いという口コミは多数ありますが、他のハウスメーカーと比較すると実際に高いのでしょうか?大手ハウスメーカーの坪単価を比較すると下の表のようになります。
順位 | ハウスメーカー名 | 坪単価 |
---|---|---|
1位 | 積水ハウス | 120~150万円 |
2位 | 大和ハウス | 120~145万円 |
3位 | パナソニックホームズ | 100~140万円 |
4位 | ヘーベルハウス | 120~130万円 |
5位 | 住友林業 | 115~130万円 |
6位 | ミサワホーム | 110~120万円 |
7位 | 三井ホーム | 100~115万円 |
参照元:【速報!2024年5月最新】大手ハウスメーカー坪単価ランキング
こちらのランキングの坪単価は純粋に建物価格のみの価格であり、税込金額です。パナソニックホームズの坪単価は100〜140万円であり、ランキングでは3位です。口コミのとおり、他社と比較してやや高いことがわかります。
パナソニックホームズは鉄骨住宅専門のハウスメーカーであるため、構造上どうしても金額が高くなりやすいです。鉄骨住宅は坪単価の高さがデメリットですが、木造住宅に比べて強度が強く耐震性に優れているというメリットがあります。
また、パナソニックホームズは他社と比べて、選べるオプションがたくさんあります。そのため、金額が高くなる傾向にあります。
口コミのとおりパナソニックホームズの坪単価は他社と比較して高いですが、耐震性に高い鉄骨造であることやオプションの豊富にあること考えると、坪単価の高さは妥当だと言えるでしょう。
パナソニックホームズの評判:耐震性
先ほども触れたように、日本は世界有数の地震大国です。住宅を購入するなら耐震性を一番重視したいという方も多いことでしょう。ここでは、パナソニックホームズの耐震性に関する口コミを紹介します。
パナソニックホームズの耐震性に関する口コミは良いものばかりで、良くない口コミはほとんど見受けられません。
良い評判:耐震性が高い
パナソニックホームズの耐震性に関する評判は非常に高く、多くの施主がその安全性に信頼を寄せています。
近年の自然災害の多発を受け、「とにかく耐震性の高い住宅を選びたい」と考えた結果、パナソニックホームズを選んだという声が多く見られます。特に、大規模な地震が発生しても住み続けられる可能性が高く、さらにメンテナンスコストが抑えられる点が評価されています。
また、パナソニックホームズでは工場見学を実施しており、実際に住宅の耐震性を確認した施主からも高評価を得ています。鉄骨造の頑丈な構造を採用し、強度試験を繰り返していることを目の当たりにし、「木造住宅ではなく鉄骨造を選んで正解だった」と安心したという意見もありました。さらに、建物を揺らしたり壊したりする耐震実験を行い、どの程度の地震に耐えられるのかを丁寧に説明してくれることも、大手メーカーならではの安心感につながっているようです。
パナソニックホームズの評判:設計・デザイン
間取りを好きなように設計したり、内外装のデザインを決めたりすることは、注文住宅を建てるうえでの楽しみの一つです。ここでは、パナソニックホームズの設計・デザインに関する評判と、その理由についてします。
- 良い評判1:内装の選択肢が豊富にある
- 良い評判2:パナソニック製品で統一できる
- 良い評判3:「キラテック」できれいな外観を維持できる
- 良くない評判1:設計の自由度がいまいち
- 良くない評判2:内装工事に不満がある
パナソニックホームズの設計・デザインは、「選択肢の豊富さ」「キラテック」「パナソニック製品で統一できる点」が高評価を得ています。一方で、設計の自由度はいまいちというであったり、内装工事の仕上がりについて不満の声が見受けられたりします。
パナソニックホームズのデザイン力はいまひとつです。たとえば、積水ハウスや住友林業のようなSNS映えする家づくりは苦手な傾向にあります。パナソニックホームズは、デザイン性よりも、「キラテック」「エアロハス」など機能性に注力しているハウスメーカーだといえます。
良い評判1:内装の選択肢が豊富にある
パナソニックホームズの内装は、選択肢の豊富さが魅力の一つです。
施工資材のバリエーションが充実しており、施主の好みに合わせた自由なカスタマイズが可能です。間取りの設計にも柔軟性があり、好みに応じたレイアウトを実現できる点が高く評価されています。
また、内装の細部に至るまで選択肢が豊富であり、ドアノブや手すりなどの設備も幅広いバリエーションから選べます。さらに、壁紙も種類が豊富で、制限なく自由に選択できるため、理想の住まいを細部までこだわってデザインできる点が好評です。
良い評判2:パナソニック製品で統一できる
