注文住宅を建てる時や住む時に心配なのが、夏休み中などの留守があると思います。
家を長期間空けるとなると、防犯対策や泥棒被害について考えなければなりません。
そこで今回は、過去の経験と今の世の中の状況を踏まえて、後悔しない一戸建てのおすすめ防犯対策についてお話をしていきます。
泥棒の件数と予想される状況
データを見ながらお話をしていきます。
これは、ALSOKさんが作っているデータです。

住宅と住宅以外の泥棒の件数を表しているものですが、住宅に関しては微増しています。
ここ最近で泥棒の件数がものすごく増えているかと言われれば、そんなことはありません。
世の中的には微増傾向だということです。
あとはどこからの侵入割合が多いのかと言うと、圧倒的に窓です。
ほぼ窓と言っても過言ではありません。
ここから考えるべきことは、世の中泥棒の件数が増えているので、窓際の対策をどうしたらいいのかということです。
今後、窃盗や泥棒の被害数が増えるのか増えないのかというところも合わせて考えると、個人的には増えていく傾向にあるのではないかと思います。
どういうことかというと、今外国人がすごく増えています。
日本の外国人の受け入れ体制が緩く、日本に住んでいる中国人が現在90万人を超えているという話もあります。
実際東京界隈を歩いていると「ほとんど外国人なんじゃない?」と思ってしまいます。
埼玉県のクルド人問題もありますし、外国人住民の割合が増えているのは事実としてあり、その結果風紀が乱れているというのは、みなさん感じているところではないかと思います。
東京の駅で、外国人がホームに座っている、寝転んでいるというのもよく見ます。
海外ですと、エスカレーターにはみんなバラバラに乗りますが、日本ですと、きちんと1列に並びます。
東日本は左側、西日本は右側に寄って、自然と隊列を組むという感じでエスカレーターに乗ります。
しかし外国人がいることによって、みんなバラバラになってしまいます。
そういうこともあり、少なからず外国人が増えることによって、治安や今まで保っていた風紀が乱れることはあるのではないかと思います。
今後の政治的な政策がどうなるのかにもよると思いますが、同じようにこのままずっと外国人が増え続けることを考えると、もしかしたら治安が悪くなって泥棒の件数が増えるというようなことがあるのではないかと思っています。
実際に工務店の方からよく聞く話なのですが、外国人によって工事現場の荷物が盗まれるということが起こっているそうです。
工事現場は防犯カメラがあるので、どんな人が現場に侵入したのかがわかるわけです。
通常、床材や照明器具などを設置するために、前日に荷物を現場に置いておきます。
そうすると、夜な夜な侵入されて全部盗まれてしまうということです。
おそらく外国人は、どういう部材が搬入されているのかを見ていて、その上でお金になりそうなものを見つけて盗んでいるのだと思います。
ハウスメーカーも工務店も、そういったところで損金が出てしまうので、何かあった時のリスクヘッジ費用として、きちんとお金を抱えておかなければなりません。
そういったことが現実問題起きているので、今後、住宅の泥棒の件数がもっと増える可能性は大いにあります。
結構シビアな状況だと思います。
一戸建てのおすすめ防犯対策1:防犯ガラスを入れる
まずはシンプルな話ですが、防犯ガラスを設置するということです。
CPマークというビックリマンシールのような大きさで、アルファベットで「CP」と書いてあるガラスを入れると防犯性能が上がります。

基本的には、窓は防犯ガラスを入れるというのがセオリーになります。
それさえ入れれば、ハンマーで5分間叩いたとしても割れづらいので、そこまで窓を叩いて割れなかったらさすがに泥棒も退散するのではないかということで、防犯ガラスを設置することが多いです。
一戸建てのおすすめ防犯対策2:雨戸を入れる
次に雨戸です。

最近付ける人がいなくなってきていますが、とはいえ雨戸が閉まっていることによって人の侵入は防げます。
ですので、雨戸を閉めるというのも、1つのパターンとしてあるかと思います。
一戸建てのおすすめ防犯対策3:砂利を敷き詰める
砂利も有効です。

「砂利玉」と言ったりもしますが、人が足を踏み入れた時にザクザク鳴る石です。
それを敷き詰めることによって人が今庭にいるというのが音でわかるので、それを入れるというパターンです。
一戸建てのおすすめ防犯対策4:防犯カメラを設置する
防犯カメラの設置です。

これは本物でもダミーでもいいですが、カメラが付いているとちょっとした抑止力にはなります。
ですので、防犯を気にする人は、防犯カメラを本物でもダミーでもどちらでもいいので入れましょう。
一戸建てのおすすめ防犯対策5:玄関扉に明かり取りの窓を付けない
玄関扉に明かり取りの窓を付けないのも防犯対策です。

玄関扉の隣に細長いガラス窓があり、そこから光を取るという玄関窓があります。
薄暗い玄関にはそういう明かり取りの窓が付いていることによって明るさを担保できるので、入れるというのは1つありはありですが、そこを壊してしまえば手を引っかけられます。
いくら鍵が閉まっていたとしても、明かり取りのガラスを割って引っかけて玄関ドアを開けることができてしまうわけです。
ですので、明かり取りの窓は、防犯上あまりよくないと言われています。
もし仮に明かり取りの窓が付いた玄関を入れるのであれば、サムターンが外れるような玄関扉を入れるというのも1つの方法です。

長期でどこかへ行く場合は、サムターンを外して鍵を閉めて出ていくと、仮に明かり取りの窓があったとしても、手を引っかけて鍵を回せなくなります。
ですので、サムターンが外せるような玄関ドアを入れるのは、1つありだと思います。
一戸建てのおすすめ防犯対策6:なるべく窓を付けない
シンプルな話で、窓からの侵入が多いので、なるべく窓を付けないというのもあります。
高気密・高断熱住宅は、南面に大きな窓を取って、東西北の窓はなるべく付けないというのがそもそもの考え方です。
そことの兼ね合いを考えても、なるべく窓は付けず、付けるとしても細長い高窓にして泥棒の侵入を防ぐというのはいいと思います。
一戸建てのおすすめ防犯対策7:電子鍵にする
電子錠は鍵穴がありません。

そういう意味で電子錠を入れましょうと積極的に言われています。
そこまで徹底的にやっていれば大体の防犯対策になりますし、どのハウスメーカーも普通にやっていることです。
一戸建てのおすすめ防犯対策8:外観を目立たせない
外観を目立たせないのも重要です。
「自分はお金を持ってますよ」という感じを出すのがNGです。
特に一戸建てにおいて、例えば大手ハウスメーカーになると、積水ハウスだったら「ベルバーン」、

住友林業だったら「シーサンドコート」、

ヘーベルハウスだったら「ヘーベル板」、

大和ハウスだったら「ベルサイクス」、

パナソニックホームズだったら「キラテック」、

要は自社オリジナルの外壁を持っています。
それは、ハウスメーカー側からするとブランドアピールというか広告宣伝になります。
「この外壁はうちのオリジナル外壁です。かっこいいでしょ。かっこよかったらうちで建ててね」という無料の広告宣伝のようなものです。
昔は「これってどこの外壁なんだろう?」とネットで調べることもなかったのでわからなかったですし、ご近所さんに「外壁かっこいいですよね。どこで建てたんですか?」「〇〇ハウスなんです」「〇〇ホームなんです」と言われて「あ、そうなんですか!じゃあうちも建てたいです」といった話から住宅展示場に来場して、自分が気に入った外壁のハウスメーカーで家を建てるというムーブがあったわけですが、昨今はGoogleレンズもあります。

ネットで調べれば各ハウスメーカーの特徴もわかります。
あそこは「〇〇ハウスで建てたんだ。お金持ってる」「バナソニックホームズ、坪単価155万円。それだけ払える人が建てるということはお金持ちじゃん」となると思います。
ですので、なるべくどこのハウスメーカーで建てたかわからないような目立たない外観にするのが1番の防犯対策になると思います。
目立たずなおかつおすすめの外観は、吹き付けです。

吹き付けが1番地味で目立ちにくいです。
目立たない方が周りからのやっかみも防げます。
これだけ所得格差が広がっているので「有名どころのメーカーで建てました=お金持ってます」というような感じになってしまいます。
マウントを取って承認欲求を満たされて気分がいいという人もいるとは思いますが、敵を増やしているだけで、あまりよくはありません。
特に防犯面においては、外国人も増えていますし、周りからやっかみだなんだとなる状況を自らつくるというのはどうかと思うので、1番地味でなおかつおしゃれに見えるというのは、吹き付けかなとは思います。
ただ、どうしてもきらびやかな豪邸を建てたい、周りにどこのハウスメーカーで建てたとわかってもいいから自分の好きなように家を建てたいという人もいると思いますが、その場合は、シンプルにALSOKやセコムを入れるというのが回答です。
ただ、ALSOKやセコムは入れられる制限があります。

実は待機所というのがあり、そこから近いか遠いかで入れられる警備会社が変わります。
そのため、ALSOKを入れたいと思っても、ALSOKの待機所が近くになかったら入れられません。
その場合はセコムになります。
両方なかったら範囲外なので入れられませんという可能性もあります。
ですので、ALSOKやセコムで対応するのもいいですが、そもそも待機所が近いか遠いかによって、警備会社を入れられるか入れられないかが決まってくるというのは注意ポイントとして覚えておいていただければと思います。
家を建てる前にどこの警備会社の待機所が近いかを事前に調べておくといいかもしれません。
一戸建てのおすすめ防犯対策8つのまとめ
今回は、一戸建てのおすすめ防犯対策についてお話させていただきました。
日本の状況も年々変わっているので、年ごとに対策をしっかりしていただければと思います。
最後に告知です。
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