パナソニックホームズの魅力の一つは、住宅設備をパナソニック製品で統一できることです。
キッチンやお風呂などの設備はハイクラスの商品が揃っており、品質の高さが評価されています。また、パナソニックは電気機器に強いメーカーであるため、グレードの高い設備を選んでも費用が大幅に上がりにくいというメリットがあります。
そして、すべての設備が同じメーカーで統一されていることで、使い勝手が良く、取り扱い説明書もわかりやすいという声も多く見られます。家全体のデザインや機能を統一しやすいため、スムーズな暮らしを実現できる点が好評です。
良い評判3:「キラテック」できれいな外観を維持できる
パナソニックホームズの外壁タイル「キラテック」は、美しい外観を長期間維持できることが高く評価されています。
光触媒の効果により汚れが付きにくく、雨水によって自浄作用が働くため、外壁の塗り替えやシーリングの打ち替えが不要で、メンテナンスの手間が大幅に軽減できることが魅力です。そのため、将来的な維持費を抑えたいと考える施主からの支持を集めています。
また、実際にキラテックタイルのサンプルを確認し、見た目の美しさや性能の高さを実感した上で採用を決めたという声もあります。特に、施工から10年以上経過しても新築時と変わらない外観を保てている点が、多くの施主に安心感を与えています。
耐久性と美観を両立できることから、メンテナンスが容易な住宅を求める人にとって魅力的な選択肢となっているようです。
良くない評判1:設計の自由度がいまいち
パナソニックホームズの設計に関しては、自由度の面でやや制約を感じるという意見もあります。
鉄骨造のプレハブ工法を採用しているため、間取りの柔軟性が限られていると感じる施主もおり、より細かい要望を反映させたかったという声が聞かれます。また、設計の打ち合わせにおいて、もう少し時間をかけてじっくり検討したかったと考える人もいるようです。
良くない評判2:内装工事に不満がある
パナソニックホームズの内装工事に関しては、一部で仕上がりの精度に不満を感じる声もあります。
施工の際に細部まで丁寧な作業が行われていないと感じた施主もおり、特にすき間や角の仕上げが粗く、修正を依頼してもなかなか対応してもらえなかったという意見も見られます。また、人手不足の影響なのか、施工を担当する職人の技術にばらつきがあると感じたケースもあり、もう少し丁寧な施工を求める声もあるようです。
設計・デザインに関する3つの強み
パナソニックホームズには設計・デザインに関する3つの強みがあります。
- 鉄骨造ならではの大空間・大開口を実現できる
- 家電や設備をパナソニック製品で統一できる
- 毎年社内コンテストを開催し、社員の提案力向上を促進している
パナソニックホームズは鉄骨住宅専門のハウスメーカーであり、次の3つの構造を採用しています。
- 制震鉄骨軸組構造(HS構法)
- 大型パネル構造(F構法)
- 重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)
HS構法とは、ハイパースペース構法の略です。15cm単位で設計できるマルチモジュールシステムを採用しているため、敷地の境界線を目一杯使った広々とした空間を実現できます。
F構法とは、建物を面で支える「モノコック構造」を採用した構法です。外壁に耐力を持たせることで建物の中の柱や壁を少なくすることができます。
NS構法とは、強度の高い無溶接ボルトを採用した構法で、3〜9階建まで対応可能です。柱と梁だけで家を支えるので、大きな空間を実現できるほか、敷地境界からわずか30cmの隙間があれば建築が可能です。
このように、いずれの構法を選んでも広々とした間取り設計が可能です。
また、パナソニックホームズでは、家電や設備をパナソニック製品で統一できることも好評です。
そして、パナソニックホームズでは、住宅デザインの社内コンテスト「アーキテクト・オブ・ザ・イヤー」を毎年開催しています。このコンテストは、設計従事者の提案力の向上を目的として2016年に開始した取り組みです。
2023年からは、おしゃれな暮らしを紹介する月刊誌「Casa BRUTUS」も表彰に参加しています。このように、社内コンテストなどの取り組みを行うことで、デザイン力の向上を図っています。
パナソニックホームズの評判:アフターサポート
続いて、パナソニックホームズのアフターサポートに関する評判と、独自の保証について紹介します。
パナソニックホームズのアフターサポートに関する口コミは、高評価・低評価いずれもあります。担当者に連絡してすぐに対応してくれる場合もあれば、2週間経っても連絡が来ないという場合もあるようです。
アフターサービスの良し悪しは、対応する担当者次第だと考えられます。
良い評判:すぐに対応してくれる
パナソニックホームズのアフターサービスは、迅速な対応が評価されています。
住宅の引き渡し後もサポートがしっかりしており、不具合が発生した際には営業担当に連絡を入れると、早ければ翌日には対応してもらえるため、大きな不満を感じることは少ないようです。
玄関ドアの不具合が発生した際に、すぐにメンテナンス担当が駆けつけ、無償で修理を行ってくれたという声もあります。また、住宅の故障チェックを依頼した際にも、技術スタッフや営業担当者が迅速に対応し、スムーズに問題を解決できたという意見が見られます。
こうしたスピーディーなアフターサポートが、住み始めた後の安心感につながっているようです。
良くない評判:連絡が来ない
パナソニックホームズのアフターサービスに関しては、対応の遅さに不満を感じる声もあります。
たとえば、新築入居時にサッシの凹みを指摘し、交換対応を約束されたものの、2週間経っても連絡がなく、指定された取り替え作業の日にも担当者が来なかったというケースが報告されています。また、住宅の引き渡し後にトラブルが発生しても、連絡がなかなか取れず、対応が遅れてしまうことがあるようです。
こうした対応の遅れや作業のずさんさから、他のハウスメーカーを選んでおけばよかったと後悔する施主もいるようです。パナソニックホームズに限らず、アフターサポートの質は担当者によって差があるため、事前に十分な確認をすることが重要といえます。
独自の保証など充実したアフターサービス
パナソニックホームズでは、家を建てた後の保証やアフターサービスが充実しています。たとえば、パナソニックホームズで家を建てた人であれば、誰でも次の保証やサービスを受けることが可能です。
- 35年あんしん初期保証(最長60年保証/60年長期メンテナンスサポート)
- 地震あんしん保険(地震による建て替えや補修を最長35年保証)
- オーナーさま相談24時間365日受付サービス
たとえば、地震あんしん保険は、掛け金不要で最大5,000万円の保証が付いています。耐震性の高さに加え、万が一に備えた地震保証も付いているため、建築後も末長く安心して過ごすことができます。
パナソニックホームズの評判:会社の安定性
続いて、パナソニックホームズの会社の安定性に関する評判と経営実績を紹介します。
パナソニックホームズの会社の安定性に関しては、良い口コミばかりです。特に、パナソニックブランドへの信頼感の強さが目立ちます。誰もが名前を知っている大手であることの安心感と、大手企業に見合ったスタッフの対応力が評価されています。
良い評判:大手企業だから安心できる
パナソニックホームズの魅力の一つは、大手企業ならではの安心感にあります。
パナソニックグループの一員という信頼性の高さから、建築後も安心して暮らせるという声が多く聞かれます。アフターサービスの充実度にも定評があり、大手ならではの手厚いサポートが期待できることも、施主にとっての大きなメリットとなっています。
また、ブランド力の高さも評価されており、住宅展示場での対応や提案力の高さに安心感を抱いたという意見もあります。特に、すべての住宅設備をグループ会社の製品で統一することで、エネルギー効率の良い住宅が実現できるだけでなく、メンテナンスや長期的なフォロー体制も整っているため、将来的な負担を抑えられることも魅力として挙げられています。
経営は好調
パナソニックホームズは、「大手企業だから安心」と高評価の口コミを得ていますが、実際はどうなのでしょうか?パナソニックホームズの直近の業績を確認してみましょう。

画像引用元:新・中期計画&60周年商品発表会「事業戦略について」(パナソニックホームズ)
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、日本経済は深刻な打撃を受けました。住宅業界でも買い控えが起こり、その影響はパナソニックホームズの2020年の売上、利益の低下にも見て取れます。
一時的に業績の悪化があったものの、2021年以降は着実に増収増益し、2022年の業績は、売上高3761億円利益125億円で着地しています。また、2024年7月には、「2025年に売上高4207億円、営業利益率5.1%を目指す」という新・中期事業戦略を発表しました。
これらから、2024年時点では、会社の安定性は問題ないといえるでしょう。今後も更なる成長が期待できそうです。
パナソニックホームズの評判:営業担当者

満足のいく注文住宅を建てるには、営業マン選びは非常に重要です。では、パナソニックホームズの営業担当者に関してどのような口コミがあるのか紹介します。
パナソニックホームズの営業担当者に関する口コミは、人柄や提案力を評価する声が多いです。それに対して、竣工後に担当者が変更になったことや施工業者の対応、施工に関する不満の声もあります。
良い評判1:提案力が高い
パナソニックホームズの営業担当者は提案力の高さが際立っており、施主の要望に応じた的確なアドバイスを提供してくれると評判です。
大手ハウスメーカーならではの豊富な知識と経験を活かし、間取りや設備の選定において、理想の住まいを実現するための具体的な提案を行います。さらに、担当者の対応もしっかりしており、安心して家づくりを進められる点が高く評価されています。
良い評判2:誠実な人柄
パナソニックホームズの営業担当者は誠実な対応が評価されており、施主の希望に寄り添った家づくりをサポートしてくれると評判です。
打ち合わせの際には、施主の悩みや要望を丁寧に聞き取り、最適な提案をしてくれるため、安心して家づくりを進めることができます。また、施工やアフターサポートにおいても対応がしっかりしており、万が一のトラブルにも迅速かつ真摯に向き合ってくれる点が信頼を集めています。電話対応のスタッフや施工業者まで含め、一貫して対応が丁寧なため、最後まで安心して任せられると感じる施主も多いようです。
こうした細やかなコミュニケーションが、パナソニックホームズの営業担当者の大きな強みとなっています。
良くない評判1:担当者が途中交代した
パナソニックホームズのアフターサービスに関しては、担当者が途中で交代するケースがあり、不安を感じる施主もいるようです。
家の建築後に担当者が変更となり、それまで相談していた人と連絡が取れなくなったことで、スムーズなやり取りが難しくなったという声もあります。特に、引き渡し後のサポートにおいて、一貫して同じ担当者が対応してくれる方が安心できると考える施主にとっては、途中での交代がデメリットに感じられることもあるようです。
パナソニックホームズに限らず、長期的なサポートを重視する場合は、担当の引き継ぎ体制について事前に確認しておくとよいでしょう。
良くない評判2:施工業者の対応に不満がある
パナソニックホームズの施工品質に関しては、メーカー自体の信頼性は高いものの、請負業者の対応に不満を感じるケースもあるようです。
現場管理が行き届いていないと感じる施主もおり、工事中に資材のくずや土が周囲に散らばっていたり、作業員のマナーが気になることがあったりしたという声もあります。特に、施工現場に吸い殻や飲み終えた空き缶が放置されていたという指摘もあり、近隣住民との関係を考えると、もう少し徹底した指導が必要だと感じる施主もいるようです。
メーカーとしての品質管理はしっかりしているものの、現場レベルでの意識向上が求められる場面もあるため、施工業者の管理体制について確認しておくことが大切です。
営業担当の評判が良い理由
パナソニックホームズには、「事業の根幹は人であり、企業の財産も人である」という企業思想があります。この思想を指針としており、社員向けのスキルアップ研修や資格支援制度などが充実しています。
具体的には、「階層別研修」「職能別研修」「役割別研修」「自己啓発支援」などキャリア開発の研修制度や年2回の上司面談、年に1度の自己評価報告と上司からのフィードバックを行う実績レビュー制度などがあります。手厚い研修やサポート制度があるのは、大手企業ならではです。
このように、人材育成に力を入れている点が営業担当者の高評価につながっていると考えられます。
注文住宅を建てる場合、建設中はもちろん、住宅完成後も施主と営業担当のお付き合いは続くため、営業マン選びは重要です。
まとめ
パナソニックホームズの注文住宅に関する評判に関して、「坪単価」「耐震性」「設計・デザイン」「アフターサポート」「会社の安定性」「営業担当者」の6つに分けて解説しました。良い評判、良くない評判をまとめると次のとおりです。
良い評判
- 地震に強い
- 「キラテック」できれいな外観を保てる
- 保証やアフターサービスが充実している
- 営業担当者が誠実で提案力が高い
良くない評判
- 建築費用が高い
- デザイン力がいまいち
- 施工業者の対応に不満
- 竣工後に担当者が変更になる場合がある
パナソニックホームズは、耐震性の高さや「キラテック」「エアロハス」などの機能性が高い反面、他のハウスメーカーと比較して建築費用が高く、デザインは不得意な傾向にあります。
注文住宅を建てることをお考えで、どのハウスメーカーにしたら良いのかわからずお悩みの方は、住宅系YouTuber「まかろにお」のYouTubeチャンネル「まかろにお【大手ハウスメーカー攻略法】」をぜひチェックして参考にしてみてください。パナソニックホームズを含む大手ハウスメーカーの特長や、家づくりのノウハウをわかりやすく解説しています。
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